JPH0252140A - 歯車の鍛造成形装置 - Google Patents

歯車の鍛造成形装置

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JPH0252140A
JPH0252140A JP19950088A JP19950088A JPH0252140A JP H0252140 A JPH0252140 A JP H0252140A JP 19950088 A JP19950088 A JP 19950088A JP 19950088 A JP19950088 A JP 19950088A JP H0252140 A JPH0252140 A JP H0252140A
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JP
Japan
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die
lower die
tooth
gear
punch
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Pending
Application number
JP19950088A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsumoto
松本 鴻
Natsunojiyou Ishikawa
石川 奈津之丞
Shuichi Yamane
秀一 山根
Yoshiaki Kano
狩野 嘉明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A1発明の目的 (1)  産業上の利用分野 本発明は、歯筋が非iσ線状である第1歯を外周に有す
る大径部の一端に、該大径部よりも小径であって軸線方
向に沿う歯筋の第2歯を外周に有する小径部が一体に設
けられて成る歯車を、加熱状態にある素材の鍛造により
成形するための歯車の鍛造成形装置に関する。
(2)  従来の技術 従来、かかる装置は、たとえば特開昭60−9546号
公報等により公知である。
(3)発明が解決しようとする課題 ところで、上記従来のものでは、固定の下型および上下
移動可能な下パンチ上に素材を載置した状態で上型を上
パンチとともに降下させて素材を上下方向に圧縮し、該
素材を側方に膨出させることにより成形品を得るように
している。而して、その成形品の取り出しにあたっては
、上型および」下パンチを上昇せしめることにより上型
に噛合したままの状態で成形品をF型から抜き取り、さ
らに上パンチを回動しながら降下させることにより成形
品を上型から離脱させるようにしている。このため、成
形品の離型動作が二段階となっており、生産能率向上の
点からは好ましくない。
またノックアウトピンにより成形品を上方に押し出して
離型することも考えられるが、型における歯成形部への
成形品の成形圧による固着、ならびに第2歯成形部にお
けるねじれ角度斜面のすべりFI!!擦抵抗等抵抗型阻
害要因が多く、ノックアウトピン単独による離型は困難
である。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、−
段階のノックアウト作動により成形品の離型を可能とし
た歯車の鍛造成形装置を提供することを目的とする。
B1発明の構成 (1)  課題を解決するための手段 本発明は、歯筋が非直線状である第1歯を外周に有する
大径部の一端に、該大径部よりも小径であって軸線方向
に沿う歯筋の第2歯を外周に有する小径部が一体に設け
られて成る歯車を、加熱状態にある素材の鍛造により成
形するための歯車の鍛造成形装置において、第1歯成形
部を内周に有してダイホルダに固定されるアウターロア
ダイと;鉛直軸線まわりに回動可能にしてダイホルダに
支承されるとともに第2歯成形部が上端部内周に設けら
れるインナーロアダイと;上下移動可能にしてインナー
ロアダイの内方に配置される下パンチと;アウターロア
ダイ、インナーロアダイおよび下パンチと共働で素材を
軸方向に圧縮すべくアウターロアダイ、インナーロアダ
イおよび下バンチの上方で上下移動可能に配置されるア
ンバーダイと;上下移動可能にして下パンチの下端に連
動、連結されるノックアウトピンと;下バンチの上昇作
動に同%JI L、てインナーロアダイを回動せしめる
