JPH0760340B2 - 数値制御装置のユーザプログラム実行方法 - Google Patents
数値制御装置のユーザプログラム実行方法Info
- Publication number
- JPH0760340B2 JPH0760340B2 JP61134752A JP13475286A JPH0760340B2 JP H0760340 B2 JPH0760340 B2 JP H0760340B2 JP 61134752 A JP61134752 A JP 61134752A JP 13475286 A JP13475286 A JP 13475286A JP H0760340 B2 JPH0760340 B2 JP H0760340B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- user program
- program
- numerical control
- user
- processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Numerical Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、編集プログラムと通訳プログラムとを内蔵
する数値制御装置（以下、NCという）のユーザプログラ
ム実行方法に関するものである。
する数値制御装置（以下、NCという）のユーザプログラ
ム実行方法に関するものである。
従来、NCにおいて、ユーザプログラムとはEIA（Electro
nic Industries Association）フォーマットの加工プロ
グラムと、該加工プログラムを拡張してBASIC言語で用
意されているコマンドを使用可能としたユーザマクロプ
ログラムの２種類のプログラムを指している。そしてい
ずれのプログラムも機械加工スタート時にソース言語の
命令を１つごとに解釈しながら実行するプログラム、す
なわち通訳プログラム（インタプリタ）で解析して実行
される。
nic Industries Association）フォーマットの加工プロ
グラムと、該加工プログラムを拡張してBASIC言語で用
意されているコマンドを使用可能としたユーザマクロプ
ログラムの２種類のプログラムを指している。そしてい
ずれのプログラムも機械加工スタート時にソース言語の
命令を１つごとに解釈しながら実行するプログラム、す
なわち通訳プログラム（インタプリタ）で解析して実行
される。
第２図は上記の処理を示すフローチャートで、図におい
て、ＡはNC起動状態の確認、Ｂはユーザプログラムの読
み込み、（２−１）は加工プログラムの入力解析処理、
（２−２）はユーザマクロ処理の判定、（２−３）はユ
ーザマクロ処理、（２−４）はNC装置移動量の計算処
理、（２−５）はNCプログラムの直線、円弧等の補間処
理、（２−６）は加工プログラム終了かの判定である。
また第３図はNC装置ハードウェアの構成図である。
て、ＡはNC起動状態の確認、Ｂはユーザプログラムの読
み込み、（２−１）は加工プログラムの入力解析処理、
（２−２）はユーザマクロ処理の判定、（２−３）はユ
ーザマクロ処理、（２−４）はNC装置移動量の計算処
理、（２−５）はNCプログラムの直線、円弧等の補間処
理、（２−６）は加工プログラム終了かの判定である。
また第３図はNC装置ハードウェアの構成図である。
次に第２図、第３図を参照して動作について説明する。
まず、NCがＡで起動状態、すなわち、NCのオペレータが
加工スタート釦を投入するとNCは加工プログラムの入力
解析処理（２−１）を実行し、その処理結果に基づき加
工プログラムがユーザマクロ処理か（２−２）、否かの
判定を行う。そしてYESの場合にはユーザマクロ処理
（２−３）を実行し、引き続いてモータ移動量の計算
（２−４）をメインCPUにて実行する。さらに、NCの増
分移動量（ΔX,ΔＹ）の計算、補正計算等と共に直線、
円弧等の補間処理（２−５）を同様にメインCPUで行い
マシンコントロールユニット（MCU）を介してサーボ制
御を行い加工処理を進める。最後に加工プログラムの終
了（２−６）を確認して一連の処理を終了する。なお、
NC装置を運転するため処理プログラムとワーク加工の加
工プログラムは予め不揮発性メモリ（ROMまたはバブル
メモリ等）に格納しておく。
まず、NCがＡで起動状態、すなわち、NCのオペレータが
加工スタート釦を投入するとNCは加工プログラムの入力
解析処理（２−１）を実行し、その処理結果に基づき加
工プログラムがユーザマクロ処理か（２−２）、否かの
判定を行う。そしてYESの場合にはユーザマクロ処理
（２−３）を実行し、引き続いてモータ移動量の計算
（２−４）をメインCPUにて実行する。さらに、NCの増
分移動量（ΔX,ΔＹ）の計算、補正計算等と共に直線、
円弧等の補間処理（２−５）を同様にメインCPUで行い
