JPH0255350A - 画像パターン転写に使用するハロゲン化銀写真乾板 - Google Patents

画像パターン転写に使用するハロゲン化銀写真乾板

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JPH0255350A
JPH0255350A JP20758888A JP20758888A JPH0255350A JP H0255350 A JPH0255350 A JP H0255350A JP 20758888 A JP20758888 A JP 20758888A JP 20758888 A JP20758888 A JP 20758888A JP H0255350 A JPH0255350 A JP H0255350A
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JP
Japan
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silver halide
photographic
silver
photographic plate
pattern
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JP20758888A
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Hiroshi Sugita
杉田 宏
Hisao Hashimoto
橋本 久雄
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/95Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers rendered opaque or writable, e.g. with inert particulate additives

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像パターン転写に使用するハロゲン化銀写真
乾板に関する。
〔従来の技術〕
従来より、ガラス支持体上にハロゲン化銀乳剤を形成し
て成る写真乾板を用い、これに原画パターンを形成し、
この写真乾板を別の写真乾板に密着露光して該原画パタ
ーンを転写してパターンを複酸することや、あるいはフ
ォトレジスト層を有する基板に上記写真乾板を密着露光
して該原画パターンを転写してフォトレジストパターン
を得ることが行われている。
ところが従来技術にあっては、密着露光して原画パター
ンを転写する際の密着が必ずしも充分でなく、例えば密
着ムラが発生したり、ニュートンリングの発生等により
、転写しても良好な画質が得られないことがある。また
、充分な密着性を得るため、吸引排気手段を用いて吸引
して乾板とパターン被転写体との間を密着させることも
行われるが、この吸引排気に時間を要し、量産性が向上
しないという問題がある。
即ち、アルミニウムなどの被膜が形成された基板上にフ
ォトレジストを形成して、これに写真乾板上の原画パタ
ーンを転写しようとする場合、例えばフォトレジスト上
に回路パターンを焼付は転写してこれを現像し、エツチ
ング加工することで、所望の回路を形成することが各種
電子材料分野、例えばIC回路の製造において用いられ
るが、上記の問題のため解像度が上げられず、信頼性の
高い回路が得られないという問題や、良好な回路を得る
ため密着性を上げるべく吸引排気手段を用いると、これ
に時間がかかり、生産性を上げられないという問題があ
ったものである。また原画パターンについて、該原画の
マスターパターンを別の写真乾板に転写して複製パター
ン(ワーキングパターン)を製造することがよく行われ
るが、この場合にも同様の問題が生じる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記原画パターンを密着転写する際の密着性が充分には
とれないという問題を解決すべく、ガラス支持体の表面
をスリガラス化し、このスリガラス表面に乳剤層等を形
成して、これにより乳剤層側の写真乾板の表面に微細な
凹凸を生せしめることにより、該表面の密着性を高める
提案がなされている(特開昭62−26015号公報参
照)。
しかしスリガラス支持体を用いる上記従来技術は、 ■スリガラス支持体は、画像パターンのフリンジ性が劣
る。
■スリガラスの微細な凹部に異物が混入して、これが洗
浄等で除去しきれず、画像パターンのノイズをもたらす
原因となる。スリガラス凹部に混入する異物は、例えば
スリガラス面形成のための研磨時に用いる研磨用微粉末
等であり、これはスリガラスから完全に除去することは
不可能である。
■スリガラス支持体は、ガラス加工のコストが高い。
という問題がある。
このため、スリガラスを用いることなく、通常のガラス
支持体に乳剤層を形成して、この乳剤層中にマット剤を
含有させることにより、乳剤層側の表面を粒面化するこ
とも提案されている(前記公報参照)。
しかし、単にマット剤を使用するということだけである
と、スリガラスを用いない分コスト面で存利にはでき、
またスリガラス凹部に異物が混入することによる問題も
解決できるが、画像フリンジ性の向上に難点があり、良
好な画像パターン転写を得るという点で未だ必ずしも満
足の行くものではない。
本発明は上記問題点を解決して、密着性が充分にとれる
画像パターン転写用ハロゲン化銀写真乾板であって、ス
リガラスを用いる場合の問題点を解決でき、しかもそれ
ばかりでなく、画像のフリンジ性も良好であって、従っ
て良好な画像パターン転写を実現できるハロゲン化銀写
真乾板を従供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段及びその作用〕上記本発
