JP3672050B2 - プレス加工装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、型鍛造や深絞り成形などに用いられるプレス加工装置に係わり、とくに加工を終えた成形品を型から突き出すためのノックアウト機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のようなプレス加工装置に備えられるノックアウト機構としては、空気圧あるいは液圧によってシリンダを駆動し、これによって型内に設けられたノックアウトピンを突き出し作動させる方式のものがあった。
【0003】
そして、このような方式のノックアウト機構においては、空気や油などの流体の流量を調整することによってノックアウトピンの突き出し速度を制御するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のノックアウト機構においては、ノックアウトピンの突き出し速度をラムの上昇速度に完全に同期させることは極めて困難であり、ラムの上昇速度よりノックアウトピンの突き出し速度の方が速い場合には、ノックアウトピンの突き出しによって成形品に傷が生じるという問題点がある。
【0005】
また、ラムの上昇速度よりノックアウトピンの突き出し速度の方が遅いときには、成形品が可動型に嵌合した状態でラムと共に持ち上げられることがあり、このような場合には成形品が高い位置から突き落される結果、成形品に傷がついたり、成形品の位置が変動したりすることがないとは言えず、とくに自動プレスラインにおいては、落下位置の変動によって成形品の搬送ができなくなるという問題点があり、これらの問題点を解決することが従来のプレス加工装置におけるノックアウト機構の課題となっていた。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、従来のプレス加工装置における上記課題に着目してなされたものであって、加工後の成形品に損傷を与えることがなく、しかも成形品を型からスムーズに分離することができるノックアウト機構を備えたプレス加工装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係わるプレス加工装置は、可動型に備えた可動型ノックアウトピンと、該可動型ノックアウトピンを出没作動させるノックアウトシリンダを備え、可動のラムに取付けられた可動型と、固定のベッドに取付けられた固定型との間でプレス加工を行うプレス加工装置において、ラムが加工位置に達したのち退避位置に退避するまでの間、可動型に備えた上記可動型ノックアウトピンと固定型との間の距離をあらかじめ定められた最小寸法に保持するストッパーが前記可動型ノックアウトピンを突き出し作動させる可動側ノックアウト機構とベッドとの間に設けてある構成としたことを特徴としており、本発明の請求項2に係わるプレス加工装置は、固定型に備えた固定型ノックアウトピンと、該固定型ノックアウトピンを出没作動させるノックアウトシリンダを備えた同様のプレス加工装置において、ラムが加工位置に達したのち退避位置に退避するまでの間、上記固定型に備えた固定型ノックアウトピンと可動型との間の距離をあらかじめ定められた最小寸法に保持するストッパーが前記固定型ノックアウトピンを突き出し作動させる固定側ノックアウト機構とラムとの間に設けてある構成としたことを特徴としており、さらに本発明の請求項3に係わるプレス加工装置は、可動型に備えた可動型ノックアウトピンと、該可動型ノックアウトピンを出没作動させるノックアウトシリンダと、固定型に備えた固定型ノックアウトピンと、該固定型ノックアウトピンを出没作動させるノックアウトシリンダを備えた同様のプレス加工装置において、ラムが加工位置に達したのち退避位置に退避するまでの間、可動型に備えた上記可動型ノックアウトピンと固定型との間の距離をあらかじめ定められた最小寸法に保持する第1ストッパーが可動型ノックアウトピンを突き出し作動させる可動側ノックアウト機構とベッドとの間に設けてあると共に、可動型ノックアウトピンと固定型に備えた固定型ノックアウトピンとの間の最小距離をあらかじめ定められた値に保持する第2ストッパーが前記可動側ノックアウト機構と固定型ノックアウトピンを突き出し作動させる固定側ノックアウト機構との間に設けてある構成としたことを特徴としており、このようなプレス加工装置の構成を前述した従来の課題を解決するための手段としている。
【0008】
【発明の作用】