マシンコントロールユニット（MCU）を介してサーボ制
御を行い加工処理を進める。最後に加工プログラムの終
了（２−６）を確認して一連の処理を終了する。なお、
NC装置を運転するため処理プログラムとワーク加工の加
工プログラムは予め不揮発性メモリ（ROMまたはバブル
メモリ等）に格納しておく。
従来のNCは以上にように構成されているので、NC起動状
態でのみ、ユーザプログラムの読み込み、解析、実行を
行うようにしているので、NC起動状態以外の時にはユー
ザプログラムの実行ができず、NC運転の実動効率が制約
されるという問題点があった。
態でのみ、ユーザプログラムの読み込み、解析、実行を
行うようにしているので、NC起動状態以外の時にはユー
ザプログラムの実行ができず、NC運転の実動効率が制約
されるという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、NC起動状態以外でもユーザプログラムの読み
込み、解析、実行を可能とした数値制御装置のユーザプ
ログラム実行方法を提供することを目的とする。
たもので、NC起動状態以外でもユーザプログラムの読み
込み、解析、実行を可能とした数値制御装置のユーザプ
ログラム実行方法を提供することを目的とする。
この発明に係るNCのユーザプログラム実行方法は、NCが
起動状態でないときにも、ユーザプログラムをバックグ
ラウンドユーザプログラムとして実行することを可能と
したものである。
起動状態でないときにも、ユーザプログラムをバックグ
ラウンドユーザプログラムとして実行することを可能と
したものである。
この発明におけるユーザプログラムは、フォアグラウン
ドユーザプログラムとバックグラウンドユーザプログラ
ムとに分離して格納することにより、NC起動状態以外で
もバックグラウンドユーザプログラムでユーザプログラ
ムの実行を可能とする。ここで、フォアグラウンド処理
とは割込結果バックグラウンド処理に先行する優先度の
高い処理を意味する。一般にフォアグラウンドで処理さ
れるジョブは比較的速い処理が要求されるものや、共通
的に必要とされるもので、メモリ内にフォアグラウンド
処理なるメモリ領域を有する。また、バックグラウンド
では多くの資源、大量の処理が必要であり、それ程急が
ないジョブが処理される。
ドユーザプログラムとバックグラウンドユーザプログラ
ムとに分離して格納することにより、NC起動状態以外で
もバックグラウンドユーザプログラムでユーザプログラ
ムの実行を可能とする。ここで、フォアグラウンド処理
とは割込結果バックグラウンド処理に先行する優先度の
高い処理を意味する。一般にフォアグラウンドで処理さ
れるジョブは比較的速い処理が要求されるものや、共通
的に必要とされるもので、メモリ内にフォアグラウンド
処理なるメモリ領域を有する。また、バックグラウンド
では多くの資源、大量の処理が必要であり、それ程急が
ないジョブが処理される。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。図
中、第２図と同一の部分は同一の符号をもって図示した
第１図において、（Ｃ）はフォアグラウンドユーザプロ
グラムの読み込み、（２−７）はバックグラウンドユー
ザプログラムの読み込み、（２−８）は読み込んだバッ
クグラウンドユーザプログラムの解析及び実行である。
また、（１−１）はオペレータがデータの入力を行うキ
ーボード、（１−２）は編集プログラム、（１−３）は
ユーザマクロのプログラムを格納するメモリで、予めユ
ーザがデータ作成したバックグラウンドを通訳プログラ
ムした形で解析、実行に移す。
中、第２図と同一の部分は同一の符号をもって図示した
第１図において、（Ｃ）はフォアグラウンドユーザプロ
グラムの読み込み、（２−７）はバックグラウンドユー
ザプログラムの読み込み、（２−８）は読み込んだバッ
クグラウンドユーザプログラムの解析及び実行である。
また、（１−１）はオペレータがデータの入力を行うキ
ーボード、（１−２）は編集プログラム、（１−３）は
ユーザマクロのプログラムを格納するメモリで、予めユ
ーザがデータ作成したバックグラウンドを通訳プログラ
ムした形で解析、実行に移す。
次に動作について説明する。まず、（Ａ）のNC起動状態
判別処理を行った結果、起動状態であれば（Ｃ）のフォ
アグラウンドユーザプログラムの読み込みを行い、読み
込んだ加工プログラムの入力解析処理（２−１）、モー
タ移動量の計算（２−４）、NCの増分移動量（ΔX,Δ
Ｙ）の計算、補正計算等と共に直線、円弧等の補間処理
（２−５）を行う。
判別処理を行った結果、起動状態であれば（Ｃ）のフォ
アグラウンドユーザプログラムの読み込みを行い、読み
込んだ加工プログラムの入力解析処理（２−１）、モー
タ移動量の計算（２−４）、NCの増分移動量（ΔX,Δ
Ｙ）の計算、補正計算等と共に直線、円弧等の補間処理
（２−５）を行う。
