JPH01150427A - ヘリカルリングギヤの製造装置 - Google Patents

ヘリカルリングギヤの製造装置

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JPH01150427A
JPH01150427A JP31037087A JP31037087A JPH01150427A JP H01150427 A JPH01150427 A JP H01150427A JP 31037087 A JP31037087 A JP 31037087A JP 31037087 A JP31037087 A JP 31037087A JP H01150427 A JPH01150427 A JP H01150427A
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JP
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core
die
annular
helical gear
helical
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JP31037087A
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Kazuya Mizuno
水野 一也
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Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、予め環状に形成された鍛造用粗形材の内外
周のいずれか一方にヘリカルギヤを、内外周のいずれか
他方にスプラインあるいは平歯車等の軸方向溝をそれぞ
れ塑性加工により形成するヘリカルリングギヤの製造装
置に関するものである。
従来の技術 ヘリカルギヤのように軸線方向に対して所定の傾きを待
た甘た螺旋状歯を塑性加工する装置としては、例えば特
開昭60−72633号公報に記載されたものがある。
これは、丸棒鋼からなる被加工物に、冷間鍛造により所
定のねじれ角度の螺旋状歯のスプラインを形成するため
のものであって、スプライン形状を鍛造するにあたり前
記被加工物を、内周面にスプライン成形歯を備えかつ回
転駆動されるダイスに圧入し、ダイスを回転させながら
スプライン成形歯彖成するよう構成され、このダイスの
外周面に形成された螺旋状のガイド溝に固定側のローラ
ーガイドを係合させ、被加工物の圧入に伴なってダイス
が回転駆動されるようになっている。したがって、この
装置を用いれば環状粗形材の外周面にヘリカルギヤを鍛
造成形することができるが、環状粗形材の内周面にヘリ
カルギヤを形成する場合や環状粗形材の内外周面のいず
れか一方にヘリカルギヤを形成するとともにいずれか他
方に′スプラインを形成する場合には、内周面に形成す
るスプラインまたはヘリカルギヤを別途に切削加工する
必要があった。
また、発明協会公開技報・分枝番号84−15540号
には、塑性加工により環状粗形材の内外周面を所定形状
に同時に成形する方法が記載されている。この方法は、
側面内周を球面状に形成した上下二つの割り型と、環状
粗形材を軸方向に圧縮する型とを備えており、環状粗形
材を軸方向に圧縮して成形する際に、外周面にスプライ
ン成形歯を設けたマンドレルを挿入しておき、環状粗形
材を軸方向に圧縮することにより、環状粗形材の外周面
を球面状に形成すると同時に内周面にスプラインが形成
される。しかし、この方法により、例えば、上下二つの
割り型の側面内周にヘリカルギヤ成形歯を設けるととも
に、外周面にスプラインを形成したマンドレルを使用し
てヘリカルリングギヤを製造しようとした場合には、環
状粗形材の外周面にヘリカルギヤを、また内周面にスプ
ラインをそれぞれ形成することができるが、成形品を脱
型する際にマンドレルは軸方向に抜き取れるものの、上
下二つの割り型が回転1構を備えていないため両削り型
から脱型が困難であり、また、仮に前記削り型をそれぞ
れ回転可能に配設したとしても装置が複雑となり、脱型
操作に時間が掛るという不都合があった。
そこで、第7図および第8図に示すように、外周面に軸
方向・溝成形歯あるいはヘリカルギヤ成形歯を設けたコ
アを、内周面にヘリカルギヤ成形歯あるいは軸方向溝成
形溝が形成された形成されたダイス内に回転可能に配設
し、環状粗形材の内外周面に軸方向溝゛とヘリカルギヤ
