JP2902300B2 - 炊飯器等の蓋の自動閉止装置 - Google Patents

炊飯器等の蓋の自動閉止装置

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JP2902300B2 JP9449394A JP9449394A JP2902300B2 JP 2902300 B2 JP2902300 B2 JP 2902300B2 JP 9449394 A JP9449394 A JP 9449394A JP 9449394 A JP9449394 A JP 9449394A JP 2902300 B2 JP2902300 B2 JP 2902300B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炊飯器本体に開閉自在
に支持された蓋を自動的に閉止する自動閉止装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】炊飯器の蓋は、釜が収容される本体に開
閉自在に支持されており、蓋と本体に両端を係止させ、
蓋の閉方向への回動により蓄勢されるねじりコイルバネ
等によって開方向への回動習性を与えられている。蓋に
は、その内側に内蓋やシールパッキン等が取付けられて
おり、保温性の低下を防止している。また、本体には、
蓋に外側に設けられる係合突起と係合する向きにバネで
付勢されたロックボタンが設けられていて、蓋を閉方向
に回動させてロックボタンが係止突起を乗り越えると蓋
が閉止状態にロックされるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の炊飯
器によると、蓋を閉方向に回動することでねじりコイル
バネを蓄勢しているので、その蓄勢力は蓋が閉じるに従
い大きくなる。また、蓋が閉じる寸前には、釜の上部に
パッキンや内蓋が接触するため、蓋の閉方向への回動に
対する抵抗が増えることになる。さらに、炊飯器の大き
さ等が変化すると、蓋の大きさや回動中心等も機器ごと
に変化するので閉方向への回動トルクが機器によって異
なる。蓋を手で閉方向に回動させる場合であれば、蓋の
回動に必要なトルクが回動に従い増加したり、あるいは
機器によって異なっても、蓋に加える力を加減すればあ
る程度許容することができるので問題ないが、蓋の閉方
向への回動をモータ等で行なう場合、蓋の回動に必要な
トルクの変化が大きいと、途中で蓋の閉動作が停止して
しまうことが考えられる。このような不具合を防止する
には、トルクの大きなモータを蓋の閉方向への回動動作
の駆動源として使用することで回避できるが、トルクの
大きいモータを使用すると、占有スペースが大きくなる
と共に補強等の必要が生じるので、炊飯器の小型化を図
る場合や小型の炊飯器には不適切である。本発明の目的
は、小型でロック性能に優れ、かつ、炊飯器の小型化や
部品の共通化によるコストダウンを図れる炊飯器の蓋の
自動閉止装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の炊飯器
の本体に固定され、同本体に揺動自在に支持された蓋を
閉止する自動閉止装置は、自動閉止装置の外装を構成す
るケースに摺動自在に支持された上下動体と、上記上下
動体に設けられていて、上記蓋に形成される係止突起と
係合可能なロックボタンと、上記本体と上記ロックボタ
ンとに両端を固定され、上記ロックボタンをロック方向
に付勢する弾性体と、上記ケース内に固定されたモータ
と、上記モータによって回動され、上記上下動体を、上
記ロックボタンと係合突起とが係合する係合位置と上記
蓋を閉止状態とする保持位置とに移動させるカム歯車と
を有し、上記弾性体にコイルバネを用いたことを特徴と
する。
【0005】
【作用】モータが回転すると、その回転に連動してカム
歯車が回転して、ロックボタンを固定された上下動体が
係合位置と保持位置とに移動する。上下動体が係合位置
に移動すると、ロック方向にコイルバネで付勢されたロ
ックボタンを係合突起が乗り越えてロックボタンに係止
される。上下動体が保持位置に移動すると、ロックボタ
ンに係止された係合突起が保持位置に向かって移動され
て蓋が閉止状態となる。ロックボタンは、本体とロック
ボタンに両端を固定されたコイルバネによってロック方
向に付勢されているので、ロックボタンが移動すること
でロック方向への付勢力が変化する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1に符号1で示す自動閉止装置は、炊飯器2の
本体2Aにその一側2bを回動自在に支持されて他側2
aに係合突起3が形成された蓋2Bを、本体2Aに閉止
してロックするもので、蓋2Bの回動側と対向する本体
前面2Dに装着されている。本体前面2Dには、前方に
向かって湾曲するカバー2Eが設けられている。蓋2B
