JP2019144828A - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019144828A
JP2019144828A JP2018028212A JP2018028212A JP2019144828A JP 2019144828 A JP2019144828 A JP 2019144828A JP 2018028212 A JP2018028212 A JP 2018028212A JP 2018028212 A JP2018028212 A JP 2018028212A JP 2019144828 A JP2019144828 A JP 2019144828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
machining
command
program
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018028212A
Other languages
English (en)
Inventor
飛馬 五十嵐
Hyuma Igarashi
飛馬 五十嵐
武志 持田
Takeshi Mochida
武志 持田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP2018028212A priority Critical patent/JP2019144828A/ja
Priority to US16/262,128 priority patent/US11215964B2/en
Priority to DE102019201287.6A priority patent/DE102019201287A1/de
Priority to CN201910123277.6A priority patent/CN110174874B/zh
Publication of JP2019144828A publication Critical patent/JP2019144828A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/19Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/4155Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by programme execution, i.e. part programme or machine function execution, e.g. selection of a programme
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/31From computer integrated manufacturing till monitoring
    • G05B2219/31399Station corrects nc program, sends back modified program to program generator
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/36Nc in input of data, input key till input tape
    • G05B2219/36199Laser cutting
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/37Measurements
    • G05B2219/37082Indicate, point region on path, locus, display path and machining parameters
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/50Machine tool, machine tool null till machine tool work handling
    • G05B2219/50102Store history of operation, after power failure, restart from history, journal
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/50Machine tool, machine tool null till machine tool work handling
    • G05B2219/50105Display instructions to operator on how to restart machine

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

【課題】加工プログラムの実行の中断後に、加工を再開する場合に、オペレータにとって、再開位置候補が実際の加工経路のどこから加工を再開するのかを視覚的に把握することを可能にすると共に、加工を再開するまでの手順が少ない数値制御装置を提供する。【解決手段】加工プログラムの解析結果に基づいて、加工を再開する再開位置の候補となるブロックの情報を記憶する再開位置候補設定部123と、加工が中断した場合に、再開位置候補設定部123によって記憶された再開位置の候補となるブロックの先頭に対応する加工位置を、加工経路描画画面に表示された加工経路上に描画するブロック先頭位置描画部125と、ブロック先頭位置描画部125によって描画された加工位置の中からユーザによって指定された加工位置に対応するブロックを、再開ブロックとして設定する再開ブロック設定部126とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、数値制御装置に関する。
従来、例えば旋盤、ボール盤、中ぐり盤、フライス盤、研削盤、歯切り盤・歯車仕上げ機械、マシニングセンタ、放電加工機、パンチプレス、レーザ加工機、搬送機及びプラスチック射出成形機といった工作機械を制御する制御装置が知られている。
例えば、レーザ光を用いてワークを加工するレーザ加工システムにおいて、制御装置がレーザ加工プログラムを実行している最中に、レーザ発振のための電力供給や媒体(特にガス)供給の異常、加工点へのアシストガス供給の異常等に起因して、或いはオペレータによる意図的な停止命令、安全確保のための緊急停止信号等に従って、レーザ加工プログラムの実行が中断される場合がある。
