JPS63195902A - 自動車用灯具 - Google Patents

自動車用灯具

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JPS63195902A
JPS63195902A JP62027737A JP2773787A JPS63195902A JP S63195902 A JPS63195902 A JP S63195902A JP 62027737 A JP62027737 A JP 62027737A JP 2773787 A JP2773787 A JP 2773787A JP S63195902 A JPS63195902 A JP S63195902A
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JP
Japan
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movable
reflector
reflecting mirror
fixed
lamp
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JP62027737A
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啓 金子
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明自動車用灯具の詳細を以下の項目に従って説明す
る。
A、産業上の利用分野 B1発明の概要 C4従来技術[第17図] B1発明が解決しようとする問題点[第17図乃至第1
9図] E9問題点を解決するための手段 F、実施例[第1図乃至第16図] a、ランプボディ[第1図乃至第4図]b、ランプカバ
ー[第1図、第3図、第4図] C0反射鏡 C−1,固定反射鏡[第1図乃至第 7図] C−2,可動反射鏡[第1図、第3 図、第4図、第6図] d、電球[第1図、第4図] e0反射鏡回勅機構[第1図、第5図乃至第9図] e−1,回動アーム、リンクレバー [第1図、第5図乃至第7 図] e−2,駆動部[第8図コ e−3,制御回路[第9図コ e−4,動作 f、中立位置規制手段[第1図、第5図、第7図] g、補正拡散領域[第1図、第2図、第10図乃至第1
5図] h、補正拡散領域の変形例[第16図]G1発明の効果 (A、産業上の利用分野) 本発明は新規な自動車用灯具に関する。詳しくは、主光
軸の延びる方向に向いた固定反射鏡の他に回動自在な可
動反射鏡を備え、当該灯具の本来の機能、例えば、フォ
グランプとしての機能の他に可動反射鏡を回動させるこ
とによってコーナリングランプとしても機能させること
のできる自動車用灯具であって、可動反射鏡を回動させ
たときに配光に極端な分割減少が現われないようにして
、可動反射鏡の回動時における視認性を真打にした新規
な自動車用灯具を提供しようとするものである。
(B、発明の概要) 本発明自動車用灯具は、1つの灯室内に主光軸方向に向
いた固定反射鏡と回動自在に支持された可動反射鏡とを
配置した自動車用灯具であって、可動反射鏡による反射
光の移動範囲内においてレンズ上にレンズ中心から外側
に行くに従って側方への拡散角が大きくなるように拡散
角を配置した補正拡散領域を設けることによって、可動
反射鏡と固定反射鏡とで当該灯具本来の機能、例えば、
フォグランプ機能を発揮すると共に、コーナリング特等
必要に応じて可動反射鏡を所要の方向に回動させて、所
要の方向におけるビームの拡がりをもたらしてコーナリ
ングランプ機能を発揮するようにし、更に、可動反射鏡
を回動したと幹に該可動反射鏡による配光中心部と固定
反射鏡による配光中心部との間に極端に光束が減少した
領域が生じないようにして、可動反射鏡回動時における
視認性を良好にしたものである。
(C,従来技術)[第17図] 車体の前方を照明するためのフォグランプと車体の前側
方を照明するためのコーナリングランプはそれぞれその
照射方向が異なるため、従来は、第17図に示すように
、車体aにフォグランプbとコーナリングランプCをそ
れぞれ別個に設けていた。
(D、発明が解決しようとする問題点)[第17図乃至
第19図] 従来にあっては、2個の灯具が必要となり、不経済であ
るばかりでなく、取付スペースも多く必要となるという
問題があった。
そこで、第18図に示すように固定反射鏡dと可動反射
鏡eを設け、通常は第18図(A)のように固定反射鏡
dと可動反射鏡eが同じ方向を向くようにして使用し、
コーナリングランプとして使用するときには、可動反射