明の目的は、ガラス支持体上にハロゲン化銀乳剤層を含
む写真構成層を有するハロゲン化銀写真乾板において、
該乳剤層に含有されるハロゲン化銀乳剤がヨウ化銀含有
量が8モル%以下のヨウ臭化銀乳剤でその平均粒径が0
01μm以下のものであるか、または該乳剤層に含有さ
れるハロゲン化銀乳剤が少なくとも50モル%以上の塩
化銀を含有するものであって、上記写真構成層の少なく
ともいずれか1層はアルカリ可溶型マット剤を含有する
ことにより、上記ハロゲン化銀写真乾板の写真構成層側
の表面粗さが0.3μm〜3.0μmとなっていること
を特徴とするハロゲン化銀写真乾板によって、達成され
る。
本発明のハロゲン化銀写真乾板は、製版用等のいわゆる
硬調で、高解像力の写真感光材料とじて好適に具体化で
きるが、従来このような写真乾板は、その目的からして
も、乳剤層表面をできるだけ平滑にすることが望まれて
いた。しかしあまり平滑すぎると、他の写真乾板やフォ
トレジスト層を有する基板に密着転写する際に、密着性
が低下してしまうという重大な欠点があったものである
本発明のハロゲン化銀写真乾板においては、写真構成層
の少なくともいずれか1層にアルカリ可溶性マット剤を
含有させることにより、乾板の写真構成層側の表面粗さ
を一定の範囲としたことにより、密着性がきわめてすぐ
れ、しかもコスト面や画像ノイズ防止の面で有利であり
、かつ画像パターンのフリンジ性が良好である写真乾板
を得たものである。本発明の写真乾板はパターン転写に
際しての密着性が元来良好であり、密着のために吸引排
気などの手段をとることが必ずしも必要ではなく、この
手段をとるにしても、時間を短縮でき、生産性を高める
ことができる。本発明の写真乾板はこのように密着性が
良好であるとともに、スリガラスを使う必要がないので
異物混入に伴う画像劣化がなく、また画像パターンのフ
リンジ性も良く、すぐれた画像の転写パターンを得るこ
とができる。
本発明のハロゲン化銀写真乾板の写真構成層側、つまり
乳剤層側の表面粗さは上述の如<0.3μm〜3.0μ
mとするが、このように乳剤層を粗面にするには、本発
明においては、写真構成層の少なくともいずれか1層(
例えば乳剤層や、保護層など)にアルカリ可溶型マット
剤を含有させることによる。
本発明に用いるアルカリ可溶型マット剤については、後
記詳述する。
本発明の写真乾板の表面粗さは0.3μm〜3.0μm
であるが、この範囲であれば、所望の目的に応じて適宜
の粗さを選定できる。特に高解像用として用いる場合、
0.3μm〜1μmの表面粗さとするのがよい。
なお、本明細書中において表面粗さとは、「基準長さ0
.8 mmの10点平均アラサ」を言い、例えば触針式
による表面粗さ測定方法により、試料のスキャン長さ0
.8 mm中の区間における10ケ所の凹凸平均値から
求める。
次に、本発明において写真構成層の少なくともいずれか
1層に含有させて用いられるアルカリ可溶型マット剤に
ついて述べる。アルカリ可溶型マント剤とは、酸または
中性水溶液には不溶で、アルカリ溶液、好ましくはpH
9以上のアルカリ溶液に可溶性のマット剤であり、この
ようなものであれば本発明において広く使用することが
できる。
このようなアルカリ可溶型マント剤の中で、特に好まし
いのは分子中にカルボキシル基を含有する共重合体であ
り、例えばメチルメタクリレート/メタクリル酸(MM
A/MAA)共重合体、エチルメタクリレート/メタク
リル酸(EMA/MAA)共重合体及びメチルメタクリ
レート/エチルメタクリレート/メタクリル酸(MMA
/EMA/MAA)共重合体等が好ましく用いられる。
上記MMA/MAA共重合体としては、MMA/MAA
=6/4〜9/1の共重合体を用いることができる。
本発明においてアルカリ可溶型マットとして上記の如き
各共重合体を用いる場合、該重合体におけるメタクリル
酸の組成比は、任意ではあるが、モル%として表せば1
0%〜50%が好ましい。
本発明に用いるアルカリ可溶型マント剤の粒径は、好ま
しくは、0.5〜10μm、更に好ましくは1.0〜5
.0μmである。
また本発明において、アルカリ可溶型マット剤の写真構
成層への添加量は、5〜500■/dが好ましく、更に
好ましくは10〜200■/dの範囲である。
本発明に用いることができる上記例示のアルカリ可溶型
マント剤の製造方法については、例えば米国特許筒2,
992.101号、同第3.767.448号及び特開
昭53−7231号等の各明細書または公報に記載され
ており、通常の乳化重合法や重合体をブタノール等の溶
媒に溶解した後、周知の分散方法を用いて分散すること
により得られる。
また本発明において、アルカリ可溶型マット剤を乳剤層
や保8I層などの写真構成層に添加せしめる方法につい
ては、例えば特願昭58−197126号明細書に記載
された添加方法も有利に使用することができる。
そのほか、本発明に用いることができるアルカリ可溶型
マント剤に関する技術としては、米国特許箱2.992
,101号、同第3,767.448号各明細書、特開
昭筒53−7231号公報に記載の技術を用いることが
できる。
本発明においては、アルカリ不溶性のマット剤を併用し
てもよい。その例としては、二酸化ケイ素、酸化マグネ
シウム、二酸化チタン、炭酸カルシウム等の無機物質や
、ポリメチルメタアクリレート、セルロースアセテート
プロピオネートなどの有機′J?A質があり、このよう
なアルカリ不溶型マット剤を併用する場合は、平均粒径
が0.3〜5μmまでのものを用いるのが好ましい。
本発明のハロゲン化銀写真乾板は、ガラス支持体上にハ
ロゲン化銀乳剤層を含む写真構成層を有するが、該乳剤
層に含有されるハロゲン化銀乳剤は、ヨウ化銀含有量が
8モル%以下のヨウ臭化銀乳剤で、その平均粒径が0.
