JP2015117728A - 多段歯車、多段歯車の鍛造型及び多段歯車の製造方法 - Google Patents

多段歯車、多段歯車の鍛造型及び多段歯車の製造方法 Download PDF

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悟 飯塚
Satoru Iizuka
悟 飯塚
明彦 池田
Akihiko Ikeda
明彦 池田
敦夫 渡邊
Atsuo Watanabe
敦夫 渡邊
宏樹 松苗
Hiroki Matsunae
宏樹 松苗
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Abstract

【課題】多段歯車を鍛造により一体成形する際に、小径歯車の歯元に歯形が形成されない部位が存在しないようして、素材の軸方向長さを短くする。
【解決手段】小径歯車3と大径歯車5とを備える多段歯車1は、冷間鍛造によって一体成形される。小径歯車3と大径歯車5との間の段差部7の端面9の径方向内側には、凹部11が形成されている。凹部11の径方向内側には、歯形部11dが冷間鍛造時に形成される。歯形部11dは、小径歯車3の歯形3aに連続している。
【選択図】図1

Description

本発明は、径が異なる歯車を軸方向に沿って複数備え、かつ複数の歯車が鍛造によって一体成形される多段歯車、多段歯車の鍛造型及び多段歯車の製造方法に関する。
多段歯車として、二段のヘリカル歯車を冷間鍛造により一体成形する技術が知られている(特許文献1参照)。この二段ヘリカル歯車は、小径歯車と大径歯車との間における小径歯車の歯元に、歯形が形成されない部分を軸方向の所定の長さだけ設けている。この歯形が形成されない部分を設けることで、素材を金型内に押し込んで鍛造する際に、金型の小径側の歯型が大径歯車の歯形の端部にぶつかるのを避けるようにしている。
特許第5134361号公報
特許文献1の二段ヘリカル歯車は、小径歯車の歯元に歯形が形成されない部分が存在するので、小径歯車の歯幅を確保するためには、その分素材として軸方向長さが長いものが必要となってしまう。
そこで、本発明は、多段歯車を鍛造により一体成形する際に、小径歯車の歯元に歯形が形成されない部分が存在しないようにして、その分素材の軸方向長さを短くすることを目的としている。
本発明は、小径歯車と大径歯車との間の段差部に、小径歯車側から大径歯車側に軸方向に向けて凹み、かつ小径歯車の外周面に連続する凹部を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、多段歯車の素材を金型に押し込んで鍛造成形する際に、凹部に対応する金型側の凸部が凹部に入り込むことで、小径歯車の歯形を少なくとも凹部の開口端部にまで連続して形成できる。これにより、多段歯車を鍛造により一体成形する際に、小径歯車の歯元に歯形が形成されない部分が存在しないようにすることができ、その分素材の軸方向の長さを短くすることができる。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係わる多段歯車の断面図、図1(b)は、図1(a)の多段歯車の素材を示す断面図である。 図2は、図1(b)の素材の斜視図である。 図3は、図1(a)の多段歯車を鍛造成形している金型の断面図である。 図4は、素材を金型にセットした状態を示す断面図である。 図5は、図1(a)に対する比較例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1(a)に示す本発明の一実施形態に係わる多段歯車1は、径が小さい歯車となる小径歯車3と、この小径歯車3よりも径が大きい歯車となる大径歯車5とを、中心軸Pの軸方向に沿って冷間鍛造により一体成形した二段のヘリカル歯車である。すなわち、この多段歯車1は、径が異なる複数の歯車を軸方向に沿って備え、かつ複数の歯車が鍛造によって一体成形される多段歯車である。なお、小径歯車3と大径歯車5は、リード量が互いに同じである。
軸方向に互いに隣接している小径歯車3と大径歯車5との間の段差部7は、中心軸Pに直交する平面となる端面9を備え、この端面9の径方向内側に凹部11を形成している。なお、端面9は、大径歯車5の小径歯車3側の側面を構成している。凹部11は、底部としての底面11aと、径方向外側の外側内壁部となる外側内壁面11bとを備える。外側内壁面11bは、凹部11の開口部11c側が、底面11aに対して径方向外側となるよう傾斜するテーパ面としている。すなわち、凹部11は、径方向外側の外側内壁部となる外側内壁面11bが、底部である底面11aに対して開口部11c側ほど径方向外側となるよう傾斜している。
