JPH026115B2 - - Google Patents
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- JPH026115B2 JPH026115B2 JP20767782A JP20767782A JPH026115B2 JP H026115 B2 JPH026115 B2 JP H026115B2 JP 20767782 A JP20767782 A JP 20767782A JP 20767782 A JP20767782 A JP 20767782A JP H026115 B2 JPH026115 B2 JP H026115B2
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- data
- card
- eeprom
- memory
- specific area
- Prior art date
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Links
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 15
- 238000012217 deletion Methods 0.000 description 3
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C17/00—Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards
Landscapes
- Read Only Memory (AREA)
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、識別用など各種のデータ保持のた
め、メモリとそれを制御するためのマイクロコン
ピユータとを埋設したカード、特にメモリとして
EEPROM（エレクトリカリ・イレイザブル・ア
ンド・プログラマブル・リード・オンリー・メモ
リの略）を用いたカードに関する。
め、メモリとそれを制御するためのマイクロコン
ピユータとを埋設したカード、特にメモリとして
EEPROM（エレクトリカリ・イレイザブル・ア
ンド・プログラマブル・リード・オンリー・メモ
リの略）を用いたカードに関する。
身分証明用カードやクレジツトカード、或いは
銀行カードなどの識別用カード（IDカードとい
う）としては、従来から磁気記録方式によりデー
タを保持したデータ・カードが主として採用され
ている。
銀行カードなどの識別用カード（IDカードとい
う）としては、従来から磁気記録方式によりデー
タを保持したデータ・カードが主として採用され
ている。
この磁気記録方式のカードは、そのデータの書
替えが比較的容易なため、特定の用途、例えば銀
行カードなどで預金残高を併記するような場合な
どに有利性が見出せるものの、データの改ざん防
止が充分でないことや携帯時などに受け易い磁気
的な汚染に対するデータの保護が困難で、信頼性
が充分得られない場合があるという問題点があ
る。
替えが比較的容易なため、特定の用途、例えば銀
行カードなどで預金残高を併記するような場合な
どに有利性が見出せるものの、データの改ざん防
止が充分でないことや携帯時などに受け易い磁気
的な汚染に対するデータの保護が困難で、信頼性
が充分得られない場合があるという問題点があ
る。
そこで、このような点を考慮し、集積回路
（IC）素子からなるメモリと、このメモリ制御用
のマイクロコンピユータ（以下、マイコンとい
う）をカードに埋設し、このメモリにデータを記
憶させ、必要に応じてそのデータを読出し、識別
などに用いるようにしたデータ・カードが提案さ
れ、実用化されるようになつてきた。
（IC）素子からなるメモリと、このメモリ制御用
のマイクロコンピユータ（以下、マイコンとい
う）をカードに埋設し、このメモリにデータを記
憶させ、必要に応じてそのデータを読出し、識別
などに用いるようにしたデータ・カードが提案さ
れ、実用化されるようになつてきた。
このようにICを内蔵したデータ・カードはIC
カードと呼ばれ、例えば第１図の正面図及び第２
図の断面図に示すように、適当なプラスチツクな
どで作られたカード基体２の一部に凹部３を形成
し、その中にICモジユール４を収容したもので、
このICモジユール４には接点端子（電極）５が
設けられ、外部の回路とICモジユール４に含ま
れている電子回路との間の電気的な接続が行なえ
るようになつている。
カードと呼ばれ、例えば第１図の正面図及び第２
図の断面図に示すように、適当なプラスチツクな
どで作られたカード基体２の一部に凹部３を形成
し、その中にICモジユール４を収容したもので、
このICモジユール４には接点端子（電極）５が
設けられ、外部の回路とICモジユール４に含ま