1μm以下のものであるか、あるいは少なくとも50モ
ル%以上の塩化銀を含有する乳剤である。
本明細書中、平均粒径rとは、球状のハロゲン化銀粒子
の場合はその直径、また立方体や球状以外の形状の粒子
の場合は、その投影像を同面積の円像に換算した時の直
径の平均値であって、個々のその粒径がriであり、そ
の数がn、である時、下記の式によって平均粒径rが定
義されるものである。
Σni  ri 上記平均粒径は、各技術分野において一般に用いられる
各種の方法によってこれを測定することができる。代表
的な方法としてはラブランドの[粒子径分析法J A、
S、T、M、シンポジウム・オン・ライト・マイクロス
コピー、1955年、94〜122項または[写真プロ
セスの論理」ミースおよびジヱームズ共著、第3版、マ
クミラン社発行(1966年)の第2章に記載されてい
る。この粒子径は粒子の投影面積か直径近似値を使って
これを測定することができる。
本発明の写真乾板におけるハロゲン化銀乳剤層等の親水
性コロイド層に用いられる親水性コロイドとしては、ゼ
ラチン、アルブミン、ゼイン、カゼイン、アルギン酸、
セルロース誘導体(例えばヒドロキシエチルセルロース
、カルボキシメチルセルロース等)、合成親水性コロイ
ド(例えばポリビニルアルコール、ポリ−N−ビニルピ
ロリドン等)等が挙げられる。
本発明の写真乾板は、ガラス支持体上に少なくともIN
のハロゲン化銀乳剤層を有し、写真構成層は該乳剤層の
みで構成されていてもよいが、乳剤層の他必要に応じて
例えば乳剤層の上に保護層、乳剤層の下に下引層等を設
けて写真構成層とすることができる。また、光吸収染料
を含有するバンキング層をハロゲン化銀乳剤層と反対側
の面上に設けたり、光吸収染料をハロゲン化銀乳剤層へ
含有させることもできる。
光吸収染料には、オキサノール染料、ヘミオキサノール
染料、メロシアニン染料、シアニン染料、スチリル染料
、アゾ染料が含有される。なかでもオキサノール染料;
ヘミオキサノール染料およびメロシアニン染料が有用で
ある。用い得る染料の具体例は例えば西独特許第616
,007号、英国特許筒1.177.429号、特公昭
51−38129号、特開昭57−185038号、米
国特許箱4,071,312号、PBレポート7417
5号、PH0TO,ABS、 128(’21)等に記
載されたものである。
本発明において、ハロゲン化銀乳剤層に用いられるハロ
ゲン化銀粒子は、粒子を形成する過程及び/又は成長さ
せる過程で、カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩
、イリジウム塩(錯塩を含む)、ロジウム塩(1M塩を
含む)および鉄塩(錯塩を含む)から選ばれる少なくと
も1種を用いて金属イオンを添加し、粒子内部及び/又
は粒子表面にこれらの金属元素を含有させることができ
、また適当な還元的雰囲気におくことにより、粒子内部
及び/又は粒子表面に還元増感核を付与できる。
ハロゲン化銀乳剤層のハロゲン化銀乳剤は、ハロゲン化
銀粒子の成長の終了後に不要な可溶性塩類を除去しても
よいし、あるいは含有させたままでもよい。該塩類を除
去する場合には、リサーチ・ディスクロジャー(Rcs
carch Disclosure) 17643号記
載の方法に基づいて行うことができる。
本発明に用いるハロゲン化銀乳剤は、常法により化学増
感することができる。即ち、硫黄増悪法、セレン増感法
、還元増感法、金その他の貴金属化合物を用いる貴金属
増悪法などを単独で又は組み合わせて用いることができ
る。
ハロゲン化銀乳剤は、写真業界において増感色素として
知られている色素を用いて、所望の波長域に光学的に増
感できる。増感色素は単独で用いてもよいが、2種以上
を組合わせて用いてもよい。
増悪色素とともにそれ自身分光増感作用を持たない色素
、あるいは可視光を実質的に吸収しない化合物であって
、増感色素の増感作用を強める強色増感剤を乳剤中に含
有させてもよい。
増感色素としては、例えばシアニン色素、メロシアニン
色素、複合シアニン色素、複合メロシアニン色素、ホロ
ポーラ−シアニン色素、ヘミシアニン色素、ステリル色
素およびヘミオキサノール色素が用いられる。
特に有用な色素は、シアニン色素、メロシアニン色素、
および複合メロシアニン色素である。これらの色素類に
は、塩基性異部環核としてシアニン色素類に通常利用さ
れる核のいずれをも適用できる。すなわち、ビロリン核
、オキサゾリン核、チアゾリン核、ピロール核、オキサ
ゾール核、チアゾール核、セレナゾール核、イミダゾー
ル核、テトラゾール核、ピリジン核およびこれらの核に
脂環式炭化水素環が融合した核およびこれらの核に芳香
族炭化水素環が融合した核、即ち、インドレニン核、ベ
ンズインドレニン核、インドール核、ベンズオキサゾー
ル核、ナフトオキサゾール核、ベンゾチアゾール核、ナ
フトチアゾール核、ベンゾセレナゾール核、ベンズイミ
ダゾール核、キノリン核などである。これらの核は炭素
原子上で置換されてもよい。
メロシアニン色素または複合メロシアニン色素にはケト
メチレン構造を有する核として、ピラゾルノー5−オン
核、チオヒダントイン核、2−チオオキサゾリジン−2
,4−ジオン核、チアゾリジン−2,4−ジオン核、ロ
ーダニン核、チオバルビッール成核などの5〜6員異節
環核を適用することができる。
有用な青感光性ハロゲン化銀乳剤層に用いられる増感色
素としては、例えば西独特許929.080号、米国特
許第4.046.572号、英国特許1,242.58
8号、特公昭52−24844号等に記載されたものを
挙げることができる。また緑感光性ハロゲン化銀乳剤に
用いられる有用な増感色素としては、例えば米国特許2
.945.763号、英国特許505.979号等に記
載されている如きシアニン色素、メロシアニン色素また
は複合シアニン色素をその代表的なものとして挙げるこ
とができる。さらに、赤感光性ハロゲン化銀乳剤に用い