は、本体2Aの上方に配置されていて、その内側には、
蓋2Bの閉止時に本体2Aに収容される釜2Cの上部2
Caに密着するシールパッキンPと内蓋2Fとが設けら
れている。また、蓋2Bの一側2bには、矢印Cで示す
同蓋の閉方向への回動時に蓄勢される図示しないねじり
コイルバネが設けられていて、このねじりコイルバネに
よって矢印Oで示す開方向への回動習性が与えられてい
る。また、蓋2Bは、本体2Aに設けられる図示しない
駆動モータ等の駆動手段により、閉方向への回動が行な
われようになっている。
【0007】自動閉止装置1は、図2,図3に示すよう
に、その外装を構成するケース6内に固定されたモータ
7、モータ7の回転と連動するカム歯車13、ケース6
に摺動自在に支持され、カム歯車13と係合する上下動
体としての移動板15、移動板15に設けられ、係合突
起3と係合可能なロックボタン5、一端4aをロックボ
タン5の内側に形成された突部5dに固定され、他端4
bをカバー2Eに設けられたバネ受け部16に固定され
た弾性体としてのコイルバネ4から主に構成されてい
る。
【0008】ケース6は、本体前面2Dに固定される下
ケース6Aと同ケースに締着される上ケース6Bとに2
分割される。ケース6は、炊飯器2の前面から見て略L
形状をなし、右方に位置する膨張部6Cにモータ7を収
容している。モータ7の駆動軸7aには、ケース6に支
持される軸9,10に回転自在に支持された2番歯車1
1、3番歯車12を介してカム歯車13にその回転を伝
達する駆動歯車8が固定されている。2番歯車11と3
番歯車12は、大径歯部11a,12aと小径歯部11
b,12bとをそれぞれ有する2段歯車であって、小径
歯部11bと大径歯部12a、大径歯部11aと駆動歯
車8、小径歯部12bとカム歯車13がそれぞれ噛合し
ており、駆動歯車8の回転を減速してカム歯車13に伝
達する構成となっている。
【0009】移動板15は、モータ7と対向側に位置す
るケース6内に設けられたガイド溝18に、上部にコの
字状に形成されるヒンジ部15a,15bをケース6の
外に位置させて摺動自在に支持されている。ヒンジ部1
5a,15bには、ロックボタン5が軸5aによって回
動自在に支持されている。ロックボタン5は、コイルバ
ネ4によって矢印Aで示すロック方向に付勢されてい
る。ケース6内に位置する移動板15には、カム歯車1
3に形成されるカム14に当接される突起15A,15
Bがケース内に向かって形成されている。また、突起1
5Aと15Bとの間に位置する移動体15には、長孔1
5dが形成されている。
【0010】ガイド溝18は、ケース6の上面にその一
方が開口されるように上下方向に向かって延出形成され
ており、ケースの側面6Dに形成されたスリットSと連
通している。ガイド溝18の下方に位置するケース6内
には、蓋2Bの閉止位置を検知するスイッチ17が配置
されている。スイッチ17は、移動板15の下端15c
がアーム部17aを押すと、移動板15の下方への移動
を停止させるべく、モータ7の駆動を停止するようにな
っている。
【0011】カム14は、軸9を回転中心とする偏心カ
ムで、カム歯車13から移動板の突起15A,15Bに
向かって形成されており、カム歯車13が一回転するこ
とで移動板15を上下に摺動し、ロックボタン5を閉方
向に回動してくる蓋2Bの係合突起3と係合させる図3
に実線で示す係合位置と、蓋2Bを閉止状態に保持する
図4に実線で示す保持位置とに移動させる。また、カム
14は、通常、ロックボタン5を保持位置に位置するべ
く、図4に示す移動板15を押し下げた状態となるよう
にその位置を設定されている。モータ7は、蓋2Bが開
状態にあるときには、非作動状態に置かれていて、蓋2
Bが閉方向に回動すると、ロックボタン5を係合突起3
と係合させるタイミングで駆動されるようになってい
る。
【0012】このような構成の自動閉止装置1の動作を
説明する。まず、蓋2Bが閉方向に図示しない駆動モー
タで回動されると、係合突起3とロックボタン5を係合
させるべく、モータ7が駆動されて駆動歯車8が回転す
る。駆動歯車8の回転は、2番歯車11,3番歯車12
を介してカム歯車13に減速されて伝達される。カム歯
車13が回転すると、図4に示す位置に置かれたカム1
4がカム歯車13と一体回転して突起15Aを押し上げ
て移動板15を上昇させ、保持位置に置かれたロックボ
タン5を係合位置まで移動する。この時、移動板15の
上昇にしたがい、コイルバネ4が延びるので、ロックボ
タン5のロック方向への付勢力が弱くなる。
【0013】係合位置に達したロックボタン5と閉方向
から回動してくる係合突起3が係合すると、図5に示す
ように、ロック方向への付勢力が弱まっているロックボ
タン5が係合突起の先端3aで押されて矢印B方向に回
動し、係合突起3がボタンの前端5cを楽に乗り越えロ
ックボタン5に係止(ロック)される。