一方、バックグラウンドユーザプログラムの読み込み
（２−７）処理は、NC起動状態であれば上記（Ｃ）、
（２−１），（２−４），（２−５）の処理を行った
後、NC起動状態でなければ直ちに行い、読み込んだバッ
クグラウンドの解析及び実行（２−８）が行われる。こ
の時に実行されるプログラムはユーザが予め作成したプ
ログラムが通訳系プログラムとして機能する。
（２−７）処理は、NC起動状態であれば上記（Ｃ）、
（２−１），（２−４），（２−５）の処理を行った
後、NC起動状態でなければ直ちに行い、読み込んだバッ
クグラウンドの解析及び実行（２−８）が行われる。こ
の時に実行されるプログラムはユーザが予め作成したプ
ログラムが通訳系プログラムとして機能する。
なお、上記実施例ではNC起動状態の時には、フォアグラ
ウンドユーザプログラムの実行後、バックグラウンドユ
ーザプログラムを必ず実行する場合について説明した
が、フォアグラウンドユーザプログラムの実行を優先度
の高い割込み処理プログラムとして、フォアグラウンド
ユーザプログラムの処理を常に優先処理を行うようにし
ても良い。この場合、バックグラウンドユーザプログラ
ムの処理は、必ずフォアグラウンドユーザプログラム処
理の空時間に行われることになる。
ウンドユーザプログラムの実行後、バックグラウンドユ
ーザプログラムを必ず実行する場合について説明した
が、フォアグラウンドユーザプログラムの実行を優先度
の高い割込み処理プログラムとして、フォアグラウンド
ユーザプログラムの処理を常に優先処理を行うようにし
ても良い。この場合、バックグラウンドユーザプログラ
ムの処理は、必ずフォアグラウンドユーザプログラム処
理の空時間に行われることになる。
以上のように、この発明によれば、NC起動状態の如何に
関係なくバックグラウンドユーザプログラムを実行する
ように処理方法を形成したので、NC起動状態でないとき
にもユーザプログラムの実行ができ、任意の時にユーザ
によるプログラムの機能追加が容易に行え、NC装置の実
動効率が大幅に向上する効果がある。
関係なくバックグラウンドユーザプログラムを実行する
ように処理方法を形成したので、NC起動状態でないとき
にもユーザプログラムの実行ができ、任意の時にユーザ
によるプログラムの機能追加が容易に行え、NC装置の実
動効率が大幅に向上する効果がある。
第１図はこの発明の一実施例によるNCプログラム処理方
法のフローチャート、第２図は従来のNCのプログラム処
理方法のフローチャート、第３図は一般的NCのハード構
成を示すブロック図である。
法のフローチャート、第２図は従来のNCのプログラム処
理方法のフローチャート、第３図は一般的NCのハード構
成を示すブロック図である。
Claims (1)
- 【請求項１】EIAフォーマットの加工プログラムまたはB
ASIC言語で用意されているコマンドを使用可能としたユ
ーザマクロプログラムなどのユーザプログラムからアク
セス可能な変数をメモリに格納し、前記変数を使用して
該ユーザプログラムを作成する編集プログラムと、前記
ユーザプログラムを解読、実行する通訳プログラムを内
蔵した数値制御装置のユーザプログラム実行方法におい
て、ユーザプログラムをフォアグラウンドユーザプログ
ラムとバックグラウンドユーザプログラムとに分離して
格納するとともに、数値制御装置の加工スタート釦が投
入されたか否かを判別することにより、起動状態の有無
を確認する段階と、数値制御装置の起動状態の場合に
は、前記フォアグラウンドユーザプログラムを読み込む
段階と、加工プログラムの入力解析処理を行う段階と、
移動量の計算を行う段階と、計算された前記移動量をも
とに補間処理を行う段階と、前記フォアグラウンドユー
ザプログラム処理の空時間を利用して、前記バックグラ
ウンドユーザプログラムを読み込む段階および読み込ん
だ前記バックグラウンドユーザプログラム解析および実
行を行う段階とを有し、数値制御装置の起動状態でない
場合には、直接前記バックグラウンドユーザプログラム
を読み込む段階および読み込んだ前記バックグラウンド
ユーザプログラム解析および実行を行う段階とを実行す
るようにしたことを特徴とする数値制御装置のユーザプ
ログラム実行方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61134752A JPH0760340B2 (ja) | 1986-06-12 | 1986-06-12 | 数値制御装置のユーザプログラム実行方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61134752A JPH0760340B2 (ja) | 1986-06-12 | 1986-06-12 | 数値制御装置のユーザプログラム実行方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62293310A JPS62293310A (ja) | 1987-12-19 |
