JPH0257517A - 電子部品の供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば、ステックマガジンに装填された集積
回路による半導体等の電子部品（以下、これをチップと
いう）をカバーテープを有するキャリヤテープに一個づ
つ充填しながら、巻取リリールに巻取るようにした電子
部品の自動テーピング装置における電子部品の供給装置
に係り、特に、この電子部品の供給装置のチップ向き変
換装置に関する。

（従来の技術） 既に提案されているこの種の電子部品の自動テーピング
装置における電子部品の供給装置は、第６図及び第７図
に示されるように構成されている（特願昭６２−２７７
５１９号）。

即ち、第６図乃び第７図において、キャリヤテープＴの
ガイドレール１ａを備えた機枠１の背部には、チップガ
イド溝２ａとガイドレール２ｂを有する滑り台２が上記
ガイドレール１ａに対して直交して、しかも、略４５度
に傾斜して設けられており、この滑り台２の下端部には
、止子３が付設されている。又、この止子３の傍らの上
記滑り台２の下部には、揺動積杆４がばね（図示されず
）で右旋習性を付勢され、且、支軸５で揺動自在に枢着
されており、この揺動積杆４の一端部のフォーク部４ａ
には、押下杆６がビン７で係合している。さらに、この
押下杆６の上端部は、例えば、カム機構又はロボットに
より作動するチップＷを吸若する眼前ヘッド８の押棒８
ｂで押下げられるようになっている。又、この吸着ヘッ
ド８の吸着ノズル８ａは電子部品（以下、これをチップ
という）Ｗを吸着すると共に、略９０°回動してチップ
の向きを変換するようになっている。さらに又、上記揺
動積杆４の他のフォーク部４ｂには、突上杆９がピン１
０で係合している。又、この突上杆９の上部に位置する
上記滑り台２には、耳片２ｃが付設されており、この耳
片２Ｃには、踏付は部１１ａを有する踏付は腕杆１１が
ピン軸１２で上記ガイド溝２ａ側へばね（図示されず）
の弾力で付勢されて軸装されており、この踏付は腕杆１
１は上記突上杆９の上部で突上られると共に、この突上
杆９の一部で上記ガイド溝２ａを滑り下りるチップＷを
一時的に受止めるようになっている。さらに、この踏付
は腕杆１１の中程には、透孔１１ｂが穿設されており、
この透孔１１ｂ内には、上記耳片２ｃに付設されたスト
ッパ１３が踏付は腕杆１１の揺動範囲を規制するように
して係合している。さらに又、上記止子３の近傍の上記
滑り台２には、バキューム管１４が配管されており、こ
のバキューム管１４は、上記止子３に滑り下りたチップ
Ｗを妄りに移動しないように位置規制するように真空吸
着するようになっている。

従って、上述した電子部品の供給装置は、上記吸着ヘッ
ド８が図示されないカム機構又はロボットにより、上記
滑り台２のガイド溝２ａとガイドレール２ｂに装填され
た複数のチップＷを上記機枠１のキャリヤテープＴへ一
個づつ吸着して装填する場合、 上記吸着ヘッド８の押棒８ｂが押下杆６を押下げると、
この押下杆６は上記揺動積杆４を支軸５の周りに左旋す
るので、この揺動積杆４はその他端部の突上杆９を上方
へ押上げられる。すると、この突上杆９は踏付は腕杆１
１をピン軸１２の周りにストッパ１３に係合するまで右
旋して停止するから、この踏付は腕杆コ１の踏付け＃１
１ａに把持されていたチップＷは滑り落ちて、上記突上
杆９の一部に一時的に係止されると同時に、上記吸着ヘ
ッド８の吸着ノズル８ａが先行チップＷを吸若し、しか
る後、上記吸着ヘッド８がこのチップＷを略９０″だけ
回動してチップＷの向きを変換し、この吸着ノズル８ａ
がこの先行チップＷを上記機枠１のキャリヤテープＴに
装填する。

