JPH0259610B2 - - Google Patents

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JPH0259610B2
JPH0259610B2 JP23700483A JP23700483A JPH0259610B2 JP H0259610 B2 JPH0259610 B2 JP H0259610B2 JP 23700483 A JP23700483 A JP 23700483A JP 23700483 A JP23700483 A JP 23700483A JP H0259610 B2 JPH0259610 B2 JP H0259610B2
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JP
Japan
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thin film
substrate
temperature
film
magnetic thin
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JP23700483A
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JPS60127715A (ja
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Junya Tada
Shinichi Hayashi
Makoto Akihiro
Takehiko Sato
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は磁気記録や高保磁力磁性薄膜を利用
した各種の装置に用いられる磁性薄膜、特に希土
類金属と遷移金属とからなる合金で形成され、膜
面と垂直な方向に磁化容易軸を有し、保磁力が大
きい垂直磁化磁性薄膜の製造方法に関するもので
ある。 <背景> 希土類金属と遷移金属とからなる合金系の中
で、SmCo系合金、特にSmCo5系あるいは
Sm2Co17系合金は非常に大きな磁気異方性を有す
ることから高エネルギー積を有する磁石材料とし
て利用されている。 SmCo系合金をこの大きな異方性を保持させた
状態で薄膜化する研究は従来から各研究者により
試みられている。 例えばH.C.Theuerer等はSmCo5、SmCo3.65
Cu1.15合金を使用して、その基板温度を500℃に
あげることによつて高保磁力の面内磁化結晶膜を
作成している。(H.C.Theuerer、E.A.Nesbitt、
and D.D.Bacow;J.Appl.Phys.、vol40(7)、2944
(1969))、またK.Kumar等はプラズマスプレイ
(Plasma Spraying)法により作成した薄膜を
700℃で熱処理することによりSmCo5相を析出さ
せて、高保磁力の面内磁化結晶膜を作成してい
る。(K.Kumar、D.Das and E.Wettstein:J.
Appl.Phys.、vol49(3)、2052(1978)) しかしこれらいずれの場合においても得られる
のは面内磁化結晶膜であり、膜面に垂直な方向に
磁化容易軸を有する垂直磁化磁性薄膜は作成され
ていない。 またスパツタリング法を用いて非晶質で面内磁
化軟磁性薄膜を作成している研究報告(C.L.
Zhang、R.B.Lin、and G.H.Feng;IEEE
Trans.Magn.、MAG−16(5)、1215(1980))もあ
るが、この研究報告では非晶質においてもSmCo
系材料に対しては垂直磁化磁性薄膜は得られてい
ない。この他にも薄膜作成時に膜面に垂直方向に
磁場を印加することにより垂直磁化成分を誘起さ
せる報告(季佐宣、奥野光、沼田卓久、楼井良
文:日本応用磁気学会誌vol7、No.2(1983)47も
あるが、この報告で得られる薄膜もその主体は面
内磁化膜にあると言わざるを得ない。 さらに薄膜作成時の基板温度などの作成条件を
選定すれば、非晶質で垂直磁化成分が主体となる
膜ができるという報告(季佐宣、沼田卓久、楼井
良文:第7回日本応用磁気学会学術講演概要集
8pD−9、P.195(1983))もあるが、この場合に
は非晶質であるためにその保磁力は1KOeより小
さい。 いずれにしても高保磁力の垂直磁化磁性薄膜を
安定に且つ再現性よく得る製造方法は従来提案さ
れていないのである。 <発明の概要> この発明は希土類−遷移金属系合金を使用し、
垂直磁化磁性薄膜を安定に且つ再現性よく得るこ
とを可能とした垂直磁化磁性薄膜の製造方法を提
供するものである。 この発明で作成される垂直磁化磁性薄膜は、膜
面と垂直な方向に磁化容易軸を有する希土類−遷
移金属系合金薄膜であり、全組成中Yを含みこれ
