JPH0255025A - 便器等の調速装置 - Google Patents

便器等の調速装置

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JPH0255025A
JPH0255025A JP20609488A JP20609488A JPH0255025A JP H0255025 A JPH0255025 A JP H0255025A JP 20609488 A JP20609488 A JP 20609488A JP 20609488 A JP20609488 A JP 20609488A JP H0255025 A JPH0255025 A JP H0255025A
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input shaft
brake
toilet
toilet seat
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Makoto Orii
折井 誠
Hiroyuki Iwashita
浩之 岩下
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Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、往復回動自在の回動体を備えた便器等の調
速装置、具体的には便座や便蓋を備えた便器、開閉自在
の蓋やドアを備えた容器1回動自在のドア等における回
動体の調速装置に関する。
(従来の技術) 例えば洋式便器には、水平方向に配設された支持軸に回
動自在に支持された便座が設けられている。この便座は
、便器の使用状態に応じて2便器本体の開口部の上縁に
当接させた水平位置と、開口部の上縁から離された垂直
位置との間において回動自在に設けられている。そして
、垂直位置から・水平位置に倒す途中で手を離すと、便
座は、その自重によって落下回動して便器上縁に打ち当
り大きな衝撃音を発したり、最悪の場合には破損したり
する。
かかる問題に対処すべく、便座の回動に制動を掛ける調
速装置の技術が提案されている。例えば、特公昭62−
37975号公報で提案されているように、エアシリン
ダやリンク結合されたブレーキシューを用いるものがそ
れである。
(発明が解決しようとする課題) 上記装置は一応所期の目的を達成するものではあるが、
上記エアシリンダを用いる方式の場合、便座の回動開始
時点から制動作用が始まるので、便座の移動に時間がか
かると共にその作動時にシリンダからエアが抜けるシュ
ー・シュー音が出る問題がある。リンク結合方式は、装
置が大索化するのを避けられない。何故なら、市販され
ている便器の蓋や便座の回動軸には、20kg/an程
度のトルクがかかるため、これに耐える構造を採用しよ
うとすると部品の一つ一つが頑丈なものにならざるを得
ないからである。
また、上記装置においては、例えば便座を垂直位置から
水平な使用位置へ回動させるとき、最後まで制動力が作
用する。この場合1便器本体と調速装置との相対的な取
付は精度のばらつき(多くは陶器製便器の平面性と、回
転軸への嵌合孔形状のばらつき)等によって、便座が完
全に降下せず、便器上面から少し浮き上がった状態で停
止してしまうことがある。かかる状態の便座に人が座る
と。
当該便座が降下するので、感じが悪いと共に勢い良く座
ったときには折角の緩衝機構を壊してしまう、という問
題がある。
また、上記問題は、便器に限らず、蓋付きごみ箱、開閉
蓋付き家具、ドアクローザ、冷蔵庫のドアやビデオカセ
ットホルダ用ダンパ等においても発生する。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決した便器等における調速装置
の提供を目的とし1回動体と実質一体に設けられた入力
軸と、この入力軸の回動に従動して作動し該入力軸の回
動すなわち回動体の回動に制動を掛ける制動手段と、こ
の制動手段と上記入力軸との間に配設されていて上記入
力軸が第1の方向に回動するときの回動力はこれを上記