レーザ加工プログラムの実行の中断後、中断時の位置とは異なる位置でレーザ加工プログラムの実行を再開することができるレーザ加工システムは知られている。
この点、特許文献1には、ワークを加工中に加工作業を中断した時、この中断点の情報(例えば、中断したプログラムの箇所を示すシーケンス番号、プログラムカウンタ、そのプログラムの名前や番号、親のプログラムの名前や番号、親プログラムのどの箇所から呼び出されたか、また、中断したブロックでどんな機能が実行されていたかを判別できる情報や、ポジションデータ、マクロ変数情報)を加工再開ブロックデータとして、現在の数値制御の状態をメモリに記憶し、当該加工再開ブロックデータをプログラム再開時に使用して、再開したいブロックまでプログラムを仮実行(「仮実行」:機械を駆動しないプログラムの計算処理を実行すること)して、モーダル情報(又は機能情報)や補助機能の状態を復活して再開する技術が存在することが開示されている。
また、特許文献1には、再開したいプログラムの箇所に仮実行せずにプログラム中のシーケンス番号のサーチを行ったり、仮実行せずにプログラムのブロックをカウントして加工再開ブロックまでサーチしたりして、プログラムの目的の箇所に高速に移動させて再開する技術も存在することが開示されている。
また、特許文献2には、レーザ加工システムにおいて、レーザ加工プログラムの実行を中断したときのレーザ加工機の稼働状況を正確に判定して、レーザ加工プログラムの実行を再開するときのレーザ加工機の再始動条件を、中断時の稼働状況に応じて適切に設定でするために、レーザ加工プログラムの実行を中断したときのレーザ加工機の稼働状況がワークを現実に加工しているレーザ加工中であるか否かを判定する稼働状況判定部と、稼働状況判定部の判定結果に応じて、レーザ加工プログラムの実行を再開するときのレーザ加工機の再始動条件(例えば、レーザ発振器の作動条件、加工ヘッドの位置等)を、レーザ加工プログラムにおける既定の条件の中で特定する再始動条件特定部とを備える数値制御装置が開示されている。
そうすることで、特許文献2に記載の制御装置は、例えば、再開位置を(1)レーザ加工プログラムPの実行を中断した位置Q5の直前の位置Q4、(2)レーザ加工プログラムPの実行を中断した位置Q5を含むブロックの始点の位置Q3、(3)レーザ加工プログラムPの実行を中断した位置Q5を含むブロックよりも前のブロックの始点の位置Q2、又は(4)レーザ加工プログラムPの実行を中断した位置Q5を含む加工経路の次の加工経路の加工開始点の位置Q6の何れかを再始動条件Cとして特定し、特定した(1)〜(4)の何れかの位置に加工ヘッド34を移動する制御を行うと共にレーザ発振器の作動条件等の加工再開に必要な他の再始動条件にしたがってレーザ加工機を自動的に再始動させることができる。
上記のように、従来の数値制御装置においては、例えば、ユーザは、加工プログラム中のシーケンス番号のサーチを行ったり、仮実行せずにプログラムのブロックをカウントして加工再開ブロックまでサーチしたりして、プログラムの目的の箇所に高速に移動させて再開することができる。また、レーザ加工プログラムPの実行を中断した位置に基づいて、再開位置が設定された後、加工ヘッドを移動する制御を行うと共にレーザ発振器の作動条件等の加工再開に必要な他の再始動条件にしたがってレーザ加工機を自動的に再始動することができる。
特開2010−044489号公報 特開2015−208775号公報
従来の加工プログラムの実行の中断後に加工プログラムを再開する場合、例えば、オペレータは、中断時点における加工プログラムのブロック番号等に基づいて、再開するブロックを設定するために、加工プログラムをサーチする必要があった。
しかしながら、加工プログラムそのものをサーチすることで、再開するブロックを設定することから、オペレータにとって加工プログラムの再開に係る操作手順が多く、またオペレータにとっては、当該再開位置とするブロックが実際の加工経路のどこから再開するものであるかを直感的に把握することが困難であった。
本発明は、加工プログラムの実行の中断後に、加工を再開する場合に、オペレータにとって、プログラム再開位置候補を表示器に表示される加工経路上に表示することで、再開位置候補が実際の加工経路のどこから加工を再開するのかを視覚的に把握することを可能にすると共に、加工経路上に表示された再開位置候補の中から再開位置を設定することで、加工を再開するまでの手順が少ない数値制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る数値制御装置(例えば、後述の「数値制御装置100」)は、加工経路描画画面を表示する表示器(例えば、後述の「表示器170」)と、加工前に加工プログラムを解析する加工プログラム解析部(例えば、後述の「加工プログラム解析部121」)と、前記加工プログラムの解析結果に基づいて、前記加工経路描画画面に未加工の加工経路を描画する未加工経路描画部(例えば、後述の「未加工経路描画部122」)と、前記加工プログラムの解析結果に基づいて、加工を再開する再開位置の候補となるブロックの情報を記憶する再開位置候補設定部(例えば、後述の「再開位置候補設定部123」)と、加工処理中に加工中の時々刻々の現在位置を表示する加工中描画部(例えば、後述の「加工中描画部124」)と、加工が中断した場合に、前記再開位置候補設定部によって記憶された再開位置の候補となるブロックの先頭に対応する加工位置を、前記加工経路描画画面に表示された前記加工経路上に描画するブロック先頭位置描画部(例えば、後述の「ブロック先頭位置描画部125」)と、前記ブロック先頭位置描画部によって描画された前記加工位置の中からユーザによって指定された加工位置に対応するブロックを、再開ブロックとして設定する再開ブロック設定部(例えば、後述の「再開ブロック設定部126」)と、を備える。
(2) (1)に記載の数値制御装置において、前記再開位置候補設定部(例えば、後述の「再開位置候補設定部123」)は、前記再開位置の候補として、中断ブロック、サブプログラム呼び出し指令を含むブロック、マクロ呼び出し指令を含むブロック、マクロモーダル呼び出し指令を含むブロック、所定の機能を有効とするGコード指令を含むブロック、Mコード指令、Bコード指令を含むブロック、及び位置決めブロックのうち、少なくとも1以上の種類のブロックを候補としてもよい。
