JPH026164B2 - - Google Patents

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JPH026164B2
JPH026164B2 JP60254543A JP25454385A JPH026164B2 JP H026164 B2 JPH026164 B2 JP H026164B2 JP 60254543 A JP60254543 A JP 60254543A JP 25454385 A JP25454385 A JP 25454385A JP H026164 B2 JPH026164 B2 JP H026164B2
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JP
Japan
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lamp
reflector
fixed
movable
movable reflector
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JP60254543A
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JPS62115602A (ja
Inventor
Kenji Myazawa
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/823,796 priority patent/US4663696A/en
Priority to GB08602478A priority patent/GB2170587B/en
Priority to DE19863602993 priority patent/DE3602993A1/de
Priority to FR868601353A priority patent/FR2577014B1/fr
Priority to DE3645214A priority patent/DE3645214C2/de
Priority to KR1019860003184A priority patent/KR920007194B1/ko
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Publication of JPH026164B2 publication Critical patent/JPH026164B2/ja
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【発明の詳細な説明】 本発明自動車用灯具の詳細を以下の項目に従つ
て説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来技術[第11図] D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F 実施例 a ランプボデイ[第1図乃至第4図] b ランプカバー[第1図、第3図、第4図] c 反射鏡 c−1 固定反射鏡[第2図乃至第7図] c−2 可動反射鏡[第3図、第4図、第6
図] d 電球[第4図] e 反射鏡回動機構[第5図乃至第9図] e−1 回動アーム、リンクレバー[第5図
乃至第7図] e−2 駆動部[第8図] e−3 制御回路[第9図] e−4 動作 f 中立位置規制手段[第5図、第7図] g レンズ素子[第2図] G 発明の効果 (A 産業上の利用分野) 本発明は新規な自動車用灯具に関する。詳しく
は、主光軸の延びる方向に向いた固定反射鏡の他
に回動自在な可動反射鏡を備え、当該灯具の本来
の機能、例えば、フオグランプとしての機能の他
に可動反射鏡を回動させることによつてコーナリ
ングランプとしても機能させることのできる自動
車用灯具であつて、可動反射鏡を安定した状態に
保持すると共に、光源との間の位置を正確に設定
することができるようにした新規な自動車用灯具
を提供しようとするものである。
(B 発明の概要) 本発明自動車用灯具は、1つの灯室内に主光軸
方向に向いた固定反射鏡と回動自在に支持された
可動反射鏡とを配置した自動車用灯具であつて、
可動反射鏡の下側の取付片を電球取付環の外周面
に回動自在に支持することによつて、可動反射鏡
と固定反射鏡とによつて当該灯具本来の機能、例
えば、フオグランプ機能を発揮すると共に、コー
ナリング時等必要に応じて可動反射鏡を所要の方
向に回動させて、所要の方向におけるビームの拡
がりをもたらしてコーナリングランプ機能を発揮
するようにし、更に、可動反射鏡を電球取付部で
支持することによつて、支持を安定的にすると共
に、光源に対する位置関係を正確に定めることが
できるようにしたものである。
