JPH054893Y2 - - Google Patents

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JPH054893Y2
JPH054893Y2 JP7370987U JP7370987U JPH054893Y2 JP H054893 Y2 JPH054893 Y2 JP H054893Y2 JP 7370987 U JP7370987 U JP 7370987U JP 7370987 U JP7370987 U JP 7370987U JP H054893 Y2 JPH054893 Y2 JP H054893Y2
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JP
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die
main
intermediate die
bending punch
mold
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JP7370987U
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、あらかじめ絞り加工及び外周部のト
リミングをして所定形状にした湾曲形状の薄鋼板
製のワークを素材として、その周縁に更に内向き
のフランジを成形する内曲げ金型に関するもので
あり、下型の拡縮によつてワークの3辺又は全周
を同時に加工するものである。
(従来の技術) 従来、内向きフランジ又は内向きに突出する部
分を成形する金型として特公昭61−50055、米国
特許2272547、実公昭57−36340等の技術が知られ
ている。
これらの技術は、いずれも分割された下型をそ
の内側に設けた加圧装置によつて拡張又は収縮さ
せるものであり、前記の技術における加圧装置と
しては、エアシリンダ、リンク機構、カム等が用
いられている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の従来装置は、いずれもダイをその内側に
設けたエアシリンダ又はカムで拡縮させるもので
あるから、これらの要素より小さい部材の加工は
できず、かつ、くさび型の可動ダイの移動距離を
成形するフランジの幅よりもかなり大きくとらな
ければ、加工後他の可動ダイが該フランジから離
脱できない場合が生じる。このため、ダイを拡縮
するための機構が大がかりとなつて小寸のワーク
の加工は困難である。
更に、分割型の外周が連続した状態でくさび面
が密着していなければならないので、分割型の形
状、拡張ストロークが高精度であることを要し
た。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、ダイの分割面を実質上平行面とする
ことにより上記の問題点を解決したもので、その
手段は、下型に、平行の分割面をもつ2個以上の
主ダイを進退自在に設けると共に、これら主ダイ
の分割面間に介挿される中間ダイと、主ダイと中
間ダイとの下面に沿つて外方から進退自在な曲げ
パンチとを設け、中間ダイの下面に頸部を連設し
て、該中間ダイを前記分割面間に介挿される起立
位置と該分割面間から下方に抜け出る倒伏位置と
に起伏自在となるように前記頸部において下型に
枢着し、更に下型に主ダイと曲げパンチとを夫々
進退操作する連動部材と中間ダイを起伏操作する
連動部材とを設けると共に、上型に該上型の昇降
動によりこれら連動部材を介して主ダイと曲げパ
ンチと中間ダイとを夫々動作させる駆動部材を設
けたことを特徴とする。
(作用) まず、主ダイと中間ダイの外周を揃えた状態で
曲げパンチを摺動してワークに内向きのフランジ
を成形する。次に、中間ダイを転倒させると主ダ
イは内向きの移動が可能になり、ワークのフラン
ジからはずれ、ワークの払出しが可能になる。こ
れら主ダイと中間ダイと曲げパンチは、上型に設
けた駆動部材によつて同時に動作される。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面によつて説明する。
第1図aは下型に取付けるダイ1の概略図で、こ
のダイ1により長方形のワークに同図bで示すよ
うに内向きのフランジaを成形する。ダイ1は、
直線部分を成形する2対の主ダイ2,3と隅角部
を成形する4個の中間ダイ4を備え、主ダイ2,
3の各側面すなわち分割面2a,3aは平行をな
しており、中間ダイ4はこの分割面2a,3a間
において分割方向に回動して進退する。各ダイは
これに接続した連動部材5,6,7によつて動か
される。
第2図は第1図−線位置における上型及び
下型全体の不作動時の構成を示すもので、上型1
0は内方からワークwを押さえるためのパツド1
1、曲げパンチを駆動するための駆動カム12、
支持ブロツクを操作するためのプツシユロツド1
3を備える。パツド11、プツシユロツド13は
背後からばね11a,13aの押圧力を受ける。
下型14はその固定型15上に主ダイ2,3を
進退自在に載置すると共に、中間ダイ4の下面に
連設した頸部16をピン17によつて枢着してい
る。
この中間ダイ4は、不図示のばねによつて転倒
方向の加圧力を受けて図示の姿勢をとり、連動部
材7を構成する支持ブロツク18及びレバーで操
作され、支持ブロツク18が上昇したときこれに
押されて起立する。支持ブロツク18は、下型の
穴19を貫通し支持面20に沿つて上下動可能に
設けられ、段部21がストツパ22に当接するま
で上昇でき、下のストツパ23に当接するまで下
降できる。
下型14に中間点をピン24で枢支したレバー
25は、内端が支持ブロツク18にピン26で連
結され、外端27には下方からばね28の加圧力
を受け、これにより支持ブロツク18を下降位置
に置く。この外端27はプツシユロツド13の直
下にあり、穴29を通して該ロツド13によつて
加圧される。
下型14にはまたスライドカム30が進退可能
に設けられ、これに固定した曲げパンチ31を駆
動する。32はこのカム30を外方へ加圧するば
ねである。
ダイ1の隅角部における操作機構はこのように
構成されているから、主ダイ2,3が前進位置に
あるとき上型10を下降させると、プツシユロツ
ド13によつてレバー25を介して支持カム18