(3) (1)又は(2)に記載の数値制御装置において、前記加工中描画部(例えば、後述の「加工中描画部124」)は、前記加工経路上に加工中の時々刻々の現在位置を前記再開位置候補設定部によって描画された未加工の加工経路上に重ねて描画してもよい。
(4) (1)〜(3)に記載の数値制御装置において、前記加工プログラムがレーザ加工プログラムの場合、前記再開位置候補設定部(例えば、後述の「再開位置候補設定部123」)は、前記再開位置の候補として、中断ブロック、サブプログラム呼び出し指令を含むブロック、マクロ呼び出し指令を含むブロック、マクロモーダル呼び出し指令を含むブロック、所定の機能を有効とするGコード指令を含むブロック、Mコード指令、Bコード指令を含むブロック、位置決めブロック、ピアッシング指令を含むブロック、ギャップ制御指令を含むブロック、及びアシストガス指令を含むブロックのうち、少なくとも1以上の種類のブロックを候補としてもよい。
(5) (1)〜(4)に記載の数値制御装置において、前記再開ブロック設定部(例えば、後述の「再開ブロック設定部126」)により設定された再開ブロックに基づくユーザからの再開指示に応じて、当該加工の再開に必要なモーダル及び/又は補助機能の設定を行う準備プログラムを自動で実行する再開制御部(例えば、後述の「再開制御部127」)を更に備えてもよい。
(6) (5)に記載の数値制御装置において、前記再開制御部(例えば、後述の「再開制御部127」)は、前記再開ブロック設定部により設定された再開ブロックがピアッシング指令を含むブロック、ギャップ制御指令を含むブロック、又はアシストガス指令を含むブロックの場合に、ユーザからの再開指示に応じて、前記ピアッシング指令、前記ギャップ制御指令、又は前記アシストガス指令に係る準備プログラムを自動で実行してもよい。
本発明によれば、加工プログラムの実行の中断後に、加工を再開する場合に、オペレータにとって、プログラム再開位置候補を表示器に表示される加工経路上に表示することで、再開位置候補が実際の加工経路のどこから加工を再開するのかを視覚的に把握することを可能にすると共に、加工経路上に表示された再開位置候補の中から再開位置を設定することで、加工を再開するまでの手順が少ない数値制御装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る数値制御装置の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る数値制御装置が備えるCPUの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る数値制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る数値制御装置による加工経路描画画面の例である。 本発明の一実施形態に係る数値制御装置の操作手順の例を示すフローチャートである。
〔1.第1実施形態〕
図1〜図4を参照し、本発明の第1実施形態に係る数値制御装置について説明する。図1は、数値制御装置100の構成図である。図2は、数値制御装置100が備える制御部111の機能ブロック図である。図3は、数値制御装置100の動作を示すフローチャートである。図4は、数値制御装置100が有する表示器170に表示される加工経路描画画面の例である。
〔1.1 数値制御装置の構成〕
まず、図1及び図2を参照することにより、数値制御装置100の構成について説明する。図1を参照すると、数値制御装置100は、制御部111、ROM112、RAM113、CMOSメモリ114、複数のインタフェース(インタフェース115、インタフェース118、インタフェース119)、PLC116、I/Oユニット117、データ通信バス120、複数の軸制御回路(軸制御回路130〜134)、複数のサーボアンプ(サーボアンプ140〜144)、スピンドル制御回路160、スピンドルアンプ161、表示器/MDIユニット170、操作盤171、外部機器172、レーザ制御部180、を備える。
制御部111は数値制御装置100を全体的に制御し、例えばプロセッサを用いて実現される。制御部111は、ROM112に格納されたシステムプログラムとアプリケーションプログラムを、データ通信バス120を介して読み出し、該システムプログラムに従って数値制御装置100全体を制御すると共に、該アプリケーションプログラムに従って図2の機能ブロック図に示す各機能を実現する。制御部111の詳細については後述する。
RAM113には一時的な計算データや表示データ及び表示器170を介してオペレータが入力した各種データが格納される。
CMOSメモリ114は図示しないバッテリでバックアップされ、数値制御装置100の電源がオフされても記憶状態が保持される不揮発性メモリとして構成される。CMOSメモリ114中には、インタフェース115を介して読み込まれた加工プログラムや表示器170を介して入力された加工プログラム等が記憶される。
ROM112には、加工プログラムの作成及び編集のために必要とされる編集モードの処理や自動運転のための処理を実施するための各種システムプログラムがあらかじめ書き込まれている。
各種加工プログラムは、インタフェース115や表示器170を介して入力し、CMOSメモリ114に格納することができる。
インタフェース115は、数値制御装置100とデータサーバ等の外部機器172との接続を可能とするものである。外部機器172側からは加工プログラムや各種パラメータ等が読み込まれる。また、数値制御装置100内で編集した加工プログラムは、外部機器172を介して外部記憶手段に記憶させることができる。
PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)116は、数値制御装置100に内蔵されたシーケンスプログラムで工作機械の補助装置にI/Oユニット117を介して信号を出力し制御する。また、工作機械の本体に配備された操作盤の各種スイッチ等の信号を受け、必要な信号処理をした後、CPU111に渡す。
表示器170はディスプレイやキーボード等を備えた手動データ入力装置であり、インタフェース118は表示器170のキーボードからの指令やデータを受けてCPU111に渡す。
インタフェース119は手動パルス発生器等を備えた操作盤171に接続されている。
各軸の軸制御回路130〜134はCPU111からの各軸の移動指令量を受けて、各軸の指令をサーボアンプ140〜144に出力する。
