JPH0260532B2 - - Google Patents

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JPH0260532B2
JPH0260532B2 JP60044265A JP4426585A JPH0260532B2 JP H0260532 B2 JPH0260532 B2 JP H0260532B2 JP 60044265 A JP60044265 A JP 60044265A JP 4426585 A JP4426585 A JP 4426585A JP H0260532 B2 JPH0260532 B2 JP H0260532B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
cushion
turn block
seat cushion
cushion frame
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60044265A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61202935A (ja
Inventor
Akihiko Yashiro
Yatsuo Maeda
Masayuki Ootani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Shiroki Corp
Original Assignee
Daihatsu Kogyo KK
Shiroki Corp
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Publication date
Application filed by Daihatsu Kogyo KK, Shiroki Corp filed Critical Daihatsu Kogyo KK
Priority to JP60044265A priority Critical patent/JPS61202935A/ja
Publication of JPS61202935A publication Critical patent/JPS61202935A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シートの回転により後部側シートと
対面が可能な回転対座シートに関する。
(従来の技術) 近年の車の普及は目覚ましく、これにつれて車
も単に人や物を運ぶというだけではなく、車室内
で会話を楽しめる構造等も要求されるようになつ
てきた。回転対座シートはこの要求に応えたもの
である。ところで、従来の回転対座シートは、主
にワンボツクスカーの第2列目のリヤシートを第
3列目のリヤシートに対面させるもので、その周
辺に回転を阻止する構造物が無く、このような場
合における回転対座シートの設計は比較的容易で
あり、現実にこれを採用した車も生産されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、通常の乗用車(セダン等)では、第
5図に示す如く、フロントシートの運転席DRと
助手席PAとの間に、コンソールボツクスh、シ
フトレバーi、パーキングブレーキレバーj、シ
ートベルト用取付金具(図示せず)等の構造物が
穿設されており、シートを回転させようとする
時、これらにシートクツシヨンが干渉することに
なる。このため、通常の乗用車のフロントシート
を回転対座シートとするには、周辺の構造物を操
作性を犠性にして低くしたり他の位置に移したり
することが必要不可欠と考えられ、従来の通常の
乗用車ではフロントシートを回転対座シートとす
ることは行われていなかつた。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、周辺構造物の操作性を犠性にす
る設計変更等を行うことなく、通常の乗用車のフ
ロントシートとして用いることができる回転対座
シートを実現することにある。
更に本発明の他の目的は、操作が容易で簡単な
構造の回転対座シートを実現することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決する本発明は、フロアに対し
て回転可能なターンブロツクと、該ターンブロツ
ク上に配設されたシートバツク及びシートクツシ
ヨンとを有し、シート回転時には前記シートクツ
シヨンのクツシヨンフレーム後部をスライダと
し、クツシヨンフレーム側部と前記ターンブロツ
ク間に枢支されたリンクをクランクとするスライ
ダクランク機構を利用して、前記シートクツシヨ
ンの前部を持上げ、周辺構造物との干渉を防ぐと
共に、前記シートクツシヨンの前部が持上がつた
状態を、前記スライダとしてのクツシヨンフレー
ム後部を案内する押え板の前部に設けた凹部に該
クツシヨンフレーム後部に嵌合させることにより
保持するようにしたことを特徴とするものであ
る。
(作用) 本発明の回転対座シートでは、シートクツシヨ
ンの周辺構造物との干渉部分を非干渉位置まで持
上げてその位置に停止させることができるため、
簡単な構造でありながら、回転時に周辺構造物と
干渉することなくシートを回転できる。又、シー
ト回転操作はシートクツシヨンを支えることなく
行えるので、操作自体は容易である。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
第1図乃至第4図は本発明の一実施例(運転
席)を示す説明図で、これらの図において、1は
シートトラツク2を介して車体のフロア(図示せ
ず)に取付けられたサポートブロツクで、該サポ
ートブロツク1の中央には円環状にレール部3が
設けられている。4は前記サポートブロツク1に
対して回転可能なターンブロツクで、前方に突出
