JPH0258083B2 - - Google Patents

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JPH0258083B2
JPH0258083B2 JP9785586A JP9785586A JPH0258083B2 JP H0258083 B2 JPH0258083 B2 JP H0258083B2 JP 9785586 A JP9785586 A JP 9785586A JP 9785586 A JP9785586 A JP 9785586A JP H0258083 B2 JPH0258083 B2 JP H0258083B2
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JP
Japan
Prior art keywords
concrete
buffer layer
layer
net
sheet
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JP9785586A
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English (en)
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JPS62259803A (ja
Inventor
Hisaaki Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chiyoda Technical and Industrial Co Ltd
Original Assignee
Chiyoda Technical and Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP9785586A priority Critical patent/JPS62259803A/ja
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Publication of JPH0258083B2 publication Critical patent/JPH0258083B2/ja
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  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)
  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は緩衝層をもつコンクリート製品の製
法に関する。
(従来の技術) 従来、実用化されている緩衝層つきコンクリー
ト製品の製法は、硬化したコンクリート表面に既
製品のゴム板を接着するものがほとんどである。
特殊なものには、特公昭60−33670号公報の発
明がある。これはゴムチツプと接着剤との練合物
の上に醋酸ビニール樹脂を塗布し、その上にセメ
ントを振りかけ、振動により上記樹脂を練合物の
空隙に充填し、この上に生コンクリートを充填す
るもので、工業的実施には問題点が多い。
本発明者は特願昭60−193051号として、「緩衝
層つきコンクリート製品の製法及び製造装置」を
特許出願中で、その主な特徴は、ゴム等の粒状、
断片状弾性素材の表面が、押しつければ圧着でき
る粘りをもつが、団塊としては流動性を保つ状態
の空隙に富む団塊とし、これをコンクリート層に
押しつけて一体化し、養生によつて所要強度を得
るものである。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は、本発明者の上記発明に強度面の改
善を加え、コンクリートの厚みを減らし軽量化し
ても、必要な強度を確保し、耐亀裂性を高めるも
のである。
(問題点を解決するための手段) この発明は(1)型枠内にコンクリート層を作る工
程、コンクリート供給前の上記型枠内、または供
給後の上記コンクリート層上に、接着用樹脂の液
または粉末をまぶしつけた弾性素材片を、相互圧
着可能で、団塊としては流動可能な状態のもとに
落し敷いて、緩衝層を作る工程、上記両工程の間
に入る工程で、上記コンクリート層または緩衝層
の上に高張力シートまたは網を敷込む工程、上記
コンクリート層、緩衝層およびシートまたは網の
三者を一体化するようプレス板等で加圧する工
程、及び、上記コンクリート、接着用樹脂双方に
適し、高張力シートまたは網を害さない温度で養
生する工程、を備えることを特徴とする緩衝層を
もつコンクリート製品の製法。(2)特許請求の範囲
1に記載の製法において、そのコンクリート層、
緩衝層は共に完成時透水性となる材料を用いるも
のである緩衝性をもつコンクリート製品の製法。
(3)接着用樹脂の液または粉末をまぶしつけた弾性
素材片を、相互圧着可能で、団塊としては流動可
能な状態のもとに、皿板に落し敷いて、緩衝層を
作る工程、型枠内にコンクリート層を作る工程、
上記緩衝層、コンクリート層、いずれかの表面に
高張力シートまたは網を敷込む工程、上記皿板を
反転して上記型枠の開口部に伏せて押込み、上記
両層とシートまたは網の三者を加圧一体化する工
程、および上記コンクリート、接着用樹脂双方に
適し、高張力シートまたは網を害さない温度で養
生する工程、を備えることを特徴とする緩衝層を