サーボアンプ140〜144はこの指令を受けて、各軸のサーボモータ150〜154を駆動する。各軸のサーボモータ150〜154は位置・速度検出器を内蔵し、この位置・速度検出器からの位置・速度フィードバック信号を軸制御回路130〜134にフィードバックし、位置・速度のフィードバック制御を行う。なお、図1では、位置・速度のフィードバックについては省略している。
スピンドル制御回路160は、工具が取り付けられた主軸への主軸回転指令を受け、スピンドルアンプ161にスピンドル速度信号を出力する。スピンドルアンプ161はこのスピンドル速度信号を受けて、スピンドルモータ162を指令された回転速度で回転させ、主軸に取り付けられた加工ヘッドを駆動する。
レーザ制御部180は、制御部111から、加工プログラムに基づいたレーザ加工のためのレーザ出力指令を受ける。ここで、レーザ出力指令には、例えば、所定の出力のレーザ光を照射するためのピークパワー、周波数及びデューティ比等の指示が含まれる。レーザ制御部180は、このレーザ出力指令に基づいた制御信号をレーザ加工部190に出力する。
レーザ加工部190は、レーザ光を発振して出射するレーザ発振器や、レーザ発振器から出射されたレーザ光を光学系で集光してワークに対して照射する加工ヘッドやノズルを備える部分である。レーザ加工部190は、レーザ制御部180からの制御信号に基づいて、所定の出力のレーザ光をワークに対して照射する。
なお、モータに接続された各軸によるワークや工具の一般的な移動の方法や、レーザ加工部190を用いた一般的なレーザ加工の方法については当業者にとってよく知られている。そこで、これらの点についての詳細な説明及び図示は省略する。
また、上述した数値制御装置100の構成例はあくまで一例である。例えば、上述した構成例では、軸制御回路130〜134の5つの軸制御回路と、サーボモータ150〜154の5つのサーボモータが示されている。しかし、これに限定されることなく、任意の個数の軸制御回路及びサーボモータを備えるようにしてもよい。なお、図1に示す数値制御装置100はレーザ制御部180を備えるが、これは一例であって、これには限定されない。具体的には、数値制御装置100は、レーザ加工機以外の工作機械を制御してもよい。
図2は、制御部111の機能ブロック図である。制御部111は、ROM112に格納されたアプリケーションプログラムを、データ通信バス120を介して読み出し、該アプリケーションプログラムに従って図2の機能ブロック図に示す各機能を実現する。
加工プログラム解析部121は、加工前に加工プログラムを解析する。より具体的には、加工プログラム解析部121は、例えば、加工プログラムの構文を解析することにより、加工プログラムの構文木を生成し、生成した構文木に基づいて条件判断や動作を抽出してもよい。
未加工経路描画部122は、加工プログラム解析部121による加工プログラムの解析結果に基づいて、表示器170に表示された加工経路描画画面に、未加工の加工経路を描画する。
再開位置候補設定部123は、加工プログラム解析部121による加工プログラムの解析結果に基づいて、加工を再開する再開位置の候補となるブロックの情報を記憶する。
より具体的には、再開位置候補設定部123は、再開位置の候補となるブロックとして、特定の指令を含むブロックの情報を記憶する。ここで、特定の指令を含むブロックとしては、例えば、サブプログラム呼び出し指令を含むブロック、マクロ呼び出し指令を含むブロック、マクロモーダル呼び出し指令を含むブロック、所定の機能を有効とするGコード指令を含むブロック、Mコード指令を含むブロック、Bコード指令を含むブロック、位置決めブロックが挙げられる。
なお、「サブプログラム呼び出し指令」とは、複数の加工プログラムに親子関係がある場合、親の加工プログラムから子の加工プログラムを呼び出す指令のことである。
また、「マクロ呼び出し指令」とは、メモリに登録された一群の命令であるマクロプログラムを呼び出す指令のことである。
また、「マクロモーダル呼び出し指令」とは、いったん呼び出したマクロプログラムを継続して使用しながら、変数のみを指示することによる、マクロプログラムの呼び出し指令のことである。
また、「Gコード指令」とは、加工を行うための準備機能を指示するGコードによる指令のことである。具体的には、「Gコード指令」とは、例えば、同期制御、混合制御、重畳制御、円筒補間、極座標補間、極座標指令、工具径補正、法線方向制御、工具先端点制御、工具長補正、スケーリング、座標回転、3次元座標変換、プログラマブルミラー、ワーク設置誤差補正等の機能を有効とするGコードによる指令である。
また、「Mコード指令」とは、後述のレーザ加工部190による加工を行うための補助機能を指示するMコードによる指令のことである。
また、「Bコード指令」とは、レーザ加工部190による加工を行うための第2補助機能を指示するBコードによる指令のことである。
また、「位置決めブロック」とは、レーザ加工部190の加工ヘッドを加工開始位置へ移動させるためのブロックのことである。
また、加工プログラムがレーザ加工プログラムの場合に、再開位置候補設定部121は、サブプログラム呼び出し指令を含むブロック、マクロ呼び出し指令を含むブロック、マクロモーダル呼び出し指令を含むブロック、所定の機能を有効とするGコード指令を含むブロック、Mコード指令を含むブロック、Bコード指令を含むブロック、位置決めブロックに加えて、ピアッシング指令を含むブロック、ギャップ制御指令を含むブロック、及びアシストガス指令を含むブロックを、再開位置の候補となるブロックとしてもよい。
なお、「ピアッシング指令」とは、レーザによる穴あけ加工を指示する指令のことである。
また、「ギャップ制御指令」とは、レーザ発振を開始する前に、ギャップの寸法、すなわちギャップ量を目標値に到達させる先行動作を指示する指令のことである。
また、「アシストガス指令」とは、レーザ加工中に、ワークの加工点及びその周辺へのアシストガスを吹き付ける指令のことである。
なお、再開位置候補設定部123は、上記のブロックに加え、加工が中断した中断ブロックを、再開位置の候補となるブロックとする。
加工中描画部124は、加工処理中に加工中の時々刻々の現在位置を、加工経路描画画面に描画する。とりわけ、加工中描画部124は、未加工経路描画部122によって描画された未加工の加工経路上に重ねて、加工中の時々刻々の現在位置を点列で表示することにより、加工済みの加工経路を描画することが好ましい。加工中描画部124は、未加工の加工経路が点線で描画されている場合には、加工済みの加工経路を実線で描画してもよく、未加工の加工経路が実線で描画されている場合には、加工済みの加工経路を点線で描画してもよい。