れている電子回路との間の電気的な接続が行なえ
るようになつている。
また、カード基体２の表面にはインクなどで描
かれた所定の文字や図形などからなる絵柄６が施
こされる場合が多く、これらの保護を兼ね、適当
な透明プラスチツクなどからなる保護層７が設け
られ、これら全体でICカード１を形成している。
かれた所定の文字や図形などからなる絵柄６が施
こされる場合が多く、これらの保護を兼ね、適当
な透明プラスチツクなどからなる保護層７が設け
られ、これら全体でICカード１を形成している。
なお、８は磁性体のストライプ層で、磁気記録
方式のデータ・カードとしても使用できるように
設けられたもので、ICカードとしては特に必要
なものではない。
方式のデータ・カードとしても使用できるように
設けられたもので、ICカードとしては特に必要
なものではない。
ICモジユール４は、LSI（大規模集積回路）に
よる各種のメモリや、それを制御するためのマイ
コンを備え、ICカード１を所定のチエツク用機
器にセツトするとICモジユール４に塔載されて
いるマイコンと外部のデータ処理回路との間の電
気的接続が接点端子５を介して形成され、ICカ
ード１内のメモリに対する外部回路からのアクセ
スが行なわれてデータの書込みと読出しが可能に
なり、識別などの機能がはたされるようになつて
いる。
よる各種のメモリや、それを制御するためのマイ
コンを備え、ICカード１を所定のチエツク用機
器にセツトするとICモジユール４に塔載されて
いるマイコンと外部のデータ処理回路との間の電
気的接続が接点端子５を介して形成され、ICカ
ード１内のメモリに対する外部回路からのアクセ
スが行なわれてデータの書込みと読出しが可能に
なり、識別などの機能がはたされるようになつて
いる。
そして、このようなICカードにおけるICモジ
ユール４の構成としては、従来から、例えば第３
図に示すように、情報データ記憶用のメモリとし
てPROM（プログラマブル・リード・オンリー・
メモリ）を用いたものが知られている。この第３
図において、４０はマイコン、４１はPROMで
あり、さらにマイコン４０はCPU（セントラル・
プロセツシング・ユニツト）４０１、プログラム
格納用のROM（リード・オンリー・メモリ）４
０２、そしてデータ演算用のメモリであるRAM
（ランダム・アクセス・メモリ）４０３で構成さ
れており、これらは接点端子５の各端子片５1〜
５6を介して外部装置に接続され、PROM４０に
対するデータの書込みや、それからのデータの読
出しが行なえるようになつている。
ユール４の構成としては、従来から、例えば第３
図に示すように、情報データ記憶用のメモリとし
てPROM（プログラマブル・リード・オンリー・
メモリ）を用いたものが知られている。この第３
図において、４０はマイコン、４１はPROMで
あり、さらにマイコン４０はCPU（セントラル・
プロセツシング・ユニツト）４０１、プログラム
格納用のROM（リード・オンリー・メモリ）４
０２、そしてデータ演算用のメモリであるRAM
（ランダム・アクセス・メモリ）４０３で構成さ
れており、これらは接点端子５の各端子片５1〜
５6を介して外部装置に接続され、PROM４０に
対するデータの書込みや、それからのデータの読
出しが行なえるようになつている。
したがつて、このICカードによれば、データ
の改ざんが困難で高い信頼性が得られ、磁気的な
環境変化に強い上、記憶可能なデータ量の増加が
容易なため、ID用に限らず一般的なデータ保持
用としても広い用途が期待できるようになつてき
た。
の改ざんが困難で高い信頼性が得られ、磁気的な
環境変化に強い上、記憶可能なデータ量の増加が
容易なため、ID用に限らず一般的なデータ保持
用としても広い用途が期待できるようになつてき
た。
ところで、このICカードに内蔵される情報格
納用のメモリとしては、上記したようにPROM
が用いられることが多い。そして、このPROM
の種類としては、破壊記録方式の消去不可能な普
通のPROMに加えて、紫外線照射により書込ま
れたデータの消去が可能な読出し専用メモリであ
るEPROM（イレイザブル・アンド・プログラマ
ブル・リード・オンリー・メモリ）や、書込まれ
ているデータの電気的な消去が可能な読出し専用
メモリであるEEPROMなどがあり、いずれの場
合でも、それに対するデータの書込態様として
は、カードの使用開始時に必要なデータを一度に
全部書込んでしまう方式や、カードを使用中、随
時、必要なデータを順次書込んでゆく追記方式な
どが知られている。
納用のメモリとしては、上記したようにPROM
が用いられることが多い。そして、このPROM
の種類としては、破壊記録方式の消去不可能な普
通のPROMに加えて、紫外線照射により書込ま
れたデータの消去が可能な読出し専用メモリであ
るEPROM（イレイザブル・アンド・プログラマ
ブル・リード・オンリー・メモリ）や、書込まれ
