JPH0264144A - 水分散型樹脂組成物 - Google Patents

水分散型樹脂組成物

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JPH0264144A
JPH0264144A JP21568588A JP21568588A JPH0264144A JP H0264144 A JPH0264144 A JP H0264144A JP 21568588 A JP21568588 A JP 21568588A JP 21568588 A JP21568588 A JP 21568588A JP H0264144 A JPH0264144 A JP H0264144A
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water
resin composition
mol
emulsion
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JP21568588A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Takenaka
義彰 竹中
Jun Satake
順 佐武
Katsutoshi Sato
勝利 佐藤
Takehiro Suzuki
健弘 鈴木
Kazuhiko Ide
和彦 井出
Shinichi Tamura
信一 田村
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Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は3難燃性、耐溶剤性、耐ブロッキング性、耐熱
性、透明性、耐水性、耐汚染性、耐蝕性などの諸耐性が
優れた皮膜を形成する水分散型樹脂組成物に関するもの
である。
(従来の技術) 最近、環境公害、安全衛生の面から塗料の水性化が進み
、水性エマルジョン塗料が従来の溶剤型塗料にとってか
わりつつある。このような状況下でエマルジョン塗料も
高度な塗膜性能が要求されるようになり、その中でも塗
膜の耐久性の向上が必要欠くべからざるものとなってき
ている。従来から樹脂の水性分散体を得る方法として乳
化重合法が用いられ。
生成する分散液の安定化のために各種の界面活性剤や水
溶性高分子物質が単独又は併用で使用されてきた。しか
しながら界面活性剤系乳化剤を用いた場合には得られた
樹脂は、含有する活性剤の影響により耐性が低下する傾
向に有り、一方メチルセルロースやポリビニルアルコー
ル等の水溶性高分子物質を用いる方法は、一般に安定な
樹脂分散体は得られず。
又、たとえ得られたとしても生成樹脂の耐水性、柔軟性
を損なうという結果を生じ実用に供されない場合が多か
った。
このような点を解決する方法として我々は先に特開昭4
9−4739号公報に記載した発明を提案した。これは
耐水性の点では十分満足するものであった。しかし、エ
マルジョン塗料として最も重要なことはできるだけ硬く
て造膜性の良い皮膜を得ることができるように、耐久性
を著しく向上させることである。そのために従来から種
々の提案がなされている。
その1つとして、Tg値の比較的高いポリマーエマルジ
ョンに造膜助剤を添加する方法がある。この方法ではエ
マルジョンポリマーの安定性、揮発性などを十分考慮す
る必要があり3選択が非常に難しいという欠点がある。
又、多段重合という方法も提案されている。これはコア
ー層にTg値の高いポリマー組成を、シェル層にTg値
の比較的低いポリマー組成をもったエマルジョンである
。この方法は比較的1重合乳化剤量の低い領域において
効率よく性能が発現されるが、塗料用として用いる場合
には塗料の安定性を向上させるために、さらに乳化剤、
水溶性樹脂などを後添加する必要があり、耐水性の点で
著しく劣り、しいては物性の低下をもたらす。さらに、
このような多段重合とは別にTg値の高いポリマーエマ
ルジョンとTg値の低いポリマーエマルジョンとのブレ
ンドも提案されているがエマルジョン同志の相溶性が悪
く塗膜の耐久性において今−歩である。
このように有機ポリマーだけ用いた塗料には限界があり
、そのため無機シリカと有機ポリマーとのブレンドある
いは反応などが提案されている。例えば無機シリカとし
てコロイダルシリカを用い、さらに有機ポリマーをブレ
ンドすることにより耐久性、不燃性、耐ブロッキング性
などの向上させる提案がなされている。しかしこの方法
では無機シリカと有機ポリマーとの相互の結合が弱(長
期的には塗膜の劣化が生じるという欠点がある。そこで