ブロック先頭位置描画部125は、加工が中断した場合に、再開位置候補設定部123によって記憶された再開位置の候補となるブロックの先頭に対応する加工位置を、加工経路描画画面に表示された加工経路上に描画する。更に、ブロック先頭位置描画部125は、加工経路描画画面上において、再開するブロックの経路全体を、他の加工経路とは別の色で表示してもよい。
再開ブロック設定部126は、ブロック先頭位置描画部125によって描画された加工位置の中からユーザによって指定された加工位置に対応するブロックを、再開ブロックとして設定する。すなわち、ユーザが、加工を再開したい位置として加工経路描画画面に表示された加工位置の中からいずれかの加工位置を指定すると、再開ブロック設定部124は、ユーザが指定した加工位置に対応するブロックを再開ブロックとして設定する。
再開制御部127は、再開ブロック設定部126により設定された再開ブロックに基づくユーザからの再開指示に応じて、加工の再開に必要なモーダル及び/又は補助機能の設定を行う準備プログラムを自動で実行する。とりわけ、加工プログラムがレーザ加工プログラムであり、再開ブロック設定部126により設定された再開ブロックが、ピアッシング指令を含むブロック、ギャップ制御指令を含むブロック、又はアシストガス指令を含むブロックの場合に、再開制御部127は、再開操作に応じて、ピアッシング指令、ギャップ制御指令、又はアシストガス指令に係る準備プログラムを自動で実行する。
ここで、「モーダル」とは、一度指令されると、現在とは異なるGコードが指定されるまで有効となるGコードのことである。
また、「補助機能」とは、数値制御装置100が制御する工作機械の、個々の機能を制御する機能のことである。
数値制御装置100の構成の説明は上記の通りである。次に、図3及び図4を参照することにより、数値制御装置100の動作について説明する。
〔1.2 数値制御装置の動作〕
図3は数値制御装置100の動作を示すフローチャートである。図4は、数値制御装置100が備える表示器170に描画される加工経路描画画面の例である。
ステップS11において、制御部111は、ユーザからの指示に基づき、加工プログラムの仮想運転を開始する。具体的には、制御部111は、実加工を行うことなく、加工プログラムの先頭部から末尾部に渡る、仮想的な運転を開始する。
ステップS12において、加工プログラム解析部121は、加工プログラムを解析する。具体的には、加工プログラム解析部121は、例えば、加工プログラムの構文を解析することにより、加工プログラムの構文木を生成し、生成した構文木から各加工に対応する条件判断や動作を抽出する。
ステップS13において、未加工経路描画部122は、加工プログラムの解析結果に基づいて、表示器170に表示された加工経路描画画面に未加工の加工経路を描画する。
ステップS14において、再開位置候補設定部123は、加工を再開する再開位置の候補となるブロックの情報を記憶する。ここで、再開位置の候補となるブロックとしては、サブプログラム呼び出し指令を含むブロック、マクロ呼び出し指令を含むブロック、マクロモーダル呼び出し指令を含むブロック、所定の機能を有効とするGコード指令を含むブロック、Mコード指令を含むブロック、Bコード指令を含むブロック、位置決めブロックが挙げられる。また、加工プログラムがレーザ加工プログラムの場合には、再開位置の候補となるブロックとしては、ピアッシング指令を含むブロック、ギャップ制御指令を含むブロック、アシストガス指令を含むブロック、及び加工条件設定機能のEコードを含むブロックが挙げられる。
なお、ステップS13とステップS14とは、図3に記載のようにパラレルに実行してもよく、或いはリニアに実行してもよい。
ステップS15において、制御部111は、加工プログラムの仮想運転を終了する。
ステップS16において、加工プログラムの解析結果に基づいて、制御部111は、レーザ制御部180を介してレーザ加工部190を制御し、軸制御回路130〜134を介してサーボアンプ140〜144を制御し、スピンドル制御回路160を介してスピンドルアンプ161を制御することにより、加工プログラムによる実加工を開始する。
ステップS17において、加工中描画部124は、加工処理中に、加工中の時々刻々の現在位置を加工経路描画画面に描画する。とりわけ、加工中描画部124は、未加工経路描画部123によって描画された未加工の加工経路上に重ねて、加工中の時々刻々の現在位置を点列で表示することにより、加工済みの加工経路を描画することが好ましい。
ステップS18において、加工プログラムの実行が中断する。
ステップS19において、ブロック先頭位置描画部125は、再開位置候補設定部123によって記憶された再開位置の候補となるブロックの先頭に対応する加工位置、及び加工が中断された中断ブロックの先頭に対応する加工位置を、加工経路描画画面に表示された加工経路上に描画する。
ステップS20において、ユーザは加工経路上に描画された、再開位置の候補に対応する加工位置の中から、加工を再開したい位置を指定する。これを受けて、再開ブロック設定部124は、ユーザによって指定された加工位置に対応するブロックを、再開ブロックとして設定する。
ステップS21において、ユーザは、再開ブロック設定部126により設定された再開ブロックから、加工プログラムを再開する操作をする。具体的には、ユーザは、数値制御装置100が備える表示器170や操作盤171から、加工プログラムの再開を指示する。
ステップS22において、再開制御部127は、再開ブロック設定部124により設定された再開ブロックに基づくユーザからの再開指示に応じて、当該加工の再開に必要なモーダル及び/又は補助機能の設定を行う準備プログラムを自動で実行する。とりわけ、加工プログラムがレーザ加工プログラムであり、再開ブロック設定部126により設定された再開ブロックが、ピアッシング指令を含むブロック、ギャップ制御指令を含むブロック、又はアシストガス指令を含むブロックの場合に、再開制御部127は、ユーザからの再開指示に応じて、それぞれ、ピアッシング指令、ギャップ制御指令、又はアシストガス指令に係る準備プログラムを自動で実行する。
ステップS23において、制御部111は、再開ブロック設定部126により設定された再開ブロックから、加工プログラムによる実加工を再開する。
図4は、図3に示すフローチャート中のステップS20の時点における、加工経路描画画面の例を示す。なお、図4は、数値制御装置100が制御するレーザ加工機が、多数個取り加工を実行する場合の加工経路描画画面の一例について示すが、これには限定されない。
