JP4830854B2 - ブリケット製造装置 - Google Patents

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Description

本発明はブリケット製造装置に関する。さらに詳しくは、各種研削加工等により発生した研磨スラッジ等を圧縮、固形化してブリケットを製造する装置に関する。
各種研削盤等の研削装置を使用して金属、例えば鉄系金属を加工した際、粉末状等の切粉を含む研磨スラッジが生じる。この研磨スラッジは、水分、油分及び鉄分を含みサイズも微細なことから、酸化しやすく取り扱いが難しい産業廃棄物であり、これをできるだけコンパクトにしてリサイクルすることが要請されている。そのため、研磨スラッジを圧縮機によって圧縮して高密度の固形物を形成することが行われている。このような圧縮機としては、被圧縮物(研磨スラッジ)を収容する圧縮室を構成する筒体と、被圧縮物を前記筒体の一端部側へ加圧する加圧機構と、前記筒体の一端部側の開口を開閉するゲート機構とを備えたものが用いられている。この圧縮機は、前記筒体の上方に設けられたホッパから投入された研磨スラッジをスクリューコンベアにて圧縮室内に搬送し、搬送された研磨スラッジを、加圧機構を構成する油圧シリンダにより圧縮して固形化した後、ゲート機構により前記開口を開いて固形化された研磨スラッジ(ブリケット)を圧縮室の外部に排出するように構成されている。
前記圧縮機におけるゲート機構は、前記筒体の一端部側の端面に圧接して当該筒体の開口を閉塞するゲート部材と、このゲート部材を、前記開口を閉塞する第1の位置と、当該開口を開放する第2の位置とに昇降移動させる駆動手段とを備えている。そして、前記ゲート部材は、前記筒体の端面に常に密着した状態で、第1の位置と第2の位置との間を昇降移動する。
このような圧縮機で研磨スラッジを圧縮する際、加圧機構による研磨スラッジの加圧力が40トンを超え、圧縮室を構成する筒体に作用する力が100MPaを超える場合がある。そのため、ゲート部材が上昇するときに、固形物のスプリングバックによる残圧で、当該固形物とこの固形物に接している当該ゲート部材との間に強い摩擦力が働く。これにより、ゲート部材の動きが悪くなり当該ゲート部材が作動不良を起こすことがある。この対策として、圧縮室を構成する筒体を内外の二重構造とし、内側の筒体をわずかに後退させ、ゲート部材から固形物を少し離すことで、当該固形物とゲート部材との間に働く摩擦力を減少させた圧縮機が開示されている(特開平10−211599号公報参照)。
しかしながら、前記公報記載の圧縮機では、内側の筒体が後退することにより、ゲート部材の圧接面と当該筒体との間に環状の隙間が形成され、成型作業を繰り返しているうちに、その隙間に研磨スラッジが詰まってしまう。このように前記隙間に研磨スラッジが詰まると、ゲート部材の開閉ができなくなり、清掃作業を強いられることから稼働効率が低下してしまい、前記圧縮機はゲート残圧の対策として問題を残していた。
本発明は、かかる従来技術の問題に鑑み、従来のようなゲートの開閉操作を不要とし、装置の稼働効率を向上させて成形品重量当たりの設備コスト下げることができる圧縮機を提供することを目的とする。
本発明のブリケット製造装置は、被圧縮物を圧縮する圧縮室を構成し、かつ前記被圧縮物が供給される開口が形成された第1筒体と、この第1筒体内に摺動自在に設けられ、前記被圧縮物を圧縮し、固形化するプッシャー軸と、このプッシャー軸を駆動させる駆動手段と、前記第1筒体と同軸かつ直列に設けられた第2筒体と、この第2筒体内に配設され前記プッシャー軸の先端面と対向する受圧面を有する受圧部材と、前記プッシャー軸と第1筒体とを係合させ得る係合手段と、を備えており、
前記第1筒体と第2筒体とが軸方向に相対移動可能に構成されており、且つ
前記係合手段が、第1筒体に設けられ、当該第1筒体内に突出し得る突出子と、前記プッシャー軸の外周面に形成され、前記突出子が嵌まる大きさの凹部とから構成されていることを特徴としている。
