JPH0258548B2 - - Google Patents

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JPH0258548B2
JPH0258548B2 JP12401985A JP12401985A JPH0258548B2 JP H0258548 B2 JPH0258548 B2 JP H0258548B2 JP 12401985 A JP12401985 A JP 12401985A JP 12401985 A JP12401985 A JP 12401985A JP H0258548 B2 JPH0258548 B2 JP H0258548B2
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JP
Japan
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air
opening
living room
ceiling
air outlet
Prior art date
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JP12401985A
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JPS61282754A (ja
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Yoshiro Umezawa
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ホテル客室の空調装置に関し、と
くに屋外の気象状態の影響を受けずに快適な暖冷
房効果が得られるようにしたものである。
〔従来の技術〕
一般に、ホテル客室は、廊下に沿つてドアで仕
切られた室内通路(踏込)の奥に居室が設けてあ
り、居室には空調装置により各季節に応じた調和
空気を送風して暖冷房を行なうようになつてい
る。
第5図は、従来のホテル客室の構造と空調装置
の一例を示したものであり、ホテル客室は、廊下
1に隣接してドア2で仕切られた室内通路3の奥
に居室5が設けられ、室内通路3の天井4は、居
室5の天井6よりも低くなつている。空調装置と
しては、室内通路3の天井4と居室5の天井6と
の高低差を利用して、天井4,6間の垂れ壁7に
空気吹出し口10を取り付け、室内通路3の天井
空間8に組み付けられたコイルフアンユニツト等
の空調ユニツト12の吹出側にダクト13を介し
て空気吹出し口10を連結して、空調ユニツト1
2の調和空気を居室5側に水平方向に吹出すよう
にしている。また、室内通路3の天井4に空気吸
込み口14を取り付け、この空気吸込み口14と
空調ユニツト12の吸込側とをダクト15で連結
している。
また、上記の空調装置のインテリアデザイン性
と取付作業時の施工性とを改良するものとして、
実開昭59−120832号公報には第6図に示すような
空調装置が提案されている。この空調装置におい
ては、室内通路3の天井4の居室5側に幅方向に
長い下向きの空気吹出し口10を取り付け、空気
吹出し口10には適宜の設定角度をもつベーンを
設けて、調和空気を居室5側に水平吹出しさせる
ようにしている。この空気吹出し口10と空調ユ
ニツト12とを連結するダクト13の途中には、
新鮮空気ダクト16を連結している。また室内通
路3の天井4のドア1側にヒンジ式の点検蓋17
を取付け、点検蓋17とドア1側の仕切壁11と
の間に幅方向に長いスリツト状の隙間を形成し、
この隙間を空気吸込み口14としている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の空調装置においては、上記のように空気
吹出し口からの吹出空気を室内通路側から居室に
向かつて水平に吹出させるようにしており、居室
の窓から侵入する冷気または暖気の熱負荷の処理
(ペリメータ処理)がなされていないため、居室
内の温度分布が屋外の気象条件によつて左右され
ることになり、快適な暖冷房効果が保証されない
という難点がある。
また、従来の空調装置は、空気吹出し口と空気
吸込み口との取付け位置が近接しているため、調
和空気のシヨートサーキツトが生じて暖冷房効率
が低下することが問題となつている。
この発明は、上記のような問題を解決して、ホ
テル居室の温度分布が屋外の気象条件の影響を受
けず、快適な暖冷房効果が得られる空調装置を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の空調装置は、ホテル居室の窓際の天
井から窓に沿つた水平方向に、細長い箱状の空気
吹出し口を垂設している。
この空気吹出し口には、居室の床に面する側の
底面と居室の窓と反対側に面する側の側面とにそ
れぞれ空気吹出し用の開口部を設けている。
また、空気吹出し口の底面開口部および側面開
口部には、一方の開口部は、間隙部分のみを一部
開放状態にして他の部分を閉塞し、他方の開口部
は全開状態に開放する交互切替開閉機構を備える
切替ダンパーを設けている。
〔作用〕
この発明の空調装置は、暖房時においては、切
替ダンパーにより空気吹出し口の底面開口部を全
開状態に開放し、側面開口部は間隙部分のみを一
部開放して他の部分を閉塞した状態にして使用
し、冷房時においては、切替ダンパーにより空気
吹出し口の側面開口部を全開状態に開放し、底面
開口部は間隙部分のみを一部開放して他の部分を
