JPH0262530B2 - - Google Patents

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JPH0262530B2
JPH0262530B2 JP62271595A JP27159587A JPH0262530B2 JP H0262530 B2 JPH0262530 B2 JP H0262530B2 JP 62271595 A JP62271595 A JP 62271595A JP 27159587 A JP27159587 A JP 27159587A JP H0262530 B2 JPH0262530 B2 JP H0262530B2
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chloride
mucus
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Randooru Manson Juniaa Harii
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AH Robins Co Inc
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D333/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom
    • C07D333/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
    • C07D333/04Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings not substituted on the ring sulphur atom
    • C07D333/26Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings not substituted on the ring sulphur atom with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D333/38Carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P11/00Drugs for disorders of the respiratory system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P11/00Drugs for disorders of the respiratory system
    • A61P11/10Expectorants

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  • Veterinary Medicine (AREA)
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、粘液溶解活性を有するある種のカル
ボチオ酸−2−アミノアルキルエステルに関し、
とくに肺のうつ血を示す動物における粘液の蓄積
を撲滅および抑制するベンゼンおよび置換ベンゼ
ンおよび2−チオフエン−カルボチオ酸−2−ア
ミノアルキルエステル酸塩および粘液溶解剤とし
て使用するための組成物に関する。 先行技術はベンゼンカルボチオ酸−2−アミノ
エチルエステル塩酸塩を開示している〔W.D.
Foge et al,J.Pharm.Sci51(2)、168−71(1962)〕
が、粘液溶解活性の開示は存在しない。先行技術
はある種の粘液溶解剤、たとえば、遊離のスルフ
ヒドリル基をもつN−アセチル−システインを開
示しているが、本発明の組成物の活性成分はその
基をもたない。A.L.Scheffner,Ann.N.Y.Acad.
Sci.106、298−310(1963)は、肺の病気の処置に
けおる粘液溶解剤としてのN−アセチル−L−シ
ステインの開発において、胃粘素の粘たんぱく質
の試験媒体としての使用を確立した。 本発明の有効成分は、一般に次の式で表わされ
るベンゼン−置換ベンゼンおよび2−チオフエン
−カルボチオ酸−2−アミノアルキルエステル酸
塩である: K0012 ここでRは2−チエニル基または未置換もしく
はハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、カ