もつコンクリート製品の製法。(4)特許請求の範囲
3に記載の製法において、そのコンクリート層、
緩衝層は共に完成時透水性となる材料を用いるも
のである緩衝性をもつコンクリート製品の製法。
(作用) この発明は、本発明者の上記特許出願中のも
のゝ長所と、これに加えた高張力の布、網の補強
作用とを、あわせもつ。
すなわち、この発明のコンクリート製の緩衝層
は、ゴム等の弾性素材片に接着用樹脂液または粉
末を、まぶしつけたものを流動可能な団塊として
落し敷いたものであるから、流動性に富む接着液
を十分に含ませたゴム片のように、接着液が硬化
するまでは、いかに加圧しても圧着し得ないもの
でなく、型枠内での成形を可能にした。これは、
生コンクリートは加圧成形できないが、硬練コン
クリートは加圧成形可能な事と似ている。
このようにゴム等の弾性素材片を圧着可能で、
しかも団塊として流動可能な硬練コンクリートに
似た状態にして扱うから、コンクリートと共に成
形し、一体化する事を可能にした。
またこの発明はコンクリート層、緩衝層間に高
張力のシートか網を加えて加圧一体化する事によ
り、コンクリート側のモルタル分、ゴム側の接着
用樹脂がシート、網にも十分付着する。
そして、成形後の養生により、所要の結合強度
に達するのである。
(実施例) 第1〜6図は、型枠一個でもつて緩衝層をもつ
コンクリート製品を作るこの発明の実施例であ
る。その1は型枠で、この場合、その底板はな
く、代つて搬送用平板パレツト2が底をふさいで
いる。コンクリートCは周知の摺動ホツパ3によ
り、親ホツパ4から移し落とされる。
この実施例のコンクリートCは硬練りのもので
あるから、型枠1に加振装置5をつけて、振動に
よつてコンクリートC上面を平たんにしたところ
を第2図に示す。この時、高張力シートまたは網
6を一枚取り出して用意している。
第3図はそのシートまたは網6を型枠1内のコ
ンクリート層上に敷込んだところを示す。
第4図はスクリユーフイーダ7aをもつゴム片
ホツパ7により、ゴム片団塊を均等に押出しなが
ら後退して、コンクリート層Cとシートまたは網
6の上に、平らにゴム片団塊を落し敷き、ゴム緩
衝層Gを作つたところを示す。
第5図はコンクリート成形用プレス板8によ
り、上記コンクリート層C、シートまたは網6、
ゴム緩衝層Gの三者を加圧一体化したところを示
す。
第6図は即時脱型のためパレツト2を下げ、プ
レス板8により一体化した製品を下方へ押出し脱
型したところを示す。パレツト2は製品を横方向
へ運び、新しいパレツト2が第1図のように型枠
1の下面をふさぐ事はいうまでもない。
なお上のような硬練コンクリートを使つた場
合、平たんなコンクリート層Cを作るため型枠1
に振動をかけ、騒音を発することは避けられない
が、柔い流込みコンクリートを使えば振動させな
くても平たんなコンクリート層になる。
この場合は最後の加圧で、コンクリート層Cの
モルタル分がゴム緩衝層Gの間隙へ入込むから、
三者一体化の加圧力はやゝ弱くする。そして、そ
のまゝ養生した後、脱型する。
もつとも流込みコンクリートを使う場合、第2
図の段階で振動をかけず、コンクリート層Cの上
からプレス板8で加圧し、下からパレツト2に代
わる真空吸引用多孔板を備えたサクシヨンボツク
スにより脱水すれば、以後、硬練コンクリート層
同様に加圧一体化し、即時脱型することができ
る。
ゴム緩衝層Gの材料は、古タイヤ細片に、所要
硬化時間が作業工程に適した接着用樹脂液又は樹
脂粉を加えて混合機にかけ、古タイヤのゴム片が
表面に接着剤をまぶし付けられ、時間と共に、そ
の粘度を高めつゝあるものを使用した。その粘度
が、握り締めればその形で固まる程度になり、し
かも団塊として流動性は保つている状態のところ
で型枠へ入れる。従つて、容易に型枠の形に成形
され、脱型しても崩れない。
第7〜10図は第1〜6図の実施例の型枠底板
になつたパレツト2を底部型枠10に替えた実施
例である。底部型枠10は低い周壁をもつている
ので、まずこれに、剥離用シート11を敷き(第
7図)、その上にゴム緩衝層Gを作り(第8図)、
その上にシートまたは網6を載せ(第9図)、そ
れからその底部型枠10の上に主体型枠1をはめ
載せて、第10図のようにコンクリート層C、シ
ートまたは網6、コンクリート層Cを敷込み、プ
レス板8でもつて加圧する。この場合、製品の脱
型は、全体を反転し、振動または衝撃を加えて落
とす事も第10図の姿勢のまゝ型枠10に製品を
載せて下方へ押出す事もできる。上下の両型枠
1,10を図のような、はめ込式でなく、上下に
重ねれば、第13図のように共通のシートまたは
網6に複数の製品を取付ける事も可能である。
第11図の実施例は第2発明によるもので、型
枠1に、シートまたは網6を第10図同様に加え
たコンクリート層Cを作り、その上面にもシート
または網6を載せ、別に皿板10aにはく離用シ
ート11、ゴム緩衝層Gを盛つたものを反転し
て、型枠1の開口部に伏せたところを示す。プレ
ス板8により加圧した後、この型枠1を反転して
製品を皿板10a上に取出し、そのまゝ養生場へ
送る。なお第10,11図双方の方式を複合させ
る等により、任意のコンクリート層、緩衝層の積
層製品を作り得る。
第12図は第9図を上から見た図で、シートま
たは網6はこの場合、セメント補強用として作ら
れたビニロン繊維を編んだ網であるが、強度と透
液性又は付着性があれば金属も含めて材質を問わ