閉塞した状態にして使用する。
〔実施例〕
以下、この発明の空調装置の実施例について、
図面を参照して説明する。
第1図は、この発明の実施例を示す断面図であ
る。同図におけるホテル客室の基本的構造は、前
記第5図および第6図と同一であるから、同一部
分には同一符号を付して繰返しての説明を省略す
る。
室内通路3の天井4および居室5の天井6と天
井コンクリートスラブ11との間には空間8,9
が形成されており、室内通路3の天井空間8に
は、天井コンクリートスラブ11からフアンコイ
ルユニツト等の空調ユニツト12が吊架され、空
調ユニツト12の吹出側に連結したダクト13の
先端部を室内通路3と居室5との間の梁スラブ1
8に挿通している。室内通路3の天井4には、空
気吸込み口14が取り付けられている。空調ユニ
ツト12を運転すると、空気吸込み口14から吸
引された室内空気が、季節ごとの目的に応じた暖
風または冷風に調整され、この調和空気がダクト
13を経て居室5の天井空間9に送風されるよう
になつている。
居室5の天井空間9には、外壁19に近接した
位置にフアン20が配設されている。居室5の窓
22に沿つた天井6には空気吹出し口30が取り
付けられている。この空気吹出し口30とフアン
20とはダクト21で連結されており、居室5の
天井空間9に送風された調和空気は、フアン20
で吸引されて、ダクト21を経て空気吹出し口3
0から居室5内に吹き出され、居室5内に吹き出
された調和空気は室内通路3に入つて空気吸込み
口14から吸引され、再び空調ユニツト12に還
流するようになつている。
空気吹出し口30は、第2図に示すように、居
室5の窓22の上部側壁19に沿つて水平方向に
設けられているカーテンボツクス23とほぼ同等
の長さをもつ細長い箱状に成形されており、居室
5の天井6からカーテンボツクス23の前面に密
着させて居室5内に垂下状態に取り付けられてい
る。
上記の空気吹出し口30の居室の床に面する側
の底面と居室5の窓22と反対側に面する側の側
面とには、それぞれ空気吹出し用の開口部32,
34が設けてある。この開口部32,34は後述
の切替ダンパーによつて交互に切替開閉され、底
面開口部32からは調和空気を垂直方向に吹き出
し、側面開口部34からは調和空気を水平方向に
吹き出すようになつている。
上記の開口部32,34には、第3図に示すよ
うに、長さ方向と平行なフイン33,35が一端
を軸として回動自在に取り付けられており、居室
5の天井高さおよび奥行に応じて適宜の角度に回
動させることにより、最適な条件で調和空気を吹
き出すようにしてある。
また、空気吹出し口30の開口部32,34に
は、フアン33,35の内側で一端を支軸として
回動可能な切替ダンパー37が取り付けてあり、
この切替ダンパー37によつて開口部32,34
を交互に開閉するようにしてある。
上記の切替ダンパー37は、開口部32,34
の開口幅よりも短い幅に成形されており、同図a
に示すように、切替ダンパー37を垂直位置に回
動させると、底面開口部32は全開状態となり、
側面開口部34が閉塞されるが、側面開口部34
の天井際には、一部分が開放状態になる間隙部分
39が長さ方向に形成され、また同図bに示すよ
うに、切替ダンパー37を水平位置に回動させる
と、側面開口部34は全開状態となり、底面開口
部32が閉塞されるが、底面開口部32の窓際に
は、一部分が開放状態になる間隙部分38が長さ
方向に形成される機構になつている。
次に、上記構成の空調装置の空気吹出し口の作
用を、暖房時と冷房時とに分けて説明する。
暖房時においては、第3図aに示すにように、
空気吹出し口30の切替ダンパー37を垂直位置
に回動して、側面開口部34を間隙部分39が一
部開放された状態で閉塞する。この状態でフアン
20により空気吹出し口30に温風(調和空気)
が送風されると、側面開口部34の開放された間
隙部分39に吸引力が働き、居室5の天井部分に
停滞している暖気が間隙部分39を通つて空気吹
出し口30の内部に吸引され、吸引された暖気と
フアン20から送風される温風とが混合して底面
開口部32から窓22の前面に沿つて垂直方向に
吹き出される。この温風により居室5の窓22か
ら侵入する冷気の熱負荷が処理(ペリメータ処
理)されるとともに、温風が床面まで到達した後
に上昇拡散することにより、居室5が床部分から
天井部分に向かつて順次暖房されることになる。
冷房時においては、第3図bに示すように、空
気吹出し口30の切替ダンパー37を水平位置に
回動して、底面開口部32を間隙部分38が一部
開放された状態で閉塞する。この状態でフアン2
0により空気吹出し口30に冷風(調和空気)が
送風されると、冷風の一部は底面開口部32の開
放された間隙部分38から窓22の前面に沿つて
垂直方向に吹き出され、この冷風によつて居室5
の窓22から侵入する暖気の熱負荷が処理(ペリ
メータ処理)されるとともに、他の大部分の冷風
は側面開口部34から水平方向に吹き出され、こ
の冷風が居室5の天井から床面に下降拡散するこ
とにより、居室5が天井部分から床部分に向かつ
て順次冷房されることになる。
この発明の空気吹出し口は、居室の窓際の天井
に取り付ける構成としているから、上記実施例の
ように空気吸込み口が室内通路の天井に取り付け
られている場合には、空気吹出し口と空気吸込み
口との取り付け位置の相互間隔が近接することに
よる調和空気のシヨートサーキツトのおそれがな
くなり、暖冷房効率の低下を防止することができ
る。
第4図は、空気吹出し口の開口部の開閉機構の
