JPH0284501A - 防虫剤含有マーク材を有する衣類等およびその製造方法 - Google Patents
防虫剤含有マーク材を有する衣類等およびその製造方法Info
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- JPH0284501A JPH0284501A JP23709188A JP23709188A JPH0284501A JP H0284501 A JPH0284501 A JP H0284501A JP 23709188 A JP23709188 A JP 23709188A JP 23709188 A JP23709188 A JP 23709188A JP H0284501 A JPH0284501 A JP H0284501A
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Landscapes
- Decoration Of Textiles (AREA)
- Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はマイクロカプセルに防虫剤を封入し、これをマ
ーク材に含ませて上着、下着、靴下、帽子の如き衣類等
に装着し、長期間にわたって当該防虫剤の発散効果を得
て防虫効果を得ることを可能とした防虫剤含有マーク材
を有する衣類等およびその製造方法に関する。
ーク材に含ませて上着、下着、靴下、帽子の如き衣類等
に装着し、長期間にわたって当該防虫剤の発散効果を得
て防虫効果を得ることを可能とした防虫剤含有マーク材
を有する衣類等およびその製造方法に関する。
[発明の背景コ
蚊、蝿等が身辺にまとわりつくことは余り快適なことで
はない。従って、従来から蚊取線香、殺虫剤、蝿取紙等
によってこれらを回避し、または駆除するに至っている
。
はない。従って、従来から蚊取線香、殺虫剤、蝿取紙等
によってこれらを回避し、または駆除するに至っている
。
然しながら、例えば、屋外でスポーツを行おうとする時
、この種の薬剤等が有効でないことは言うまでもない。
、この種の薬剤等が有効でないことは言うまでもない。
従って、従来から、スプレー式防虫剤を皮膚に噴霧し、
あるいは、液状の防虫剤を塗布するという方法が採用さ
れている。
あるいは、液状の防虫剤を塗布するという方法が採用さ
れている。
ところが、この種の防虫剤は発敗し易いために短期的効
果しか望むことが出来ず、しかも汗等によって容易に流
失してしまう。また、皮膚に直接塗布等を行うためにこ
れを嫌う人も多く且つ塗布乃至噴霧行為が煩雑であると
の指摘もなされている。
果しか望むことが出来ず、しかも汗等によって容易に流
失してしまう。また、皮膚に直接塗布等を行うためにこ
れを嫌う人も多く且つ塗布乃至噴霧行為が煩雑であると
の指摘もなされている。
[発明の目的]
本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、防虫剤からなる粒子を多孔質の超微粒子、例え
ば、水の分子よりも小さな粒子内に封入したマイクロカ
プセル化組成物をマークに含有させ、衣類等が製品とし
て完成した後で所定の場所にこのマーク材の貼着等を行
って、長期間にわたり防虫効果を得ることを可能とする
防虫剤含有マーク材を有する衣類等およびその製造方法
を提供することを目的とする。
あって、防虫剤からなる粒子を多孔質の超微粒子、例え
ば、水の分子よりも小さな粒子内に封入したマイクロカ
プセル化組成物をマークに含有させ、衣類等が製品とし
て完成した後で所定の場所にこのマーク材の貼着等を行
って、長期間にわたり防虫効果を得ることを可能とする
防虫剤含有マーク材を有する衣類等およびその製造方法
を提供することを目的とする。
[目的を達成するための手段]
前記の目的を達成するために、本発明は防虫剤の粒子を
含む多孔質マイクロカプセル化組成物をマーク材に設け
、前記マーク材を衣類等に一体的に装着したことを特徴
とする。
含む多孔質マイクロカプセル化組成物をマーク材に設け
、前記マーク材を衣類等に一体的に装着したことを特徴
とする。
また、本発明は糊剤に対して所定の防虫剤からなる粒子
を含む多孔質マイクロカプセル化組成物を混入する第1
の工程と、前記第1工程で得られた糊剤をマーク材に対
して所定の形状に塗布する第2の工程と、前記マークの
糊剤面側を布地等に対面させて装着してマーク材と布地
等とを一体化する第3の工程とからなることを特徴とす
る。
を含む多孔質マイクロカプセル化組成物を混入する第1