本発明のブリケット製造装置では、被圧縮物を圧縮する圧縮室を構成する第1筒体と第2筒体とが、同軸かつ直列に設けられるとともに、軸方向に相対移動可能に構成されているので、従来の装置において必要であったゲート部材を用いることなくブリケットを圧縮室から排出することができる。すなわち、被圧縮物を圧縮し、固形化した後に前記第1筒体と第2筒体とを相対移動させて、両筒体間に隙間を形成し、この隙間からブリケットを排出することができる。そして、従来の装置において必要であったゲート部材を省略することで、ゲート残圧に起因していた稼動効率の低下等の問題を解消することができる。また、ブリケットを排出するためのゲート機構の開閉操作が不要となったことと相俟って、成形品1個を作るサイクルタイムを大幅に短縮することができる(従来の装置では25秒程度であったのを、本発明では18〜19秒と5〜6秒も短縮することができる)。
前記受圧部材が、第2筒体内に摺動自在に設けられ、前記被圧縮物の圧縮操作時に後退可能なエジェクタからなり、前記ブリケット製造装置が、このエジェクタを前記プッシャー軸の方向へ押し出し得る押出機構をさらに備えているのが好ましい。この場合、プッシャー軸の先端面、第2筒体の内壁面及びエジェクタの先端面により圧縮室を構成して、研磨スラッジ等の被圧縮物からブリケットを成形することができる。そしてプッシャー軸によって第2筒体内で成形されたブリケットは、前記プッシャー軸が後退動作をする際に、押出機構に連結されているエジェクタによって前記第2筒体から自動的に押し出すことができる。
前記押出機構として、前記エジェクタの、前記プッシャー軸と向かい合う側と反対側に設けられ、かつ当該エジェクタを前記プッシャー軸の方向へ付勢する弾性部材を用いることができる。押出機構として弾性部材を用いる場合、ブリケットを押し出すための駆動源が不要であるので、装置を簡略化して設備コストを下げることができる。
また、前記第1筒体を前記第2筒体の方向へ付勢する付勢手段を備えるのが好ましく、この付勢手段としては、前記第1筒体の軸と平行に配置されたロッドに巻回されたコイルばねと、一方の端部が前記第1筒体に固定され、他方の端部が前記ロッドに摺動自在に取り付けられたアームとから構成されるものを用いることができる。
前記係合手段及び付勢手段を設けることで、プッシャー軸の動きに連動して第1筒体を第2筒体から離間させると共に、ブリケット排出後に自動的に第1筒体を原位置に復帰させることができるので、第1筒体1用の駆動機構を省略して装置を簡略化することができる。
さらに、前記駆動手段が、作動モータの回転運動を直線運動に変換して、前記プッシャー軸を進退自在に駆動するボールネジ機構部であるのが好ましい。加圧機構としてボールネジ機構部を用いると、プッシャー軸を動かす速度を油圧シリンダよりも高くすることができ、さらにサイクルタイムを短縮することができる。
本発明のブリケット製造装置の一実施の形態の斜視説明図である。 図1に示すブリケット製造装置の側面説明図である。 図1に示すブリケット製造装置の平面説明図である。 本発明における係合手段の一例の拡大説明図である。 図1に示すブリケット製造装置の動作説明図であり、原位置にある第1筒体内に被圧縮物が供給された状態を示している。 図1に示すブリケット製造装置の動作説明図であり、プッシャー軸が前進し被圧縮物の圧縮工程が開始された状態を示している。 図1に示すブリケット製造装置の動作説明図であり、被圧縮物の圧縮が完了しブリケットが製造された状態を示している。 図1に示すブリケット製造装置の動作説明図であり、プッシャー軸と第1筒体とが後退すると共に、エジェクタによりブリケットが押し出されている状態を示している。 図1に示すブリケット製造装置の動作説明図であり、ブリケットが自重により落下している状態を示している。 本発明のブリケット製造装置の他の実施の形態の側面説明図である。 本発明のブリケット製造装置の他の実施の形態の平面説明図である。
