JPH0263691A - レーザ加工機用対話型ｎｃ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、板金等の加工に使用するレーザ加工機用対
話型ＮＣ制御装置に関するものである。

〔従来の技術〕

板金業界で主流であるターレットパンチプレスと、レー
ザ加工機とはＮＣコードが異なり、ターレフトパンチプ
レスおよびレーザ加工機は、各々専用のＮＣコードでパ
ートプログラム（以下単にプログラムと記す）を作成し
なくてはならない。

〔発明が解決しようとする課題〕

そのため、ターレットパンチプレスで加工していた形状
の板金加工をレーザ加工機で行う場合、既存のターレッ
トパンチプレスのプログラムを使用することができず、
レーザ加工機用のＮＣコードでプログラムし直さなくて
はならない。この作業に多くの時間が必要となる。また
、ターレットパンチプレスの使用に習熟していた作業者
も、レーザ加工機をすぐには使用できず、習熟に時間を
必要とする。

この発明の目的は、板金加工業界の主流であるターレッ
トパンチプレス用のＮＣコードと、レーザ加工機用のＮ
Ｃコードとの双方でレーザ加工を行うことができるレー
ザ加工機用対話型ＮＣ制御装置を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

この発明のレーザ加工機用対話型ＮＣ制御装置は、ター
レットパンチプレス用のＮＣコードを解析しターレット
パンチプレスで行う加工と同様の形状の加工をレーザ加
工機に行わせる指令を出力するプレスモード解析部と、
レーザ加工機用のＮＣコードを解析しレーザ加工機に指
令を与えるカットモード解析部と、前記プレスモード解
析部と前記カットモード解析部とを選択的に動作状態と
するモード切換手段とを備えたものである。

〔作用〕

この発明の構成によると、モード切換手段をプレスモー
ド解析部に切り換えることにより、ターレットパンチプ
レス用のＮＣコードでレーザ加工を行うことができる。

モード切換手段をカットモード解析部に切り換えると、
レーザ加工機用のＮＣコードでレーザ加工を行うことが
できる。

（実施例〕 この発明の一実施例を第１図ないし第８図に基づいて説
明する。

このレーザ加工機用対話型ＮＣ制御装置は、表示装置５
を見ながらＮＣコード等のデータ入力を行う対話型入力
部ｌと、プレスモード解析部７およびカットモード解析
部８によりＮＣコードを解析しレーザ加工機（図示せず
）のサーボモータやレーザ発振器を制御する指令を作成
する演算処理部２と、演算処理部２で作成された指令を
レーザ加工機に出力しかつレーザ加工機から必要なデー
タを入力する入出力部３と、ＮＣコード、パラメータ、
およびＮＣコードによるプログラム等を記憶する記憶部
４とからなる。対話人力部１にはプレスモード解析部７
とカットモード解析部８とを選択的に動作状態とするモ
ード切換スイッチ６を設けてあり、これを切り換えるこ
とにより、プレスモードのプログラムの作成およびその
実行、カットモードのプログラムの作成およびその実行
が行える。

プレスモード解析部７は、ターレットパンチプレス用の
ＮＣコードを解析しターレットパンチプレスで行う加工
と同様の形状の加工をレーザ加工機に行わせる指令を出
力するものであり、第２図のプレスモードプログラム展
開ルーチン部９と、解析部ＩＯとを備えている。プレス
モードプログラム展開ルーチン部９は、プレスモードの
プログラムを後述のようにカットモードのプログラムに
展開するものである。解析部１０はカットモードのプロ
グラムを解析してレーザ加工機に指令を出力するもので
あり、プレスモード解析部７とカットモード解析部８と
に兼用される。