られる有用な増感色素としては、例えば米国特許2,7
76.280号等に記載されている如きシアニン色素、
メロシアニン色素または複合シアニン色素をその代表的
なものとして挙げることができる。更にまた米国特許2
,519,001号、西独特許929,080号等に記
載されている如きシアニン色素、メロシアニン色素また
は複合シアニン色素を緑感光性ハロゲン化銀乳剤または
赤感光性ハロゲン化銀乳剤に有用に用いることができる
これらの増感色素は単独に用いても良いが、それらの組
み合わせを用いても良い。増感色素の組み合わせは特に
、強色増感の目的でしばしば用いられる。その代表例は
、特公昭55−1569号、特開昭59−116647
号、米国特許第3,837.862号に記載されている
増感色素とともに用いられる、それ自身分光増感作用を
持たない色素、あるいは可視光を実質的に吸収しない物
質であって強色増感を示す物質としては、例えば芳香族
有機酸ホルムアルデヒド縮金物(例えば、米国特許第3
,437.510号に記載のもの)、カドミウム塩、ア
ザインデン化合物、含窒素異部環基で置換されたアミノ
スチルベン化合物(例えば、米国特許第2.933.3
90号、同3.635,721号に記載のもの)などが
ある。米国特許3,615,613号、同3,615,
641号、同3,617,295号、同3,635,7
21号に記載の組み合わせは特に有用である。
本発明のハロゲン化銀乳剤には、感光材料の製造工程、
保存中、あるいは写真処理中のカブリの防止、又は写真
性能を安定に保つ事を目的として化学熟成中、化学熟成
の終了時、及び/又は化学熟成の終了後、ハロゲン化銀
乳剤を塗布するまでに、写真業界においてカブリ防止剤
又は安定剤として知られている化合物を加えることがで
きる。
カブリ防止剤、安定剤としては、米国特許筒2.713
,541号、同2,743,180号、同2,743.
181号に記載されたペンタザインデン類、米国特許筒
2.716,062号、同2.444.607号、同2
,444,605号、同2,756.147号、同2,
835.581号、同2,852,375号、リサーチ
・ディスクロージャー(Re5earchDisclo
sure) 14851号に記載されたテトラザインデ
ン類、米国特許筒2,772.164号に記載されたト
リアザインデン類、および特開昭57−211142号
に記載されたポリマー化アザインデン類等のアザインデ
ン類;米国特許第2,131.038号、同3,342
,596号、同3.954.478号に記載されたチア
ゾリウム塩、米国特許3,148,067号に記載され
たビリリウム塩、および特公昭50−40665号に記
載されたホスホニウム塩等の4級オニウム塩類;米国特
許筒2゜403.927号、同3,266.897号、
同3,708,303号、特開昭55−135835号
、同59−71047号に記載されたメルカプトテトラ
ゾール類、メルカプトトリアゾール類、メルカプトチア
ゾール類、米国特許筒2゜824.001号に記載され
たメルカプトチアゾール類、米国特許筒3,397.9
87号に記載されたメルカプトベンズチアゾール類、メ
ルカプトベンズチアゾール類、米国特許筒2,843.
491号に記載されたメルカプトオキサジアゾール類、
米国特許筒3.364゜028号に記載されたメルカプ
トチアジアゾール類等のメルカプト置換へテロ環化合物
類;米国特許筒3.236.652号、特公昭40−1
0256号に記載されたカナロール類、特公昭56−4
4413号に記載されたレゾルシン類、および特公昭4
3−4133号に記載された没食子酸エステル等のポリ
ヒドロキシベンゼン類;西独特許第1,189,380
号に記載されたテトラゾール類、米国特許筒3,157
,509号に記載されたトリアゾール類、米国特許筒2
,704.721号に記載されたベンズトリアゾール類
、米国特許筒3.287゜135号に記載されたウラゾ
ール類、米国特許筒3゜106.467号に記載された
ピラゾール類、米国特許筒2.27L229号に記載さ
れたインダゾール類、および特開昭59−90844号
に記載されたポリマー化ベンズトリアゾール類等のアゾ
ール類や米国特許筒3.16L5L5号に記載されたピ
リミジン類、米国特許筒2.751,297号に記載さ
れた3−ピラゾリドン類、および米国特許筒3.021
,213号に記載されたポリマー化ピロリドン即ちポリ
ビニルピロリドン類等のへテロ環化合物類;特開昭54
−130020号、同59137945号、同1404
4.5号、英国特許筒L356,142号、米国特許筒
3,575,699号、同3,649,267号等に記
載された各種の抑制剤プレカーサー;米国特許筒3,0
47,393号に記載されたスルフィン酸、スルフォン
酸誘導体;米国特許筒 2,556.263号、同2,
839,405号、同2,488,709号、同2,7
28,663号に記載された無機塩類等がある。
本発明の写真乾板の写真乳剤層、ギの他の親水性コロイ
ド層は、バインダー(又は保護コロイド)分子を架橋さ
せ、膜強度を高める硬膜剤を1種又は2種以上用いるこ
とにより硬膜することができる。硬膜剤は、処理液中に
硬膜剤を加える必要がない程度に感光材料を硬膜できる
量添加することができるが、処理液中に硬膜剤を加える
ことも可能である。
硬膜剤としては、アルデヒド系、アジリジン系(例えば
、PBレポート、19,921、米国特許筒3,271
 、175号の明細書、特公昭46−40898号、特
開昭50−91315号の各公報に記載のもの)、イソ
オキサゾール系(例えば、米国特許筒331,609号
明細書に記載のもの)、エポキシ系(例えば米国特許筒
3゜047.394号、西独特許第1,085,663
号、英国特許筒1.033,518号の各明細書、特公
昭48−35495号公報に記載のもの)、ビニールス
ルホン系(例えば、PBレボ−) 19.92Q、西独
特許第2,749,260号、英国特許第1.251.