とCe、Pr、Nd、Smの少なくとも1種以上の組
合せからなる希土類元素Rの原子比が20〜40%原
子%を占め、残部がCoよりなる組成を有し、結
晶RCO3相と非晶質部とから構成されている。こ
の発明では基板表面温度を300℃〜600℃に保持
し、この基板上にスパツクリング、蒸着法、イオ
ンプレーテングなどの手段によつて薄膜を形成
し、薄膜が形成された基板を表面温度が150℃〜
180℃に低下するまで5分間に100℃以上の冷却速
度で冷却する。さらに基板の表面温度が150℃〜
180℃の状態で15分乃至3時間の間基板を保持し、
室温まで冷却する。 一般に数千エルステツド以上の安定した保磁力
を有する垂直磁化磁性薄膜を得るためには、希土
類元素をRとしてRCo系合金の組成をRXCo1-X
した場合、RをYを含んでこれとCePr、Nd、
Smの少なくとも一種以上の組合せで構成し、R
の原子比Xを選定して所定の飽和磁化を有する組
成のものとし、さらに垂直磁化条件を満足させて
所望の保磁力を有する磁性薄膜とすることが必要
である。 この場合膜面と垂直な方向に磁化を有するに十
分な磁気異方性を有する薄膜を作成するために
は、スパツタリング法、真空蒸着法などの手段を
用いて膜厚が数百Å以上の薄膜を形成することが
必要である。 さらにこのようにして得られた最適な組成中に
おいて、所定の結晶粒径を有する微結晶RCO3
を所定の割合含有していることが、垂直磁化条件
を満足し且つ数千エルステツド以上の保磁力を有
する薄膜を得るために必要な条件である。このた
めに薄膜作成時における雰囲気条件の設定もこの
発明では重要な意味を持つている。 希土類元素RをYを含んでこれとCe、Pr、
Nd、Smの少なくとも一種以上の組合せの中から
選ぶことにより、SmCoの薄膜の保磁力(および
5000エルステツド以上)の範囲を広げ、数千エル
ステツド以上とすることができるようになつたこ
とも実用上重要な意味を持つている。 <実施例> 以下この発明の垂直磁化磁性薄膜の製造方法を
その実施例に基づき図面を使用して詳細に説明す
る。 この発明においては薄膜の作成に使用する基板
としては、例えばソーダガラス、石英、シリコ
ン、ガーネツト基板などを使用する。不活性気体
としてアルゴンガスを使用し、その圧力を3.0、
5.0、8.0Paに設定した雰囲気下で供給電力を
100W〜200Wの間で20Wずつ変化させ、基板表面
温度を300℃〜600℃に保持した状態で膜厚1〜
2μm程度の垂直磁化磁性薄膜をRFスパツタリン
グ法により作成する。この場合基板支持体の温度
はほぼ150℃〜180℃となる。 この場合発明者等の実測の結果によるとR−
Co系合金組成をRXCo1-Xとして0.20×0.40の
範囲にRの原子比Xを選定する必要があることが
確認された。これは得られる磁性薄膜が微結晶
RCO3相と非晶質部とで構成されることが垂直磁
化条件を満足し、所定の保磁力を得るために必要
なためである。この微結晶RCo3相を得るために
はRXCo1-Xの組成において0.20×0.40の条件
が要求されるからである。 この場合必要な組成範囲における希土類元素R
とCoとの金属間化合物を示すと第1表のように
なる。表中×印は対応する金属間化合物が確認さ
れていないものである。
【表】 R−Co系合金組成をRXCo1-Xとした場合にRの
原子比XをX<0.20とすると、得られる薄膜組成
はR2Co17相、R5Co5相、R5Co19相、R2Co7相が主
体のものとなつてしまう。この組成の磁性薄膜で
は飽和磁化が大きくなり過ぎるために、磁気異方
性定数をKu、飽和磁化をMsとして与えられる垂
直磁化するための条件、Ku>2πMs 2が満足されな
くなる。 このようにX<0.20の組成条件では垂直磁化す
るための条件が満足されず、これに伴つて保磁力
として数千エルステツド以上のものを得ることは
困難である。 一方RXCo1-Xの組成において、Rの原子比Xを
X>0.40に設定すると、得られる薄膜はRCo2
が主体となつたものとなり、このRCo2相を主体
にする磁化薄膜は面内磁化膜であつて、面内磁化
膜としては高保磁力化したものが得られるが、飽
和磁化は小さくなり過ぎてしまう。 このように組成RXCo1-XにおけるRの原子比X
の条件を0.20×0.40に保持した状態で、所定
の基板表面温度範囲、すなわち300℃〜600℃の基
板表面温度下(基板温度つまり基板支持体の温度
としては150℃〜180℃)で、RCo3相に近い組成
のターゲツトを使用し、RFスパツタリング法に
よつて石英基板上に磁性薄膜を作成した。 しかしこの段階で取り出した薄膜はすべてが垂
直磁化膜になるとは限らず再現性がよくなかつ
た。発明者等は磁性薄膜作成後の熱処理に着目し
て研究をかさねた結果、優れた特性の垂直磁化磁