制動手段に伝達し、第1の方向と逆向きの第2の方向に
回動するときの回動力はこれを制動手段に伝達しない一
方向伝達クラッチと、上記入力軸と上記制動手段との間
に配設されていて、第1の方向に回動する入力軸の回動
終期に該制動手段の作動を解除する制動解除手段とを具
備したことを特徴とする。
(作  用) 回動体が第1の方向に回動させられると、入力軸が回動
する。この入力軸の回動は、一方向伝達クラッチを介し
て制動手段に伝達されてこの手段を作動させることによ
り、回動体の回動に制動を掛ける。回動体が回動終期ま
で回動すると、制動解除手段が作動して制動を解除する
。制動作用を解除された回動体はこれが停止される位置
まで回動する。一方、回動体が第2の方向に回動させら
れるときの入力軸は、一方向伝達クラッチの作用により
、制動手段との回動力伝達を断たれるので、制動が掛か
らない。
(実施例) 以下、本発明を、便器に回動自在に取り付けられた便座
と便蓋の調速装置に適用した実施例に基づいて詳細に説
明する。
第1図において1便器本体1の後端上面には、便座2と
便蓋3の基端部が回動自在に取り付けられている。図示
の例はシャワー付き便器であって、操作筒4に設けた軸
が便座2と便蓋3の回動中心軸線の一端を支承し、調速
装置5に設けられた軸(後述する)がその軸線の他端を
支承している。調速装置5は、ケース6の両端に形成さ
れた取付部6a、6aを便器本体1の上面に載置したの
ち、取付ねじ7(第5図参照)で固定される。
第2図乃至第9図において、調速装置5は、ケース6と
、その一部をケース外に突出させた入力軸8,9と、こ
のケース内部に収納された制動手段10と、一方向伝達
クラッチ11と、制動解除手段12と、回転伝達手段1
3とからなっている。図示の実施例は、回動体としての
便座2と便蓋3をそれぞれ調速するので、入力軸として
は、同一軸線上で回動する2本の入力軸8,9が示され
ている。
ケース6は、ケース本体6bと、これに嵌合されたのち
タッピングねじ15で固定されるケース蓋6cとからな
っている。第2図において、符号15aは、ケース本体
に形成されたねじ孔を示す。
ケース蓋6cに形成された軸受孔6ca(第4図参照)
には、入力軸9の管軸部9aが挿通されている。管軸部
9aには入力軸8が挿通され、その基端部8aはケース
本体の軸受孔6baに嵌合されている。入力軸9は、ケ
ース蓋の円筒部6cbから突出させられており、その突
出部9cの外周面には回転止め用の切殺ぎ部9bが形成
されている6突出部9cには、これの断面形状と補形的
な形状に形成された便蓋3の係合孔3aが回転方向にお
いて実質一体となるように嵌合されている(第8図及び
第9図参照)。入力軸8の一端は、入力軸9の突出部9
cから更に突出させられていて、その突出部8bには回
転止め用の切殺ぎ部8Cが形成されている。突出部8b
には、これの断面形状に補形的な形状の係合孔2aを形
成された便座2が回転方向において実質的に一体となる
ように嵌合されている(第8図及び第9図参照)。
ケース6内に位置している入力軸8と同9には、互いに
間隔を置いた1番歯車16と同17がそれぞれ一体に形
成されている。これら1番歯車16.17は、各入力軸
と別体に形成されたのち、一体的に固定されてなってい
ても良い。1番歯車16.17は、これが第2図におい
て時計方向に回動するとき、そのピッチ円が漸開する部
分渦巻歯車からなっている。第2図にのみ示すように、
ケース本体6bには、1番歯車16.17が第1の方向
(第2図において時計方向)に回動するときのオーバラ
ンを阻止するストッパ部6bbが形成されている。ケー
ス本体6bに形成された支持軸18には、1番歯車16
に噛み合う2番歯車19と、1番歯車17に噛み合う2
番歯車20が隔置してそれぞれ回転自在に支持されてい
る。支持軸18の先端18aはケース蓋6bに嵌合され
ている62番歯車19と同20との間の支持軸には、大
径の3番歯車21が回転自在に支持されている。2番歯
車19.20は、1番歯車に比べて小径の部分渦巻歯車
からなっている。1番歯車16.17と2番歯車19.