他方、上記吸着ヘッド８の吸着ノズル８ａが先行チップ
Ｗを上記機枠１のキャリヤテープＴに装填すると、この
吸着ヘッド８が、第６図の鎖線で示されるように移動す
るので、上記押下杆６は元位置に復帰するから、この押
下杆６に連結している揺動積杆を介して上記突上杆９が
降下するため、この突上杆９に係止されていた後行チッ
プＷが上記ストッパ３側へ滑り落ちて停止すると共に、
上記踏付は腕杆１１がピン軸１２の周りに復動して、こ
の踏付は部１１ａが次のチップＷを踏付けて把持する。

このようにして、上述した電子部品の供給装置は、上記
吸着ヘッド８が、図示されないカム機構又はロボットに
より、上記滑り台２に装填された複数のチップＷを一個
づつ吸着した後、上記吸着ヘッド８が各チップＷの向き
を変換してチップ姿勢を整えてから、これを上記機枠１
のキャリヤテープＴへ装填するようになっている。

（考案が解決しようとする課題） しかしながら、上述した電子部品の供給装置は、第６図
及び第７図に示されるように、上記吸着ヘッド８が図示
されないカム機構やロボットにより、上記滑り台２のチ
ップＷを一個づつ吸着した後、上記吸着ヘッド８自体が
パルスモータ（図示されず）でこの吸着ヘッド８の周り
に９０″回動じてチップＷの向きを９０″だけ回動して
、上記キャリヤテープＴの凹部Ｔ１に装填できるように
チ・グプＷの姿勢を整えてから上記機枠１のキャリヤテ
ープＴの四部Ｔｌへ装着するようにな゛っている関係上
、上記吸着ヘッド８がパルスモータで９０″だけ回動し
たとき、真空吸着状態で保持された上記チップＷは、吸
着ヘッド８の回動時に生じる慣性力や振動で位置ずれを
生じ、これに起因して、上記チップＷが位置ずれにより
上記キャリヤテープＴの四部Ｔ１に正確に装填されない
おそれがある。

特に、比較的に小型のチップＷは、軽量にしてしかも、
小さいために、吸着ヘッド８の吸引力も弱くなり、他方
、高速装填に伴う吸着ヘッド８の回動したときに生じる
慣性力や振動で大きく位置ずれを生じて上記チップＷが
上記キャリヤテープＴの四部Ｔ、に正確に装填されない
おそれがある。

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって
、上記チップを滑り台の最下部に設けられたチップ承口
部を備えた円筒カムと一体の中空軸を一定角度だけ回動
するようにし、この動作により、予め、上記チップの向
きを変換して整えておき、上記吸着ヘッドをチップの吸
着移送動作のみにして上記吸着ヘッドの周りに９０°だ
け回動する際に生じる慣性力や振動により位置ずれの発
生を防止し、チップをキャリヤテープの四部に正確に装
填できるようにした電子部品の供給装置を提供すること
を目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段及び作用）本発明は、キャ
リヤテープのガイドレールを備えた機枠にチップガイド
溝を有する滑り台を上記ガイドレールに対して直交して
斜設し、この滑り台の各チップを一個づつ吸着ヘッドで
上記キャリヤテープへ移送する電子部品の供給装置にお
いて、上記滑り台の下部に中空軸を上記チップガイド溝
に対して直交して回動自在に軸装し、この中空軸の上部
に止子を有するチップ承口部をチップガイド溝へ連通し
て形成し、この中空軸に円筒カムを一定角度だけ回動す
るようにして共軸一体に軸装し、この円筒カムに係合す
るスライド部材を上記機枠に対して摺動自在に設け、こ
の機枠に主軸を軸装し、この主軸にカム部材を軸着し、
上記機枠に作動腕杆を上記カム部材へ当接すると共に上
記スライド部材と連結し、上記主軸と一体をなすカム部
材を回転することにより、このカム部材が上記作動腕杆
を介して上記スライド部材を上方へ摺動させ、このスラ
イド部材に係合する上記円筒カムを一定角度（９０°）
だけ回動することにより、この円筒カムと一体の中空軸
のチップ承口部を一定角度だけ回動し、予め、このチッ
プ承口部へ滑り台から供給されたチップの向きを変換し
て姿勢を整えておき、このチップを上記吸着ヘッドでそ
のまま吸着してキャリヤテープへ正確に装填できるよう
にしたものである。

