JPH0257261A

JPH0257261A - 消臭剤

Info

Publication number: JPH0257261A
Application number: JP63208799A
Authority: JP
Inventors: Kenichirou Inahata; 謙一郎稲畑; Koji Shibuya; 耕司渋谷; Rieko Hayashi; 林　理恵子; Masayuki Tono; 正行東野
Original assignee: INAHATA KORYO KK; Lion Corp
Current assignee: INAHATA KORYO KK; Lion Corp
Priority date: 1988-08-22
Filing date: 1988-08-22
Publication date: 1990-02-27
Anticipated expiration: 2013-05-28
Also published as: JP2759111B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、悪臭物質である低級有機脂肪酸に対して良好
な消臭効果を有する消臭剤に関する。

血米立技免プロピオン酸、酪酸、カプロン酸、イソバレリアンａ（
イソ吉草Ｎ１）などの低級脂肪酸は悪臭物質として知ら
れているが、これらに対して十分に有効な消臭効果を示
すものが知られておらず、また、有効な物でも高価で複
雑な装置を用いるため、消臭コストや設置スペースの面
で制約を受ける。

有機酸類の悪臭に対しての消臭効果を狙った消臭剤とし
ては、ツワブキ、フキ等の抽出物を有効成分とし、これ
をｐＨ８，０〜８．５の溶液で使用するものが報告され
ている（特開昭６１−２０６４４８号公報）。

また、アミノ酸を脱臭・消臭剤として用いることについ
ては、Ｕ−アルギニン−Ｑ−グルタミン酸塩、メチオニ
ン、トリプトファン、ｄｆｌ−アラニンなどを使用する
ことが特開昭６０−１２９０５４号公報に報告されてい
る。

明が　　しようとする本発明は、低級有機脂肪酸臭に対して優れた消臭効果を
有し、しかも、安価で安全性の高い消臭剤を提供するも
のである。

月１しλ族滅。

本発明の消臭剤は、下記式で示されるクレアチニン（ｃ
ｒｅａｔｉｎｉｎｅ）およびグリコシアミジン（ｇｌ、
ｙｃｏｃｙａｏ＋１ｄｉｎｅ）の少なくとも１種を消臭
有効成分として含有することを特徴とする。

（以下余白）クレアチニンおよびグリコシアミジン（グリコクレアチ
ニンとも呼ばれる）（以下、クレアチニン類と総称する
）は、動物の筋肉、魚肉、肉エキスに存在するアミノ酸
の一種であるクレアチン類を酸処理、ハロゲン化または
エステル化することにより得られ、低級脂肪酸に対して
強い消臭効果を示す。また、クレアチニンは、尿中にも
存在し、人体に対して安全性が高いと考えられる。さら
に、クレアチニン類は、長期間保存した場合でもその消
臭効果の低下が少なく、製品へ配合した場合でも無色で
あり、臭いも殆どない。そこで、身体用洗剤、デオドラ
ント等の体臭除去用消臭剤として、生ゴミ、トイレ、冷
蔵庫などの家庭用消臭剤として、あるいは。

汚水処理、鶏糞、パルプ工場などの工業用消臭剤等に使
用できる。

クレアチニン類の配合量は、目的・使途によって異なる
が、０．００１〜５０重量％（消臭剤全体に対す−る重
量として）の範囲で望ましい効果を発揮させることがで
き、特に０．０１〜５０重量％とすることが好ましい。

また、本発明のクレアチニン類は、それぞれ単独で用い
てもよく、他の消臭有効成分と組み合わせて用いてもよ
い。

クレアチニン類は、水溶液状態でも安定した消臭効果を
示し１種々の多様な剤型として用いることができ１例え
ば溶液（水溶液、水−アルコール溶液等）、エアゾール
、粉末状、ブロック状などの剤型とすることができる。

見更亘羞米本発明の消臭剤によれば、クレアチニン類を消臭有効成
分とすることにより、低級脂肪酸に対して優れた消臭効
果を示し、また、その消臭効果を長時間安定して持続す
ることができる。

さらに、クレアチニン類は無色で臭いもほとんどなく、
製品配合上の問題も少なく、使用上の安全性も高い。

製造例畜肉、魚肉およびそのエキスを酸処理してグアニジン化
合物を分離し、更にイオン交換樹脂などを用いてクレア
チン類を単離し、酸処理またはエステル化することによ
りクレアチニン類を得る。収量は畜肉、魚肉より０．２
〜１％である。