これらの欠点を改良する方法としてアルコキシシラン類
を併用する試みもなされている。しかしこの方法は塗料
の長期保存安定性が悪いという欠点を有している。
一方これらの欠点を解決する方法としてアルコキシシラ
ン基を有する重合性不飽和二重結合を有するモノマーを
用いて一段で他のモノマーと乳化共重合する方法が提案
されている。しかしこの方法においてはまた皮膜物性上
伸度が小さく強靭性がな(、また乳化共重合時に凝集物
が多く作業性が悪い。そのために乳化剤を多量にもちい
なければ改善されない。従って耐水性、および物性が著
しく劣るという欠点があった。
このように無機シリカと有機ポリマーとの相互の結合を
強くするにはアルコキシシランが有効であることが確認
されているが種々欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは鋭意検討した結果、(a)少なくとも1個
のN−置換メチロール基を有するα、β−モノエチレン
性不飽和カルボン酸アミドび(または)これらの置換体
、(b)コロイダルシリカ、および(c)これらと乳化
共重合しうる上記(a)以外の重合性有機モノマーを乳
化重合するに当り、微量の遷移金属イオンを促進剤とし
て添加した重合開始剤を用いて、平均粒子径が0.01
〜0.08μmを有する粒子としてなる水分散型樹脂組
成物はシリカが、少なくとも一個のN−置換メチロール
基を含有するα、β−モノエチレン性不飽和カルボン酸
アルキルエステル、又は、その誘導体を分子内に包含す
る有機ポリマー特にアクリル共重合体と容易に結合し、
シリカとアクリル共重合体の複合体が一’tF9.状態
で安定に得られ、しかも微粒子であるために塗膜の光沢
、耐水性が良いことを見いだし本発明に至ったものであ
る。本発明は上記の種々の欠点を改良し、有機ポリマー
が有する被覆形成性、柔軟性などの長所と無機シリカが
有する硬さ、耐溶剤性不燃性などの特徴を備えたまった
く新規な工業被覆材料を提供するものである。。
〔発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、(a)少なくとも1個のN−置換メチロール
基を有するα、β−モノエチレン性不飽和カルボン酸ア
ミドび(または)これらの置換体(b)コロイダルシリ
カ、および(c)これらと乳化共重合しうる上記(a)
以外の重合性有機上ツマ−を乳化重合するに当り、固形
分重量比で(a)=(b) : (c)が100二0.
1〜20:1〜200となる範囲とし、かつ微量の遷移
金属イオンを促進剤として添加した重合開始剤を用い、
平均粒子径が0.01〜0.08μmである粒子として
なる水分散型樹脂組成物であり、さらに、(d)アミノ
樹脂および(または)エポキシ樹脂を加えてなる水分散
型樹脂組成物である。
ここにおいて重合性有機モノマーとしては1例えば以下
に列挙するものが使用できるが9通常、物性用途面から
それらの混合物が使用される。
アクリル酸のアルキル(炭素数1〜22)エステル類:
例えばメチルアクリレート エチルアクリレート、n−
ブチルアクリレート イソブチルアクリレート 2−エ
チルへキシルアクリレート ラウリルアクリレートなど
アクリル酸のアルキル(炭素数1〜22)エステル類:
例えばメチルメタクリレート、エチルメタクリレート 
n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート
、2−エチルへキシルメタクリレート、ラウリルメタク
リレートなど。 水酸基含有ビニル単量体類:例えばヒ
ドロキシエチルメタクリレート ヒドロキシエチルアク
リレート ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロ
キシプロピルアクリレート、など。
カルボキシル基含有ビニル単量体類:例えばアクリル酸
、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコ
ン酸、フマル酸、クロトン酸、など。
アミノ基含有単量体類:例えばアクリルアミド。
メタクリルアミド、アリルアミン、N−イソプロピルア
クリルアミド、N、N−ジメチルエチルメタクリレート
 N、N−ジエチルエチルメタクリレートなど。
エポキシ基含有単量体類:例えばグリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート メチルグリシジルアク
リレートなど。
アルデヒド基含有単量体類:例えばアクロレインなど。
その他のビニル単量体類:例えばスチレン、ビニルトル