鏡eを第18図(B)に示すように回動するようにする
ことが考えられる。
これによれば、直進路走行時には、第18図(A)に示
すように、固定反射鏡dの光軸x−xと可動反射鏡eの
光軸Xs−xgとが一致して、第19図(A)に示すよ
うな配光fが得られる。即ち、この配光fは中心部、即
ち、垂直線V−Vと水平線H−Hとが交わる部分の水平
線H−Hの下側に沿って他の部分より明るい中心光度帯
gが位置し、また、水平線H−Hの下側に沿って左右方
向に広がった拡散光度帯りが位置する配光となる。
そして、右に曲がった曲路を走行する時に可動反射鏡e
を第18図(B)に示すように右方に回動するとその配
光は第19図(B)に示すようになる。先ず、第19図
(C)によって、各反射鏡d、eによる配光を見ると、
固定反射鏡dにょる配光iは中心部の水平線H−Hの下
側に沿つて中心光度fjが位置し、水平線H−Hの下側
に沿って左右方向に延びる拡散光度IFkが位置する配
光となり、可動反射鏡eにょる配光1は垂直線V−Vか
ら右方へ寄った部分において水平線H−Hの下側に沿っ
て中心光度帯mが、位置し、この中心光度帯mを略中心
として左右に拡がる拡散光度inが位置する配光となる
そして、上記2つの配光iと1とが合成されてN19図
(B)に示す配光0どなる。この配光0は左右に離間し
た2つの高光度帯j′、m′を囲んで拡散光度ipが位
置する配光となる。即ち、第18図(B)に示すように
、可動反射鏡eの光軸X9−xgが固定反射鏡dの光軸
X−Xと一致しているときの可動反射鏡eによる反射光
qと可動反射鏡eがθ度回動じたときの可動反射鏡eに
よる反射光rとの間には角度θのずれ(斜線を付して示
した。)が生じ、これが配光O上高光度帯j′とm′と
の間における拡散光度帯pの上縁と下縁に現われる凹み
$、Sとなって現われる。そして、第19図(D)に示
すように、この配光0を走行中の走路tに重ねて見ると
良く分るように、凹みs、sの存在が視認性を著しく阻
害することになる。
(E、問題点を解決するための手段) 本発明自動車用灯具は、上記した問題点を解決するため
に、1つの灯室内に主光軸方向に向いた固定反射鏡と回
動自在な可動反射鏡とを配置し、可動反射鏡による反射
光の穆勤範囲内においてレンズ上にレンズ中心から外側
に行くに従って側方への拡散角が大きくなるように拡散
角を配置した補正拡散領域を設けたものである。
従って、本発明によれば、可動反射鏡を回動させること
によって、車体の前側方を照射することができるため、
本来の機能の他に必要に応じてコーナリングランプとし
て機能することができ、また、可動反射鏡を回動したと
きには、補正拡散領域による拡散角が可動反射鏡の回動
角度が大きくなる程大きくなるため、可動反射鏡による
反射光の中心光度帯と固定反射鏡による反射光の中心光
度帯との間にも充分に光が振り向けられ、2つの高光度
帯の間に極端に光束が減少した領域ができることを防止
することができて、視認性がきわめて良好となる。
(F、実施例)[第1図乃至第16図]以下に、本発明
の詳細を図示した実施例に従って説明する。尚、実施例
に示した自動車用灯具1は本来の機能がフォグランプの
機能であり、それと併せて適宜にコーナリングランプの
機能を果すことができるものである。
(a、ランプボディ)[N1図乃至第4図コ2はランプ
ボディであり、前面が略矩形に開口し、他の部分が閉じ
られた形状に形成されている。3は正面形状が略矩形を
為したレンズであり、ランプボディ2の前面開口に連結
された前面枠4に固定されている。これによって、レン
ズ3はランプボディ2の前面を覆うように配置される。
(b、ランプカバー)[第1図、第3図、第4図] 5はランプカバーであり、前照灯の消灯時にはレンズ3
を覆い、前照灯の点灯時にはその照射を遮らないように
、ランプボディ2上面の方に回動されるもので、該ラン
プカバー5はレンズ3を覆うためのカバ一部5aとカバ
一部5aの両側端から突出された側部5b、5bとから
成り、該側部5b、5bには後述する回動軸が係合する
ための開口形状が方形を成した係合凹部6.6が形成さ
れている。
7aは後述する駆動部の回動軸であり、ランプボディ2
の右側壁から外部へ突出されており、該突出した部分は
断面形状で方形をしている。
7bはランプボディ2の左側壁から外部へ突出された回
動軸であり、この回動軸7bの外部へ突出された部分も
断面形状で方形をしている。
そして、ランプカバー5は回動軸7a、7bが側部5b
、5bに形成された係合凹部6.6に係合されることに
よってランプボディ2に保持され、回動軸7a、7bの