の工程と、前記第1工程で得られた糊剤をマーク材に対
して所定の形状に塗布する第2の工程と、前記マークの
糊剤面側を布地等に対面させて装着してマーク材と布地
等とを一体化する第3の工程とからなることを特徴とす
る。
さらにまた、本発明は糊剤に対して所定の防虫剤からな
る粒子を含む多孔質マイクロカプセル化組成物を混入す
る第1の工程と、前記第1工程で得られた糊剤を衣類等
を構成する布地面に対して所定の形状に塗布する第2の
工程と、前記布地の糊剤面にマーク地を対面させて前記
糊剤の形状に対応するマーク材を装着する第3の工程と
からなることを特徴とする。
る粒子を含む多孔質マイクロカプセル化組成物を混入す
る第1の工程と、前記第1工程で得られた糊剤を衣類等
を構成する布地面に対して所定の形状に塗布する第2の
工程と、前記布地の糊剤面にマーク地を対面させて前記
糊剤の形状に対応するマーク材を装着する第3の工程と
からなることを特徴とする。
[実施態様]
次に、本発明に係る防虫剤含有マーク材を有する衣類等
およびその製造方法について好適な実施態様を挙げ、添
付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、こ
こで、衣類等とは、上着、下着、靴下、帽子等の利用者
がその身体に装着可能な全ての製品を含むものとする。
およびその製造方法について好適な実施態様を挙げ、添
付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、こ
こで、衣類等とは、上着、下着、靴下、帽子等の利用者
がその身体に装着可能な全ての製品を含むものとする。
先ず、マーク材に含有される防虫刺入のマイクロカプセ
ルについて説明する。第1図に示すように、マイクロカ
プセル10は実質的に、防虫剤からなる粒子を多孔質、
超微粒子内に封入したマイクロカプセル化組成物である
。この場合、マイクロカプセルの径は略10〜loOn
m(0,01μm乃至0.1μm)程度であって、エチ
ルシリケートあるいは金属アルコキシドからなるシリカ
材12の粒子間若しくはその中央部に防虫剤からなる粒
子14が存在している。シリカ材12の粒子間隔はオン
グストローム単位で示される超微細である。なお、金属
アルコキシドから合成される粒子径の値は反応系の実験
変数を変化させても前述の粒子径が殆ど変化していない
ことが判明している。
ルについて説明する。第1図に示すように、マイクロカ
プセル10は実質的に、防虫剤からなる粒子を多孔質、
超微粒子内に封入したマイクロカプセル化組成物である
。この場合、マイクロカプセルの径は略10〜loOn
m(0,01μm乃至0.1μm)程度であって、エチ
ルシリケートあるいは金属アルコキシドからなるシリカ
材12の粒子間若しくはその中央部に防虫剤からなる粒
子14が存在している。シリカ材12の粒子間隔はオン
グストローム単位で示される超微細である。なお、金属
アルコキシドから合成される粒子径の値は反応系の実験
変数を変化させても前述の粒子径が殆ど変化していない
ことが判明している。
ここで、このマイクロカプセル10の製造法として、防
虫剤からなる粒子14をエチルシリケートや金属アルコ
キシド溶液に分散させた後、ゾル−ゲル触媒を加え、通
常、数分〜数十分の範囲内でゾルーゲル法固有の加水分
解および重縮合反応を完了させて第1図および第2図に
示すマイクロカプセル10が作成される。
虫剤からなる粒子14をエチルシリケートや金属アルコ
キシド溶液に分散させた後、ゾル−ゲル触媒を加え、通
常、数分〜数十分の範囲内でゾルーゲル法固有の加水分
解および重縮合反応を完了させて第1図および第2図に
示すマイクロカプセル10が作成される。
この場合、マイクロカプセル10は微小な粒子であるた
め、物理的には破壊されず、また、触媒作用を介して当
該マイクロカプセル10を形成する外周の金属アルコキ
シドであるシリカ材12によって超微細孔且つ多孔質の
壁とが画成されるため、封入された防虫剤からなる粒子
14がこのマイクロカプセル10の超微細孔より徐々に
揮発されることになる。また、このシリカ材12によっ
て画成される超微細孔は水分子より孔径が小さく、従っ
て、長期にわたって防虫性と耐洗濯性を有している。そ
して、このマイクロカプセル10が集合して第3図に示
すように三次元状の包接化合物16を形成する。
め、物理的には破壊されず、また、触媒作用を介して当
該マイクロカプセル10を形成する外周の金属アルコキ
シドであるシリカ材12によって超微細孔且つ多孔質の
壁とが画成されるため、封入された防虫剤からなる粒子
