JP2005349416A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 稼働効率を低下させることなく、ブリケットの残圧に起因してゲート部材の作動不良を生じるのを防止することができる圧縮機を提供する。
【解決手段】 研削スラッジSを圧縮するための圧縮室を構成する筒体13と、研削スラッジSを加圧する加圧機構Rと、筒体13開口Kを開閉するゲート機構Gとを備えた圧縮機1である。ゲート部材17を筒体13の開口Kを閉塞する位置から、当該開口Kを開放する位置に移動させる際に、当該ゲート部材17と筒体13の端面16との圧接状態を解除させる圧接解除機構50を設けた。
【選択図】 図4

Description

本発明は圧縮機に関し、特に各種研削加工により発生した研削スラッジ等を圧縮して固形化する圧縮機に関する。
軸受鋼や浸炭鋼等の鉄系金属を研削した際に生じる切粉は、水分及び油分を含有する研削液や砥粒等を含む綿状の研削スラッジとして回収されている。この研削スラッジは、純鉄を含みサイズも微細なことから、酸化しやすく取り扱いが難しい産業廃棄物であり、これをできるだけコンパクトにしてリサイクルすることが要請されている。そのため、研削スラッジを圧縮機によって圧縮して高密度の固形物(ブリケット)を形成することが行われている。
上記圧縮機としては、研削スラッジの圧縮室を構成する筒体と、研削スラッジを前記筒体の一端部側へ加圧する加圧機構と、前記筒体の一端部側の開口を開閉するゲート機構とを備えたものが用いられている。この圧縮機は、前記筒体の上方に設けられたホッパから投入された研削スラッジを、スクリューコンベアにて圧縮室内に搬送し、搬送された研削スラッジを、加圧機構を構成する油圧シリンダにより圧縮して固形化した後、ゲート機構により前記開口を開いて、固形化された研削スラッジ(ブリケット)を圧縮室の外部に排出するように構成されている。
また、上記ゲート機構は、前記筒体の一端部側の端面に圧接して当該筒体の開口を閉塞するゲート部材と、このゲート部材を、前記開口を閉塞する第1の位置と、当該開口を開放する第2の位置とに昇降移動させる駆動手段とを備えている。そして、上記ゲート部材は、前記筒体の端面に常に密着した状態で、第1の位置と第2の位置との間を昇降移動する。
このような圧縮機で研削スラッジを圧縮する際、加圧機構による研削スラッジの加圧力が40トンを超え、圧縮室を構成する筒体に作用する力が100MPaを超える場合がある。そのため、ゲート部材が上昇するときに、ブリケットのスプリングバックによる残圧で、当該ブリケットとこのブリケットに接している当該ゲート部材との間に強い摩擦力が働く。これにより、ゲート部材の動きが悪くなり当該ゲート部材が作動不良を起こすことがある。この対策として、圧縮室を構成する筒体を内外の二重構造とし、内側の筒体をわずかに後退させ、ゲート部材からブリケットを少し離すことで、当該ブリケットとゲート部材との間に働く摩擦力を減少させた圧縮機が開示されている(特許文献1参照)。
特開平10−211599号公報
しかしながら、前記特許文献1の圧縮機では、内側の筒体が後退することにより、ゲート部材の圧接面と当該筒体との間に環状の隙間が形成され、成形作業を繰り返しているうちに、その隙間に研削スラッジが詰まってしまう。このように前記隙間に研削スラッジが詰まると、ゲート部材の開閉ができなくなり、清掃作業を強いられることから稼働効率が低下するという問題点がある。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑み、稼働効率を低下させることなく、残圧によりゲート部材の作動不良が生じるのを防止することができる圧縮機を提供することを目的とする。
本発明は前記目的を達成するために次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、被圧縮物を圧縮するための圧縮室を構成する筒体と、前記被圧縮物を前記筒体の一端部側へ加圧する加圧機構と、前記筒体の前記一端部側の開口を開閉するゲート機構とを備えた圧縮機であって、前記ゲート機構は、前記筒体の前記一端部側の端面に圧接して前記開口を閉塞するゲート部材と、このゲート部材を前記端面に圧接する第1の位置と前記開口を開放する第2の位置とに移動させる駆動手段と、前記ゲート部材を前記第1の位置から第2の位置に移動させる際に、当該ゲート部材と前記端面との圧接状態を解除させる圧接解除機構とを備えることを特徴とする。
