JPH0262710A - トラッキング制御装置 - Google Patents

トラッキング制御装置

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JPH0262710A
JPH0262710A JP63214014A JP21401488A JPH0262710A JP H0262710 A JPH0262710 A JP H0262710A JP 63214014 A JP63214014 A JP 63214014A JP 21401488 A JP21401488 A JP 21401488A JP H0262710 A JPH0262710 A JP H0262710A
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track
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head
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Hiromi Nakase
中瀬 弘己
Hiroshi Taniguchi
谷口 宏
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気記録再生装置のトラッキング制御装置に関
するものであり、特に、電気−機械変換素子に搭載され
たアジマス角の異なる少なくとも2個のヘッドが磁気媒
体上を同時に走査して再生される各再生信号の再生時間
差を利用して、トラッキング制御を行う装置に関するも
のである。
従来の技術 記録再生機器、例えば、磁気記録再生装置(以下単にV
TRと称す)等においては、記録トラック上に記録され
ている情報信号を再生する時には、記録トラック上を再
生ヘッドがオントラックして再生走査するためのトラッ
キング制御が必要になる。
トラッキング制御の方法として実用化されているものに
は、テープの長手方向に専用のコントロールトラックを
設け、フレーム周期もしくはその整数倍の周期でコント
ロール信号を記録し、再生時にはこのコントロール信号
を利用してトラッキング制御を行う周知の方法がある。
しかしこの方法では、専用のコントロールトラックを必
要とすること、記録トラックの全域にわたってトラッキ
ングエラー信号を得ることができないことなどの欠点が
ある。
実用化されている他の方法としては、記録トラック上に
トラッキング制御用のパイロット信号を記録し、再生時
には、ヘッドが再生走査する主トラツクの両隣接トラッ
クから再生される各パイロット信号の再生レベルを比較
して、トラッキングエラー信号を得る方法がある。この
方法は、記録トラックの全域にわたってトラッキングエ
ラー信号を得ることができるため、再生ヘッドを圧電素
子などで構成した電気−機械変換素子上に搭載し、前記
トラッキングエラー信号を用いてヘッドの機械位置を変
化させれば、トラック曲がりに追従可能な制御系を構成
することができる。しかしこの方法は、情報信号にパイ
ロット信号を重畳させて記録する必要があるため、パイ
ロット信号の帯域分だけ情報信号の帯域が削られ、その
分、情報信号のS/Nが劣化する欠点がある。
これらの欠点を解決するために、パイロット信号を用い
ずに記録トラックの全域に渡ってトラッキングエラー信
号を得る方法が提案されている。
この方法は、特開昭55−150129号公報に示され
ており、アジマス記録におけるトラックすれと再生信号
の再生時間差との関係を利用したものである。本発明は
この方法に関係するため、以下この方法の基本的な考え
方について説明する。
第19図にはアジマス角の異なる2個のヘッドで記録し
た磁化軌跡を示す。同図において1901は磁気テープ
であり、矢印1902方向に移送される。1903及び
1904は、互いにアジマス角の異なるヘッドであり、
矢印19o5方向に磁気テープ1901上を同時に走査
する。このようなヘッド、すなわち、同時に走査しかつ
互いに異なるアジマス角をもったヘッドを、以後ペアヘ
ッドと呼ぶことにする。1908及び1907は各ヘッ
ドにおけるヘッドギャップを示している。
A11A2、A3、・・舎は、1903で示すAヘッド
と同じアジマス角をもったヘッドで記録された磁化軌跡
であり、B1、B2、B3、・・・は、1904で示す
Bヘッドと同じアジマス角をもったヘッドで記録された
磁化軌跡である。A11 Btのトラック対とA2、B
2のトラック対は、同じペアヘッドで記録されてもよく
、また、他のペアヘッドで記録されてもよい。この関係
は、回転ヘッドを内蔵した回転シリンダの回転数と内蔵
するペアヘッドの数によって決められ、機器設計時に自
由に決めることができる。各磁化軌跡上に記録される信
号、例えば、水平同期信号などの磁化パターンは、19
08及び1909で示すようにトラックの長手方向に対
して傾斜した角度、すなわち、アジマス角をもって記録
される。
ペアヘッドを用いて情報信号を記録再生する方法は、扱
う情報信号の周波数帯域が大きいときに有効である。な
ぜならば、一定のヘッド走査速度で情報信号を記録する
際、情報信号の記録周波数が高いほど、磁気テープ上に
記録する記録波長が短くなり、短くなるほど実用的な記
録再生が困難になるが、ペアヘッドを用いれば情報信号
の周波数帯域を分割して各ヘッドに配分することができ
るため、記録波長を実質上長く設定することができるた
めである。
第20図は、記録すべき情報信号を2種類の信号に分割
する考え方を示した図である。同図において(20−a
)は記録すべき原信号を示し、2O−b)及び(20−
c)は原信号を分割した信号、すなわちペアヘッドに供
給される実際の記録信号を示す。原信号の2001及び
2002は、例えば同図に示すように時間的に分割され
、2003及び2004に示すごとく時間的に伸長され
て分割される。つまり、時間的に伸長された分だけ周波
数帯域を下げることができる。同図において2005.