(C 従来技術)[第11図] 車体の前方を照明するためのフオグランプと車
体の前側方を照明するためのコーナリングランプ
はそれぞれその照射方向が異なるため、従来は、
第11図に示すように、車体aにフオグランプb
とコーナリングランプcをそれぞれ別個に設けて
いた。
(D 発明が解決しようとする問題点) 従来にあつては、2個の灯具が必要となり、不
経済であるばかりでなく、取付スペースも多く必
要となるという問題があつた。
そこで、本発明は、本来の機能の他にコーナリ
ングランプとしても機能することのできる自動車
用灯具を提供して、従来の取付スペース上の問題
や経済上の問題を解決し、更には、可動反射鏡と
光源との間の位置関係をより正確に設定すること
ができるようにした新規な自動車用灯具を提供す
ることを目的として為されたものである。
(E 問題点を解決するための手段) 本発明自動車用灯具は、上記した問題点を解決
するために、1つの灯室内に主光軸方向に向いた
固定反射鏡と回動自在な可動反射鏡とを配置し、
可動反射鏡の下側取付片を電球取付環の外周面に
回転自在に支持したものである。
従つて、本発明によれば、可動反射鏡を回動さ
せることによつて、車体の前側方を照射すること
ができるため、本来の機能の他に必要に応じてコ
ーナリングランプとして機能することができ、ま
た、可動反射鏡はその下側取付片が電球取付環に
回転自在に支持されるため、その支持状態が安定
すると共に、光源との間の位置関係を正確に設定
することができる。
(F 実施例) 以下に、本発明の詳細に図示した実施例に従つ
て説明する。尚、実施例に示した自動車用灯具1
は本来の機能がフオグランプの機能であり、それ
と併せて適宜にコーナリングランプの機能を果す
ことができるものである。
(a ランプボデイ)[第1図乃至第4図] 2はランプボデイであり、前面が略矩形に開口
し、他の部分が閉じられた形状に形成されてい
る。3は正面形状が略矩形を為したレンズであ
り、ランプボデイ2の前面開口に連結された前面
枠4に固定されている。これによつて、レンズ3
はランプボデイ2の前面を覆うように配置され
る。
(b ランプカバー)[第1図、第3図、第4図] 5はランプカバーであり、前照灯の消灯時には
レンズ3を覆い、前照灯の点灯時にはその照射を
遮らないように、ランプボデイ2上面の方に回動
されるもので、該ランプカバー5はレンズ3を覆
うためのカバー部5aとカバー部5aの両側端か
ら突出された側部5b,5bとから成り、該側部
5b,5bには後述する回動軸が係合するための
開口形状が方形を成した係合凹部6,6が形成さ
れている。
7aは後述する駆動部の回動軸であり、ランプ
ボデイ2の右側壁から外部へ突出されており、該
突出した部分は断面形状で方形をしている。7b
はランプボデイ2の左側壁から外部へ突出された
回動軸であり、この回動軸7bの外部へ突出され
た部分も断面形状で方形をしている。
そして、ランプカバー5は回動軸7a,7bが
側部5b,5bに形成された係合凹部6,6に係
合されることによつてランプボデイ2に保持さ
れ、回動軸7a,7bの回動に伴ない開閉運動を
行なわしめられる。このランプカバー5の開閉運
動はカバー部5aがランプボデイ2の上面に対向
する位置とレンズ3の前面に対向する位置との間
で行なわれるため、その回動角は略90゜の範囲内
で行なわれる。
8はトグル機構であり、該トグル機構8は略
90゜の範囲で行なわれるランプカバー5の回動の
略半分すなわち、ランプカバー5が略45゜の角度
だけ回動された位置にトグルポイントを有してお
り、また、回動軸7bの回動範囲が90゜以上にな
らないように適宜のストツパー片が設けられてい
る。
9はランプカバー開閉装置であり、モータ、モ
ータの回転を回動軸7aに伝達する伝達機構、回
動軸7aの回転角を制御する制御部等から成り、
特願昭60−175492号の特許出願に示されたランプ
カバー開閉装置と同様のものであり、これによつ
て前記回動軸7aが回転を制御され、ランプカバ
ー5が開閉される。このようなランプカバー開閉
装置はランプボデイ2の左側(向つて右側)の奥
に収納固定される。
(c 反射鏡) (c−1 固定反射鏡)[第2図乃至第7図] 10は固定反射鏡であり、金属板をプレス加工
して形成されている。
固定反射鏡10は枠状の前面部11と後方へ凹
んだ反射部12とから成り、反射部12は略回転
放物面状を為している。そして、固定反射鏡10
の前面、特に反射部12の前面はアルミ蒸着等に
より反射性を有するように処理されている。
反射部12の左右方向における中央部には後方
へ向つて凹んだ浅い凹部13が形成されており、
該凹部13の内面も回転放物面を為すように形成
され、かつ、反射性を有するように処理が為され
ている。
上記の如き固定反射鏡10はその前面部11の
周縁部が、前記前面枠4とレンズ3との間に挾着
状に保持され、これによつてランプボデイ2に支