14がこのマイクロカプセル10の超微細孔より徐々に
揮発されることになる。また、このシリカ材12によっ
て画成される超微細孔は水分子より孔径が小さく、従っ
て、長期にわたって防虫性と耐洗濯性を有している。そ
して、このマイクロカプセル10が集合して第3図に示
すように三次元状の包接化合物16を形成する。
次に、このように構成される包接化合物16をマーク材
に含有させる工程について説明する。
に含有させる工程について説明する。
先ず、衣類、例えば、Tシャツにマーク材を装着する場
合について例示し、その際、マーク材の基本構成物とし
ては、好適には、短繊維植毛材が利用される。そこで、
短繊維植毛材をTシヤツに転着するための糊剤、すなわ
ち、バインダー20に防虫剤からなる粒子14を含有す
るマイクロカプセル10を攪拌混在させる。適宜、この
バインダー20に顔料を加えて色の調整を図ることも可
能である。
合について例示し、その際、マーク材の基本構成物とし
ては、好適には、短繊維植毛材が利用される。そこで、
短繊維植毛材をTシヤツに転着するための糊剤、すなわ
ち、バインダー20に防虫剤からなる粒子14を含有す
るマイクロカプセル10を攪拌混在させる。適宜、この
バインダー20に顔料を加えて色の調整を図ることも可
能である。
次いで、これをシルクスクリーン22を介して印刷等の
手法によりTシャツ等の布地面24に所望の図柄状に印
刷する。この結果、図形化された短繊維移植接着層26
が形成されることになる。
手法によりTシャツ等の布地面24に所望の図柄状に印
刷する。この結果、図形化された短繊維移植接着層26
が形成されることになる。
さらに、前記接着層26が乾燥しないうちに植毛台紙2
8に植設された短繊維群30の先端部をこれに重ね合わ
せて加熱押圧する。この結果、前記短繊維移植接着層2
6は所定圧力下に強制乾燥が行われ、Tシャツ等の布地
面24に図柄状に印刷形成された短繊維移植接着層26
のみに植毛台紙28に植設された短繊維群30の先端部
が貼着される。次いで、布地面24から植毛台紙28を
剥がし取れば、前記植毛台紙28に植設された短繊維群
30は比較的簡単に剥離されて布地面24に図柄状に移
植され、この結果、前記布地面24に短繊維からなる植
毛図柄が形成されることになる。
8に植設された短繊維群30の先端部をこれに重ね合わ
せて加熱押圧する。この結果、前記短繊維移植接着層2
6は所定圧力下に強制乾燥が行われ、Tシャツ等の布地
面24に図柄状に印刷形成された短繊維移植接着層26
のみに植毛台紙28に植設された短繊維群30の先端部
が貼着される。次いで、布地面24から植毛台紙28を
剥がし取れば、前記植毛台紙28に植設された短繊維群
30は比較的簡単に剥離されて布地面24に図柄状に移
植され、この結果、前記布地面24に短繊維からなる植
毛図柄が形成されることになる。
これがマーク材Mである。
すなわち、布地面24に前記合成樹脂を主成分とし且つ
防虫剤をマイクロカプセル化して内包するインク(バイ
ンダー20)を用いて図柄状の短繊維移植接着層26を
印刷形成した後、これが乾燥しない中に植毛台紙26に
植設された短繊維群30の先端部を重ね合わせてアイロ
ン等の加熱押圧器具32で加熱押圧する。この結果、植
毛台紙28に植設された短繊維群30の先端部をTシヤ
ツ等の布地面24に当接した状態で乾燥し、これによっ
て水分が蒸発し、布地面24に図柄状に印刷形成された
短繊維移植接着層26を構成する合成樹脂液が布地面2
4の繊維質に浸透する。従って、短繊維移植接着層26
を形成する合成樹脂は互いに合成樹脂と合成樹脂の間で
、また、合成樹脂を付着した短繊維群26の先端部およ
び合成樹脂を浸透した布地面24を構成する繊維質相互
間で架橋反応が促進されることになる。この合成樹脂に
よる架橋反応の結果、布地面24に短繊維群30が植設
されることになる。そして、その結着が完了した時、布
地面24から短繊維群28を剥がし取ると、植毛台紙2
8から布地面24に対して印刷形成された短繊維移植接
着層26通りの図柄状に短繊維群30が引き抜かれて移
植が完了する。すなわち、布地面24には短繊維群30
による図柄が形成される。この時、防虫剤発散性のマイ
クロカプセル10がその微細な多孔質部分から発散して
防虫効果が得られる。
防虫剤をマイクロカプセル化して内包するインク(バイ
ンダー20)を用いて図柄状の短繊維移植接着層26を
印刷形成した後、これが乾燥しない中に植毛台紙26に
植設された短繊維群30の先端部を重ね合わせてアイロ
ン等の加熱押圧器具32で加熱押圧する。この結果、植