この圧縮機によれば、ゲート部材を第2の位置に移動させる際に、従来のようにゲート部材を筒体の端面に圧接させた状態のまま移動させるのではなく、圧接解除機構により筒体の端面とゲート部材との圧接状態を解除した状態で、当該ゲート部材を移動させることができる。したがって、ブリケットのスプリングバックによる残圧があっても、ゲート部材とブリケットとの摩擦を減少させて、ゲート部材をスムーズに動かすことができる。これにより、ゲート部材の作動不良が生じるのを防止できる。また、従来のように研削スラッジが詰まることもないので清掃作業が不要となり、装置の稼働効率が低下しない。
前記圧接解除機構は、ゲート部材に当接するカムと、このカムを回動させるカム作動部とを備え、前記のカムの回動に伴ってゲート部材の前記端面に対する圧接と圧接解除とを選択的に行うものであってもよい。
このような圧縮解除機構とすれば、カムを回動させるだけで、ゲート部材と筒体の端面との圧接状態を簡単に解除することができるとともに、ゲート部材を筒体の端面に圧接することができる。したがって、カムとカム作動部とによる簡易な構成となるとともに、別途、ゲート部材を前記端面に圧接するための機構が不要となる。
前記圧接解除機構のカムとしては、偏心カム又は楕円形カムを採用することができる。また、前記圧接解除機構のカム作動部としては、カムが連結された往復動可能な連結杆と、この連結杆を往復動させる流体圧シリンダとを備えるのが好ましい。これにより、前記圧接解除機構をより簡素な構造にすることができる。
さらに、前記圧接解除機構は、前記端面に対して離間する方向に延びるガイド溝を有するガイド部材と、前記ゲート部材に設けられかつ前記ガイド溝に導入されたガイドピンとを備えていてもよい。
このような圧接解除機構とすれば、ゲート部材を駆動手段によって一方向へ移動させるだけで、当該ゲート部材がガイドピンを介してガイド部材に形成されたガイド溝に沿って筒体の開口端から離間する方向へスムーズに動き、ゲート部材とブリケットとの圧接状態を解除することができる。また、ゲート部材を駆動手段によって前記と反対方向へ移動させるだけで、ゲート部材を筒体の端面に圧接することもできる。したがって、ガイド部材とゲート部材に設けられたガイドピンとによる簡易な構成となるとともに、別途、ゲート部材を圧接するための機構が不要となる。
また、前記圧縮解除機構は、前記ゲート部材の背面に形成された傾斜面と、この傾斜面と同じ角度で傾斜して当該傾斜面を摺動可能に沿わせる摺動面を有する支持部材とを備えていてもよい。
このような圧接解除機構とすれば、前記ゲート部材を、支持部材の摺動面に沿って往動復動させることにより、筒体の端面に対して接離させることができる。従って、簡易な構成でゲート部材と前記端面との圧接及び圧接解除を行うことができる。
また、前記加圧機構は、作動モータの回転運動を直線運動に変換して、前記被圧縮物を圧縮するプッシャーを進退自在に駆動するボールネジ機構を備えていることが好ましい。
この場合、プッシャーを動かす速度を油圧式の加圧機構よりも速くすることができる。また、作動モータを制御することにより、圧縮に伴うプッシャーへの負荷に応じて、当該プッシャーの速度を変えることができる。したがって、成形開始直後の低負荷時にはプッシャーの速度が出来るだけ速くなるようにし、負荷の上昇に応じて速度が遅くなるようにすることにより、サイクルタイムを油圧式のものよりも短縮することができ、ひいては、製品コストを下げることができる。
また、前記ゲート部材に前記被圧縮物に含まれる液状物を排出する排液路を設けてもよい。
この場合、研削スラッジに含まれている水分や油分等の液状物が圧縮室から逃げやすくなるので、研削スラッジを確実に固形化することができる。
前記の通り、本発明によれば、圧接解除機構によってゲート部材と筒体の端面との圧接状態を解除した状態で、当該ゲート部材を第2の位置に移動させることができるので、稼働効率を低下させることなく、残圧によるゲート部材の作動不良の発生を防止することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の圧縮機を詳細に説明する。