加工経路描画画面の右側には、加工経路が示される。図4に示す例においては、加工済みの加工経路が実線で、未加工の加工経路が点線で示されているが、これには限定されず、加工済みの加工経路を点線で、未加工の加工経路を実線で示してもよい。また、図4は、レーザ加工により、当初の予定では4枚の板をくり抜く所、3枚目の板をくり抜く途中で加工が中断した例を示す。
加工経路上には、加工を再開する加工位置の候補が黒い丸で示される。より具体的には、図4に示す例において、1枚目〜4枚目の板内で、レーザによる切断を開始するためのピアッシング指令を含むブロックの先頭部が各板2箇所ずつ示される。更に、3枚目の板において、中断点として、加工を中断した中断ブロックの先頭部が黒い丸で示される。
ユーザは、黒い丸で示される複数の加工位置の中から、加工を再開したい加工位置を選択する。図4は、4枚目の板の中抜き部に設定された加工位置が選択された例を示す。
加工経路描画画面の左側には、選択された加工位置に対応する再開ブロックの詳細が示される。「プログラム」は、実行中のプログラム名を示す。「シーケンス番号」は、加工プログラムの箇所を示す番号である。「ブロック番号」は、現時点での加工プログラム中の再開ブロックの位置を識別するための番号である。「全ブロック番号」は、全加工プログラム中の全ブロック内における再開ブロックの位置を識別するための番号である。例えば、図4に示されるような多数個取り加工において、4回目のくり抜き加工の途中から加工を再開したい場合、レーザによるくり抜き加工が既に3回繰り返されているため、4回目のくり抜き加工中のブロック番号に1回目〜3回目のくり抜き加工に係るブロック番号が合算された上で、「全ブロック番号」が示される。「繰り返し回数」は、再開ブロックが加工プログラム内で何回繰り返されたかを示す数字である。「多重度」は、「プログラム」で名称が示されるプログラムが、全加工プログラムの親子関係の中で、メインの加工プログラムから見て何世代目にあるかを示す数値である。「多重度1」とは、メインの加工プログラムから見て1世代目、すなわち、他の加工プログラムを介さず、メインの加工プログラムから直接呼び出されるプログラムであることを示す。「呼出元」は、「プログラム」で名称が示されるプログラムを呼び出すプログラムを示す。
数値制御装置100の動作に係る説明は上記の通りである。次に、図5を参照することにより、ユーザが数値制御装置100を用いて加工を再開する際の、ユーザの操作手順について説明する。
〔1.3 ユーザの操作〕
図5は、ユーザの操作手順の一例を示すフローチャートである。
工作機械による加工が中断すると、例えば図4に示す加工経路描画画面が、表示器170に表示される。
ステップS31において、ユーザは、加工経路描画画面に表示された加工経路上に描画された、再開位置の候補に対応する加工位置の中から、加工を再開したい加工位置を選択する。
ステップS32において、ユーザは、ソフトキー[再開設定]を押す。これにより、ユーザが選択した加工位置に対応する再開ブロックが設定される。
ステップS33において、ユーザは、ソフトキー[再開]を押す。
これを受けて、数値制御装置100は、工作機械による加工を再開させる。
上記の説明では、第1実施形態に係る数値制御装置100が、工作機械としてレーザ加工機を制御する例について記載したが、これには限定されない。すなわち、レーザ加工機の代わりに、例えば、旋盤、ボール盤、中ぐり盤、フライス盤、研削盤、歯切り盤・歯車仕上げ機械、マシニングセンタ、放電加工機、パンチプレス、搬送機及びプラスチック射出成形機といった工作機械を制御する数値制御装置に、本発明を適用することが可能である。
〔1.4 第1実施形態が奏する効果〕
本実施形態に係る数値制御装置100は、数値制御装置100によって制御される工作機械において加工が中断した場合に、加工の再開位置の候補となるブロックの先頭に対応する加工位置を、加工経路描画画面に表示された加工経路上に描画し、加工経路描画画面内でユーザによって指定された加工位置を含むブロックを、再開ブロックとして設定する。
これにより、再開位置とするブロックが実際の加工経路のどこから再開するものであるかを、オペレータが視覚的に把握することが可能となると共に、加工を再開するまでの手順が少なくて済む。
また、数値制御装置100は、再開位置の候補となるブロックとして、中断ブロック、サブプログラム呼び出し指令を含むブロック、マクロ呼び出し指令を含むブロック、マクロモーダル呼び出し指令を含むブロック、所定の機能を有効とするGコード指令を含むブロック、Mコード指令、Bコード指令を含むブロック、及び位置決めブロックのうち、少なくとも1以上の種類のブロックを候補とする。
これにより、実際の加工よりも前に加工プログラムを解析し、再開位置の候補となるブロックの情報を事前に記憶することが可能となる。
また、数値制御装置100は、加工中の時々刻々の現在位置を、未加工の加工経路上に重ねて描画する。
これにより、ユーザは、当初設定した全加工経路のうち、どの程度加工が終了したかを、視覚的に把握することが可能となる。
また、数値制御装置100は、ユーザによる再開操作に応じて、加工の再開に必要なモーダル及び/又は補助機能の設定を行う準備プログラムを自動的に実行する。
これにより、加工を再開するまでの手順を簡略化することが可能となる。
また、加工プログラムがレーザ加工プログラムの場合、数値制御装置100は、再開位置の候補となるブロックとして、中断ブロック、サブプログラム呼び出し指令を含むブロック、マクロ呼び出し指令を含むブロック、マクロモーダル呼び出し指令を含むブロック、所定の機能を有効とするGコード指令を含むブロック、Mコード指令、Bコード指令を含むブロック、及び位置決めブロックに加えて、ピアッシング指令を含むブロック、ギャップ制御指令を含むブロック、及びアシストガス指令を含むブロックを候補とする。
加工プログラムがレーザ加工プログラムの場合、数値制御装置100は、設定された再開ブロックがピアッシング指令を含むブロック、ギャップ制御指令を含むブロック、又はアシストガス指令を含むブロックの場合に、再開操作に応じて、ピアッシング指令、ギャップ制御指令、又はアシストガス指令に係る準備プログラムを自動で実行する。
これにより、数値制御装置100の制御対象がレーザ加工機である場合に特化して、本発明に係る制御方法を適用することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