エン、アクリロニトリル、塩化ビニル、酢酸ビニル、塩
化ビニリデン、フルオロ(メタ)アクリレート、シリコ
ン(メタ)アクリレートなどがあげられる。
少なくとも一個のN−置換メチロール基を含有するα、
β−モノエチレン性不飽和カルボン酸アミドとしては、
N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタク
リルアミド、N−ジメチロールメタクリルアミド、又そ
の誘導体としては、N−n−ブトキシメチルアクリルア
ミド、N−n−ブトキシメチルメタクリルアミド、N−
エトキシメチルアクリルアミド、N−エトキシメチルメ
タクリルアミド N−メトキシメチルアクリルアミド、
N−メトキシメチルメタクリルアミドなどが挙げられる
コロイダルシリカとは、水ガラスの脱ナトリウム(イオ
ン交換法、酸分解法、解膠法)によって製造され、−次
粒子径が5〜100μmで、このものは通常水性分散体
として供給されており、それをそのまま使用することが
できる。該コロイダルシリカは水分散液の状態で酸性側
、塩基性側のいずれであっても使用出来、酸性側のコロ
イダルシリカ、例えば商品名スノーテックス−0または
スノーテックスOL(8産化学工業(株)製)で市販さ
れている非安定化シリカ(pH2〜4)が利用できる。
一方。
塩基性コロイダルシリカとしては、微量のアルカリ金属
イオン、アルミニウムイオン、アンモニウムイオンまた
はアミンの添加によって安定化したコロイダルシリカ(
pH8,4〜10)があり、商品名スノーテックス20
.スノーテンクスC,スノーテックスN(8産化学工業
(株)製)などを挙げることができる。
そして、前記単量体(a)と単量体(b)とコロイダル
シリカ(c)との乳化共重合法は従来公知の方法で行う
ことができ、その際1重合乳化剤は従来公知の陰イオン
界面活性剤及び、又は非イオン界面活性剤が使用され、
その量は一般に全有機モノマーに対して約0.1〜IO
重量%使用される。しかしあまり多く使用すると耐水性
などの物性面からは好ましくないが、特に限定されるも
のではない。例えば、陰イオン界面活性剤としてはラウ
リルスルボン酸ナトリウムなどのアルコール硫酸エステ
ル塩類。
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのアルキル
アリルスルホン酸塩類がある。ジアルキルスルホコハク
酸塩、アルキルナフタレンスルフォン酸塩ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル硫酸塩、ナフタリンスルフオン
酸ホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンアルキルエー
テルのリン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、非イオ
ン界面活性剤としてはポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル ボリオキシエチレンアルキルエーテル、
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル。
グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロビレンブロックボリマー類などがある重合開始
剤としては過硫酸塩単独、一般の過硫酸塩と還元剤との
併用、有機過酸化物と還元剤などを用いることができる
。また透明性のある微粒子エマルジョンを得るには重合
促進剤として2.5X107〜2 X 10−’mol
/Iの2価の銅イオンなどの遷移金属イオンの添加が不
可欠である。
重合温度は重合開始剤およびノニオン乳化剤の着点によ
って異なるが80° C以上ではポリマーエマルジョン
の安定性が悪くなり1粒子径が大きくなる傾向になり好
ましくない。また本発明は微粒子であるために不揮発分
が30%を超えると著しく粘度が上昇する。従って少量
の電解質(リン酸ニアンモニウム、炭酸水素ナトリウム
、クエン酸ナトリウムなど)を添加すると粘度低下に効
果がある。
又、前記したそれぞれ単量体(a)と単量体(b)とコ
ロイダルシリカ(c)との共重合割合は、固形分重量比
で100:0.1〜20:1〜200となる範囲で使用
できるが、好ましくはtoo:o。
5〜l0=1〜100となる範囲が望ましい。単量体(
a)の100重量部に対して単量体(b)が01重量部
未満であると、コロイダルシリカ(c)の表面のOH基
との反応性が不十分となって塗膜の耐久性が不良となり