図1は、本発明の圧縮機1の一実施の形態を示している。この圧縮機1は、工場等における所定の設置場所に固定されるベース2と、このベース2上に配置されかつ種々の作動部が収容された下側部分3と、各種制御装置が収容された上側部分4とを備えている。前記下側部分3には、被圧縮物としての研削スラッジSを圧縮するための圧縮室6を構成する筒体13と、研削スラッジSを前記筒体13の一端部側へ加圧するプッシャー7を備えた加圧機構Rと、筒体13の一端部側の開口Kを開閉するゲート機構Gとが設けられている。一方、上側部分4の内部には、加圧機構Rに備えられた後述するボールネジ機構Nを作動させるための制御ユニット(図示せず)、後述するホッパ8に投入された研削スラッジSを搬送するためのモータ等が収容されている。なお、以下の説明においては、図1における右側を上流側と称し、左側を下流側と称する。
前記下側部分3の下流側にはホッパ8が設けられている。ホッパ8の上部には研削スラッジSを投入できるように開口部8aが形成されており、当該ホッパ8の水平方向の寸法は下方にいくに従って小さくなっている。ホッパ8の下部には斜め方向に向かって所定の角度で延びる延長部8bが形成されており、この延長部8bの内部に研削スラッジSの供給口9が形成されている。ホッパ8内及びその供給口9内には、延長部8bの傾きとほぼ同じ方向に傾けられた状態でスクリューコンベア10が配置されている。ホッパ8に投入された研削スラッジSは下部に落とし込まれ、この落とし込まれた研削スラッジSは、スクリューコンベア10に設けられた螺旋状の羽根11により供給口9に送り込まれる。この供給口9を介してスクリューコンベア10の羽根11により搬送される研削スラッジSの量は、ほぼ一定に保たれる。
図2に示すように、ベース2上には成形装置12が固定されている。成形装置12は、上流側に配置された前記加圧機構Rと、この加圧機構Rの下流側端部から下流方向に水平に延びる前記筒体13からなる。この筒体13は外筒13aと、この外筒13aの内側に嵌合された内筒13bとからなり、この内筒13bの内部の下流側に圧縮室6が形成されている。
加圧機構Rのプッシャー7は、内筒13b内に導入されており、その先端には圧縮室6の内周、すなわち内筒13bの内径に合致する円板状のチップ15が取り付けられている。このチップ15は、焼入硬化された、例えばSUJ−2等の軸受鋼にて形成されている。内筒13bは、例えばSUJ−2等の軸受鋼やSKD−11等のダイス鋼を熱処理して、HRC58〜60程度の硬さに硬化させたものである。チップ15はプッシャー7によって軸方向に移動する際に、その外周が内筒13bの内周と摺動する。また、外筒13aと内筒13bのそれぞれの下流側の端面はほぼ面一となっている。この面一となった端面16には、ゲート機構Gのゲート部材17が圧接しており、これにより筒体13の下流側の開口Kが閉塞されている。
外筒13a及び内筒13bの上部には開口部18が形成されている。この開口部18は、ホッパ8の延長部8bに対応させて形成されている。従って、ホッパ8に投入された研削スラッジSは、スクリューコンベア10の羽根11により、供給口9に向かって搬送され、最終的に開口部18を経て圧縮室6内に落下する。
図3(a)、(b)に示すように、ゲート部材17によって筒体13の開口Kを閉じた状態で、プッシャー7が軸方向に沿って上流側から下流側に移動すると、圧縮室6の容積が小さくなる。すなわち、プッシャー7の先端のチップ15の端面15aと、ゲート部材17の圧接面17aと、内筒13bの内周とにより定まる空間の前記軸方向の長さが小さくなる。これにより、研削スラッジSが圧縮室6内で圧縮成形されてブリケットWとなる。
また、内筒13bの下流側端部には、短筒型19が交換可能に嵌合されている。この短筒型19はSKD−11等のダイス鋼を熱処理してHRC62〜63程度の硬さに硬化させたものや超合金等で形成されている。前記短筒型19はボルト20によって内筒13bに確実に固定されている。また、短筒型19の内径は内筒13bの内径と等しくなっており、従って、圧縮室6の内面は面一となっている。この短筒型19が設けられている箇所は、研削スラッジSとの摩擦や圧力が著しく大きく、その摩耗が激しい部分であるので、所定期間ごとにこの短筒型19のみを交換できるようになっている。
図2に示すように、加圧機構Rにはボールネジ機構Nが構成されている。このボールネジ機構Nにはボールネジ30とボールナット31が設けられている。このボールネジ30はプッシャー7と一体形成されている。また、ボールナット31はボールネジ30の周囲に回転可能に設けられている。このボールナット31は、作動モータとしての図示しないサーボモータによって回転駆動され、この回転駆動により、プッシャー7が前進又は後退する。
