JPH026337A - 易焼結性粉末、製造方法及び積層素子 - Google Patents

易焼結性粉末、製造方法及び積層素子

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JPH026337A
JPH026337A JP63111573A JP11157388A JPH026337A JP H026337 A JPH026337 A JP H026337A JP 63111573 A JP63111573 A JP 63111573A JP 11157388 A JP11157388 A JP 11157388A JP H026337 A JPH026337 A JP H026337A
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JP
Japan
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ions
powder
sinterable powder
ion
pmn
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JP63111573A
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Tatsuyuki Suyama
壽山 竜之
Hiroshi Tanemoto
種本 啓
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は精密位置決め用の駆動素子として利用されてい
る積層電歪アクチュエータおよび電子部品として広く利
用されている積層セラミックコンデンサおよびそれらの
原料となる易焼結性Pb(Mgl/3Nb2/3)O3
  (以下PMNと云う、)系粉末およびその合成法に
関するものである。
従来の技術 積層電歪アクチュエータ素子においてはこれを利用する
場合最も問題となるのが変位のヒステリシスである。ヒ
ステリシスとは電圧を増加させる時と減少させる時で、
ある電圧における変位の大きさが異なることで、これが
箸しい場合電圧の変化だけでアクチュエータを制御する
ことが非常に困難となる。このようなヒステリシスの問
題を解決するために、従来からアクチュエータ用の材料
として利用されてきた圧電材料に代わって、電歪材料が
利用され始めている。電歪材料は歪の発生機構が圧電材
料と異なっているため原理的にヒステリシスが極めて小
さいことが知られており、その中でもPMNは圧電材料
を凌ぐ変位量を示すためアクチュエータ用の材料として
最も適した物質であるとされている。
また、a層セラミックコンデンサにおいても、従来誘電
体材料として幅広く利用されてきたチタン酸バリウム(
BaTiOs)に代わり、より大きな誘電率を持つ鉛を
含む複合ペロブスカイト型化合物が最近研究されている
。特にその中でもPMNは18.000に及ぶ大きな誘
電率を持つことが知られており、コンデンサの小型大容
量化を実現させる材料として期待されている(時分61
−28819)。
このようにPMNはアクチュエータ用およびコンデンサ
用の材料として非常に適した特性を持ち、広い応用範囲
を有する物質であるが、現在の一般的なPMNの合成方
法では、この優れた特性が必ずしも十分に発揮されてい
ない、現在一般にPMNはpbo、MgCO3,Wb2
05を混合し、 1000°C前後で十数時間加熱し、
これらを固相反応させることによって合成されている(
S、L、 Swartzet al、 : Mat、 
Res、 Bull、 171245)。
しかし、この製法は非常な高温を必要とするため合成さ
れたPMNの粒子が非常に粗大化してしまい焼結性が悪
くなるので、この粉末を焼結するためには1200℃の
高温を必要とする。そのため、焼結体の粒子径が非常に
大きく、また大きさが不揃いなものとなる。ところが、
積層電歪アクチュエータの変位特性、特にヒステリシス
は材料特性そのもののみならず、焼結体の粒子径に大き
