JPH026615A - 炭化珪素繊維及びその製造法 - Google Patents

炭化珪素繊維及びその製造法

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JPH026615A
JPH026615A JP1109247A JP10924789A JPH026615A JP H026615 A JPH026615 A JP H026615A JP 1109247 A JP1109247 A JP 1109247A JP 10924789 A JP10924789 A JP 10924789A JP H026615 A JPH026615 A JP H026615A
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fibers
fiber
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particles
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JP1109247A
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John D Bolt
ジヨン・デビス・ボルト
Steven M Dinh
スチーブン・ミン・デイン
Lee A Silverman
リー・アーノルド・シルバーマン
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EI Du Pont de Nemours and Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高純度及び高密度の炭化珪素繊維の製造方法並
びに繊維それ自体に関する。
要するに本発明によれば、炭化珪素の密で高純度の繊維
は、炭化珪素粒子を重合体炭化珪素前駆体に混入し、こ
れを紡糸し且つ焼結することによって製造される。
炭化珪素は高温の用途に対して優秀な性質を有するもの
と認められている。炭化珪素製品は米国特許第4,14
4,207号、第4,663,107号、第4,963
.988号及び第4,702,869号に教示されてい
るように炭化珪素の粉末を焼結することによって製造さ
れる。しかしながら、所望の成形物の、粒子からの製造
は困難であり、炭化珪素粒子の使用はそれ自体炭化珪素
繊維の製造に至っていない。
セイファース(S eyferth)及びワイズマン(
Wiseman) ;アムeセラム・ツク(A m、 
Ceram。
Soc、)、1984年7月、C132,133頁は、
炭化珪素粒子及びポリシロキサンを一緒にし、そして混
合物を窒素雰囲気中で焼結して成形セラミック対象物を
製造することを報告している。ここに用いた条件下では
、重合体は実質的な量の窒化珪素を生成する。この重合
体からの繊維は報告されているが、重合体と炭化珪素粒
子の組合せからのものでない。英国特許第2,024,
789号は、成形物を成形し、不活性な雰囲気中で焼結
して炭化珪素の成形物を製造するための特別なシランを
記述する。これは重合体から引いたままの未処理繊維に
ついて言及し、粉末の炭化珪素の充填剤としての使用も
述へている。しかしながら粉末/重合体混合物から繊維
を製造することについての記述はない。
炭化珪素繊維は珪素含有の有機重合体を繊維に引き、そ
のような繊維を熱分解して炭化珪素繊維を製造すること
によって作られる。これは米国特許第4,126,65
2号、ヨーロッパ特許第0゜200.326号、及び米
国特許第4,052,430号に教示されている。いく
らか同様の方法において、珪素金属をピッチ又はポリア
クリロニトリル繊維中に混入し、熱分解して炭化珪素繊
維を製造することかできる。参照、英国特許第1,51
4.717号、英国特許願第2,066.800号、及
び米国特許第4,126,652号を参照。
しかしなから、これらの重合体のいずれもが、繊維に紡
糸した時、重合体を架橋するために最初に部分的に酸化
することなしに焼結しうるほど十分安定でない。これは
最終の炭化珪素繊維中に、除去するのか困難な不純物を
混入する。これは高純度値を達成する妨げとなり、これ
か順次理論値に近い密度の達成を妨害し且つ最適な最終
の炭化珪素繊維の性質を達成する妨害となる。
米国特許第4,604,367号は、ホウ素含有ポリカ