091号、特願昭48−110996号、米国特許筒3
.539.644号の各明細書に記載のもの)、アクリ
ロイル系(例えば、特願昭48−27949号、米国特
許筒3,640,720号の各明細書に記載のもの)、
カルボジイミド系(例えば、米国特許筒4,061,4
99号の明細書、特公昭46−38715号公報、特願
昭4915095号明細書に記載のもの)、トリアジン
系(例えば、西独特許第2.410.973号、2.5
53.915号、米国特許筒3,325.287号の各
明細書、特開昭52−12722号公報に記載のもの)
、高分子型(例えば、英国特許筒822,061号、米
国特許筒3,226.234号の各明細書、特公昭47
−18578号、同18579号、同47−48896
号の各公報に記載のもの)、その他マレイミド系、アセ
チレン系、メタンスルホン酸エステル系、N−メチロー
ル系の硬膜剤が単独又は組み合わせて使用できる。有用
な組み合わせ技術として、例えば西独特許第2,514
.245号、米国特許筒4.047.957号の各明細
書、特開昭48−43319号、同50−63062号
、同52−127329号、特公昭48−32364号
の各公報に記載の組み合わせが挙げられる。
本発明の写真乾板のハロゲン化銀乳剤層及び/又は他の
親水性コロイド層には柔軟性を高める目的で可塑剤を添
加できる。
本発明の写真乾板の写真乳剤層その他の親水性コロイド
層には寸度安定性の改良などを目的として、水不溶性又
は難溶性合成ポリマーの分散物(ラテックス)を含有さ
せることができる。
難溶性合成ポリマーとしては、例えば英国特許筒1,1
86,699号、特公昭49−25499号、米国特許
筒3.645,740号等に記載されているものを好ま
しく用いることができる。
本発明の写真乾板の写真乳剤層は、感度上昇、コントラ
スト上昇、又は現像促進の目的でポリアルキレンオキシ
ド又はそのエーテル、エステル、アミン等の誘導体、チ
オエーテル化合物、チオモルフォリン類、4級アンモニ
ウム化合物、ウレタン誘導体、尿素誘導体、イミダゾー
ル誘導体等を含んでもよい。
本発明の写真乾板の現像処理には、現像主薬としてハイ
ドロキノンを用い、亜硫酸イオン濃度の低いリス現像液
(伝染現像液)による現像を含めて、公知のいずれをも
用いることができる。
本発明のハロゲン化銀写真乾板を用いて画像パターンを
転写してパターン形成する場合、本発明のハロゲン化銀
写真乾板上に原画パターンを形成し、形成された原画パ
ターンを、ガラス支持体上にハロゲン化銀乳剤層を含む
写真構成層を有する別の本発明の写真乾板に密着露光し
てパターン転写して、パターンを形成することができる
。これは、まず本発明の写真乾板上に形成した原画パタ
ーンをマスターパターンとして、このマスターパターン
を別の本発明の写真乾板に密着露光して焼付は現像し、
複製パターンを作るものである。
本発明のハロゲン化銀写真乾板を用いてレジストパター
ンを形成する場合、本発明のハロゲン化銀写真乾板上に
原画パターンを形成し、形成された原画パターンを、フ
ォトレジスト層を有する基体に密着露光してパターン転
写してフォトレジストパターンを形成することができる
上記のいずれの場合も、本発明の写真乾板から転写して
画像パターンを得るので、密着性が充分にとれ、きわめ
て良好な画像パターンが得られる。
フォトレジスト層は基体上に感光性組成物をバインダー
とともに塗布することにより形成できる。
かかる感光性組成物としては種々のものが使用可能であ
るが、アルカリ現像可能な感光性組成物を用いることが
好ましく、具体的には、例えば0−キノンジアジドを感
光剤とする感光性樹脂組成物がある。なおネガティブワ
ーキング型の感光性組成物としては、例えば2.6−ジ
(4′−アジドベンザル)シクロヘキサンのようなアジ
ド系感光剤とフェノールノボラック樹脂をブレンドした
組成物、さらにベンジルメタアクリレートとメタクリル
酸(例えばモル比7:3)の共重合体をバインダーとし
てトリメチロールプロパントリアクリレートのごとき多
官能性モノマーとミヒラーケトンのごとき光重合開始剤
をブレンドした光重合型感光性組成物を、ネガティブワ
ーキング型の感光性組成物として用いることができる。
また、ポジティブワーキング型としては、例えば0−キ
ノンジアジドを感光剤とする感光性樹脂組成物があり、
さらにはi)活性光線の照射により酸を発生し得る化合
物、ii )酸により分解し得る結合を少なくとも1個
有する化合物、および1ii)2または3種類の異なる
フェノール類を含むノボラック樹脂を含有する感光性樹
脂組成物を用いることもできる。
i)の化合物としては、多くの公知化合物および混合物
、例えばジアゾニウム塩、ホスホニウム塩、スルホニウ
ム塩およびヨードニウムのBF、−1PF6− 、Sb
F6\5iFa−、Cl 04\などの塩、有機ハロゲ
ン化合物、オルトキノンジアジドスルホニルクロリド、
および有機金属/有機ハロゲン化合物も活性光線の照射
の際に酸を形成または分離する活性光線感受性成分とし
て使用することができる。
原理的には遊離基形成性感光開始剤として知られている
すべての有機ハロゲン化合物をハロゲン水素酸を形成し
得る感光性化合物として使用することができる。そのよ