本発明の請求項1に係わるプレス加工装置においては、可動型にノックアウトピンを備え、可動側ノックアウト機構とベッドとの間にストッパーが設けてあって、このストッパーにより、ラムが加工位置に達してから所定の退避位置に退避するまでの間、可動型ノックアウトピンと固定型との距離があらかじめ定められた最小寸法に保持されるようになっているので、上記最小寸法を成形品の形状に応じた寸法に設定しておくことにより、成形品が固定型上に載置された状態で可動型ノックアウトピンが突き出されるようなことがなくなり、成形品が可動型ノックアウトピンによって損傷を受けることがなくなる。また、ラムが所定の退避位置に移動するまで上記最小寸法が保持されるので、ラムの退避開始と同時に可動型ノックアウトピンが可動型から相対的に突き出されることになり、成形品は固定型上において可動型から分離されることになり、落下等による位置変動が解消されることになる。
【0009】
本発明の請求項2に係わるプレス加工装置においては、固定型にノックアウトピンを備えており、固定側ノックアウト機構とラムとの間に設けたストッパーによって、ラムが加工位置に達してから所定の退避位置に退避するまでの間、固定型ノックアウトピンと可動型との距離があらかじめ定められた最小寸法に保持されるようになっているので、上記最小寸法を成形品の形状に応じた寸法に設定しておくことにより、可動型が成形品から離れる前に固定型ノックアウトピンが突き出されるようなことがなくなり、固定型ノックアウトピンによる成形品への損傷がなくなる。また、ラムが所定の退避位置に移動するまで上記最小寸法が保持されるので、ラムの退避開始と同時に固定型ノックアウトピンが固定型から突き出されることになり、成形品は可動型の退避方向への移動と同時に固定型から分離されることとなる。
【0010】
さらに、本発明の請求項3に係わるプレス加工装置においては、可動型および固定型のそれぞれにノックアウトピンが設けてあり、可動側ノックアウト機構とベッドとの間に第1ストッパーが設けてあって、この第1ストッパーによって、ラムが加工位置に達してから所定位置に上昇するまでの間、可動型ノックアウトピンと固定型との距離があらかじめ定められた最小寸法に保持されるようになっているので、上記請求項1に係わる装置と同様に、成形品が固定型上に載置された状態で可動型ノックアウトピンが突き出されるようなことがなくなり、成形品の可動型ノックアウトピンによる損傷が回避される。また、ラムが所定の退避位置に移動するまで上記最小寸法が保持されるので、ラムの退避開始と同時に可動型ノックアウトピンが可動型から相対的に突き出されることになり、成形品は固定型上において可動型から分離されることになり、落下等による位置変動が防止される。さらに、固定側ノックアウト機構とラムの間に設けた第2ストッパーによって、固定型ノックアウトピンと可動型ノックアウトピンとの間の最小距離をあらかじめ定められた値に保持しているので、つまり固定型ノックアウトピンと可動型との距離が成形品の形状に応じて設定された値よりも小さくならないように規制されているので、成形品が可動型ノックアウトピンと固定型ノックアウトピンの間に挟まれるようなことがなくなり、ノックアウトピン同士の突き出しによる成形品の損傷も回避されることになる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明を図面に基づいてさらに具体的に説明する。
【0012】
図1ないし図4は、本発明に係わるプレス加工装置の一実施例として、鍛造プレスの構造および作動を説明する縦断面図であって、図1は当該鍛造プレス加工装置の下死点、すなわち鍛造品の成形を終了した時点における鍛造金型やノックアウトピンなどの位置関係を示すものである。
【0013】
すなわち、図に示す鍛造プレス1は、一体的に形成されたベッド2とフレーム3からなるハウジングと、このハウジング内に収納されて上下動するラム4と、ベッド3に取付けられた下型5(固定型)とラム4に取付けられた上型6(可動型)からなる鍛造金型から主に構成され、ラム4は、フレーム3の上部に回転自在に支持された駆動軸7の偏心軸部7aにアーム8および軸9を介して連結されており、図示しない駆動モータの回転動力を駆動軸7に伝達することによってハウジングのフレーム3に沿って上下動するようになっている。
【0014】
鍛造金型の下型5および上型6には、それぞれ下型ノックアウトピン5a(固定型ノックアウトピン)および上型ノックアウトピン6a(可動型ノックアウトピン)が設けてあり、ベッド2およびラム4にそれぞれ配設されたノックアウトシリンダとノックアウトバーからなるノックアウト機構によって突き出し作動するようになっている。