ルボキシまたはトリフルオロメチルから選ばれた
同一もしくは異なる1〜3個の基で置換されたフ
エニル基であり、 X-は塩素または臭素の基であり、そしてnは
2または3である、 有効成分は粘液溶解活性を有し、そして肺にう
つ血を示すかまたはそれに悩まされる温血動物に
おける粘液を溶解および希釈するのに有用であ
る。 以後記載し、前記式で表わされる化合物は、
以下に記載するようにS.J.Carne et al.J.
Phys.242、116(1974)の方法の変法により、動物
において粘液溶解活性を有することが示された。 粘液溶解活性がラツトの胃粘液についてN−ア
セチル−L−システインと同じ程度であることが
わかつた有効成分は好ましい有効成分であり、そ
れらは次の通りである。 1 ベンゼンカルボチオ酸、2−アミノエチルエ
ステル、モノ塩酸塩、 2 4−クロロベンゼンカルボチオ酸、2−アミ
ノエチルエステル、モノ塩酸塩、 3 4−メチルベンゼンカルボチオ酸、2−アミ
ノエチルエステル、モノ塩酸塩、 4 4−メトキシベンゼンカルボチオ酸、2−ア
ミノエチルエステル、モノ塩酸塩、 5 2−チオフエンカルボチオ酸、2−アミノエ
チルエステル、モノ塩酸塩。 薬理試験 本発明の有効成分の粘液溶解活性を確立するた
めに使用する方法は、次の通りである。 めすのスプラク・ダウレイ(Spraque−
Dawley)(Charles River Labo)120−180gの
ラツトを、1つのかご当り2匹の動物の割合で収
容して、針金上で16時間断食させる。食糞症を最
小にするため、光は断食の間つけたままにしてお
く。2c.c.の水を各ラツトに経口投与して内部の汚
物を最小にする。30分後ラツトを頚部の転位によ
り殺す。胃を取り出し、過剰の組織を切り取り、
上皮部分を廃棄する。胃を薬物溶液中に入れる前
に、小腺部分を大きいわん曲および小さいわん曲
に十分に沿つて切り、胃を外反させる。糞のにお
いをもつか、見える糞物質を含有する胃を廃棄す
る。2.5mg/mlの試験化合物を含有する10c.c.の溶
液(溶解度に依存して水または50%のポリエチレ
ングリコール300−H2O)中に胃を40分間入れ
る。薬物処理後、胃を10c.c.のアルシアン
(Alcian)ブルー溶液(溶液1)中に90分間入
れ、ここで染料は胃の粘液と錯化する。10c.c.の
0.25モルのスクロース溶液(溶液2)中で2回連
続して10分間洗つた後、胃を10c.c.の0.5モルの
MgCl2溶液(溶液3)中に1時間入れて、錯化し
た染料を除去する。MgCl2の上層を10c.c.のジエチ
ルエーテルと60c.c.の分液漏斗中で振とうして脂質
を除去する。水相をスペクトロニツク
(Spectronic)20管中へ排出し、そして透過率
(%)をスペクトロニツク20分光光度計で605mμ
において読む。透過率を標準曲線からμg/mlの
アルシアンブル−に変換する〔P.Whiteman、
Biochem、J.131、351−57(1973)〕。各薬物また
は薬物の賦形剤(対照)を3つの胃について試験
する。処理した値と対照の値との間の平均の差を
百分率で表わす。結果を第1表に示す。なお、こ
の薬理試験で使用した溶液1〜溶液3は次のよう
にして調製した。 溶液1 アルシアン(Alcian)ブルー、0.05%
W/V(1) 54.8g スクロース(0.15モル) 6.8g 酢酸ナトリウム 900c.c. 脱イオン水 磁気かきまぜ機で溶かし、PH5.8に調整する。
500mgのアルシアンブルー8GN(Matheson
Coleman&Bell#8E13)を加える。メスフラス
コに1を満たす。冷蔵する。1週間だけ使用す
る。 溶液2 スクロース、0.25モル(1) 85.6gのスクロースを1のメスフラスコに加
える。脱イオン水で体積を満たす。1週間だけ使
用する。 溶液3 塩化マグネシウム、0.5モル(1) 101.7gのMgCl2・6H2O ACSを1のメスフ
ラスコに加える。脱イオン水で体積を満たす。 第1表 化合物 粘液減少率(%) 合成例 1 84 合成例 2 70 合成例 3 89 合成例 4 48 合成例 8 83 (注) 粘液減少率(%)は次のようにして求めた。 粘液減少率=A−B/A×100 A:対照の粘液量の平均値 B:本発明化合物を用いた場合の粘液量の平均値 なお、粘液量としては試料の605mμにおける
透過率をアルシアンブルーの含有量(mg/ml)に
変換した値を用いた。 急性毒性試験 マウスを5つのグループに分け、各グループに
賦形剤(トウイーンTween)80を水に加えて0.5
%濃度とした液)10ml/Kg、合成例3の化合物