このようにボールネジ機構Nを採用することにより、油圧式の加圧機構を採用する場合よりもプッシャー7の進退速度を速くすることができる。また、サーボモータを制御することで、研削スラッジSの圧縮に伴うプッシャー7への負荷に応じて、当該プッシャー7の速度を変えることができる。したがって、成形開始直後の低負荷時には、プッシャー7の速度を出来るだけ速くし、負荷の上昇に応じて当該速度が遅くなるようにすることにより、サイクルタイムを油圧式のものよりも短縮することができ、ひいては、製品コストを下げることができる。
図4に示すように、ゲート機構Gは、筒体13の開口Kを閉塞するゲート部材17を備えるとともに、このゲート部材17を筒体13の端面16に圧接する第1の位置A(図の実線で示す)と、開口Kを開放する第2の位置B(図の仮想線で示す)とに移動させる駆動手段としての油圧シリンダ60(図1参照)を備えている。さらに、前記ゲート機構Gは、ゲート部材17を第1の位置Aから第2の位置Bに移動させる際に、当該ゲート部材17と筒体13の端面16との圧接状態を解除させる圧接解除機構50を備えている。
図1も参照して、前記ゲート部材17は、その左右(開口Kに向かって左右、以下同じ)両側に立設された一対のガイド部材62によって昇降がガイドされている。このガイド部材62は、例えば溝形鋼によって構成されており、その溝内にゲート部材17の左右端が、筒体13の端面16に対して接離可能に導入されている。また、前記油圧シリンダ60は、ゲート部材17の上方に設けられており、そのシリンダロッド60aの下端部は、連結具61を介してゲート部材17の上面に連結されている。前記連結具61は、水平方向へ延びる長穴61aを有するブラケット61bと、この長穴61aに導入されたピン61cとを備えており、ゲート部材17が筒体13の端面16に対して接離するのを許容している。
圧接解除機構50は、図4に示すように、ゲート部材17が前記第1の位置Aにあるときに、当該ゲート部材17を筒体13の端面16側に押圧するための複数のカム22と、このカム22を回動させるカム作動部24とを備えている。
前記カム22は、所要厚みを有する金属製の楕円形カムで構成されている。このカム22は支軸25によって回動可能に支持されており、図4に示すように、長軸を水平方向に向けた状態で、当該長軸上に位置する同図右側の頂面26が、ゲート部材17の背面17bに当接してこれを押圧している。これにより、当該ゲート部材17が筒体13の端面16に圧接される。
カム作動部24は、前記カム22が連結された往復動可能な連結杆27と、この連結杆27を往復動させる流体圧シリンダとしての油圧シリンダ28とを備えている。前記連結杆27の上端は、前記油圧シリンダ28のシリンダロッドに連結されており、下端はカム22の図4において左側の端部付近に回動自在に連結されている。また、当該端部付近には、水平方向に延びる長穴22dが形成されており、この長穴22dに、連結杆27に突設されたピン27aが導入されている。したがって、連結杆27を昇降させることにより、カム22を支軸25を中心に回動させることができる。
以上の構成であれば、研削スラッジSの圧縮成形が完了した時点で、油圧シリンダ28によって前記連結杆27を例えば下方へ移動させると、カム22が図4において反時計回り方向に回動し、当該カム22の頂面26が、ゲート部材17の背面17bから離間する(図の仮想線で示す)。これにより、ゲート部材17と筒体13の端面16との圧接状態が解除され、当該ゲート部材17とブリケットWとの接触圧が低下する。この状態で油圧シリンダ60を作動して、前記ゲート部材17を上昇させることにより、ゲート部材17とブリケットWとの摩擦を減じた状態で当該ゲート部材17を第1の位置Aから第2の位置Bへ移動させることができる。したがって、ブリケットWのスプリングバックによる残圧があっても、当該ゲート部材17がスムーズに動き、ゲート部材17の作動不良が発生するのを防止できる。さらに、ゲート部材17に対して内筒13bを後退させる必要がないので、この内筒13bとゲート部材17との間の隙間に研削スラッジSが詰まることもなく、装置の稼働効率が低下するおそれもない。なお、前記圧縮成形によって得られたブリケットWは、プッシャー7によって押圧することにより、筒体13の開口Kを通して落下して回収される。