第２図とともに、プレスモードとカットモードの動作の
流れを説明する。ＮＣプログラムメモリ４ａは、第１図
の記憶部４の一部であり、ブレスモードプログラムＰ、
〜Ｐ７とカットモードプログラムＣ８〜Ｃ，、を記憶し
ている（なお、第２図では各々「プレスプログラム」お
よび「カットプログラム」と略記している）。プレスモ
ードプログラムＰ　ｌ−Ｐ　ｎは、モード切換スイッチ
６がプレスモードの場合に作成されたプログラムで、先
頭にプレスモードのプログラムであるというフラグを持
っている。同様にカットモードプログラムＣ１〜Ｃｎは
、モード切換スイッチ６がカットモードの場合に作成さ
れたプログラムで、先頭にカットモードであるというこ
とを示すフラグを持っている。これらのフラグは、プレ
スモード解析部７およびカットモード解析部８により付
される。

プログラムの実行の際は、ブレスモードプログラムＰ１
〜Ｐｎの場合、モード切換スイッチ６をプレスモードに
する。カットモードプログラムＣ１〜Ｃｎの場合、モー
ド切換スイッチ６をカットモードにする。

まず、プレスモードの場合、ＮＣプログラムメモリ４ａ
よりブレスモードプログラムＰ、〜Ｐｎの何れかが選択
されると、プレスモード解析部７は、プログラムの先頭
にあるフラグを見てプログラムがプレスモードであるか
どうかを判断する。

もし間違っていると、そこでアラームが出力される。プ
レスモードのフラグが立っていると、プログラムはプレ
スモードプログラム解析ルーチン部９に入り、ターレッ
トパンチプレス用のＮＣコードで作成されたプログラム
であるブレスモードプログラムが、レーザ加工機用のＮ
Ｃコードによるカットモードプログラムに展開される。

レーザ加工機用に展開されたプログラムは、解析部１０
に入り、ここでサーボコマンドが生成され、このサーボ
コマンドによりサーボ部１１がレーザ加工機の材料送り
装置のサーボモータおよびレーザ発振器等を駆動する。

つぎに、カットモードプログラムＣ，−Ｃｎを実行する
場合は、プレスモードの場合と同様に、カットモードで
あるか否かの判断が行われる。カットモードプログラム
０１〜Ｃ７は、プレスモードと違い、直接に解析部１０
に入る。その後の動作は、プレスモードの場合と同じで
ある。

プレスモードプログラム展開ルーチン部９による展開モ
ジュールを第３図に示す。同図のピアッシング処理（ス
テップｒ、）およびレーザ終了処理（ステップｒｓ）は
第６図および第８図に詳細を示す。

第３図のパンチ座標計算ステップｒ、では、ターレット
パンチプレスの加工工具の中心点の位置計算を行う。タ
ーレットパンチプレスのプログラムは、一つの準備コー
ド（Ｇコード）で多数のパンチを行うものがあるが、そ
の場合は各パンチの中心点を計算する。例えば、第４図
に示すように、丸穴２０を８個形成するボルトサークル
の場合、ボルトサークルの加工中心点Ｏからの各人２０
の中心の座標位置Ｘ、Ｙは、次式のように計算する。

Ｘ＝Ｉ＊ｃｏｓ（ｎ／Ｎ＊３６０＋Ｊ）Ｙ＝Ｉ＊５ｉｎ
（ｎ／Ｎ＊３６０＋Ｊ）ただし、Ｉ：ボルトサークルの
半径 Ｊ：開始角度 Ｎ：パンチ個数 ｎ：加工回数（ｎ−Ｎ） つぎにピアッシング位置の計算を行う（ステップｒ、）
。例えば、第５図に示すように、加工する穴２０′が長
円の場合は、穴２０″の長袖方向端からパラメータによ
って定められたピアッシング距離！たけ内側に入ったピ
アッシング位ｆＱを、前記のパンチ座標計算の結果から
計算して求める。

Ｄは工具の横幅である。

ピアッシングの手順を第６図とともに説明する。

まず、ビアッシングのレーザ加工条件、出力１発振周波
数、デユーティを設定しくステップＳ＋）、ピアッシン
グのアシストガスを出力しくステップＳ、）、ガスの安
定を待つ（ステップＳ３）。つぎに、レーザ発振器を発
振させ（ステップＳ、）、レーザ発振器のシャッタを開
ける（ステップｓ５）ことでレーザを出力し、板金に穴
を明ける（ステップＳ＝）。板金の厚さ２種類によって
ピアッシング時間を変化させる。さらに、切削のための
レーザ加工条件を設定しくステップＳ、）、アシストガ
スを出力する（ステップｓｅ）。