回動に伴ない開閉運動を行ナワしめられる。このランプ
カバー5の開閉運動はカバ一部5aがランプボディ2の
上面に対向する位置とレンズ3の前面に対向する位置と
の間で行なわれるため、その回動角は略90°の範囲内
で行なわれる。
8はトグル機構であり、該トグル機構8は略90”の範
囲で行なわれるランプカバー5の回動の略半分すなわち
、ランプカバー5が略45°の角度だけ回動された位置
にトグルポイントを有しており、また、回動軸7bの回
動範囲が90°以上にならないように適宜のストッパー
片が設けられている。
9はランプカバー開閉装置であり、モータ、モータの回
転を回動軸7aに伝達する伝達機構、回動軸7aの回転
角を制御する制御部等から成り、特願昭60−1754
92号の特許出願に示されたランプカバー開閉装置と同
様のものであり、これによって前記回動軸7aが回転を
制御され、ランプカバー5が開閉される。このようなラ
ンプカバー開閉装置はランプボディ2の左側(向って右
側)の奥に収納固定される。
(c、反射鏡) (c−1,固定反射鏡)[第1図乃至第7図]10は固
定反射鏡であり、金属板をプレス加工して形成されてい
る。
固定反射鏡10は枠状の前面部11と後方へ凹んだ反射
部12とから成り、反射部12は略回転放物面状を為し
ている。そして、固定反射鏡10の前面、特に反射部1
2の前面はアルミ蒸着等により反射性を有するように処
理されている。
反射部12の左右方向における中央部には後方へ向って
凹んだ浅い凹部13が形成されており、該凹部13の内
面も回転放物面を為すように形成され、かつ、反射性を
有するように処理が為されている。
上記の如き固定反射鏡10はその前面部11の周縁部が
、前記前面枠4とレンズ3との間に挟着状に保持され、
これによってランプボディ2に支持される。そして、こ
の固定反射鏡10の反射部12を構成している回転放物
面の回転軸x−xがこの灯具1の主光軸となる。
14は電球取付環であり、例えば、ダイキャストで形成
されており、固定反射鏡10の反射部12の底面部12
aの略中央部の上面にビス止め等適宜の固定手段によっ
て固定されている。尚、反射部12の底面部12aの略
中央部には挿通孔15が形成されており、該挿通孔15
が電球取付fi14の中央孔と連通されている。
電球取付環14の上端には内方へ突出した受縁16が形
成されており、また、電球取付′yJ14の下端部外周
面には環状の受溝17が形成されている。
(c−2可動反射鏡)[第1図、第3図、第4図、第6
図] 18は可動反射鏡であり、金属板をプレス加工して形成
されている。この、可動反射鏡18は正面形状で縦長の
長方形状を為す反射部19と該反射部19の上下両端か
ら前方へ向って突設された取付片20a、20bとが一
体に形成されて成り、反射部19の内面は回転放物面状
に形成されると共にアルミ蒸着等により反射性を有する
ように処理されている。
可動反射鏡18の下側の取付片20aの中心部には支持
孔21が形成されており、該支持孔21が前記電球取付
環14の受溝17に摺動自在に係合されている。尚、支
持孔21にはその縁から下方へ向って突出した環状壁2
1aが形成されており、この環状壁21aの幅が前記電
球取付環14に形成された受溝17の幅と略同じにされ
、取付状態が安定するようにされている。
22は固定反射鏡10の反射部12の上面部12bの略
中央部に形成された支持孔23に回転自在に支持された
支持軸であり、該支持軸22の上面部12bから下方に
突出した部分に可動反射鏡18の上側取付片20bの略
中心部が固定されている。
以上のようにして、可動反射鏡18は固定反射鏡10に
回動自在に支持されている。
また、可動反射鏡18の反射部19の幅は固定反射鏡1
0の反射部12に形成された浅い凹部13の幅の約手分
位の幅に形成されている。
そして、可動反射鏡18の焦点位置は固定反射鏡10の
焦点位置と略同じ位置にあるようにされている。
(d、電球)[第1図、第4図] 24は光源用の電球であり、そのガラス球25が固定反
射鏡10に設けられた挿通孔15、電球取付環14を通
して固定反射鏡10の反射部12内に位置される。そし
て、電球24のフランジ26が電球取付環14に設けら
れた受縁16に当接することによって、電球24のフィ
ラメント27が前記反射部12.19の焦点位置に位置
せしめられる。尚、電球24は、この状態を適宜の保持
手段によって保持される。
しかして、可動反射鏡18が中立位置にあるとき、即ち
、可動反射鏡18の反射部19の光軸(反射部19を構
成している回転放物面の回転軸)Xs−Xsが前記主光
軸x−xと同じ方向に延びているときは、反射部12.