（実施例） 以下、本発明を図示の一実施例について説明する。

なお、本発明は、上述した具体例と同一構成部材には、
同じ符号を付して説明する。

第１図乃至第５図において、符号１は、キャリヤテーブ
Ｔ（第７図参照）のガイドレール１ａを備えた機枠であ
って、この機枠１の背部には、チップガイド溝２ａ及び
カバ一部材２Ｃを備えた滑り台２が上記ガイドレール１
ａに対して直交して、しかも、略４５度に後方へ傾斜し
て設けられており、この滑り台２の下部には、通気孔を
兼ねた中空軸２０が軸受２１で上記チップガイド溝２ａ
に対して直交して回動自在に軸装されている。又、この
中空軸２０の上部には、止子２２ｇを有するチップ承口
部２２が上記チップＷを載置できるようにして、しかも
、上記チップガイド溝２ａへ連通ずるようにして形成さ
れており、このチップ承口部２２の直上には、例えば、
カム機構又はロボットにより作動する吸着ヘッド８が上
記キャリヤテープＴのガイドレール１ａ側へ回動するよ
うにして設けられており、この吸着ヘッド８には、吸着
ノズル８ａが上記水口部２２の上記チップＷを吸着して
、これを上記キャリヤテープＴの凹部Ｔ１へそのまま移
送するようになっている。

一方、第３図に示されるように、上記中空軸２０の下部
外周には、円筒カム２３が共軸一体にして嵌装されてお
り、この円筒カム２３の外周には、溝カム部２３ａが、
例えば、９０度の一定角度だけ回動するようにして形成
されている。又、この円筒カム２３の傍らの上記滑り台
２には、−対の案内杆２４が上記円筒カム２３に並んで
設けられており、この両案内杆２４には、スライド部材
２５が抜は落ちないようにしてコイルばね２６の弾力で
下方へ付勢して摺動自在に設けられている。さらに、こ
のスライド部材２５の一側には、ローラ２５ａが上記溝
カム部２３ａに係合して付設されており、上記スライド
部材２５の他側には、テーパーをなす作動カム部２５ｂ
が形成されている。

他方、上記円筒カム２３の近傍の上記機枠１１；は、唯
一の駆動軸としての伝動歯車２７ａを有する主軸２７が
回転自在に軸装されており、この主軸２７には、略扇形
をなすカム部材２８と円板状をなす弁作動カム２９が共
に軸着されている。又、上記カム部材２８の傍らの上記
機枠１には、作動腕杆３０の基部が支軸３１で揺動自在
に軸装されており、この作動腕杆３０の中程に付設され
た転子３０ａは、上記カム部材２８の外周面に当接して
おり、上記作動腕杆３０の自由端３０ｂは上記スライド
部材２５にビン３２で連結されている。

又一方、前記滑り台２の一側には、例えば、エアシリン
ダー装置のような速度制御弁３３ａを備え゛たアクチュ
エータ３３が設けられており、このアクチュエータ３３
の出力軸３３ｂは、上記滑り台２に支軸３４で枢着され
た腕杆３５の自由端にピン３５ａで連結されている。又
、この腕杆３５はコイルばね３６の弾力により支軸３４
の周りに左旋習性が付勢されている。さらに、上記支軸
３４には、第１図および第２図に示されるように、揺動
積杆３７が揺動自在に軸着されており、この揺動積杆３
７の一端部には、扁平な押上杆３８がビンで緩く関着さ
れている。さらに又、上記揺動積杆３７の他端部には、
扁平な押下げ杆３９がピンで緩く関着されており、上記
押上杆３８と押下杆３９とは、上記揺動積杆３７を支軸
３４の周りに揺動することにより、互いに反対方向に昇
降するようになっている。又、上記速度制御弁３３ａに
は、第１エアバルブ４４がリード管４５を通して接続さ
れており、この第１エアバルブ４４の作動体４４ａは上
記作動カム部２５ｂに当接して開閉作動し得るようにな
っている。