【0014】カム歯車13の回転によりカム14が突起
15Bを押し下げると移動板15が下方に向かって移動
し、図3に示す係合位置に置かれていたロックボタン5
が図4に示す矢印a方向に移動する。そして、移動板1
5の下端15cがスイッチのアーム部17aを押すと、
蓋2Bの閉止位置が検知されてモータ7の駆動が停止
し、蓋2Bが閉止状態に保持される。この時、延び状態
にあったコイルバネ4が戻されるので、ロックボタン5
のロック方向への付勢力が大きくなり、係合突起3とロ
ックボタン5との係合が強くなる。
【0015】一方、蓋2Bを開くには、ロックボタン5
の上部5bを矢印B方向に向かって押す。すると、ロッ
クボタン5と係合突起3の係止が解除され、図示しない
ねじりコイルバネのバネ力によって蓋2Bの開方向への
回動が行われる。
【0016】このように、ロックボタン5を蓋2Bを閉
止状態に保持する保持位置から上昇させることで、内蓋
2FやシールパッキンSの釜2Cとの干渉や、蓋2Bの
閉方向への回動時に蓄勢され蓋に開方向への回動習性を
与えるねじりコイルバネの蓄勢力がピークになる前にロ
ックボタン5と係合突起3とを係合させることができ
る。また、この係合時には、ロックボタン5をロック方
向に付勢するコイルバネ4の付勢力が小さくなるので、
容易に両者を係合させることができる。なお、モータ7
の故障等を配慮して、駆動歯車8とカム歯車13を連結
する歯車輪列内に、移動板15やモータ7に過剰な負荷
が掛かったときに、その負荷をモータ7に伝達しないス
リップ機構を設けても良い。
【0017】
【発明の効果】以上、本発明によれば、蓋の回動トルク
が大きくなる前に蓋に形成される係合突起にロックボタ
ンを係合させるので、蓋を閉方向へ回動させる駆動部材
を大きなものにしなくて確実に蓋を閉止状態にロックす
ることができ、蓋の駆動部位の大型化を避けることがで
きる。また、駆動部位を大型化にしなくても済むので、
同駆動部を種類のことなる炊飯器に用いることが可能な
り、部品の共通化を図ることができ、コストの低減につ
ながる。従って、本発明の小型でロック性能に優れ、か
つ、炊飯器の小型化や部品の共通化によるコストダウン
を図れる炊飯器の蓋の自動閉止装置を提供するという目
的が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動閉止装置を装着する炊飯器の斜視
図である。
【図2】本発明の一実施例を示す自動閉止装置の構成を
示す断面図である。
【図3】ロックボタンの係合位置を示す側面断面図であ
る。
【図4】自動閉止装置の閉止動作を示す断面図である。
【図5】係合突起とロックボタンとの係合動作を示す拡
大図である。
【符号の説明】
1 自動閉止装置 2 炊飯器 2A 本体 2B 蓋 3 係合突起 4 弾性体(コイルバネ) 5 ロックボタン 6 ケース 7 モータ 13 カム歯車 15 上下動体 A ロック方向

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炊飯器の本体に固定され、同本体に揺動自
    在に支持された蓋を閉止する自動閉止装置であって、 上記自動閉止装置の外装を構成するケースに摺動自在に
    支持された上下動体と、 上記上下動体に設けられていて、上記蓋に形成される係
    止突起と係合可能なロックボタンと、 上記本体と上記ロックボタンとに両端を固定され、上記
    ロックボタンをロック方向に付勢する弾性体と、 上記ケース内に固定されたモータと、 上記モータによって回動され、上記上下動体を、上記ロ
    ックボタンと係合突起とが係合する係合位置と上記蓋を
    閉止状態とする保持位置とに移動させるカム歯車とを有
    する炊飯器等の蓋の自動閉止装置。
  2. 【請求項2】上記弾性体がコイルバネであることを特徴
    とする請求項1記載の炊飯器等の蓋の自動閉止装置。
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DE102013012192A1 (de) 2012-08-16 2014-03-13 Vorwerk & Co. Interholding Gmbh Elektrisch betriebene Küchenmaschine
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CN106724867B (zh) * 2017-03-02 2023-06-06 珠海格力电器股份有限公司 一种开盖结构和电饭煲或电压力锅
DE102019124461B4 (de) * 2019-09-11 2023-02-23 Rational Wittenheim Sas Gargerät

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