持される。そして、この固定反射鏡10の反射部
12を構成している回転放物面の回転軸x−xが
この灯具1の主光軸となる。
14は電球取付環であり、例えば、ダイキヤス
トで形成されており、固定反射鏡10の反射部1
2の底面部12aの略中央部の上面にビス止め等
適宜の固定手段によつて固定されている。尚、反
射部12の底面部12aの略中央部には挿通孔1
5が形成されており、該挿通孔15が電球取付環
14の中央孔と連通されている。
電球取付環14の上端には内方へ突出した受縁
16が形成されており、また、電球取付環14の
下端部外周面には環状の受溝17が形成されてい
る。
(c−2 可動反射鏡)[第3図、第4図、第6
図] 18は可動反射鏡であり、金属板をプレス加工
して形成されている。この可動反射鏡18は正面
形状で縦長の長方形状を為す反射部19と該反射
部19の上下両端から前方へ向つて突設された取
付片20a,20bとが一体に形成されて成り、
反射部19の内面は回転放物面状に形成されると
共にアルミ蒸着等により反射性を有するように処
理されている。
可動反射鏡18の下側の取付片20aの中心部
には支持孔21が形成されており、該支持孔21
が前記電球取付環14の受溝17に摺動自在に係
合されている。尚、支持孔21にはその縁から下
方へ向つて突出した環状壁21aが形成されてお
り、この環状壁21aの幅が前記電球取付環14
に形成された受溝17の幅と略同じにされ、取付
状態が安定するようにされている。
22は固定反射鏡10の反射部12の上面部1
2bの略中央部に形成された支持孔23に回転自
在に支持された支持軸であり、該支持軸22の上
面部12bから下方に突出した部分に可動反射鏡
18の上側取付片20bの略中心部が固定されて
いる。
以上のように、可動反射鏡18は固定反射鏡1
0に回動自在に支持されている。
また、可動反射鏡18の反射部19の幅は固定
反射鏡10の反射部12に形成された浅い凹部1
3の幅の約半分位の幅に形成されている。
そして、可動反射鏡18の焦点位置は固定反射
鏡10の焦点位置と略同じ位置にあるようにされ
ている。
(d 電球)[第4図] 24は光源用の電球であり、そのガラス球25
が固定反射鏡10に設けられた挿通孔15、電球
取付環14を通して固定反射鏡10の反射部12
内に位置される。そして、電球24のフランジ2
6が電球取付環14に設けられた受縁16に当接
することによつて、電球24のフイラメント27
が前記反射部12,19の焦点位置に位置せしめ
られる。尚、電球24は、この状態を適宜の保持
手段によつて保持される。
しかして、可動反射鏡18が中立位置にあると
き、即ち、可動反射鏡18の反射部19の光軸
(反射部19を構成している回転放物面の回転軸)
xs−xsが前記主光軸x−xと同じ方向に延びて
いるときは、反射部12,19による反射光は主
光軸x−xと平行に照射される。
そして、可動反射鏡18が回動されると、その
反射部19による反射光は可動反射鏡18の光軸
xs−xsが向いた方向に照射され、固定反射鏡1
0の反射部12によつて反射された光は主光軸x
−xが向いた方向に照射される。
従つて、カーブを曲がるとき等、路肩部への照
射光が必要なときは、その方向に可動反射鏡18
を回動してやれば、その方向側方への照射範囲を
拡大することができる。
そして、上述したように、可動反射鏡18はそ
の回動中心が電球取付環14の中心にあるように
されているので、電球取付環14に支持される電
球24のフイラメント27と可動反射鏡18の反
射部19の焦点との間の位置関係を整合させ易
い。
(e 反射鏡回動機構)[第5図乃至第9図] (e−1 回動アーム、リンクレバー)[第5図
乃至第7図] 28は回動アームであり、その基部は前記支持
軸22のうち固定反射鏡10の反射部12の上面
部12bから上方に突出した部分の上端に固定さ
れている。29は回動アーム28の基部から側方
に突出した腕片であり、該腕片29の先端には下
方へ折曲げられた係合片29aが形成されてい
る。
30は駆動部31の駆動軸であり、該駆動軸3
0には駆動アーム32の基部が固定されている。
33はリンクレバーであり、その一端は前記駆
動アーム32の回動端に回動可能に連結され、ま
た、他端は前記回動アーム28の回動端に回動可
能に連結される。
しかして、駆動軸30が回転して駆動アーム3
2が回動するとリンクレバー33を介して回動ア
ーム28が回動せしめられ、回動アーム28の基
部と固定された支持軸22が回動するので可動反
射鏡18が回動せしめられることになる。
尚、可動反射鏡18はその下側取付片20aを
電球取付環14に、上側取付片20bを支持軸2
2に、それぞれ支持されているため、可動反射鏡
18の支持がきわめてしつかりと安定する。
(e−2 駆動部)[第8図] 駆動部31はほとんどの構成要素がケース34
内に配置されている。
