JPH09223199A - 計数機能を有するｉｃカード - Google Patents
計数機能を有するｉｃカードInfo
- Publication number
- JPH09223199A JPH09223199A JP8032251A JP3225196A JPH09223199A JP H09223199 A JPH09223199 A JP H09223199A JP 8032251 A JP8032251 A JP 8032251A JP 3225196 A JP3225196 A JP 3225196A JP H09223199 A JPH09223199 A JP H09223199A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- counter
- card
- maximum usable
- area
- usable frequency
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 初期設定以上の度数が発生した場合、容易に
検知することができ、発行処理に際してカウンタ領域の
初期設定を容易にする。 【解決手段】 本発明のＩＣカードは、複数のメモリビ
ットからなる計数用カウンタと、外部から読み出し不可
能で、初期化処理時のみ書き込み可能な最大使用可能度
数を記憶するメモリ領域とを有していることを特徴とす
る。
検知することができ、発行処理に際してカウンタ領域の
初期設定を容易にする。 【解決手段】 本発明のＩＣカードは、複数のメモリビ
ットからなる計数用カウンタと、外部から読み出し不可
能で、初期化処理時のみ書き込み可能な最大使用可能度
数を記憶するメモリ領域とを有していることを特徴とす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はプリペイドカード等
の計数機能を有するＩＣカードに関する。
の計数機能を有するＩＣカードに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、書換え可能な読み出し専用メモリ
（ＥＥＰＲＯＭ）を使用した計数方法として、２進数表
現を用いた方法が一般的である。図１は２進数を用いた
８ビットカウンタの計数方法を示したものであり、下位
ビットから上位ビットに、順次、２0 、２1 、２2 、２
3 、２4 、２5 、２6 、２7 の重み付けをして０〜２５
５までの計数を行えるようにしている。
（ＥＥＰＲＯＭ）を使用した計数方法として、２進数表
現を用いた方法が一般的である。図１は２進数を用いた
８ビットカウンタの計数方法を示したものであり、下位
ビットから上位ビットに、順次、２0 、２1 、２2 、２
3 、２4 、２5 、２6 、２7 の重み付けをして０〜２５
５までの計数を行えるようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図１に示し
た２進数による計数方法では、書換えを行う場合には、
すべてのビットを一旦消し、その後書き直すことにより
行っている。この方法では、全てのビットが常に書換え
可能であるため、データ書換えの途中でなんらかの理由
により処理が停止してしまうと、プリペイドカードなど
の用途では減算中にも拘らず値が増加してしまうという
データ化けが生じ、初期設定の値より大きくなってしま
う可能性があるという問題があった。また、発行処理を
行う場合には、カウンタ領域に対して初期化を行った後
に、必要な値を書き込む必要があった。本発明は上記課
題を解決するためのもので、初期設定以上の度数が発生
した場合、これを容易に検知できるとともに、発行処理
に際してカウンタ領域の初期設定を容易にする計数機能
を有するＩＣカードを提供することを目的とする。
た２進数による計数方法では、書換えを行う場合には、
すべてのビットを一旦消し、その後書き直すことにより
行っている。この方法では、全てのビットが常に書換え
可能であるため、データ書換えの途中でなんらかの理由
により処理が停止してしまうと、プリペイドカードなど
の用途では減算中にも拘らず値が増加してしまうという
データ化けが生じ、初期設定の値より大きくなってしま
う可能性があるという問題があった。また、発行処理を
行う場合には、カウンタ領域に対して初期化を行った後
に、必要な値を書き込む必要があった。本発明は上記課
題を解決するためのもので、初期設定以上の度数が発生
した場合、これを容易に検知できるとともに、発行処理
に際してカウンタ領域の初期設定を容易にする計数機能
を有するＩＣカードを提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の計数機能を有す
るＩＣカードは、使用度数を記憶するカウンタ領域と、
最大使用可能度数を記憶する書換え不可能なメモリ領域
を設けることにより、カウンタ領域がなんらかの理由に
より書換えられたとしても、書換え不可能なメモリ領域
に最大使用可能度数が記憶されているので、発行処理時
に設定した値より大きくなったことを容易に検知可能と
なり、また、ＩＣカードの発行処理の際にはカウンタ領
域の設定を行う必要がないか、少なくとも設定が容易と
なる。
るＩＣカードは、使用度数を記憶するカウンタ領域と、
最大使用可能度数を記憶する書換え不可能なメモリ領域
を設けることにより、カウンタ領域がなんらかの理由に
より書換えられたとしても、書換え不可能なメモリ領域
に最大使用可能度数が記憶されているので、発行処理時
に設定した値より大きくなったことを容易に検知可能と
なり、また、ＩＣカードの発行処理の際にはカウンタ領
域の設定を行う必要がないか、少なくとも設定が容易と
なる。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図２は本発明のＩＣカードのメモリの配置
例を示す図、図３はカウンタへの書き込み禁止を模式的
に示す図、図４は本発明のＩＣカードの外観図である。
本発明のＩＣカードはプリペイドカード等として使用さ
れるものであり、図４に示すように、ＩＣカード１はＥ
ＥＰＲＯＭからなるメモリチップを内蔵したＩＣモジュ
ール２を埋設し、このメモリチップ内には計数用カウン
タが用意されている。
て説明する。図２は本発明のＩＣカードのメモリの配置
例を示す図、図３はカウンタへの書き込み禁止を模式的
に示す図、図４は本発明のＩＣカードの外観図である。
本発明のＩＣカードはプリペイドカード等として使用さ
れるものであり、図４に示すように、ＩＣカード１はＥ
ＥＰＲＯＭからなるメモリチップを内蔵したＩＣモジュ
ール２を埋設し、このメモリチップ内には計数用カウン
タが用意されている。
【０００６】図２はチップ内のメモリの配置例を示して
おり、カウンタ領域１０は、２進数、１０進数等任意の
計数方法のカウンタを構成している。このカウンタは書
き込み、消去共に可能なビットで構成され、初期化処理
によって全てクリアされ、表現可能な最も小さな値、通
常は０となる。領域１１は外部から読み出し不可能なメ