、逆に単量体(b)が20重量部以上となると重合中に
反応が進みすぎて目的とする水性分散体が安定にえられ
ない。他方単量体(a)の100重量部に対して単量体
(c)が1重量部未満であると有機−無機の強固な結合
かえられず塗膜の耐久性が劣り、200重量部以上用い
ると連続皮膜性が十分でなく亀裂が生じ塗膜の耐久性が
劣る本発明に係る水分散型樹脂組成物は、上記のごとく
得られる複合体樹脂を主成分とするものであるが、必要
に応じて、さらにアミン樹脂および(又は)エポキシ樹
脂を配合することができる。このような添加樹脂は架橋
剤として作用し、複合体樹脂中に残存する官能基と脱水
縮合反応や付加反応などによって架橋硬化し、より強固
な皮膜を形成し、耐水性。
耐アルカリ性、耐酸性、耐溶剤性を付与することができ
る。かかるアミノ樹脂としてはメタノールあるいはブタ
ノールなどの1価アルコールでそれぞれ変性された従来
から公知の尿素−ホルムアルデヒド縮重合物、モノメリ
ックおよびポリメリックのメラミン樹脂、ベンゾグアナ
ミン樹脂などが挙げられる。
又、エポキシ樹脂は、その分子中のエポキシ基と複合体
樹脂中のカルボキシル基、あるいはアミン基の付加反応
によって架橋し、より強固な皮膜を形成することができ
る。かかるエポキシ樹脂としては、平均分子量が少なく
とも約350.好適には、約350〜3000及びエポ
キシ当量が150〜3000、好適には200〜200
0の範囲のポリフェノールグリシジルエーテル類などで
ある。前記したアミノ樹脂および(又は)エポキシ樹脂
と複合樹脂との配合割合は1重量百分率比で40/60
〜5/95、好ましくは30/70〜10/90である
。前記アミノ樹脂および/又はエポキシ樹脂の使用量が
前記範囲をこえると複合体樹脂本来の性能が十分に発揮
できにくくなり、また前記範囲より少ないと架橋剤とし
ての効果が十分でない。
本発明組成物には必要に応じて、顔料、充填剤。
可塑剤、顔料分散剤、溶剤、増粘剤、防腐剤、消泡剤、
レベリング剤、などの添加剤も併用することができる。
本発明組成物はプラスチック基材、金属1紙、布、無機
基材などに塗工できる。特に金属、無機基材などには有
効である。このようにして本発明で得られるシリカ複合
体水分散型樹脂組成物は透明で柔軟性に冨み、有機ポリ
マーが有する被覆形成性、柔軟性などの長所と無機シリ
カが有する硬さ、耐溶剤性、不燃性などの特徴を備えた
まったく新規な工業被覆材料である。
(作用) 本発明組成物が、塗膜物性に優れた効果をもたらす理由
は必ずしも明確ではないが、乳化重合中にシリカ表面に
存在するOH基と少なくとも一個のN−置換メチロール
基を含有するα、β−モノエチレン性不飽和カルボン酸
アミド及び、又は、その誘導体とが反応して強固な架橋
結合が形成され、さらに金属基材に塗布して加熱処理さ
れると残存するコロイダルシリカ表面のOH基と金属基
材、無機機材表面のOH基とも反応して強固な有機−無
機複合結合ができるためと考えられる。微量の遷移金属
イオンを添加した重合開始剤により、得られた粒子が微
粒子化され、被塗工物に対する密着性や浸透性などが向
上する。また(d)は、架橋剤として作用し、 (a)
(b)、および(c)が共重合して得られるものの中に
残存する官能基と脱水縮合反応や付加反応などによって
架橋硬化をおこし、さらに強固な皮膜を形成し、耐水性
、耐アルカリ性、耐酸性、耐溶剤性、耐蝕性などの諸耐
性をさらに高めることができる。特に無機基材に塗布し
た場合、密着性が著しく良くなり、さらに微粒子である
ためにポーラスな無機基材に良く浸透して良い塗膜が得
られる。
次に実施例を示す。但し部はいずれも重量部を示す。
実施例1 (1)ポリオキシエチレン(17モル付加)アルキルエ
ーテルのリン酸アンモニウム      2部(2)α
−オレフィンスルホン酸ナトリウム0.5部(3)硫酸
銅水溶液(2X 10−’mol/I) −100部(
4)メタクリル酸メチル       134部(5)
アクリル酸エチル        134部(6)N−
メチロールアクリルアミド    6部(7)ポリオキ
シエチレン(17モル付加)アルキルエーテルのリン酸
アンモニウム      4部(8)α−オレフィンス
ルホン酸ナトリウム1.5部(9)ルドックスAM(固
形分−30%) 60部(10)硫酸銅゛水溶液(2X
 10−’mol/1)461.5部 (11)リン酸ニアンモニウム      0.5部(
12)5%過硫酸カリウム(硫酸銅2X10−5m。
1/I水溶液)               20部
(13)2%重亜硫酸ナトリウム(硫酸銅2×105m