200θ、2007等はタイミング信号であり、例えば
水平同期信号である。なお、原信号の分割の方法は時間
的に分割する方法に限ることなく、例えば周波数的に分
離する方法や、輝度信号やカラー信号などのように信号
の種類に応じて分割する方法などがある。いずれにせよ
、広い帯域を持った信号を記録する時にはペアヘッドを
用いる方法が実用上有効であり、必須条件になる。
第17図には、記録磁化軌跡と再生走査ヘッドとの位置
関係を3通り示す。同図において、破線で示す1701
.1702.1703はペアヘッドであり、それぞれA
及びBヘッドからなる。各ペアヘッドは矢印1704方
向に走査する。A1、Blはペアヘッドで記録された磁
化軌跡であり、1705から1710で示す信号は水平
同期信号の記録位置を示す。記録磁化軌跡に対するペア
ヘッドの位置は、 (17−a)図では紙面上で左にず
れて、 (17−b)図ではオントラックして、 (1
7−c)図では右にずれている。このような相対位置関
係をもったヘッドで記録トラック上を再生走査したとき
には、同じ時間に記録された信号であっても、再生され
る時間が異なる。例えば(17−a)図では、水平同期
信号1705がヘッドAで再生される時間は、水平同期
信号1706がヘッドBで再生される時間に比べて遅く
なる。
(17−b)図では、両水平同期信号の再生時間は等し
く、(17−c )図では、水平同期信号1709がヘ
ラvAで再生される時間の方が、水平同期信号1710
がヘッドBで再生される時間よりも早くなる。従って、
A及びBの各ヘッドで再生される水平同期信号の時間差
を調べることにより、トラックずれを知ることができる
。なお、時間差を調べるための信号は水平同期信号に限
ることはなく、他の特定の信号であってもよいが、以降
の説明では水平同期信号を特定の信号として説明する。
第18図は、トラックずれと、A1 B多ヘツドで再生
される各水平同期信号の再生時間差との関係を示した図
である。横軸にはトラックずれを示し、零で示す位置が
オントラックの位置である。
右及び左で示すずれは、第17図に示す記録トラックに
対するヘッドの紙面上でのずれ方向に対応している。縦
軸には、A1 B多ヘツドで再生される水平同期信号の
再生時間差を示し、時間差が零の時がオントラック位置
である。また、Aヘッドで再生する水平同期信号の時間
がBヘッドのそれよりも遅い時を子方向としている。こ
の時、トラックずれと再生信号の時間差との関係は18
01で示す関係になる。第18図から明らかなように、
縦軸に示す時間差が零になるようにトラッキング制御回
路を構成すれば、再生ヘッドは記録トラック上を常にオ
ントラックして再生走査することになる。
上述のように、ペアヘッドで再生した信号の時間差を検
出してトラッキング制御を行う方法は、A、  B多ヘ
ツドのヘッドギャップの中心位置が正確に一致している
ときには有効であるが、一致していないときにはトラッ
クずれをおこすことになる。このことについて、次に説
明する。
第16図a−Cは、3皿類のA、  B多ヘツドの取り
付は状態を示した図である。同図において1601.1
603.1605はAヘッドを示し、1602.1θ0
4.1806はBヘッドを示す。
各ヘッドの走査方向は矢印1807.1808.160
9で示す方向である。1612.1613.1614は
各ヘッドを設置するための部材であり、圧電素子等で構
成された可動部材で成る。A、  Bの各ヘッドは走査
方向に対して直角な方向に位置を変えて設置されている
。各ヘッドのギャップは161011611で示すよう
に、各ヘッド内において斜めに引いた実線で示しである
第16図−aは正常な取り付は状態を示し、各ヘッドの
ギャップの中心点1615.1816が、ヘッドの走査
方向に直角な線1617上にのっている。つまり、走査
方向のずれはない。このようなヘッドで記録した磁化軌
跡は、記録トラックの長手方向に直角な方向において、
同一時刻の信号がならんで記録される。
第16図−bは不正規なヘッド取り付は状態を示し、各
ヘッドのギャップの中心点が走査方向に対して1618
で示す量だけずれた状態で取り付けられている。このよ
うなヘッドで記録した磁化軌跡は、同一時刻における信
号が記録トラックの長手方向において1618で示す量
だけずれて記録されることになる。
第16図−Cはヘッドの他の取り付は方法を示したもの
である。同図において、ヘッド1605と1606との
へラドギャップの中心点は、水平同期信号の記録波長に
相当する間隔1618だけずらして設置されており、か
つ、ヘッドをずらしたために生じるヘッド高さのずれ1
tet9を高域補正部材1620で補正している。この
ようなヘッドを用いても、水平同期信号の記録位置を記
録トラックの長手方向において並べることができること
はよく知られている。しかしこの場合にも、間隔161
8が正確に水平同期信号の波長、もしくはその整数倍に
設定されていなければ、第16図−bと同じ条件になる
さらに、水平同期信号の記録位置が記録トラックの長手
方向において並んでいない場合、即ちヘッド1605と
1608とのヘッドギャップの中心点が水平同期信号の
記録波長の整数倍になっていない場合、あるいはへラド
ギャップの中心点が水平同期信号の記録波長の整数倍で
あっても水平同期信号の記録タイミングが各ヘッドで異
なる場合には、再生時、再生された水平同期信号を所定
時間遅延することで各ヘッドで再生された水平同期信号
を同じタイミングで得ることができる。この場合におい
ても間隔1618が正確に設定されていなければ第16
図−すとおなし条件になる。
第14図は、ヘッドの取り付は位置がずれた状姻のペア
ヘッドで記録した磁化軌跡上を、他のずれたペアヘッド
で再生するときの、記録磁化軌跡と再生ヘッドとの関係
を示した図である。1401.1402はA及びBのヘ
ッドであり、1403及び1404は水平同期信号の記
録位置を示す。
同図は、ペアヘッドが記録トラック上をオントラックし
て走査する状態を示しているが、この時A及びBヘッド
で再生される各水平同期信号の再生時間の差の時間は、
1405と1408で示す距離の差に相当する時間にな
る。すなわち、オントラック時においても、再生信号に
時間差が生じることになる。
第15図はトラックすれと再生信号の時間差との関係を
示したものであり、縦軸及び横軸は第18図と同様の意
味をもつ。同図において、1801は第18図に示す特
性と同じ特性である。すなわち、時間差が零の時がオン
トラック位置である。
これに対し、1501で示す特性は、ヘッドと記録磁化
軌跡との関係が第14図に示した関係にあるときの特性
である。すなわち、オントラック位置において時間差が
零にはならない。この時に時関着が零になるような制御
を行えば、1502で示すトラック位置で制御系が安定
することになる。