他の実施例を示し、フイン自体に切替ダンパーと
しての機構をも併せて具備させたものである。こ
の実施例においては、底面開口部32のフイン3
3と側面開口部34のフイン35とのうち、前者
のフイン33では窓際の一部のフイン33aと、
後者のフイン35では天井際の一部のフイン35
aとを、それぞれ固定した状態とし、その他のフ
イン33b,35bはそれぞれ一端を軸として回
動自在な構成としている。
同図aに示すように、側面開口部34のフイン
35bを垂直位置に回動すると、これらのフイン
35bによつて側面開口部34が閉塞されるが、
天井際の固定フイン35aの上下両側には、開放
状態のままとなる間隙部分39が長さ方向に形成
される。
また、同図bに示すように、底面開口部32の
フイン33bを水平位置に回動すると、これらの
フイン33bによつて底面開口部32が閉塞され
るが、窓際の固定フイン33aの左右両側には、
開放状態のままとなる間隙部分38が長さ方向に
形成される。
上記の底面開口部32と側面開口部34との回
動フイン33b,35bは、一方のフインが開放
状態から閉塞状態に回動したときは、これと連動
して他方のフインが同時に閉塞状態から開放状態
に回動するようになつている。
前記実施例では、居室の天井空間内を調和空気
の通路とする天井チヤンバー方式の空調装置につ
いて説明したが、この発明は、ダクト方式の空調
装置についても適用することができる。
また、前記実施例の空気吹出し口は、ダクトを
介してフアンに接続されているが、フアンと空気
吹出し口とが一体となつたブリーズライン型フア
ン(クロスフアン)を使用し、ダクトを省略する
こともできる。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、この発明によれば、居
室の窓際の天井に沿つて水平方向に、底面開口部
と側面開口部とを有する空気吹出し口を垂設し、
これらの開口部に設けた切替ダンパーを切替操作
して、一方の開口部を間隙部分のみを一部開放状
態にして閉塞し、他方の開口部を全開状態で開放
するようにしている。このため、暖房時において
は、居室の天井部分に停滞する暖気を側面開口部
の間隙部分から吸引して、温風とともに底面開口
部から窓面に沿つて垂直方向に吹き出し、窓際の
冷気のペリメータ処理を行なうと同時に居室を足
元から暖めることになるから、居室内の温度分布
が均一となり、快適な暖房効果が得られるだけで
なく、温風の消費エネルギーが節約されるという
経済的効果も併せて得られる。また冷房時におい
ては、冷風の一部を底面開口部の間隙部分から窓
面に沿つて吹き出して窓際の暖気のペリメータ処
理を行うと同時に、大部分の冷風を側面開口部か
ら水平方向に吹き出して居室を天井部分から冷や
すことになるから、居室内の温度分布が均一とな
り、快適な冷房効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示す断面図、第
2図は、空気吹出し口の取付け状態を示す斜視
図、第3図は、空気吹出し口であり、同図aは暖
房時における開閉状態、同図bは冷房時における
開閉状態をそれぞれ示す断面図、第4図は、空気
吹出し口の他の実施例であり、同図aは暖房時に
おける開閉状態、同図bは冷房時における開閉状
態をそれぞれ示す断面図、第5図および第6図
は、それぞれ従来のホテル客室の空調装置を示す
断面図である。 図中、5は居室、6は居室の天井、22は窓、
30は空気吹出し口、32は底面開口部、34は
側面開口部、37は切替ダンパー、38は底面開
口部の間隙部分、39は側面開口部の間隙部分で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ホテル居室の窓際の天井から窓に沿つた水平
    方向に、細長い箱状の空気吹出し口を垂設し、前
    記空気吹出し口には、居室の床に面する側の底面
    と、居室の窓と反対側に面する側の側面とにそれ
    ぞれ空気吹出し用の開口部を設け、前記空気吹出
    し口の底面開口部および側面開口部には、一方の
    開口部は間隙部分のみを一部開放状態にして他の
    部分を閉塞し、他方の開口部は全開状態に開放す
    る交互切替開閉機構を備える切替ダンパーを設け
    たことを特徴とするホテル客室の空調装置。
JP12401985A 1985-06-07 1985-06-07 ホテル客室の空調装置 Granted JPS61282754A (ja)

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JP12401985A JPS61282754A (ja) 1985-06-07 1985-06-07 ホテル客室の空調装置

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JPS61282754A JPS61282754A (ja) 1986-12-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04114929U (ja) * 1991-03-26 1992-10-12 丸井産業株式会社 建設工事用吊足場の取付金具
JPH085245Y2 (ja) * 1988-11-09 1996-02-14 典明 正木 構築物用吊り足場の鋼管固定部材

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