20とは、便座2と便蓋3が水平位置に置かれる寸前の
回動終期(垂直位置から略80度)において互いの噛み
合いを外されて、入力軸8.9の回転を制動手段10に
伝達するのを解除するようになっていて、制動解除手段
12を構成している。便座2と便蓋3の動作角度(垂直
位置からの開き角度)に対する1番歯車16.17と2
番歯車19゜20とのギヤ比を第11図に示していて、
便座2及び便M3が水平位置に近付くに連れてギヤ比が
高くなり、回動終期の80°付近で両歯車の噛合いが外
れるのを表わしている。
2番歯車19.20の筒部19a、20aの内周面には
、リング22.22が嵌合され、このリングの内周面に
は拡開習性を与えられたコイルスプリング23.23が
当接させられている。このコイルスプリング23゜23
の一端は、3番歯車21のボス部21aに係止されてい
て、その自由端は、コイル部分と共にリング内周面に当
接させられている。コイルスプリング23 、23は1
便座2と便蓋3、すなわちこれと実質一体の入力軸8,
9が、第9図に実線で示す第1の方向に回動するときの
2番歯車19.20の回転力を3番歯車21に伝達する
。便座と便蓋が第9図に破線で示す第2の方向に回転す
るときの2番歯車19.20の回転は、コイルスプリン
グ23.23を巻き締める向きとなり、入力軸の回転力
は3番歯車21に伝達されない。すなわち、2番歯車1
9.20と、コイルスプリング23 、23と、3番歯
車21によって一方向伝達クラッチ11を構成している
。2番歯車20゜19の一側20b、19bには、第2
図にのみ示すように、その回転阻止位置を決めるストッ
パ24(一方のみ示す)が衝合可能である。このストッ
パ24は、ケースM6Cと一体に形成されても良く、ケ
ースと別体のピン等をケースに固定しても良い。
大径の3番歯車21は、小径の4番ピニオン25に常時
噛み合っている。4番ピニオン25は、4番歯車として
のウオームホイール26と一体成形されていて、ケース
本体6bに形成された支持軸27に回転自在に支承され
ている。支持軸27の先端27aはケース蓋6cに嵌合
されている。ウオームホイール26は、ウオーム28に
常時噛み合っている。ウオーム28は、制動手段10の
一部を構成している。そして、入力軸8,9の回転は、
1番歯車16.17.2番歯車19,20.3番歯車2
1.4番ピニオン25、ウオームホイール26及びウオ
ーム28からなる回転伝達手段13により、増速して該
ウオームに伝達される。この回転伝達手段13は、増速
歯車列からなっていて、入力軸の回転を増速してウオー
ム28に伝達し、該ウオームを高速度で回転駆動する。
ウオーム28は、ケース本体6bに嵌合された軸受はブ
ロック29にその一端28aを支持され、ケース本体に
嵌合された制動用カップ30に形成された軸受孔30a
にその他端28bを支承されることにより1回転自在に
支持されている。軸受ブロック29は、一端28aを嵌
入される溝を有し、この溝には、ケース蓋6cに形成さ
れた軸押え片6d(第5図参照)が嵌合してウオームの
軸端を支承する。ウオーム28には、拡開習性を有する
ラチェット31が圧入されていて、そのアーム31aの
先端部を摩擦部材受け32の一端面に形成した係合凹部
32aに弾発的に係合させている。摩擦部材受け32は
、ウオーム28に遊嵌されている。ラチェット30と摩
擦部材受け32とでトルクリミッタを構成している。こ
れの作用は後述する。ウオーム28には、止め輸33が
係合されていて、この輪と摩擦部材受け32との間には
、ゴム又はゴム類似品からなる摩擦部材34が遊嵌させ
て配設されている。この摩擦部材34は、第2図及び第
6図に示すように、ボス部から三方向に延びるアーム部
34aと、このアーム部からカップ30の内周面に沿っ
て延びるウェイト部34bとからなっている。アーム部
34aには、摩擦部材受け32から軸方向に延びて形成
されたピン32bが係合している。従って、摩擦部材受
け32と摩擦部材34とはピン32bで連結されること
により、回転方向において一体である。摩擦部材34は
、そのウェイト部を制動用カップ30の内周面に近接さ
せて配置されている。ウオーム28が高速回転すると、
摩擦部材のウェイト部34bが遠心力でカップ内周面を
