JP6182453B2 - 内外スプライン成形装置及び内外スプライン成形方法 - Google Patents

内外スプライン成形装置及び内外スプライン成形方法 Download PDF

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本発明は、内外スプライン成形装置及び内外スプライン成形方法に関し、特に軸状のワークの端部及び外周面にそれぞれ内径スプライン及び外径スプラインを成形する内外スプライン成形装置及び内外スプライン成形方法に関する。
従来、軸状のワークの端部に形成された内径に内径スプラインを成形し、外周面に外径スプラインを成形する場合、冷間鍛造により内径スプラインと外径スプラインを1回の作動サイクルで成形する成形装置がある。
この種の内径スプライン及び外径スプラインを1回の作動サイクルで成形する成形装置の一例として、例えば、特許文献1の内外スプライン成形装置がある。
この内外スプライン成形装置は、一端側にフランジ部が形成された軸状のワークに対し、フランジ部の端面から伸びる内径に内径スプラインを成形し、円柱状の外周面に外径スプラインを成形する装置であって、ワークの外周面を移動可能に収容する保持孔及びこの保持孔の内周に外径スプライン成形部を備えた第2ダイスと、この第2ダイスに対して軸方向に移動可能で内径の外周を外側から規制する第1ダイスと、内径スプライン成形部を有するパンチを備え、パンチがワーク内径内に所定距離進入して内径スプラインを成形したときにフランジ部に当接し、更にパンチが進入しようとしたときにワークをパンチと共に移動させる当接面が形成される。
そして、ワークは第1ダイスによって内径スプラインが成形される内径に対応する外周が外側から規制された状態で保持され、パンチがワークの内径内に挿入して内径スプラインを成形し、次に内径スプラインの成形が終了してパンチの当接面がワークのフランジ部に当接してパンチと共に移動するとワークの外周面が第2ダイスの外径スプライン成形部に押圧摺動されて外径スプラインを成形する。
特開平4−81242号公報
特許文献1によると、外径スプライン成形部を備えた第2ダイスと、内径スプライン成形部を有すると共にフランジ部に当接可能な当接面を有するパンチを備え、パンチを内径内に挿入して内径スプラインを成形し、更にパンチの当接面がワークのフランジ部に当接してパンチと共に移動するとワークの円柱状外周面が第2ダイスの外径スプライン成形部に押圧されて外径スプラインを成形することから、1回の作動サイクルでワークに内径スプラインと外径スプラインを成形することができる。
しかし、パンチを内径に挿入して内径スプラインを成形し、更にパンチの当接面をフランジに当接してワークをパンチと共に移動して第2ダイスにより外径スプラインを成形することから、パンチの当接面による押圧に対応する強度、形状及び配設位置が確保されたフランジ部を備えたワークに限定され、ワークの形状や仕様が制限される。
かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、ワークの形状や仕様に制限されることなく、種々のワークに対応可能で汎用性に優れ、かつ生産性良く1回の作動サイクルで内径スプライン及び外径スプラインが成形できる内外スプライン成形装置及び内外スプライン成形方法を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1の内外スプライン成形装置は、外径スプライン成形ダイスを設けた下型及び軸線に沿って昇降して前記下型に接離する上型にパンチを備え、段差面を隔てた一方に軸状の外径スプライン被加工部を備え他方に軸状で端面に内径を有する基端部を備えた軸状のワークに対し、前記外径スプライン被加工部に外径スプラインを成形し、前記内径内周面に内径スプラインを成形する内外スプライン成形装置において、前記パンチは、シャンク部に、先端側に前記端面の内径口元部に接触可能な環状のパンチショルダ部を備えた内径スプライン成形部が前記端面に当接して前記内径スプライン成形部の内径への挿入量を規制する環状のパンチセンタ接触部を介在して一体形成され、前記外径スプライン成形ダイスは、前記外径スプライン被加工部を該外径スプライン被加工部の先端側から移動可能に嵌挿して該外径スプライン被加工部に外径スプライン被加工部を賦形する外径スプライン成形孔及び前記段差面に当接して前記外径スプライン被加工部の外径スプライン成形孔への挿入量を規制する挿入規制部を備え、前記上型の下降に伴うパンチによるワーク押圧により、前記パンチ内径スプライン成形部の内径挿入による前記内径内周面の内径スプライン賦形及び外径スプライン被加工部の外径スプライン成形ダイスの外径スプライン成形孔への挿入による外径スプライン被加工部の外径スプライン賦形が1回の作動サイクルで連続することを特徴とする。