うな化合物の例としては米国特許3,515,552号
、同3.536.489号、同3,779.778号お
よび西ドイツ国特許公開公報第2,243,621号に
記載されている。
また、例えば西ドイツ国特許公開公報第2.610゜8
42号、特開昭54−74728号、同55−7774
2号、同57−16323号、同60−3626号公報
に記載の光分解により酸を発生させる化合物も使用する
ことができる。
これらの活性光線の照射により酸を発生し得る化合物の
含有量は、その化学的性質および感光性樹脂層の組成あ
るいは物性によって広範囲に変えることができるが゛、
感光性組成物の固形分の全重量に対して約0.1〜約1
0重景%の範囲が適当である。
ii)の化合物としては、例えば C−O−、C結合や
)St −0−C(結合を有する化合物、あを有する化
合物などが挙げられる。
−)(:、−Q−(:、−+結合を有する具体的化合物
には、例えばアセタールまたはケタール基を有する化合
物、特開昭51−120714号公報に記載のオルトカ
ルボン酸エステル基および/またはカルボン酸アミドア
セタノール基を有する化合物、特開昭53−13342
9号公報に記載の主鎖にアセタールまたはケタール基を
有するポリマー、特開昭55−12995号公報に記載
のエノールエーテル基を有する化合物、特開昭55−1
26236号公報に記載のN−アシルイミノ炭酸塩基を
有する化合物、あるいは特開昭56−17345号公W
s定記載の主鎖にオルトカルボン酸エステル基を有する
ポリマーなどを挙げることができる。
また、)Si −0−C4結合を有する具体的化物には
、例えば特開昭60−37549号、同60−5284
5号あるいは同60−121446号公報に記載の化合
物などを挙げることができる。
また、エステル基を有する具体的化合物には、例えば特
開昭60−3625号あるいは同60−10247号公
報に記載の化合物などを挙げることができる。
これらの酸により分解し得る結合を有する化合物の中で
は)Si−OC(”結合を有する化合物が好ましい。中
でも、特開昭60−121446号公報に記載の’>5
i−o−c<結合を少なくとも1個有し、なおかつ、親
水性基を少なくとも1個有する化合物が、特に好ましい
これらの酸により分解し得る化合物は、1種類のみを単
独に用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい
これらの酸により分解し得る化合物の含有量は、感光性
レジスト形成組成物の全固形分に対し5〜70重量%が
好ましく、特に好ましくは10〜50重景%である。
iii )のフェノール類として1種類のフェノール類
のみを含むノボラック樹脂を2種(各々のノボラック樹
脂のフェノール成分は互いに異なる)混合したものでよ
いが、好ましくは2種類の異なるフェノール類と活性カ
ルボニル化合物の共重縮合体を用いることができる。
又バインダーには、例えばアクリル酸やメタクリル酸お
よびそれらのアルキルエステルまたはスルホアルキルエ
ステル、フェノール樹脂、ポリビニルブチラール、ポリ
アクリルアミド、エチルセルロース、酢酸・酪酸セルロ
ース、酢酸・プロピオン酸セルロース、酢酸セルロース
、ベンジルセルロース、プロピオン酸セルロースなどの
セルロース誘導体、その他ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、塩素化ゴム、ポリイソブチレン、ポリブタジェン、
ポリ酢酸ビニル、およびそれらのコポリマー、酢酸セル
ロース、セルロースプロピオネート、セルロースアセテ
ートフタレートなどが挙げられる。
本発明の写真乾板は前記の他種々の利用ができるが、典
型的なパターン形成工程は次の通りである。最初、ホト
プロフタで所望の原画パターンを乾板に露光(例えばレ
ーザ光にて乾板に直接描く)、現像し、マスターパター
ン(以下、MPと称する)を製作する。次に、別の乾板
にMPを密着焼付し、現像し、ワーキングパターン(以
下WPと称する)を製作する。なお通例、1枚のMPか
ら複数枚のWPを製作する。しかる後レジストを形成し
た部材の面(エツチング材のレジスト面)にWPを密着
焼付して、現像し、エツチングし、所定のパターンをも
った最終製品を得る。
本発明は上記のような工程において、MPまたはwpと
して、本発明の写真乾板を用いる方法として、最も好ま
しく具体化できる。
このうち特に、MP用の写真乾板として、ガラス支持体
上の乳剤層に含有されるハロゲン化銀がヨウ化銀含有量
が8モル%以下のヨウ化銀でその平均粒径が0.l11
m以下のものである写真乾板を用い、WP用の乾板とし
て、ガラス支持体上の乳剤層に含有されるハロゲン化銀
が少なくとも50モル%以上の塩化銀を含有するもので
ある写真乾板を用いるのが最適である。
勿論、上記以外の工程、例えばMPから直接フォトレジ
ストに焼き付ける工程や、あるいはその他種々の工程に
本発明を適用することができる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について説明する。但し当然のこと
ではあるが、本発明は以下述べる実施例により限定され
るものではない。
実施例−1 (MPの作成) 本例では、まず下記のようなりツブマン型乳剤を8周製