べく、上下移動可能にしてノックアウトピンに連動、連
結されるカムスライダおよび該カムスライダに嵌合すべ
くインナーロアダイに設けられるカム溝で構成される同
期回動機構と;を備えることを第1の特徴とする。
また本発明は、上記第1の特徴の構成に加えて、上下移
動可能にしてダイホルダに支承されるとともにノックア
ウトピンに連動、連結されるスクリュウシャフトと、ダ
イホルダに回転自在に支承されるとともにスクリュウシ
ャフトに螺合されるドライブギヤと、該ドライブギヤに
噛合すべくインナーロアダ・イに設けられるドリブンギ
ヤとから成る回動補助機構を備えることを第2の特徴と
する。
(2)作用 上記第1の特徴によれば、アウターロアダイおよびイン
ナーロアダイ上に素材を!!置した状態で、アッパーダ
イを降下せしめると、前記素材が軸方向に圧縮されて側
方に塑性流動し、アウターロアダイの第1歯成形部で第
1歯を、またインナーロアダイの第2歯成形部で第2歯
を成形するようにして歯車が鍛造成形される。この成形
完了後に、アッパーダイを上昇せしめ、さらに下パンチ
をノックアウトピンにより上方に押し上げると、成形品
にはアウターロアダイおよびインナーロアダイ上から上
方に離脱する方向の力が作用するが、この下パンチの上
昇作動時すなわちノックアウトピンの上昇作動時には同
期回動機構におけるカムスライダも上昇作動し、カムス
ライダおよびカム溝によりインナーロアダイが回動駆動
される。これにより成形品は上昇しながら回動すること
になり、成形品の第1歯がアウターロアダイの第1歯成
形部から滑りながら無理なく離脱することになる。
また上記第2の特徴によれば、ノックアウトピンの上昇
に連動してスクリュウシャフトが上昇することにより、
ドライブギヤが回転してドリブンギヤすなわちインナー
ロアダイが回動するので、上記第1の特徴における同期
回動機構の回動力に加えて回動補助機構による回動力を
インナーロアダイに作用させることができる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、先ず第1図において、この鍛造成形装置は、固定のダ
イホルダ1に固定されるアウターロアダイ2と、鉛直軸
線まわりに回動可能にしてダイホルダlに支承されるイ
ンナーロアダイ3と、上下移動可能にしてインナーロア
ダイ3の内方に配置される下パンチ4と、アウターロア
ダイ2、インナーロアダイ3および下パンチ4の上方で
上下移動可能に配置されるアッパーダイ5と、上下移動
可能にして下バンチ4の下端に連動、連結されるノック
アウトピン6と、下バンチ4の上昇作動に同期してイン
ナーロアダイ3を回動せしめるための同期回動機構7と
、その同期回動機構7に加えてインナーロアダイ3に補
助的な回動力を加えるための回動補助機構8とを備える
第2図において、上記鍛造成形装置による鍛造成形にあ
たっては、先ず第2図(a)で示すような短円柱状ビレ
ット9が準備され、このとレット9を上下から圧縮して
第2図[有])で示すように上下に潰された中間素材l
Oが形成され、さらにこの中間素材10から第2図(C
)で示すような最終的な素材11が形成される。この素
材IIは、大径円盤部11aと小径円盤部11bとが同
軸に連なって成るものであり、大径円盤部11aの端面
には凹部l2が同軸に設けられる。しかも、第2図(a
)から第2図(C)までは、熱間および温間状態での鍛
造により成形される。
素材11は、第2図(d)で示すようにアウターロアダ
イ2およびインナーロアダイ3上に載置され、この状態
でアッパーダイ5を降下せしめることにより、第2図(
e)で示すように、歯筋が非直線状出ある第1歯として
のはず歯14を外周に有する大径部13aの一端に、軸
線方向に沿う歯筋を有する第2歯としてのドグ歯15を
外周に有する小径部13bが一体に設けられて成るドグ
歯付はず両歯車13が成形されることになる。
再び第1図において、固定のダイセントプレート16上
にはダイプレート17が固定され、該ダイブレート17
上にはダイホルダIが固定される。
このダイホルダ1は、それぞれ基本的に筒状に形成され
た上ホルダ部18、中ホルダ部19および下ホルダ部2
0が同軸に積重ねて相互に固着されて成り、下ホルダ部
20がダイプレート17上に固着される。
第3図を併せて参照して、ダイプレート17内には水平
面内で略十字状の作動室21が形成されており、この作
