JPH026488Y2 - - Google Patents

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JPH026488Y2
JPH026488Y2 JP9004084U JP9004084U JPH026488Y2 JP H026488 Y2 JPH026488 Y2 JP H026488Y2 JP 9004084 U JP9004084 U JP 9004084U JP 9004084 U JP9004084 U JP 9004084U JP H026488 Y2 JPH026488 Y2 JP H026488Y2
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core
magnetic
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glass
magnetic head
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JP9004084U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、合金コアを用いる磁気ヘツドの構
造改良に関するものである。
従来の技術 磁気記録を行わせる磁気ヘツドは、高透磁率、
抵抗磁力、高飽和磁束密度を有する強磁性体コア
を使用している。この強磁性体コアとしては、従
来よりMn−Zn系フエライトが賞用されてきた
が、最近では、より一層高記録密度化が要望され
るので、センダスト等の合金コアが採用される公
算大である。
考案が解決しようとする問題点 ところが、この合金コアは、次に示す理由によ
つて製造歩留向上が困難であつた。すなわちセン
ダストコアを例に採れば、その構造は、第7図に
示すように、切欠き部1を持つ薄板上のコア半体
2及び3が接合されて、窓部4を形成するととも
に、夫々の対向する上隅部5,6に極めて狭い磁
気ギヤツプ7を設け、窓部4の周りに破線8で示
す閉磁路を形成し、さらに磁気ギヤツプ7を保護
するために、上端部を両面からガラス9,10で
挟み付け補強したものである。そして上記したセ
ンダストコア11は、第8図のようにコア半体
2,3の数十個分に相当するコアブロツク12,
13を接着し、各々のコア11の肉厚に、細線1
4,14,……で示すように等間隔にスライスし
て得られるものである。ところが、センダスト合
金とガラスとは、なじみが良好とはいえず、しか
も熱膨張係数も差があるので、コアブロツク1
2,13を、ろう材等を用いて接着すると、その
時の加熱温度の影響を受けて、センダストのコア
ブロツク12,13とガラス9,9,……,1
0,10,……との接合状態は、不都合にも弱く
なつてしまう。各々のコア11にスライスする際
に、ガラス9,9,……,10,10,……が剥
離したり、最悪の場合には、保護されていなけれ
ばならない磁気ギヤツプ7,7,……へ衝撃を与
えてしまい、破損してしまう問題があつた。しか
し、磁気ギヤツプ7の保護材として、ガラス9,
9,……,10,10,……以外に適切なものは
なく、ガラスを用いることを前提として、問題を
解決しなければならない。つまり、フエライトコ
アの場合には、ガラスとのなじみが良いため第9
図のように上隅部5,6のみを薄肉とし、磁気ギ
ヤツプ7の側方に形成される凹部へ、ガラス1
5,15を詰めて、コア接着と磁気ギヤツプ保護
とを兼ねるガラス溶着法が適用できるのである
が、合金コアの場合は、前記理由によりガラス溶
着が困難であつたからである。
この考案は、上記事情を背景としており、合金
コアを具備する磁気ヘツドの、コア形成時の磁気
ギヤツプ破損を防止することを目的として提案さ
れたものである。
問題点を解決するための手段 この考案は、上述した目的を達成するために、
合金コア半体同士接着して、磁気ギヤツプ及び閉
磁路を具えたコアを形成したものにおいて、コア
の磁気ギヤツプを囲み、記録媒体との対向・摺動
面に、磁気ギヤツプ保護材を充填して埋設するも
のである。つまりこの考案は、上記溝を設けて、
磁気ギヤツプを保護する最低限度の局所位置に、
保護材を埋設するものである。
作 用 この考案は、磁気ギヤツプ保護材充填用溝を設
けたことにより、コアブロツク接着体よりスライ
スしてコアを得る際の保護材剥れや磁気ギヤツプ
破損を招く衝撃を吸収することができる。さら
に、この考案は、保護材充填を行つた溝が、磁気
ギヤツプの摩耗防止をも奏することになる。
実施例 第1図は、この考案の第1実施例を示すセンダ
スト合金製磁気ヘツド用コアの斜視図で、従来の
第7図及び第8図に示したものと同一呼称は同一
記号で示してある。さらに17及び18は、上端
肩部に充填された磁気ギヤツプ保護材としてのガ
ラスで、次のようにして形成される。つまり、こ
の磁気ヘツド用コア19は、従来の第8図に示し
たものと同様に、コア半体多数個分のコアブロツ
ク21,22を接着した接着構体を示す第2図の
ように、その頂頭部にスライス方向に沿つて、ト