これによると、上型の下降によってパンチの内径スプライン成形部が内径に内径スプラインを成形する際の成形力に対する外径スプライン被加工部を外径スプライン成形ダイスの外径スプライン成形孔に移動可能に嵌挿して外径スプラインを賦形する際の外径スプライン成形力に従って、外径スプライン被加工部が外径スプライン成形ダイスに移動可能に嵌挿して外径スプライン成形ダイスにより外径スプラインを賦形し、段差面が外径スプライン成形ダイスの挿入規制部に当接してワークの移動が阻止されて上型の下降でパンチが内径に圧入されて内径スプラインを賦形し、或いは外径スプライン成形ダイスの外径スプライン成形孔と外径スプライン加工部との外径スプライン成形力によってワークの移動が抑制され、パンチが内径に圧入されて内径スプラインを賦形し、パンチセンタ接触面と端面との接触でパンチの挿入が阻止されると、パンチによってワークを押動して外径スプライン被加工部が外径スプライン成形ダイスの外径スプライン成形孔に移動可能に嵌挿して外径スプラインが賦形されることから、内径スプラインの賦形及び外径スプラインの賦形が1回の作動サイクルで連続して行われると共に、パンチにより内径に内径スプラインを賦形し、かつパンチによる直接的なワークに付与する押し付けによってワークを外径スプライン成形ダイスの外径スプライン成形孔に移動可能に嵌挿して外径スプラインを賦形することから、ワークのフランジ部の形状やフランジ部の位置等のワークの形状や仕様が制限されることなくなく外径スプライン及び内径スプラインが成形でき、種々のワークに対応可能で優れた汎用性が得られ、生産性良く1回の作動サイクルで内径スプライン及び外径スプラインが成形できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の内外スプライン加工装置において、前記上型は、前記パンチのシャンク部が貫通するパンチ嵌通孔及び基端部外周面が嵌合可能な内径スプライン外周孔が形成された貫通孔を有してパンチを覆うパンチケースを備えたことを特徴とする。
これによると、パンチの内径スプライン成形部が内周面を押圧摺動しても基端部の外周面がパンチケースの内径スプライン外周孔に嵌合保持されて外方への変形が拘束される。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の内外スプライン加工装置において、前記パンチのパンチショルダ部及びパンチセンタ接触部は環状の円錐テーパ状であり、ワークの内径口元部は環状の円錐テーパ状であることを特徴とする。これによると、パンチとワークとの求心性が得られ、内径スプラインと外径スプラインの同芯性、即ち同軸度が得られる。
請求項4の発明は、請求項1〜3にいずれか1項に記載の内外スプライン加工装置において、前記外径スプライン成形ダイスの挿入規制部は、該外径スプライン成形ダイスのダイス上面であることを特徴とする。これによると、外径スプライン成形ダイスの挿入規制部を外径スプライン成形ダイスのダイス上面によって構成できる。
上記目的を達成する請求項5の内外スプライン成形方法は、外径スプライン成形ダイス及び該外径スプライン成形ダイスに接離するパンチを備え、段差面を隔てた一方に軸状の外径スプライン被加工部を備え他方に軸状で端面に開口する内径を有する基端部を備えた軸状のワークに対し、前記外径スプライン被加工部に外径スプラインを成形し、前記内径内周面に内径スプラインを成形する内外スプライン成形方法において、前記パンチは、シャンク部に、先端側に前記端面の内径口元部に接触可能な環状のパンチショルダ部を備えた内径スプライン成形部が前記端面に当接して前記内径スプライン成形部の内径への挿入量を規制する環状のパンチセンタ接触部を介在して一体形成され、前記外径スプライン成形ダイスは、前記外径スプライン被加工部を該外径スプライン被加工部の先端側から移動可能に嵌挿して該外径スプライン被加工部に外径スプライン被加工部を賦形する外径スプライン成形孔及び前記段差面に当接して前記外径スプライン被加工部の外径スプライン成形孔への挿入量を規制する挿入規制部を備え、パンチによるワーク押圧により、前記パンチ内径スプライン成形部の内径挿入による前記内径内周面の内径スプライン賦形及び外径スプライン被加工部の外径スプライン成形ダイスの外径スプライン成形孔への挿入による外径スプライン被加工部の外径スプライン賦形が1回の作動サイクルで連続することを特徴とする。
これによるとパンチの内径スプライン成形部が内径に内径スプラインを成形する際の成形力及び外径スプライン被加工部を外径スプライン成形ダイスの外形スプライン成形孔に移動可能に嵌挿して外径スプラインを賦形する際の外径スプライン成形力に従って、パンチの内径スプライン成形部の内径挿入による内径スプラインの賦形及び外径スプライン被加工部の外径スプライン成形ダイスの外径スプライン成形孔へ移動可能な嵌挿による外径スプラインの賦形が1回の作動サイクルで連続して行われると共に、パンチにより内径に内径スプラインを賦形しかつパンチにより直接的にワークに付与する押し付けによってワークを外径スプライト成形ダイスの外径スプライン成形孔に圧入して外径スプラインを賦形することから、ワークのフランジ部の形状やフランジ部の位置等のワークの形状や仕様が制限されることなくワークに対する汎用性に優れ、生産性良く内径スプライン及び外径スプラインが成形できる。