ているデータの電気的な消去が可能な読出し専用
メモリであるEEPROMなどがあり、いずれの場
合でも、それに対するデータの書込態様として
は、カードの使用開始時に必要なデータを一度に
全部書込んでしまう方式や、カードを使用中、随
時、必要なデータを順次書込んでゆく追記方式な
どが知られている。
しかして、ICカードにおいては、上記した
PROMを用いた場合は勿論、上記のEPROMを
用いた場合でも、一旦、そこに情報を書込んだあ
とはその情報を消去することができなくなつてし
まうため、メモリ内に情報を書込む余地がなくな
つたり、格納してある情報が不用になつたときな
どには、そのカードを棄てて新たなICカードを
使用するようにしなければならなかつた。
PROMを用いた場合は勿論、上記のEPROMを
用いた場合でも、一旦、そこに情報を書込んだあ
とはその情報を消去することができなくなつてし
まうため、メモリ内に情報を書込む余地がなくな
つたり、格納してある情報が不用になつたときな
どには、そのカードを棄てて新たなICカードを
使用するようにしなければならなかつた。
一方、ICカードに内蔵すべきメモリとして
EEPROMを用いた場合には、それに記憶してあ
る情報の消去が可能なため、必要に応じてメモリ
のデータを消去し、ICカードの再使用が可能に
なる。
EEPROMを用いた場合には、それに記憶してあ
る情報の消去が可能なため、必要に応じてメモリ
のデータを消去し、ICカードの再使用が可能に
なる。
しかしながら、通常のEEPROMを用いたICカ
ードにおいては、データの消去がメモリ領域全体
で一括して行なわれてしまうため、メモリ内の一
部の特定領域だけを残してその他の領域だけの消
去を行なうことができない。
ードにおいては、データの消去がメモリ領域全体
で一括して行なわれてしまうため、メモリ内の一
部の特定領域だけを残してその他の領域だけの消
去を行なうことができない。
そのため、従来は、カードの再使用に際して変
更を要しない情報があつても、とにかくメモリの
全領域を全て一旦消去してしまい、そのあと、同
じ情報についても新たなデータと共に外部装置か
らキーイン（又はインプツト）して書込むように
していた。
更を要しない情報があつても、とにかくメモリの
全領域を全て一旦消去してしまい、そのあと、同
じ情報についても新たなデータと共に外部装置か
らキーイン（又はインプツト）して書込むように
していた。
したがつて、従来は、ICカードの再使用に際
して変更を要しないデータについても再度書込む
必要があるため、操作に手間が掛り、しかも本来
変更を要しないデータについても誤入力の虞れを
生じてしまうという欠点があつた。
して変更を要しないデータについても再度書込む
必要があるため、操作に手間が掛り、しかも本来
変更を要しないデータについても誤入力の虞れを
生じてしまうという欠点があつた。
一方、この欠点を解消する方法の一つとして、
以下に示す方法が提案されている。すなわち、
ICカード内のEEPROMのメモリ領域の一部に変
更を要しないデータが格納されていた場合には、
そのデータが格納されている特定の領域のデータ
を消去に先立つて一旦外部の処理装置に読出し、
そこに保持する。そして、その後、EEPROMを
一括消去してから再度、特定領域に書込むように
するのである。
以下に示す方法が提案されている。すなわち、
ICカード内のEEPROMのメモリ領域の一部に変
更を要しないデータが格納されていた場合には、
そのデータが格納されている特定の領域のデータ
を消去に先立つて一旦外部の処理装置に読出し、
そこに保持する。そして、その後、EEPROMを
一括消去してから再度、特定領域に書込むように
するのである。
しかしながら、この方法では、EEPROMの特
定領域の情報が一旦、外部の装置に読出されるた
め、この特定領域に格納されているデータが、個
人識別用のIDコードであつたり、或いは本人確
認用の暗証番号など秘密を要する情報であつた場
合には、一旦、カード内に格納したこのような秘
密を要する情報が外部に読出されのを可能にする
ことになり、カードの偽造や不正使用の可能性を
生じて信頼性の低下をもたらし、システム運用上
好ましくない結果を生じるという欠点があつた。
定領域の情報が一旦、外部の装置に読出されるた
め、この特定領域に格納されているデータが、個
人識別用のIDコードであつたり、或いは本人確
認用の暗証番号など秘密を要する情報であつた場
合には、一旦、カード内に格納したこのような秘
密を要する情報が外部に読出されのを可能にする
ことになり、カードの偽造や不正使用の可能性を
生じて信頼性の低下をもたらし、システム運用上
好ましくない結果を生じるという欠点があつた。
また、上記したところは別に、データの消去が
メモリ領域の所定の区分、例えばバイト単位で可
能なEEPROMも知られており、このようなメモ
リをICカードに内蔵させれば、上記した特定領