毛台紙28に植設された短繊維群30の先端部をTシヤ
ツ等の布地面24に当接した状態で乾燥し、これによっ
て水分が蒸発し、布地面24に図柄状に印刷形成された
短繊維移植接着層26を構成する合成樹脂液が布地面2
4の繊維質に浸透する。従って、短繊維移植接着層26
を形成する合成樹脂は互いに合成樹脂と合成樹脂の間で
、また、合成樹脂を付着した短繊維群26の先端部およ
び合成樹脂を浸透した布地面24を構成する繊維質相互
間で架橋反応が促進されることになる。この合成樹脂に
よる架橋反応の結果、布地面24に短繊維群30が植設
されることになる。そして、その結着が完了した時、布
地面24から短繊維群28を剥がし取ると、植毛台紙2
8から布地面24に対して印刷形成された短繊維移植接
着層26通りの図柄状に短繊維群30が引き抜かれて移
植が完了する。すなわち、布地面24には短繊維群30
による図柄が形成される。この時、防虫剤発散性のマイ
クロカプセル10がその微細な多孔質部分から発散して
防虫効果が得られる。
前記の実施態様においては、゛シルクスクリ−ン印刷に
よって、バインダー20とTシャツ等の布地面24に文
字状若しくは図柄状に印刷することにより、短繊維植毛
材を転着する工程を介してマーク材を有する衣類等を製
造する方法を例示したが、短繊維植毛材に対して、直接
、シルクスクリーン印刷によりバインダー20を印刷し
、次いで、これをTシャツ等に転写して図柄等からなる
マーク材を付した衣類等を得ることが可能なことも勿論
である。
よって、バインダー20とTシャツ等の布地面24に文
字状若しくは図柄状に印刷することにより、短繊維植毛
材を転着する工程を介してマーク材を有する衣類等を製
造する方法を例示したが、短繊維植毛材に対して、直接
、シルクスクリーン印刷によりバインダー20を印刷し
、次いで、これをTシャツ等に転写して図柄等からなる
マーク材を付した衣類等を得ることが可能なことも勿論
である。
すなわち、バインダー20に、先ず、所望の防虫剤から
なる粒子14を含むマイクロカプセル10を攪拌して混
在させる。次いで、短繊維植毛台紙の短繊維群30上に
、シルクスクリーンによってマイクロカプセル10を含
むバインダー20を印刷する。実質的に所望の図柄がこ
のバインダー20によって短繊維群30上に描出される
。その上に、ホットメルト樹脂層を塗布あるいは散布す
る。次に、乾燥させてマーク材を得る。そして、購買者
がその図柄と防虫剤とを基準として所望のマーク材を選
択する時、Tシャツ等の布地面24にこの選ばれたマー
ク材を載置し、ホットプレスでバインダー20を布地面
に対面させて加圧加熱する。そして、植毛台紙28を剥
離すれば、前記選択された図形の、しかも防虫効果を発
揮する衣類等が得られることになる。
なる粒子14を含むマイクロカプセル10を攪拌して混
在させる。次いで、短繊維植毛台紙の短繊維群30上に
、シルクスクリーンによってマイクロカプセル10を含
むバインダー20を印刷する。実質的に所望の図柄がこ
のバインダー20によって短繊維群30上に描出される
。その上に、ホットメルト樹脂層を塗布あるいは散布す
る。次に、乾燥させてマーク材を得る。そして、購買者
がその図柄と防虫剤とを基準として所望のマーク材を選
択する時、Tシャツ等の布地面24にこの選ばれたマー
ク材を載置し、ホットプレスでバインダー20を布地面
に対面させて加圧加熱する。そして、植毛台紙28を剥
離すれば、前記選択された図形の、しかも防虫効果を発
揮する衣類等が得られることになる。
さらに、ホットメルト剤に防虫剤を含有するマイクロカ
プセル10を混在させ、同様の効果を得ることも可能で
ある。すなわち、マーク地40の一面に防虫剤含有マイ
クロカプセル10を混在させたホットメルト剤42を塗
布する。次いで、ホットメルト剤42側を、例えば、T
シャツ44の布地面に対面させる。そして、このマーク
地40にアイロン等を押し当てて加圧加熱する。この結
果、ホントメルト剤42は溶融してマーク地40とTシ
ャツ44に含浸し、従って、ホットメルト剤42に含ま
れるマイクロカプセル10も同様に各々の素材に浸透す
るに至る。
プセル10を混在させ、同様の効果を得ることも可能で
ある。すなわち、マーク地40の一面に防虫剤含有マイ
クロカプセル10を混在させたホットメルト剤42を塗
布する。次いで、ホットメルト剤42側を、例えば、T
シャツ44の布地面に対面させる。そして、このマーク
地40にアイロン等を押し当てて加圧加熱する。この結
果、ホントメルト剤42は溶融してマーク地40とTシ