19による反射光は主光軸x−xと平行に照射される。
そして、可動反射鏡18が回動されると、その反射部1
9による反射光は可動反射鏡18の光軸X5−Xsが向
いた方向に照射され、固定反射鏡10の反射部12によ
って反射された光は主光軸X−Xが向いた方向に照射さ
れる。
従って、カーブを曲がるとき等、路肩部への照射光が必
要なときは、その方向に可動反射鏡18を回動してやれ
ば、その方向側方への照射範囲を拡大することができる
そして、上述したように、可動反射鏡18はその回動中
心が電球取付環14の中心にあるようにされているので
、電球取付環14に支持される電球24のフィラメント
27と可動反射鏡18の反射部19の焦点との可の位置
関係を整合させ易い。
(e、反射鏡回動機構)[第1図、第5図乃至第9図] (e−1,回動アーム、リンクレバー)[第1図、第5
図乃至第7図] 28は回動アームであり、その基部は前記支持軸22の
うち固定反射鏡10の反射部12の上面部12bから上
方に突出した部分の上端に固定されている。、29は回
動アーム28の基部から側方に突出した腕片であり、該
腕片29の先端には下方へ折曲げられた係合片29aが
形成されている。
30は駆動部31の駆動軸であり、該駆動軸30には駆
動アーム32の基部が固定されている。
33はリンクレバーであり、その一端は前記駆動アーム
32の回動端に回動可能に連結され、また、他端は前記
回動アーム28の回動端に回動可能に連結される。
しかして、駆動軸30が回転して駆動アーム32が回動
するとリンクレバー33を介して回動アーム28が回動
せしめられ、回動アーム28の基部と固定された支持軸
22が回動するので可動反射鏡18が回動せしめられる
ことになる。
尚、可動反射鏡18はその下側取付片20aを電球取付
環14に、上側取付片20bを支持軸22に、それぞれ
支持されているため、可動反射鏡18の支持がきわめて
しっかりと安定する。
(e−2,駆動部)[*8図] 駆動部31はほとんどの構成要素がケース34内に配置
されている。
35はケース34内に固定されたモータであり、その出
力軸35aにピニオンギヤ36が固定されている。
3フはケース34内にモータ35の出力軸35aの延び
る方向と直交する方向に延びるように回転可能に支持さ
れたウオーム軸であり、その−半部にはウオーム37a
が一体に形成されており、他学部にはクラウンギヤ37
bが一体に形成され、該クラウンギヤ37bは前記ピニ
オンギャ36と噛合されている。
30はケース34内で前記ウオーム軸37の軸方向と直
交する方向に延びるように回転可能に支持され、かつ、
上端がケース34から上方へ突出された駆動軸である。
38は駆動軸30に固定されたウオームホイールであり
、前記ウオーム37aと噛合されている。
しかして、モータ35が回転すると、その出力軸35a
、ピニオンギヤ36、クラウンギヤ37b1 ウオーム
軸37、つオーム37a1ウオームホイール38を介し
て駆動軸30が回転せしめられる。
39は板ばね材料により形成されたスプリングコンタク
トであり、その中央部が駆動軸30に固定され、両端部
には接点39 a、  39 bが形成されている。そ
して、このスプリングコンタクト39は電源と接続され
ている。
40はケース34内に固定されたプリント基板であり、
前記スプリングコンタクト39と対面するように配置さ
れている。そして、該プリント基板40のスプリングコ
ンタクト39に対面した面には約4分の1円弧状の固定
電極41a、41bが形成されている。そして、これら
固定電極41a、41bは前記スプリングコンタクト3
9の接点39a、39bの回動軌跡上に位置しており、
かつ、固定電極41aと41bは反対側に、即ち、円周
上に180度離れて位置している。また、スプリングコ
ンタクト39はその接点39 a、 39 bがプリン
ト基板40の固定電極41a、41bが形成された面に
弾接するように位置されている。
(e−3,制御回路)[第9図] 第9図は制御回路を示すものである。