以下、添付図面に基づいて本発明のブリケット製造装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明のブリケット製造装置の一実施の形態の斜視説明図であり、同図に示されるように、本発明のブリケット製造装置(以下、単に装置という)は、研磨スラッジ等の各種金属粉や汚泥等の被圧縮物S(図5参照)を圧縮する圧縮室を構成する第1筒体1と、前記被圧縮物Sを圧縮し、固形化するプッシャー軸10と、このプッシャー軸10を駆動させる駆動手段であるボールネジ機構部40とを備えている。
前記第1筒体1の周壁には、装置の上方に配設されたホッパ内に投入された前記被圧縮物Sが供給される開口(図示せず)が形成されている。被圧縮物Sは前記ホッパの下部に設置されたスクリューコンベア等により所定の量ずつ前記開口を介して第1筒体1内に供給されるが、このような被圧縮物Sの貯留及び定量搬送機構としては、従来より知られているもの(例えば、前記特許文献1に記載されているもの)を用いることができる。なお、前記開口は、筒体の周壁に限らず、例えば筒体の端部等他の部位に設けることもできる。
プッシャー軸10は、前記第1筒体1内に摺動自在に設けられており、一対の固定プレート11間に配設された可動プレート12に固定されている。本実施の形態では、前記プッシャー軸10と可動プレート12とは一体に形成されているが、別々に作製し両者を溶接等により固定することもできる。プッシャー軸10の先端には第1筒体1の内径に合致する円盤状のチップ13が取り付けられている。このチップ13は、焼入硬化された、例えばSUJ‐2等の軸受鋼にて形成されており、プッシャー軸10によって軸方向に移動する際に、その外周が第1筒体1の内周面と摺動する。
前記プッシャー軸10を駆動させるボールネジ機構部40は、前記固定プレート11にベアリング41を介して取り付けられた一対のボールネジ42と、前記可動プレート12に設けられたボールナット43と、その出力軸が前記ボールネジ42に固定されたモータ44とから構成されており、モータ44の回転運動を直線運動に変換して、プッシャー軸10を進退自在に駆動する。すなわち、モータ44を回転駆動させると当該モータ44の出力軸に固定されている前記ボールネジ42が回転し、これに伴い前記可動プレート12が往復動をし、前記プッシャー軸10を前進又は後退させる。
前記装置は、図2〜3に示されるように、さらに前記第1筒体1と同軸かつ直列に設けられた第2筒体20と、この第2筒体20内に摺動自在に設けられ、前記プッシャー軸10の先端面(本実施の形態では、後述するプッシャー軸10先端のチップ13の先端面)と対向する受圧面を有する受圧部材である、エジェクタ30と、このエジェクタ30の、前記プッシャー軸10と向かい合う側と反対側に設けられ、当該エジェクタ30を前記プッシャー軸10の方向へ付勢する、押出機構である弾性部材35とを備えている。
前記第2筒体20は、固定プレート11に形成された凹所21内に配置されており、この凹所21の奥側の円環状の段部23に六角穴付ボルト24等で固定されている。前記第2筒体20は、例えばSUJ‐2等の軸受鋼やSKD‐11等のダイス鋼を熱処理して、HRC58〜60程度の硬さに硬化させた耐磨耗性の大きな材料で作製されており、長期間の使用に耐えるものであるが、磨耗又は破損した場合は前記六角穴付ボルト24をはずすことで簡単に交換することができる。
前記第2筒体20は、前記第1筒体1と同軸かつ直列に配置されており、かつその内径が第1筒体1の内径と実質的に同じである。このため、前記プッシャー軸10の先端のチップ13はスムーズに第1筒体1から第2筒体20に、又は第2筒体20から第1筒体1に移動することできる。また、第1筒体1と第2筒体20は軸方向に相対移動可能に構成されており、両筒体を相対移動させて互いに離反させることで、両筒体間に隙間を形成することができ、後述するようにこの隙間からブリケットを排出することができる。