する如く円弧状に折り曲げられたパイプ5と、該
パイプ5の端部に一方の端部が固着されたサイド
プレート6,7と、該サイドプレート6,7の他
端間に固着されたリヤプレート8とから構成され
る。9,10は前方のサポートフツクで、該サポ
ートフツク9,10はパイプ5に固着されてい
る。11は後方のサポートフツクで、リヤプレー
ト8と一体に成形されている。サポートフツク9
〜11の下端部は、レール部3と同心の略同一円
周上に位置し、図示しないスライダを介してレー
ル部3の上面に係合しており、この構造により、
ターンブロツク4がサポートブロツク1に対して
前述の如く回動可能に支持されることになる。こ
のターンブロツク4の回転中心及び前記パイプ5
の円弧の中心は、本実施例の場合、レール部3の
中心と一致している。又、パイプ5の円弧の半径
は、回転時に周辺の構造物と干渉しないような大
きさに選ばれている。12〜15は断面がスリツ
ト付ロ字形のガイドで、サポートブロツク1上で
あつてレール部3と同心円上の位置に、スリツト
方向が前記同心円の接線方向と一致するように
90゜の間隔で固着されている。又、16,17は
ターンブロツク4が非回転位置にあるときにガイ
ド12,13に嵌合する段付ピン、同じく18,
19はガイド14,15に嵌合する段付ピンで、
ピン16,17はターンブロツク4のサイドプレ
ート6下面に固着され、ピン18,19はサイド
プレート7下面に固着されている。従つて、ター
ンブロツク4が180゜回転した状態では、ピン16
とガイド15、ピン17とガイド14、ピン18
とガイド13、ピン19とガイド12が、それぞ
れ噛合することになる。このピン16〜19とガ
イド12〜15を設けたのは、前記サポートフツ
ク9〜11のみではシートに加わる負荷に耐える
ことが困難である場合も考えられるので、シート
の通常位置及び後方対面位置での強度アツプを図
るためである。
20は乗員が着座するシートクツシヨン、21
はシートクツシヨン20を支持する略矩形枠状の
クツシヨンフレームで、該クツシヨンフレーム2
1は、ターンブロツク4に対しシートクツシヨン
20の前部20aを持上げ得るように取付けられ
ている。具体的には、クツシヨンフレーム21の
後部の2ケ所の凹状成形部21a,21bが、略
コ字形に曲げられた押え板23,24でもつて、
前後方向に摺動可能且つ回動可能にサイドプレー
ト6,7に取付けられている。25はサイドプレ
ート6、クツシヨンフレーム21にそれぞれ固着
された補助金具26,27(補助金具26が前
側)間に枢支されたリンクで、該リンク25をク
ランクとし、前記凹状成形部21a,21bをス
ライダとするスライダクランク機構を形成するも
の、又、28はクツシヨンフレーム21の前部に
固着された断面略C字形の嵌着部材で、シートク
ツシヨン20がフラツトな状態にあるときに、パ
イプ5に嵌着するものである。上記構成により、
シートクツシヨン20の前部20aに上向きの力
を加えると、第3図に示すように、リンク25が
反時計方向に回動し立上ると共に、クツシヨンフ
レーム21の凹状成形部21a,21bが押え板
23,24に案内されて前方に移動し、クツシヨ
ンフレーム21の前部が上方に移動して、第2図
ロの如くシートクツシヨン20の前部20aも上
方に移動することになる。ここで、シートクツシ
ヨン20及びクツシヨンフレーム21の合計荷重
の重心Gは、第4図に示す如く、リンク25より
左側(反押え板23,24側)にあるように設定
されており、シートクツシヨン20及びクツシヨ
ンフレーム21には、リンク25の上側枢着点に
関して第4図における反時計方向の回転モーメン
トが作用するようになつている。又、前記押え板
23,24の前部には、上向きの凹部23a,2
4aが設けられている。従つて、シートクツシヨ
ン20の前部を持上げてから手を離せば、前記回
転モーメントの働きにより、凹部23a,24a
に凹状成形部21a,21bが嵌入し、シートク
ツシヨン20が持上げ状態が保持されることにな
る。尚、フラツトな状態のシートクツシヨン20
を180゜(第2図イの矢印方向)回転する時に周辺
構造物と干渉する部分は、前記回転中心(軸)か
ら最も離れた前方角部20bであるが、前記前部
20aの持上げ時には、この前方角部20bが上
方の非干渉位置まで移動できるように、リンク2
5の長さ等は設定されている。
30はターンブロツク4に傾動可能に取付けら
れたシートバツクである。即ち、シートバツク3
0の一方の下方角部は、リクライニング装置31
を介してサイドプレート6に取付けられ、他方の
下方角部は、サイドプレート7に固着されたブラ
ケツト36の突設ピン32にプレート37の貫通
穴を挿通することによつて、サイドプレート7に
傾動自在に枢着されている。ここで、リクライニ
ング装置31は、シートバツク30(シートバツ
クフレーム)に固着されるアツパアーム33、サ
イドプレート6に固着されるロアアーム34、該
ロアアーム34に対する前記アツパアーム33の
傾斜角を調整するための操作レバー35等から構
成される。
40はターンブロツク4の回転ロツク解除を行
う操作ハンドルで、ヒンジプレート41でもつ
て、シートクツシヨン20の裏面側であるサイド
プレート7上に回動可能に配設されている。この
操作ハンドル40の非操作部の中間部には、ロツ
ク穴42aが穿設されたロツクプレート42が固
着され、先端部には、操作ハンドル40をロツク
方向に回動付勢するトーシヨンスプリング43が
嵌挿されている。44,45はサポートブロツク
1上に180゜の間隔をもつて穿設されたポールプレ
ートで、ポールプレート44は前記ターンブロツ
ク4が非回転位置(シートの通常位置)にあると
きにロツクプレート42と噛合し、ポールプレー
ト45は前記ターンブロツク4が回転位置(シー
トの後方対面位置)にあるときにロツクプレート