| JPH0760340B2 true JPH0760340B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=15135739
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61134752A Expired - Lifetime JPH0760340B2 (ja) | 1986-06-12 | 1986-06-12 | 数値制御装置のユーザプログラム実行方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0760340B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01261710A (ja) * | 1988-04-13 | 1989-10-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ロボット制御装置 |
| US6968379B2 (en) * | 1997-05-30 | 2005-11-22 | Sun Microsystems, Inc. | Latency-reducing bandwidth-prioritization for network servers and clients |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58191010A (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-08 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | 産業用ロボツトの制御方法 |
| DE3321088A1 (de) * | 1983-06-10 | 1984-12-13 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Numerische werkzeugmaschinensteuerung |
-
1986
- 1986-06-12 JP JP61134752A patent/JPH0760340B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62293310A (ja) | 1987-12-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2006172388A (ja) | 数値制御装置 | |
| JP5339815B2 (ja) | 加工再開機能を有する数値制御装置 | |
| JPH03158908A (ja) | 複合加工機における自動プログラミング方式 | |
| JPH0760340B2 (ja) | 数値制御装置のユーザプログラム実行方法 | |
| EP3748442B1 (en) | Numerical control device | |
| JPS60191305A (ja) | 数値制御装置 | |
| JPH01312605A (ja) | 放電加工機 | |
| JPH10124124A (ja) | 数値制御装置における加工プログラムの描画方法及び描画機能を備えた数値制御装置 | |
| JP3660038B2 (ja) | 数値制御装置 | |
| CN116237653B (zh) | 一种激光切割系统的选点加工方法及装置 | |
| JPS6115236A (ja) | オブジエクトリストの部分作成方法 | |
| JPS6232503A (ja) | 数値制御装置 | |
| JPH0553627A (ja) | Ｎｃプログラムの補助機能の実行順序決定方法 | |
| JPH0566819A (ja) | 対話形自動プログラミング方法 | |
| JP2642451B2 (ja) | 数値制御装置 | |
| JPH0263691A (ja) | レーザ加工機用対話型ｎｃ制御装置 | |
| JPH077839U (ja) | 数値制御装置 | |
| JPS61168006A (ja) | 数値制御装置 | |
| JPH0511831A (ja) | Ｎｃ制御装置における加工プログラム解析方法 | |
| JPH02178864A (ja) | Ｉｐｌ処理方式 | |
| JPH0588725A (ja) | 数値制御装置 | |
| JPH06105406B2 (ja) | 数値制御方法 | |
| JPH0354607A (ja) | 自動運転のプログラム再開方式 | |
| JPH0685132B2 (ja) | 数値制御装置の運転再開方法 | |
| JPS60263210A (ja) | 数値制御装置のプログラム作成方法 |