動室21の上端は、下ホルダ部20と、該下ホルダ部2
0内でダイプレート17上に固定される支持板22とで
閉塞される。前記作動室21内には略十字状に形成され
た昇降板23が上下移動可能に収納されており、この昇
降板23の中央下面には、ダイセットプレー)16の中
央を上下に貫通する駆動ビン24の上端が当接される。
該駆動ビン24は、図示しない油圧シリンダ等の駆動源
に連結されるものであり、駆動ビン24を昇降作動せし
めることにより昇降板23が作動室21内で昇降駆動さ
れる。
第4図を併せて参照して、インナーロアダイ3は基本的
に円筒状に形成されるものであり、ダイホルダ1におけ
る1ホルダ部18内面との間に横断面円弧状の軸受部材
25、また中ホルダ部19との間に横断面円弧状の軸受
部材26をそれぞれ一対ずつ介在せしめて下ホルダ部2
0および支持板22上で回動自在に支承される。また上
ホルダ部18の上端内面にはインナー[7アダイ3の上
方に位置するようにして支持リング27が固着されてお
り、この支持リング27の内面には基本的に円筒状に形
成されているアウターロアダイ2がインナーロアダイ3
の上方に位置するようにして固着される。
アウターロアダイ2の内面には、ドグ歯付はす両歯車1
3のはす歯14を形成するための第1成形部としてのば
す歯成形部28が設けられる。
またインナーロアダイ3の上端内面にはドグ歯付はす両
歯車13のドグi!15を形成するための第2歯成形部
としてのドグ歯成形部29が設けられる。しかもアウタ
ーロアダイ2および支持リング27の下面にははす歯成
形部28に通じるガス逃げ溝32が周方向複数位置に設
けられ、インナーロアダイ3の上部内面にはドグ歯成形
部29に通じるガス逃げ溝33が周方向複数位置に設け
られる。
下パンチ4はインナーロアダイ3内で上下に移動可能に
配置されており、この下バンチ4およびインナーロアダ
イ3間には下バンチ4を下方に付勢するばね31が縮設
される。しかも下バンチ4は、その下端が支持板22上
面に当接することにより下限位置を規制されるものであ
り、その下限位置で下パンチ4の上端は前記ドグ歯成形
部29よりも下方位置にある。
ノックアウトピン6は、支持板22の中央を上下移動可
能に貫通して配置されており、このノックアウトピン6
の上端は下バンチ4の下面に同軸に当接され、下端は昇
降板23の中央工面に当接される。したがって昇降板2
3が駆動ビン24により昇降駆動されるのに応じて下パ
ンチ4も昇降駆動される。
同期回動機構7は、インナーロアダイ3の周方向に間隔
をあけた複数位置たとえば等間隔をあけた4個所に配設
されるものであり、昇降板23に立設されるカムスライ
ダ34と、該カムスライダ34の上端部を嵌合すべくイ
ンナーロアダイ3の下面に設けられるカム溝35とから
成る。カムスライダ34は矩形の棒状に形成されるもの
であり、その下端が昇降板23の上面に嵌合される。し
かも昇降板23の上面に嵌合した状態にあるカムスライ
ダ34の下部に係合する係合板36が昇降板23に固着
され、それによりカムスライダ34の下端が昇降板23
に固定される。
各カムスライダ34は、ダイホルダ1における下ホルダ
部20および支持板22を上下移動自在に貫通する。一
方、カム溝35は、カムスライダ34に対するインナー
ロアダイ3の制限された範囲での回動を可能とすべく、
周方向に長くして該インナーロアダイ3の下面に設けら
れる。しかもカムスライダ34の上面には、インナーロ
アダイ3の周方向一方に向かうにつれて上方に傾斜した
押圧カム面37が設けられ、カム溝35の上面には前記
押圧カム面37に対応した受圧カム面38が設けられる
。これらのカム面37.38の傾斜角αは、はす歯14
を成形するためのはす歯成形部28におけるねじれ角に
対応して設定されるものであり、下パンチ4の上昇に同
期したカムスライダ34の上昇に伴ってインナーロアダ
イ3を回動駆動するように形成される。
ダイホルダlにおける下ホルダ部20には、各係合板3
6に当接可能な衝撃緩衝用シリンダ39が、作動室21
に臨んで配設されており、昇降板23の上昇時には係合
板36が対応する衝撃緩衝用シリンダ39に当接し、下
ホルダ部20および支持板22に昇降板23が衝撃的に
当たることが回避される。
回動補助機構8は、上下移動可能にしてダイホルダ1に
支承されるとともにノックアウトピン6に連動、連結さ