ルボンランを紡糸し且つ重合体を架橋するために照射し
て酸素を除去することを報告している。そのような繊維
の強度は前述した例のものよりも高温において良好であ
り、そのX線図は完全にβ炭化珪素の非常に小さい粒子
径を示す。この照射には1時間を要する。
炭化珪素繊維は、炭素繊維のような基材上への炭化珪素
の化学的蒸着によっても製造される。化学的蒸着は高純
度、高密度の炭化珪素を与えうるが、この方法は全体が
炭化珪素である繊維を製造することが不可能であり困難
且つ費用がかかる。
化学蒸着法は米国特許第4,068,037号及び第4
,702,960号に教示されている。
本発明は、製造工程において基材の使用を必要としない
高密度で高純度の炭化珪素繊維を製造する方法を提供す
る。
多結晶炭化珪素繊維は便宜上炭化珪素粒子を添加した重
合体炭化珪素前駆体の重合体を紡糸することによって製
造される。結晶性炭化珪素は、これを十分な量で添加し
た場合、驚くほどスランプ(slump)に耐える未処
理の(焼いてない)繊維を与え、従ってそれは予しめの
酸化工程なしに焼結することができる。勿論繊維は焼結
中に収縮するが、それは結晶性炭化珪素を含有しない支
持されてない未処理物体はと大きくは変形しないであろ
う。添加しうる結晶性炭化珪素の量は粒子の形及び大き
さの分布に依存するであろう。密充填された粒子間の容
積を充填するのに十分な重合体を付与することにより、
焼結された繊維の密度を最大にすることは好適である。
粒子が大ざっばに球形であり且つ普通の粒径分布を有す
るならば、粒子と前駆物質の容量比は重合体が丁度炭化
珪素の粒子間の空隙を充填するように約2である。重合
体は初期加熱の間に溶融するので、毛管力により粒子間
の孔の中に引きこまれる。結果として未処理の繊維は重
合体か溶融した時にスランプしない。
そのような容積比を計算する場合、粒子の容量は粒子の
物体を炭化珪素の理論的な密度で割ることによって計算
される。重合体の容量は直接観測され又は重さを重合体
の密度で割って得る。固体と重合体の比を高くする場合
には、炭化珪素粒子を重合体中に容易に分散させる試剤
を用いること、また粒子が重合体又は分散媒体によって
均一に濡れることを保証することが有用である。好適な
炭化珪素粒子は等軸のα相粉末である。
本発明では、いずれの重合体炭化珪素前駆体が使用でき
る。これらはポリカーポジラン、ポリシラザン、ポリシ
ラン、有機シルセスキオキサン含有ゾル−ゲル、及び有
機ポリシロキサンを含む。
ポリカルボシランは本発明の実施において好適である。
本発明によって作られる繊維は実質的に炭化珪素からな
る。繊維中の炭化珪素の濃度は少くとも95%であり、
その残りは下に述べるように残存炭素と焼結助剤である
。これらは基材又は芯の繊維の存在を必要としない。ま
たそれらは理論密度の322に対して3を越える、好ま
しくは3.1を越える密度を有する。更に繊維は10〜
200μmの直径を有する。更に好適な繊維は20〜5
0μmの直径を有する。本発明の繊維の微構造は寸法0
.5〜10μmの炭化珪素が密充填されたものである。
繊維中に炭化珪素の最大密度を得るためには、焼結助剤
の使用が好適である。焼結助剤は重合体中に混入するこ
とかでき、或いは炭化珪素粒子と混合して生の(G r
een)繊維中に均一に分布させてもよい。焼結助剤は
焼結された繊維中の炭化珪素の重量に基づいて0.2〜
5重量%の量で用いることかできる。
本発明において重合体炭化珪素前駆体として役立つ珪素
含有重合体は技術的に良く知られている。
ヨーロッパ特許第200326号はこれらの重合体を開
示し、その製造法に関して参照している。
この開示は以下に示される。
本発明で用いるのに適当なポリカーポジランの例は、ヤ
ジマらの米国特許第4.052.430号(1977年
10月4日付け)、第4,100,430号(1978
年7月11日付け)、第4,159.259号(197
9年6月26日付け)、第4,220,600号(19
80年9月2日付け)、第4.283,376号(19
81年8月11日付け)、第4,336,215号(1
982年6月22日付け)、第4,432,712号(
1982年8月3日付け)、第4,347,347号(
1982年8月31日付け)、第4,358,576号
(1982年11月9日)、第4,359,559号(
1982年11月16日付け)、第4,399,232
号(1983年8月16日付け)及び第4,455.4