本発明によると、パンチの内径スプライン成形部が内径に内径スプラインを成形する際の成形力及び外径スプライン被加工部を外径スプライン成形ダイスの外形スプライン成形孔に移動可能に嵌挿して外径スプラインを賦形する際の外径スプライン成形力に従い、パンチにより内径に内径スプラインを賦形しかつパンチにより直接的にワークに付与する押し付けによってワークを外径スプライン成形ダイスの外径スプライン成形孔に移動可能に嵌挿して外径スプラインを賦形することから、ワークのフランジ部の形状やフランジ部の位置等のワークの形状や仕様が制限されることなくワークに対する汎用性に優れ、生産性良く内径スプライン及び外径スプラインが成形できる。
実施の形態における内外スプライン成形装置の概要を説明する断面図である。 内外スプライン成形装置の作動工程を示す図であり、ワークのセット状態を示す図である。 同じく、内外スプライン成形装置の作動工程を示す図である。 同じく、内外スプライン成形装置の作動工程を示す図である。 同じく、内外スプライン成形装置の作動工程を示す図である。 同じく、内外スプライン成形装置の作動工程を示す図である。 同じく、内外スプライン成形装置の作動工程を示す図であり、内外スプライン鍛造成形終了状態を示す図である。 内外スプライン成形装置の作動工程を示す図であり、ワークのセット状態を示す図である。 同じく、内外スプライン成形装置の作動工程を示す図である。 同じく、内外スプライン成形装置の作動工程を示す図である。 同じく、内外スプライン成形装置の作動工程を示す図である。 同じく、内外スプライン成形装置の作動工程を示す図であり、内外スプライン鍛造成形終了状態を示す図である。 ワークの説明図であって、(a)は鍛造成形前のワークの断面図、(b)は鍛造終了後のワークの断面図である。
以下、本発明による内外スプライン成形装置及び内外スプライン成形方法の一実施の形態を、フランジ部及び円柱状の軸部が一体形成されたワークの軸部に内径スプライン及び外径スプラインを鍛造成形する場合を例に図を参照して説明する。
本実施の形態における内外スプライン成形装置及び内外スプライン成形方法の説明に先立って、素材となる鍛造成形前のワーク及び内径スプライン及び外径スプラインを成形した鍛造後のワークを図13に基づいて説明する。
図13(a)は素材となる鍛造成形前のワーク100Aの概要を示す断面図、図13(b)は鍛造成形終了後のワーク100Bの概要を示す断面図である。
素材となる鍛造成形前のワーク100Aは、図13(a)に示すように、円柱状の軸部101及びフランジ部118が一体形成される。軸部101は、鍛造成形の際に後述する外径スプライン成形ダイス17のダイス上面17cに当接する接触面となる環状の第1段差面102を介して大径円柱状の基部103と小径円柱状の軸状部115を有する。
基部103は、第1段差面102側の基部先端104と、この基部先端104に段部105を介して連続形成される基部本体106と、基部本体106に環状の第2段差面107を介して外周面109が連続する基端部108とが連続形成される。基端部108の端面110に内径スプライン被加工部となる内周面112を有する断面円形の内径111が形成される。内周面112と端面110との間に円錐面取り形状、即ち円錐テーパ面状の内径口元部113が形成される。
軸状部115は第1段差面102側から順に円柱状の外径スプライン被加工部116及び外径スプライン加工部116より小径の先端部117が連続形成される。
軸部101の基部本体106の外周にフランジ部118が一体形成される。この素材となるワーク100Aは、例えば軸部101及びフランジ部118を一体に熱間鍛造成形し、旋盤加工等の切削機械加工を施すことによって製造される。
成形終了後のワーク100Bは、図13(b)に示し、同図(a)に示すワーク100Aと対応する部分に同一符号を付して詳細な説明を省略するが、ワーク100Aの内径スプライン被加工部となる内径111の内周面112に内径スプライン121が賦形され、軸状部115の外径スプライン被加工部116に外径スプライン122が賦形される。
次に、内外スプライン成形装置1について説明する。図1は内外スプライン成形装置の概要を示す断面図である。
内外スプライン成形装置1は、下型11及び軸線Lに沿って昇降して下型11に接離する上型31を備える。
下型11は、ベース12に固定されるダイセット13を有し、ダイセット13に軸線Lと同芯のノックアウトピン挿通孔14aが穿孔されると共に、周囲に複数のガススプリング装着孔14bが形成されたバンパ14が固定される。
バンパ14の上面14c上に固定ダイス15が設けられる。固定ダイス15は、軸線Lと同芯の外径ダイス装着孔16が開口し、バンパ14の各ガススプリング装着孔14bに連続する複数のガススプリング装着孔15bを有する円筒状に形成される。