100 数値制御装置
111 CPU
121 再開位置候補設定部
122 加工中描画部
123 ブロック先頭位置描画部
124 再開ブロック設定部
125 再開制御部

Claims (6)

  1. 加工経路描画画面を表示する表示器と、
    加工前に加工プログラムを解析する加工プログラム解析部と、
    前記加工プログラムの解析結果に基づいて、前記加工経路描画画面に未加工の加工経路を描画する未加工経路描画部と、
    前記加工プログラムの解析結果に基づいて、加工を再開する再開位置の候補となるブロックの情報を記憶する再開位置候補設定部と、
    加工処理中に加工中の時々刻々の現在位置を表示する加工中描画部と、
    加工が中断した場合に、前記再開位置候補設定部によって記憶された再開位置の候補となるブロックの先頭に対応する加工位置を、前記加工経路描画画面に表示された前記加工経路上に描画するブロック先頭位置描画部と、
    前記ブロック先頭位置描画部によって描画された前記加工位置の中からユーザによって指定された加工位置に対応するブロックを、再開ブロックとして設定する再開ブロック設定部と、を備える数値制御装置。
  2. 前記再開位置候補設定部は、前記再開位置の候補として、中断ブロック、サブプログラム呼び出し指令を含むブロック、マクロ呼び出し指令を含むブロック、マクロモーダル呼び出し指令を含むブロック、所定の機能を有効とするGコード指令を含むブロック、Mコード指令、Bコード指令を含むブロック、及び位置決めブロックのうち、少なくとも1以上の種類のブロックを候補とする、請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 前記加工中描画部は、前記加工経路上に加工中の時々刻々の現在位置を前記再開位置候補設定部によって描画された未加工の加工経路上に重ねて描画する、請求項1又は2に記載の数値制御装置。
  4. 前記加工プログラムがレーザ加工プログラムの場合、
    前記再開位置候補設定部は、前記再開位置の候補として、中断ブロック、サブプログラム呼び出し指令を含むブロック、マクロ呼び出し指令を含むブロック、マクロモーダル呼び出し指令を含むブロック、所定の機能を有効とするGコード指令を含むブロック、Mコード指令、Bコード指令を含むブロック、位置決めブロック、ピアッシング指令を含むブロック、ギャップ制御指令を含むブロック、及びアシストガス指令を含むブロックのうち、少なくとも1以上の種類のブロックを候補とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の数値制御装置。
  5. 前記再開ブロック設定部により設定された再開ブロックに基づくユーザからの再開指示に応じて、当該加工の再開に必要なモーダル及び/又は補助機能の設定を行う準備プログラムを自動で実行する再開制御部を更に備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の数値制御装置。
  6. 前記加工プログラムがレーザ加工プログラムの場合、
    前記再開制御部は、
    前記再開ブロック設定部により設定された再開ブロックがピアッシング指令を含むブロック、ギャップ制御指令を含むブロック、又はアシストガス指令を含むブロックの場合に、ユーザからの再開指示に応じて、前記ピアッシング指令、前記ギャップ制御指令、又は前記アシストガス指令に係る準備プログラムを自動で実行する、請求項5に記載の数値制御装置。
JP2018028212A 2018-02-20 2018-02-20 数値制御装置 Pending JP2019144828A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018028212A JP2019144828A (ja) 2018-02-20 2018-02-20 数値制御装置
US16/262,128 US11215964B2 (en) 2018-02-20 2019-01-30 Numerical controller
DE102019201287.6A DE102019201287A1 (de) 2018-02-20 2019-02-01 Numerische Steuereinrichtung
CN201910123277.6A CN110174874B (zh) 2018-02-20 2019-02-18 数值控制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018028212A JP2019144828A (ja) 2018-02-20 2018-02-20 数値制御装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020173352A Division JP7092842B2 (ja) 2020-10-14 2020-10-14 数値制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019144828A true JP2019144828A (ja) 2019-08-29

Family

ID=67481853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018028212A Pending JP2019144828A (ja) 2018-02-20 2018-02-20 数値制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11215964B2 (ja)
JP (1) JP2019144828A (ja)
CN (1) CN110174874B (ja)
DE (1) DE102019201287A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7452988B2 (ja) 2019-11-25 2024-03-19 ファナック株式会社 プログラム再開支援装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111045396A (zh) * 2019-12-24 2020-04-21 一汽解放汽车有限公司 一种用于国产数控加工中心Fanuc操作系统的一键回原点方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0659717A (ja) * 1992-08-07 1994-03-04 Toshiba Mach Co Ltd 工具軌跡データ描画機能を有するnc装置およびその描画方法
