JPH0255846A - アイドル回転数制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は車両エンジンのアイドル回転数制御装置にか
かり、詳しくは冷房装置を備えた車両において、冷房時
にエンジンに間接的に負荷を与える冷房負荷に応じてア
イドル回転数の見込み制御を行うアイドル回転数制御装
置に関するものである。

［従来の技術］ 一般に、車両用冷房装置は走行用エンジンにて駆動され
るコンプレッサを備えており、この冷房装置では冷凍サ
イクルを構成するエバポレータ出口温度に基いてコンブ
レフすの容量が大、小及び停止に切替制御され、車室の
温度調節が行われるようになっている。このような冷房
装置ではコンプレッサを小容量稼動することにより、コ
ンプレッサのオン−オフによるショック低減及び省動力
を図っている。そして、このような冷房装置を備えた車
両では、エンジンのアイドル回転数をコンプレッサ容量
、即ち、冷房負荷に応じて変更するようになっている。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、上記方法はエンジンの定常状態におけるアイ
ドル回転数を制御する構成であり、始動時のアイドル回
転数は回転数自体を制御するのではなく、混合気の流量
又は吸入空気量を制御するものであり、冷房負荷により
回転数の落ち込みに差があるため、冷房負荷が大きい時
のエンスト防止の対策として高めに設定する必要があり
、これらは従来の省動力に反するものとなるという問題
点がある。

この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
あって、その目的は車両用冷房装置を備えた車両におい
て、エンジン始動時のアイドル回転数を、冷房能力を保
つことができ、かつ、ストール等を起こさない低い回転
数に抑えることができるアイドル回転数制御装置を提供
することにある。

［課題を解決するための手段１ この発明は上記目的を達成するため、第１図に示すよう
に、エンジンのアイドル運転状態における吸入空気量を
制御するアイドル制御弁１と、エンジン停止時における
冷凍サイクルの冷媒圧力を検出する冷媒圧力検出手段２
と、前記冷媒圧力検出手段２の検出結果に基いて前記ア
イドル制御弁１の開度量を設定する開度量設定手段３と
、前記開度量設定手段３により設定された開度量に基い
て前記アイドル制御弁を制御する制御手段４とを備えた
アイドル回転数制御装置をその要旨としている。

［作用１ 従って、冷媒圧力検出手段はエンジン停止時における冷
凍サイクルの冷媒圧力を検出し、開度量設定手段は検出
された冷媒圧力に基いてアイドル制御弁の開度量を設定
する。そして、制御手段は開度量設定手段により設定さ
れた開度量に基いてアイドル制御弁の開度を制御し、吸
入空気量を調節する。

［実施例］ 以下、この発明を具体化した一実施例を第２〜５図に従
って説明する。

第２図に示すように、エアコンアンプ１１には冷凍サイ
クルを構成するエバポレータ（図示路）の上流側の冷媒
圧力を検出する高圧圧力センサ１２と、同エバポレータ
の下流側の冷媒圧力を検出する低圧圧力センサ１３とが
接続されている。

エアコンアンプ１１には開度量設定手段及び制御手段と
しての制御回路（以下、ＥＣＵという）１４が接続され
、同ＥＣＵ１４の出力側にはエンジンのアイドル運転状
態における吸入空気量を制御するアイドル制御弁（以下
、ＩＳＣバルブという）１５が接続されている。又、Ｅ
ＣＵ１４の出力側にはエアコンコンプレッサ１６の可変
容量機構Ｌ６ａが接続されるとともに、同コンプレッサ
１６のマグネットクラッチをオン、・オフさせるリレー
１７が接続されている。

ＢＣＵＬ４は各センサ１２，１３からの信号に基いて第
４図（ａｌ又は（Ｃ１に示す関係より第５図（Ｃ）に示
すようにその時々の冷房装置（図示路）の要求コンプレ
フサ容量を求めるとともに、その求めた要求コンプレッ
サ容量に基いて第４図（ｂ）又は（ｄ）に示す関係より
、第５図（ａ）に示すようにＩＳＣバルブ１５の開度量
を求めるようになっている。

即ち、エンジン始動時においては、前記エバポレータの
上流側の冷媒圧力と下流側の冷媒圧力とが同一となって
いるため、ＥＣＵ１４はその高低圧圧力に基いて第４図
（ａ）に示す関係より要求コンプレッサ容量を算出し、
この算出した要求コンプレッサ容量に基いて第４図（ｂ
ｌに示す関係から始動時（Ｎ＝Ｏ）におけるＩＳＣバル
ブ１５の開度を演算により求める。又、ＥＣＵ１４は、
エンジンの回転数が安定するまでの過渡期及び定常状態
には前記エバポレータの上流側の高圧圧力Ｐｄと下流側
の低圧圧力Ｐｓとが異なっているため、第４図（Ｃ１に
示す関係より、逐次、要求コンプレフサ容量を算出し、
その時々の要求コンプレッサ容量に基いて第４図（ｄｌ
に示す関係からＩＳＯバルブ１５の開度量を算出する。

そして、ＥＣＵ１４はＩＳＣバルブ１５の開度を制御し
て吸入空気量を調節し、アイドル回転数を制御するとと
もに、コンプレッサ１６の可変容量機構１６ａを制御し
てコンプレッサ容量を調節するようになっている。