実験例１内容量２５ｎ＋　Ｑのバイアルビンに、上記製造方法で
得られたクレアチニンの所用量を水に溶かした液（コン
トロールの場合は水のみ）１ｍΩと０．１Ｍリン酸バッ
ファー溶液（ｐＨ６，８０」Ｑ、および酢酸、プロピオ
ン酸、酪酸およびインバレリアン酸（０２〜Ｓ脂肪酸）
の各２５μＱ、計１００μＱを加え、直ちにゴム栓をし
て１分間激しく撹拌した。その後、４０℃で６分間放置
したのち、ガス用シリンジで５ｍｆｌの空気をバイアル
ビン中に注入し、３０秒間激しく撹拌した後、ヘッドス
ペースを同じくガス用シリンジで５ｍＱ採取し、直ちに
ガスクロマトグラフに注入して各有機酸の積分カウント
を測定し、下記式から消臭率を求めた。なお、ガスクロ
マトグラフとしては、■島津製作所製ＧＣ−７Ａを使用
した。

Ｃ：コントロールの積分カウントＳ：各被検サンプルの積分カウントこのようにして得られた消臭率とサンプル量の関係をグ
ラフにプロットし、各脂肪酸に対する消臭率を求めた。

この結果を第１図に示す。第１図では、コントロールを
１００とした場−合の、各脂肪酸の残存率（検出量）を
縦軸に示してあり、１００からこの残存率を引いた値が
消臭率となる。

比較実験例１悪臭物質として酪酸およびカプロン酸（Ｃ４゜Ｃ，、Ｃ
Ｇの低級脂肪酸）を各３０μＱ用い、消臭有効成分とし
てクレアチニンおよび下記表−１に示す各種アミノ酸１
００ｍｇを用いる他は、実施例１と同様にして消臭率を
求めて消臭効果を評価し、その結果を表−１に示した。

表−１：各種アミノ酸の消臭効果実験例２下記組成の汗止め液に対し、消臭有効成分としてクレア
チニンを１００ｇ中に２０ｇの割合で配合した。これを
５０℃で所定の期間保存した後、クレアチニンが２００
ｍｇ含まれる量で用いる他は、実験例１と同様にして消
臭率を測定し、その保存安定性を示し１表−２に示した
。

（以下余白）止めセタノールラノリンミネラルオイルミリスチン酸イソプロピルステアリン酸プロピレングリコールトリエタノールアミン水酸化カリウムクレアチニンム１．５１．０２．０１．０１５．０５．００．９０．１２０．０５３．５％Ｏ：消臭率７０％以上Ｏ：消臭率５０〜７０％ Δ：消消字率３０〜５０％上の結果より、クレアチニンは低級脂肪酸類に対する
消臭力が高い上、保存安定性に優れ、高温下に長期保存
後も十分に消臭力を発揮するものであることが判る。ま
た、色もほとんど無色で、汗止め液に配合した場合も、
外観に影響を与えなかった。

実施例１：デオドラント・スティックステアリン酸プロピレングリコール脱イオン水エタノール水酸化ナトリウム（ＵＳＰ）（１５％脱イオン水溶液）クレアチニン７．０％３０．０％７．０％４２．０％１２．０％２．０％１００．０％実施例２：エアゾール型消臭剤ヘキサクロロフェンスルホカルボン酸亜鉛アセタールブリッジ３０無水変性エタノールフレオン１１４フレオン１２クレアチニン０．５　％１．０　％１０　％０．５　％５１．０　％１９．３５％２４．６５％２．０　％ｔｏｏ、ｏ　　％実施例３：わきの下用消臭剤セタノールラノリンミネラルオイルミリスチン酸イソプロピルステアリン酸トリエタノールアミン水酸カリウムクレアチニン実施例４：フットパウダークレアチニン酸化亜鉛タルクミリスチン酸イソプロピル１．５％１．０％２．０％１．０％１５．０％０．９％０．１％２．０％１００％実施例５：練歯磨無水ケイ酸ソルビットラウリル硫酸ナトリウムサッカリンナトリウムクロロへキシジン塩酸塩クレアチニン２５％３０％１．５％０．１％０．０１％１％実施例７：デオドラントガムガムベース炭酸カルシウム水アメショ糖パルミテート香料クレアチニンブドウ糖４４　　％２　　％２　　％１　　％０．５％１　　％部ｉｏｏ、ｏ％実施例６：マウスウォッシュエタノールソルビット１００％１０　　％１０　　％

【図面の簡単な説明】

第１図は、各脂肪酸に対しての、クレアチニン使用量と
消臭効果との関係を示すグラフである−。サッカリンナトリウム香料酸化亜鉛クレアチニン水０．２％０．６％０．５％０．５％部１００．０％

Claims

【特許請求の範囲】

１、クレアチニンまたはグリコシアミジンを消臭有効成
分として含有することを特徴とする消臭剤。