摺擦して該ウオームの回転に制動を掛ける。ウオーム2
8にかかる制動はこれを回転駆動している歯車列への制
動、すなわち入力軸8,9への制動として作用する。ウ
オーム28.摩擦部材34及び制動用カップ30で制動
手段10を構成している。便座又は便蓋を垂直位置から
水平位置へ回動させるときの閉まり速度と動作角度の関
係を第12図に示していて、垂直位置から約10°程度
までは制動手段IOが効かないので、閉まり速度は急角
度で上昇するが、その後はギヤ比の上昇により制動手段
の制動作用が大きくなるので、閉まり速度は次第に下降
し、回動終期の80”付近になると、第1歯車16゜1
7と第2歯車19.20の噛合が外れるので、制動作用
が解除され急速に閉まる。但し1回動終期以降の回動距
離は短いので便座や便蓋に大きなm%I!が掛かること
はない。
以上のように構成された実施例の作用を、第9図に鎖線
で示すように垂直位置(開き位置)に置かれた便蓋3を
実線で示す水平位1i¥(閉じ位置)へ回動させる場合
を例に挙げて説明する、便蓋3が垂直位置にあるとき、
第1歯車17と第2歯車20とは、第10図に示すよう
に、互いに噛合った噛合関係にある。
いま、第9図において、鎖線位置にある便蓋3を実線矢
印で示す第1の方向に回動させると、第10図において
入力軸9が時計方向に回転し、これと一体の1番歯車1
7が同方向に回転してこれに噛み合っている2番歯車2
0を反時計方向に回転させる。2番歯車20が第1の方
向に回転すると、一方向伝達クラッチ11のコイルスプ
リング23が拡開されて2番歯車20と3番歯車21と
を一体化する。これにより、3番歯車21が4番歯車2
5.ウオームホイール26を増速しで回転駆動するにの
ウオームホイール26は、ウオーム28を更に高速で回
転させる。
便M3が閉じられるときの動作角度が次第に大きくなる
と、1番歯車17と2番歯車20のギヤ比は、第11図
に示すように、次第に大きくなり、これに連れて回転伝
達手段13による回転伝達速度も高くなる。・ウオーム
28が高速度で回転すると、トルクリミッタを介して回
転する摩擦部材34は、遠心力でそのウェイト部34b
が遠心方向に拡開してカップ30の内周面を摺擦してウ
オームの回転に制動を掛ける。ウオーム28に掛かる制
動は、回転伝達手段13を介して入力軸9への制動力と
して伝達され、該軸9すなわち便蓋3の閉まり速度に制
動を掛けることになる。ウオーム28の回転は、入力軸
9の回動角度に伴うギヤ比の変化に応じて次第に高くな
るので、摩擦部材34とカップ30によるブレーキ力も
次第に大きくなる。従って1便蓋3の閉まり速度は、第
12図に示すように、閉じ始めの動作角度10°程度ま
では歯車列の立上がり待ちのために急速度で上がるも、
それ以降は制動力が大きく効き始めるので次第にゆっく
りとしたものに変化する。便M3の動作角度が回動終期
の80’付近まで進むと、すなわち、便蓋3が閉じる寸
前まで回動すると、第2図に示すように、第2歯車20
の側縁20bがストッパ24に衝合してその回転を阻止
され。
第1歯車17と第2歯車20とからなる制動解除手段1
2が作動して両歯車の噛み合いが外れるので、入力軸9
には制動力が作動しなくなる。そのために。
入力軸9と実質的に一体の便蓋3は、残り約10゜を制
動なしで高い速度で回動し、便座2に当接して停止する
水平位置まで回動する。便蓋3が約10度の角度を制動
なしで回動しても、その移動高さが僅かであるから、大
きな衝撃なしで降下する。
この水平位置は、便蓋3が便座2上にそのクツション3
 b、3 b(第1図参照)を当接させることにより保
持される。便座2は便器本体1の上面に当接させられて
いる。
閉じる向きに自重で回動する便蓋3に対して。
これを強制的に回動させると、入力軸9は、回転伝達手
段13の歯車列を強引に回転駆動することになる。この
とき、ウオーム28は、高速回転させられるので、これ
には摩擦部材34による制動が掛かるが、摩擦部材とカ
ップ30との摩擦が所定値を越えると、ラチェット31
のアーム部31aが撓み、摩擦部材受け32の係合凹部
32aとの係合を外し、ウオーム28の回転を許す。こ
れにより、ウオーム28を含む回転伝達手段13への過