前記エジェクタ30は、前記第2筒体20内に後退可能に配設されており、前記第2筒体20の内径よりわずかに小さな外径を有する円柱部31と、この円柱部31の一方の端部(プッシャー軸10に面する側と反対側の端部)に形成された円盤状のストッパ32と、このストッパ32の片面(円柱部31と反対側の面)に突設されたガイド軸33とから構成されている。本実施の形態では、前記円柱部31、ストッパ32及びガイド軸33は一体に形成されている。前記円柱部31は、段部23により形成される孔25を貫通して前記第2筒体20内を摺動し、最もプッシャー軸10側に移動したとき(図2参照)に当該円柱部31の端面31aが第2筒体20の端面20aと面一になるように、軸方向の長さ及びストッパ32の形成位置が規定されている。なお、エジェクタ30としては、プッシャー軸10と共に被圧縮物Sを加圧し得る面を有し、かつ弾性部材35を圧縮できるものであればどのようなものを用いてもよく、例えば有底の円筒体(底面がプッシャー軸10を向くように第2筒体20内に配置する)を用いることもできる。
前記弾性部材35は、前記固定プレート11の、前記プッシャー軸10に面する側と反対側の面に形成された円筒状ケーシング36内に収容されている。この円筒状ケーシング36は、前記プッシャー軸10と同軸となるように配置されており、その開口36aは蓋体37で閉じられている。この蓋体37はボルト39によって前記ケーシング36の端面に固定されている。蓋体37の片面には円筒体38が突設されており、この円筒体38の端面38aに前記ストッパ32が当接することで、前記円柱部31が最もプッシャー軸10から離れる位置(図6参照)が規定されている。このとき、圧縮固形化されるブリケットにバリが発生するのを防ぐため、円筒体38の軸方向の長さは、前記円柱部31の端面31aが凹部21の底面21aよりもプッシャー軸10側に位置するように設定されている。なお、前記円筒体38に代えて、ケーシング36の内周面の所定位置にリング体又はブロック体を固定することで円柱部31、すなわちエジェクタ30の移動位置を規定することもできる。
弾性部材35としては,撓み性が大きく、かつ所要の復元力が得られる限り、どのような材料を用いてもよく、例えばウレタン、ガススプリング、皿ばね等を用いることができる。
本実施の形態では、ウレタンの変形を考慮し、3個のウレタン製短円柱体を採用しており、この短円柱体の中心に軸方向に形成された貫通孔35aに前記ガイド軸33が挿通されている。
本実施の形態に係る装置は、成形されたブリケットBを排出するために第1筒体1を第2筒体20から離間させるに際し、前記プッシャー軸10と第1筒体1とを係合させ得る係合手段50を採用している。この係合手段50は、プッシャー軸10の後退時に前記第1筒体10を当該プッシャー軸10と共に移動させるものであり、図4に示されるように、第1筒体1に設けられ、当該第1筒体1内に突出し得る突出子51と、前記プッシャー軸10の外周面に形成され、前記突出子51の少なくとも一部が嵌まる大きさの凹部52とから構成されている。前記突出子51の先端は半円球形状を呈しており、一方、前記凹部52は突出子51の先端が嵌まり得るドーム状の内面を有している。突出子51は、第1筒体1の壁に開けられた孔53内に配設されたコイルばね54によって第1筒体1内に突出する方向に付勢されている。55は前記孔53を閉止する蓋であり、この蓋55の裏面に立設されたガイド軸55aにより前記突出子51の突出動作がガイドされる。
本実施の形態に係る装置は、さらに、前記第1筒体1を前記第2筒体20の方向へ付勢する付勢手段60を備えている。この付勢手段60は、図1〜3に示されるように、前記第1筒体1の軸と平行に配置されたロッド61に巻回されたコイルばね62と、一方の端部が前記第1筒体1に固定され、他方の端部が前記ロッド61に摺動自在に取り付けられたアーム63とから構成されている。前記コイルばね62は、前記アーム63の他方の端部に形成されたガイドリング64とロッド61に固設されたストッパ65との間におけるロッド61に巻回されており、前記第1筒体1を第2筒体20の方向に付勢している。したがって、前記突出子51と凹部52とが係合していないときは、前記第1筒体1は、第2筒体20と接した状態にある。なお、前記ガイドリング64の内周にはベアリング66が設けられており、アーム63のロッド61上の移動がスムーズに行えるようになっている。