100mg/Kg、同215mg/Kg、同464mg/Kg、同1000
mg/Kgをそれぞれ1回経口投与した。投与後一週
間にわたりこれらのマウスを毎日観察して毒性の
兆候及び死亡の有無について調べた。結果を第2
表に示す。
【表】 失調に陥つた。残り
の3匹のマウスは正
常であつた。
第2表の結果から、この化合物のLD50は100
mg/Kg(経口投与)より大きいことがわかる。 したがつて本発明の目的は、ベンゼンおよび置
換ベンゼンおよび2−チオフエンカルボチオ酸−
2−アミノアルキルエステル酸塩を、肺のうつ血
に悩まされる温血動物における粘液の蓄積を撲滅
するために使用する方法を提供することである。 ほかの目的は、温血動物の体中の粘液によるう
つ血を抑制するために有用な化合物を含有する製
剤組成物を提供することである。 本発明のほかの目的および利点は、本発明を実
施する最良の方法についての以下の説明および特
許請求の範囲から、明らかとなるであろう。 記号の定義および前記式において、そして特
許請求の範囲および明細書のどこかに現われる場
合、用語は次の意味を有する。 ここで使用する「1〜3個の基で置換されたベ
ンゼン」は、Rの定義のもとに上のように定義さ
れた群から選ばれた1〜3個の基で置換されたフ
エニル基を意味し、そしてこれらの置換基はフエ
ニル核の種々の有効な部分に存在することがで
き、そして1より多い置換基が存在するとき、そ
れらは同一であつても異なつていてもよく、互い
に関して種々の位置に存在することができる。低
級アルキルおよび低級アルコキシ置換基のおのお
のは、好ましくは1〜4個の炭素原子を有し、そ
れらは直鎖または分枝鎖として配置できる。好ま
しい置換基の例は、メチル、エチル、プロピル、
ブチル、フルオロ、ブロモ、クロロ、ヨード、メ
トキシ、エトキシ、ブトキシ、カルボキシおよび
トリフルオロメチルである。 ベンゼンおよび置換されたベンゼンおよびチオ
フエンカルボチオ酸、2−アミノアルキルエステ
ル酸塩は、ベンゼン誘導体を製造する既知の方法
により、次の反応式で示されるようにして製造さ
れる: K0013 ここでR、nおよびX-は上定義したとおりで
ある。 一般に、反応成分を混合し、水蒸気噴射の上で
結晶が形成するまで加熱する。次いで結晶を砕
き、リグロインとともに粉砕し、そして無水エタ
ノールから再結晶する。 次の化合物の合成例は本発明を例示することの
みを意図し、本発明をいかなる面においても限定
するものと考えてはならない。 合成例 1 ベンゼンカルボチオ酸、2−アミノエチルエ
ステル、モノ塩酸塩 15ml(約0.13モル)のベンゾイルクロライドお
よび4.54g(0.04モル)の2−アミノエタンチオ
ール塩酸塩の混合物を、水蒸気噴射の上で2時間
加熱した(湿気から保護した)。わずかに冷却す
ると結晶が生じた。60〜110℃のリグロインとと
もに粉砕し、過し、乾燥した後、結晶は177〜
180℃で溶融した。無水エタノールから数回再結
晶すると、無色の固体、融点178.5〜179.5℃が得
られた。核磁共鳴(NMR)、質量分析(MS)お
よび赤外分析(IR)のすべてにより、式に従
う表題化合物の構造が確認された。収量は5.1g
(59.1%)であつた。 分析:C9H12ClNOSに対する 計算値:C,49.65;H,5.55;N,6.43 実測値:C,49.58;H,5.59;N,6.49 合成例 2 4−クロロベンゼンカルボチオ酸、2−アミ
ノエチルエステル、モノ塩酸塩 60ml(0.47モル)の新らしく蒸留した塩化p−
クロロベンゾイルおよび2−アミノエタンチオー
ル塩酸塩の混合物を、水蒸気噴射の上で2時間加
熱した。反応が完結に向かうにしたがい、固体の
結晶が形成した。注意して温かい60〜110℃のリ
グロインとともに粉砕した後、結晶をリグロイン
で洗いながら過により分離した。無水エタノー
ルから2回再結晶した後、生成物、39.0g(96.5
℃)、は208〜209.5℃で溶融した。NMR、MSお
よびIRのすべての分析により、式に従う表題
化合物の構造が確認された。 分析:C9H11Cl2SNOについての 計算値:C,42.87;H,4.40;N,5.55 実測値:C,42.79;H,4.43;N,5.59 合成例 3 4−メチルベンゼンカルボチオン酸、2−ア
ミノエチルエステル、モノ塩酸塩 30ml(約0.18モル)の新らしく蒸留した塩化p
−トルオイル、沸点122℃/32mmHgおよび9.68g
(0.085モル)の2−アミノエタンチオール塩酸塩
の混合物を、水蒸気噴射の上で2.25時間加熱した
(湿気から保護した)。反応が完了したとき固体の