他方、上記押上杆３８と押下杆３９との位置する前記滑
り台２の一側には、第２図に示されるように、取付部（
ブラケット）４０が固着されており、この取付部材４０
には、耳片４０ａが前記チップガイド溝２ａの直上に位
置するようにして延設されている。さらに、この耳片４
０ａの中程には、押え片４１ａを有するチップ保持シリ
ンダー装置（ノックシリンダー装置）４１が倒立した状
態で上記チップガイド溝２ａのチップＷを一時的に保持
するようにして立設されており、このチップ保持シリン
ダー装置４１は前記弁作動カム２９の回転通路上に付設
された作動片４２ａを有する第２エアバルブ４２にリー
ド管４３を通して接続されている。さらに又、上記取付
部材４０の内側には、仕分レバー４６がピン軸４７で回
動自在に枢着されており、この仕分レバー４６の自由端
には、あたかもクランク状をなす仕分片４６ａ。

４６ｂが付設されており、この仕分片４６ａは上記チッ
プガイド溝りａ内を滑り落ちるチップＷを一時的に係止
できるように形成されており、上記他の仕分片４６ｂは
上記押上片３６の直上に当接している。

又一方、上記取付部材４０の外側には、係止レバー４８
が支軸４９で回動自在に枢着されており、この係止レバ
ー４８の自由端をＬ字状に折曲げて形成された係止部４
８ａは、上記仕分部４６ａよりも下方へ延設されており
、しかも、この係止部４８ａは仕分部４６ａから離脱し
て滑り落ちるチップＷを一時的に係止するように、上記
チップガイド溝２ａまで延設されている。又、上記係止
レバー４８の中程には、調整螺杵５０が螺装されており
、この調整螺杵５０の下端部５０ａは上記押下杆３９の
直上にロッド５１を介して当接している。

以下、本発明の作用について説明する。

予め、前記滑り台２のチップガイド溝２ａに複数のチッ
プＷを装填し、これらチップＷが抜は落ちないようにカ
バ一部材２ｃで閉蓋しておく。

他方、上記ガイドレール１ａに図示されない供給リール
から巻取リールへ掛は渡されたキャリヤテープＴを配設
する。

次に、上記主軸２７を駆動すると、第１図及び第４図に
示されるように、この主軸２７と一体のカム部材２８と
弁作動カム２９が共に回転を開始する。すると、このカ
ム部材２８は、作動腕杆３０の転子３０ａを上方へ押動
するので、この作動腕杆３０は支軸３１の周りに右旋す
る。と同時に、この作動腕杆３０の自由端３０ｂはピン
３２を介してスライド部材２５をコイルばね２６の弾力
に抗して両案内杆２４に沿って上昇を開始するから、こ
のスライド部材２５の作動カム部２５ｂは第１エアバル
ブ４４を開弁する。すると、この第１エアバルブ４４の
圧縮空気はリード管４５を通してアクチエータ３３を作
動する。

なお、上記スライド部材２５のローラ２５ａは、上記上
記円筒カム２３の溝カム部２３ａに係合しているけれど
も、この溝カム部２３ａの直線部に沿って上昇するのみ
で、上記円筒カムに回転力を与えない。

一方、上記第１エアバルブ４４の開弁動作に基づき、上
記アクチュエータ３３が作動すると、第４図に示される
ように、このアクチュエータ３３の出力軸３３ｂが腕杆
３５を支軸３４の周り、にコイルばね３６の弾力に抗し
て右旋するので、上記支軸３４に枢着された揺動積杆３
７が右旋するから、この揺動積杆３７の一端部に関着さ
れた押上杆３８は上昇すると同時に、この押上杆３８が
仕分レバー４６の仕分片４６ｂを押上げる。すると、こ
の仕分レバー４６の他の仕分片４６ａはチップガイド溝
２ａのチップＷの係合を解除するから、このチップＷは
自重によりチップガイド溝りａ内の滑りを開始する。

他方、上記揺動積杆３７が右旋すると、この揺動積杆３
７の他端部に関着された押下杆３９は降下すると同時に
、この押下杆３９に当接していた係止レバー４８が支軸
４９の周りに左旋するので、この係止レバー４８の係止
部４８ａがチップガイド溝２８の通路上に降下するから
、上記チップガイ、ド溝２ａを滑り降るチップＷは一時
的にこの係止部４８ａで係止される。又、上記係止レバ
ー４８の係止部４８ａに係止されていた先行チップＷは
、チップガイド溝２８内を滑り落ちて止子２２ａに当接
して上記チップ承口部２２に停止する。