35はケース34内に固定されたモータであ
り、その出力軸35aにピニオンギヤ36が固定
されている。
37はケース34内にモータ35の出力軸35
aの延びる方向と直交する方向に延びるように回
転可能に支持されたウオーム軸であり、その一半
部にはウオーム37aが一体に形成されており、
他半部にはクラウンギヤ37bが一体に形成さ
れ、該クラウンギヤ37bは前記ピニオンギヤ3
6と噛合されている。
30はケース34内で前記ウオーム軸37の軸
方向と直交する方向に延びるように回転可能に支
持され、かつ、上端がケース34から上方へ突出
された駆動軸である。
38は駆動軸30に固定されたウオームホイー
ルであり、前記ウオーム37aと噛合されてい
る。
しかして、モータ35が回転すると、その出力
軸35a、ピニオンギヤ36、クラウンギヤ37
b、ウオーム軸37、ウオーム37a、ウオーム
ホイール38を介して駆動軸30が回転せしめら
れる。
39は板ばね材料により形成されたスプリング
コンタクトであり、その中央部が駆動軸30に固
定され、両端部には接点39a,39bが形成さ
れている。そして、このスプリングコンタクト3
9は電源と接続されている。
40はケース34内に固定されたプリント基板
であり、前記スプリングコンタクト39と対面す
るように配置されている。そして、該プリント基
板40のスプリングコンタクト39に対面した面
には約4分の1円弧状の固定電極41a,41b
が形成されている。そして、これら固定電極41
a,41bは前記スプリングコンタクト39の接
点39a,39bの回動軌跡上に位置しており、
かつ、固定電極41aと41bは反対側に、即
ち、円周上に180度離れて位置している。また、
スプリングコンタクト39はその接点39a,3
9bがプリント基板40の固定電極41a,41
bが形成された面に弾接するように位置されてい
る。
(e−3 制御回路)[第9図] 第9図は制御回路を示すものである。
42はリレーコイル、43,44はリレー接点
部であり、43c,44cはコモン端子、43
a,44aはa接点、43b,44bはb接点で
ある。そして、一方のコモン端子43cはモータ
35の正転端子45fに接続され、他方のコモン
端子44cはモータ35の逆転端子45rに接続
されている。また、一方のa接点43aは前記固
定電極の一方41aに接続され、他方のa接点4
4aは接地されている。更に、一方のb接点43
bは接地され、他方のb接点44bは前記固定電
極の他方41bに接続されている。
46はコーナリングスイツチであり、前記リレ
ーコイル42の一端はこのコーナリングスイツチ
46を介して電源と接続され、他端は接地されて
いる。
(e−4 動作) 上記した反射鏡回動機構において、コーナリン
グスイツチ46が閉じられると、リレーコイル4
2に給電され、リレーの各コモン端子43c,4
4cがそれぞれのa接点43a,44aと接続さ
れる。従つて、電源→スプリングコンタクト39
→スプリングコンタクト39の一方の接点39a
→一方の固定電極41a→リレーのa接点43a
→コモン端子43c→モータ35の正転端子45
f→モータ35の逆転端子45r→コモン端子4
4c→a接点44a→接地、という経路で電流が
流れ、モータ35が正転する。モータ35が正転
すると、その回転はその出力軸35a、ピニオン
ギヤ36、クラウンギヤ37b、ウオーム軸3
7、ウオーム37a、ウオームホイール38を介
して駆動軸30に伝達され、該駆動軸30が第5
図及び第6図の時計回り方向に回転され、従つ
て、これに固定された駆動アーム32が時計回り
方向に回動される。すると、駆動アーム32の先
端に回動自在に連結されたリンクレバー33が第
5図及び第6図の右方へ移動せしめられる。これ
によつて、リンクレバー33に連結された回動ア
ーム28が時計回り方向に回動せしめられ、この
回動アーム28と一体的に回転する支持軸22を
介して可動反射鏡18はその反射部19が第6図
の左下方を向くように回動される。従つて、可動
反射鏡18の反射部19の光軸xs−xsはこの自
動車用灯具1が搭載された自動車の前方右側を向
くようになり、この方向に可動反射鏡18による
反射光が照射されることになる。
上記したように、駆動軸30が回転すると、こ
れと共にスプリングコンタクト39も時計回り方
向に回転し、略90度回転したところで(第9図に
2点鎖線で示す状態)スプリングコンタクト39
の一方の接点39aが固定電極41aとの接触を
外れる。すると、上記給電経路のうち、固定電極
41aとスプリングコンタクト39との間が開放
されるので、モータ35は回転が停止される。
そこで、コーナリングランプの必要がなくなつ
たときは、コーナリングスイツチ46を開放す
る。
すると、リレーコイルのコモン端子43c,4
4cは何れもb接点43b,44bと接続され
る。従つて、電源→スプリングコンタクト39→