れるスクリュウシャフト40と、ダイホルダlに回転自
在に支承されるとともにスクリュウシャフト40に螺合
されるドライブギヤ41と、該ドライブギヤ41に噛合
すべくインナーロアダイ3に設けられるドリブンギヤ4
2とから成り、インナーロアダイ3の周方向に等間隔を
あけた2個所に配設される。
ダイホルダlにおける上ホルダ部18には、閉塞端を上
方位置とした有底円筒状のスリーブ43が上下方向に延
びる軸線を有して固定され、下ホルダ部20には、閉塞
端を下方位置とした有底円筒状のスリーブ44が前記ス
リーブ43と軸線を同一にして固定される。これらのス
リーブ43゜44間には、円筒状の回動部材45と、相
対回動不能にして咳回動部材45を囲繞するドライブギ
ヤ4】とがそれらの軸線まわりに回転自在に支承される
。またスクリュウシャフト40は、両スリーブ43.4
4をそれらの軸方向移動自在に貫通し、スクリュウシャ
フト40の中間部外面に刻設された雄ねじ部40aが、
前記回動部材45の内面に刻設された雌ねじ部45aに
螺合される。さらにドライブギヤ41に噛合するドリブ
ンギヤ42が、インナーロアダイ3の外面に定められた
角度範囲にわたって刻設されており、スクリュウシャフ
ト40の軸方向移動に応してドライブギヤ41が回動駆
動され、そのドライブギヤ41の回動に応じてドリブン
ギヤ42すなわちインナーロアダイ3が回動駆動される
スクリュウシャフト40の下部には、横断面を非円形と
した保合部40bが設けられており、この係合部40b
がスリーブ44の閉塞端を軸方向移動自在に貫通するこ
とによりスクリュウシャフト40の回転作動が阻止され
る。またスクリュウシャフト・10の下端は、作動室2
1内に突入しており、昇降板23の上面に当接可能であ
る。
アッパーダイ5は、四部12に対応する突部5aを下端
に有しながら素材11の上面にほぼ対応した形状を下面
に有して基本的に円柱状に形成されており、グイプレー
ト46を介して可動ダイプレート47に固設されたホル
ダ48に、該アッパーダイ5の上端部が固定される。可
動グイプレート47は、図示しない昇降駆動手段に連結
されており、昇降可能である。またホルダ48には、ア
ッパーダイ5を同軸に囲繞する円筒状に形成されたスト
リッパー49が、上下相対移動可能に保持される。すな
わちホルダ48にはアッパーダイ5を同軸に囲繞して下
方に開口する円形有底の保持穴50が穿設されており、
ストリッパー49の上端で半径方向外方に張出して設け
られた案内鍔49aが保持穴50に摺動可能に嵌合され
、ホルダ48の下面には保持穴50の下端開口部で内方
側に張出すリング状の規制板51が固着される。したが
ってストリッパー49は保持穴50内で移動し得る範囲
でアッパーダイ5に対して上下に相対移動可能である。
しかもホルダ48とストリンパ−49の上端との間には
シリンダ52が介設されており、ストリンパ−49は該
シリンダ52により下方に向けて弾発付勢される。
またアッパーダイ5の下部外面には軸方向に延びる歯筋
の歯部53が設けられ、ストリッパー48の下部内面に
は該歯部53に噛合する歯部54が設けられる。
グイプレート46には、回動補助機構8に対応する位置
で上下に延びる軸線を有して基本的に円筒状に形成され
た保持筒56が固着されており、回動補助機構8におけ
るスクリュウシャフト40の上端に下端を当接可能な押
圧ロッド55が、制限された範囲での上下相対移動を可
能として保持筒56により保持される。すなわち押圧ロ
ッド55の上端部は保持筒56に摺動可能に嵌合されて
おり、保持筒56内で上方に臨んで設けられた規制段部
56aに当接し得る規制鍔部55aが押圧ロッド55の
上端に設けられ、規制鍔部55aがダイプレート46お
よび規制段部56aに当接する範囲で押圧ロッド55が
グイプレート46に対して上下に相対移動可能である。
しかも押圧ロッド55の上端とグイプレート4Gとの間
にはシリンダ57が介設されており、該シリンダ57に
より押圧ロッド55は下方に向けて弾発付勢される。
次にこの実施例の作用について説明すると、先ず可動ダ
イセットプレート47を上昇させた状態で、加熱された
状態にある素材11をアウターロアダイ2およびインナ
ーロアダイ3上にitする。
このとき、昇降板23は最下限位置にあり、スクリュウ
シャフト40は最上方位置にあり、カムスライダ34は
第1図で示すようにカム溝35における受圧カム而38