した。
沃化銀4モル%、臭化銀96モル%から成る平均粒径0
.05μmのリップマン型ハロゲン化銀乳剤にチオ硫酸
ナトリウムを加え化学増感した後、増感色素として下記
構造の化合物(I)、抑制剤として下記構造の化合物(
■)、現像促進剤として下記化合物(■)、ガラスとの
接着剤として下記構造の化合物(■)、硬膜剤として下
記化合物(V)を加え、塗布液を調製した。この塗布液
を通常の鏡面ガラスへ塗布・乾燥し、試料−1を得た。
(尚、ゼラチン量は5.9 g/m”、1艮量は2.8
g/m”であった)。
抑制剤 (II) 現像促進剤(III) H ガラスとの接着剤(■) 硬膜剤(V) C(CH□SO□CH=CH2)4 nNIIz(Ctlz)zsOJ   n  =0.7
5向上記試料には、以下のバッキング層を設けた。
即ちバッキング層は、光吸収染料として下記構造の化合
物(A)(B)を水で加温溶解した後メタノールとエタ
ノールを加え、更に光吸収染料として下記化合物(C)
を加え、バインダーとしてメタアクリル酸とメタアクリ
ル酸メチルのコーポノマーを加え、更にメチルソロソル
グを加え溶解した塗布液を、上記乳剤塗布液と逆の側に
塗布乾燥して、形成した。
化合物(A) 03Na 化合物 (B) 化合物 (C) このようにして得られた試料−1を、フォトブーロフタ
ーにて描画露光した後、下記条件で、下記組成の現像液
にて現像処理し、MP(マスクパターン)を作成した。
現像   20℃ 停止   常温流水 定着   常温 5分 0.5分 3分 水洗   常温流水     10分 乾燥   風乾 く現像液組成〉 ハイドロキノン            5gモノメチ
ル−p− アミノフェノールサルフェート     1g無水亜硫
酸ナトリウム       50g水酸化カリウム  
        20.g臭化カリウム       
    0.5g水で1000n+j!に仕上げる。
また、定着液は下記のものを用いた。
く定着液処方〉 (組成A) 千オ硫酸アンモニウム (72,5%W/V水溶液)       240n/
!亜硫酸ナトリウム         17g酢酸ナト
リウム・3水塩      6.5g硼酸      
          6gクエン酸ナトリウム・2水塩
     2g酢酸(90%W/W水溶液)     
 13.61wI!(組成り) 純水(イオン交換水)         11mE硫酸
(50%W/W水溶液)       4.7g硫酸ア
ルミニウム (Alz(h換算、含量が8.1%W/W水、溶液)2
6.5 g 定着液の使用時に水500nρ中に上記組成A、組成り
の順に溶かし、IIlに任あげて用いた。この定着液の
p Hは約4.3であった。
次に前記で調製した試料−1の塗布液へ表−1に示すマ
ット剤を添加し、これを表−1に示すガラス基板へ塗布
乾燥し、試料2〜7を作成した。
尚、これらの試料にも、試料−1と同様のバンキング層
を設けた。
以下余白 表−1 MMA :メタアクリル酸メチル(アルカリ可溶性)M
AA :メタアクリル酸(アルカリ可溶性)EMA :
メタアクリル酸エチル(アルカリ可溶性)このようにし
て得られた試料2〜7の塗布後の表面粗さを表−2に示
した。またこれらの試料2〜7を、前記で現像処理した
試料1のMPパターンと真空密着し、3分後の密着性を
調べた。その結果を表−2に示した。又、これらの試料
を該MPパターンと真空密着状態でタングステン光にて
密着反転露光し、前記と同様に現像処理して、WP(ワ
ーキングパターン)を作成した。このWPのフリンジ性
及び異物レベルを200倍の顕微鏡で評価した結果を、
表−2に示した。但し、評価は顕微鏡での目視による官
能評価であり、下記段階で評価した。
◎:優れる ○:良好 △:やや不良 ×:不良 以下余白 表−2 第2表より、本発明に係る試料である試料−5〜7は、
真空密着性が比較試料と同等もしくはそれより良好であ
った。また、現像処理後のWPパターンのフリンジ性で
、本発明に係る試料は比較試料よりいずれも、フリンジ
性即ち画像エツジの形状が優れ、マント剤の残存もなく
、非常に良好な結果が得られた。これに対し比較試料は
、フリンジ性が劣り、即ち、境界のシャープさに問題が
あり、良好な結果は得られなかった。又パターンの非画
像部の黒色異物について、スリガラスを用いた比較試料
−2は、ガラス研磨時にスリガラスのメツシュ(凹部)
に黒色異物が混入し、洗浄等で除去出来ずにノイズとな
るが、本発明に係る試料は鏡面ガラスを用いたので、黒
色異物がなく、良好であった。
実施例−2 実施例−1の未現像試料−1の乳剤層の上へ、MMA/
MAA=6/4の割合で共重合したマット剤分散液を、
マット剤の付量が30■/rrrになるようにオーバー
コートし、本発明に係る試料である試料−8を作成した
(乳剤層側の表面粗さは2.0μm)。この試料をフォ
トプロッターにて描画露光し、実施例−1と同様の現像
処理を行い、MPを作成した。このMPと実施例−1の
試料−1を3分間真空密着し、密着性を調べたところ、
良好な結果が得られた。この状態でタングステン光で密
着反転露光し、実施例−1と同様の現像処理したところ
、フリンジ性が良好なWPが作成された。