前記係合手段50及び付勢手段60を設けることで、プッシャー軸10の動きに連動して第1筒体1を第2筒体20から離間させると共に、ブリケットB排出後に自動的に第1筒体1を原位置(第2筒体20と接しており、被圧縮物Sの供給が可能な状態)に復帰させることができるので、第1筒体1用の駆動機構を省略して装置を簡略化することができる。これにより、装置のコストを低く抑えるとともに、メンテナンスを簡素化することができる。
次に前述した装置を用いてブリケットを製造する方法を図5〜9を参照しつつ説明する。
図5は圧縮工程に入る前の装置の状態を示しており、プッシャー軸10は最も後退した位置にあり、第1筒体1は付勢手段60によって第2筒体20と接した状態にされている。この状態で、前記第1筒体1内にスクリューコンベアによって所定量の被圧縮物Sが当該第1筒体1の開口を介して供給される。
ついで、ボールネジ機構部40のモータ44を作動させてボールネジ42を回転させると、可動プレート12が前進し、この可動プレート12に固定されたプッシャー軸10により被圧縮物Sの圧縮が開始される(図6参照)。
さらにモータ44を作動させると、被圧縮物Sの圧縮が進行し、第1筒体1の先端に取り付けられたチップ13は第1筒体1を越えて第2筒体20内を摺動する。その際、エジェクタ30はプッシャー軸10の加圧力を被圧縮物Sを介して受けるので、徐々にプッシャー軸10とは反対の側(図7において左側)に移動(後退)する。やがて、エジェクタ30のストッパ32が蓋体37の円筒体38の端面38aに当接すると前記エジェクタ30は停止する。この状態で円柱部31の端面31aの位置が固定されるので、モータを若干量作動させることにより、前記端面31a、チップ13の先端面13a及び第2筒体20の内周により被圧縮物Sを固形化することができる。図7は、圧縮が完了した状態を示しており、弾性部材35は最も撓んだ状態にある。なお、プッシャー軸10が図6に示される状態から図7に示される状態に移動する途中に前記突出子51が凹部52に一旦嵌まるが、図6〜7に示される状態では第1筒体1は第2筒体20に接しているので、プッシャー軸10をさらに前進させると、突出子51と凹部52との係合状態は解除される。
圧縮が完了しブリケットBが製造されると、モータ44を逆回転させてプッシャー軸10を後退させる(図8参照)。そして、プッシャー軸10が若干量(図示した例ではチップ13の厚さ程度の量)後退すると、前記突出子51が凹部52に嵌まり、プッシャー軸10の移動と共に第1筒体1が軸方向に移動し得る状態になる。すなわち、前記突出子51が凹部52に嵌まることで、第1筒体1が第2筒体20から離反する方向に移動し、これにより第1筒体1と第2筒体20との間に隙間が形成される。また、プッシャー軸10の後退に伴い、エジェクタ30は当該プッシャー軸10から受けていた加圧力が解放され、前記弾性部材35の付勢力によりプッシャー軸10に向かう方向(図8において右方向)に移動して徐々にブリケットBを第2筒体20内から押し出す。
そして、図9に示されるように、プッシャー軸10の先端が第2筒体20の端面20aからブリケットBの厚さ以上離れると当該ブリケットBは自重により前記第1筒体1と第2筒体20との間に隙間から下方に落下し、装置の下方に設けられたケーシング(図示せず)内に収容される。一方、第1筒体1は、ある時点まではロッド61に案内されてプッシャー軸10と共に移動するが、コイルばね62の撓みが限界に達するか、又はコイルばね62の反発力が前記突出子51と凹部52の係合力を超えると、前記係合が解除され、第1筒体1はコイルばね62の付勢力により第2筒体20と接する位置まで移動する。そして、プッシャー軸10が原位置に戻るとモータ44は作動を停止し、圧縮の1サイクルが完了する。以後、前述した動作を繰り返すことで順次ブリケットBが製造される。
次に本発明の装置の他の実施の形態を説明する。
