JPH0253978A - 香料発散機能を有するマーク材 - Google Patents

香料発散機能を有するマーク材

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JPH0253978A
JPH0253978A JP63202278A JP20227888A JPH0253978A JP H0253978 A JPH0253978 A JP H0253978A JP 63202278 A JP63202278 A JP 63202278A JP 20227888 A JP20227888 A JP 20227888A JP H0253978 A JPH0253978 A JP H0253978A
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JP
Japan
Prior art keywords
perfume
fragrance
microcapsules
marking material
fabric
Prior art date
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Pending
Application number
JP63202278A
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English (en)
Inventor
Junko Katsuya
勝谷 純子
Kazuhiko Azumaguchi
一彦 東口
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TOKYO HOURAISHIYA KK
WAAKU SUTEESHIYON KK
Original Assignee
TOKYO HOURAISHIYA KK
WAAKU SUTEESHIYON KK
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Decoration Of Textiles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はマイクロカプセルに香料を封入し、これを布地
あるいは接着剤に含ませて上着、下着、靴下、帽子の如
き衣類等に装着し、長期間にわたって香料の発散効果を
得ることを可能とした香料発散機能を有するマーク材に
関する。
[発明の背景] 最近、例えば、化粧品等香りを重要な要素とする商品が
生活上広範に採用されるに至っている。香水等はその好
例と謂えよう。一方、カプセル内に香料を含ませ、その
カプセル膜を破壊することによって香りを楽しむことも
屡行われている。所謂、匂いに対する物性がある程度解
明され、管理可能に至ってきたからである。
ところで、スポーツウェア、制服、下着等衣類に付され
るマーク、例えば、文字、図柄等が表されたマークは、
元来、視覚を通じて美観を提起したり、自他商品を識別
したり、自己の所有物を明示したりする機能を有するも
のである。
従って、これら視覚的な機能に加えて嗅覚的な機能が付
加されるならば、このマークが付される商品にあっては
一層イメージアップにつながることは明白である。
然しながら、従来技術に係る香りを発散する媒体では、
ゼラチンや有機ポリマー等を原料にカプセル化し、この
カプセル内に香料を封入してこれを繊維に付着させて織
り込み、衣類等として完成させた後、利用時に物理的な
力を加えてカプセルを破壊して香料を揮発させ香りを発
散させている。実際、この種の香料を含むカプセルは形
状が比較的大きく、カプセルの破壊時、その破壊口より
一気に揮発してしまうために香りは強いものの一時的な
ものに過ぎない、すなわち、長時間にわたってそれを楽
しむことは困難である。しかも、前記のように繊維その
ものの製造時に、既に、カプセルが付着される工程を採
用しているために、衣類等の完成品に至るまでに香料が
発散してしまい、実質的に着衣する利用者は自らその香
りを楽しむ期間が著しく制約されてしまう。
また、従来のカプセルでは洗濯等によって容易に破壊さ
れてしまうものであるために、同様に、香りの発散持続
性はさほどに期待出来ないという欠点がある。
さらにまた、香りを発散する衣類等を着用しようとする
利用者がその香りを好みのものに選択して自らのアイデ
ンティティを確立しようとしても、製品として出来上が
った上で市場に提供されるのが現状である以上、他と識
別出来る香りによって自らの確立を目指す人々の期待に
到底応えることが出来ない。
「発明の目的] 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、香料粒子を多孔質の超微粒子、例えば、水の分
子よりも小さな粒子内に封入したマイクロカプセル化組
成物をマーク材に含有させ、衣類等が製品として完成し
た後で所望の場所にこのマーク材の貼着等を行って、長
期間にわたり香りを楽しむことを可能とする香料発散機
能を有するマーク材を提供することを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明はユニホーム等を
構成する布地に対して配設されるマーク材において、前
記マーク材はマーク材本体若しくはマーク材を布地に貼
着する接着剤に香料を封じ込めた超微細孔の多孔質で且
つ三次元構造のマイクロカプセルを含ませるよう構成す
ることを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係る香料発散機能を有するマーク材につ