42はリレーコイル、43.44はリレー接点部であり
、43c、44cはコモン端子、43a、44aはa接
点、43b、44bはb接点である。そして、一方のコ
モン端子43cはモータ35の正転端子45fに接続さ
れ、他方のコモン端子44cはモータ35の逆転端子4
5rに接続されている。また、一方のa接点43aは前
記固定電極の一方41aに接続され、他方のa接点44
aは接地されている。更に、一方のb接点43bは接地
され、他方のb接点44bは前記固定電極の他方41b
に接続されている。
46はコーナリングスイッチであり、前記リレーコイル
42の一端はこのコーナリングスイッチ46を介して電
源と接続され、他端は接地されている。
(e−4,動作) 上記した反射鏡回動機構において、コーナリングスイッ
チ46が閉じられると、リレーコイル42に給電され、
リレーの各コモン端子43c144cがそれぞれのa接
点43a、44aと接続される。従って、電源→スプリ
ングコンタクト39→スプリングコンタクト39の一方
の接点39a−+一方の固定電極41a→リレーのa接
点43a→コモン端子43c→モータ35の正転端子4
5f→モータ35の逆転端子45r→コモン端子44c
→a接点44a→接地、という経路で電流が流れ、モー
タ35が正転する。モータ35が正転すると、その回転
はその出力軸35a1ピニオンギヤ36、クラウンギヤ
37b1 ウオーム軸37、ウオーム37a、ウオーム
ホイール38を介して駆動軸30に伝達され、該駆動軸
30が第5図及び第6図の時計回り方向に回転され、従
って、これに固定された駆動アーム32が時計回り方向
に回動される。すると、駆動アーム32の先端に回動自
在に連結されたリンクレバー33が第5図及び第6図の
右方へ移動せしめられる。これによって、リンクレバー
33に連結された回動アーム28が時計回り方向に回動
せしめられ、この回動アーム28と一体的に回転する支
持軸22を介して可動反射鏡18はその反射部19が第
6図の左下方を向くように回動される。従って、可動反
射鏡18の反射部19の光軸X5−Xsはこの自動車用
灯具1が搭載された自動車の前方右側を向くようになり
、この方向に可動反射鏡18による反射光が照射される
ことになる。
上記したように、駆動軸30が回転すると、これと共に
スプリングコンタクト39も時計回り方向に回転し、略
90度回転したところで(第9図に2点鎖線で示す状態
)スプリングコンタクト39の一方の接点39aが固定
電極41aとの接触を外れる。すると、上記給電経路の
うち、固定電極41aとスプリングコンタクト39との
間が開放されるので、モータ35は回転が停止される。
そこで、コーナリングランプの必要がなくなったときは
、コーナリングスイッチ46を開放する。
すると、リレーコイルのコモン端子43C544cは何
れもb接点43b、44bと接続される。従って、電源
→スプリングコンタクト39→スプリングコンタクト3
9の他方の接点39b→b接点44b−コモン端子44
c→モータ35の逆転端子45r−正転端子45f−コ
モン端子43 c −* b接点43b−接地、という
経路で電流が流れ、モータ35が逆転される。
従って、駆動軸30が反時計回り方向側に回転され、駆
動アーム32、リンクレバー33、回動アーム28を介
して可動反射鏡18が反時計回り方向に回動され、元の
状態、即ち、その光軸x。
−x、が主光軸x−xと同じ方向に向いた状態(この位
置を「中立位置」と云う、)に戻される。この間に、ス
プリングコンタクト39も駆動軸30と共に反時計回り
方向に回動され、略90度回動じたところで、他方の接
点39bが固定電極41bとの接触を外れ、モータ35
が停止する。
上記した構成では、コーナリングスイッチ46を閉じた
ときに、可動反射鏡18は車体の前方右側方を照射する
ように回動するようにされたが、これを車体の前方左側
方を照射するようにするのは第7図に示すように、駆動
アーム32の向きを180度変更すれば良い。どのよう