42に噛合するものである。
次に上記構成の回転対座シートの作動を説明す
る。
このシートは、通常の状態即ち前方を向いた状
態では、シートクツシヨン5がターンブロツク3
上にフラツトに載置された第2図イの位置にあ
る。従つて、この状態のシートに着座することに
より、運転等を行うことができる。一方、この状
態からリヤシートと対面する状態に移すには、第
2図ロに示す如く、シートクツシヨン20の前部
20aを持上げてシートクツシヨン20を持上げ
状態に移し、回転時の周辺構造物との干渉の事態
の発生を事前に除去した後、ターンブロツク4の
回転ロツクを操作ハンドル40でもつて外し、タ
ーンブロツク4を第2図イにおける矢印方向に
180゜回転し、その位置でターンブロツク4の回転
ロツクを行つた後、シートクツシヨン20の後部
を下方に押して、凹部23a,24aと凹状成形
部21a,21bとの嵌合状態を解除し、シート
クツシヨン20をターンブロツク4上に再びフラ
ツトに載置すればよい。これにより、当然シート
バツク30は前に移動し、フロントシートがリヤ
シートに対面した状態になる。従つて、この状態
のシートに着座することにより、リヤシートの乗
員と対面して話をすることができる。この後、車
を運転するには、再びシートを前方に向ける必要
があるが、その場合の操作は前記と逆の操作を行
えばよい。即ち、シートクツシヨン20の前部2
0aを再び持ち上げ、ターンブロツク4の回転ロ
ツクを操作ハンドル40を用いて外し、ターンブ
ロツク4を第2図イの矢印方向と逆方向に180゜回
転し、その位置でターンブロツク4の回転ロツク
を行い、シートクツシヨン20をターンブロツク
4上にフラツトに載置すればよい。
上記回転対座シートの場合、シート回転時にシ
ートクツシヨン20を持上げ状態にロツクできる
ため、シートの回転操作は極めて容易である。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、種々の変形が可能である。例えば、本発
明はフロントシートに限らずリヤシートにも適用
できる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明ではシートクツシ
ヨンの周辺構造物との干渉部分を非干渉位置まで
持上げてその位置に停止させることができるた
め、簡単な構造でありながら、回転時に周辺構造
物と干渉することなくシートを回転できる。又、
シート回転操作はシートクツシヨンを支えること
なく行なえるので、操作自体は容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部を示す分解斜
視図、第2図は本発明に係るシートの回転時の作
動説明図、第3図は第1図の実施例でのシートの
持上げ時の作動説明図、第4図はシートクツシヨ
ン等の重心位置の説明図、第5図は乗用車のフロ
ントシート及びその周辺構造物の説明図である。 1…サポートブロツク、2…シートトラツク、
3…レール部、4…ターンブロツク、5…パイ
プ、6,7…サイドプレート、8…リヤプレー
ト、9〜11…サポートフツク、12〜15…ガ
イド、16〜19…段付ピン、20…シートクツ
シヨン、21…クツシヨンフレーム、21a,2
1b…凹状成形部、23,24…押え板、23
a,24a…凹部、25…リンク、30…シート
バツク、31…リクライニング装置、40…操作
ハンドル、41…ヒンジプレート、42…ロツク
プレート、44,45…ポールプレート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フロアに対して回転可能なターンブロツク
    と、該ターンブロツク上に配設されたシートバツ
    ク及びシートクツシヨンとを有し、シート回転時
    には前記シートクツシヨンのクツシヨンフレーム
    後部をスライダとし、クツシヨンフレーム側部と
    前記ターンブロツク間に枢支されたリンクをクラ
    ンクとするスライダクランク機構を利用して、前
    記シートクツシヨンの前部を持上げ、周辺構造物
    との干渉を防ぐと共に、前記シートクツシヨンの
    前部が持上がつた状態を、前記スライダとしての
    クツシヨンフレーム後部を案内する押え板の前部
    に設けた凹部に該クツシヨンフレーム後部を嵌入
    させることにより保持するようにしたことを特徴
    とする回転対座シート。
JP60044265A 1985-03-05 1985-03-05 回転対座シ−ト Granted JPS61202935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60044265A JPS61202935A (ja) 1985-03-05 1985-03-05 回転対座シ−ト

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60044265A JPS61202935A (ja) 1985-03-05 1985-03-05 回転対座シ−ト

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Publication Number Publication Date
JPS61202935A JPS61202935A (ja) 1986-09-08
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ID=12686677

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JPS61202935A (ja) 1986-09-08

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