ol/1水ン容ン?i)              
          20 部あらかじめ窒素ガスで飽
和された反応缶に(7)〜(11)を仕込んで、60°
 Cまで加熱し、ここへ(1)〜(6)の乳化単量体混
合物、(12)(13)を3時間にわたって滴下した。
重合温度は60°C〜70°Cの範囲内で行った。滴下
終了後約2時間熟成を行い、固形分を30%に調節して
安定なシリカ複合体水分散型樹脂を得た。平均粒子径(
注1)は0.061μmであった。さらに不揮発分15
%に調節してケイ酸カルシウム板に約100g / m
 2塗布して100° C×10分乾燥した後、市販水
性弾性塗料を1mmの厚さに塗布して約14日間室温乾
燥した。そして接着力を測定したところ25kg/cm
以上で主剤破壊をおこし、非常に接着力が高かった。
注l:ナノサイザ−(コルターカウンター社製)で測定
した。
実施例2 (1)ポリオキシエチレン(6モル付加)ノニルエテル
硫酸アンモニウム          2部(2)ポリ
オキシエチレン(20モル付加)ノニルフェニルエーテ
ル            0.5部(3)硫酸銅水溶
液(2X 10−’mol/l) 100部(4)メタ
クリル酸メチル       180部(5)2−エチ
ルへキシルアクリレート 126部(6)2.2.2−
)リフルオロエチルメタクリレh          
      to部(7)N−メチロールアクリルアミ
ド    6部(8)アクリル酸          
    3部(9)ポリオキシエチレン(6モル付加)
ノニルエーテル硫酸アンモニウム          
6部(l O)ポリオキシエチレン(20モル付加)ノ
ニルフェニルエーテル           1.5部
(11)ルドックスAM(固形分−30%)260部 (12)硫酸銅水溶液(2X 10−’mol/I)2
97部 (13)リン酸ニアンモニウム      0.5部(
14)5%過硫酸アンモニウム(硫酸銅2×10−’m
ol/l水溶液)             20部(
15)2%重亜硫酸ナトリウム(硫酸銅2×IQ−’m
ol/l水溶液)           20部あらか
じめ窒素ガスで飽和された反応缶に(9)〜(13)を
仕込んで、60° Cまで加熱し、ここへ(1)〜(8
)の乳化単量体混合物、(14)。
(15)を3時間にわたって滴下した。重合温度は60
°C〜70°Cの範囲内で行った。滴下終了後約2時間
熟成を行い、その後冷却して25%のアンモニア水でP
Hを8〜9の範囲及び固形分を40%に調節して安定な
シリカ複合体水分散型樹脂を得た。平均粒子径は0.0
75μmであった。さらに不揮発分15%に調節してケ
イ酸カルシウム板に約100g/1112塗布して10
0”  CX13分乾燥した後。
市販水性弾性塗料を1mmの厚さに塗布して約14日間
室温乾燥した。そして接着力を測定したところ25 k
 g / c m以上で主剤破壊をおこし、非常に接着
力が高かった。
実施例3 (1ジオクチルスルホサクシネート    6部(2α
−オレフィンスルホン酸ナトリウム 3部(3硫酸銅水
溶液(2X 10−’l1lol/l) 646部(4
ルドノクスAM(固形分=30%) 20部(5メタク
リル酸ブチル       270部(6FMO711
(注2)      10部(7N−n−ブトキシメチ
ルアクリルアミド5部(8)5%過硫酸カリウム(硫酸
銅2 X 10−’mol/l水溶液)       
        20部(9)2%重亜硫酸ナトリウム
(硫酸銅2×10mol/1水溶液)        
     20部あらかじめ窒素ガスで飽和された反応
缶に(1)〜(4)を仕込んで、60°Cまで加熱し、
ここへ(5)〜(7)の単量体混合物、(8)、(9)
を3時間にわたって滴下した。重合温度は60°C〜7
0°Cの範囲内で行った。滴下終了後約2時間熟成を行
い8固形分を30%に調節して安定なシリカ複合体水分
散型樹脂を得た。平均粒子径は0.052μmであった
。さらに不揮発分15%に調節してケイ酸カルシウム板
に約100g/m2塗布して100”CXl0分乾燥し
た後、市販水性弾性塗料を1mmの厚さに塗布して約1
4日間室温乾燥した。そして接着力を測定したところ2
5 k g / c m以上で主剤破壊をおこし、非常
に接着力が高かった。
注2:シリコンメタクリレート(チッソ株製)実施例4 (1)ジオクチルスルホサクシネート    6部(2
)α−オレフィンスルホン酸ナトリウム 3部(3)硫
酸銅水溶液(2X 10−’mol/I) 625部(
4)ルドックスAM(固形分−30%) 50部(5)