性薄膜を得るための熱処理条件を見出した。 この熱処理の条件は以下の通りである。先ず薄
膜作成後基板表面温度を300℃〜600℃から150℃
〜180℃まで5分間に100℃以上の冷却速度で冷却
する。この冷却された150℃〜180℃の基板表面温
度下で基板を15分から3時間の間保持し、室温ま
で冷却して取り出すと垂直磁化磁性薄膜を安定に
且つ再現性よく得ることができる。 この場合膜面と垂直な方向に磁化を有するに十
分な磁気異方性を持つた薄膜を作成するためには
作成される薄膜の膜厚は数百Å以上にする必要が
ある。 例えば組成SmXCo1-XにおけるSmの原子比をX
=0.29とし、厚みが0.3mmの石英基板上にRFスパ
ツタリングの手段により膜厚を2.1μmに作成した
実施例において、得られた薄膜の断面構造を第1
図に示す。 第1図では石英基板11上に、2.1μmの厚みで
磁性薄膜12が形成されている。磁性薄膜12に
おいて膜面にほぼ垂直方向に髭状に現われている
のは破断面であり、これらの破断面に沿つて基板
11から磁性薄膜12に垂直な方向に微結晶
SmCo3相が柱状に成長していることが、発明者
等により確認された。 これらの微結晶SmCo3はその結晶粒径が数十
Å〜数百Åであり、その成長方向の長さは1000Å
のオーダーを有している。他のRXCo1-X(RはY
を含んでこれとCe、Pr、Nd、Smの少なくとも
一種以上の組合せ)についても、上記のように基
板から磁性薄膜に垂直な方向に微結晶YCO3
CeCO3、PrCo3およびNdCo3相が単独で、あるい
は二種混相の状態で柱状に成長していることが発
明者等により確認されている。 例えば基板を水冷した状態で薄膜を作成し、前
述したような熱処理を行なわないと、得られる薄
膜は希土類元素Rの種類によらずアモルフアス化
していて保磁力の小さい面内磁化膜が得られる。 結晶RCo3相を得るためには基板を所定の温度
に加熱した状態で薄膜を作成して結晶化を行なわ
せる必要がある。従つて組成RXCo1-XにおけるR
の原子比を所定の条件0.20X0.40に設定し、
温度を所定の条件に設定した状態で薄膜を作成す
ることが必要で、このようにするとその組成中に
微結晶YCo3、CeCo3、PrCo3、NdCo3および
SmCo3相を単独あるいは二種類混相した状態で
含む薄膜を得ることができる。 この場合の基板の加熱には、加熱電力を直接基
板に供給して行なう直接加熱の方法が基本的には
採用される。しかし所望の条件で結晶RCo3相を
得るためには微妙な温度調整を行なうことが必要
であり、この発明においては基板の直接加熱法に
イオン化原子照射法を併用した。 すなわちスパツタリング法で薄膜を作成する場
合には、例えばアルゴンなどの導入不活性ガスの
圧力を上げることにより、基板面がアルゴンガス
中のイオン化された原子でたたかれ易くすると、
イオン化された原子の衝突により基板表面温度を
上昇させることができる。この導入ガス圧力を上
昇させる方法や基板に負のバイアスを印加する方
法は、基板を直接加熱する方法と併用して基板表
面温度の微調整を行なわせる場合に極めて効果的
である。 しかしこのような基板表面温度の微調整だけで
は安定した再現性のよい垂直磁化磁性薄膜を得る
ことはできない。 安定した再現性のよい垂直磁化磁性薄膜を得る
ためには、基板表面温度を300℃〜600℃に保持し
た状態で薄膜を作成後、150℃〜180℃まで5分間
に100℃以上の冷却速度で冷却し、且つ基板表面
温度が150℃〜180℃の状態で15分から3時間基板
を保持し、室温まで冷却して取り出すことが必要
である。 このようにして得られた磁性薄膜について、こ
の発明における垂直磁化するための条件を規定す
る磁気異方性定数Kuと希土類元素Rの原子比X
との関係について発明者等の行なつた実測結果を
第2図に示す。第2図で▲はYXCo1-Xを、△は
CeXCo1-Xを、□はPrXCo1-Xを、●はNdXCo1-X
〇はSmXCo1-Xをそれぞれ示している。 第2図で明らかなように組成RXCo1-Xにおける
Rの原子比Xの0.20X0.40の範囲においては
磁気異方性定数は正となつており、この範囲で垂
直磁化膜が形成され得ることが確認される。 又この発明により得られた垂直磁化磁性薄膜の
結晶構造はX線回析法により解析することができ
る。例えばSmXCo1-XにおけるSmの原子比がX=
0.29の条件で、基板表面温度を約500℃にて保持
して作成した磁性薄膜について、薄膜作成後の熱
処理の方法を変化させた場合の薄膜のX線回析法
で得られた結果を第3図に示す。第3図Aはスパ
ツタリングにより薄膜を作成後に約500℃から冷
却水を使用して室温まで急冷したものであり、
SmCo2、Sm2Co7相が析出しておりC軸の配向性
が悪く面内磁化膜が形成された状態となつてい