固定ダイス15の外径ダイス装着孔16内に円筒状の外径スプライン成形ダイス17が嵌合保持される。外径スプライン成形ダイス17はダイス下面17aがバンパ14の上面14cに当接し、ワーク100Aの第1段差面102が当接して外径スプライン被加工部116の挿入量を規制する挿入規制部となるダイス上面17cが固定ダイス15の上面15cと略面一な状態で外径ダイス装着孔16に嵌合して固定ダイス15に装着される。外径スプライン成形ダイス17には軸線Lと同芯でワーク100Aの先端部117が嵌挿可能な先端挿入部18a及び外径スプライン成形歯を有する外径スプライン成形部18bが連続形成された外径スプライン成形孔18を有する。
固定ダイス15の上方に、浮動ダイスホルダ19が設けられる。浮動ダイスホルダ19は、円筒状で内周面に沿って後述する浮動ダイス25が軸線L方向となる上下方向に移動可能に嵌挿するガイド孔20を有し、基端19aが固定ダイス15の上縁に嵌合支持され、上端に浮動ダイス25の上面25cが当接可能な環状フランジ状の浮動ダイス当接面21aを有する浮動ダイス移動規制部21が形成される。浮動ダイス移動規制部21には軸線Lと同芯で上型31のパンチケース41の外周面45が嵌入可能なパンチケース嵌入孔21bが形成される。
浮動ダイス25は、浮動ダイスホルダ19のガイド孔20に摺接可能な外周面25a及び下面25b、上面25cを有する円板状であって、軸線Lと同芯にワーク100Aの基部先端104及び基部本体106がそれぞれ嵌入可能な基部先端挿入部26a、段部26b及び基部本体挿入部26cが連続形成された軸部挿入孔26が形成される。
この浮動ダイス25は、バンパ14及び固定ダイス15のガススプリング装着孔14b、15bに装着されてベース12と浮動ダイス25の下面25bとの間に架設されたガススプリング27によって上型31方向となる上面25cが浮動ダイス移動規制部21の浮動ダイス当接面21aに当接する上方方向に常時押圧付勢される。
なお、バンパ14のノックアウトピン挿通孔14aには、成形後のワーク100Bを内外スプライン成形装置1から取り出すためのノックアウトピン28が出没可能に配設される。
一方、上型31は、ラム32にパンチ35を軸線L上に保持するパンチホルダ33を有する。パンチ35はパンチホルダ33に基端が保持されて軸線Lに沿って下型11方向に延在する円柱状のシャンク部36、及びこのシャンク部36の先端にワーク100Aの端面110に形成された内径口元部113に当接可能な円錐テーパ状のパンチセンタ接触部37を介在して外周に内径スプライン成形歯を有する内径スプライン成形部38が連続形成され、内径スプライン成形部38にワーク100Aの内径口元部113に当接可能な円錐テーパ状のパンチショルダ部38aを介してワーク100Aの内径11に挿入可能な先端部39が形成される。
パンチホルダ33に、パンチパッド40を介して軸方向に移動可能に保持されてパンチ35を覆う略有底円筒状のパンチケース41を有する。パンチパッド40は、基端がパンチホルダ33に嵌合支持されて後述するパンチケース41のフランジ42を摺動可能に保持する内周面40aを有する円筒状で、先端にフランジ42に当接してパンチケース41の移動を規制する環状のパンチケース移動規制部40bを有する。パンチケース移動規制部40bはパンチケース41の外周面45に摺接する環状のガイド面40cを備える。
パンチケース41は、基端にフランジ42が形成された円筒状の外周部43及び外周部43の先端を閉塞する円板状の先端部44を備えた有底円筒状であって、軸線Lと同芯上にパンチ35のシャンク部36が摺動可能に貫通するパンチ嵌通孔46aと、このパンチ嵌通孔46aより大径でワーク100Aの基端部108の外周面109が嵌入可能な内径スプライン外周孔46bと、ワーク100Aの第2段差面107に当接可能なワーク接触面46cとが連続形成されたパンチ貫通孔46が形成される。また、先端部44の頂面にワーク100Aのフランジ部118に当接可能な環状のワーク当接面47が形成される。
パンチケース41内にパンチ35のシャンク部36が嵌通するパンチ嵌通孔48a及び複数のガススプリング装着孔48bが形成されたガススプリングケース48が設けられる。パンチケース41は、ガススプリングケース48のガススプリング装着孔48bに装着されてパンチケース41の先端部44とパンチホルダ33との間に架設されたガススプリング49によって下型21に接近する方向となるフランジ42がパンチパッド40のパンチケース移動規制部40bに当接する下方方向に常時押圧付勢される。
このように構成された内外スプライン成形装置1は、上型31が図1に示すように下型11から離れた上方に退避した状態では、下型11の浮動ダイス25は、ガススプリング27によって上面25cが浮動ダイスホルダ19に形成された浮動ダイス移動規制部21の浮動ダイス当接面21aに押圧付勢された上昇位置に保持される。上型31のパンチケース41は、ガススプリング49によってフランジ42がパンチパッド40のパンチケース移動規制部40bに押圧付勢された下降位置に保持され、パンチ35の内径スプライン成形部38及び先端部39はパンチ貫通孔46の内径スプライン外周孔46b内に保持される。