又一方、上記主軸２７と一体の弁作動カム２９がカム部
材２８と共に回転しているから、この弁作動カム２９は
第２エアバルブ４２の作動片４２ａを押動して第２エア
バルブ４２を開弁する。

すると、この第２エアバルブ４２の圧縮空気はリード管
４３を通してチップ保持シリンダー装置４１を作動する
から、第４図に示されるように、このチップ保持シリン
ダー装置４１の押え片４１ａはチップガイド溝りａ内の
後行チップＷを一時的に一定時間だけ保持する。

他方、上記カム部材２８が回転して上記作動腕杆３０の
転子３０ａが上方へ押動されて、この作動腕杆３０が上
記スライド部材２５を両案内杆２４に沿ってさらに上昇
すると、このスライド部材２５のローラ２５ａが溝カム
部２３ａの曲線部を押動するので、この溝カム部２３ａ
は、・９０度の一定角度だけ中空軸２０と共に軸受２１
の周りに回動して停止するから、この中空軸２０の上部
に付設されたチップ承口部２２のチップＷは９０度だけ
回動して、このチップＷの向きを変換する（第５図参照
）。

しかして、上記吸着ヘッド８の吸着ノズル８ａは直線的
に降下して上記チップ承口部２２のチップＷを真空吸着
した後、第１図の鎖線で示されるように、前記キャリヤ
テープＴの四部Ｔ１内に移送して装填する。

このとき、上記吸着ヘッド８は吸着ノズル８ａの周りに
回動しないから、既に提案されているこの種の吸着ヘッ
ド８の吸着ノズル８ａのように、吸着されたチップＷに
対し、回動時に生じる慣性力や振動を与えることはなく
なり、位置ずれによる装填ミスが解消される。

このようにして、前記主軸２７が回転してこれに輔装さ
れた上記カム部材２８と弁作動カム２９が、第４図に示
されるように、元位置に戻って来ると、上記第１エアバ
ルブ４４及び第２エアバルブ４２は共に閉弁すると同時
に、上記スライド部材２５はコイルばね２６の蓄勢弾力
によって復動するから、このスライド部材２５のローラ
２５ａが溝カム２３ａを復動することによって、この溝
カム部２３ａの円筒カム２３と一体の中空軸２０を元位
置に復帰して停止する。

他方、上記第１エアバルブ４４が閉弁することにより、
これに接続した上記アクチュエータ３３は、第１図に示
されるように、コイルばね３６の蓄勢弾力により復動す
るから、上記アクチュエータ３３に連結している腕杆３
５も支軸３４の周りに左旋して復帰する。すると、この
支軸３４に軸着された揺動積杆３７が支軸３４の周りに
左旋するので、この揺動積杆３７に関着された押上杆３
８は降下すると同時に、上記第２エアバルブ４２は閉弁
されているから、上記チップ保持シリンダー装置４１の
押え片４１ａは浮上してチップＷの保持を解除するため
、当該チップＷはチップガイド溝２ａに沿って滑り落ち
て上記仕分レバー４６の仕分片４６ａに一時的に係止さ
れて待機する（第１図参照）。

又一方、上記揺動杆３７に関着された押下杆３９は上昇
するから、この押下杆３９の上部は、ロッド５゛１及び
調整螺杵５０を介して、係止レバー４８を支軸４９の周
りに右旋し、この係止レバー４８の係止部４８ａを上方
へ持上げて上記チップガイド溝２ａから完全に離間して
停止する。

このように、本発明は、上記主軸２７と一体のカム部材
２８を回転することにより、このカム部材２８が作動腕
杆３０を介してスライド部材２５を上方へ摺動させ、こ
のスライド部材２５に係合する上記円筒カム２３を一定
角度（９０°）だけ回動することにより、この円筒カム
２３と一体をなす中空軸２０のチップ承口部２２を一定
角度だけ回動し、予め、このチップ承口部２２へ滑り台
２から供給されたチップＷの向きを正確に変換して姿勢
を整えておき、このチップＷを上記吸着ヘッド８でその
まま吸着して上記キャリヤテープＴへ正確に装填するこ
とができる。