域の情報を残したままで不要なデータの消去が可
能になる。
メモリ領域の所定の区分、例えばバイト単位で可
能なEEPROMも知られており、このようなメモ
リをICカードに内蔵させれば、上記した特定領
域の情報を残したままで不要なデータの消去が可
能になる。
しかしながら、このようなEEPROMは通常の
ものに比してコストアツプとなり、さらに、その
消去に要する制御もかなり複雑で、特に、上記し
た特定領域が多数あり、それらが、メモリ領域内
で分散しているときなどでは、１バイトごとに消
去領域と特定領域とを区別しながら消去を行なわ
なければならず、この場合の制御は極めて複雑な
ものとなつて処理時間が長く必要になつてしまう
という欠点があつた。
ものに比してコストアツプとなり、さらに、その
消去に要する制御もかなり複雑で、特に、上記し
た特定領域が多数あり、それらが、メモリ領域内
で分散しているときなどでは、１バイトごとに消
去領域と特定領域とを区別しながら消去を行なわ
なければならず、この場合の制御は極めて複雑な
ものとなつて処理時間が長く必要になつてしまう
という欠点があつた。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を除
き、一括消去方式のEEPROMを用い、かつ、IC
カードから外部装置に特定領域のデータを読出す
ことなく、特定領域のデータを残して不要なデー
タだけの消去が可能なICカードを提供するにあ
る。
き、一括消去方式のEEPROMを用い、かつ、IC
カードから外部装置に特定領域のデータを読出す
ことなく、特定領域のデータを残して不要なデー
タだけの消去が可能なICカードを提供するにあ
る。
本発明は、ICカード内のマイクロコンピユー
タがデータ演算用のRAMを持つ点に着目し、
EEPROMに格納されているデータの一部の一時
的な収容が可能なメモリ領域を上記データ演算用
RAMに設定する制御手段を設け、EEPROMの
データの消去に先立つて、その特定領域のデータ
を上記のRAMに移し、データ消去完了後、該退
避させておいたデータの再書込みが行なわれるよ
うにしたものである。
タがデータ演算用のRAMを持つ点に着目し、
EEPROMに格納されているデータの一部の一時
的な収容が可能なメモリ領域を上記データ演算用
RAMに設定する制御手段を設け、EEPROMの
データの消去に先立つて、その特定領域のデータ
を上記のRAMに移し、データ消去完了後、該退
避させておいたデータの再書込みが行なわれるよ
うにしたものである。
上記制御手段は、ICカード内のマイクロコン
ピユータのRAMがバツフアメモリとして利用さ
れるように働く、そのため、データの退避が容易
で、且つ余分なメモリを設ける必要が無くなる。
ピユータのRAMがバツフアメモリとして利用さ
れるように働く、そのため、データの退避が容易
で、且つ余分なメモリを設ける必要が無くなる。
以下、本発明によるICカードの実施例を図面
について説明する。
について説明する。
本発明の一実施例によるICカードの構造は第
１図及び第２図に示したICカードと同じであり、
内蔵されているICモジユール４も第４図に示す
ように第３図の場合とほぼ同じであるが、
PROM４１の代りにEEPROM４２が設けられ、
かつ、ROM４０２に格納されているプログラム
が異なり、それにより第５図のフローチヤートに
したがつた制御動作が実行されるように構成され
ている点が上記した従来のICカードと異なつて
いる。
１図及び第２図に示したICカードと同じであり、
内蔵されているICモジユール４も第４図に示す
ように第３図の場合とほぼ同じであるが、
PROM４１の代りにEEPROM４２が設けられ、
かつ、ROM４０２に格納されているプログラム
が異なり、それにより第５図のフローチヤートに
したがつた制御動作が実行されるように構成され
ている点が上記した従来のICカードと異なつて
いる。
そして、この第４図に示した本発明の一実施例
によるICカードでは、第６図に示すように、そ
の内蔵させたEEPROM４２のメモリ領域Ｍの一
部に特定領域Ａが設定されており、この特定領域
Ａには他の領域Ｂのデータが不要になつても変更
する必要のないデータ（例えば、このICカード
が銀行カードで預金残高がデータ格納領域Ｂに順
次記憶されるものであり、これに応じて特定領域
Ａには暗証番号が格納されていた場合など）を記
憶しておくようになつている。
によるICカードでは、第６図に示すように、そ
の内蔵させたEEPROM４２のメモリ領域Ｍの一
部に特定領域Ａが設定されており、この特定領域
Ａには他の領域Ｂのデータが不要になつても変更
する必要のないデータ（例えば、このICカード
が銀行カードで預金残高がデータ格納領域Ｂに順
次記憶されるものであり、これに応じて特定領域
Ａには暗証番号が格納されていた場合など）を記
憶しておくようになつている。
