JPS6244215A - 洋式便器の便座、カバ−等の自動開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の利用分野） この発明は洋式便器のおける便座やカバー等の自動開閉
装置に関する。

（従来技術） 従来、洋式便器における便座や力バー等の開閉装置は、
便器の後部上面に設けた支持部材に取りつけたヒンジシ
ャフトに、便座やカバーの後部を開閉自在に軸着させた
手動式の簡単な構造のものであり、自動式のものはほと
んど見当らない。

この従来の手動式の開閉装置は、幼児や身体の不自由な
人には操作しにくいものであると同時に、大人の健状者
であっても、うっかり手を離すと便座やカバーが急激に
落下して大きな音を立てたり、割れてしまったりする恐
れが多分にあった。

さらに最近では、便器や便座に電気保温装置や人体局部
の洗浄乾燥装詮等が設備されるようになってきており、
これらの装置保護のために、これらの動力源を用いて静
かに、かつ確実に便座やカバーを開閉することのできる
自動開閉装置が望まれている。

（技術的課題） そこでこの発明は、手を用いないで便座やカバーを確実
、かつ静かに開閉できる、自動開閉装置を提供せんとす
るにある。

（技術的手段） 上述した技術的課題を達成するためにこの発明は、洋式
便器における便座やカバー等の自動開閉装置を、駆動モ
ータと、この駆動モータにより駆動力伝達手段を介して
回動させられる便座やカバー等のヒンジシャフトと、前
記駆動モータと駆動力伝達手段との間に介装された、駆
動モータのスイッチにより同時開閉されるクラッチ機構
とから構成したものである。

（実施例） 図面によれば、便器ｌ上に固着されたギアボックス２に
は駆動モータ３とヒンジシャフト４が互いに位首を変え
て取りつけられており、ヒンジシャフト４には、例えば
便座５のヒンジブラケット部５ａが取りつけられている
。そして、駆動モータ３とヒンジシャフト４との間には
ギアボックス２内に収装されて多数の減速ギヤから成る
駆動力伝達手段６とクラッチ機構７が装備されている。

駆動モータ３は便器１の一側部、その他の場所に設置さ
れたスイッチ（図示せず）により駆動制御されるように
なっており、このスイッチはＯＮ、ＯＦＦ操作部を有す
るもの、またはＯＮのみの操作部と例えば負荷応動のＯ
Ｎ、ＯＦＦ切換機構とを有するもの等適当な機構を備え
たものが用いられる。

クラッチ機構７は、駆動モータ３の回転軸３ａに固着さ
れた駆動プーリ３ｂと第一の減速ギア８ａを備えた従動
ブー９９との間に設けられた一対の摩擦ローラＬＯａ　
、　ｌＯａと、この摩擦ローラ１０ａ　、　１０ａを駆
動プーリ３ｂと従動プーリ９に弾圧するカムプレートｌ
ｌと、このカムプレート１１を動かすソレノイド１３と
からなる。

摩擦ローラ１０ａ　、　ｌｏａはギアボックス２内に揺
動自在に取りつけられた一対の側面略Ｕ字形状の揺動部
材１５．１５に軸着されており、駆動プーリ３ｂと従動
プーリ９に夫々設けた７字溝に嵌まり込む形状となって
いる。カムプレートｌｌはギアボックス２に設けた窓部
２ａの外側に一対のガイド板１２ａ、　１２ａによって
摺動自在に挟持されると共に、窓部２ａを貫通して突出
した摩擦ローラ１０ａ　、　１０ａの支軸１０ｂ、１０
ｂと係合するカム面＋４ａ、１４ａを有する切欠１４を
備えており、ソレノイド１３の作動杆１３ａに連結され
ている。

尚、このソレノイド１３は駆動モータ３の起動回路に電
気が流れた場合にはそれが正方向であるか、逆方向であ
るかを問わずＯＮされるように回路構成されている。

次に、作用について説明するに、駆動モータ３がＯＮさ
れない間はソレノイド１３もＯＮされず、作動杆１３ａ
は上方に突出してカムプレーｈｌｌを上昇させており、
摩擦ローラ１０　ａ　、　１０　ａ　（７）支軸１０ｂ
、１０ｂはカムプレート１１のカム面＋４　ａ　、　１
４　ａの始端位置にある。したがって、駆動モータ３の
駆動プーリ３ｂと従動プーリ９とは接続されていす、便
座５を手動で開閉させると、共に回動するヒンジシャフ
ト４は駆動力伝達手段６を回動させるが、その駆動力は
駆動モータ３までは伝達されず、比較的に軽い力で便座
５を開閉させることができる。