なお、本発明における上記滑り台２の各チップＷを一時
的に保持するリンク機構は、これに限定されるものでは
なく、例えば、第６図に示されるような、リンク機構に
設計変更することは自由である。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明によれば、キャリヤテープＴの
ガイドレール１ａを備えた機枠１にチップガイド？Ｊ２
ａを有する滑り台２を上記ガイドレール１ａに対して直
交して斜設し、この滑り台２の各チップＷを一個づつ吸
着ヘッド８で上記キャリヤテープＴへ移送する電子部品
の供給装置において、上記滑り台２の下部に中空軸２０
を上記チップガイド溝２ａに対して直交して回動自在に
軸装し、この中空軸２０の上部に止子２２ａを有するチ
ップ承口部２２をチップガイド溝２ａへ連通して形成し
、この中空軸２０に円筒カム２３を一定角度だけ回動す
るようにして共軸一体に軸装し、この円筒カム２３に係
合するスライド部材２５を上記機枠１に対して摺動自在
に設け、この機枠１に主軸２７を軸装し、この主軸２７
にカム部材２８を軸着し、上記機枠１に作動腕杆３０を
上記カム部材２８へ当接すると共に上記スライド部材２
５と連結しであるので、上記吸着ヘッド８の吸着移送動
作に生じていた回動慣性力や振動による位置ずれの発生
を防止できるばかりでなく、吸着ヘッド自体の構成を簡
素化し、併せて、チップＷをキャリヤテープＴの凹部へ
正確に装填できるし、しかも、駆動源を主軸２７のみで
駆動できるから、省エネルギー化を図ることができるし
、さらに、唯一の主軸２７で駆動しているため、故障時
、すべての機構が停止するから、装填ミスを解消できる
等の優れた効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】 第１図は、本発明の電子部品の供給装置の断面図、第２
図は、同上平面図、第３図は、同上傾斜図、第４図及び
第５図は、本発明の詳細な説明するための各図、第６図
は、既に提案されている電子部品の供給装置の断面図、
第７図は、電子部品としてのチップを装填するキャリヤ
テープの平面図である。 １・・・機枠、２・・・滑り台、２ａ・・・ガイド溝、
８・・・吸着ヘッド、２０・・・中空軸、２２・・・チ
ップ承口部、２３・・・円筒カム、２５・・・スライド
部材、２７・・・主軸、２８・・・カム部材。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．キャリヤテープのガイドレールを備えた機枠にチッ
   プガイド溝を有する滑り台を上記ガイドレールに対して
   直交して斜設し、この滑り台の各チップを一個づつ吸着
   ヘッドで上記キャリヤテープへ移送する電子部品の供給
   装置において、上記滑り台の下部に中空軸を上記チップ
   ガイド溝に対して直交して回動自在に軸装し、この中空
   軸の上部に止子を有するチップ承口部をチップガイド溝
   へ連通して形成し、この中空軸に円筒カムを一定角度だ
   け回動するようにして共軸一体に軸装し、この円筒カム
   に係合するスライド部材を上記機枠に対して摺動自在に
   設け、この機枠に主軸を軸装し、この主軸にカム部材を
   軸着し、上記機枠に作動腕杆を上記カム部材へ当接する
   と共に上記スライド部材と連結したことを特徴とする電
   子部品の供給装置。
2. ２．滑り台にアクチュエータを設け、このアクチュエー
   タに作動体の作動カム部へ当接した第１エアバルブをリ
   ード管を介して接続し、上記アクチュエータの出力軸に
   押上杆及び押下杆を揺動積杆を介して互に反対方向にし
   て昇降自在に設け、上記滑り台の一部にチップ保持シリ
   ンダー装置を付設し、このチップ保持シリンダー装置に
   主軸の弁作動カムへ当接する第２エアバルブをリード管
   を介して接続し、このチップ保持シリンダー装置の押え
   片をガイド溝のチップを一時的に保持するようにして設
   け、上記滑り台の一部に各仕分片を有する仕分レバーを
   上記押上杆で作動するようにして枢着し、この仕分レバ
   ーの傍らの上記滑り台に係止部を有する係止レバーを上
   記押下杆で作動するようにして枢着したことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の電子部品の供給装置。