そうすると、このICカードが使用されるにつ
れ、そのEEPROM４２のデータ格納領域Ｂには
次次と新たなデータ（そのときの預金残高）が追
記されてゆき、やがてデータ格納領域Ｂに新たな
データを書込む余地がなくなる。
れ、そのEEPROM４２のデータ格納領域Ｂには
次次と新たなデータ（そのときの預金残高）が追
記されてゆき、やがてデータ格納領域Ｂに新たな
データを書込む余地がなくなる。
そこで、このときには、このICカードが次に
使用されたときなどにそれが検出され、ICカー
ドの再使用を可能にするためのメモリのデータ消
去処理が行なわれる。
使用されたときなどにそれが検出され、ICカー
ドの再使用を可能にするためのメモリのデータ消
去処理が行なわれる。
或いは、データ格納領域Ｂに格納してあるデー
タが不要になつたときも同様に、この領域のデー
タ消去処理が行なわれる。
タが不要になつたときも同様に、この領域のデー
タ消去処理が行なわれる。
まず、所定の処理装置などにカードをセツト
し、データ消去処理が開始すると、外部の処理装
置からICカード内のマイコン４０にデータ消去
命令が与えられ、これにより第５図に示した処理
がマイコン４０によつて進められる。
し、データ消去処理が開始すると、外部の処理装
置からICカード内のマイコン４０にデータ消去
命令が与えられ、これにより第５図に示した処理
がマイコン４０によつて進められる。
この第５図の処理が始まると、まずステツプ
でEEPROM４２の特定領域Ａからのデータの読
出しが行なわれる。
でEEPROM４２の特定領域Ａからのデータの読
出しが行なわれる。
ついでステツプに進み、EEPROM４２の特
定領域Ａから読出したデータをRAM４０３に格
納する。
定領域Ａから読出したデータをRAM４０３に格
納する。
そして、この処理をステツプで判断しながら
全部の特定領域Ａについてそれが完了するまで繰
り返えす。これは、第６図では特定領域Ａが１個
所しか示してないが、この特定領域Ａが複数個所
にわたつて設定される場合もあり、この場合でも
正しい動作が行なわれるようにするためである。
全部の特定領域Ａについてそれが完了するまで繰
り返えす。これは、第６図では特定領域Ａが１個
所しか示してないが、この特定領域Ａが複数個所
にわたつて設定される場合もあり、この場合でも
正しい動作が行なわれるようにするためである。
こうしてステツプでの結果がYESになつた
とすれば、EEPROM４２の特定領域Ａのデータ
は全てRAM４０３に退避完了したことになるか
ら、ここで始めてステツプに進み、EEPROM
４２のメモリ領域全体Ｍのデータを消去する。
とすれば、EEPROM４２の特定領域Ａのデータ
は全てRAM４０３に退避完了したことになるか
ら、ここで始めてステツプに進み、EEPROM
４２のメモリ領域全体Ｍのデータを消去する。
ステツプでの消去が完了したら、次のステツ
プに進み、RAM４０３に格納してある一つの
特定領域を読出し、そのデータを続くステツプ
でEEPROM４２の対応する特定領域Ａに書込
む。
プに進み、RAM４０３に格納してある一つの
特定領域を読出し、そのデータを続くステツプ
でEEPROM４２の対応する特定領域Ａに書込
む。
この処理を次のステツプで判断し、特定領域
Ａが複数あつたときでも全ての特定領域Ａについ
ての処理が終了するまでステツプ、の処理を
繰り返えす。
Ａが複数あつたときでも全ての特定領域Ａについ
ての処理が終了するまでステツプ、の処理を
繰り返えす。
そして、ステツプでの結果がYESになつた
とき、このフローチヤートにしたがつた処理を終
らせる。
とき、このフローチヤートにしたがつた処理を終
らせる。
したがつて、この実施例によれば、EEPROM
４２の特定領域Ａのデータについては、消去動作
に先立つてRAM４０３にあらかじめ移し替えが
行なわれ、データがICカード内で退避されてお
り、それがEEPROM４２に対するデータ消去完
了後に再び同じ領域に移し替えられることになる
ため、EEPROM４２に対するデータ消去動作が
そのメモリ領域全体Ｍを対象として一括して行な
われたにもかかわらず、結果的には特定領域Ａの
データを残した消去が得られ、ICカードの再使
用が可能になる。
４２の特定領域Ａのデータについては、消去動作
に先立つてRAM４０３にあらかじめ移し替えが
行なわれ、データがICカード内で退避されてお
り、それがEEPROM４２に対するデータ消去完
了後に再び同じ領域に移し替えられることになる
ため、EEPROM４２に対するデータ消去動作が
そのメモリ領域全体Ｍを対象として一括して行な
われたにもかかわらず、結果的には特定領域Ａの
データを残した消去が得られ、ICカードの再使
用が可能になる。
そして、このとき、特定領域ＡのデータをIC
カードの外に読出したり、或いはそれを新たに入
力させたりする必要は全くないから、データの秘
密保持が緩んだり、誤入力による誤りを生じたり