【0015】
すなわち、ベッド2には、ベッド側ノックアウトシリンダ10,10がベッド2の底部左右に埋め込まれていると共に、該ノックアウトシリンダ10,10のシリンダロッド先端側には、ノックアウトピンの本数に対応した数のノックアウトロッド11aを備えたベッド側ノックアウトバー11が接続されており、ノックアウトロッド11aの先端部が下型5内に設けた下型ノックアウトピン5aの基端部に当接するようにしてある。したがって、前記ノックアウトシリンダ10,10の押出しおよび引っ込み作動によって、下型5内の下型ノックアウトピン5aが当該鍛造金型の成形空間内に出没するようになっている。
【0016】
また、ラム4の左右位置にはラム側ノックアウトシリンダ12,12が設けてあると共に、該ノックアウトシリンダ12,12のシリンダロッド先端側にはノックアウトロッド13aを備えたラム側ノックアウトバー13が接続され、さらにノックアウトロッド13aの先端部が上型6内に設けた上型ノックアウトピン6aの基端部に当接するようにしてあって、上記下型ノックアウトピン5aの場合と同様に、前記ノックアウトシリンダ12,12の押出しおよび引っ込み作動によって、上型6内の上型ノックアウトピン6aが当該鍛造金型の成形空間内に出没するようになっている。
【0017】
さらに、ベッド2と一体的に形成されたフレーム3には、前記ラム側ノックアウトバー13に当接する位置に第1ストッパー14,14が設けてあり、ラム4が下死点に達したのち一定の高さに上昇するまでの間、すなわちラム4がラム側ノックアウトシリンダ12,12の押出しストローク以上に上昇して、ラム側ノックアウトバー13が前記第1ストッパー14,14から離れるまでの間、ノックアウトシリンダ12,12が押出し作動したとしてもラム側ノックアウトバー13の絶対位置を保持して、上型ノックアウトピン6aと下型5との間の距離が鍛造品F(図4参照)の形状に応じてあらかじめ定められた最小寸法よりも小さくならないようにしてある。
【0018】
また、ベッド側ノックアウトバー11およびラム側ノックアウトバー13には、その左右位置にベッド側ストッパーピン11b,11bおよびラム側ストッパーピン13b,13bがそれぞれ設けてあり、これらベッド側およびラム側ストッパーピン11b,13bが互いに当接することによって第2ストッパーとして機能し、前記ベッド側ノックアウトバー11とラム側ノックアウトバー13との間の距離を一定に保持して、下型ノックアウトピン5aと上型ノックアウトピン6aとの距離が鍛造品Fの形状に応じてあらかじめ定められた値よりも小さくならないようにしてある。
【0019】
以下に、上記鍛造プレス1を用いて鍛造した場合に、鍛造品Fが鍛造金型から排出される過程について、図1ないし図4に基づいて説明する。なお、図4(a)〜(c)は、ラム4が下死点から順次上昇する過程を示す図1ないし図3にそれぞれ対応する金型部分の拡大図であって、ラム4および上型6の上昇に伴って鍛造品Fが上型6および下型5から順次突き出される過程を説明するものである。
【0020】
図1および図4(a)は、ラム4が下死点に到達した状態、すなわち鍛造が終了した状態を示し、この時点では、ノックアウトピン5a,6aは下型5,6内に引っ込んでいる。そして、ラム4が下死点に到達すると同時に、ベッド側およびラム側ノックアウトシリンダ10,12の押出し作動が開始される。なお、このときのノックアウトシリンダ10および12の作動速度は、ラム4の上昇速度より速くなるように設定されている。
【0021】
駆動軸7の回転によって、図2に示すように、ラム4が上型6と共に上昇するが、ラム側ノックアウトバー13は、ラム側ノックアウトシリンダ12,12の押出し力によって、フレーム3を介してベッド2に取付けられた第1ストッパー14,14に押付けられた状態のまま保持される。つまり、第1ストッパー14,14によって、ラム側ノックアウトバー13および当該ノックアウトバー13にノックアウトロッド13aを介して連結された上型ノックアウトピン6aが絶対位置に保持され、上型6のみがラム4と共に上昇するので、相対的に上型ノックアウトピン6aが上型6から突き出され、図4(b)に示すように、鍛造品Fが上型6から分離される。
【0022】
このとき、上型ノックアウトピン6aと下型5との距離は、鍛造品Fの形状に応じて設定してあるので、上型ノックアウトピン6aが鍛造品Fの寸法を超えて突き出されることはなく、鍛造品Fがノックアウトピン6aによって損傷を受けるようなことはない。