結晶が形成した。これを砕き、温かい60〜110℃
のリグロインとともに注意して粉砕し、そして結
晶を過により分離し、温かいリグロインで洗つ
た。無水エタノールから2回再結晶後、生成物、
19.07g(97%)、は206.5〜208℃において溶融し
た。NMR,MSおよびIRのすべての分析により
式に従う表題化合物の構造が確認された。 分析:C10H14NOClSに対する 計算値:C,51.83;H,6.09;N,6.04 実測値:C,51.57;H,6.06;N,6.11 合成例 4 4−メトキシベルゼンカルボチオン酸、2−
アミノエチルエステル、モノ塩酸塩 23ml(約0.135モル)の塩化p−アニソイルお
よび7.4g(0.065モル)の2−アミノエタンチオ
ール塩酸塩の混合物を、水蒸気噴射の上で約2時
間加熱した(湿気から保護した)。生じた結晶を
砕き、そして温かい60〜110℃のリグロインとと
もに注意して粉砕し、結晶を過により分離し、
そして温かいリグロインで洗つた。無水エタノー
ルから2回結晶後、生成物、14.6g(90.6%)、
は19.15〜193℃で溶融した。NMR,MSおよび
IRのすべての分析により、式に従う表題化合
物の構造が確認された。 分析:C10H14ClNO4Sについての 計算値:C,48.48;H,5.69;N,5.65 実測値:C,48.42;H,5.73;N,5.66 合成例 5 合成例1の手順において、塩化ベンゾイルの代
わりに、等モル量の 3,4,5−トリメトキシベンゾイルクロライ
ド、 4−トリフルオロベンゾイルクロライド、 3−トリフルメチルベンゾイルクロライド、 3,4−ジメチルベンゾイルクロライド、 4−カルボキシベンゾイルクロライド、 を使用すると、 3,4,5−トリメトキシベンゼンカルボチオ
酸、2−アミノエチルエステル、塩酸塩、 4−フルオロベンゼンカルボチオ酸、2−アミ
ノエチルエステル、塩酸塩、 3−トリフルオロメチルベンゼンカルボチオ
酸、2−アミノエチルエステル、塩酸塩、 3,4−ジメチルベンゼンカルボチオ酸、2−
アミノエチルエステル、塩酸塩、 4−カルボキシベンゼンチオ酸、2−アミノエ
チルエステル、塩酸塩、 が得られる。 合成例 6 合成例1の手順において、2−アミノエタンチ
オール塩酸の代わりに等モル量の3−アミノプロ
パンチオール塩酸塩を使用すると、ベンゼンカル
ボチオ酸−3−アミノプロピルエステル塩酸塩が
得られる。 合成例 7 合成例1の手順において、2−アミノエタンチ
オール塩酸塩の代わりに等モル量の3−アミノプ
ロパンチオール塩酸塩を使用し、そして塩化ベン
ゾイルの代わりに、 塩化p−クロロベンゾイル、 塩化p−トルオイル、または 塩化p−アニソイル を使用すると、 4−クロロベンゼンカルボチオ酸、3−アミノ
プロピルエステル塩酸塩、 4−メチルベンゼンカルボチオ酸、3−アミノ
プロピルエステル塩酸塩、および 4−メトキシベンゼンカルボチオ酸、3−アミ
ノプロピルエステル塩酸塩、 が得られる。 合成例 8 2−チオフエンカルボチオ酸、2−アミノエ
チルエステル、塩酸塩 15.8g(0.108モル)の新らしく蒸留した塩化
2−チオフエンカルボニルおよび11.3g(0.1モ
ル)の2−アミノエタンチオール塩酸塩の混合物
を、水蒸気噴射の上で6時間加熱した(湿気から
保護した)。生ずる結晶を砕き、そして温かい60
〜110℃のリグロインとともに粉砕し、そして
過して結晶を集めた。無水エタノールから2回再
結晶した後、生成物、8.41g(75.5%)、は195〜
196.5℃で溶融した。NMR,MSおよびIRの分析
のすべてにより、式に従う表題化合物の構造が
確認された。 分析:C7H10ClNOS2についての 計算値:C,37.58;H,4.51;N,6.26 実測値:C,37.68;H,4.50;N,6.30 合成例 9 合成例8の手順において、2−アミノエタンチ
オール塩酸塩の代わりに等モル量の3−アミノプ
ロパンチオール塩酸塩を使用すると、チオフエン
カルボチオ酸、3−アミノプロピルエステル塩酸
塩が得られる。 本発明の製剤組成物は、吸入剤として局所的に
適用したとき、ほ乳動物の被検体における肺の滞
留に対して効果的な粘液溶解作用を提供するため
に十分な量の前記式の化合物からなる。 式の化合物は、治療を要する温血動物の気道
中の粘液の液化を誘発するために十分な量で投与
される。式の化合物の気道内投与は、種々の吸
入または点滴注入の手段、たとえば、鼻の点滴、
噴霧、煙霧などにより行う。他の適当な投与手段
は、呼吸作用のエネルギーのみを利用するか、あ