する虞れは全く生じないようにすることができ
る。
カードの外に読出したり、或いはそれを新たに入
力させたりする必要は全くないから、データの秘
密保持が緩んだり、誤入力による誤りを生じたり
する虞れは全く生じないようにすることができ
る。
ところで、このようなICカードにおいては、
それが反覆使用された回数を必要とする用途など
も考えられる。そこで、このような場合には、
EEPROM４２の特定領域Ａの一つに消去回数を
表わすデータを格納するようにし、消去動作が行
なわれるごとに消去回数データに１を加算して再
書込みが行なわれるようにするのが望ましい。
それが反覆使用された回数を必要とする用途など
も考えられる。そこで、このような場合には、
EEPROM４２の特定領域Ａの一つに消去回数を
表わすデータを格納するようにし、消去動作が行
なわれるごとに消去回数データに１を加算して再
書込みが行なわれるようにするのが望ましい。
しかして、このためには、第５図の実施例にお
けるステツプの内容を変え、ステツプで
RAM４０３から読出したデータをそのまま再書
込みするのではなく、この書込むべきデータに所
定の演算処理などによる変更を加えた上で再書込
みするように構成してやればよく、これも本発明
の一実施例である。
けるステツプの内容を変え、ステツプで
RAM４０３から読出したデータをそのまま再書
込みするのではなく、この書込むべきデータに所
定の演算処理などによる変更を加えた上で再書込
みするように構成してやればよく、これも本発明
の一実施例である。
また、以上の実施例では、EEPROM４２の特
定領域Ａからのデータを退避させるバツフアメモ
リとしてマイコン４０のRAM４０３を共用して
いるが、このRAM４０３とは独立した専用の
RAMを設けるようにしてもよいのはいうまでも
ない。
定領域Ａからのデータを退避させるバツフアメモ
リとしてマイコン４０のRAM４０３を共用して
いるが、このRAM４０３とは独立した専用の
RAMを設けるようにしてもよいのはいうまでも
ない。
本発明によれば、特定領域のデータの消去をも
たらすことなく、しかもこのデータをICカード
の外に読出すことなくEEPROMのデータの一括
消去が可能になるから、従来技術の欠点を除き、
EEPROMに対するデータ消去に必要な制御が簡
単で処理時間が短かくて済み、データの秘密保持
が充分に得られると共に消去に伴なうデータ誤り
の発生がなく、銀行カードなどに適用して反覆使
用を可能にでき、しかも極めて高い信頼性を得る
ことができるICカードをローコストで提供する
ことができる。
たらすことなく、しかもこのデータをICカード
の外に読出すことなくEEPROMのデータの一括
消去が可能になるから、従来技術の欠点を除き、
EEPROMに対するデータ消去に必要な制御が簡
単で処理時間が短かくて済み、データの秘密保持
が充分に得られると共に消去に伴なうデータ誤り
の発生がなく、銀行カードなどに適用して反覆使
用を可能にでき、しかも極めて高い信頼性を得る
ことができるICカードをローコストで提供する
ことができる。
第１図はICカードの一例を示す正面図、第２
図はそのＡ−Ａ線による断面図、第３図は同じく
ICモジユールのブロツク図、第４図は本発明の
ICカードにおけるICモジユールの一実施例を示
すブロツク図、第５図は本発明によるICカード
によるデータ消去処理の一実施例を示すフローチ
ヤート、第６図は同じくメモリ領域の概念図であ
る。 １……ICカード、２……カード基体、３……
凹部、４……ICモジユール、５……接点端子、
４０……マイクロコンピユータ、４２……
EEPROM、４０１……CPU、４０２……ROM、
４０３……RAM。
図はそのＡ−Ａ線による断面図、第３図は同じく
ICモジユールのブロツク図、第４図は本発明の
ICカードにおけるICモジユールの一実施例を示
すブロツク図、第５図は本発明によるICカード
によるデータ消去処理の一実施例を示すフローチ
ヤート、第６図は同じくメモリ領域の概念図であ
る。 １……ICカード、２……カード基体、３……
凹部、４……ICモジユール、５……接点端子、
４０……マイクロコンピユータ、４２……
EEPROM、４０１……CPU、４０２……ROM、
４０３……RAM。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ データ格納用EEPROMと、このEEPROM
に対するデータの書込みとそれからのデータの読
取りを制御するためのマイクロコンピユータとを
備えたICカードにおいて、上記EEPROMに格納
されているデータの一部の一時的な収容が可能な
メモリ領域を上記マイクロコンピユータのデータ
演算用RAMに設定する制御手段を設け、上記
EEPROMのデータ消去に際して、その特定領域
のデータを上記メモリ領域に退避させ、データ消
去完了後、該退避させておいたデータの再書込み