く左右される。すなわち、粒子系が大きくまた不揃いな
程ヒステリシスが大きくなり、制御性が悪くなることが
知られている。また一方、積層セラミックコンデンサに
おいては静電容量を大きくする目的で積層の各層の厚み
を薄くすることがなされているが、上記のような粗大か
つ不揃いな粉末を用いると5層を均一な厚みにするのが
困難であり、層をあまり薄くできない。
これに加え、このような難焼結性の粉末を用いて積層素
子(積層電歪アクチュエータや積層セラミックコンデン
サ)を製造する場合、さらに別の問題点を生ずる。一般
にアクチュエータ素子は電歪材料とそれに電圧を印加す
るための電極(一般に内部1電極と呼ばれる)が交互に
積み重ねられた構造をとるが、粉末を焼結した単板焼結
体と電極を交互に積み重ねていたのでは、手間がかかる
上に素子の精度が非常に悪くなるため、このような方法
によってではなく、あらかじめ粉末をシート状に成形し
たものに有機溶媒に分散させた電極材料を塗布し、これ
を何十枚か積み重ねたものを焼結する方法によって製造
される。
ところが、上記のように焼結に1200℃の高温を必要
とする粉末を用いて、この方法でアクチュエータ素子を
製造する場合、電極となる金属材料が焼結時に高温にさ
らされる一ヒに、酸化物粉末に挟まれているので酸化さ
れたり、また著しい場合は溶融してしまうため、電極用
の金属材料にはptやPdなど融点が高く高温でも酸化
され難い貴金属が専ら用いられており、これらが非常に
高価なことが積層素子の製造コストの低下の大きな妨げ
となっている。
以上のように、現在のPMNの合成方法によっては、粒
子径が大きく、焼結性が悪い粉末しか合成できないため
、それを用いて積層素子を製造する場合、素子の高機能
化や低コスト化に限界がある。
発明が解決しようとする課題 そこで本発明は、このような問題点を踏まえ、800〜
1000℃の低温で焼結が可能なPMH系の易焼結粉末
およびその合成法、さらにそれを原料とする高機能でか
つ安価な積層素子を提供しようとするものである。
課題を解決するための手段 本発明はPMNを主成分とするセラミックスを、従来よ
り200〜400℃低温の800〜1000℃の温度で
焼結して得られることを特徴とする積層素子、およびそ
の製造方法である。
PMNにはPbTiO3,Ha(ZnI/3Nb2/5
)03 (1)一方もしくは双方を5〜50モル%添加
してもよい。
PbTiO3を添加する理由はPMNのキュリー点をシ
フトさせ、電歪材料としてはヒステリシスを小さく保っ
たまま変位量を大きくする効果が、また誘電体材料とし
ては誘電率を大きくする効果がある。またBa(Zns
/3Nb2/3)O3は特性の温度安定性を高めること
が知られている(圧電/電歪アクチュエータ、森北出版
 1987 p、eo)、そしてそれぞれの添加物の添
加量は5モル%より少ないと目的の効果が得られず、5
0モル%より多いとPMN本来の特性が失われる。
L記積層素子の製造方法としては、粒の形状がほぼ球形
でかつ平均粒径及びその標準偏差が1pm以下であるこ
とを特徴とするペロブスカイトの弔−相からなるPMN
粉末、もしくはPMNにPbTiO3、Ba(Zn+/
3Nbv3)O3 cl)一方もしくは双方を5〜50
モル%添加した粉末を一般的な方法によってシート成形
し、Agもしくは一般的に用いられるPdなとの電極材
料を印刷したのち、それを10から100層程度積み重
ねたものを酸化鉛雰囲気下800〜100O℃の温度で
焼結することを特徴とする。
また上記粉末の製造法としては、アルコールにNbのし
ゅう酸塩水溶液と、pbイオンもしくはpbイオンとH
aイオン(以下A元素)を含んだ溶液と、Mgイオンも
しくはMgイオンとTiイオン、Znイオン(以下B元
素)の一方もしくは双方を含んだ溶液を混合し、A及び
B元素のしゆう酸塩沈澱物を生成させた後、該溶液のp
Hを3以上となし、Nbの水酸化物を前記しゅう酸塩沈
澱物中に生成させ、該A、B元素のしゅう酸塩及びNb
の水酸化物からなる混合物を濾過、洗浄、乾燥および熱
分解することにより、Pb(Mg1/3sb力)03、