が上昇し、中間ダイ4を反時計方向に回動して起
立させると共に転倒を阻止する。同時にパツド1
1によりワークwをダイ1上に加圧し、次いで駆
動カム12によりスライドカム30及び曲げパン
チ31が前進してワークwの周縁を内側に曲げて
内向きフランジを成形する。この行程の終端は第
3図に示すとおりであり、上型10が上昇すると
各部材は第2図のように復原する。
ワークの直線部を加圧する主ダイ2及び3は連
動部材5,6によつて進退し、前進位置にあると
き曲げパンチが作動する。両連動部材5,6は同
一の構造をもつのでその一方5を第4図、第5図
によつて説明する。
第4図において主ダイ2は、固定ダイ15上を
摺動する連動部材5と一体に形成され、外端に内
向きの被動カム35をもち、ばね36によつて内
向きに加圧され主ダイ2を後退位置に置く。この
連動部材5は、曲げパンチ用のカムを案内するス
ライドカムベース37の部分をもち、該スライド
カムベース37は、案内溝38、ばね39を備
え、スライドカム40を進退自在に案内する。こ
のスライドカム40は前記カム35と対向する被
動カム41と曲げパンチ42をもつ。
上型10の下降により、駆動カム32によつて
まず被動カム35が外向きに押されてばね36を
圧縮して移動し、一体の主ダイ2を前進させる。
同時にパツド11によつてワークwを上方から押
さえ、引続く上型の下降によつてスライドカム4
0を前進させてワークwの外縁を内側に曲げ、内
向きフランジを成形して第5図の位置をとり、上
型10の上昇により第4図のように復原する。
隅角部のフランジを成形する第2図、第3図の
装置は、第4図の被動カム36及び主ダイが駆動
カム32によつて前進して成形位置に達し、分割
面2a,3aの間隔が開いている間に作動する。
該間隔が開いた時点で中間ダイ4が起立して主ダ
イ2,3と共に一連の成形面を形成し、曲げパン
チ31,42による加工が行なわれた後は、中間
ダイ4がまず転倒して分割面2a,3aの間から
下がる。これにより両分割面2a,3aの接近が
可能になり、ばね36により後退する。両連動部
材5,6はこのようなタイミングで連動する。
次に、第6図a,bは、本考案の実施に用いる
別のダイを示し、これにより同図cの端面形状を
もつ自動車後部側板に内向きフランジを成形す
る。この図においてダイ50は、固定型51、主
ダイ52,53及び中間ダイ54からなり、中間
ダイ54が転倒してbに示すように下方に離脱す
ると、分割面52a,53aの拘束は解除され、
両主ダイ52,53は矢印イ,ロの方向の後退が
可能となる。
側板後部に第6図cに示す形状を形成したワー
クw1をダイ1上に載置し、前記の装置と同一の
機構により周縁eを点線位置で内向きに曲げ、仮
想線a1で示すように内向きフランジを形成し、同
図bのように各ダイを後退させる。中間ダイ54
の転倒により分割面52a,53a間に大きな空
間が形成されるので、主ダイ52,53の後退量
を大きくとれワークの払出しが容易であり、後退
方向も分割面52a,53aの方向によつてあま
り規制されないから装置の設計が容易である。
(考案の効果) 本考案は、以上のように、下型の主ダイ、中間
ダイ及び曲げパンチを上型に設けた駆動カムで同
時に作動させるから、1ストロークで加工を行な
うことができる。そして主ダイ、中間ダイの分割
面が平行であるから従来のくさび型のものに比べ
製作が容易であり、中間ダイの転倒後は大きな主
ダイの移動空間が形成されるので、後退量が多く
とれ、後退方向の自由度も大きく設計、使用が容
易である。
更に、中間ダイを枢着したことにより、このダ
イの位置決め及び操作機構が簡単で、高精度を要
するカムの使用を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の実施に用いるダイの平面
図、同図bは第1図aのb−b線断面図、第2図
は中間ダイ部分の不作動時における金型の断面
図、第3図は同じく作動時の断面図、第4図は主
ダイ部分の不作動時における金型の断面図、第5
図は同じく作動時の断面図、第6図aはダイの変
形例を示す拡張時の平面図、bは収縮時の平面
図、cはワークの端面図である。 2,3,52,53……主ダイ、2a,3a,
52a,53a……分割面、4,54……中間ダ
イ、5,6,7……連動部材、14……下型、1
6……頸部、18……支持ブロツク、31,42
……曲げパンチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下型に、平行の分割面をもつ2個以上の主ダイ
    を進退自在に設けると共に、これら主ダイの分割
    面間に介挿される中間ダイと、主ダイと中間ダイ
    との下面に沿つて外方から進退自在な曲げパンチ
    とを設け、中間ダイの下面に頸部を連設して、該
    中間ダイを前記分割面間に介挿される起立位置と
    該分割面間から下方に抜け出る倒伏位置とに起伏
    自在となるように前記頸部において下型に枢着
    し、更に下型に主ダイと曲げパンチとを夫々進退
    操作する連動部材と中間ダイを起伏操作する連動
    部材とを設けると共に、上型に該上型の昇降動に
    よりこれら連動部材を介して主ダイと曲げパンチ
    と中間ダイとを夫々動作させる駆動部材を設けた
    ことを特徴とする内曲げ金型。
JP7370987U 1987-05-19 1987-05-19 Expired - Lifetime JPH054893Y2 (ja)

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JP7370987U JPH054893Y2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7370987U JPH054893Y2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19

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JPS63184618U JPS63184618U (ja) 1988-11-28
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