一方、前記と逆に、ゲート部材17で筒体13の開口Kを閉塞するときは、前記油圧シリンダ60によって、ゲート部材17を第2の位置Bから第1の位置Aへ移動させた後、油圧シリンダ28で連結杆27を上方に移動させる。すると、カム22が時計回り方向に回動し、当該カム22の頂面26がゲート部材17の背面を押圧して、当該ゲート部材17が筒体13の端面16に圧接する。
図5は、本発明の圧縮機の第2の実施の形態を示している。本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる点は、圧縮解除機構50が、ガイド溝34を有するガイド部材62と、ゲート部材17に設けられたガイドピン35とを備える点である。すなわち、同図に示すように、ゲート部材17の両側面17cには、所要高さを有する2本のガイドピン35が上下方向に所要間隔をあけて立設されている。また、ゲート部材17の左右両側に設けられたガイド部材62には、筒体13の開口Kから離間するように斜め上方へ延びるガイド溝34が複数形成されている。そして、前記両ガイドピン35が、このガイド溝34に導入されており、当該ガイド溝34内でその長手方向に沿ってスライド可能になっている。
この実施の形態では、ゲート部材17を第1の実施の形態で説明した油圧シリンダ60(駆動手段)を用いて上昇させると、当該ゲート部材17は、ガイドピン35を介してガイド溝34に案内され、筒体13の端面16から離間しつつ、第1の位置A(図の実線で示す)から第2の位置B(図の仮想線で示す)へ移動する。したがって、ブリケットWのスプリングバックによる残圧があっても、ゲート部材17をスムーズに上昇させることができる。また、これとは逆に、油圧シリンダ60を用いてゲート部材17を下降させると、当該ゲート部材17は、ガイドピン35を介してガイド溝34に案内されて第1の位置Aへ戻り、筒体13の端面16に圧接される。
図6は前記ガイド溝42の他の実施の形態を示している。この実施の形態においては、ガイド溝42が、鉛直に延びる上部溝42aと、この上部溝42aの下端部から筒体13の端部16に向かって斜め下方に屈折する屈折溝42bと、この屈折溝42bの下端部から鉛直にて下方に延びる下部溝42cとによって構成されている。前記下部溝42cは、ゲート部材17が第1の位置Aにあるときに、ガイドピン35を導入して、当該ガイドピン35が図の左方向へ遊動するのを規制する。このため、研削スラッジSを圧縮成形する際に、当該ゲート部材17が筒体13の端面16から離れるのを確実に阻止することができる。また、圧縮成形が完了してゲート部材17を上昇させると、ガイドピン35が屈折溝42bに沿って移動して、ゲート部材17と筒体13の端部との圧接状態を解除することができる。
図7は、本発明の圧縮機の第3の実施の形態を示している。本実施の形態においては、ゲート部材17が下方に向かって窄まるようなくさび形を呈している。すなわち、ゲート部材17の圧接面17aは、筒体13の端面16と並行であり、その背面は下側から上側へ向かうに従って前記端面16から離間する方向へ傾斜する傾斜面17dになっている。また、前記ゲート部材17の背後には、当該ゲート部材17を受け止める支持部材44が設けられている。この支持部材は、ゲート部材17の傾斜面17dと同じ角度で傾斜する摺動面44aを有しており、この摺動面44aに対して、第1の位置Aにおいて前記ゲート部材17の傾斜面17dが摺動可能に密着されている。
この実施の形態においては、前記油圧シリンダ60でゲート部材17を持ち上げることにより、当該ゲート部材17を筒体13の開口Kに対して離間させつつ第1の位置Aから第2の位置B(図の仮想線で示す)へ移動させることができる。これにより、ゲート部材17とブリケットWとの摩擦を減じた状態で当該ゲート部材17を移動させることができるので、ブリケットWのスプリングバックによる残圧があっても、当該ゲート部材17をスムーズに動かすことができる。
また、ゲート部材17を第2の位置Bから第1の位置Aに移動させると、当該ゲート部材17の傾斜面17dを支持部材44の摺動面44aで押圧して前記端面16に圧接することができる。本実施の形態は、ゲート部材17の背面に傾斜面17dを形成し、このゲート部材17の背後に、前記傾斜面17dに対応する摺動面44aを有する支持部材44を設けるという簡易な構成であるので、装置コストを抑えることができ、またメンテナンスがし易くなり、ひいては製品コストを下げることができる。