ャツ44に含浸し、従って、ホットメルト剤42に含ま
れるマイクロカプセル10も同様に各々の素材に浸透す
るに至る。
[発明の効果]
以上のように、本発明によれば、防虫剤からなる粒子を
超微細孔の多孔質マイクロカプセル内に封入し、このマ
イクロカプセルをマークに添加したので、次なる効果を
奏する。
超微細孔の多孔質マイクロカプセル内に封入し、このマ
イクロカプセルをマークに添加したので、次なる効果を
奏する。
■ 防虫剤からなる粒子がこのマイクロカプセルの超微
細孔より徐々に揮発するため長期にわたり防虫効果を得
ることが出来る。この場合、前記超微細孔は水分子より
小さいのでマイクロカプセル内に水分子が浸透し難く、
従って、高い耐洗濯性が得られる。
細孔より徐々に揮発するため長期にわたり防虫効果を得
ることが出来る。この場合、前記超微細孔は水分子より
小さいのでマイクロカプセル内に水分子が浸透し難く、
従って、高い耐洗濯性が得られる。
■ 衣類にこのマークを貼着した場合、このマーク本来
の機能に加えて防虫機能が加わるので、商品価値が高い
ものになる。
の機能に加えて防虫機能が加わるので、商品価値が高い
ものになる。
■ また、本発明によれば、直接、防虫剤を皮膚等に塗
り、あるいは噴霧する必要がないために当該塗布等の煩
雑さから解放され、また、発汗と共に防虫剤が流出し、
皮膚を伝わるという不快感を生ずることもない。
り、あるいは噴霧する必要がないために当該塗布等の煩
雑さから解放され、また、発汗と共に防虫剤が流出し、
皮膚を伝わるという不快感を生ずることもない。
■ さらに、本発明では、マーク材に防虫剤を含むマイ
クロカプセルを含有させ、しかもマーク材は衣類として
の製品の最終段階で付されるものであるために、防虫剤
発散機能について言えば需要者が衣類を購買した段階で
初期状態にある。従って、防虫機能が損なわれることが
ない状態で需要者は所望の衣類を着用出来る。
クロカプセルを含有させ、しかもマーク材は衣類として
の製品の最終段階で付されるものであるために、防虫剤
発散機能について言えば需要者が衣類を購買した段階で
初期状態にある。従って、防虫機能が損なわれることが
ない状態で需要者は所望の衣類を着用出来る。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
着色剤にこのマイクロカプセルを含ませるのみならず、
ホットメルト剤と図柄構成物質との間にバインダーを介
装するものにあっては、このバインダーにマイクロカプ
セルを混在させても同様の効果が得られる等、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能なこと
は勿論である。
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
着色剤にこのマイクロカプセルを含ませるのみならず、
ホットメルト剤と図柄構成物質との間にバインダーを介
装するものにあっては、このバインダーにマイクロカプ
セルを混在させても同様の効果が得られる等、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能なこと
は勿論である。
第1図は本発明に係るマーク材に含まれる超微細孔を有
する多孔質マイクロカプセルの拡大概略説明図、 第2図は本発明に係るマーク材に含まれる超微細孔の多
孔質マイクロカプセルの拡大断面図、第3図は第1図並
びに第2図に示すマイクロカプセルの集合体である三次
元構造の拡大概略説明図、 第4図乃至第8図はTシャツにマーク材を形成するプロ
セスを示す説明図、 第9図は本発明に係るホットメルト剤に防虫剤含有マイ
クロカプセルを浸透させた状態のマーク材の斜視図、 第10図は本発明に係るマーク材をTシャツに使用した
状態を示す全体図である。 10・・・マイクロカプセル 12・・・シリカ材1
4・・・粒子 16・・・包接化合物2
0・・・バインター22・・・シルクスクリーン24・
・・布地面 28・・・植毛台紙 40・・・マーク地 26・・・短繊維移植接着層 30・・・短繊維群 42・・・ホットメルト剤
する多孔質マイクロカプセルの拡大概略説明図、 第2図は本発明に係るマーク材に含まれる超微細孔の多
孔質マイクロカプセルの拡大断面図、第3図は第1図並
びに第2図に示すマイクロカプセルの集合体である三次
元構造の拡大概略説明図、 第4図乃至第8図はTシャツにマーク材を形成するプロ
セスを示す説明図、 第9図は本発明に係るホットメルト剤に防虫剤含有マイ