の上方位置側に在る。
次いで可動グイセットプレート47を降下せしめると、
押圧ロッド55の下端が先ずスクリュウシャフト40の
上端に当接し、可動グイセットプレート47が降下する
につれてスクリュウシャフト40が押圧ロッド55によ
り押し下げられる。
このスクリュウシャフト40の軸線方向下方へのf多動
によりドリブンギヤ41およびドリブンギャ42を介し
てインナーロアダイ3が回動駆動され、カム溝35の受
圧カム而38がカムスライダ34の押圧カム面37に近
接するようにインナーロアダイ3が回動する。
スクリュウシャフト40の下端が昇降板23の上面に当
接すると、可動ダイプレート47の降下に応じて押圧ロ
ッド55はシリンダ57を収縮させながらグイプレート
46に対して上方に相対移動し、また前記受圧カム面3
8がその下部位置でカムスライダ34の押圧カム面37
に当接する。
この状態で可動グイセントプレート47がさらに降下す
ると、素材11がアッパーダイ5と、アウターロアダイ
2、インナーロアダイ3および下バンチ4との間で軸方
向に圧縮されることにより塑性流動する。この際、素材
11にはその下端に小径円盤部11bが設けられるとと
もに上面に凹部12が設けられ、アッパーダイ5の下端
が素材IIの上面にほぼ対応した形状を有するので、最
終的な製品形状に対応して配置されているアウターロア
ダイ2、インナーロアダイ3および下バンチ4により形
成される空間を埋めるべく素材11がスムーズに塑性流
動し、はす歯成形部28によりはす歯14が成形される
とともにドグ歯成形部29によりドグ@I5が成形され
る。
しかもはす歯成形部28に通じるガス逃げ溝32がアウ
ターロアダイ2の下面に設けられるとともに、ドグ歯成
形部29に通じるガス逃げ溝33がインナーロアダイ3
の上部内面に設けられるので、ガスを有効に逃がすこと
ができ、はす歯14およびドグ歯15に欠肉が生じるこ
とはない。
さらにストリッパー49はアッパーダイ5に対して上下
に相対移動可能であるので、第5図で示すようにはす歯
14の頂部でばり部14aを上方に逃がすことができ、
前記成形圧による座屈が生しることを防止することがで
きる。
このようにしてドグ歯付はす両歯車13が鍛造成形され
るが、その成形完了後の取り出しにあたっては、先ず可
動グイプレー1・47すなわちアッパーダイ5を上昇せ
しめ、次いで駆動ピン24により昇降板23を上昇作動
せしめる。それによりノックアウトピン6が上昇し、そ
のノックアウトピン6により下パンチ4が上方に押動さ
れる。このとき、同期回動機構7ではノックアウトピン
6の上昇作動に同期してカムスライダ34が上昇し、カ
ムスライダ34上面の押圧カム面37とカム溝35の受
圧カム面38との摺接によりインナーロアダイ3が回動
駆動される。また回動補助機構8では、スクリュウシャ
フト40が昇降板23により上方に押圧されるので、ド
ライブギヤ41が回動駆動され、そのドライブギヤ41
に噛合しているドリブンギヤ42によりインナーロアダ
イ3が回動駆動される。したがって下パンチ4で上方に
押上げられるドグ歯付はす両歯車13は、同期回動機構
7の回動力に回動補助機構8による回動力が加わって回
動するインナーロアダイ3に従動して回動する。この結
果、ドグ歯付はす両歯車13は、螺旋状に押動されるこ
とになり、はす歯14がはす歯成形部2日で円滑に滑っ
て離脱し、ドグ歯付はす両歯車13を取り出すことがで
きる。
このようにしてノックアウトピン6の上方への一段階の
上昇作動によりドグ歯付はす両歯車13を円滑に取り出
すことができ、安定した品質を得ることができるととも
に生産性が向上する。
C1発明の効果 以上のように本発明の第1の特徴に従う装置は、第1@
成形部を内周に有してダイホルダに固定されるアウター
ロアダイと;鉛直軸線まわりに回動可能にしてダイホル
ダに支承されるとともに第2歯成形部が上端部内周に設
けられるインナーロアダイと;上下移動可能にしてイン
ナーロアダイの内方に配置される下パンチと;アラタル
ロアダイ、インナーロアダイおよび下パンチと共働で素
材を軸方向に圧縮すべ(アウターロアダイ、インナーロ
アダイおよび下パンチの上方で上下移動可能に配置され
るアッパーダイと二上下移動可能にして下パンチの下端
に連動、連結されるノックアウトピンと;下バンチの上
昇作動に同期してインナーロアダイを回動せしめるべく