モリ領域であり、初期化処理のみで書き込み可能なビッ
トに最大使用可能度数が設定・記憶される。
おり、カウンタ領域１０は、２進数、１０進数等任意の
計数方法のカウンタを構成している。このカウンタは書
き込み、消去共に可能なビットで構成され、初期化処理
によって全てクリアされ、表現可能な最も小さな値、通
常は０となる。領域１１は外部から読み出し不可能なメ
モリ領域であり、初期化処理のみで書き込み可能なビッ
トに最大使用可能度数が設定・記憶される。
【０００７】カウンタに対してカウントアップの命令が
送られると、リーダ／ライタ（Ｒ／Ｗ）１２を通してカ
ウンタの書換えが行われる。このカウント値と最大使用
可能度数とは、比較器１３で比較され、 （最大使用可能度数）−（カウンタ）≧０ であるか否かがチェックされる。カウント値が最大使用
可能度数以下の間はカウントアップの命令があると書換
えが行われる。そして、なんらかの原因でカウント値が
最大使用可能度数より大きいことが検知されると、Ｒ／
Ｗ１２へ禁止信号が送られ、カウンタへの書き込みを禁
止してカードの利用を停止する。
送られると、リーダ／ライタ（Ｒ／Ｗ）１２を通してカ
ウンタの書換えが行われる。このカウント値と最大使用
可能度数とは、比較器１３で比較され、 （最大使用可能度数）−（カウンタ）≧０ であるか否かがチェックされる。カウント値が最大使用
可能度数以下の間はカウントアップの命令があると書換
えが行われる。そして、なんらかの原因でカウント値が
最大使用可能度数より大きいことが検知されると、Ｒ／
Ｗ１２へ禁止信号が送られ、カウンタへの書き込みを禁
止してカードの利用を停止する。
【０００８】また、通常、カード発行処理時にはカウン
タに最大使用度数を設定する必要があるが、本発明にお
いては最大使用可能度数が読み出し不可能な領域に設定
されるのでカウンタ自体に対する最大使用度数の設定は
不要となり、発行処理時のカウンタの初期設定が極めて
容易となる。
タに最大使用度数を設定する必要があるが、本発明にお
いては最大使用可能度数が読み出し不可能な領域に設定
されるのでカウンタ自体に対する最大使用度数の設定は
不要となり、発行処理時のカウンタの初期設定が極めて
容易となる。
【０００９】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、読み出し
不可能な領域に最大使用可能度数を記憶させるようにし
たので、改ざん等により初期設定以上の度数表示のカー
ドが発生した場合に、容易に検知可能であり、カウンタ
への書き込み禁止、カードの使用停止が行われる。ま
た、発行処理時のカウンタの初期設定を容易に行うこと
が可能となる。
不可能な領域に最大使用可能度数を記憶させるようにし
たので、改ざん等により初期設定以上の度数表示のカー
ドが発生した場合に、容易に検知可能であり、カウンタ
への書き込み禁止、カードの使用停止が行われる。ま
た、発行処理時のカウンタの初期設定を容易に行うこと
が可能となる。
【図１】 従来のＥＥＰＲＯＭを用いたカウンタの計数
方法を説明する図である。
方法を説明する図である。
【図２】 本発明のＩＣカードのメモリの配置例を示す
図である。
図である。
【図３】 カウンタへの書き込み禁止を模式的に説明す
る図である。
る図である。
【図４】 本発明のＩＣカードの外観図である。
１…ＩＣカード、２…ＩＣモジュール。
Claims (5)
- 【請求項１】 複数のメモリビットからなる計数用カウ
ンタと、最大使用可能度数を記憶するメモリ領域とを有
することを特徴とする計数機能を有するＩＣカード。 - 【請求項２】 請求項１記載のＩＣカードにおいて、最
大使用可能度数を記憶するメモリ領域は、初期化処理時
のみ書き込み可能なメモリ領域であることを特徴とする
計数機能を有するＩＣカード。 - 【請求項３】 請求項１記載のＩＣカードにおいて、計
数用カウンタは使用済度数を表し、初期化処理時のみ書
き込み可能なメモリ領域に記憶されている最大使用可能
度数から計数用カウンタの値を減算することで残使用可
能度数が算出されることを特徴とする計数機能を有する
ＩＣカード。 - 【請求項４】 請求項３記載のＩＣカードにおいて、算
出された残使用可能度数が負の値となった場合にはカウ
ンタへの書き込みを禁止することを特徴とする計数機能
を有するＩＣカード。 - 【請求項５】 請求項１記載のＩＣカードにおいて、最
大使用可能度数を記憶するメモリ領域は、外部から読み
出し不可能なメモリ領域であることを特徴とする計数機
能を有するＩＣカード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8032251A JPH09223199A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 計数機能を有するｉｃカード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8032251A JPH09223199A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 計数機能を有するｉｃカード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09223199A true JPH09223199A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12353804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8032251A Pending JPH09223199A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 計数機能を有するｉｃカード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09223199A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003508856A (ja) * | 1999-08-30 | 2003-03-04 | ザーコム・インコーポレーテッド | セキュア処理の変復調装置 |
-
1996
- 1996-02-20 JP JP8032251A patent/JPH09223199A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003508856A (ja) * | 1999-08-30 | 2003-03-04 | ザーコム・インコーポレーテッド | セキュア処理の変復調装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050325 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050406 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050803 |