メタクリル酸ブチル       261部(6)FM
O711(注2)       10部(7)N−n−
ブトキシメチルアクリルアミド5部(8)5%過硫酸カ
リウム(硫酸銅2 X l OT’mol/!水溶液)
                20部(9)2%重
亜硫酸ナトリウム(硫酸銅2X10−’mol/I水溶
液)              20部あらかじめ窒
素ガスで飽和された反応缶に(1)〜(4)を仕込んで
、60″Cまで加熱し、ここへ(5)〜(7)の単量体
混合物、(8)、(9)を3時間にわたって滴下した。
重合温度は60”C〜70°Cの範囲内で行った。滴下
終了後約2時間熟成を行い、固形分を30%に調節して
安定なシリカ複合体水分散型樹脂を得た。平均粒子径は
0.052μmであった。この水性分散液100gにヘ
キサメトキシメチロールメラミン(三井東圧化学会社製
商品名すイメル#350)20gを加えた後、ミガキ軟
鋼板上に乾燥後塗膜が約30ミクロンとなるように塗布
し1次いで180″Cで40分間焼付けした。得られた
塗膜を40° Cの温水に7日間浸漬したが1塗膜には
白化、フクレ等の異常は全く生しなかった。
比較例1 (1)ポリオキシエチレン(17モル付加)アルキルエ
ーテルのリン酸アンモニウム      2部(2)α
−オレフィンスルホン酸ナトリウム0.5部(3)イオ
ン交換水          100部(4)メタクリ
ル酸メチル       134部(5)アクリル酸エ
チル        134部(6)N−メ千ロールア
クリルアミド     6部(7)ポリオキシエチレン
(17モル付加)アルキルエーテルのリン酸アンモニウ
ム      4部(8)α−オレフィンスルホン酸ナ
トリウム1.5部(9)ルドックスAM(固形分−30
%) 60部(lO)イオン交換水        4
61.5部(11)リン酸ニアンモニウム      
0.5 部(12)5%過硫酸カリウム水溶液    
20部(13)2%重亜硫酸すl−IJウム水溶液  
20部あらかじめ窒素ガスで飽和された反応缶に(7)
〜(11)を仕込んで、60°Cまで加熱し、ここへ(
1)〜(6)の乳化単量体混合物、(12)。
(13)を3時間にわたって滴下した。重合11■度は
60°C〜70°Cの範囲内で行った。滴下終了後約2
時間熟成を行い、固形分を30%に調節して安定なシリ
カ複合体水分散型樹脂を得た。平均粒子径は0.12μ
mであった。さらに不揮発分15%に調節してケイ酸カ
ルシウム板に約100g/m”塗布して100°CXl
0分乾燥した後、市販水性弾性塗料を1mmの厚さに塗
布して約14日間室温乾燥した。そして接着力を測定し
たところ0.7kg/cmで接着力が低かった。
比較例2 (1)ポリオキシエチレン(6モル付加)ノニルエテル
硫酸アンモニウム          2部(2)ポリ
オキシエチレン(20モル付加)ノニルフェニルエーテ
ル            0.5部(3)硫酸銅水溶
液(2X 10−’mol/l) 100部(4)メタ
クリル酸メチル       186部(5)2−エチ
ルへキシルアクリレート 126部(6)2.2.2−
トリフルオロエチルメタクリレート         
          10部(7)アクリル酸    
         3部(8)ポリオキシエチレン(6
モル付加)ノニルエテル硫酸アンモニウム      
    6部(9)ポリオキシエチレン(20モル付加
)ノニルフェニルエーテル            1
.5部(10)ルドックスAM(固形分=30%)26
0部 (11)硫酸銅水溶液(2X 10−’mol/1)2
97部 (12)リン酸ニアンモニウム      0.5 部
(13)5%過硫酸アンモニウム(硫酸銅2×10−’
mol/l水溶液)             20部
(14)2%重亜硫酸ナトリウム(硫酸銅2×IO−’
mol/I水溶液)             20部
あらかじめ窒素ガスで飽和された反応缶に(8)〜(1
2)を仕込んで、60° Cまで加熱し、ここへ(1)
〜(7)の乳化単量体混合物、(13)。
(14)を3時間にわたって滴下した。重合温度は60
°C〜70°Cの範囲内で行った。滴下終了後約2時間
熟成を行い、その後冷却して25%のアンモニア水でP
Hを8〜9の範囲及び固形分を40%に調節して安定な
シリカ複合体水分散型樹脂を得た。平均粒子径は0.0
7μmであった。さらに不揮発分15%に調節してケイ
酸カルシウム板に約100 g/m2塗布して100°
CXl0分乾燥した後、市販水性弾性塗料を1mmの厚