JP2010044489A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Fanuc Ltd 加工再開機能を有する数値制御装置
JP2015208775A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 ファナック株式会社 加工再開準備機能を有するレーザ加工システム
JP2016134036A (ja) * 2015-01-20 2016-07-25 ファナック株式会社 描画経路補正機能を備えた数値制御装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008044574A1 (en) * 2006-10-13 2008-04-17 Panasonic Corporation Display control device, display control method, program, and accumulation circuit
JP5543534B2 (ja) * 2012-07-05 2014-07-09 ファナック株式会社 プログラム再開機能を備えた数値制御装置
JP6266300B2 (ja) * 2013-10-24 2018-01-24 Dmg森精機株式会社 工作機械
FR3016221B1 (fr) * 2014-01-06 2016-02-05 Messier Bugatti Dowty Systemes d'usinage comportant une machine d'usinage et des procedes de commande
DE102015105436A1 (de) * 2015-04-09 2016-10-13 Beckhoff Automation Gmbh Übersetzungsmodul, Verarbeitungsmodul und Steuerungssystem
US10747511B2 (en) * 2015-04-28 2020-08-18 Microsoft Technology Licensing, Llc Compiler optimization of coroutines

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0659717A (ja) * 1992-08-07 1994-03-04 Toshiba Mach Co Ltd 工具軌跡データ描画機能を有するnc装置およびその描画方法
JP2010044489A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Fanuc Ltd 加工再開機能を有する数値制御装置
JP2015208775A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 ファナック株式会社 加工再開準備機能を有するレーザ加工システム
JP2016134036A (ja) * 2015-01-20 2016-07-25 ファナック株式会社 描画経路補正機能を備えた数値制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7452988B2 (ja) 2019-11-25 2024-03-19 ファナック株式会社 プログラム再開支援装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN110174874B (zh) 2024-03-08
CN110174874A (zh) 2019-08-27
US11215964B2 (en) 2022-01-04
US20190258215A1 (en) 2019-08-22
DE102019201287A1 (de) 2019-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6719790B1 (ja) Cadデータによるマシニングセンタの自動運転装置
EP0511395A1 (en) Conversational type numerical control equipment
CN110174874B (zh) 数值控制装置
JP2004126956A (ja) 数値制御装置
JP2006172388A (ja) 数値制御装置
JPH11143514A (ja) 加工誤差チェックができる数値制御装置
JP7092842B2 (ja) 数値制御装置
JP2948797B2 (ja) ワイヤカット放電加工用加工順序編集方法及び装置
JP2015005121A (ja) Ncプログラムに追従した画面表示切替機能を有する数値制御装置
JP2019185467A (ja) 設定装置及び設定プログラム
JPH0370242B2 (ja)
CN109143964B (zh) 数值控制装置
JP6777618B2 (ja) 数値制御装置、数値制御方法及び数値制御プログラム
JP2018106279A (ja) 数値制御装置
CN112372069A (zh) 用主轴电流反馈对锯切机锯片直径在线测量及补偿方法
JP6408040B2 (ja) 数値制御装置
JP4672288B2 (ja) 工作機械の可動部の移動を制御する制御装置、制御装置を有する工作機械及び可動部の移動方法
JP2016062316A (ja) 加工再開位置へのアプローチを行う数値制御装置
JP3217329B2 (ja) Ncデータ確認装置
JPH09212221A (ja) ガイド表示機能を有する数値制御装置
WO2022196622A9 (ja) 数値制御装置
JP3036826B2 (ja) ワイヤカット放電加工装置
JPS61118807A (ja) Ncプログラムの加工位置への復帰方法及び装置
JPH0263691A (ja) レーザ加工機用対話型nc制御装置
JPH08263121A (ja) Cncの加工経路逆行方式

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190710

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190913

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200825