また、凹部11は、径方向内側の内側内壁部、つまり径方向外側の外側内壁面11bに対向する部位に、小径歯車3の歯形3aに連続する歯形部11dを備えている。この歯形部11dは、小径歯車3の歯形3aの一部を構成している。すなわち、小径歯車3の歯形3aの一部でもある歯形部11dを、凹部11の径方向内側の内側内壁部に形成していることになる。ここでの歯形部11dは、凹部11の底面11aまで達していない。なお、歯形部11dにおける歯溝の底面11a側の端部には、傾斜面11d1が形成されている。また、大径歯車5の歯形5aの小径歯車3と反対側の端部には、傾斜面5a2が形成されている。
このような多段歯車1は、径が小さい小径歯車3と、この小径歯車3に隣接する径が大きい大径歯車5との間の段差部7に、小径歯車3側から大径歯車5側に軸方向に向けて凹み、かつ小径歯車3の外周面に連続する凹部11を備えていることになる。
上記した凹部11は、開口部11cが、小径歯車3の歯形3aの外周面となる頂部3a1から、該頂部3a1と大径歯車5の歯形5aの外周面となる頂部5a1との間の径方向中間位置までを最大としている。すなわち、図1(a)中で、小径歯車3の歯形3aの頂部3a1と開口部11cの径方向外側の端部11c1との間隔をA、端部11c1と大径歯車5の歯形5aの頂部5a1との間隔をBとすると、A≦Bである。
図1(b)は、図1(a)に示した多段歯車1の素材10を示しおり、この素材10は、SC鋼、SCM鋼、SNC鋼、SNCM鋼及びSCR鋼などを使用する。素材10は、小径歯車3に対応する円柱形状の小径部30と、大径歯車5に対応する円柱形状の大径部50と、を有する。小径部30及び大径部50は被加工部を構成している。すなわち、多段歯車1の素材10は、径が異なる複数の歯車に対応して径が異なる複数の被加工部をそれぞれ備える。また、素材10は、小径部30と大径部50との間に、多段歯車1の段差部7に対応する段差部70を有する。
段差部70は、中心軸P0に直交する平面となる端面90を備え、この端面90の径方向内側に、多段歯車1の凹部11に対応する凹部110を形成している。なお、端面90は、大径部50の小径部30側の側面を構成している。凹部110は、底面110aと、径方向外側の外側内壁面110bと、径方向内側の内側内壁面110dとを備える。外側内壁面110bは、凹部110の開口部110c側が、底面110aに対して径方向外側となるよう傾斜するテーパ面としている。すなわち、凹部110は、径方向外側の外側内壁面110bが、底面110aに対して開口部110c側ほど径方向外側となるよう傾斜している。このような凹部110は、素材を成形する際に一体成形してもよく、また後加工してもよい。
また、径方向内側の内側内壁面110dは、小径部30の外周面30aに連続していて同一の外周面を構成している。つまり、凹部110の内側内壁面110dを有する部位は、小径部30に対して軸方向に連続する円柱体を構成しており、内側内壁面110dを有する部位における円柱体の外径と小径部30における円柱体の外径とは、互いに同等である。
図2は、このような素材10を小径部30側から見た斜視図であり、凹部110は素材10の全周にわたり形成している。
図3は、上記した素材10を用い、図1(a)の多段歯車1を冷間鍛造によって一体成形するための金型13を、成形後の多段歯車1と共に示している。金型13は、鍛造型を構成しており、下型となるダイ15と、上型となる円柱形状のパンチ17とを備える。ダイ15は、素材10が押し込まれる領域を含む凹所19を備える。凹所19は、パンチ17が挿入される側から順に、パンチガイド孔21、大径の歯型23、小径の歯型25、ノックアウトピンガイド孔27を備えている。
なお、ダイ15は、パンチガイド孔21及び大径の歯型23を有する大径ダイス15aと、小径の歯型25を有する小径ダイス15bと、ノックアウトピンガイド孔27を有するノックアウトピン支持部15cと、を備えている。