いて好適な実施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。なお、ここで、衣類等とは、上着
、下着、靴下、帽子等の利用者がその身体に装着可能な
全ての製品を含むものとする。
先ず、マーク材に含有される香料人のマイクロカプセル
について説明する。第1図に示すように、マイクロカプ
セル10は、実質的に、香料粒子を多孔質、超微粒子内
に封入したマイクロカプセル化組成物である。この場合
、マイクロカプセル10の径は略10〜1100n (
0,01μm乃至0.1μm)程度であって、エチルシ
リケートあるいは金属アルコキシドからなるシリカ材1
20粒子間若しくはその中央部に香料粒子14が存在し
ている。シリカ材12の粒子間隔はオングストローム単
位で示される超微細である。なお、金属アルコキシドか
ら合成される粒子径の値は反応系の実験変数を変化させ
ても前述の粒子径は殆ど変化していないことが判明して
いる。
ここで、このマイクロカプセル10の製造法としては、
香料粒子14をエチルシリケートや金属アルコキシド溶
液に分散させた後、ゾル−ゲル触媒を加え、通常、数分
乃至数10分の範囲内でゾルーゲル法固有の加水分解お
よび重縮合反応を完了させて第1図および第2図に示す
マイクロカプセル10を作成する。この場合、マイクロ
カプセル10は微小な粒子であるため、物理的には破壊
されず、また、触媒作用を介して当該マイクロカプセル
10を形成する外周の金属アルコキシドであるシリカ材
12によって超微細孔で且つ多孔質の壁が画成されるた
め、封入された香料粒子14がこのマイクロカプセル1
0の超微細孔より徐々に揮発されることになる。また、
このシリカ材12によって画成される超微細孔は水分子
より孔径が小さく、従って、長期にわたって徐芳性と耐
洗濯性を有している。そして、このマイクロカプセル1
0が集合して第3図に示すような三次元状の包接化合物
16を形成する。
次に、このように構成される包接化合物16をマーク材
に含有させる工程について説明する。
先ず、衣類、例えば、Tシャツにマーク材を装着する場
合について例示する。その際、マーク材の基本構成物と
しては、好適には、短繊維植毛材が利用される。そこで
、短繊維植毛材をTシャツに貼着するための糊剤、すな
わち、バインダー20に所望の香料粒子14を含有する
マイクロカプセル10を攪拌混在させる。適宜、このバ
インダー20に顔料を加えて色の調整を図ることも可能
である。
次いで、これをシルクスクリーン22によって印刷等の
手法によりTシャツ等の布地面24に所望の図柄状に印
刷する。この結果、図形化された短繊維移植接着層26
が形成されることになる。
さらに、前記接着層26が乾燥しないうちに植毛台紙2
8に植設された短繊維群30の先端部をこれに重ね合わ
せて加熱押圧する。この結果、前記短繊維移植接着層2
6は所定圧力下に強制乾燥が行われ、Tシャツ等の布地
面24に図柄状に印刷形成された短繊維移植接着層26
のみに植毛台紙28に植設された短繊維群30の先端部
が貼着される。次いで、布地面24から植毛台紙28を
剥がし取れば、前記植毛台紙28に植設された短繊維群
30は比較的簡単に剥離されて布地面24に図柄状に移
植され、この結果、前記布地面24に短繊維からなる植
毛図柄が形成されることになる。
これがマーク材である。
すなわち、布地面24に合成樹脂を主成分とし且つ香料
をマイクロカプセル化して内包するインク(バインダー
20〉を用いて図柄状の短繊維移植接着層26を印刷形
成した後、これが乾燥しないうちに植毛台紙28に植設
された短繊維群30の先端部を重ね合わせてアイロン等
の加熱抑圧器具32で加熱押圧する。このために、植毛
台紙28に植設された短繊維群30の先端部をTシャツ
等の布地面24に当接した状態で乾燥し、この結果、水
分が蒸発し、布地面24に図柄状に印刷形成された短繊
維移植接着層26を構成する合成樹脂液が布地面24を
構成する繊維質に浸透する。
従って、短繊維移植接着層26を形成する合成樹脂は互
いに合成樹脂と合成樹脂の間で、また、合成樹脂を付着
した短繊維群30の先端部および合成樹脂を浸透した布
地面24を構成する繊維質相互間で架橋反応が促進され
ることになる。この合成樹脂による架橋反応の結果、布
地面24に植毛台紙28の短繊維群30が植設されるこ
とになる。そして、その結着が完了した時、布地面24
から植毛台紙28を剥がし取ると、植毛台紙28から布
地面24に対して印刷形成された短繊維移植接着層26
通りの図柄状に短繊維群30が引き抜かれて移植が完了
する。すなわち、布地面24には短繊維群30による図
柄が形成される。この時、香り発散性のマイクロカプセ
ル10がその微細な多孔質部分から発散して快い香りを
楽しむことが出来る。
前記の実施態様においては、シルクスクリーン印刷によ
って、バインダー20とTシャツ等の布地面24に文字
状若しくは図柄状に印刷することにより、短繊維植毛材
を貼着する工程を介してマーク材と、このマーク材が貼
着される衣類等について説明したが、短繊維植毛材に対
して、直接、シルクスクリーン印刷によりバインダー2
0を印刷し、次いで、これをTシャツ等に転写して図柄
等からなるマーク材を付すことも可能なことは勿論であ
る。
すなわち、バインダー20に、先ず、所望の香料粒子1
4を含むマイクロカプセル10を攪拌して混在させる。
次いで、植毛台紙28の短繊維群30上に、シルクスク
リーン22によってマイクロカプセル10を含むバイン