発明が解決しようとする課題 A、  B各ヘッドの取り付は精度はヘッド組立時の機
械精度で決まり、必ずバラツキが発生する。
従って、信号の記録位置と再生ペアヘッドとの関係は、
第14図に示す関係が一般的であると言える。しかも第
14図に示す1405と1406との距離関係は各デツ
キによってそれぞれ異なるため、この問題を解決するこ
とが必須となる。更に、磁気テープに映像信号を記録す
る際に、テープ途中で記録装置を変えて記録を行ったと
きには、記録されている信号の記録位置と再生ペアヘッ
ドの各ギャップとの関係がテープ途中で変わる。よって
再生時にテープ途中で記録されている信号の記録位置と
再生ペアヘッドの各ギャップとの関係が変わった際には
、自動的に変化を検出し、かつ、記録されている信号の
記録位置と再生ペアヘッドの各ギャップとの関係を求め
直さなければならない。
本発明は、記録トラック上での信号の記録位置と再生ペ
アヘッドの各ギャップとの関係が、第14図に示すよう
な関係であり、更にテープ途中で信号の記録位置と再生
ペアヘッドの各ギャップとの関係が変わっても、信号の
記録位置と再生ペアヘッドの各ギャップとの関係が変わ
ったことを自動的に検出し、オントラック位置を自動的
に設定することができるトラッキング制御装置を提供す
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、異なるアジマス角
を有する磁気ヘッドで磁気記録媒体上に同時に記録され
た少なくとも2つの平行した記録トラックを再生する装
置において、電気−機械変換素子に搭載されたアジマス
角の異なる少なくとも2個の再生ヘッドが同時に磁気テ
ープ上を走査して再生した各再生信号に含まれる特定の
信号の再生時間差を得る手段と、トラッキング制御の基
準値を作成する基準値作成手段と、ヘッド走査がオント
ラックしているかどうかを検出するオントラック状態検
出手段と、前記再生時間差と前記基準値との差が最小と
なるように少なくとも前記電気−機械変換素子を駆動す
るためのトラッキングエラー信号を出力するトラッキン
グエラー演算手段と、前記オントラック状態検出手段に
より検出されたオントラック状態の再生信号の出力レベ
ルと再生信号の出力レベルを比較する出力レベル比較手
段と、前記電気−機械変換素子を強制的に変位させるた
めに変位信号を出力する手段とからなる。
作用 本発明は上記の構成により、磁気記録再生装置毎に異な
る記録ヘッドの取り付けのバラツキが原因で同じ磁気テ
ープであっても記録装置が異なれば記録トラック上での
信号の記録位置が異なるという問題点に対して、前記出
力レベル比較手段により再生時に記録トラック上での信
号の記録位置の変化を自動的に検出し、かつ基準値作成
手段によってトラッキング制御のための基準値を自動的
に最適な状態に設定することができるため、記録トラッ
ク上における特定信号の記録位置のずれや再生ヘッドの
取り付は位置のバラツキがあっても、再生ヘッドが常に
記録トラック上をオントラックして再生走査することが
できる。
実施例 本発明の詳細な説明する前に、本発明の基本的な考え方
について説明する。
第10図に、回転シリンダーの構成図を示す。
また第11図は、第10図に示すシリンダーによって記
録された記録磁化軌跡を示す。回転シリンダー1001
には、第1の記録ペアヘッドRAI(1003)・RB
I (1004)と第2の記録ペアヘッドRA2 (1
005)・RB2(1006)が180度対向する位置
に取り付けられており、かつ第1の再生ペアヘッドPA
3(1009)・PH3(1010)と第2の再生ペア
ヘッドPA4(1011)・PH1(1012)が18
0度対向する位置に取り付けられており、矢印1002
の方向に回転する。
第11図に示す磁気テープ1101は回転シリンダー1
001に略180度巻き付けられて矢印1102方向に
走行し、かつ記録ヘッド・再生ヘッドは磁気テープ上を
矢印1103方向に走査する。記録時、記録ヘッドRA
Iにより記録トラックAl、A3−・Φが形成され、記
録ヘッドRB1により記録トラックBl、B3・・・が
形成される。また、記録ヘッドRA2により記録トラッ
クA2、A4・・拳が形成され、記録ヘッドRB2によ
り記録トラックB2、B4・・・が形成される。
記録ヘッドRAiとRA2は同一アジマスを有しており
、水平同期信号は記録トラックA1・A2に対して11
04・1106で示す傾きをもつ。
同様に、記録ヘッドRBIとRB2は同一アジマスを存
しており、水平同期信号は記録トラックB1・B2に対
して1105−1107で示す傾きをもつ。再生ペアヘ
ッドPA3・PH3は電気−機械変換素子1007に搭
載されており、再生ペアヘッドPA4・PH1は電気−
機械変換素子1008に搭載されている。
再生時、再生ペアヘッドPA3−PB3は記録トラック
対(Al・Bl)、 (A3ΦB3)を走査し、再生ペ
アヘッドPA4・PH1は記録トラック対(A2−82
)、 (A4・B4)を走査する。
ここで、第14図で説明したように、再生ペアヘッドP
A3・PH3が記録トラックA1Φ81をオントラック
して走査するためには、オントラック時における水平同
期信号の磁化軌跡1104・1105とへラドギャップ
1108・1109の関係を把握しなければならない。
同様に、再生ペアヘッドPA4・PH1が記録トラック
A2@B2をオントラックして走査するためには、オン
トラック時における水平同期信号の磁化軌跡1106φ
1107とへラドギャップ1110−1111の関係を
把握しなければならない。
下、オントラック時における水平同期信号の磁化軌跡と
へラドギャップとの関係の求め方を説明する。
第12図は、記録トラックと再生ヘッド走査軌跡との相
対的な位置関係を示した図である。同図において、12
01は記録トラックを示し、1202〜1204は各ヘ
ッド走査軌跡を示している。
1203がオントラック状態であり、1202及び12
04は、オントラック位置から紙面上でそれぞれ左及び
右にずれた状態を示しである。各ヘッド走査軌跡から、
1205で示すように、再生ヘッドを強制的に右及び左
に変位させたときの再生信号のレベルの変化について考
えてみる。
第13図に、この時の再生信号のレベル変化を示す。第
13図(a)は記録及び再生ヘッドの回転位置を示すヘ
ッドスイッチング信号(H−8W信号)であり、1本の
記録トラックを走査するのに要する時間は、1301で
示す時間に相当する。
第13図(b)に第13図(a)に示すH−8W信号を
1/2分周した信号を示す。第13図(b)に示す信号
がHighレベルのとき、即ち、T1゜T3.  ・拳
・で示す期間では、ヘッドを強制的に右方向に変位させ
、逆に第13図(b)に示す信号がLowレベルのとき
、即ち、T2.  T4゜−赤の期間では左方向に変位