ない。表裏に接着剤その他を塗布して敷込んでも
よい。
弾性素材片はゴム片と限らない。コンクリート
は各種複合コンクリートも含めて硬練り、流込
み、いずれのものも使える。コンクリート供給法
も自由で、薄層の場合はスプレー法もよい。接着
用樹脂はアルカリに耐えるものなら何でもよい。
コンクリート層、緩衝層を完成時、透水性にする
場合、砂利を多くし、ゴム片をやゝ大きくすれば
よい。
コンクリート層、緩衝層、シートまたは網の三
者を一体にする際、振動を加えて促進するのもよ
い。養生は各種加熱養生のほか、自然養生であつ
ても無論よい。緩衝層材料とコンクリート双方の
養生条件を一致させるよう配合調整を行うとよ
い。
(発明の効果) この発明はコンクリート製品の成形と、緩衝層
の成形とを一緒に行い、そのまゝ一体化するとい
う難しい製法を、極めて実用性の高いものとして
完成したゞけでなく、その工程中に高張力シート
または網を入れる事により、軽量化と亀裂防止効
果を加えた。
すなわち、緩衝層の成形には、接着用樹脂液ま
たは粉末をまぶしつけたゴム片の流動可能な団塊
にしたものを用いるので、硬練コンクリート同様
に扱うことが可能になり、在来のコンクリート製
品成形装置に多少、手を加えた程度の設備で、コ
ンクリート、ゴムの同時成形、一体化が可能にな
つた。
そして、コンクリート層、ゴム緩衝層の間に高
張力シートまたは網を入れて三者一体になるよう
加圧するので、コンクリート側のモルタル分、ゴ
ム側の接着用樹脂の一方又は双方がシートまたは
網に押付けられて圧着し、続く養生工程により、
十分な強度に一体化されるのである。
またこの発明による製品の緩衝層は、ゴム片に
まぶし付けた接着用樹脂で相互につながれた形で
あるため、弾力性に富み、容易に透水性が得ら
れ、高張力シートまたは網で補強するから鉄筋の
ように腐食せず、例えば敷石として使えば、画期
的に軽く薄く強力な敷石となる。
また第2発明は型枠にコンクリート層、皿板に
緩衝層を分業的に作り、皿板を反転して型枠上に
伏せる事により両層を一体化する生産性の高い方
式を提案した。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図はこの発明一実施例の工程順説明
図、第7〜10図は他の実施例の工程順説明図、
第11図は別の実施例の説明図、第12図は第9
図の平面図、第13図は製品の異る実施例立面図
である。 C……コンクリート層、G……ゴム緩衝層、6
……高張力布または網、8……プレス板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 型枠内にコンクリート層を作る工程、 コンクリート供給前の上記型枠内、または供給
    後の上記コンクリート層上に、接着用樹脂の液ま
    たは粉末をまぶしつけた弾性素材片を、相互圧着
    可能で、団塊としては流動可能な状態のもとに落
    し敷いて、緩衝層を作る工程、 上記両工程の間に入る工程で、上記コンクリー
    ト層または緩衝層の上に高張力シートまたは網を
    敷込む工程、 上記コンクリート層、緩衝層およびシートまた
    は網の三者を一体化するようプレス板等で加圧す
    る工程、及び、 上記コンクリート、接着用樹脂双方に適し、高
    張力シートまたは網を害さない温度で養生する工
    程、 を備えることを特徴とする緩衝層をもつコンクリ
    ート製品の製法。 2 特許請求の範囲1に記載の製法において、そ
    のコンクリート層、緩衝層は共に完成時透水性と
    なる材料を用いるものである緩衝性をもつコンク
    リート製品の製法。 3 接着用樹脂の液または粉末をまぶしつけた弾
    性素材片を、相互圧着可能で、団塊としては流動
    可能な状態のもとに、皿板に落し敷いて、緩衝層
    を作る工程、 型枠内にコンクリート層を作る工程、 上記緩衝層、コンクリート層、いずれかの表面
    に高張力シートまたは網を敷込む工程、 上記皿板を反転して上記型枠の開口部に伏せて
    押込み、上記両層とシートまたは網の三者を加圧
    一体化する工程、および 上記コンクリート、接着用樹脂双方に適し、高
    張力シートまたは網を害さない温度で養生する工
    程、 を備えることを特徴とする緩衝層をもつコンクリ
    ート製品の製法。 4 特許請求の範囲3に記載の製法において、そ
    のコンクリート層、緩衝層は共に完成時透水性と
    なる材料を用いるものである緩衝性をもつコンク
    リート製品の製法。
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JPS6429501A (en) * 1987-07-23 1989-01-31 Razaa Kk Paving board and paving
JPH02176002A (ja) * 1988-08-25 1990-07-09 Matsuo Yougawara Kk 混練りゴム砕粒物とコンクリートを圧着した、コンクリート舗道板とその成型方法
JPH0552001A (ja) * 1991-08-21 1993-03-02 Kajima Corp プレキヤストコンクリート柱及びその製造方法

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