パンチガイド孔21は、内径がパンチ17の外径より僅かに大きく、パンチ17が軸方向に移動可能に挿入される。また、パンチガイド孔21の内径は、素材10の大径部50の外径より僅かに大きい。すなわち、パンチ17の外径と素材10の大径部50の外径とはほぼ同等である。また、素材10を金型13にセットするときには、図4に示すように、素材10の大径部50がパンチガイド孔21に全部もしくは一部が挿入された状態となる。
ダイ15における上部の大径の歯型23は、大径歯車成形部を構成しており、多段歯車1の大径歯車5の歯形5aを成形する。また、ダイ15における下部の小径の歯型25は、小径歯車成形部を構成しており、多段歯車1の小径歯車3の歯形3aを成形する。歯形3aを成形する際には、その歯溝に対応する部位の先端に形成された、図1(a)の傾斜面11d1に対応するテーパ面が素材を押し付けることで、鍛造時の変形抵抗を小さくしている。同様にして、歯形5aを成形する際には、その歯溝に対応する部位の先端に形成された、図1(a)の傾斜面5a2に対応するテーパ面が素材を押し付けることで、鍛造時の変形抵抗を小さくしている。
ノックアウトピンガイド孔27は、内径がノックアウトピン29の外径より僅かに小さく、ノックアウトピン29が軸方向に移動可能に挿入される。このノックアウトピン29を上方に移動させることで、鍛造後の製品となる多段歯車1をダイ15から外部に押し出す。
そして、本実施形態における金型13のダイ15は、小径の歯型25の大径の歯型23側の端部周縁に、大径の歯型23側に軸方向に向けて突出する環状の凸部31を備えている。凸部31は、鍛造時に、多段歯車1の小径歯車3側から大径歯車5側に軸方向に向けて凹み、かつ小径歯車3の外周面に連続する凹部11に入り込むことで、小径歯車3の歯形3aの一部となる歯形部11dを凹部11の径方向内側に形成する。このため、凸部31の内周面には、小径の歯型25と同様の歯型31aを、小径の歯型25に連続するようにして設けている。すなわち、環状の凸部31は、小径の歯型の一部を含んでいる。
次に、図1(b)に示す素材10を図3に示す金型13を用いて冷間鍛造することで、図1(a)に示す多段歯車1を製造する方法について説明する。
まず、図4に示すように、素材10を金型13にセットする。このとき、素材10の小径部30の先端(下端)の周縁が、ダイ15における凸部31の歯型31a上に当接して載置された状態となる。また、素材10の大径部50は、前述したようにパンチガイド孔21に全部もしくは一部が挿入された状態となる。このとき、大径部50の下端の端面90は歯型23の上端に対して離間している。
この状態で、パンチ17をパンチガイド孔21内に対して下降させることで、素材10をダイ15の凹所19に押し込み、これにより図3に示すように多段歯車1が鍛造成形される。このとき、ダイ15における大径の歯型23によって大径歯車5の歯形5aが成形され、小径の歯型25によって小径歯車3の歯形3aが成形される。なお、図3の鍛造成形完了時は、ノックアウトピン29の上端と多段歯車1の下端(小径歯車3の下端)との間に隙間33が形成されている。
そして、鍛造成形完了時に、素材10における大径部50の下端の端面90が、図3のように、歯型23と歯型25との間の段差面35に対して近接した状態で、ダイ15の凸部31が素材10(多段歯車1)の凹部110(凹部11)に入り込む。このとき、凸部31の歯型31aが、凹部110の内側内壁面110dに対し、小径歯車3の歯形3aに連続する歯形部11dを成形する。
このようにして鍛造成形した後は、図4の状態からノックアウトピン29を上昇させることで、多段歯車1をダイ15から外部に押し出す。ダイ15から取り出した多段歯車1は、シェービング加工によって小径歯車3の歯形3a及び、大径歯車5の歯形5aを仕上げ加工して完成する。
この場合、完成した小径歯車3の歯形3aは、図1(a)及び図3に示すように、歯形部11dが歯形3aに連続しているので、軸方向に沿ってみれば、大径歯車5の歯形5aに対して連続したものとなる。したがって、本実施形態の金型13により鍛造成形した多段歯車1は、小径歯車3の大径歯車5側の歯元に、歯形が形成されない部分が存在しないようにすることができ、その分、同等の歯幅を確保しようとした場合に素材10の軸方向の長さを短くすることができる。
素材10の軸方向の長さを短くできるので、材料の歩留まりが向上する。また、製品となる多段歯車1は軸方向長さが短くなって小型化でき、当該多段歯車1を例えば遊星歯車として組み付けた遊星歯車機構全体の小型化を達成できる。