にすることによって、モータ35が正転して駆動軸3o
が時計回り方向に回転すると、今度はリンクレバー33
が第7図で左方に8動することになり、従って、回動ア
ーム28は反時計回り方向に回動し、可動反射鏡!8は
車体の前方左側方を照射するように回動される。そして
、コーナリングスイッチ46を開放すると可動反射鏡1
8が元の位置に戻る。
(f、中立位置規制手段)[第1図、第5図、第7図] 47は中立位置規制手段である。
48a、48bは規制片であり、各規制片48a、48
bの基部が前記支持軸22に回動自在に支持されている
。そして、規制片48a148bの先端間には引張スプ
リング49が張設されている。従って、規制片48a、
4Bbは互いの間隔を閉じる方向に常時付勢されており
、回動アーム28に形成された保合片29aに両側から
弾接されている。
50は固定反射鏡10の上面に固定されたストッパーで
あり、可動反射鏡18が中立位置にある状態で前記規制
片48a、48bの先端がそれぞれ反対側から接触され
ている。
しかして、回動アーム28が時計回り方向に回動すると
、規制片48bは係合片29aに押されて回動アーム2
8と共に時計回り方向に回動するが、規制片48aはス
トッパー50によって時計回り方向への回動を阻止され
るため、引張スプリング49が伸張される。
また、回動アーム28が反時計回り方向に回動されると
、規制片48aが係合片29aに押されて回動アーム2
8と共に反時計回り方向に回動し、規制片48bはスト
ッパー50によって反時計回り方向への回動を阻止され
るため、引張スプリング49が伸張される。
そして、可動反射鏡18が中立位置に戻されるときに、
モータ35の回転が足らずに中立位置の手前で停止した
り、逆に、モータ35のオーバーランによって中立位置
を通り過ぎたりした場合には、何れの場合にも、引張ス
プリング49が伸張した状態にあるため、その引張力が
規制片48a又は48bに及び係合片29aを介して回
動アーム28を中立位置に戻すように作用するため、コ
ーナリングスイッチ46が開いた状態ではモータ35に
制動がかかっていないことと相俟って、回動アーム28
が中立位置に戻されることになる。 このようにして、
コーナリングランプとしての機能を果さないときは、回
動アーム28は常に正しく中立位置にあるようにされる
また、オーバーランしたときに回動アーム28を直接ス
トッパーにより止める場合に比較して、回動アーム28
その他にかかる衝撃を緩和することができる。
(g、補正拡散領域)[第1図、第2図、第10図乃至
第15図] 51.51はレンズ3に設けられた補正拡散領域である
該補正拡散領域51.51の左右方向の長さはレンズ3
のうち可動反射鏡18が右一杯に回動したときに可動反
射鏡18の反射光が入射する部分と可動反射鏡18が左
一杯に回動したときに可動反射鏡18の反射光が入射す
る部分との間の範囲をカバーする長さとなっている。
また、上下方向では、上端寄りの位置及び下端寄りの位
置に形成されている。電球24のフィラメント27が光
軸X−Xを横切って左右に延びるように張設された場合
において、可動反射鏡18の反射面に映るフィラメント
27の像を第11図に模型的に示した。この第11図か
ら良く分るように可動反射鏡18の反射面に映るフィラ
メント27の像は、上下両端寄りのもの52.52、・
・・の方が左右のもの53.53に比して動きが少なく
、多くの反射光束が得られる部分である。そのため、か
かる可動反射鏡18の上下両端部分に対応した箇所に補
正拡散領域51.51を形成するのが最も有効であるた
め、レンズ3の上下両端寄りの部分に補正拡散領域51
.51を形成したものである。
補正拡散領域51.51にはその内面に多数の拡散レン
ズステップ54.54、・・・が形成されている。拡散
レンズステップ54.541.・・は横断面形状が凹円
弧状をしていて上下方向に延びる凹条に形成されて成る
ものである。そして、これら拡散レンズステップ54.