図10〜11は、それぞれ本発明の装置の他の実施の形態の側面説明図及び平面説明図であり、図1〜9に示される実施の形態と異なる点は、駆動手段としてボールネジ機構部に代えて油圧シリンダ70が用いられている点である。その他の構成はほぼ同じであるので、共通する構成についての説明は省略する。
本実施の形態では、プッシャー軸10の一方の端部(チップ13が取り付けられる端部と反対側の端部)に雌ネジ部が形成されており、この雌ネジ部を油圧シリンダ70のロッド71の先端に突設された雄ネジ部に螺合させることで前記プッシャー軸10をロッド71に固定している。
本実施の形態に係る装置でも図1〜9に示される装置と同様にしてブリケットBを製造することができる。
なお、以上の実施の形態では、押出機構としてウレタンや皿ばね等の弾性部材用いているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、押出機構として油圧シリンダ等のアクチュエータを用い、このアクチュエータのロッドにエジェクタを連結し、ブリケット排出時に前記ロッドをプッシャー軸側に伸長させる構成とすることもできる。また、カム機構を用い、プッシャー軸の動作に連動させてエジェクタを往復動させる構成としてもよい。
また、エジェクタと押出機構を用いることなく、圧縮完了後に受圧部材を適宜のアクチュエータによって第1筒体側に移動させることによりブリケットを排出することもできる。
さらに、前述した実施の形態では、2つの筒体(第1筒体及び第2筒体)で圧縮室を構成しているが、他の1又は2以上の筒体を付加的に用いることも可能であり、本発明はかかる場合を排除するものではない。すなわち、本発明のブリケット製造装置は、少なくとも、同軸かつ直列に配設され互いに相対移動可能な2つの筒体を備えていればよい。
また、受圧部材は、本実施の形態のように全体が第2筒体内に配設されていてもよいし、その一部が第2筒体内に配設されていてもよい。

Claims (6)

  1. 被圧縮物を圧縮する圧縮室を構成し、かつ前記被圧縮物が供給される開口が形成された第1筒体と、この第1筒体内に摺動自在に設けられ、前記被圧縮物を圧縮し、固形化するプッシャー軸と、このプッシャー軸を駆動させる駆動手段と、前記第1筒体と同軸かつ直列に設けられた第2筒体と、この第2筒体内に配設され前記プッシャー軸の先端面と対向する受圧面を有する受圧部材と、前記プッシャー軸と第1筒体とを係合させ得る係合手段と、を備えており、
    前記第1筒体と第2筒体とが軸方向に相対移動可能に構成されており、且つ
    前記係合手段が、第1筒体に設けられ、当該第1筒体内に突出し得る突出子と、前記プッシャー軸の外周面に形成され、前記突出子が嵌まる大きさの凹部とから構成されていることを特徴とするブリケット製造装置。
  2. 前記受圧部材が、第2筒体内に摺動自在に設けられ、前記被圧縮物の圧縮操作時に後退可能なエジェクタからなり、前記ブリケット製造装置が、このエジェクタを前記プッシャー軸の方向へ押し出し得る押出機構をさらに備えている請求項1に記載のブリケット製造装置。
  3. 前記押出機構が、前記エジェクタの、前記プッシャー軸と向かい合う側と反対側に設けられ、かつ当該エジェクタを前記プッシャー軸の方向へ付勢する弾性部材からなる請求項2に記載のブリケット製造装置。
  4. 前記第1筒体を前記第2筒体の方向へ付勢する付勢手段を備える請求項1〜のいずれかに記載のブリケット製造装置。
  5. 前記付勢手段が、前記第1筒体の軸と平行に配置されたロッドに巻回されたコイルばねと、一方の端部が前記第1筒体に固定され、他方の端部が前記ロッドに摺動自在に取り付けられたアームとから構成される請求項に記載のブリケット製造装置。
  6. 前記駆動手段が、作動モータの回転運動を直線運動に変換して、前記プッシャー軸を進退自在に駆動するボールネジ機構部である請求項1〜のいずれかに記載のブリケット製造装置。
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