また、この際駆動力伝達手段６がブレーキ機能を営むの
で、便座５が急激に落下して閉じられることもない。

次に、便座５の開操作を自動で行なう場合には、図示し
てない開用のスイッチをＯＮさせると、駆動モータ３が
回動を始めると同時にソレノイド１３がＯＮされ、作動
杆１３ａを吸引させるので、同時にカムプレート１１が
摺動し、カム面＋４ａ、１４ａで支軸１０ｂ、１０ｂを
中央へ引寄せる。（第５図参照）すると摩擦ローラ１０
ａ、ＩＯａは揺動部材１５．１５ごと揺動して駆動プー
リ３ｂと従動プーリ９の７字溝へ嵌入するので、駆動モ
ータ３の駆動力は駆動力伝達手段６の減速ギヤ８ａ、８
ｂ、８Ｃ２８ｄ、８ｅを介してヒンジシャフト４に伝達
され便座５の回動作が静かになされる０便座５が全開状
態になると例えば図示してないリミットスイッチが駆動
モータ３の起動回路をＯＦＦさせ、これを停止させる。

同時にソレノイド１３がＯＦＦされ自動的に上方へ突出
する作動杆１３ａ　と共にカムプレート１１が上動し、
自由状態となった摩擦ローラ１０ａ、１０ａは自重によ
って揺動部材＋５，１５と共に外方向へ揺動し、駆動プ
ーリ３ｂと従動プーリ９より離れ、元位置に戻るので、
駆動モータ３と駆動力伝達手段６との間の接続は解離さ
れる。

次に、便座５を自動的に閉じる場合には、同じく図示し
てない開用のスイッチをＯＮさせて駆動モータ３の起動
回路を閉じると、該駆動モータは先はどとは逆方向に回
転し、同時にソレノイド１３がＯＮされるので、上述し
たのと同じ作用により、摩擦ローラ１０ａ、ＩＯａが駆
動プーリ３ｂと従動プーリ９の７字溝の中へ嵌入し、駆
動モータ３の駆動力は駆動力伝達手段６を介してヒンジ
シャフト４へ伝達され、便座５を閉じさせる０便座５が
完全に閉じられると、図示してないリミットスイッチが
駆動モータ３の起動回路をＯＦＦさせる。

すると、上述したのと同様な作用によりソレノイド１３
がＯＦＦ　され、摩擦ローラ１０ａ、１０ａが駆動プー
リ３ｂと従動プーリ９より離れ、駆動モータ３と駆動力
伝達手段６との間の接続は解離される。

尚、以上は便座の自動開閉装置として説明したが、上述
のように構成した自動開閉装置を便器ｌの上部後方に左
右一対設けて、一方の自動開閉装置のヒンジシャフト４
には便座５を固定すると共に、力、＜−１６を回動自在
に設け（第１図参照）、他方の自動開閉袋と（図示せず
）のヒンジ回転軸にはカバーを固定し、便座を回動自在
に設ける構造とすれば、便座とカバーを左右一対の自動
開閉装置で自動開閉させることができるものである。

（効果） 以上のように本発明に係る腰掛式便器の開閉装置は、便
座やカバー等が自動的に開閉できるので、開閉操作が簡
便化され手に障害を有する者や幼児でも簡単確実、かつ
際めて静かに開閉操作を行うことができるという効果を
奏しうる。

また、クラッチ機構により開閉操作時以外は駆動モータ
と他の機構との接続が解除されているため、不ａ１４に
便座等に外力が加わっても駆動モータ等を損傷すること
がなく、常に確実な開閉操作が奏される効果がある。

尚、このクラッチ機構による前記接続解除は、従来のよ
うな手動による開閉操作を可能とするもので、希望しな
ければ電動させなくともよく、省エネルギーにも寄与で
きる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は便器上部の右側に取りつけたこの発明に係る自
動開閉装置の背面図、第２図は同左側面図、第３図はク
ラッチ機構の一部を示す正面図、第４図は同断面図、第
５図はクラッチ投入時の状態を示すクラッチ機構の正面
図である。 ｌ・・中便器　　　　２　ｅ　ｅ・ギアボックス３嚇＠
令駆動モータ　４・・令ヒンジシャフト５−・壷便座　
　　　６・φ・駆動力伝達手段７１１０・クラッチ機構
　１０ａ　・・・従動プーリ１１φ・・カムプレート　
１３−・・ンレノイド特　　許　　出　　願　　人　　
　　　加藤電機株式会社第３図　　　　　　第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、駆動モータと、この駆動モータにより駆動力伝達手
   段を介して回動させられる便座やカバー等のヒンジシャ
   フトと、前記駆動モータと駆動力伝達手段との間に介装
   された、駆動モータのスイッチにより同時開閉されるク
   ラッチ機構とから構成したことを特徴とする、便座、カ
   バー等の自動開閉装置。 ２、クラッチ機構が駆動モータのスイッチにより同時開
   閉されるソレノイドにより動作させられるものであるこ
   とを特徴とする、実用新案登録請求の範囲第１項記載の
   便座、カバー等の自動開閉装置。