図8はゲート部材17に、研削スラッジSに含まれる液状物を排出する排液路37を設けた場合を示している。この排液路37は、筒体13の開口Kに臨ませた第1の通路37aと、この第1の通路37aの背後に設けられた空洞部37bと、この空洞部37bの下端から下方へ向かってゲート部材17の外部に延びる第2の通路37cとによって構成されている。前記第1の通路37aは、前記空洞部37bを覆った状態でゲート部材17の凹部17dに交換可能に嵌合固定された円盤38に複数条貫通形成されており、研削スラッジSに含まれる水分や油分等は、その圧縮成形にともなって、前記第1の通路37a、空洞部37b及び第2の通路37cを通して、ゲート部材17の外部へ排出される。これにより、研削スラッジSに含まれる水分や油分を圧縮室6の外部に容易に逃がすことができるので、研削スラッジSを容易かつ確実に固形化することができる。
本発明の圧縮機の一実施の形態の概略正面図である。 図1に示す圧縮機における成形装置の断面図である。 (a)は、圧縮室に研削スラッジを投入した状態を示す要部断面図であり、(b)は、圧縮室に投入した研削スラッジを圧縮した状態を示す要部断面図である。 第1の実施の形態における圧接解除機構の正面説明図である。 第2の実施の形態における圧接解除機構の正面説明図である。 第2の実施の形態におけるガイド溝の形状を変更した圧接解除機構の正面説明図である。 第3の実施の形態における圧接解除機構の正面説明図である。 (a)は、他の態様におけるゲート部材の断面図であり、(b)は、そのゲート部材を圧縮室側からみた図である。
符号の説明
6 圧縮室
7 プッシャー
12 成形装置
13 筒体
17 ゲート部材
17d 傾斜面
22 カム
24 カム作動部
27 連結杆
28 油圧シリンダ(流体圧シリンダ)
34 ガイド溝
35 ガイドピン
37 排液路
44 支持部材
44a 摺動面
50 圧接解除機構
60 油圧シリンダ(駆動手段)
62 ガイド部材
A 第1の位置
B 第2の位置
S 研削スラッジ(被圧縮物)
G ゲート機構
N ボールネジ機構

Claims (8)

  1. 被圧縮物を圧縮するための圧縮室を構成する筒体と、前記被圧縮物を前記筒体の一端部側へ加圧する加圧機構と、前記筒体の前記一端部側の開口を開閉するゲート機構と、を備えた圧縮機であって、
    前記ゲート機構は、前記筒体の前記一端部側の端面に圧接して前記開口を閉塞するゲート部材と、このゲート部材を前記端面に圧接する第1の位置と前記開口を開放する第2の位置とに移動させる駆動手段と、前記ゲート部材を前記第1の位置から第2の位置に移動させる際に、当該ゲート部材と前記端面との圧接状態を解除させる圧接解除機構と、を備えることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記圧接解除機構が、ゲート部材に当接するカムと、このカムを回動させるカム作動部とを備え、前記のカムの回動に伴ってゲート部材の前記端面に対する圧接と圧接解除とを選択的に行う請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記カムが、偏心カム又は楕円形カムである請求項2に記載の圧縮機。
  4. 前記カム作動部が、カムが連結された往復動可能な連結杆と、この連結杆を往復動させる流体圧シリンダと、を備える請求項2又は3に記載の圧縮機。
  5. 前記圧接解除機構が、前記端面に対して離間する方向に延びるガイド溝を有するガイド部材と、前記ゲート部材に設けられかつ前記ガイド溝に導入されたガイドピンと、を備える請求項1に記載の圧縮機。
  6. 前記圧縮解除機構が、前記ゲート部材の背面に形成された傾斜面と、この傾斜面と同じ角度で傾斜して当該傾斜面を摺動可能に沿わせる摺動面を有する支持部材と、を備える請求項1に記載の圧縮機。
  7. 前記加圧機構が、作動モータの回転運動を直線運動に変換して、前記被圧縮物を圧縮するプッシャーを進退自在に駆動するボールネジ機構部を備える請求項1〜6のいずれかに記載の圧縮機。
  8. 前記ゲート部材に前記被圧縮物に含まれる液状物を排出する排液路が設けられている請求項1〜7のいずれかに記載の圧縮機。
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