スプリングコンタクト39の他方の接点39b→
b接点44b→コモン端子44c→モータ35の
逆転端子45r→正転端子45f→コモン端子4
3c→b接点43b→接地、という経路で電流が
流れ、モータ35が逆転される。
従つて、駆動軸30が反時計回り方向側に回転
され、駆動アーム32、リンクレバー33、回動
アーム28を介して可動反射鏡18が反時計回り
方向に回動され、元の状態、即ち、その光軸xs
−xsが主光軸x−xと同じ方向に向いた状態
(この位置を「中立位置」と云う。)に戻される。
この間に、スプリングコンタクト39も駆動軸3
0と共に反時計回り方向に回動され、略90度回動
したところで、他方の接点39bが固定電極41
bとの接触を外れ、モータ35が停止する。
上記した構成では、コーナリングスイツチ46
を閉じたときに、可動反射鏡18は車体の前方右
側方を照射するように回動するようにされたが、
これを車体の前方左側方を照射するようにするの
は第7図に示すように、駆動アーム32の向きを
180度変更すれば良い。このようにすることによ
つて、モータ35が正転して駆動軸30が時計回
り方向に回転すると、今度はリンクレバー33が
第7図で左方に移動することになり、従つて、回
動アーム28は反時計回り方向に回動し、可動反
射鏡18は車体の前方左側方を照射するように回
動される。そして、コーナリングスイツチ46を
開放すると可動反射鏡18が元の位置に戻る。
そこで、第5図及び第6図に示した右コーナー
用の自動車用灯具を車体前面の右側に、また、第
7図に示した左コーナー用の自動車用灯具を車体
前面の左側に、それぞれ配置すると、双方の灯具
の可動反射鏡18,18を中立位置から可動した
ときには第10図のように、本来の配光47の両
側に連続したコーナリング配光48,48が得ら
れ、例えば、山間地の曲がりくねつた道路を走行
する際等に道路両側の路肩部を良く見渡すことが
できる。
(f 中立位置規制手段)[第5図、第7図] 49は中立位置規制手段である。
50a,59bは規制片であり、各規制片50
a,50bの基部が前記支持軸22に回動自在に
支持されている。そして、規制片50a,50b
の先端間には引張スプリング51が張設されてい
る。従つて、規制片50a,50bは互いの間隔
を閉じる方向に常時付勢されており、回動アーム
28に形成された係合片29aに両側から弾接さ
れている。
52は固定反射鏡10の上面に固定されたスト
ツパーであり、可動反射鏡18が中立位置にある
状態で前記規制片50a,50bの先端がそれぞ
れ反対側から接触されている。
しかして、回動アーム28が時計回り方向に回
動すると、規制片50bは係合片29aに押され
て回動アーム28と共に時計回り方向に回動する
が、規制片50aはストツパー52によつて時計
回り方向への回動を阻止されるため、引張スプリ
ング51が伸張される。
また、回動アーム28が反時計回り方向に回動
されると、規制片50aが係合片29aに押され
て回動アーム28と共に反時計回り方向に回動
し、規制片50bはストツパー52によつて反時
計回り方向への回動を阻止されるため、引張スプ
リング51が伸張される。
そして、可動反射鏡18が中立位置に戻される
ときに、モータ35の回転が足らずに中立位置の
手前で停止したり、逆に、モータ35のオーバー
ランによつて中立位置を通り過ぎたりした場合に
は、何らの場合にも、引張スプリング51が伸張
した状態にあるため、その引張力が規制片50a
又は50bに及び係合片29aを介して回動アー
ム28を中立位置に戻すように作用するため、コ
ーナリングスイツチ46が開いた状態ではモータ
35に制動がかかつていないことと相俟つて、回
動アーム28が中立位置に戻されることになる。
このようにして、コーナリングランプとしての機
能を果さないときは、回動アーム28は常に正し
く中立位置にあるようにされる。
また、オーバーランしたときに回動アーム28
を直接ストツパーにより止める場合に比較して、
回動アーム28その他にかかる衝撃を緩和するこ
とができる。
(g レンズ素子)[第2図] 53はレンズ3に形成された窓部である。該窓
部53は拡散作用や屈折作用が少ししか無いか、
あるいは全く無い状態に形成されており、固定反
射鏡10の反射部12のうち可動反射鏡18が移
動した場合でも可動反射鏡18に邪魔されない位
置に対応し、かつ、可動反射鏡18による反射光
が通過しない部位に設けられている。右コーナー
照射用の場合、レンズ3に向つて右側に窓部53
が設けられる。
レンズ3にこのような窓部53が設けられるこ
とによつて、車体前方へ照射されるパターンのホ
ツトゾーンが確保される。また、可動反射鏡18
による照射光が通過しない位置にあるため、コー
ナリング配光が配光の他の部分(特に車体前方へ
の配光)に比して明るくなりすぎることを防止す
ることができる。
54は水平方向への拡散度の大きい拡散レンズ