14号(1984年6月19日付け)に記述されている
如きポリカーポジランを含む。本発明に用いるのに適当
な他のポリカーポジランはイワイらの米国特許第4.3
77.677号(1983年3月22日付け)の方法で
製造されるポリカーボンラン、シリング(schill
ing) 、J r、らの米国特許第4,414,40
3号(1983年l)月8日付け)に記述されている如
き分岐ポリ力−ポジラン、及び英国特許に記述されてい
るポリカーポジランを含む。ブジャルスキ(B uja
lski)の米国特許願第678,122号(1984
年12月4日付け)に記述されているポリカーポジラン
も本発明で使用しうる。更に他のポリカーポジランも本
発明に用いるのに適当である。
本発明に用いるのに適当なポリシラザンの例は、ボウル
(G aul)の米国特許第4,312,970号(1
982年1月26日付け)、第4,340゜619号(
1982年7月20日付け)、第4゜395.460号
(1983年7月26日付け)、及び第4,404,1
53号(1983年9月13日付け)に記述されている
如きポリシラザンを含む。適当なポリシラザンは、ハル
スカ(Haluska)の米国特許第4,482,68
9号(1984年11月13日付け)及びセイファース
(S ayferth)らの米国特許第4,397,8
28号(1983年8月9日付け)に記述されているも
のを含む。本発明に用いるのに適当な他のポリシラザン
はキャナディー(Cannady)の米国特許願第55
5.755号(1983年11月28日付け)(現米国
特許第4,540.8(13号)、第627.260号
(1984年7月2日付け)(現米国特許第4゜535
.007号)及び第689,258号(1985年1月
7日付け)(現米国特許第4,543゜344号)に、
ブジャルスキの米国特許第653゜003号(1984
年9月21日)(現米国第4647.855号)に、及
びバーニー(B aney)らの米国特許願第652,
938号(1984年9月21日付け)及び第653,
939号(1984年9月21日付け)に記述されてい
る。更に他のポリシラザンも本発明に用いるのに適当で
ある。
本発明において使用するのに適当なポリシランの例は、
バーニー  (B arney)らの米国特許第4゜2
98.558号(1981年11月3日付け)、第4,
298,559号(1981年11月3日付け)、第4
,310,651号(1982年1月12日付け)、第
4.314,956号(1982年2月9日)、及び再
第31.447号(1983年11月22日付け)に記
述されている如きポリシランを含む。他の適当なポリシ
ランはバー二(B aney)の米国特許第4,310
,481号(1982年1月12日付け)及び第4,3
10,482号(1982年1月12日付け)に、及び
ノ\ルスカの米国特許願第674,329号(1984
年9月4日付け)(現第4,546,163号)に記述
されている。しかし他のポリシランも本発明の実施に有
用である。
本発明に有用である適当な有機シルセスキオキサン含有
ゾル−ゲルの例は、ジャニュアリー(January)
の米国特許第4,472,510号(1984年9月1
8日)に記述されている如き有機シルセスキオキサン含
有ゾル−ゲルを含む。更に他の有機シルセスオキサン含
有ゾル−ゲルも本発明に有用である。
本発明に有用である適当なポリ含有シロキサンの例はヤ
ジマの米国特許第4,152,509号(1979年5
月1日付け)に記述されている如きホウ素含有のポリ有
機シロキサンを含む。更に他のポリ有機シロキサンも本
発明において有用である。
いくつかのポリカーボネートは市販されている。
−例は[ニカロン(N 1calon) Jポリカーポ
ジランX9−6348である。゛これはジクロルメチル
シランにナトリウムを作用させることに由来し、日本炭
素製で、ダウ・コーニング(Dow  Corning
)が販売している。
炭化珪素粒子はα及びβ形の両方で市販されている。α
形は好適である。0.8μmの平均粒子径を有し、6μ
m以上の粒子を含まない粒子は市販されていて、本発明
に適当である。一般に粒径が小さければ小さいほど、容
易に焼結が達成される。
炭化珪素粒子に対する分散剤も市販されている。
適当な分散助剤はシェブロン(Chevron)のオロ
ナイト(Q r□n1te)添加剤部門からの精製され
たオロア(OLOA)l 200である。これはサクシ