クロカプセルを浸透させた状態のマーク材の斜視図、 第10図は本発明に係るマーク材をTシャツに使用した
状態を示す全体図である。 10・・・マイクロカプセル 12・・・シリカ材1
4・・・粒子 16・・・包接化合物2
0・・・バインター22・・・シルクスクリーン24・
・・布地面 28・・・植毛台紙 40・・・マーク地 26・・・短繊維移植接着層 30・・・短繊維群 42・・・ホットメルト剤
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)防虫剤の粒子を含む多孔質マイクロカプセル化組
成物をマーク材に設け、前記マーク材を衣類等に一体的
に装着したことを特徴とする防虫剤含有マーク材を有す
る衣類等。(2)請求項1記載の衣類等において、多孔
質マイクロカプセル化組成物は径が約10〜100nm
であることを特徴とする防虫剤含有マーク材を有する衣
類等。 (3)請求項2記載の衣類等において、多孔質マイクロ
カプセル化組成物はエチルシリケートあるいは金属アル
コキシドからなるシリカ材と、防虫剤の粒子とからなる
ことを特徴とする防虫剤含有マーク材を有する衣類等。 (4)糊剤に対して所定の防虫剤からなる粒子を含む多
孔質マイクロカプセル化組成物を混入する第1の工程と
、前記第1工程で得られた糊剤をマーク材に対して所定
の形状に塗布する第2の工程と、前記マークの糊剤面側
を布地等に対面させて装着してマーク材と布地等とを一
体化する第3の工程とからなることを特徴とする防虫剤
含有マーク材を有する衣類等の製造方法。 (5)糊剤に対して所定の防虫剤からなる粒子を含む多
孔質マイクロカプセル化組成物を混入する第1の工程と
、前記第1工程で得られた糊剤を衣類等を構成する布地
面に対して所定の形状に塗布する第2の工程と、前記布
地の糊剤面にマーク地を対面させて前記糊剤の形状に対
応するマーク材を装着する第3の工程とからなることを
特徴とする防虫剤含有マーク材を有する衣類等の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23709188A JPH0284501A (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | 防虫剤含有マーク材を有する衣類等およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23709188A JPH0284501A (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | 防虫剤含有マーク材を有する衣類等およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0284501A true JPH0284501A (ja) | 1990-03-26 |
Family
ID=17010275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23709188A Pending JPH0284501A (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | 防虫剤含有マーク材を有する衣類等およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0284501A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH066490U (ja) * | 1992-06-26 | 1994-01-28 | セーレン株式会社 | 熱転写マークシート |
US5363067A (en) * | 1993-05-19 | 1994-11-08 | Motorola, Inc. | Microstrip assembly |
-
1988
- 1988-09-20 JP JP23709188A patent/JPH0284501A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH066490U (ja) * | 1992-06-26 | 1994-01-28 | セーレン株式会社 | 熱転写マークシート |
US5363067A (en) * | 1993-05-19 | 1994-11-08 | Motorola, Inc. | Microstrip assembly |
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