素子が形成された広角拡散部であり、可動反射鏡
18を中立位置から回動した際に、その反射光が
通過する部位に形成されている。
このような広角拡散部54によつて、車体の前
方側方へ向う可動反射鏡18による反射光は水平
方向に大きく拡散され、それだけ、側方の広い範
囲を照射することが可能になると共に、側方への
配光が配光の他の部分に比して明るくなり過ぎる
ことを防止することができる。
レンズ3の他の部分には比較的小さな水平拡散
角を有するレンズ素子が形成される。
(G 発明の効果) 以上に記載したところから明らかなとおり、本
発明自動車用灯具は、1つの灯室内に主光軸方向
に向いた固定反射鏡と回動自在に支持された可動
反射鏡とを配置した自動車用灯具であつて、可動
反射鏡は反射部の上下両端から前方に向つて延び
取付片を設けて成り、可動反射鏡の上側取付片を
回転軸に支持し、下側取付片を電球取付環の外周
面に回転自在に支持したことを特徴とする。
従つて、本発明によれば、可動反射鏡を回動さ
せることによつて、車体の前側方を照射すること
ができるため、本来の機能の他に必要に応じてコ
ーナリングランプとして機能することができ、ま
た、可動反射鏡はその下側取付片が電球取付環に
回転自在に支持されるため、その支持状態が安定
すると共に、光源との間の位置関係を正確に設定
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第10図は本発明自動車用灯具の実
施の一例を示すものであり、第1図は全体の分解
斜視図、第2図はランプカバーを除いた状態の正
面図、第3図はランプカバーを付けた状態で第2
図の−線に沿つて切断した断面図、第4図は
第3図の−線に沿う断面図、第5図はランプ
ボデイを除いた状態の平面図、第6図は第5図の
状態から可動反射鏡を移動させた状態を示す一部
切欠平面図、第7図は可動反射鏡の移動方向を第
5図の場合と反対向きにした場合のランプボデイ
を除いた平面図、第8図は反射鏡回動機構の駆動
部を示す縦断面図、第9図は制御回路を示す図、
第10図は配光を示す図、第11図は従来の灯具
の配置例を示す概略図である。 符号の説明、1……自動車用灯具、10……固
定反射鏡、14……電球取付環、18……可動反
射鏡、20a……下側取付片、20b……上側取
付片、22……回転軸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1つの灯室内に主光軸方向に向いた固定反射
    鏡と回動自在に支持された可動反射鏡とを配置し
    た自動車用灯具であつて、 可動反射鏡は反射部の上下両端から前方に向つ
    て延びる取付片を設けて成り、 可動反射鏡の上側取付片を回転軸に支持し、下
    側取付片を電球取付環の外周面に回転自在に支持
    した ことを特徴とする自動車用灯具。
JP60254543A 1985-01-31 1985-11-13 自動車用灯具 Granted JPS62115602A (ja)

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JP60254543A JPS62115602A (ja) 1985-11-13 1985-11-13 自動車用灯具
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GB08602478A GB2170587B (en) 1985-01-31 1986-01-31 Dual purpose lamp assembly for use, for example, as a combined fog and cornering lamp on a motor vehicle
DE19863602993 DE3602993A1 (de) 1985-01-31 1986-01-31 Doppelzweckleuchte
FR868601353A FR2577014B1 (fr) 1985-01-31 1986-01-31 Phare a double usage utilisable par exemple comme phare combine antibrouillard et de virage pour automobile
DE3645214A DE3645214C2 (de) 1985-01-31 1986-01-31 Antriebseinrichtung für einen verschwenkbaren Reflektor einer Kraftfahrzeugleuchte
KR1019860003184A KR920007194B1 (ko) 1985-11-13 1986-04-23 자동차용 램프조립체

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