ンイミド環の1端にポリイソブチレン鎖が結合し且つ環
の他端に2官能性アミン基が結合したものとして文献に
記述されている。オロアはヘキサンに溶解し、次いでこ
の溶液をアセトンと混合することによって除去される軽
硬物油中で存在する。
活性化合物は沈澱し、そして過剰な溶媒は開放容器中で
蒸発せしめられる。分散助剤は有機及び無機表面活性剤
、魚油、高級有機酸(例えばオレイン酸及びステアリン
酸)及び塩基そしてその塩、無機酸及び塩基そしてその
塩を含んでいてもよい。
焼結助剤は市販品である。一般にホウ素及びアルミニウ
ム含有の無機及び有機分子を含む重合体は米国特許第4
,663,105号に記述されている如く焼結助剤とし
て役立つ。粒状物質として或いはプレセラミック(pr
eceramic)重合体の熱分解の生成物として添加
される炭素も焼結助剤として役立ちうる。好適な焼結助
剤は酸化カルシウム及びアルミニウム、ベリリュウム及
びホウ素の酸化物、窒化物及び灰化物を含む。炭化ホウ
素及び窒化アルミニウムは焼結助剤としてより好適であ
る。
必要な成分を一緒に混合し且つ混合物を押出して繊維を
製造することは可能である。成分の均な分布及び粒子の
充填欠陥の排除を保証するために、或いは繊維の紡糸を
容易にするために、重合体を溶媒に溶解すること、並び
に同一の分散媒体中の分散助剤、焼結助剤及び炭化珪素
粒子の良く分散したスラリーを製造することはより簡便
である。次いで溶解した重合体及び炭化珪素スラリを、
混合物が塊りや凝集物のなくなるまで超音波による如く
して混合且つ撹拌する。所望の未処理の繊維を紡糸する
前には溶媒のいくらかを蒸発によって除去する必要のあ
ることがある。溶媒の選択は重合体の溶解性、炭化珪素
の濡れ挙動及び所望の揮発性に依存するであろうが、キ
シレン、塩化メチレン、ヘキサン又はこれらの溶媒の混
合物のような溶媒が効果的に使用される。湿式及び乾式
紡糸技術の両方が使用しうる。
繊維は重合体/炭化珪素分散液を紡糸口金中に強制的に
通過させることによって紡糸される。繊維は延伸によっ
て細くしてもよい。残存の溶媒を蒸発させ、繊維を乾燥
し、次いで焼結する。未処理の繊維は、不活性な又は還
元の雰囲気中において約1800〜2200°Cの温度
まで加熱することによって焼結される。この温度が高け
れば高いぼと、加熱時間か短くなる。この加熱過程はゆ
っくり行なわれるが、これは必すしも必要でない。
固体粒子の前駆体の添加は温度が焼結温度まで上昇する
につれて繊維をスランプに十分に耐えるようにし且つ中
間の架橋酸化を必ずしも必要としないから、温度は室温
から焼結温度まで直接上昇させることができ。不活性な
又は還元の雰囲気の使用は、不純物としての酸素の、繊
維中への導入を排除する。繊維に対して、2000°C
で60分間の焼結が十分であった。フィルムは上述した
重合体/粉末分散液からキャストし、そして不活性な雰
囲気中て焼結することにより純粋で密な炭化珪素フィル
ムにすることができる。
実施例1 第1表、炭化珪素紡糸混合物の配合 成分   量  注 オロア1200(γ)    2g   キシレン15
m<1に溶解SiC粉末      40g   上に
添加B、C粉末      0.4g  上に添加分散
助剤(オロア1200)を溶媒(キシレン)に溶解した
。セラミック粉末(市販のα−炭化珪素及び炭化ホウ素
)を添加し、得られた溶液を流動するまで撹拌した。他
の容器中において、ポリカーポジランをキシレンに溶解
した。次いでこの溶液を粉末スラリーに添加し、撹拌し
た。
ドープ(dope)の均一性を保証するために、混合工
程では紡糸に必要される以上の溶媒を使用した。成功裏
に紡糸するために、この溶液を除去してドープの粘度を
上昇させた。過剰な溶媒はホットプレート上において開
放容器中で撹拌することによって蒸発させた。混合物が
より粘稠になるにつれて、撹拌棒を除去し、手で撹拌を
続けた。ドーグが60°Cで全く粘稠になり且つデイラ
タンシーを示すまで溶媒を除去した。混合物に最終的に
蓋をし、室温まで冷却させた。冷却後に、皮色の混合物
を汲みとり、2ピストン式紡糸槽中に入れた。槽の2つ
半分ずつの間にポンプで送りながら、70°Cて4時間
内に混合を完結した。
混合物を2ピストン槽から加圧紡糸装置へ7000で押
出した。繊維を70°C下に13ミルの紡糸口金を通し
て紡糸し、6インチのボビンに巻きとった。70m/分
以上の巻き上げ速度を用い、この繊維を19の係数だけ