第３図の外径加工（ステップｒ４）は、記憶装置４に記
憶させた工具テーブルを用いて計算される。第１表は、
その工具テーブルの例を示す。

（以下余白） 員上表 工具の形状は、第７図に示すように、円（Ａ）。

長円（Ｂ）、四角（Ｃ）、シングルＤ　（Ｄ）　、ダブ
ルＤ　（Ｅ）があり、前記工具テーブルの縦横の長さの
データを変えることにより、数多くの工具を持つことが
できる。また、工具により切削速度を変えられるように
、工具−つ一つにオーバライドを設けている。

第３図のレーザ終了処理（ステップｒｓ）を、第８図と
ともに説明する。まず、シャッタを閉じ（ステップｔ、
）、レーザの発振を止め（ステップｔ２）、つぎにアシ
ストガスを停止する（ステップ１．）。

以上の一連の動作が行われるように、プレスモードプロ
グラム展開ルーチン部９でレーザ加工機用のプログラム
に展開することで、ターレットパンチプレス用のＮＣコ
ードによるプログラムをレーザ加工機で用いることがで
きる。

このように、対話人力部ｌのモード切換スイッチ６を切
り換えるだけで、ターレットパンチプレス用のＮＣコー
ドによるプログラムも、レーザ加工機用のＮＣコードに
よるプログラムも実行させることができる。そのため、
ターレットパンチプレスの作業者も、すぐにレーザ加工
を行うことができ、また既存のターレットパンチプレス
用のＮＣコードによるプログラムを有効に利用すること
ができる。

また、記憶部４にはターレットパンチプレス用のプログ
ラムのままでプログラムを記憶しておくので、レーザ加
工機用のプログラムに展開したプログラムを記憶してお
く場合に比べてＮＣプログラムメモリ４ａを占める領域
が少なくて済む。

〔発明の効果〕

この発明のレーザ加工機用対話型ＮＣ制御装置は、プレ
スモード解析部とカットモード解析部とこれらを切り換
えるモード切換手段とを備えたものであるため、モード
切換手段を切り換えるだけで、ターレットパンチプレス
用のＮＣコードによるプログラムも、レーザ加工機用の
ＮＣコードによるプログラムも実行させることができる
。そのため、ターレットパンチプレスの作業者も、すぐ
にレーザ加工を行うことができ、また既存のターレット
パンチプレス用のＮＣコードによるプログラムを有効に
利用することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の構成説明図、第２図はそ
の一部の詳細を示す説明図、第３図は同じくそのプレス
モード展開モジュールの概略流れ図、第４図は同じくそ
のパンチ座標計算例の説明図、第５図は同じくそのピア
ッシング位置の説明図、第６図は同じくそのピアッシン
グ処理の流れ図、第７図は同じくその工具例の説明図、
第８図は同じくそのレーザ終了処理の流れ図である。 １・・・対話人力部、２・・・演算処理部、３・・・入
出力部、４・・・記憶部、６・・・モード切換スイッチ
、７・・・プレスモード解析部、８・・・カットモード
解析部、９・・・プレスモードプログラム展開ルーチン
部ζ　ｒ　　！　　、ｚ　　： ＰＰ（′ＩＪへ ＬＱＣＬＱ 圧６ 第 図 第

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ターレツトパンチプレス用のＮＣコードを解析しターレ
   ツトパンチプレスで行う加工と同様の形状の加工をレー
   ザ加工機に行わせる指令を出力するプレスモード解析部
   と、レーザ加工機用のＮＣコードを解析しレーザ加工機
   に指令を与えるカットモード解析部と、前記プレスモー
   ド解析部と前記カットモード解析部とを選択的に動作状
   態とするモード切換手段とを備えたレーザ加工機用対話
   型ＮＣ制御装置。