54、・・・はレンズ3の左右方向における中心部、即
ち、平面で見て光軸x−xが通る部分、のものが拡散角
が小さく、そこから左右両側へ行くに従って拡散角が大
きくなるようにされている。そして、このように拡散角
を変化させるのに、この実施例にあっては、各拡散レン
ズステップ54.54、・・・の凹円弧面の曲率半径R
を中央部のものが大きく、外側に行くに従って小さくな
るようにしている。即ち、中央部の拡散レンズステップ
54.54の曲率半径をR2とし、外側に行くに従って
付加符号の数を大きくしていくと、R,>R2>Rs 
> R4> Rs となるようにしである。
上記のような補正拡散領域51.51が形成されること
によって、可動反射鏡18が回動されたときに、その反
射光55.55、・・・のうち補正拡散領域51.51
の外側寄りに入射したものほど大きく拡散されるため、
可動反射鏡18の回動角度が大きくなるほど拡散角が大
きくなり、可動反射鏡18による配光が左右に充分に拡
がったものとなる、それを第13図乃至第15図に示す
第13図は可動反射鏡18が中立位置にあるとき、即ち
、全く回動していないとき(812図(A)参照)の配
光56を示すもので57が中心光度帯、58が拡散光度
帯である。
第14図は可動反射鏡18が回動可能範囲の半分はどの
角度θ′回動した状態(第12図(B)参照)における
配光を示し、第14図(A)は全体の配光59を示し、
第14図(B)は可動反射鏡18の反射光による配光6
0を示すものである。この状態では配光60の中心光度
帯61が固定反射鏡10の反射光の配光における中心光
度帯と連なって左右に長い中心光度帯612が出来る。
尚、63.64はそれぞれ拡散光度帯である。
第15図は可動反射鏡18が回動可能範囲目一杯の角度
θ″回動た状態(第12図(C)参照)における配光を
示し、第15図(A)は全体の配光65を示し、第15
図(B)は可動反射鏡18の反射光による配光66を示
すものである。
これで分るように、配光66における拡散光度帯67は
前記配光60における拡散光度帯64に比してより大き
な左右の拡がりを有している。従って、固定反射鏡10
による中心光度帯に対応した高光度帯68と可動反射鏡
18による中心光度帯69に対応した高光度帯70との
間にも拡散光度帯66、の光が充分に行くことになり、
配光65で示すように、2つの高光度IF68と70と
の間に極端に光束が減少した部分の発生が無くなる。
(h、補正拡散領域の変形例)[第16図]第16図は
補正拡散領域の変形例を示すものである。
この補正拡散領域71にあっては、レンズ3内面に凹条
に形成された拡散レンズステップ72.72、・・・の
曲率半径Rは全部同じである。ただ、拡散レンズステッ
プ72.72、・・・の形成ピッチPが中心部PIから
外側へ行くに従って順次P2、P3.P4と大きくなっ
ている。即ち、PI <P2 <P3 <P4となって
いる。これによって、中心部の拡散レンズステップ72
に比して外側のもの72はどより傾斜の大きい入射面を
有することになり、その分拡散角が大きくなるという効
果を奏する。
(G、発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明自動
車用灯具は、1つの灯室内に主光軸方向に向いた固定反
射鏡と回動自在に支持された可動反射鏡とを配置した自
動車用灯具であって、可動反射鏡の回動によって可動反
射鏡による反射光がレンズ上を動く範囲内においてレン
ズ上にレンズ中心から外側に行くに従って側方への拡散
角が大きくなるように拡散レンズステップを配置した補
正拡散領域を形成したことを特徴とする。
従って、本発明によれば、可動反射鏡を回動させること
によって、車体の前側方を照射することができるため、
本来の機能の他に必要に応じてコーナリングランプとし
て機能することができ、また、可動反射鏡を回動したと
きには、補正拡散領域による拡散角が可動反射鏡の回動
角度が大きくなる程大きくなるため、可動反射鏡による
反射光の中心光度帯と固定反射鏡による反射光の中心光
度帯との間にも充分に光が振り向けられ、2つの高光度
帯の間に極端に光束が減少した領域ができることを防止
することができて、視認性がきわめて良好となる。
尚、上記実施例の説明にあっては、補正拡散領域が中心
から左右両方に拡がフたものを示したが、これは、可動