細くした。蒸発後適当量の溶媒が残るから、延伸工程中
に繊維の表面を乾燥させ、それがロールにくっつかない
ようにした。
繊維の内側はこの時点で依然湿っており、繊維は折れる
ことなしに曲げられた。延伸した繊維をロールから切断
し、短い長さで垂直に吊して乾燥させIこ。
焼結はセントール(Centorr)グラファイト製管
炉中で行なった。加熱サイクルは(加熱要素に衝撃を与
えないように)1600℃までゆっくり加熱し、次いで
20°C/分でアルゴン下に2000°Cまで加熱する
ものであった。繊維をこの温度に1時間保った。
実施例2 第2表、炭化珪素紡糸混合物配合物 成分   量  注 オロア1200(γ)    1.8g  キシレンl
 5mf2に溶解SiC粉末      60g   
上に添加B、C粉末      0.8g  上に添加
分散助剤(オロアl 200)を溶媒(キシレン)に溶
解した。セラミック粉末(市販のα−炭化珪素及び炭化
ホウ素)を添加し、得られた溶液を流体になるまで撹拌
した。次いでスラリーを超音波処理して凝集物を破壊し
た。他の容器中においてポリカーポジランをキシレンに
溶解した。次いでこの溶液を粉末のスラリーに添加し、
撹拌した。
この後分散液を再び超音波処理して、成分を完全に混合
した。
分散液を上述の如く2ピストン槽中に入れ、混合した。
次いで直径5ミルの開口をもつアルミナ・セラミック紡
糸口金を通して直接紡糸し、3インチのボビンに巻きと
った。紡糸した状態の繊維は直径が平均40〜60ミク
ロンであった。繊維をロールから切断し、乾燥し、次い
で前実施例と同様の方法で1900°C下に焼成した。
3.19程度の高い密度が得られた。0.25インチゲ
ージ長の15本の切断の平均強度は95kpsiであり
、最大は152kpsiであった。平均のヤング率はl
Qmpsiであり、最大は15mpsiであった。同一
の未処理の繊維を実施例1における如<2000°Cま
で焼いた。16本の切断の平均強度は1olkpsiで
あり、最大は192kpsiであった。平均ヤング率は
12mpsiであり、最大は22+npsiであった。
実施例3 第3表、炭化珪素紡糸混合物配合物 成分 量       注 オロア1200(γ)    1.8g  キシレン1
5m12に溶解SiC粉末      80g   上
に添加AeN粉末      0.8g  上に添加分
散助剤(オロア1200)を溶媒(キシレン)に溶解し
た。セラミック粉末(市販のα−炭化珪素及び炭化ホウ
素)を添加し、得られた溶液を流体になるまで撹拌した
。次いでスラリーを超音波処理して凝集物を破壊した。
他の容器中においてポリカーポジランをキシレンに溶解
した。次いでこの溶液を粉末のスラリーに添加し、撹拌
した。
この後分散液を再び超音波処理して、成分を完全に混合
した。
分散液を上述の如く2ピストン槽中に入れ、混合した。
次いで直径5ミルの紡糸口金を通して直接紡糸し、3イ
ンチのボビンに巻きとった。紡糸した状態の繊維の直径
は28ミクロンと細かった。
本発明の特徴と態様は以下の通りである=1、重合体炭
化珪素前駆物質を炭化珪素粒子と混合し、この混合物を
紡糸して生の繊維を生成し、そしてこの繊維を加熱する
ことを特徴とする炭化珪素繊維の製造方法。
2、重合体炭化珪素前駆体をポリカーポジラン、ポリシ
ラザン、ポリシラン、有機シルセスキオキサン含有のゾ
ル−ゲル及び有機ポリシロキサンからなる群から選択す
る上記1の方法。
3、重合体炭化珪素前駆体がポリカーポジランであり、
炭化珪素粒子が等軸のσ−相粗粉末ある上記1の方法。
4、炭化珪素粒子と重合体炭化珪素前駆体の容量比が、
未処理の繊維がスランプなしに加熱できるように、また
加熱後に繊維の密度が最大となるように選択される上記
L 2又は3の方法。
5、炭化珪素粒子と重合体炭化珪素前駆体の容量比が約
2である上記12又は3の方法。
6、重合体炭化珪素前駆体を溶媒に溶解し、加熱する繊
維が直径10〜200μmであり、そして炭化珪素粒子
と重合体炭化珪素前駆体との容量比が、繊維がスランプ
なしに加熱できるように選択される、また繊維が不活性
又は還元性の雰囲気中で焼結温度まで加熱される上記l
、2又は3の方法。
7、繊維が直径20〜50μmであり、そして炭化珪素
粒子と重合体炭化珪素前駆体の容量比が約2である上記
1,2又は3の方法。
8、炭化珪素−重合体炭化珪素前駆体混合物が炭化珪素
を前駆体中に分散させるための試剤を含有する上記12