負荷を回避する。従って1便蓋3は、制動手段10によ
る制動を受けることなく回動させられるのであるが、こ
のときにも、1番歯車17と2番歯車20との噛合関係
は変化しない、よって、1番歯車17と2番歯車20と
は、対数歯車を用いることができる。
次に、第9図に実線で示す水平位置(閉じ位置)に置か
れた便蓋3を鎖線で示す垂直位置(開き位置)へ向けて
回動させる場合の作用を説明する。
このとき、第1+#車17と第2歯車20は、第2図に
示すように、互いにその噛み合いを外された状態にある
。便蓋3を破線矢印(第9図参照)で示す第2の方向に
回動させると、第2図において入力軸9が反時計方向に
回動する。入力軸の回動初期においては第1歯車17と
第2歯車20は噛み合わないが、略10”回動すると、
両歯車が噛み合い回動伝達手段13の歯車列を回動させ
ようとする。しかし、時計方向の第2の方向に回動する
第2歯車20は、一方向伝達クラッチ11のコイルスプ
リング23(第3図参照)を巻き締める向きに作用させ
るので、このスプリングは、第3歯車21を回転させる
ことができない6従って、入力軸9の回動には制動手段
10による制動力が作用しないから、開く向きに回動し
ている便M3は軽い力でこれを開(ことができる、なお
1便蓋を開き始めるとき、コイルスプリング23は、第
3歯車21を回転させるが、この回転は直ちに阻止され
る。すなわち、第3歯車21と第4ピニオン25で回転
させられるウオームホイール26は、これに係合してい
るウオーム28が、第2図において下方に押動されて、
その下端部を軸受はブロック29の端部29bに押付け
られることにより、その回転を阻止されるので、3番歯
車21の回転が阻止されるのである。3番歯車21の回
転が阻止されると、コイルスプリング23と2m歯車2
0との間が滑ることになり、入力軸9と制動手段10と
の間の回転伝達が解除される。便蓋3が垂直位置まで回
動すると、第1#I車と第2歯車は第10図に示すよう
に位置する。このとき1便蓋3が回動し過ぎると、第1
歯車17は、その側縁をケース本体に形成されたストッ
パ6bc(第2図参照)に衝合させる。
以上は便蓋3を開閉する場合の作用の説明であるが、便
座2を開閉する作用も同じであり、この場合には入力軸
8と1番歯車16が回転しこれに連動する2番歯車16
の歯車列が回動する。また、便座と便蓋が同時に回動さ
せられるときの作用も同じである。
次に、第13図において、本発明の他の実施例を説明す
る。この実施例が前記した実施例と異なるのは、1番歯
車としてセクタ歯車160,170を用い。
2番歯車として円形の歯車190,200を用いた点に
あり、その他の構造は同じであるから、同一符号を付す
にとどめる。セクタ歯車160,170には1円周方向
に沿って凹部160a 、170a (一方のみ示す)
が形成されていて1弾性変形可能なその縁部に位置決め
用の突起170bが形成されている。この突起170a
の回動軌跡上に位置するケース本体6bには、位置決め
突起6bclが形成されている。実線で示すセクタ歯車
160,170の回動位置は、便蓋。
便座が水平位置に置かれる寸前の回動終期を示していて
、その歯部が2番歯車190.200との噛合を解除さ
れた直後を表わしている。こののち、セクタ歯車160
,170は、ストッパ6bbに衝合する位置まで、便座
又は便蓋の第1の方向への回動に連れて時計方向へ回動
させられて、2番歯車190,200との噛合いを外さ
れた位置に保持される。入力軸8.9(便座又は便蓋)
が回動されて実線位置のセクタ歯車160,170が反
時計方向の第2の方向に回動されると、このセクタ歯車
は2番歯車190,200に噛み合って、これを回転さ
せながら破線位置へ向かう。このとき、2番歯車190
,200と3番歯車21との間には、一方向伝達クラッ
チ11が配設されているので、2番歯車の回転は3番歯
車21には伝達されない。第13図に破線で示す位置(
垂直位置)まで回動したセクタ歯車160,170は、
2番歯車190゜200との噛合を外されていて、その
側縁をストッパ6bcに衝合させる。便座又は便蓋の回
動が垂直位置をオーバランした場合、セクタ歯車160
゜170は、その突起170aがストッパ6bcを通過