またはPb(MgV3Nb2/3 )03を主成分とし
PbTiO3、Ba(ZnV3Nbv3)O3の一方も
しくは双方との複合系からなるペロブスカイト型酸化物
の粉末を合成することを特徴とする。
作用 以下本発明の詳細な説明する。
PMHに限らず焼結温度を下げても気孔率の非常に低い
焼結体を得るためには、原料粉末として粒子形状が球状
に近く粒子径がサブミクロンで粒度分布の非常にシャー
プな粒子、例えば遠心沈降法で測定して平均粒径及びそ
の標準偏差がともにlpm以下であるような粒子を用い
ることは、焼結を業とする者にとっては、いわば常識的
な技術である。
しかしながらPMNにおいてはそのような粉末を合成す
る適切な方法が今までになく、PMNを1000℃以下
の温度で焼結する試みはなされていない、そこでこのよ
うな現状を踏まえて発明者らはPMN微粉末の合成法の
研究の末、ドに述べるような方法によって合成がr+(
能であることを見出し、さらにそのように粒度や性状の
整ったPMN粉末を用いると実際に、200〜400℃
も焼結温度を低下させることが可能であることを見出し
た。
PMNの原料粉末として粒形が球状に近く、かつサイズ
がサブミクロンで粒度分布の非常にシャープな粉末であ
れば、他の製造方法によって製造した粉末でも上記のよ
うな低温での焼結は可能であるが、そのようなPMN原
料粉末の製造方法として適切なものとして発明者らがす
でに出願(特願昭82−155348) している方法
がある。
この方法は、アルコールに周期律表Va族元素のしゅう
酸塩水溶液と、Ca、 Sr、 Ba、 Bi、 Pb
もしくは希土類元素(以下A元素)のイオンの1種もし
くは2種以上を含んだ溶液と、Mg、 Cr、 Mn、
 Fe、Go、 Ni、 Cu、 Zn、 Ti、 Z
r、もしくはHf (以下B元素)のイオンの1種もし
くは2種以上を含んだ溶液を混合し、A及びB元素のし
ゅう酸塩沈澱物を生成させた後、該溶液のpHを3以上
となし、周期律表Va族元素の水酸化物を前記しゅう酸
塩沈澱物中に生成させ、該A、B元素のしゅう酸塩及び
周期律表Va族元素の水酸化物からなる混合物を濾過、
洗浄、乾燥および熱分解することにより、 Va族元素
を含むペロブスカイト型酸化物を合成することを特徴と
する、圧電および誘電体セラミックス粉末を合成する方
法である。
この方法によれば、ペロプスカイト単一相で、かつ凝集
が少なく遠心沈降法によって測定した粒子径が0.7p
mで、かつ粒径の標準偏差が0.8JLmのシャープな
粒度分布を持つPMNの粉末が得られる0本方法によっ
て得られる粒子を第2図に示す。
積層素子の製造方法は次のような一般的な方法によった
。まず合成した粉末に、ポリビニルアルコールやポリビ
ニルブチラールなどの有機バインダーと、アセトンやエ
ーテルなどの有機溶媒を混合してスラリーとしたのち、
これをドクターブレード装置などを用いてシート状にし
て、溶媒を乾燥すると、粉末が有機バインダーによって
シート状に成形されたものが得られる。ここまでの工程
をシート成形という。
このシート成形体を適当な大きさに切断し、電極材料を
有機溶媒に分散したものを、塗布もしくはスクリーン印
刷し、これを積み重ねて積層成形体とする。しかるのち
に、この成形体を焼結すると電歪アクチュエータが得ら
れる。ただし、この焼結を行なう前に有機バインダーな
どの不要なものを分解させ、除去するために400〜8
00℃程度の温度で5〜20時間加熱する必要がある。
本発明の粉末を用いると、通常の積層素子の製造プロセ
スにおいて焼結温度が1200℃であったものを、so
o −1ooo℃に下げても十分使用に耐える素子を製
造することができる。
焼結条件としては800〜1000℃の温度で10分か
ら48時間、望ましくは850〜900℃で10分から
8時間の条件で焼結を行なうのがよい、焼結温度が80
0℃より低いと焼結せずまた、1000℃より高いと焼
結体の粒子が大きくなり過ぎたり、また安価な内部電極
材料が用いることができないという弊害が生ずる。また
、焼結時のpbの散逸を防止するため焼結容器を二重に