反射鏡が左右両方に回動し得るようにしたからである。
可動反射鏡が右又は左どちらか一方にしか回動しないタ
イプのものにあっては、それに対応して補正拡散領域も
右又は左どちらか一方に形成すれば良い。
また、拡散レンズステップは上記実施例に示したものに
限定されるものではなく、また、その拡散角の変化のさ
せ方も上記実施例で説明したものに限定されるものでは
ない。要するに、可動反射鏡の回動角が大きくなるに従
って拡散角が大きくなるようなものであれば、本発明に
おける補正拡散領域の範嗜に入るものである。
その他、上記実施例の説明では、直接特許請求の範囲の
記述と関係のない部分についてより具体的な説明をしで
あるが、これらは本発明の技術的範囲を限定するもので
はない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第16図は本発明自動車用灯具の実施の一例
を示すものであり、第1図は全体の分解斜視図、第2図
はランプカバーを除いた状態の正面図、第3図はランプ
カバーを付けた状態で第2図のIII −IIIに沿っ
て切断した断面図、第4図は第3図のIV −IV線に
沿う断面図、第5図はランプボディを除いた状態の平面
図、第6図は第5図の状態から可動反射鏡を8勤させた
状態を示す一部切欠平面図、第7図は可動反射鏡の移動
方向を第6図の場合と反対向きにした場合のランプボデ
ィを除いた平面図、第8図は反射鏡回動機構の駆動部を
示す縦断面図、第9図は制御回路を示す図、第10図は
第2図のX−X線に沿う拡大断面図、第11図は可動反
射鏡に映るフィラメントの像を模型的に示す正面図、第
12図は作用を示す概略平面図、第13図乃至第15図
は配光を示すもので、第13図は第12図(A)に、第
14図は第12図(B)に、第15図は第12図(C)
にそれぞれ対応しており、第16図は補正拡散領域の変
形例を示す水平断面図、第17図は従来の灯具の配置例
を示す概略図、第18図は比較例を示す概略平面図、第
19図は比較例による配光を説明するための図である。 符号の説明 1・・・自動車用灯具、  3・・・レンズ、10・・
・固定反射鏡、 18・・・可動反射鏡、 51・・・補正拡散領域、 54・・・拡散レンズステップ、 71・・・補正拡散領域、 72・・・拡散レンズステップ 出 願 人 株式会社小糸製作所 1O−fi!l定反射恨 18   可動7!2II″tfi fr面図(TV−17線) 第4図 ○の 回     −1冨冨 ○ 縦IFr面図 第8図 −寸 r’l u’) Ll’) 18・・・可動反射謹 フィラメントΦat示す正面図 第11図 1、Is a喝平面図 第12図(A) スS   1 第14図CB’) V 配光図 第15図(A) 配光図 第15図(B) 3・・・レンχ 水平lrr面図(変形例) 第16図 II鴫図(従来例) 第17図 X、Is V 比較例L:よる配光説明図 第19図(A) 比較例による配光説明図 第19図(B) 第19図(C) 第19図(D)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1つの灯室内に主光軸方向に向いた固定反射鏡と
    回動自在に支持された可動反射鏡とを配置した自動車用
    灯具であって、 可動反射鏡の回動によって可動反射鏡による反射光がレ
    ンズ上を動く範囲内においてレンズ上にレンズ中心から
    外側に行くに従って側方への拡散角が大きくなるように
    拡散レンズステップを配置した補正拡散領域を形成した ことを特徴とする自動車用灯具
JP62027737A 1987-02-09 1987-02-09 自動車用灯具 Pending JPS63195902A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0553003U (ja) * 1991-12-13 1993-07-13 株式会社小糸製作所 配光可変型前照灯

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5943602U (ja) * 1982-09-17 1984-03-22 株式会社小松製作所 セラミツクタ−ビンロ−タ

Patent Citations (1)

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