し位置決め突起6bdに係合して停止させられる。
そして、この実施例において、便蓋又は及び便座が垂直
位置から水平位置へ第1の方向に回動されると、鎖線位
置のセクタ歯車160,170が時計方向に回動し、非
噛合角度(略10°)を過ぎたところで2番歯車190
,200に噛み合いこれを回動させる。
動作角度が垂直位置からal!!10°までの便座及び
便蓋の閉まり速度は、第12図に示すようになるが。
角度10°以降から回動終期の角度80°までの速度は
、セクタ歯車と2番歯車の歯車比が変化しないことから
、略一定となる。動作角度が回動終期の80°になると
、セクタ歯車と2番歯車との噛合が外れる(第13図参
照)ので、セクタ歯車すなわち、便蓋及び又は便座は制
動力を受けない状態で回動する。制動力を受けない便座
及び又は便蓋は、それ自体の重量により下降して、便器
本体の上面または便座上面に確実に当接する。
なお0以上説明した実施例は、調速する回動体として便
器の便座と便蓋を挙げたが1本発明は、回動体としての
冷蔵庫のドア、建造物のドア、ビデオカセットホルダ等
の調速装置としても適用可能であること勿論である。ま
た、図示の実施例は二重軸の入力軸を例に挙げたが、入
力軸としては1本であっても良い、更に、図示の実施例
における入力軸は、回動体の回転中心軸線の一端を構成
しているので、調速装置の取り外ずしが容易であって、
制動手段の劣化等による部品交換が極めて簡単に行える
(発明の効果) 以上のように、本発明の便器等の調速装置によれば、衝
撃を無くシて回動体を閉じることができると共に入力軸
の回動終期において、制動手段による制動作用を解除す
るので、便座が便器本体の上面から浮いた状態がなくな
り、便座に座るときにこれが下降することがな(、使い
勝手が向上する。また、便座が便器上面から浮いた状態
にあるとき、これに座ると制動手段や歯車列を破壊して
しまう事態が発生するが、本発明のように便座が確実に
便器上面に当接していると、かかる問題の発生がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の調速装置を備えた便器の一例を示す斜
視図、第2図は本発明の調速装置の一実施例を示す側面
図、第3図は同上の平断面図、第4図は同上の縦断面正
面図、第5図は同上の部分断面背面図、第6図は制動手
段の一例を示す底面図、第7図はトルクリミッタの一例
を示す底面図。 第8図は入力軸と回動体との結合態様の一例を示す一部
断面分解平面図、第9図は回動体の回動位置を説明する
側面図、第10図は回動体が垂直位置に置かれたときの
入力軸とこれに関連する部材の位置を示す側面図、第1
1図は第2図に示す実施例における歯車列のギヤ比の変
化を示す線図、第12図は同上の回動体の回動速度の変
化を示す線図、第13図は本発明の他の実施例を示す側
面図である。 2.3・・・回動体としての便座と便蓋、8,9・・・
入力軸、10・・・制動手段、 11・・・一方向伝達
クラッチ、12・・・制動解除手段。 ちI 臀 口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 往復回動自在の回動体を有する便器等において、上記回
    動体と実質一体に設けられた入力軸と、この入力軸の回
    動に従動して作動し該入力軸の回動に制動を掛ける制動
    手段と、 この制動手段と上記入力軸との間に配設されていて、上
    記入力軸が第1の方向に回動するときの回動力はこれを
    上記制動手段に伝達し、第1の方向と逆向きの第2の方
    向に回動するときの回動力はこれを制動手段に伝達しな
    い一方向伝達クラッチと、 上記入力軸と上記制動手段との間に配設されていて、第
    1の方向に回動する入力軸の回動終期に該制動手段の作
    動を解除する制動解除手段とを具備した便器等の調速装
    置。
JP63206094A 1988-04-14 1988-08-19 便器等の調速装置 Expired - Lifetime JPH0638781B2 (ja)

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