る。 第3図B,Cはこの発明の実施例で得られたも
のであり、Bは基板を150℃に冷却した状態で20
分保持して室温まで冷却したものであり、Cは基
板を約500℃から5分間に100℃の冷却速度で150
℃に冷却した状態で150分保持して室温まで冷却
したものである。いずれも組成中SmCo3相が主
体となつており、垂直磁化膜が形成されている。
第3図Dは基板を150℃に冷却後で4時間保持し
たものであり、SmCo3相は現われているがC軸
の配向性が悪い。 第3図Eは約500℃から基板を10時間かけて室
温まで自然冷却したものであり、組成はSmCo3
相が主体となつているがC軸の配向性が悪く垂直
磁化膜は形成されていない。 第4図A,B,C,D,Eは第3図A,B,
C,D,Eにそれぞれ対応して得られた磁性薄膜
の磁化曲線(実線は膜面に垂直に磁場をかけた場
合、点線は膜面に平行に磁場をかけた場合に対応
している)を示す。第4図B,Cに示した磁性薄
膜のみが垂直磁化膜を形成していることが確認さ
れる。 基板表面温度300℃〜600℃の状態から冷却して
到達させる温度は150℃〜180℃が望ましい。この
到達温度範囲よりも低い温度まで温度を低下させ
ると急冷に近い状態となり、他相が混入したりC
軸の配向性が悪くなつて面内磁化膜が形成された
状態となつてしまう。一方この到達温度範囲より
も高い温度で冷却を中止するとC軸の配向性が悪
くなり面内磁化膜が形成された状態となつてしま
う。 基板表面温度を300℃〜600℃の状態から150℃
〜180℃に低下させる冷却速度については、5分
間に100℃以上の冷却速度が好ましく、これ以下
では垂直磁化膜を形成することができなかつた。 基板表面温度が300℃以下では前述のようにア
モルフアス化した薄膜が得られ、基板表面温度を
600℃を越えて上昇させると微結晶RCo3相が安定
して得られず、他のR2Co7相、RCo2相などが混
在するおそれがある。また温度が高すぎると薄膜
作成中真空槽内の残留酸素により酸化現象が生じ
て、所定の組成が得られなくなる。 またアルゴンガスの圧力を増加しすぎると、イ
オン化された原子が基板と激しく衝突するために
薄膜表面に剥離現象が生じて望ましくない。 以上のように薄膜作成後この発明の熱処理を行
なえば、垂直磁化磁性薄膜が安定に且つ再現性よ
く得られることが確認された。この発明の方法で
作成された垂直磁化磁性薄膜の保磁力を測定して
第2表に示す結果が得られた。 この発明の製造方法により作製される垂直磁化
磁性薄膜は各種の高保磁力磁性薄膜を応用した装
置に適用されてその効果を発揮することができ
る。 以上詳細に説明したようにこの発明によると、
基板表面温度を300℃〜600℃にして物理的薄膜形
成方法で薄膜を形成し、所定の熱処理をすること
により、Yを含みCe、Pr、Nd、Smの少なくと
も一種以上の組合せからなる希土類元素をRとし
て、RCo系合金を使用し結晶RCo3相を含んだ組
成を有し、数千エルステツド以上の高保磁力を有
する垂直磁化磁性薄膜を安定に且つ再現性よく提
供することが可能となる。
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の垂直磁化磁性薄膜の断面構
造を示す断面図、第2図はこの発明の垂直磁化磁
性薄膜の製造方法により作成した垂直磁化磁性薄
膜の実施例における希土類元素Rの原子比と磁気
異方性定数との関係を示す図、第3図A〜Eは薄
膜作成後の各熱処理条件における薄膜の結晶構造
を示すX線回折図形を示す図、第4図A〜Eは第
3図A〜Eにそれぞれ対応した薄膜の磁化曲線を
示す図である。 11:基板、12:磁性薄膜、X:希土類元素
Rの原子比、Ku:磁気異方性定数、Ms:飽和磁
化。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 膜面と垂直な方向に磁化容易軸を有する希土
    類−遷移金属系合金薄膜で、全組成中Yを含みこ
    れとCe、Pr、Nd、Smの少なくとも1種以上の
    元素の組合せからなる希土類元素Rの原子比が20
    〜40原子%を占め残部がCoよりなる組成を有し、
    結晶RCo3相と非晶質部とから構成される垂直磁
    化磁性薄膜の製造方法において、基板表面温度を
    300℃〜600℃に保持して前記基板上に薄膜を形成
    し、この薄膜が形成された基板をその表面温度が
    150℃〜180℃に低下するまで、5分間に100℃以
    上の冷却速度で冷却し、前記基板の表面温度が
    150℃〜180℃の状態で15分乃至3時間保持して室
    温まで冷却することを特徴とする垂直磁化磁性薄
    膜の製造方法。
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