【0023】
次に、駆動軸7がさらに回転することによって、ラム4がラム側ノックアウトシリンダ12,12の押出しストローク以上に上昇すると、図3に示すように、ラム側ノックアウトバー13が第1ストッパー14,14から離れ、ラム4と共に上昇するので、ベッド側ノックアウトシリンダ10,10の押出し作動にもかかわらず、第2ストッパーであるベッド側ストッパーピン11bおよびラム側ストッパーピン13bによって規制されていたベッド側ノックアウトバー11の上昇が開始され、下型5に設けられたノックアウトピン5aがノックアウトロッド11aによって突出作動し、図4(c)に示すように、鍛造品Fが上型6から突き出される。
【0024】
このとき、下型ノックアウトピン5aと上型ノックアウトピン6aとの距離は、前記ベッド側ストッパーピン11bおよびラム側ストッパーピン13bによって規制され、鍛造品Fの形状に応じてあらかじめ設定された値より小さくはならないので、鍛造品Fが両ノックアウトピン5aおよび6aによって損傷されることもない。また、鍛造品Fは、下型5から突き出される前に、上型6がラム4と共に上昇を開始すると同時に上型6から分離されているので、上型6と共に持ち上げられることがなく、鍛造品Fの突き出し位置が一定なものとなる。
【0025】
上記実施例においては、第2ストッパーであるベッド側およびラム側ストッパーピン11bおよび13bを鍛造金型5および6の外側に配置した例を示したが、図5に示すようにこれらストッパーピン11bおよび13bを型内に設けることもできる。これらストッパーピン11bおよび13bを互いに当接させることにより、下型および上型ノックアウトピン5aおよび6aの間の最小距離を鍛造品の寸法に保持することができ、上記実施例と同様に、両ノックアウトピン5aおよび6aの突き出しによる鍛造品の傷を防止することができる。
【0026】
また、上記実施例においては、上型および下型の両方にノックアウト機構を備えた鍛造プレスについて説明したが、本発明に係わるプレス加工装置においては、成形品の形状によっては、上型あるいは下型のみにノックアウト機構を設けることもできる。この場合には、当然、上型および下型ノックアウト機構の間に設ける第2ストッパーは不要となる。
【0027】
さらに、本発明は鍛造プレスのみならず、絞り加工や伸びフランジ加工用のプレス装置など、ノックアウト機構を必要とする種々のプレス加工装置に適用することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係わるプレス加工装置は、可動側にノックアウト機構を備え、可動側ノックアウト機構とベッドとの間に設けたストッパーにより、ラムが加工位置に達したのち所定の退避位置に退避するまでの間、可動型ノックアウトピンと固定型との距離を成形品の形状に応じてあらかじめ定められた最小寸法に保持するようになっているので、可動型ノックアウトピンが成形品の寸法を超えて突き出されることがなく、成形品への損傷を防止することができる。また、ラムが所定の退避位置に退避するまで上記最小寸法が保持されるので、成形品はラムおよび可動型の退避開始と同時に可動型から相対的に突き出され、落下等による突き出し位置の変動を解消することができるという極めて優れた効果をもたらすものである。
【0029】
本発明の請求項2に係わるプレス加工装置においては、固定側にノックアウト機構を備え、このノックアウト機構とラムとの間に設けたストッパーによって、ラムが加工位置に達してから所定の退避位置に退避するまでの間、固定型ノックアウトピンと可動型との距離を成形品の形状に応じてあらかじめ定められた最小寸法に保持するようになっているので、上記請求項1に係わる装置と同様に、固定型ノックアウトピンが成形品の寸法を超えて突き出されることがなく、成形品への損傷を防止することができる。また、ラムが所定の退避位置に退避するまで上記最小寸法が保持されるので、ラムおよび可動型の退避開始と同時に成形品が固定型から突き出され、成形品は固定型から速やかに分離することができるという優れた効果がもたらされる。
【0030】