ラツク幅間隔だけ残して、挟み付け保護材埋め込
み溝23,23,……を設け、そしてさらに頂頭
部の上端肩部、つまり、挟み付け保護材埋め込み
溝23,23,……と略直交して頂頭部の稜線近
傍に、角切欠き溝24,24を形成しておくもの
である。そして、第3図に示す通りに、この接着
構体25の上記した全ての挟み付け保護材埋め込
み溝23,23,……、角切欠き溝24,24
に、低融点ガラスを充填し、従来通りの保護材
9,10,9,10,……とともに、磁気ギヤツ
プ保護材17,18を埋め込み形成するものであ
る。その後は、従来通り保護材9,10,9,1
0,……の、ほぼ中心線に沿つた細線26,2
6,……にてスライスすれば、第1図に示す磁気
ヘツド用コアが得られる。
以上説明したように、この磁気ヘツド用コア
は、磁気ギヤツプ保護材17,18が、従来は別
個であつた挟み付け保護材9,10とを連通させ
ているので、磁気ギヤツプ7を囲む保護枠を形成
することになり、接着構体25をスラストする際
に、コアとガラスの剥れや磁気ギヤツプへの衝撃
を極力低下させることができる。しかもこの磁気
ヘツド用コアは、その記録媒体摺動面となる頂頭
部において、摺動方向に関して磁気ギヤツプ7の
前後、つまり長手方向につき両側に保護材17,
18が設けられるので、保護材17,18は同時
に、摺動時の耐摩耗ガードの役割も演じることと
なり、合金製コアに顕著な貢献を施す。
尚上記実施例は、磁気ギヤツプ保護材を、コア
上端肩部に形成したが、この考案は、例えば第4
図に示すように、磁気ギヤツプ7に可能なだけ近
接させてもよい。この場合には、予め第5図のよ
うにV字形の切欠き溝27,27,……を形成し
ておき、第6図の通りガラスを充填して、スライ
スすればよい。
考案の効果 この考案によれば、コア形成時の磁気ギヤツプ
の破損や保護部材剥れが防止できるから、コア製
造歩留向上が図れることは勿論、摩耗し易い合金
コアの耐摩耗ガードがコアに埋込まれていること
になるので、磁気ヘツドの付近に、別個に耐摩耗
ガードを設ける必要がなく、磁気ヘツドの取付空
間を縮少できる長所がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す磁気ヘツ
ド用コアの斜視図、第2図及び第3図は、その製
作中のコアブロツク構体の斜視図、第4図は、そ
の他の実施例を示す磁気ヘツド用コアの斜視図、
第5図及び第6図は、その製作中のコアブロツク
構体の斜視図、第7図及び第9図は、従来の異な
る磁気ヘツド用コアの斜視図、第8図は、第7図
に示したコアの製作中のコアブロツク構体の斜視
図である。 2,3……コア半体、7……磁気ギヤツプ、8
……閉磁路、9,10……挟み付け保護材(ガラ
ス)、17,18……磁気ギヤツプ保護材(ガラ
ス)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合金コア半体同士を接着して、磁気ギヤツプ及
    び閉磁路を具えたコアを形成したものにおいて、
    前記コアの磁気ギヤツプを囲み、記録媒体との対
    向・摺動面に、磁気ギヤツプ保護材を埋設したこ
    とを特徴とする磁気ヘツド用コア。
JP9004084U 1984-06-15 1984-06-15 磁気ヘツド用コア Granted JPS616905U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9004084U JPS616905U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 磁気ヘツド用コア

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9004084U JPS616905U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 磁気ヘツド用コア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS616905U JPS616905U (ja) 1986-01-16
JPH026488Y2 true JPH026488Y2 (ja) 1990-02-16

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ID=30644674

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JP9004084U Granted JPS616905U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 磁気ヘツド用コア

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JPS616905U (ja) 1986-01-16

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