又は3の方法。
9、炭化珪素−重合体炭化珪素前駆体混合物が炭化珪素
分散剤を含有し、また炭化珪素粒子と重合体炭化珪素前
駆体の容量比が、未処理の繊維がスランプなしに加熱で
きるように且つ繊維の密度が加熱後に最大となるように
選択される上記1.2又は3の方法。
10、炭化珪素−重合体炭化珪素前駆体混合物が炭化珪
素分散剤を含有し、そして炭化珪素粒子と重合体炭化珪
素前駆体の容量比が約2である上記1.2又は3の方法
11、重合体炭化珪素前駆体をある溶媒に溶解し、炭化
珪素−重合体炭化珪素前駆体の混合物が炭化珪素の分散
剤を含有し、繊維が直径10〜200μmであり、炭化
珪素粒子と重合体炭化珪素前駆体の容量比が、未処理の
繊維が7ランプなしに加熱することかでき且つ繊維の密
度が加熱後に最大となるように選択され、そして繊維を
不活性な又は還元性の雰囲気下に焼結温度まで加熱する
上記l、2又は3の方法。
12゜炭化珪素−重合体炭化珪素前駆体混合物か炭化珪
素の分散剤を含有し、繊維が直径20〜50μmであり
、そして炭化珪素粒子と重合体炭化珪素前駆体の容量比
が凡そ2である上記L 2又は3の方法。
13゜炭化珪素−重合体炭化珪素前駆体の混合物が炭化
珪素の焼結助剤を含有する上記1.2又は3の方法。
14、炭化珪素−重合体炭化珪素前駆体混合物か炭化珪
素焼結剤を含有し、また炭化珪素粒子と重合体炭化珪素
前駆体の容量比か、未処理の繊維がスランプなしに加熱
できるように且つ繊維の密度が加熱後に最大となるよう
に選択される上記1.2又は3の方法。
15、炭化珪素−重合体炭化珪素前駆体混合物が炭化珪
素焼結剤を含有し、そして炭化珪素粒子と重合体炭化珪
素前駆体の容量比が約2である上記L 2又は3の方法
16、重合体炭化珪素前駆体をある溶媒に溶解し、炭化
珪素−重合体炭化珪素前駆体の混合物が炭化珪素焼結剤
を含有し、繊維が直径10〜200μmであり、炭化珪
素粒子と重合体炭化珪素前駆体の容量比が、未処理の繊
維が7ランプなしに加熱することができ且つ繊維の密度
が加熱後に最大となるように選択され、そして繊維を不
活性な又は還元性の雰囲気下に焼結温度まで加熱する上
記1,2又は3の方法。
17、炭化珪素−重合体炭化珪素前駆体混合物が炭化珪
素焼結剤を含有し、繊維が直径20〜50μ■であり、
そして炭化珪素粒子と重合体炭化珪素前駆体の容量比が
凡そ2である上記L 2又は3の方法。
18、重合体炭化珪素前駆体をある溶媒に溶解し、炭化
珪素−重合体炭化珪素前駆体が加熱される繊維中の炭化
珪素の重量に基づいて0.2〜5%の、炭素、酸化カル
シウム並びにアルミニウム、ベリリウム及びホウ素の酸
化物、炭化物及び窒化物からなる群から選択される炭化
珪素焼結助剤を含有し、繊維が直径20〜50μmであ
り、炭化珪素粒子と重合体炭化珪素前駆体の容量比が約
2であり、そして繊維を不活性な又は還元性の雰囲気中
で焼結温度まで加熱する上記L 2又は3の方法。
19、重合体炭化珪素前駆体をある溶媒に溶解し、炭化
珪素−重合体炭化珪素前駆体が加熱される繊維中の炭化
珪素の重量に基づいて0.5〜5%の窒化アルミニウム
及び炭化ホウ素からなる群から選択される炭化珪素焼結
助剤を含有し、繊維か直径20〜50μmであり、炭化
珪素粒子と重合体炭化珪素前駆体の容量比が約2であり
、そして繊維を不活性な又は還元性の雰囲気中で焼結温
度まで加熱する上記L 2又は3の方法。
20、寸法0.5〜10μmの炭化珪素の粒子から実質
的になりそして3以上の密度及び10〜200μmの直
径を有する繊維。
21、繊維が炭化珪素95%以上であり、密度が3.1
以上であり、そして直径が20〜50μmである上記2
0の繊維。
ほか1名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重合体炭化珪素前駆物質を炭化珪素粒子と混合し、
    この混合物を紡糸して生の繊維を生成し、そしてこの繊
    維を加熱することを特徴とする炭化珪素繊維の製造方法
    。 2、寸法0.5〜10μmの炭化珪素の粒子から実質的
    になりそして3以上の密度及び10〜200μmの直径
    を有する繊維。
JP1109247A 1988-05-03 1989-05-01 炭化珪素繊維及びその製造法 Pending JPH026615A (ja)

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