るいはエーロゾル噴射剤の使用による、微粒子ま
たは極微粒粉末の注入によるものである。約0.5
〜5重量%の式の粘液溶解剤を含有する溶液ま
たはけん濁液は、噴霧器、煙霧剤、エーロゾルな
どを用いるスプレーによる適用に適当である。 医学分野における当業者には明らかなように、
特定のほ乳類の被検体に使用すべき化合物の正し
い投与量は、粘液溶解治療を要する状態のひど
さ、ならびに年令、性、体重および被検体の一般
の生理的状態によつて決定される。人間による吸
入のためには、5〜100mgの範囲の個々の投与量
は適当であり、そして粘液溶解のために要求され
るであろう。 製剤組成物は、吸入のために適当に分配され
る。散剤中の微粒状化合物の希釈物の形態あるい
は液体中の溶液およびけん濁液の形態を取ること
ができる。 実施例 1 吸入装置を用いる投与のための粉末 合成例2の4−クロロベンゼンカルボチオ酸、
2−アミノエチルエステルモノ塩酸塩、微粉砕
物 2.5g ラクトース粉末 2.5g 粉末を無菌的に配合し、硬質のゼラチンカプセ
ルに充てんする。各カプセルは50mgの混合物を含
有する。これは、投与前にカプセル壁を裂開する
手段を有する呼吸で作動される吸入装置により、
吸息の呼吸へ分散するのに適する。 実施例 2 吸入装置を用いる投与のための滅菌溶液 1 活性成分 100mg 2 アルコール95% 1.0c.c.とする量 成分の1および2を加温により溶解し、呼吸で
作動される吸入装置により投与する。 実施例 3 水溶液 1 活性成分、合成例 1.3または5 10g 2 蒸留水 90g 合計100g 成分1および2を投与形態に希釈し、吸入装置
またはエーロゾルにより投与する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式:
    K0011 (式中、Rは2−チエニル基または未置換もし
    くはハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、
    カルボキシまたはトリフルオロメチルから選ばれ
    た同一もしくは異なる1〜3個の基で置換された
    フエニル基であり、X-は塩素または臭素のイオ
    ンであり、そしてnは2または3である)の化合
    物および 薬学上許容される担体 からなる粘液溶解剤。
JP62271595A 1978-08-10 1987-10-27 ベンゼンおよびチオフェン―カルボチオ酸2―アミノアルキルエステル酸塩からなる粘液溶解剤 Granted JPS63119423A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US93274778A 1978-08-10 1978-08-10
US932747 1978-08-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63119423A JPS63119423A (ja) 1988-05-24
JPH0262530B2 true JPH0262530B2 (ja) 1990-12-26

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ID=25462846

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10212879A Granted JPS5536486A (en) 1978-08-10 1979-08-10 Benzene and thiopheneecarbothio acid* 22aminoalkylester acid salt
JP62271595A Granted JPS63119423A (ja) 1978-08-10 1987-10-27 ベンゼンおよびチオフェン―カルボチオ酸2―アミノアルキルエステル酸塩からなる粘液溶解剤

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10212879A Granted JPS5536486A (en) 1978-08-10 1979-08-10 Benzene and thiopheneecarbothio acid* 22aminoalkylester acid salt

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GB (1) GB2028325B (ja)
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