また、浮動ダイス25に上型11側となる上方から所定以上の押圧力が付与されると、浮動ダイス25がガススプリング27の付勢に抗して下面25bが外径スプライン成形ダイス17の上面14cに当接する下降位置まで下降する。同様に、パンチケース41に下型31側となる下方から所定以上の押圧力が付与されると、パンチケース41がガススプリング49の付勢に抗してパンチ35のシャンク部36に誘導されて上昇する。
これらガススプリング27による浮動ダイス25に付与する付勢力に対してガススプリング49によるパンチケース41に付与する付勢力が大きく設定される。これらガススプリング27及びガススプリング49による付勢力は後述する上型31の下降によりワーク100Aに内径スプライン121及び外径スプライン122を成形する際に要する成形力に比べて極めて小さく設定され、内径スプライン121及び外径スプライン122の成形に実質的に影響することはない。
次に、図1に示す内外スプライン成形装置1により図13(a)に示すワーク100Aの内径111の内周面112に内径スプライン121を成形し外径スプライン被加工部116に外径スプライン122を成形して、図13(b)に示すワーク100Bを製造する作動サイクルの作動工程について、パンチ35により内径スプライン121を成形する成形力が外径スプライン成形ダイス17による外径スプライン122を成形する成形力より大きい場合を図2乃至図7を参照して説明し、続いて外径スプライン122の成形力が内径スプライン121の成形力より大きい場合を図8乃至図12を参照して説明する。
図1に示すように、上型31が下型11から上方に離れ、かつノックアウトピン28が下降した状態で素材となるワーク100Aをセットする。即ち、図2に示すようにワーク100Aを、その軸状部115の先端部117を浮動ダイス25の軸部挿入孔26に上方から挿入してフランジ部118を浮動ダイス25の上面25cに当接させてセットする。このセットされたワーク100Aは、先端部117が外径スプライン成形ダイス17の外径スプライン成形孔18における先端挿入部18aに若干の間隙を有して挿入され、基部先端104及び基部本体106等が軸部挿入孔26に若干の間隙を有して貫通してフランジ部118が浮動ダイス25の上面25cに支持された、いわゆる宙吊り状態で保持される。
このワーク100Aがセットされた状態で、上型31を下型11に向けて接近移動、即ち下降移動させると、上型11の下降によって、まず、パンチケース41のパンチ貫通孔46の内径スプライン外周面46bが、ワーク100の基端部108の外周面109を囲む。
上型31の更なる下降によって図3に示すように、パンチケース41に形成されたパンチ貫通孔46のワーク接触面46cがワーク100Aの第2段差面107に圧接すると共にワーク接触面47がフランジ部118に圧接してワーク100Aを浮動ダイス25上に固定する。一方、ワーク100Aの基部先端104及び基部本体106が軸部挿入孔26の基部先端挿入部26a及び基部本体挿入部26cに嵌合して段部105が段部26bに当接した状態に保持される。このとき、ワーク100Aの基端部108の外周面109はパンチ貫通孔46の内径スプライン外周部46bに嵌合して保持される。
更に、上型31が下降すると、下降するパンチケース41によって、ワーク100Aと共にガススプリング27の付勢に抗して浮動ダイス25が押し下げられて、設定された寸法下降すると、ワーク100Aの外形スプライン被加工部116が外径スプライン成形ダイス17の外径スプライン成形孔18に形成され外径スプライン成形部18bに接触する。
このとき外径スプライン成形ダイス17による外径スプライン122の成形が開始すると共に、この成形に伴う反力がワーク100Aに作用し、ワーク100Aの第2接触部107とパンチケース41のワーク接触面46cとの接触部を介してパンチケース41がガススプリング49の付勢に抗して相対的に押し上げられる。
これにより相対的にパンチ35がワーク100Aの内径111内に挿入されて図4に示すように、パンチショルダ部38aがワーク100Aの内径口元部113に接触する。このとき、パンチ35の内径スプライン成形部38が内径111の内周面112を多少押圧するが、基端部108の外周面109がパンチケース41の内径スプライン外周部46bに嵌合保持されて変形が拘束される。
更に、上型31の下降によりパンチ35の内径スプライン成形部38が内径111の内周面112に圧接して内径スプライン成形と外径スプライン被加工部116が外径スプライン成形ダイス17の外径スプライン成形部18bに圧接して外径スプライン成形を開始する。
ここで、パンチ35の内径スプライン成形部38の押圧による内径111の外周面112に内径スプライン121を成形する際の内径スプライン成形力に対して外径スプライン被加工部116を外径スプライン成形ダイス16の外形スプライン成形部18bに移動可能に嵌挿して外径スプライン122を賦形する際の外径スプライン成形力が小さく設定されることから、パンチ35による内径スプライン成形の抗力に対して外径スプライン成形ダイス17による外径スプライン成形の抗力が小さくなり、図5に示すようにパンチ35によってワーク100Aが下方に押し出される。