させるものとする。
第13図(C)に示す信号は、1203で示す走査軌跡
からヘッドを左右に変位させ゛たときに得られる再生信
号を示したものである。1302は、ヘッドを変位させ
ないときの再生信号のレベルを示し、ヘッドを変位させ
たときには、左右何れの方向でも再生信号のレベルは減
少する。第13図(d)に示す信号は、1202で示す
ヘッド走査軌跡からヘッドを変位させたときの再生信号
のレベルを示し、この時には、ヘッドを変位させないと
きのレベル1303に比べて、T1・T3では増加し、
T2・T4では減少する。第13図(e)は走査軌跡が
1204の時の同様の信号を示す。
この時には第13図(d)とは逆方向のレベルの増減を
示す。従って、ヘッドを強制的に変位させたときの各H
−8W信号゛期間に得られる再生信号のレベル差を検出
すれば、現在のヘッド走査がオントラック状態であるか
否かを知ることが出来る。
そして、ヘッド走査がオントラックのときにペアヘッド
から得られる各再生信号の時佃差をトラ。
キング制御の基準値とすれば良い。
次に、テープ途中で記録装置が変わる等の理由に、より
、′テープに記録されている信号の記録位置と再生ペア
ヘッドの各ギャップの関係が変化したことを、テープ再
生時に検出する方法について説明を行う。第8図に記録
装置を変えて記録した磁気テープよの記録パターンを示
す。第8図において、803は磁気テープで、矢印80
4の方向に移送される。記録トラックA2・82までは
第1の磁気記録再生装置で記録されており、記録トラッ
クA3−B5以降は第2の磁気記録再生装置で記録され
ている。すなわち記録トラックA1・B1・A2−B2
はそれぞれ記録ヘッドRAI・RBl@RA2・RB2
によって記録されており、記録トラックA3・B3・A
4・B4はそれぞれ記録ヘッドRA3・RB3・RA4
・RB4によって記録されている。本来、連続して記録
された記録トラックにおいては、隣合う前後の記録トラ
ックのトラック曲がりパターンは相関が強いので、1ト
ラツク前のトラック曲がりパターンを用いて電気−機械
変換素子を変位することにより、トラック曲がりに追従
することができる。
しかし、一般に記録装置が変わると、記録ヘッドの取り
付けが変わるとともに、記録トラックのトラック曲がり
パターンも異なる。よって電気−機械変換素子を変位さ
せ記録トラックA2・B2ヲ再生ペアヘッドPAL・P
Blがオントラックして走査しているときの走査軌跡8
01と同様の走査軌跡802で再生ペアヘッドPA2・
PB2が記録トラックA3−83を走査するとオントラ
ックしないことは明かである。
第9図に再生へラドPAL、PA2の出力レベル変化を
示す。第9図(a)はH−8W信号をあられし、901
の期間がヘッド走査801に対応し、902の期間がヘ
ッド走査802に対応する。
このときトラックを走査して得られる再生出力レベルは
第9図(b)に示すようになる。即ちオントラック時の
再生出力レベルかに1であり、ヘッド走査801ではト
ラック曲がりに追従しているので再生出力レベルはほぼ
に1と等しくなるが、ヘッド走査802では記録トラッ
クのトラック曲がりパターンがヘッド走査801と異な
るためトラックずれを起こし、その結果トラックずれの
大きいところでの再生出力はに1と比べて非常に小さい
値S1となる。つまり、再生ヘッドが1トラツク走査す
る間に再生出力レベルがオントラック状態における再生
出力レベルと比較して設定値以上小さくなれば、記録ト
ラックのトラック曲がりパターンが変化した、つまり記
録装置が変わったと見なすことができ、よって記録ヘッ
ドが変わったと検出することができるため、再度トラッ
キング制御の基準値を求め直し新たに記録トラック上で
の信号の記録位置と再生ペアヘッドの各ギャップとの関
係を求める処理を行えばよい。
次に、・本発明の第1の実施例について説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
るが、同図に示す再生時間差検出回路109、基準値作
成回路112、オントラック状態検出回路114、出力
レベル比較回路120の詳細については後述する。
第1図において再生ペアヘッドPA3(1009)・P
B3(1010)は電気−機械変換素子1007上に搭
載されている。103及び104は再生増幅器である。
105は再生信号処理回路であり、各ヘッドから再生さ
れる信号を原信号と同じ形態に変換して再生映像信号と
し、端子106から該信号を出力する。また、回路10
5からは、各ヘッドから再生される特定の信号、すなわ
ち、各水平同期信号107及び108が出力される。水
平同期信号108は、遅延回路128により所定時間遅
延されて信号129となる。なお遅延回路128の遅延
量は、記録及び再生ヘッドの取り付けが設定値どおりの
ときに水平同期信号107と129が同じタイミングで
得られるように設定されている。
回路109は、これらの各水平同期信号の再生時間差を
検出する回路である。この時間差に相当する信号110
はトラッキングエラー演算回路111及び基準値作成回
路112に供給される。回路109は時間差信号を出力
すると共に、PA3、PB3各ヘッドから再生される各
水平同期信号のうち、いずれの水平同期信号が早く再生
されるかを判別する、極性判別信号113をも出力する
回路114はオントラック状態検出回路であり、ヘッド
を強制的に変位させたときの再生信号のレベル変化から
オントラック状態を検出する。オントラック状態検出回
路114は、後述するように、オントラック状態でない
ときにパルス信号115を出力し、オントラック状態の
ときには何も出力しない。また、オントラック状態検出
回路114からは、トラッキングが左右どちらの方向に
ずれているかを判別する方向判別信号127が出力され
る。基準値作成回路112は、回路114からパルス信
号が発生されるときの時間差信号110の値を用いて基
準値を作成する。回路114が発生する最終のパルス信
号は、オントラック状態になる直前の状態であるため、
最終のパルス信号到来時の時間差信号を基準値としても
よく、またオントラック状態との差の値を推測して基準
値を作成してもよい。トラッキングエラー演算回路11
工は時間差検出回路109から供給される時間差信号1
10と、基準値作成回路112から供給される基準値2
16との差が最小となるように電気−機械変換素子10
07を駆動するようなトラッキングエラー信号116を
出力する。トラッキングエラー信号11Bはキャプスタ
ンモータ制御 回路117に供給されると共に、加算回
路118を経て圧電素子駆動回路119に供給される。
キャプスタンモータ制御回路117では、トラッキング
エラー信号116の比較的低周波の信号成分を用いてテ
ープの送り位相を制御する。圧電素子駆動回路119は