実施例−3 塩化銀65モル%、臭化銀35モル%からなる平均粒径
0.19μmの立方晶の、塩化ロジウム塩を含有するハ
ロゲン化銀乳剤へ、塩化金酸とチオ硫酸ナトリウムを加
え化学増感した後、増感色素として下記化合物(I a
)及び(I b) 、安定剤として6−メチル−4−ヒ
ドロキシ−1,3,3a、?−テトラザイデン、抑制剤
として下記化合物(■a)、カブリ防止剤としてハイド
ロキノン、活性剤としてメルク社製サポニン、硬膜剤と
して前記化合物(■)、ガラス面との接着剤として前記
化合物(IV)を加え、ポリマーラテックスとして下記
化合物(Vl)を加えた。その後、表−3に記載のマン
ト剤を加えて塗布液とし、これを塗布乾燥し、試料−9
〜11を作成した。これらの試料にも、実施例−1と同
様のバッキング層を設けた。
増感色素(I a) ポリマーラテックス(Vl) −(−CIl□−CH+S。+−CH2CH+s。
C00Ca Hq     C0QCHs表−3 これらの試料を実施例−1で使用のMPと真空密着し、
密着性を調べたところ、各試料共良好な密着性を示した
が、これらを密着反転露光し、下記の現像処理を行い、
フリンジ性の形状を観察した結果、本発明に係る試料で
ある試料−10,11はいずれも良好な結果を示したが
、比較試料−9は、フリンジ性に劣っていた。
本例における現像処理条件及び組成は以下の通りである
現像     20℃   3分15秒停止     
常温    0分30秒(3%酢酸) 定着     常温    2分00秒水洗     
常温   10分00秒乾燥     常温     
 風乾 く現像液処方〉 ハイドロキノン           16gホルムア
ルデヒド重亜硫酸 ナトリウムとの付加物       50g無水亜硫酸
ナトリウム        4g炭酸ナトリウム−水塩
       85g硼酸             
   6g臭化カリウム            1.
8gEDTA−4H1g トリエタノールアミン        10g5−ニト
ロインダゾール       3mgポリエチレングリ
コール (平均分子量1500)        0.15g水
酸化ナトリウム    pH9,90に調製水を加えて
1000mlとする。
〈定着液処方〉 (m成A) チオ硫酸アンモニウム (72,5%W/V水溶液)      240ml亜
硫酸ナトリウム         17g酢酸ナトリウ
ム・3水塩      6.5g硼酸        
        6gクエン酸ナトリウム・2水塩  
   2g酢酸(90%W/W水溶液)      1
3.6m1(組成り) 純水(イオン交換水)         11ml硫酸
(50%W/W水溶液)       4.7g硫酸ア
ルミニウム (Ah(h換算、含量が8.1%W/W水溶液)26.
5 g 定着液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成り
の順に溶かし、1Nに仕あげて用いた。この定着液のp
Hは約4.3であった。
実施例−4 板厚0.15 m/mのウェーブ状冷延鋼板上に、カゼ
インと重クロム酸アンモニウムとを調合したレジストを
ロールコートして得た鋼板と、実施例−3の試料−11
のwpとを真空密着した結果、短時間で良好な密着性が
得られた。またこの状態でメタルハライド光にて露光を
行った。
この鋼板を常温の水道水を使用しスプレー現像処理した
後、200〜250℃にバーニングして硬膜処理を行っ
た後、塩化第2鉄溶液をスプレーし、エツチング処理し
た。これについてエツチングパターンのフリンジ性を評
価した結果、良好な結果が得られた。
〔発明の効果〕
上述の如く、本発明の画像パターン転写用ハロゲン化銀
写真乾板は、密着性が充分にとれるとともに、スリガラ
スを用いた従来技術の問題点をも解決でき、かつ画像フ
リンジ性が良好であって、きわめて満足すべき画像パタ
ーン転写を実現できるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガラス支持体上にハロゲン化銀乳剤層を含む写真構
    成層を有するハロゲン化銀写真乾板において、 該乳剤層に含有されるハロゲン化銀乳剤がヨウ化銀含有
    量が8モル%以下のヨウ臭化銀乳剤でその平均粒径が0
    .1μm以下のものであって、上記写真構成層の少なく
    ともいずれか1層はアルカリ可溶型マット剤を含有する
    ことにより、上記ハロゲン化銀写真乾板の写真構成層側
    の表面粗さが0.3μm〜3.0μmとなっていること
    を特徴とするハロゲン化銀写真乾板。 2 ガラス支持体上にハロゲン化銀乳剤層を有するハロ
    ゲン化銀写真乾板において、 該乳剤層に含有されるハロゲン化銀乳剤が少なくとも5
    0モル%以上の塩化銀を含有するものであって、 上記写真構成層の少なくともいずれか1層はアルカリ可
    溶型マット剤を含有することにより、上記ハロゲン化銀
    写真乾板の写真構成層側の表面粗さが0.3μm〜3.
    0μmとなっていることを特徴とするハロゲン化銀写真
    乾板。
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