また、小径歯車3の大径歯車5側の歯元に凹部11を形成してあるので、小径歯車3の歯形3aに対するシェービング加工が容易にできる。この場合、シェービング加工を容易にするために、シェービング加工の前処理として、小径歯車3の大径歯車5側の歯元に対し機械加工によって環状の溝を形成する必要がなく、作業効率が向上する。
また、本実施形態では、凹部11の径方向内側に、小径歯車3の歯形の一部が歯形部11dとして形成されている。このため、完成した小径歯車3の歯形3aは、図1(a)及び図3に示すように、軸方向に沿ってみれば、大径歯車5の歯形5aに対してより確実に連続したものとすることができる。
また、本実施形態では、凹部11は、小径歯車3の外周面である頂部3a1から、この外周面と大径歯車5の外周面である頂部5a1との間の径方向中間位置までを最大として形成されている。すなわち、図1(a)中で、A≦Bである。この場合、大径歯車5における凹部11の径方向外側の部位の強度を確保でき、軸方向長さを短くしつつ信頼性のある多段歯車1が得られる。
逆に、図5の多段歯車100ように、A>Bの場合には、大径歯車500における凹部1100の径方向外側の部位の強度が図1(a)に比較して弱くなる。このため、図5に示すように、鍛造成形時に凹部1100の径方向外側の部位Qが径方向内側へ変位し、その部位Qの歯形500aが変形する恐れがある。300は小径歯車、330aは小径歯車300の歯形である。
また、本実施形態では、凹部11は、径方向外側の外側内壁部である外側内壁面11bが、底部としての底面11aに対して開口部11c側ほど径方向外側となるよう傾斜するテーパ面としている。このため、図3に示す鍛造成形後の多段歯車1をノックアウトピン29により押し出すときに、多段歯車1が金型13から抜けやすくなり、作業効率が向上する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は本発明の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎず、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含むものである。
例えば、上記した実施形態では、多段歯車1として二段のヘリカル歯車について説明したが、ヘリカル歯車に限らずスパー歯車でもよく、また二段に限らず三段以上の多段歯車に対しても本発明を適用することができる。また、凹部11の径方向内側に形成する歯形部11dは、凹部11の底面11aまで達していなくてもよく、少なくとも開口部11cの小径歯車3側の開口端部(大径歯車5の端面9と同一面上に位置している)を含むように凹部11内に一部が形成されていればよい。
また、上記した実施形態では、図1(b)に示すように、素材10に凹部110を形成しているが、凹部110を形成していなくてもよい。凹部110を形成していない場合にも、図3及び図4に示す金型13を用い、鍛造成形時には、ダイ15の凸部31を素材10の平坦面となっている端面90に押し込むことによって図1に示す凹部11を形成する。これによって、図1と同様な多段歯車1を鍛造成形することができる。すなわち、この場合には、凸部31が、大径歯車5の小径歯車3側の端面9よりも小径歯車3と反対側に軸方向に入り込むことで、この入り込んだ部位に小径歯車3の歯形の一部を形成することになる。
1 多段歯車
3 小径歯車
3a 小径歯車の歯形
3a1 小径歯車の歯形の頂部(小径歯車の外周面)
5 大径歯車
5a 大径歯車の歯形
5a1 大径歯車の歯形の頂部(大径歯車の外周面)
7 多段歯車の段差部
10 多段歯車の素材
11 多段歯車の凹部
11a 凹部の底面(底部)
11b 凹部の外側内壁面(径方向外側の外側内壁部)
11c 凹部の開口部
11d 小径歯車の歯形に連続する歯形部(小径歯車の歯形の一部)
13 金型(鍛造型)
23 金型の大径の歯型(大径歯車成形部)
25 金型の小径の歯型(小径歯車成形部)
30 素材の小径部(被加工部)
31 金型の凸部
50 素材の大径部(被加工部)
70 素材の段差部
110 素材の凹部

Claims (8)

  1. 径が異なる複数の歯車を軸方向に沿って備え、かつ前記複数の歯車が鍛造によって一体成形される多段歯車であって、