次に上記ＥＣＵ１４が実行する処理を第３図に示すフロ
ーチャートに基いて説明する。

まず、ステップ３１にて高圧圧力センサ１２及び低圧圧
力センサ１３からの信号を入力し、次のステップ３２に
てエンジン始動時を示す始動フラグＮが「０」かどうか
、即ち、エンジン始動時であるかどうかを判別する。肯
定判断の場合にはステップ３３に進んでエバポレータの
上流側の冷媒圧力と下流側の冷媒圧力とが同一であるた
め、第４図（ａ）に示す関係より要求コンプレッサ容量
を算出し、続（ステップ３４にて前記ステップ３３で算
出した要求コンプレッサ容量に基いて第４図（ｂ）に示
す関係からＩＳＣバルブ１５の開度量を演算により求め
、続（ステップ３５にて始動フラグＮに「１」をセット
する。

続くステップ３６にてＩＳＣバルブ１５の開度を制御し
て吸入空気量を調節するとともに、コンプレフサ１６の
可変容量機構１６ａを制御してコンプレフサ１６の吐出
容量を変更し、前記ステップ３１に移行する。

そして、ステップ３１では前記と同様に高圧圧力センサ
１２及び低圧圧力センサ１３からの信号を入力する０次
のステップ３２では前記ステップ３５にて始動フラグＮ
が「１」にセットされているため、過渡期又は定常状態
であると判別してステップ３７に進む。

ステップ３７ではエバポレータの上流側の高圧圧力Ｐｄ
と下流側の低圧圧力Ｐｓとが異なっているため、前記ス
テップ３１で入力した各センサ１２．１３からの信号に
基いて第４図（Ｃ１に示す関係より要求コンプレッサ容
量を算出し、続くステップ３８にて前記ステップ３７で
算出した要求コンプレッサ容量に基いて第４図（ｄ）に
示す関係から■ＳＣバルブ１５の開度量を演算により求
めた後、ステップ３６に進んでＩＳＣバルブ１５の開度
を制御して吸入空気量を調節するとともに、コンプレッ
サ１６の可変容量機構１６ａを制御してコンプレッサ１
６の吐出容量を変更し、前記ステップ３１に移行し、以
後、ステップ３１，３２．３７゜３８．３６の処理を繰
り返し実行する。

このように、本実施例ではエンジン始動時に、高圧圧力
センサ１２．低圧圧カセンサ１３からの信号に基い・て
要求コンプレッサ容量を求めるとともに、その求めた要
求コンプレッサ容量に基いてＩＳＯバルブ１５の開度量
を設定し、要求コンプレッサ容量により可変容量機構１
６ａを制御するとともに、ＩＳＣバルブ１５の開度を制
御するようにしているので、エンジンのアイドル回転数
を第５図（ｂ）に示す始動時（Ｎ＝０）において冷房装
置の冷房能力を保つことができ、ストールを起こさない
回転数とすることができる。

又、本実施例ではエンジンが過渡期及び定常状態に移行
すると、その時々の各センサ１２．１３からの信号によ
り要求コンプレッサ容量を求め、その求めた要求コンプ
レッサ容量に基いてＩＳＯバルブ１５の開度量を設定し
、可変容量機構１６ａ、ＩＳＣパルプ１５をそれぞれ制
御するようにしているので、エンジンのアイドル回転数
を冷房装置の冷房能力を保ちつつ、第５図（ｂ）に示す
ように、逐次、定常状態に近づけてエンジンの省動力を
図ることができる。

なお、前記実施例では冷凍サイクルの圧力を直接、圧力
センサ１２，１３により検出して制御を実施したが、冷
凍サイクルを循環する高低圧の冷媒温度、又は高低圧部
分の配管温度を検出し、その検出温度に基づいて同様な
制御を行なうこともできる。

［発明の効果］ 以上詳述したように、この発明によればエンジン始動時
のアイドル回転数を、冷房能力を保ちつつ、ストール等
を起こさない低い回転数に抑えることができる優れた効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のクレーム対応図、第２図はこの発明
を具体化した一実施例を示すブロック図、第３図は作用
を説明するためのフローチャート、第４図は作用を説明
するための図であって、同図（ａ）はエンジン始動時に
おける要求コンプレッサ容量と高低圧圧力との関係を示
す図、同図（ｂ）はＩｓＣ開度と要求コンプレッサ容量
との関係を示す図、同図（Ｃ）はエンジン定常状態にお
ける要求コンプレッサ容量と高低圧圧力との関係を示す
図、同図（ｄ）はエンジン定常状態におけるＩＳＣ開度
と要求コンプレッサ容量との関係を示す図、第５図は作
用を説明するための各波形図である。 図中、１はアイドル制御弁、２は圧力検出手段、３は開
度量設定手段、４は制御手段、１２は圧力検出手段とし
ての高圧圧力センサ、１３は同じく低圧圧力センサ、１
４は開度量設定手段及び制御手段としての制御回路、１
５はアイドル制御弁である。 特許出願人　　　　　　日本電装　株式会社代　理　人
　　　　　　弁理士　恩１）博宣１３ＩｇＩ Ｎ＝Ｏ Ｎ＼０ ＰＳ：低比仕方 （ａ） （ｃ） １１４１！１ Ｎ＝０ ｑ０ （ｂ） （ｄ） １５ＩＱ 時間も

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　走行用エンジンを駆動源とする冷房装置を備えた車
   両において、 エンジンのアイドル運転状態における吸入空気量を制御
   するアイドル制御弁と、 エンジン停止時における冷凍サイクルの冷媒圧力を検出
   する冷媒圧力検出手段と、 前記冷媒圧力検出手段の検出結果に基いて前記アイドル
   制４１弁の開度量を設定する開度量設定手段と、 前記開度量設定手段により設定された開度量に基いて前
   記アイドル制御弁を制御する制御手段とを備えたことを
   特徴とするアイドル回転数制御装置。