これにより、外径スプライン被加工部116が外径スプライン成形ダイス17の外径スプライン成形部18bに先端から移動可能に嵌挿して外径スプライン被加工部116が外径スプライン成形ダイス17の外径スプライン成形部18bを押圧摺動して外径スプライン122が成形され、図6に示すように固定ダイス接触面となる第1段差面102が外径スプライン成形ダイス17のダイス上面17cに当接してワーク100Aの移動が阻止されて外径スプライン122の賦形が終了する。
この外径スプライン122の成形にあたり、ワーク100Aの第2接触部107にワーク接触面46cが接触するパンチケース41にはガススプリング49の付勢力のみが作用し、外径スプライン成形の成形力は、ワーク100Aの円錐テーパ面状の内径口元部113にパンチ35の円錐テーパ面状のパンチシャルダ部38aが圧接して押圧力が伝達されることから、パンチ35とワーク100Aとが求心され、内径スプライン121と外径スプライン122との同芯性、即ち同軸度が向上する。
更に、第1段差面102が外径スプライン成形ダイス17のダイス上面17cに当接してワーク100Aの下降が阻止された状態で、更に上型31を下降すると、図7に示すようにパンチ35が内径111に圧入されて内径スプライン成形部38が内周面112を押圧摺動して内周面112に内径スプライン121を成形する。このとき、基端部108の外周面109が常にパンチケース41の内径スプライン外周孔46bに嵌合保持されて外方への変形が規制されパンチ35の内径スプライン成形部38が内周面112を押圧摺動しても基端部108の外周面109が変形することはない。
上型31が更に下降して図7に示すようにパンチセンタ接触部37がワーク100Aの基端部108の内径口元部113に当接してパンチ35の移動が阻止されて内径スプライン121の賦形が終了する。
しかる後、上型31が上昇してパンチ35を内径111から引き出して退避させた状態で、下型11に設けられたノックアウトピン28を上昇させて、内径スプライン121及び外径スプライン122が鍛造成形されたワーク100Bを下型11から押し出し搬出する。この搬出されたワーク100Bは、旋盤加工、歯切り等の仕上げ加工が施される。
次に、外径スプラインの成形力が内径スプラインの成形力より大きい場合の作動工程を図8乃至図12を参照して説明する。
図8に示すように、ワーク100Aを、その軸状部115の先端部117を浮動ダイス25の軸部挿入孔26に上方から挿入してフランジ部118を浮動ダイス25の上面25cに当接させてセットする。
このワーク100Aがセットされた状態で、上型31を下降移動させると、パンチケース41のパンチ貫通孔46の内径スプライン外周部46bが、ワーク100Aの基端部108の外周面109を囲む。
上型31の更なる下降によって図9に示すように、パンチケース41に形成されたパンチ貫通孔46のワーク接触面46cがワーク100Aの第2段差面107に圧接すると共にワーク接触面47がフランジ部118に圧接してワーク100Aを浮動ダイス25上に固定する。一方、ワーク100Aの基部先端104及び基部本体106が軸部挿入孔26の基部先端挿入部26a及び基部本体挿入部26cに嵌合して段部105が段部26bに当接した状態に保持される。このとき、ワーク100Aの基端部108の外周面109はパンチ貫通孔46の内スプライン外周孔46bに嵌合して保持される。
更に、上型31が下降すると、パンチケース41によって、ワーク100Aと共に浮動ダイス25が押し下げられて、ワーク100Aの外形スプライン被加工部116が外径スプライン成形ダイス17の外径スプライン成形孔18に形成された外径スプライン成形部18bに接触する。
このとき外径スプライン成径ダイス17による外径スプライン122の成形が開始すると共に、この成形に伴う反力がワーク100Aに作用し、ワーク100Aの第2接触部107とパンチケース41のワーク接触面46cとの接触部を介してパンチケース41がガススプリング49の付勢に抗して相対的に押し上げられる。これにより相対的にパンチ35がワーク100Aの内径111内に挿入されてパンチショルダ部38aが内径口元部113に接触する。
更に、上型31の下降によりパンチ35の内径スプライン成形部38が内径111の内周面112に圧接して内径スプラインの成形と外径スプライン加工部116が外径スプライン成形ダイス17の外径スプライン成形部18bに圧接して外径スプラインの成形を開始する。
ここで、パンチ35の内径スプライン成形部38の押圧による内径111の外周面112に内径スプライン121を成形する際の内径スプライン成形力に対して外径スプライン被加工部116を外径スプライン成形ダイス17の外形スプライン成形部18bに移動可能に嵌挿して外径スプライン122を成形する際の外径スプライン成形力が大きく設定される。