が行なわれるように構成したことを特徴とする
ICカード。 ２ 特許請求の範囲第１項において、上記退避さ
せておいたデータの再書込みに際して、該データ
に変更を加えた上で再書込みを行なうように構成
したことを特徴とするICカード。 ３ 特許請求の範囲第１項及び第２項のいずれか
において、上記EEPROMの特定領域に格納すべ
きデータが、個人識別用のIDコードを含むこと
を特徴とするICカード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57207677A JPS5998395A (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | Ｉｃカ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57207677A JPS5998395A (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | Ｉｃカ−ド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5998395A JPS5998395A (ja) | 1984-06-06 |
| JPH026115B2 true JPH026115B2 (ja) | 1990-02-07 |
Family
ID=16543736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57207677A Granted JPS5998395A (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | Ｉｃカ−ド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5998395A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0616305B2 (ja) * | 1985-03-05 | 1994-03-02 | 日本電気株式会社 | シングルチツプマイクロコンピユ−タ |
| JP2664137B2 (ja) * | 1985-10-29 | 1997-10-15 | 凸版印刷株式会社 | Ｉｃカード |
| US4931997A (en) * | 1987-03-16 | 1990-06-05 | Hitachi Ltd. | Semiconductor memory having storage buffer to save control data during bulk erase |
| JP2833621B2 (ja) * | 1987-03-16 | 1998-12-09 | 株式会社日立製作所 | 不揮発性記憶装置 |
| JPH04307647A (ja) * | 1991-04-04 | 1992-10-29 | Fuji Photo Film Co Ltd | メモリカードの記憶管理方式 |
| WO2000025261A1 (fr) * | 1998-10-26 | 2000-05-04 | Hitachi, Ltd. | Processeur de programme de commande pour carte a circuit integre |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5446447A (en) * | 1977-08-26 | 1979-04-12 | Cii | Portable data carrier for storing and processing data |
| JPS5638650A (en) * | 1979-04-25 | 1981-04-13 | Cii | Data delete device |
-
1982
- 1982-11-29 JP JP57207677A patent/JPS5998395A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5446447A (en) * | 1977-08-26 | 1979-04-12 | Cii | Portable data carrier for storing and processing data |
| JPS5638650A (en) * | 1979-04-25 | 1981-04-13 | Cii | Data delete device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5998395A (ja) | 1984-06-06 |
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