トラッキングエラー4を号118の比較的高周波の信号
成分を用いて再生ペアヘッドPA3 (1009)・P
H1(1010)を変位させ、トラック曲がり追従制御
を行う。
回路122はシステムコントロール回路であり、キー人
力信号123に応じてモード指令信号を出力する。回路
122には、キー人力信号だけでな(、端子124から
H−8W信号も供給される。
H−8W信号は、変位信号発生回路121とオントラッ
ク状態検出回路114にも供給される。システムコント
ロール回路122に出力レベル比較回路120から出力
されるトラッキング外れ検出信号125が入力されると
、システムコントロール回路122から変位信号発生回
路121とオントラック状態検出回路114を動作させ
るための指令信号128が出力される。
変位信号発生回路121は、すでに第12図及び第13
図を用いて説明したように、オントラック状態を検出す
るためにヘッドを強制的に変位させるための信号を発生
させるための回路である。
第4図は、第1図に示すオントラック状態検出回路11
4の詳細なブロック図であり、第5図はヘッド走査軌跡
を示した図である。第6図は第4図の各部の波形を示し
、両図において同一記号は同じものを示す。
第6図に示す各部の波形は、ヘッドを強制的に変位させ
ることにより、第5図に示すヘッド走査軌跡502から
503を経て、オントラック状態のヘッド走査軌跡50
4に至るまでの波形の変化を示しである。なお、第5図
において、501は記録トラックを示す。
第6図において、 (6−a)は再生ヘッドの回転位置
を示すH−8W信号で、Hlghの期間は再生ベアへ・
ンドPA3・PH1が磁気テープ上を走査し、LOwの
期間は再生ペアヘッドPA4−PB4が磁気テープ上を
走査する。なおここでは再生ペアヘッドPA3−PB3
が記録トラック上をオントラックして走査していること
を検出する動作を説明するが再生ペアヘッドPA4・P
H4が記録トラック上をオントラックして走査している
ことを検出する場合も同様であるのでここでは説明を省
略する。
第4図において、端子401からは再生信号(6−f)
が入力される。回路402は検波整流回路であり、40
3.404はサンプルホールド回路である。回路405
はサンプルパルス作成回路であり、端子406から入力
されるH−8W信号(8−a)を分周して得られた信号
(8−b)の立ち上がりエツジから一定時間遅延された
位置に、各サンプルパルス(6−c)及びC6−d)を
出力する。ここで(8−g)に示すように、再生ペアヘ
ッドが左(信号e−bのレベルがHighの時)及び右
(信号e−bのレベルがLowの時)に変位され、それ
に対応して再生信号(θ−f)の出力レベルが変化する
。サンプルホールド回路の各出力(6−h)及び(8−
i)は第6図に示すように、再生信号(8−f)のレベ
ルに対応している。回路407はレベル差検出回路であ
り、信号(6−h)と(6−i)とのレベル差(8−j
)を出力する。回路408はレベル判別回路である。回
路408は、入力信号のレベルが第6図に601で示す
一定のレベルの範囲内にあるか、節回外にあるかを判別
する。出力信号(θ−k)は、回路408への入力信号
が一定の範囲(601)内にあるときにはLowレベル
を出力し、−定の範囲(601)外にある。ときには、
レベル差の極性に関係なくHighレベルを出力する。
回路409はAND回路であり、信号(C3−k)、(
8−d)、及びオントラック状態の検出を開始する信号
(θ−e)(第1図に示す信号126)がすべてHig
hレベルのときに、端子410に、Highレベルの信
号を出力する。従って、信号(6−1)は、第6図に示
すようなパルス信号となる。信号(8−1)の最後に出
力されるパルス信号602の出力タイミングは、 (6
−f)の信号と比較して分かるように、オントラック時
のタイミングである。この信号C6−1)は、第1図に
示すように基準値作成回路112に供給され、ベアヘッ
ドから再生される各信号の時間差をラッチするためのタ
イミング信号として使用される。
一方、レベル判別回路408は、極性を加味したレベル
判別信号127を出力する。この信号127は、入力信
号(8−j)のレベルが一定値よりも大きいときにはH
ighレベルを、小さいときにはLowレベルとなる信
号である。従って、信号127の極性から、トラックず
れの方向を判別することが出来る。信号127は、第1
図に示す変位信号発生回路121に供給される。
第2図は、第1図に示す時間差検出回路109と基準値
作成回路112の詳細なブロック図、及びトラッキング
エラー演算回路111とを示した図であり、第3図は、
第2図の各部の信号を示す。
第1図、第2図、及び第3図における同一記号は、同じ
ものを示す。
第2図において、端子201からはPA3ヘッドで再生
される信号に含まれる水平同期信号(3−a)が入力さ
れ、端子202からはPB3ヘッドで再生される信号に
含まれる水平同期信号(3−C)が入力される。回路2
03は遅延回路であり、信号(3−a)の立ち上がりエ
ツジでトリガされ、第3図に示す301の期間だけHi
ghレベルのパルス信号(3−b)を出力する。回路2
04はリセット−セット・フリッププロップ(R・5−
FF)回路であり、信号(3−c)の立ち上がりエツジ
でセットされ、信号(3−b)の立ち下がりエツジでリ
セットされる。R@5−FF回路204の出力信号(3
−d)と遅延回路203の出力信号(3−b)とは排他
的論理和(EX−OR)回路205に入力され、信号(
3−e)を得る。信号(3−e)のHighレベルの期
間302は、各水平同期信号間の時間を示しているため
、A、  B各ヘッドの取り付は状態が正規の状態であ
れば、この時間はトラックずれを示すことになる。回路
206はカウンタ回路であり、信号(3−e)の立ち上
がりエツジでカウントを開始し、信号(3−b)の立ち
下がりエツジでカウント値がリセットされる。端子20
7からは、カウント用のクロックが入力される。回路2
08はラッチ回路であり、信号(3−e)の立ち下がり
エツジでカウンタ回路206のカウント値をラッチする
。従って、ラッチ回路208には、各水平同期信号の時
間差に相当する値がラッチされることになる。
第3図に示す信号(3−f)は、信号(3−c)が信号
(3−a)よりも時間的に進んだ位置にあるときの状態
を示した図であり、このときのR・5−FF回路204
の出力(3−d)は、(3−g)に示す波形になる。ま
た、このときのEX−OR回路205の出力は、 (3
−h)に示す波形になる。そしてこの時にも、ラッチ回
路208には、303で示す時間に相当する値が記憶さ
れる。
信号(3−a)は遅延回路213によって遅延され、 
(3−i)で示す出力信号を得る。回路216はDフリ
ップフロップ(D−FF)回路であり、信号(3−e)