とを同時に鍛造できるようにしたヘリカルリングギヤの
製造装置も考えられる。
この場合の製造装置は、内周にヘリカルギヤ成形歯を備
えた円筒状のダイス1と、外周にスプライン成形歯を備
えた円柱状のコア2と、圧入鍛造時に航記ダイス1およ
びコア2に掛る圧力を受ける圧力板3とからなる冷間鍛
造型4を有するもので、この冷間鍛造型4はプレス機の
ベツド5上に萌記圧力板3を′固定して設けられており
、前記コア2はベアリング2aにより下部を前記圧力板
3に回動可能に支持されて前記スプライン成形歯が、ダ
イス1のヘリカルギヤ成形歯との間に、環状粗形材6の
肉厚に応じた間隙を存して対応するように配設されてり
る。
したがって、環状の鍛造用粗形材6を、プレス様のラム
7下面に設けた上パンチ8により上方から衝打して前記
ダイス1とコア2との間に圧入すると、圧入される環状
粗形材6は塑性変形し、この環状粗形材6の内周には、
前記コア2の外周に設けられたスプライン成形歯により
軸方向溝が形成されながら下降すると同時に、環状粗形
材6の外周には、前記ダイス1の内周に設けられたヘリ
カルギヤ成形歯によってヘリカルギヤが形成されながら
下降するとともに、軸線方向に対して傾けて形成されて
いる前記ヘリカルギヤ成形歯に案内されて環状粗形材6
が回動しようとし、圧入力により前記コア2が回転駆動
されることによりこの環状粗形材6の下降が許容される
。そして、回動しながら下降する環状粗形材6の下端が
下パンチ9の上端に当接して下降が規制されると、環状
粗形材6は、前記ダイス1とコア2との間隙内において
前記上バンチ8と下パンチ9とにより上下方向から鍛造
されて圧縮し、圧縮による肉厚の増加分が前記ダイス1
の内周のヘリカルギヤ成形歯の凹部およびコア2の外周
のスプライン成形歯の凹部にそれぞれフィルアップされ
ることにより、環状粗形材の外周には完全なヘリカルギ
ヤが、また内周には完全なスプラインがそれぞれ形成さ
れた環状製品6′に鍛造される。
そして、鍛造゛された環状製品6−の脱型は、ノックア
ウト呻11により、配圧力板3に上下方向に貫通させて
設けられたノックアウトビン10の下端を突き上げて、
このノックアウトビン10により前記下パンチ9を押し
上げることにより、前記環状製品6−をダイス1とコア
2との間の間隙内から押し出して行なわれる。
発明が解決しようとする問題点 しかし、前記装置の場合には、冷間鍛造型4内から環状
製品6′を押し出して脱型するためには、環状製品6−
の外周および内周に形成されているヘリカルギヤとスプ
ラインとを、それぞれダイス1のヘリカルギヤ成形歯と
コア2のスプライン成形歯とから同時に離型させる必要
があり、このように同時に離形させるためには環状製品
6−を回転させながら上昇させなければならない。
ところが、鍛造された前記環状製品6−は、冷間鍛造型
4のダイス1と6ア2との間の間隙内で圧縮させること
によりヘリカルギヤ成形歯およびスプライン成形歯の各
凹部へのフィルアップを図っているため、環状製品の外
周に成形されたヘリカルギヤはダイス1のヘリカルギヤ
成形歯の表面に大きな力で圧接係合すると同時に、内周
に形成されたスプラインはコア2のスプライン成形歯に
同じく大きな力で圧接係合しているため、環状製品6′
を回転させると同時に上昇させるには環状製品6′の内
周および外周に摩擦抵抗が同時に動くため、前記コア2
が回転しにクク、そのため前記環状製品6−の円滑な脱
型が困難となり実用に適さなかった。
したがって、内外周面のいずれか一方にスプライン等の
軸方向溝を備え、いずれか他方には軸方向に対し所定の
傾きを有するヘリカルギヤを併せ備えた歯車等を製造す
る場合には、金型を使用する鍛造等の塑性加工では脱型
が困難となるため、従来においては、少くとも内外周の
いずれか一方の歯形を切削加工して製造することが多か
った。
しかし、切削加工により製造する場合には、材料の歩留
りが悪く、生産性も低いため製品コストが高くなるとい
う問題点があった。
この発明は上記問題点に鑑みなされたもので、内外周の
いずれか一方にヘリカルギヤを、内外周のいずれか他方
にスプラインあるいは平歯車等の軸方向溝をそれぞれ備
えたヘリカルリングギヤを、塑性加工により製造でき、
かつ容易に脱型できるとともに、コストダウンを図るこ
とのできるヘリカルリングギヤの製造装置の提供を目的
としている。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するための手段としてこの発明は、内
外周のいずれか一方にