JPH0255331B2 - - Google Patents

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JPH0255331B2
JPH0255331B2 JP6473286A JP6473286A JPH0255331B2 JP H0255331 B2 JPH0255331 B2 JP H0255331B2 JP 6473286 A JP6473286 A JP 6473286A JP 6473286 A JP6473286 A JP 6473286A JP H0255331 B2 JPH0255331 B2 JP H0255331B2
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JP
Japan
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trough
bimorph
vibration
elastic plate
rigidity
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Application number
JP6473286A
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JPS62222917A (ja
Inventor
Sadaaki Mori
Shinichi Noda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、電子部品或いは機械部品等比較的小
さい物品を振動により搬送するものに係り、特に
その振動源して圧電素子を用いた圧電駆動形搬送
装置に関する。
(従来の技術) 従来の圧電駆動形搬送装置の一例として実開昭
52−61087号公報或いは実開昭57−46517号公報に
示す直進形パーツフイーダがあるが、その構成原
理を第4図に示す。この第4図において、1は基
台、2は基台1の上面に固定した下枠で、これの
両端には傾斜して立上がる2本の弾性板3,3を
介して上枠4が水平に支持されている。5は上枠
4上に固定した搬送体たるトラフで、これに搬送
物6を載せる。7は前記各弾性板3に取付けられ
た圧電素子で、これには端子8,9に与えられた
交流電圧がリード線8a,9aを介して印加され
るようになつている。この場合、弾性板3と両圧
電素子7,7とで加振体たるバイモルフ10を構
成しており、両圧電素子7,7に分極方向が反対
になるように交流電圧を印加すると、例えば正の
半サイクルで一方の圧電素子7が伸び且つ他方の
圧電素子7が縮み、反対に負の半サイクルで一方
が縮み且つ他方が伸びるといつた伸縮運動を繰返
すことにより、バイモルフ10が矢印11方向に
たわみ振動する。このたわみ振動により、トラフ
5を矢印12で示す斜め上下方向に振動させて、
搬送物6を斜め上方に跳上げる動作を繰返すこと
によつてこれをトラフ5に沿つて矢印13方向に
移動せしめる。この場合搬送物6の搬送速度はト
ラフ5の振動振幅に比例する。
この種の圧電駆動形パーツフイーダは電磁駆動
フイーダや電動振動フイーダに比して構造が小形
且つ単純であるため、取扱い、補修が容易であ
り、しかも消費電力量が少ないため、経済面でも
優れるほか、騒音問題の懸念も全くないなどの多
くの特徴を有するが、搬送速度の点でまだ問題が
あり、以下その理由を述べる。
即ち、バイモルフ10の固有振動数と同一周波
数の交流電圧を印加すれば、共振現象により同一
電圧でも振動振幅が10倍以上になることが知られ
ている。しかし、共振時でもバイモルフ10に対
しその振動方向に大きな荷重が加わると振動振幅
は急激に低下するので、弾性板3に加わる振動方
向の荷重を極力小さくする必要がある。
而して、第4図に示すように2個のバイモルフ
10が同一長さで且つ互に平行であるから、バイ
モルフ10の矢印11方向振動に対してトラフ5
は常に水平を保つて斜め上下方向(矢印12方
向)に振動することになる。しかし、上述した従
来のものでは、振動時においても上枠4の連結部
分4aの角度が常に一定に保たれるため、第5図
に示すように弾性板3の上端部とトラフ5のなす
角度θを常に一定に保つように振動することとな
り、これが原因で弾性板3の上端部に対しその振
動を妨げる方向に過大な曲げ応力が加わつてしま
う。このため、バイモルフ10の振動振幅ひいて
はトラフ5の振動振幅が小さくなり、実用的な搬
送速度が得られない欠点があつた。
そこで、このような欠点を解消するために、第
6図乃至第8図に示すように構成することが考え
られている。即ち、バイモルフ10の弾性板3の
上端部とトラフ5とを、弾性材製の連結部材14
により連結し且つこの連結部材14の曲げ剛性を
弾性板3のそれよりも低い値に設定したものであ
る。これによつて、振動中に曲げ剛性の低い連結
部材11を弾性変形させることにより、弾性板3
の上端部とトラフ5との間の角度変化が比較的小
さな外力で許容され、その分、振動方向に加わる
荷重が減少してバイモルフ10の振動振幅が増大
することを期待できるようにしたものである。
しかし、このように構成しても、トラフ5の上
下方向の振動振幅の点で未だ不十分であつた。即
ち、バイモルフ10の振動方向は斜め上下方向で
も水平方向に近くなつているから、バイモルフ1
0の振動振幅がある程度大きくなつても、トラフ
5の上下方向の振動振幅L1(第8図参照)はそれ
ほど大きくならない。このため、搬送物の跳上げ
作用がそれほど大きくならず搬送速度の点で未だ
不十分であつた。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したように、トラフ5の上下方向の振動振
幅を未だ十分に確保することができず、搬送速度
の点で劣る欠点があつた。
本発明はこのような欠点を解決するためのもの
で、従つてその目的は、搬送体の上下方向の振動
振幅を大きくすることができて、搬送速度を高め
得る圧電駆動形搬送装置を提供するにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明の圧電駆動形搬送装置は、加振体の弾性
板と搬送体とを弾性を有する連結部により連結し
たものであつて、前記連結部を、略水平に指向し
て前記搬送体の下面側に固定された上側片部と、
この上側片部の端部から屈曲して前記加振体側に
指向する下側片部とから構成し、前記下側片部の
うち屈曲部の下方部分及び前記上側片部のうち前
記搬送体への固定部と前記屈曲部との間に夫々他
の部分よりも剛性の低い低剛性部を形成したもの
である。
(作用) 振動時には、連結部の上側片部と下側片部の双
方の低剛性部の弾性変形により、加振体に加わる
振動方向の荷重を低減させて、加振体の振動振幅
を増大させる。この場合、連結部のうちでも上側
片部と下側片部の双方の低剛性部における弾性変
形量が他の部分よりも大きくなるから、振動時の
連結部の運動形態が主として両側の低剛性部を繰
返し屈曲させるリンク運動の如き形態となり、こ
れにより連結部の上側片部のうち搬送体への固定
部における上下方向振幅を大きくできる。
(実施例) 以下、本発明を直進形パーツフイーダに適用し
た一実施例を第1図乃至第3図に基いて説明す
る。20は上面に複数の取付座21(1個のみ図
示)を固定した基台、22は加振体たるバイモル
フであり、このバイモルフ22は例えば板ばね或
いはプラスチツク板製の弾性板23の両側面に圧
電素子24を接着等により取付けて成る。このバ
イモルフ22の弾性板23の下端をねじ25によ
り取付座21側部の傾斜面部21aに固定してい
る。尚、図示はしないがバイモルフ22は複数個
設けられ、各バイモルフ22は斜め上下方向に指
向して互いに平行になつている。一方、26は搬
送体たるトラフであり、これは搬送物(図示せ
ず)を載置してこれを振動により直線的に搬送す
るためのものである。さて、27は板ばね或いは
弾性を有するプラスチツク等によりほぼ「フ」字
状に形成した連結部で、この連結部27は、略水
平に指向してトラフ26の下面側にねじ28によ
り固定された上側片部29と、この上側片部29
の図示右側端部から屈曲してバイモルフ22側に
指向する下側片部30とから構成し、この下側片
部30をバイモルフ22の弾性板23の上端部に
ねじ31により固定することによつて、弾性板2
3の上端部とトラフ26とを連結部27を介して
連結している。そして、連結部27の上側片部2
9のうちトラフ26への固定部27aと屈曲部2
7bとの間、及び下側片部30のうち屈曲部27
bの下方部分には、夫々他の部分よりも剛性の低
い低剛性部32,33を形成している。この場
合、低剛性部32,33は第2図に示すようにそ
の部分を局部的に幅狭に形成することによつて他
の部分よりも剛性を低くしている。これに対し、
トラフ26の下面部には第1図に示すように連結
部27の上側片部29の図示右側部分に対応する
部分に凹部34を形成し、これによつて上側片部
29の図示右側部分とトラフ26との間に〓間を
形成して上側片部27の図示右側部分がトラフ2
6側(上側)へも変形できるようにしている。
次に、上記構成の作用について説明する。バイ
モルフ22の両圧電素子24,24に分極方向が
反対になるように交流電圧を印加すると、例えば
正の半サイクルで一方の圧電素子24が伸び且つ
他方の圧電素子24が縮み、反対に負の半サイク
ルで一方が縮み且つ他方が伸びるといつた伸縮運
動を繰返すことにより、バイモルフ22が第1図
中矢印35方向にたわみ振動する。このたわみ振
動により、トラフ26を矢印36で示す斜め上下
方向に振動させて、搬送物を斜め上方に跳上げる
動作を繰返すことによつてこれをトラフ26に沿
つて図示左方向に移動せしめる。而して本実施例
では、バイモルフ22の弾性板23上端部とトラ
フ26とを連結する弾性材料製の連結部27に剛
性の低い低剛性部32,33が形成されているた
め、この低剛性部32,33部分が比較的容易に
弾性変形することによつて、振動に伴う弾性板2
3上端部とトラフ26との角度変化が比較的小さ
な外力で許容される。このため、バイモルフ22
の弾性板23に加わる振動方向(矢印35方向)
の荷重が低減し、バイモルフ22の矢印35方向
の振動振幅が増大する。しかも、両低剛性部3
2,33の間に剛性の高いほぼ「フ」字状の屈曲
部27bを位置させるようにしたから、振動時に
は連結部27の運動形態が第3図に示すように主
として両側の低剛性部32,33部分を繰返し屈
曲させることによつて屈曲部27bをバイモルフ
22の振動方向とは反対方向に揺動させるリンク
運動の如き運動形態となる。このため、バイモル
フ22が実線で示す中心位置から図示左側に二点
鎖線で示すように変位するときには、屈曲部27
bが下側片部30の低剛性部33を中心にして図
示時計回り方向に回動するように変位して、屈曲
部27bのトラフ26側の端部が上方に変位す
る。反対に、バイモルフ22が図示右側に一点鎖
線で示すように変位するときには、屈曲部27b
が下側片部30の低剛性部33を中心にして図示
反時計回り方向に回動するように変位して、屈曲
部27bのトラフ26側の端部が下方に変位す
る。斯かる連結部27の屈曲部27bの揺動運動
と前述したバイモルフ22の振動振幅の増大化と
の相乗効果によつて、屈曲部27bのトラフ26
側の端部の上下方向変位量ひいてはトラフ26の
上下方向の振動振幅L2が大きくなり、これによ
り搬送物の跳上げ作用が高められて搬送速度が速
くなる。
尚、本実施例では連結部27の上側片部29及
び下側片部30の所定部分を局部的に幅狭に形成
することにより、低剛性部32,33を形成する
ようにしたが、例えば上側片部及び下側片部の所
定部分の板厚を局部的に薄くすることによつて低
剛性部を形成する構成としても良い。また、本実
施例では連結部27をバイモルフ22の弾性板2
3とは別部品で構成したが、例えばバイモルフの
弾性板に連結部を一体に形成する構成としても良
い。また、加振体としては、弾性板23の両面に
圧電素子24をそれぞれ1枚ずつ取付けたバイモ
ルフ22に限定されるものではなく、例えば圧電
素子を弾性板の片面1枚だけにしたり、両面合わ
せて3枚以上にしても良い。
さらに本実施例では連結部27の屈曲部27b
が上方に変位してもトラフ26に当たらない様に
凹部34を設けているが、連結部27の固定部2
7aとトラフ26とを取付け座を介して取付けて
も同様の効果が得られ、この場合には凹部26は
不要となる。その他、本発明はボウル形パーツフ
イーダにも適用して実施できる等、要旨を逸脱し
ない範囲内で種々変形可能である。
[発明の効果] 本発明は以上の説明から明らかなように、連結
部の上側片部と下側片部の双方の低剛性部の弾性
変形により、加振体に加わる振動方向の荷重を低
減させて、加振体の振動振幅を増大させ、且つ振
動時の連結部の運動形態を主として両側の低剛性
部を繰返し屈曲させるリンク運動の如き形態とす
ることができるから、連結部の上側片部のうち搬
送体への固定部における上下方向の振動振幅ひい
ては搬送体の上下方向の振動振幅を大きくでき
て、搬送速度を高め得るという優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明を直進形パーツフイ
ーダに適用した一実施例を示したもので、第1図
は要部の正面図、第2図は連結部の斜視図、第3
図は作用を説明するための連結部部分の正面図で
あり、第4図乃至第8図は従来例を示したもの
で、第4図は全体の正面図、第5図は作用説明
図、第6図は第1図相当図、第7図は連結部材の
斜視図、第8図は第3図相当図である。 図面中、22はバイモルフ(加振体)、23は
弾性板、24は圧電素子、26はトラフ(搬送
体)、27は連結部、27aは固定部、27bは
屈曲部、29は上側片部、30は下側片部、32
及び33は低剛性部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 弾性板に圧電素子を取付けて成る加振体の上
    方部に搬送体を配置し、前記加振体の弾性板と前
    記搬送体とを弾性を有する連結部により連結した
    ものであつて、前記連結部を、略水平に指向して
    前記搬送体の下面側に固定された上側片部と、こ
    の上側片部の端部から屈曲して前記加振体側に指
    向する下側片部とから構成し、前記下側片部のう
    ち屈曲部の下方部分及び前記上側片部のうち前記
    搬送体への固定部と前記屈曲部との間に夫々他の
    部分よりも剛性の低い低剛性部を形成したことを
    特徴とする圧電駆動形搬送装置。
JP6473286A 1986-03-25 1986-03-25 圧電駆動形搬送装置 Granted JPS62222917A (ja)

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JPS62222917A JPS62222917A (ja) 1987-09-30
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JP4532591B1 (ja) * 2009-03-23 2010-08-25 株式会社ダイシン 回転振動機及びこれを用いた振動式搬送装置
CN102991969A (zh) * 2012-11-14 2013-03-27 吉林大学 一种振动送料器专用弹性支撑片

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