これにより外径スプライン成形ダイス17の外径スプライン成形部18bと外径スプライン被加工部116との圧接、即ち外径スプライン成形ダイス17の外径スプライン成形孔18bと外径スプライン被加工部116との外径スプライン成形力の反力によってワーク100Aの下降移動が抑制され、更に上型31を下降すると、図10に示すようにパンチ35が内径111に圧入されて内径スプライン成形部38が内周面112を押圧摺動して内周面112に内径スプライン121を成形する。このとき、基端部108の外周面109が常にパンチケース41の内径スプライン外周孔46bに嵌合されて外方への変形が規制されパンチ35の内径スプライン成形部38が内周面112を押圧摺動しても基端部108の外周面109が変形することはない。
上型31が更に下降して図10に示すようにパンチセンタ接触部37がワーク100Aの基端部108の端面110に形成された内径口元部113に当接してパンチ35の挿入移動が阻止されて内径スプライン121の賦形が終了する。
更に、パンチセンタ接触部37が基端部108の内径口元部113に当接した状態で上型31を下降させると、図11に示すようにパンチ35のパンチセンタ接触部37によってワーク100Aが下方に押動され、外径スプライン被加工部116が外径スプライン成形ダイス17の外径スプライン成形部18bに移動可能に嵌挿して外径スプライン被加工部116が外径スプライン成形ダイス17の外径スプライン成形部18bを押圧摺動して外径スプライン122が賦形され、図12に示すように第1段差面102が外径スプライン成形ダイス17のダイス上面17cに当接してワーク100Aの移動が阻止されて外径スプライン122の賦形が終了する。
この外径スプライン122の成形にあたり、外径スプライン成形の成形力は、ワーク100Aの円錐テーパ面状の内径口元部113にパンチ35の円錐テーパ面状のパンチセンタ接触部37が圧接して押圧力が伝達されることから、パンチ35とワーク100Aとのが求心性が得られ、内径スプライン121と外径スプライン122との同芯性、即ち同軸度が向上する。
しかる後、上型31を上昇してパンチ35を内径111から引き出して退避させた状態で、下型11の設けられたノックアウトピン28を上昇させて、内径スプライン121及び外径スプライン122が成形されたワーク100Bを下型11から押し出し搬出する。
従って、本実施の形態によると、上型31の下降によってパンチ35の内径スプライン成形部38が内径111の外周面112に内径スプライン121を成形する際の内径スプライン成形力に対して外径スプライン被加工部116を外径スプライン成形ダイス16の外形スプライン成形部18bに移動可能に嵌挿して外径スプライン122を賦形する際の外径スプライン成形力が小さいときには、外径スプライン被加工部116が外径スプライン成形ダイス17の外径スプライン成形部18bの先端側から移動可能に嵌挿して外径スプライン被加工部116が外径スプライン成形ダイス17の外径スプライン成形部18bを押圧摺動して外径スプライン122を賦形し、第1段差面102が外径スプライン成形ダイス17のダイス上面17bに当接してワーク100Aの移動が阻止され、更なる上型31の下降でパンチ35が内径111に圧入されて内径スプライン成形部38が内周面112を押圧摺動して内周面112に内径スプライン121を賦形する。
一方、内径スプライン成形力に対して外径スプライン成形力が小さいときには、外径スプライン成形ダイス17の外径スプライン成形部18bと外径スプライン加工部116との外径スプライン成形力よってワーク100Aの下降移動が抑制さて、パンチ35が内径111に圧入されて内径スプライン成形部38が内径スプライン122を賦形し、パンチセンタ接触部37が基端部108の内径口元部113に当接してパンチ35の進入が阻止されると、パンチ35のパンチセンタ接触部37によってワーク100Aが下方に押動されて外径スプライン被加工部116が外径スプライン成形ダイス17の外径スプライン成形部18bに移動可能に嵌挿されて外径スプライン122が賦形されることから、パンチ35の内径スプライン成形部38の内径111への進入による内径スプライン121の成形及び外径スプライン被加工部116の外径スプライン成形ダイス17の外径スプライン成形孔18への移動可能な嵌挿による外径スプライン122の成形が1回の作動サイクルで連続して行われる。更にパンチ35により内径111に内径スプライン121を成形しかつパンチ35により直接的にワーク100に付与する押し付けによってワーク100を外径スプライン成形ダイス17の外径スプライン成形孔18に圧入して外径スプライン122を成形することから、ワーク100Aのフランジ部118の形状やフランジ部118の位置等のワーク100Aの形状や仕様が制限されることなく、内径スプライン121及び外径スプライン122の成形が可能になり、種々のワークに対する汎用性に優れ、生産性良く内径スプライン121及び外径スプライン122が成形できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態では下型に外径スプライン成形ダイスを配置し、上型にパンチを配置したが、上型に外径スプライン成形ダイスを配置し下型にパンチを配置することもできる。また、外径スプライン成形ダイスのダイス上面によって挿入規制部を構成したが、外径スプライン成形ダイスを保持する固定ダイスの上面等によって挿入規制部を構成することもできる。