さに塗布して約14日間室温乾燥した。そして接着力を
測定したところ10.5kg/cmで接着力が低かった
比較例3 (1)ジオクチルスルホサクシネート    6部(2
)α−オレフィンスルホン酸ナトリウム 3部(3硫酸
銅水溶液(2X 10−7mol/1) 660部(4
メタクリル酸ブチル       276部(5FMO
71110部 (6N−n−ブトキシメチルアクリルアミド51部(7
5%過硫酸カリウム(・硫酸銅2 X 10−’mol
/l水溶液)               20部(
8)2%重亜硫酸ナトリウム(硫酸銅2X10−7mo
l/l水溶液)             20部あら
かじめ窒素ガスで飽和された反応缶に(1)〜(3)を
仕込んで、60° Cまで加熱し、ここへ(4)〜(6
)の単量体混合物、(7)、(8)を3時間にわたって
滴下した。重合温度は60°C〜70°Cの範囲内で行
った。滴下終了後約2時間熟成を行い、固形分を30%
に調節して安定なシリカ複合体水分散型樹脂を得た。平
均粒子径は0.05μmであった。さらに不揮発分15
%に調節してケイ酸カルシウム板に約100g/m2塗
布して100゜C×10分乾燥した後、市販水性弾性塗
料を1mmの厚さに塗布して約14日間室温乾燥した。
そして接着力を測定したところ0.4kg/cmで接着
力が低かった。
比較例4 (1)ジオクチルスルホサクシネート    6部(2
)α−オレフィンスルホン酸ナトリウム 3部(3)硫
酸銅水溶液(2X I O−’mol/l) 660部
(4)メタクリル酸メチル       138部(5
)アクリル酸ブチル        138部(6)N
−n−ブトキシメチルアクリルアミド5部(7)5%過
硫酸カリウム(硫酸銅2 X 10−7mol/!水溶
液)                20部(8)2
%重亜硫酸ナトリウム(硫酸銅2xlO−’mol/l
水溶液)              20部あらかじ
め窒素ガスで飽和された反応缶に(1)〜(3)を仕込
んで、60″ Cまで加熱し、ここへ(4)〜(6)の
単量体混合物、(7)、(8)を3時間にわたって滴下
した。重合温度は60°C〜70°Cの範囲内で行った
。滴下終了後約2時間熟成を行い、固形分を30%に調
節して安定なシリカ複合体水分散型樹脂を得た。平均粒
子径は0.066μmであった。この水性分散液100
gにヘキサメトキシメチロールメラミン(三井東圧化学
会社製、商品名サイメル#350)20gを加えた後、
ミガキ軟鋼板上に乾燥後塗膜が約30ミクロンとなるよ
うに塗布し9次いで180° Cで40分間焼付けした
。得られた塗膜を40° Cの温水に7日間浸漬したが
、塗膜には白化、フクレが生じた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)少なくとも1個のN−置換メチロール基を有
    するα,β−モノエチレン性不飽和カルボン酸アミドお
    よび(または)これらの置換体、 (b)コロイダルシリカ、および (c)これらと乳化共重合しうる上記(a)以外の重合
    性有機モノマーを乳化重合するに当り、固形分重量比で
    (a):(b):(c)が100:0.1〜20:1〜
    200となる範囲とし、かつ微量の遷移金属イオンを促
    進剤として添加した重合開始剤を用い、平均粒子径が0
    .01〜0.08μmである粒子としてなることを特徴
    とする水分散型樹脂組成物。 2、さらに、(d)アミノ樹脂および(または)エポキ
    シ樹脂を加えてなる請求項1記載の水分散型樹脂組成物
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011068749A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Fujikura Kasei Co Ltd 防汚性塗料用樹脂の製造方法、および防汚性塗料用樹脂
WO2018062550A1 (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 株式会社日本触媒 塗料用水性樹脂組成物

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JPWO2018062550A1 (ja) * 2016-09-30 2019-08-29 株式会社日本触媒 塗料用水性樹脂組成物

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