、上下移動可能にしてノックアウトピンに連動、連結さ
れるカムスライダおよび該カムスライダに嵌合すべくイ
ンナーロアダイに設けられるカム溝で構成される同期回
動機構と;を備えるので、歯車の成形完了後に、アッパ
ーダイを上昇せしめ、さらに下パンチをノックアウトピ
ンにより上方に押しJ−げると、同期回動機構における
カムスライダも上昇作動し、カムスライダおよびカム溝
によりインナーロアダイが回動駆動され、成形品は上昇
しながら回動することになり、成形品の第1歯がアウタ
ーロアダイの第1歯成形部から滑りながら無理なく離脱
することになり、ノックアウトピンの一段階の上昇作動
により成形品を円滑に取り出すことが可能となり、生産
性の向上および品質の安定化を図ることができる。
また本発明の第2の特徴に従う装置は、上記第1の特徴
の構成に加えて、上下移動可能にしてダイホルダに支承
されるとともにノックアウトピンに連動、連結されるス
クリュウシャフトと、ダイホルダに回転自在に支承され
るとともにスクリュウシャフトに螺合されるドライブギ
ヤと、該ドライブギヤに噛合すべくインナーロアダイに
設けられるドリブンギヤとから成る回動補助機構を備え
るので、同期回動機構に加えて回動補助機構にょる回動
力をインナーロアダイに作用させることができ、インナ
ーロアダイを円滑に回動せしめるごとができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は縦
断側面図であって第3図および第4図の1−1線断面図
、第2図は鍛造成形過程を示す断面図、第3図は第1図
の11線断面図、第4図は第1図のIV−rV線断面図
、第5図は第2図の■−V線断面図である。 l・・・ダイホルダ、2・・・アウターロアダイ、3・
・・インナーロアダイ、4・・・下パンチ、5・・・ア
ッパーダイ、6・・・ノックアウトピン、7・・・同期
回動機構、8・・・回動補助機構、II・・・素材、I
3・・・ドグ歯付はす両歯車、13a・・・大径部、1
3b・・・小径部、14・・・第1歯としてのばす歯、
15・・・第2歯としてのドグ歯、28・・・第1歯成
形部としてのばす歯成形部、29・・・第2歯成形部と
してのドグ歯成形部、34・・・カムスライダ、35・
・・カム溝、40・・・スクリュウシャフト、41・・
・ドライブギヤ、42・・・ドリブンギヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)歯筋が非直線状である第1歯を外周に有する大径
    部の一端に、該大径部よりも小径であって軸線方向に沿
    う歯筋の第2歯を外周に有する小径部が一体に設けられ
    て成る歯車を、加熱状態にある素材の鍛造により成形す
    るための歯車の鍛造成形装置において、第1歯成形部を
    内周に有してダイホルダに固定されるアウターロアダイ
    と;鉛直軸線まわりに回動可能にしてダイホルダに支承
    されるとともに第2歯成形部が上端部内周に設けられる
    インナーロアダイと;上下移動可能にしてインナーロア
    ダイの内方に配置される下パンチと;アウターロアダイ
    、インナーロアダイおよび下パンチと共働で素材を軸方
    向に圧縮すべくアウターロアダイ、インナーロアダイお
    よび下パンチの上方で上下移動可能に配置されるアッパ
    ーダイと;上下移動可能にして下パンチの下端に連動、
    連結されるノックアウトピンと;下パンチの上昇作動に
    同期してインナーロアダイを回動せしめるべく、上下移
    動可能にしてノックアウトピンに連動、連結されるカム
    スライダおよび該カムスライダに嵌合すべくインナーロ
    アダイに設けられるカム溝で構成される同期回動機構と
    ;を備えることを特徴とする歯車の鍛造成形装置。
  2. (2)上下移動可能にしてダイホルダに支承されるとと
    もにノックアウトピンに連動、連結されるスクリュウシ
    ャフトと、ダイホルダに回転自在に支承されるとともに
    スクリュウシャフトに螺合されるドライブギヤと、該ド
    ライブギヤに噛合すべくインナーロアダイに設けられる
    ドリブンギヤとから成る回動補助機構を備えることを特
    徴とする第(1)項記載の歯車の鍛造成形装置。
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