1 内外スプライン成形装置
11 下型
17 外径スプライン成形ダイス
17c ダイス上面(挿入規制部)
18 外径スプライン成形孔
18a 先端嵌挿部
18b 外径スプライン成形部
31 上型
35 パンチ
36 シャンク部
37 パンチセンタ接触部
38 内径スプライン成形部
38a パンチショルダ部
39 先端部
41 パンチケース
46 貫通孔
46a パンチ嵌通孔
46b 内径スプライン外周孔
100A 鍛造成形前のワーク
100B 鍛造成形終了後のワーク
101 軸部
118 フランジ部
102 第1段差面
103 基部
108 基端部
109 外周面
110 端面
111 内径
112 内周面
113 内径口元部
115 軸状部
116 外径スプライン被加工部
117 先端部
118 フランジ部
121 内径スプライン
122 外径スプライン

Claims (5)

  1. 外径スプライン成形ダイスを設けた下型及び軸線に沿って昇降して前記下型に接離する上型にパンチを備え、段差面を隔てた一方に軸状の外径スプライン被加工部を備え他方に軸状で端面に内径を有する基端部を備えた軸状のワークに対し、前記外径スプライン被加工部に外径スプラインを成形し、前記内径内周面に内径スプラインを成形する内外スプライン成形装置において、
    前記パンチは、シャンク部に、先端側に前記端面の内径口元部に接触可能な環状のパンチショルダ部を備えた内径スプライン成形部が前記端面に当接して前記内径スプライン成形部の内径への挿入量を規制する環状のパンチセンタ接触部を介在して一体形成され、
    前記外径スプライン成形ダイスは、前記外径スプライン被加工部を該外径スプライン被加工部の先端側から移動可能に嵌挿して該外径スプライン被加工部に外径スプライン被加工部を賦形する外径スプライン成形孔及び前記段差面に当接して前記外径スプライン被加工部の外径スプライン成形孔への挿入量を規制する挿入規制部を備え、
    前記上型の下降に伴うパンチによるワーク押圧により、前記パンチ内径スプライン成形部の内径挿入による前記内径内周面の内径スプライン賦形及び外径スプライン被加工部の外径スプライン成形ダイスの外径スプライン成形孔への挿入による外径スプライン被加工部の外径スプライン賦形が1回の作動サイクルで連続することを特徴とする内外スプライン加工装置。
  2. 前記上型は、前記パンチのシャンク部が貫通するパンチ嵌通孔及び基端部外周面が嵌合可能な内径スプライン外周孔が形成された貫通孔を有してパンチを覆うパンチケースを備えたことを特徴とする請求項1に記載の内外スプライン加工装置。
  3. 前記パンチのパンチショルダ部及びパンチセンタ接触部は環状の円錐テーパ状であり、
    ワークの内径口元部は環状の円錐テーパ状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の内外スプライン加工装置。
  4. 前記外径スプライン成形ダイスの挿入規制部は、該外径スプライン成形ダイスのダイス上面であることを特徴とする請求項1〜3にいずれか1項に記載の内外スプライン加工装置。
  5. 外径スプライン成形ダイス及び該外径スプライン成形ダイスに接離するパンチを備え、段差面を隔てた一方に軸状の外径スプライン被加工部を備え他方に軸状で端面に開口する内径を有する基端部を備えた軸状のワークに対し、前記外径スプライン被加工部に外径スプラインを成形し、前記内径内周面に内径スプラインを成形する内外スプライン成形方法において、
    前記パンチは、シャンク部に、先端側に前記端面の内径口元部に接触可能な環状のパンチショルダ部を備えた内径スプライン成形部が前記端面に当接して前記内径スプライン成形部の内径への挿入量を規制する環状のパンチセンタ接触部を介在して一体形成され、
    前記外径スプライン成形ダイスは、前記外径スプライン被加工部を該外径スプライン被加工部の先端側から移動可能に嵌挿して該外径スプライン被加工部に外径スプライン被加工部を賦形する外径スプライン成形孔及び前記段差面に当接して前記外径スプライン被加工部の外径スプライン成形孔への挿入量を規制する挿入規制部を備え、
    パンチによるワーク押圧により、前記パンチ内径スプライン成形部の内径挿入による前記内径内周面の内径スプライン賦形及び外径スプライン被加工部の外径スプライン成形ダイスの外径スプライン成形孔への挿入による外径スプライン被加工部の外径スプライン賦形が1回の作動サイクルで連続することを特徴とする内外スプライン加工方法。
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