し、試料を入れた内容器と同時にPbOの粉末を外容器
に封入し加熱時に外容器内に鉛雰囲気が保たれるように
する。Pbが散逸すると組成に狂いが生じPMN本来の
特性が失われる。
本発明の方法により得られたPMN系積層素子は従来よ
りも低温で焼結を行なうため焼結体の粒成長が少ない、
そのため、電歪アクチュエータにおいてはヒステリシス
の低減、またセラミックコンデンサにおいては積層の各
層を薄くすることによる小型大容量化が可能となった。
それに加えて、低温で焼結を行なうことから内部電極材
料の低コスト化を実現できた。
実施例 実施例1 濃度0.31mol/文のしゅう酸ニオブ水溶液1交(
溶液l)および硝酸マグネシウム42.3 gと硝酸鉛
155.0gを溶かした水溶液l1l(溶液2)を用意
した。エタノール89.をよくかくはんしながらこれに
溶液lと溶液2を順次滴下しさらにアンモニア水を滴下
してpHを8としたのち、沈澱を濾過しエタノールで洗
浄することを3回繰り返し、最後に再度濾過して得られ
た固形物を、120℃で12時間乾燥した後、800℃
2時間で熱分解させPMHの粉末を得た。このPMNは
ペロブスカイト単一相であり、遠心沈降法によって測定
した粒度分布はm1図に示した通りで、平均粒径が0.
7gm、その標準偏差が0.8pmであった。また第2
図に示すように粒子は球状であった。
実施例2 実施例1の溶液1として濃度0.31■o!/iのしゅ
う酸ニオブ水溶液1文、溶液2として鉛、バリウム、マ
グネシウム、亜鉛の硝酸塩を各198.4g、38.5
g、29.7g、 14.8gを670−の水溶液とし
たものに、0.79膳o1/41の硝酸チタニル水溶液
330−を混合したものとして、実施例1と同様に合成
を行ないPMN系の7クチユエータ用材料であるo、4
5 Pb(Mg1/3Nb2/a)03−0.3EIP
bTiO3−0,19Ba(ZnyNb2/3)O3を
合成した。
得られた粉末をシート成形し、 Ag内部゛屯極を印刷
した後30層の積層体となし、これを900℃、30分
で焼結を行ない積層電歪アクチュエータを得た。
これとは別に通常の方法によって得られたPMN粉末に
pt内部電極を印刷した後30層の積層体となし、12
00℃、30分で焼結した電歪アクチュエータを作製し
双方の変位特性を比較した。
第3図がその結果であるが図のように本発明の方法によ
るものの変位特性の方がよりヒステリシスが少なく、 
100■におけるヒステリシスは従来法によるものが9
.7%であったのに対し、 4.8%に低減されていた
。また、電極材料に安価なAgを用いることによって電
極にかかるコストを 115以fに低減できた。温度安
定性は双方とも1℃あたり 1.0%程度であった。
実施例3 実施例1の溶液lとして濃度o、31腸o1/文のしゅ
う酸ニオブ水溶液11溶液2として鉛、マグネシウムの
硝酸塩を各182.3g、42.3 gを9691の水
溶液としたものに、0.79mol/Jlの硝酸チタニ
ル水溶液31−を混合したものとし、実施例1と同様に
合成を行ないPMN系の誘電体材料である0、95Pb
(Mg1/3Nb2/a)03−0.05PbTi()
3を合成した。
これをシート成形し、 Ag内部電極を印刷した後3゜
層の積層体となし、これを900”C130分で焼結を
行ない積層セラミックコンデンサを得た。
本発明の粉末を原料とした結果セラミックス誘電体層の
厚みを約10gmにすることができた。この結果2−1
角という小さな素子において1.2pFという大容量を
実現できた。
これとは別に通常の方法によって得られたPMN粉末を
原料に同様にして積層セラミックコンデンサの製造を試
みたが、粒子が大きいためセラミックス誘電体層の厚み
を約30 p−m程度にしか薄くすることができなかっ
たため、静電容量は同じサイズで0.3フルFであった
発明の効果 本発明によりPMN系の積層素子を、800〜1000
℃の温度で焼結することによって製造できることとなっ
た。その結果、積層電歪アクチュエータにおいては変位
のヒステリシスを従来の乃以下に抑えることが可能とな