の入力レベルを信号(3−i)の立ち上がりエツジでラ
ッチする。このためPA3ヘッドで再生される水平同期
信号(3−a)に対して、PB3ヘッドで再生される水
平同期信号が(3−c)に示すように遅れていれば、D
−F’F回路214の出力信号はHighレベルになる
逆に信号(3−f)に示すように進んでいれば、回路2
14の出力信号はLowレベルになる。従って、回路2
14の出力信号113は、Aへ・ソドから再生される水
平同期信号に対してBヘッドから再生される水平同期信
号が遅れているのか、進んでいるのかを示す信号、すな
わち、トラッキングエラー信号の極性(オントラック位
置から右にずれているのか左にずれているのか)を示す
信号である。
第2図に示すラッチ回路208の出力は、他のラッチ回
路210に入力される。端子215には、第6図で既に
説明したパルス信号(6−1)が入力される。ラッチ回
路210は、信号(E3−1)のパルス信号が入力され
る度にラッチ回路208の値をラッチする。即ち、ラッ
チ回路210に最後にラッチされる値は第6図に602
で示すパルス信号によるものであり、この値はオントラ
・ツク時の各水平信号間の時間差に相当し、トラッキン
グ制御の基準値として記憶されることになる。任意の時
間における各水平同期信号の再生時間差を示すラッチ回
路208の出力信号110の値と基準値216は、トラ
ッキングエラー演算回路111において和もしくは差の
演算が信号113の極性を考慮して行われる。従って、
端子209にはヘッドの取り付は状態を考慮したトラッ
キングエラー信号が取り出される。
第7図に出力レベル比較回路120のブロック図を示す
。端子701には再生信号が供給される。
回路702は検波整流回路であり、703.704はサ
ンプルホールド回路である。回路705はサンプルパル
ス作成回路であり、端子706から入力されるH−8W
信号をもとに1トラック走査中M個のサンプルパルス7
−aを出力する。端子709には第4図に示すオントラ
ック状態検出回路114から出力される信号6−1が入
力される。
よってサンプルホールド回路704にはほぼオントラッ
ク状態になったときの再生出力レベルがホールドされる
。オントラック状態における再生出力レベルは再生出力
の最大値となるため、サンプルホールド回路704には
ほぼ最大値に近い再生出力レベルがホールドされる。7
10は減算回路でサンプルホールド回路704の出力か
らN1を引いた値125を出力する。707は出力レベ
ル比較回路でサンプルホールド回路703の出力と値7
−bを比較して値7−bの方が大きければ出力レベル比
較回路707からレベルHigh(7)4W号125が
出力され、サンプルホールド回路7゜3の出力の方が大
きければレベルLowの信号125が出力される。すな
わち、同じ磁気テープであっても記録装置が異なりよっ
て記録トラックの曲がりパターンが異なれば、曲がりパ
ターンの変化するところで再生出力のレベルが小さくな
り、よってその箇所で端子708にはHighレベルの
検出信号1.25が得られる。検出信号125は第1図
に示すシステムコントロール回路122に入力され、シ
ステムコントロール回路122からは、再度トラッキン
グ制御の基準値を求めるべく信号126を出力する。
本実施例は上記の構成により、テープ途中で記録装置を
変えて記録するなどの理由で、記録装置毎の記録ヘッド
の取り付けのバラツキにより同じ磁気テープであっても
記録トラック上での信号の記録位置にばらつきが生じる
という問題点に対して、出力レベル比較回路により再生
時に記録トラック上での信号の記録位置の変化を自動的
に検出し、基準値作成手段によってオントラック状態の
基準値が自動的に最適な状態に設定されるため、記録ト
ラック上における特定信号の記録位置のずれや再生ヘッ
ドの取り付は位置のバラツキがあっても、再生ヘッドが
常に記録トラック上をオントラックして再生走査するこ
とができる。
また、ドロップアウト等により、実際には記録トラック
上における特定信号の記録位置が変化していないにもか
かわらず、再生出力レベルが減少し、再度新しいトラッ
キング制御の基準値を求め直すという誤動作を防止する
ため、例えば10トラツク連続してトラック外れ検出信
号125が入力されればシステムコントロール回路12
2から信号126が出力されるようにシステムコントロ
ールのプログラムを作成すればこの様な誤動作は防止で
きる。
第21図に、本発明の第2の実施例のブロック図を示す
。端子2101には現在再生中の再生信号が供給される
。回路2102は検波整流回路であり、2103.21
04はサンプルホールド路である。回路2105はサン
プルパルス作成口゛路であり、端子2106から入力さ
れるH−SW倍信号もとに再生ヘッドが1つの記録トラ
ックを走査中にM個のサンプルパルス21−aを出カス
る。2111は加算回路で、サンプルホールド回路21
03から出力される1トラツクあたりM個の再生出力デ
ータを積分し、データ21−dを出力する。端子210
9には第4図に示すオントラック状態検出回路114か
ら出力される信号6−1が入力される。よってサンプル
ホールド回路2104にはほぼオントラック状態になっ
たときの再生出力レベルがホールドされる。オントラッ
ク状態における再生出力レベルは再生出力の最大値とな
るため、サンプルホールド回路2104にはほぼ最大値
に近い再生出力レベルがホールドされる。2112は乗
算回路であり、2110は減算回路である。サンプルホ
ールド回路2104の出力値21−bは乗算回路211
2でM倍されたのち減算回路2110でN2を引いた値
21−Cを出力する。2107は出力レベル比較回路で
加算回路2111の出力21−dと減算回路2110の
出力21−cを比較して値21−Cの方が大きければ出
力レベル比較回路2107からレベルHighの信号2
1−eが出力され、値21−dの方が大きければレベル
Lowの信号21−eが出力される。
本実施例は上記の構成により、テープ途中で記録装置を
変えて記録するなどの理由で、記録装置毎の記録ヘッド
の取り付けのバラツキにより同じ磁気テープであっても
記録トラック上での信号の記録位置にバラツキが生じる
という問題点に対して、曲がりパターンの変化するとこ
ろで再生出力のレベルが小さくなる事をレベル比較回路
により検出を行い、端子2108からはHighレベル
の検出信号21−eが出力される。検出信号21−eは
第1図に示すシステムコントロール回路122に入力さ
れ、システムコントロール回路122からは、再度トラ
ッキング制御の基準値を求めるべく信号126を出力す
る。
さらに本実施例によれば、例えば第23図に示すように
トラック曲がりパターンはあまり変わらス、記録ペアヘ
ッドのAヘッドとBヘッドとの取り付は位置関係が変わ