    径が小さい小径歯車と、この小径歯車に隣接して小径歯車よりも径が大きい大径歯車との間の段差部に、前記小径歯車側から前記大径歯車側に軸方向に向けて凹み、かつ前記小径歯車の外周面に連続する凹部を備えていることを特徴とする多段歯車。
  2. 前記凹部の径方向内側に、前記小径歯車の歯形の一部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の多段歯車。
  3. 前記凹部は、前記小径歯車の外周面から、この外周面と前記大径歯車の外周面との間の径方向中間位置までを最大として形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の多段歯車。
  4. 前記凹部は、径方向外側の外側内壁部が、底部に対して開口部側ほど径方向外側となるよう傾斜していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の多段歯車。
  5. 径が異なる複数の歯車が軸方向に沿って設けられる多段歯車を、鍛造によって一体成形する多段歯車の鍛造型であって、
    前記多段歯車の複数の歯車にそれぞれ対応して内径が異なる複数の歯車成形部を軸方向に沿って備え、
    前記歯車成形部は、前記多段歯車の径が大きい大径歯車を成形する大径の大径歯車成形部と、前記大径歯車よりも径が小さい小径歯車を成形する、前記大径歯車成形部よりも内径が小さく該大径歯車成形部に隣接する小径の小径歯車成形部と、を有し、
    前記小径歯車成形部の前記大径歯車成形部側の端部に、前記大径歯車成形部側に軸方向に向けて突出する環状の凸部を備え、
    前記環状の凸部は、前記小径歯車成形部の一部を含み、前記大径歯車の前記小径歯車側の端面よりも小径歯車と反対側に軸方向に入り込むことで、この入り込んだ部位に前記小径歯車の歯形の一部を成形することを特徴とする多段歯車の鍛造型。
  6. 前記環状の凸部が、前記多段歯車の前記小径歯車側から前記大径歯車側に軸方向に向けて凹み、かつ前記小径歯車の外周面に連続する凹部に入り込むことで、前記凸部における前記小径歯車成形部の一部によって前記小径歯車の歯形の一部を前記凹部の径方向内側に成形することを特徴とする請求項5に記載の多段歯車の鍛造型。
  7. 径が異なる複数の歯車を軸方向に沿って備え、かつ前記複数の歯車が鍛造によって一体成形される多段歯車の製造方法であって、
    前記多段歯車の素材が、前記径が異なる複数の歯車に対応して径が異なる複数の被加工部をそれぞれ備える一方、前記鍛造に使用する金型が、前記素材における複数の被加工部にそれぞれ対応して内径の異なる複数の歯車成形部を備え、
    前記素材の複数の被加工部を前記金型の複数の歯車成形部にそれぞれ押し込んで鍛造成形する際に、前記金型の径が小さい小径歯車を成形する小径の小径歯車成形部の端部から、該小径歯車成形部に隣接する、前記小径歯車よりも径が大きい大径歯車を成形する大径の大径歯車成形部側に軸方向に突出する環状の凸部が、前記小径歯車とこの小径歯車に隣接する大径歯車との間の段差部に、前記小径歯車側から前記大径歯車側に軸方向に向けて凹み、かつ前記小径歯車の外周面に連続する凹部に入り込み、前記小径歯車の歯形の一部を前記凹部の径方向内側に形成することを特徴とする多段歯車の製造方法。
  8. 径が異なる複数の歯車を軸方向に沿って備え、かつ前記複数の歯車が鍛造によって一体成形される多段歯車の製造方法であって、
    前記多段歯車の素材が、前記径が異なる複数の歯車に対応して径が異なる複数の被加工部をそれぞれ備える一方、前記鍛造に使用する金型が、前記素材における複数の被加工部にそれぞれ対応して内径の異なる複数の歯車成形部を備え、
    前記素材の複数の被加工部を前記金型の複数の歯車成形部にそれぞれ押し込んで鍛造成形する際に、前記金型の径が小さい小径歯車を成形する小径の小径歯車成形部の端部から、該小径歯車成形部に隣接する、前記小径歯車よりも径が大きい大径歯車を成形する大径の大径歯車成形部側に軸方向に突出する環状の凸部が、前記大径歯車の前記小径歯車側の端面よりも小径歯車と反対側に軸方向に入り込むことで、この入り込んだ部位に前記小径歯車の歯形の一部を形成することを特徴とする多段歯車の製造方法。
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