り、積層セラミックコンデンサにおいては小型大容量化
が回部となった。それに加えて、低温で焼結できること
により電極材料の低コスト化が図れたために、素子の製
造コストを大幅に低減したため、PMN系の積層電歪ア
クチュエータや積層セラミックコンデンサの応用範囲が
広がり、本発明の効果は非常に大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるPMN原料粉末の粒度分布を示す
図である。第2図は本発明によるPMN原料粉末の粒子
構造を示す写真である。第3図は本発明の方法および従
来合成法による(1.45Pb(Mgl/3Nb2/3
)O3−o、3epbtio3−0.19Ba(ZnI
/3Nb2/3)O3粉末より作製した積層電歪アクチ
ュエータの変位特性の比較を示した図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粒子形状が球形で粒径およびその標準偏差が1μ
    m以下であり1000℃以下の温度で焼結が可能なペロ
    ブスカイトの単一相からなるPb(Mg_1_/_3N
    b_2_/_3)O_3の易焼結性粉末。
  2. (2)請求項(1)記載のPb(Mg_1_/_3Nb
    _2_/_3)O_3に、PbTiO_3、Ba(Zn
    _1_/_3Nb_2_/_3)O_3の1種または2
    種を全体の5〜50モル%添加したPb(Mg_1_/
    _3Nb_2_/_3)O_3系の積層素子用易焼結性
    粉末。
  3. (3)アルコールにNbのしゅう酸塩水溶液と、Pbイ
    オンもしくはPbイオンとBaイオン(以下A元素)を
    含んだ溶液と、MgイオンもしくはMgイオンとTiイ
    オン、Znイオン(以下B元素)の一方もしくは双方を
    含んだ溶液を混合し、A及びB元素のしゅう酸塩沈澱物
    を生成させた後、該溶液のpHを3以上となし、Nbの
    水酸化物を前記しゅう酸塩沈澱物中に生成させ、該A,
    B元素のしゅう酸塩及びNbの水酸化物からなる混合物
    を得、該混合物を濾過、洗浄、乾燥および熱分解するこ
    とにより、Pb(Mg_1_/_3Nb_2_/_3)
    O_3、またはPb(Mg_1_/_3Nb_2_/_
    3)O_3を主成分としPbTiO_3、Ba(Zn_
    1_/_3Nb_2_/_3)O_3の一方もしくは双
    方を添加したペロブスカイト型酸化物の粉末を合成する
    ことを特徴とする請求項(1)または(2)記載の易焼
    結性粉末の製造方法。
  4. (4)請求項(1)記載のPb(Mg_1_/_3Nb
    _2_/_3)O_3、または請求項(2)記載のPb
    (Mg_1_/_3Nb_2_/_3)O_3を主成分
    とし、PbTiO_3、Ba(Zn_1_/_3Nb_
    2_/_3)O_3の1種または2種を5〜50モル%
    添加したPb(Mg_1_/_3Nb_2_/_3)O
    _3系の易焼結性粉末からなるセラミックグリーンシー
    トにAgの内部電極材料を印刷したものを複数枚積層し
    、これを焼成してなる積層電歪アクチュエータ。
  5. (5)請求項(1)記載のPb(Mg_1_/_3Nb
    _2_/_3)O_3、または請求項(2)記載のPb
    (Mg_1_/_3Nb_2_/_3)O_3を主成分
    としPbTiO_3,Ba(Zn_1_/_3Nb_2
    _/_3)O_3の1種または2種を5〜50モル%添
    加したPb(Mg_1_/_3Nb_2_/_3)O_
    3系の易焼結性粉末からなるセラミックグリーンシート
    にAgの内部電極材料を印刷したものを複数枚積層し、
    これを焼成してなる積層セラミックコンデンサ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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