ったときの記録信号位置の変化に対応できる。この動作
について以下説明する。第23図に記録ヘッドが変化し
たときの磁気テープ上の記録パターンを示す。第23図
において、2303は磁気テープで、矢印2304の方
向に移送される。記録トラックA2・B2までは第1の
磁気記録再生装置で記録されており、記録トラックA3
・B3以降第2の磁気記録再生装置で記録されている。
すなわち記録トラックA1・B1φA2・B2はそれぞ
れ記録ヘッドRAL−RBI・RA2・RB2によって
記録されており、記録トラックA3・B3・A4・B4
はそれぞれ記録ヘッドRA3・RB3・RA4・RB4
によって記録されている。第23図に示す例は記録装置
が変わっても記録トラックのトラック曲がりはほとんど
変わらずに、記録ヘッドの取り付けが変わっている場合
である。この場合、第1の実施例で説明したように、記
録トラックを再生中、再生出力レベルが極端に小さくな
る箇所がない場合が考えられる。しかし、記録ヘッドR
A2・RB2のヘッドの取り付は位置関係と、記録ヘッ
ドRA4・RB4のヘッドの取り付は位置関係が異なっ
ており、再生ヘッドPA2・PB2と記録ヘッドRA2
・RB2の関係より求めた基準値S1を用いて記録ヘッ
ドRA4・RB4によって記録された記録トラックA4
・84を再生ヘッドPA20PB2が再生すると、第2
3図に示すように、オントラックとなるヘッド走査軌跡
2305に対して平行移動したヘッド走査軌跡2302
が得られ、よって再生出力レベルはオントラック時の出
力レベルに対して一定しベル低いものとなる。
本実施例によれば、1トラツク走査中複数箇所の出力レ
ベルを積分してオントラック時の出力レベルと比較する
ため、トラック曲がりパターンはあまり変わらず、記録
ヘッドの取り付は位置が変わるときの記録信号位置の変
化に対応できる。
また、本実施例においても、ドロップアウト等により、
実際には記録トラック上における特定信号の記録位置が
変化していないにもかかわらず、再生出力レベルが減少
し、再度新しいトラッキング制御の基準値を求め直すと
いう誤動作を防止するため、例えば10)ラック連続し
てトラック外れ検出信号21−eが入力されればシステ
ムコントロール回路122から信号126が出力される
ようにシステムコントロールのプログラムを作成すれば
この様な誤動作は防止できる。
第22図に、本発明の第3の実施例のブロック図を示す
。端子2201には現在再生中の再生信号が供給される
。回路2202は検波整流回路であり、2203.22
04はサンプルホールド回路である。回路2205はサ
ンプルパルス作成回路であり、端子2206から入力さ
れるH−3W信号をもとに22−aを出力する。端子2
209には第4図に示すオントラック状態検出回路11
4から出力される信号6−1が入力される。よってサン
プルホールド回路2204にはほぼオントラック状態に
なったときの再生出力レベルがホールドされる。オント
ラック状態における再生出力レベルは再生出力の最大値
となるため、サンプルホールド回路2204にはほぼ最
大値に近い再生出力レベルがホールドされる。2210
は加算回路である。加算回路221oはサンプルホール
ド回路2204の出力値22−bにN3を加えた値22
−cを出力する。2207は出力レベル比較回路でサン
プルホールド回路2203の出力22−dと加算回路2
210の出力22−Cを比較して値22−cの方が大き
ければ出力レベル比較回路2207からレベルLowの
信号22−eが出力され、値22−dの方が大きければ
レベルHighの信号22−eが出力される。検出信号
22−eは端子2208から出力され、第1図に示すシ
ステムコントロール回路122に入力される。
信号22−eがHighであればシステムコントロール
回路122からは、再度トラッキング制御の基準値を求
めるべく信号126を出力する。
本来、サンプルホールド回路2204にホールドされて
いる値はオントラック時の再生出力レベルであり、記録
および再生状態に変化がなければ再生出力レベルの最大
値がサンプルホールド回路2204にホールドされる。
しかし第4図を用いて説明したオントラック状態検出回
路114において、オントラック状態の検出が誤って行
われた場合、第1図に示す基準値作成回路112で得ら
れたトラッキング制御の基準値は実際のオントラック時
の基準値ではないため、この値を基準値としてトラッキ
ング制御を行えば、真のオントラック位置とは異なる位
置を再生ヘッドが走査し続けることになる。すなわちつ
ねにトラックずれを起こした位置で制御系が安定し、サ
ンプルホールド回路2204には再生出力レベルの最大
値よりも小さい値がホールドされる。この時再生ヘッド
が走査すべき軌跡からある方向に僅かにずれれば再生出
力レベルがサンプルホールド回路2201=ホールドさ
れている値よりも大きくなる事がある。
つまり、第22図に示すサンプルホールド回路2203
の出力22−dが、サンプルホールド回路2204の出
力22−bにN3を加えた値22−Cよりも大きければ
、現在のトラッキング制御の基準値を書き換えるべく再
度オントラック検出動作を行う。
あるいは、第22図に示すように、OR回路2210の
一方の入力端子に第4図に示すオントラツク状態検出回
路114から出力される信号6−1を入力し、かつもう
一方の入力端子には信号22−eを入力する。このとき
、サンプルホールド回路2203の出力22−dが、サ
ンプルホールド回路2204の出力22−bにN3を加
えた値22−Cよりも大きければ、サンプルホールド回
路2204には、これまでの最大の再生出力レベルがホ
ールドされ、かつシステムコントロール回路ではそのと
きの各ヘッドからの出力時間差をトラッキング制御の基
準値とするように動作する。
オントラック状態検出回路の誤動作によるトラッキング
ずれを防止するために、一定時間毎に電気−機械変換素
子をわざと左右に振り、そのときの再生信号を第22図
に示す回路に入力することで、誤ったトラッキング制御
の基準値を正しくなおすことができる。
本実施例によれば、万一オントラック状態検出回路の誤
動作によりトラッキング制御の基準値が正しく得ること
ができなくても、再生信号の出力レベルを比較すること
により誤ったトラッキング制御の基準値を正しくなおす
ことができる。
以上、各記録トラックから再生される特定の信号はTV
信号における水平同期信号を用いて説明したが、本発明
において特定の信号は水平同期信号に限ることなく、例
えば音声やデータ等のディジタル記録においてはブロッ
ク毎に再生されるアドレスデータを用いても同様の動作
を行うことができる。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、テープ
途中で記録装置を変えて記録するなどの理由で、記録装