ダー20を印刷する。実質的に所望の図柄がこのバイン
ダー20によって短繊維群30上に描出される。その上
にホットメルト樹脂層を塗布する。次に、乾燥させてマ
ーク材を得る。そして、購買者がその図柄と香料とを基
準として所望のマーク材を選択する時、Tシャツ等の布
地面24にこの選ばれたマーク材を載置し、ホットプレ
スでバインダー20を布地面24に対面させて加圧加熱
する。そして、植毛台紙28を剥離すれば、前記選択さ
れた図形の、しかも所望の香料を発する衣類等が得られ
ることになる。
さらに、ホットメルト剤42に直接香料を含有するマイ
クロカプセル10を混在させ、同様の効果を得ることも
可能である。すなわち、マーク地40の一面に香料を含
有するマイクロカプセル10を混在させたホットメルト
剤42を塗布する。
次いで、ホットメルト剤42側を、例えば、パンティス
トッキング44の布地面24に対面させる。
そして、このマーク地40にアイロン等を押し当てて加
圧加熱する。この結果、ホットメルト剤42は溶融して
マーク地40とパンティストッキング44に含浸し、従
って、ホットメルト剤42に含まれるマイクロカプセル
10も同様に各々の素材に浸透するに至る。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、香料粒子を超微細孔の
多孔質マイクロカプセル内に封入し、このマイクロカプ
セルを添加してマーク材を得ている。この結果、次なる
効果を奏する。
■ 香料粒子がこのマイクロカプセルの超微細孔より徐
々に揮発するためマーク材から長期にわたり香気を発す
ることが出来る。この場合、前記超微細孔は水分子より
小さいのでマイクロカプセル内に水分子が浸透し難く、
従って、高い耐洗濯性が得られる。
■ 衣類にこのマーク材を貼着した場合、このマーク材
本来の機能に加えて嗅覚的機能が加わるので、商品価値
が高いものになる。例えば、マークが商標である場合、
自他商品識別力の増大が図れる。マークが絵柄等である
場合、視覚的な美観に加えて嗅覚的にも好ましい印象を
呈することが出来る。また、マークが個人名、団体名等
を表象するものである場合、オリジナリテイをさらに発
揮可能となる。
さらに、本発明では、マーク材に香料を含むマイクロカ
プセルを含有させ、しかもマーク材は衣類としての製品
の最終段階で付されるものであるために、香料発散機能
が需要者が衣類を購買した段階で初期状態にある。従っ
て、香気の散逸も全くない状態で需要者は所望の衣類を
着用出来る。さらに、需要者によって香料の選択も可能
である。すなわち、バインダーまたはホットメルト剤の
選択を購買者に委ねれば、所望の香料の選択も出来る。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
着色剤にこのマイクロカプセルを含ませるのみならず、
ホットメルト剤と図柄構成物質との間にバインダーを介
装するものにあっては、このバインダーにマイクロカプ
セルを混在させても同様の効果が得られる等、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能なこと
は勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るマーク材に含まれる超微細孔を有
する多孔質マイクロカプセルの拡大概略説明図、 第2図は本発明に係るマーク材に含まれる超微細孔の多
孔質マイクロカプセルの拡大断面図、第3図は第1図並
びに第2図に示すマイクロカプセルの集合体である三次
元構造の拡大概略説明図、 第4図乃至第8図はTシャツにマーク材を形成するプロ
セスを示す説明図、 第9図はホットメルト剤に香料含有マイクロカプセルを
浸透させた状態の本発明に係るマーク材の斜視図、 第10図は本発明に係るマーク材をパンチイストッキン
グに使用した状態を示す全体図である。 10・・・マイクロカプセル  12・・・ンリカ材1
4・・・香料粒子      16・・・包接化合物2
0・・・バインダー 22・・・シルクスクリーン  24・・・布地面26
・・・短繊維移植接着層  28・・・植毛台紙30・
・・短繊維群      40・・・マーク地42・・
・ホットメルト剤 特許出願人 株式会社 東 京 宝 来 社FIG、1

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ユニホーム等を構成する布地に対して配設される
    マーク材において、前記マーク材はマーク材本体若しく
    はマーク材を布地に貼着する接着剤に香料を封じ込めた
    超微細孔の多孔質で且つ三次元構造のマイクロカプセル
    を含ませるよう構成することを特徴とする香料発散機能
    を有するマーク材。
  2. (2)請求項1記載のマーク材において、多孔質マイク
    ロカプセル化組成物は径が約10〜100nmであるこ
    とを特徴とする香料発散機能を有するマーク材。
  3. (3)請求項2記載のマーク材において、多孔質マイク
    ロカプセル化組成物はエチルシリケートあるいは金属ア
    ルコキシドからなるシリカ材と、香料粒子とからなるこ
    とを特徴とする香料発散機能を有するマーク材。
JP63202278A 1988-08-12 1988-08-12 香料発散機能を有するマーク材 Pending JPH0253978A (ja)

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