さらに、本発明の請求項3に係わるプレス加工装置においては、可動側および固定側のそれぞれにノックアウト機構を備え、第1ストッパーが可動側ノックアウト機構とベッドとの間に、第2ストッパーが固定側ノックアウト機構とラムとの間にそれぞれ設けてあって、第1ストッパーによって、ラムが加工位置に達してから退避位置に上昇するまでの間、可動型ノックアウトピンと固定型との距離を成形品の形状に応じてあらかじめ定められた最小寸法に保持すると共に、第2ストッパーによって固定型ノックアウトピンと可動型との間の最小距離を成形品の形状に応じてあらかじめ定められた値に保持するようになっているので、上記請求項1に係わる装置と同様に、成形品の可動型ノックアウトピンによる損傷を避けることができると共に、成形品を可動型から速やかに突き出すことができ、落下等による突き出し位置の変動を防止することができる。また、可動型および固定型ノックアウトピンの間の距離が成形品の寸法よりも小さくなることがないので、ノックアウトピン同士の突き出しによる成形品の損傷を防止することができるという極めて優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるプレス加工装置の一実施例として鍛造プレスの構造およびその下死点における位置関係を示す縦断面図である。
【図2】図1に示した鍛造プレスにおいて、上型がラムと共にやや上昇した状態を示す縦断面図である。
【図3】図1に示した鍛造プレスにおいて、上型がラムと共にさらに上昇した状態を示す縦断面図である。
【図4】(a) 図1に示した鍛造プレスの要部拡大図であって、鍛造終了直後の鍛造品の状態を示す断面図である。
(b) 図2に対応する鍛造プレスの要部拡大図であって、鍛造品が上型から突き出された状態を示す断面図である。
(c) 図3に対応する鍛造プレスの要部拡大図であって、鍛造品がさらに下型から突き出された状態を示す断面図である。
【図5】本発明に係わるプレス加工装置に用いられる鍛造型の他の構造例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 鍛造プレス(プレス加工装置)
2 ベッド
4 ラム
5 下型(固定型)
5a 下型ノックアウトピン(固定型ノックアウトピン)
6 上型(可動型)
6a 上型ノックアウトピン(可動型ノックアウトピン)
11 ベッド側ノックアウトバー(固定側ノックアウト機構)
11b ベッド側ストッパーピン(第2ストッパー)
13 ラム側ノックアウトバー(可動側ノックアウト機構)
13b ラム側ストッパーピン(第2ストッパー)
14 第1ストッパー

Claims (3)

  1. 可動型に備えた可動型ノックアウトピンと、該可動型ノックアウトピンを出没作動させるノックアウトシリンダを備え、可動のラムに取付けられた可動型と、固定のベッドに取付けられた固定型との間でプレス加工を行うプレス加工装置において、
    ラムが加工位置に達したのち退避位置に退避するまでの間、上記可動型ノックアウトピンと固定型との間の距離をあらかじめ定められた最小寸法に保持するストッパーが前記可動型ノックアウトピンを突き出し作動させる可動側ノックアウト機構とベッドとの間に設けてあることを特徴とするプレス加工装置。
  2. 固定型に備えた固定型ノックアウトピンと、該固定型ノックアウトピンを出没作動させるノックアウトシリンダを備え、可動のラムに取付けられた可動型と、固定のベッドに取付けられた固定型との間でプレス加工を行うプレス加工装置において、
    ラムが加工位置に達したのち退避位置に退避するまでの間、上記固定型ノックアウトピンと可動型との間の距離をあらかじめ定められた最小寸法に保持するストッパーが前記固定型ノックアウトピンを突き出し作動させる固定側ノックアウト機構とラムとの間に設けてあることを特徴とするプレス加工装置。
  3. 可動型に備えた可動型ノックアウトピンと、該可動型ノックアウトピンを出没作動させるノックアウトシリンダと、固定型に備えた固定型ノックアウトピンと、該固定型ノックアウトピンを出没作動させるノックアウトシリンダを備え、可動のラムに取付けられた可動型と、固定のベッドに取付けられた固定型との間でプレス加工を行うプレス加工装置において、
    ラムが加工位置に達したのち退避位置に退避するまでの間、上記可動型ノックアウトピンと固定型との間の距離をあらかじめ定められた最小寸法に保持する第1ストッパーが可動型ノックアウトピンを突き出し作動させる可動側ノックアウト機構とベッドとの間に設けてあると共に、可動型ノックアウトピンと固定型に備えた固定型ノックアウトピンとの間の最小距離をあらかじめ定められた値に保持する第2ストッパーが前記可動側ノックアウト機構と固定型ノックアウトピンを突き出し作動させる固定側ノックアウト機構との間に設けてあることを特徴とするプレス加工装置。
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