置毎の記録ヘッドの取り付けのバラツキにより同じ磁気
テープであっても記録トラック上での信号の記録位置に
ばらつきが生じるという問題点に対して、出力レベル比
較回路により再生時に記録トラック上での信号の記録位
置の変化を自動的に検出し、基準値作成手段によってオ
ントラック状態の基準値が自動的に最適な状態に設定さ
れるため、記録トラック上における特定信号の記録位置
のずれや再生ヘッドの取り付は位置のバラツキがあって
も、再生ヘッドが常に記録トラック上をオントラックし
て再生走査することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例のトラッキング制御装置
のブロック図、第2図は同トラッキング制御装置におけ
る時間差検出回路と基準値作成回路の詳細なブロック図
、第3図は第2図の各部の波形を示す波形図、第4図は
同トラッキング制御装置におけるオントラック状態検出
回路の詳細なブロック図、第5図は第4図の動作を説明
するための補助図、第6図は第4図の各部の波形を示す
波形図、第7図は同トラッキング制御装置における出力
レベル比較回路の詳細なブロック図、第8図は異なる記
録装置によって記録された磁気テープの記録パターンを
表すパターン図、第9図は出力レベル比較回路の動作を
説明するための補助図、第10図は回転シリンダーの構
成図、第11図は記録磁化軌跡と再生ヘッド走査軌跡と
の関係を示す図、112図はテープ走行モードによる記
録磁化軌跡と再生ヘッド走査軌跡との関係を示す図、第
13図は第12図に示す各ヘッド走査軌跡における再生
信号の出力変化を示す図、第14図は不正規な取り付は
状態のヘッドを用いて記録した磁化軌跡と他の不正規な
取り付は状態のヘッドとの相対位置関係を示す図、第1
5図は不正規な取り付は状態のヘッドを用いたときのト
ラッキングエラー信号の変化を示す図、第16図は各種
ヘットの取り付は状態を示す図、第17図は記録磁化軌
跡と再生ヘッドとの相対位置関係を示す図、第18図は
正規の取り付は状態におけるトラッキングエラー信号の
変化を示す図、第19図は磁化軌跡とペアヘッドとの関
係を示す図、第20図はペアヘッドを用いるときの信号
の分割方法の考え方を示す図、第21図は本発明の第2
の実施例のトラッキング制御装置のブロック図、第22
図は本発明の第3の実施例のトラッキング制御装置のブ
ロック図、第23図は本発明の第2の実施例の動作を説
明するための補助図である。 103.104・・AMP、  105・・再生信号処
理回路、109・・再生時間差検出回路、II+・・ト
ラッキングエラー演算回路、112・・基準値作成回路
、114・・オントラック状態検出回路、117・・キ
ャプスタンモータ制御回路、!19・・圧電素子駆動回
路、120・・出力レベル比較回路、+21・・変位信
号発生回路、122・・システムコントロール回路、1
007電気−機械変換素子、1009.1010・・再
生ペアヘッド。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第10図 第11図 第14図 第15図 左←0−石 九テツクrは 第12図 /205 第 13図 (e) 0(ニーニド(]ヨEI/、# 第16図 第17図 第20図 第18図 第19図 第21図 第22図 一一◆ムラツクrれ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)異なるアジマス角を有する磁気ヘッドで磁気記録
    媒体上に同時に記録された少なくとも2つの平行した記
    録トラックを再生する装置において、電気−機械変換素
    子に搭載されたアジマス角の異なる少なくとも2個の再
    生ヘッドが同時に磁気テープ上を走査して再生した各再
    生信号に含まれる特定の信号の再生時間差を得る手段と
    、トラッキング制御の基準値を作成する基準値作成手段
    と、ヘッド走査がオントラックしているかどうかを検出
    するオントラック状態検出手段と、前記再生時間差と前
    記基準値との差が最小となるように少なくとも前記電気
    −機械変換素子を駆動するためのトラッキングエラー信
    号を出力するトラッキングエラー演算手段と、ヘッド走
    査がオントラックであるときの再生出力レベルと任意の
    時間における再生出力レベルとを比較する出力レベル比
    較手段と、前記電気−機械変換素子を強制的に変位させ
    るために変位信号を出力する変位信号発生手段とからな
    り、前記出力レベル比較手段において任意の時間におけ
    る再生出力レベルがオントラック時の再生出力レベルよ
    りも設定値以上小さいときにトラッキング外れ検出信号
    を出力し、前記トラッキング外れ信号が出力されたとき
    、前記変位信号発生手段から出力される信号により前記
    再生ヘッドを変位させ、前記基準値作成手段はオントラ
    ック状態検出手段により検出されたオントラック状態に
    おける前記再生時間差をそれ以降のトラッキング制御の
    基準値とすることを特徴とするトラッキング制御装置。
  2. (2)出力レベル比較手段は、再生ヘッドが1つの記録
    トラックを走査する間に複数ポイントの再生出力レベル
    を入力し、その平均値がオントラック時の再生出力レベ
    ルよりも設定値以上小さいときにトラッキング外れ検出
    信号を出力することを特徴とする請求項1記載のトラッ
    キング制御装置。
  3. (3)出力レベル比較手段は、任意の時間における再生
    出力レベルがオントラック時の再生出力レベルよりも設
    定値以上大きいときにトラッキング外れ信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1記載のトラッキング制御装置
  4. (4)出力レベル比較手段は、任意の時間における再生
    出力レベルがオントラック時の再生出力レベルよりも設
    定値以上大きいときにトラッキング基準値書換信号を出
    力し、前記トラッキング基準値書換信号は基準値作成手
    段に入力され、前記基準値作成手段では、前記再生出力
    を得たタイミングで再生時間差データをそれ以降のトラ
    ッキング制御の基準値とすることを特徴とする請求項3
    記載のトラッキング制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100373475C (zh) * 2003-04-28 2008-03-05 松下电器产业株式会社 跟踪误差信号产生装置和方法及光盘设备和跟踪控制方法

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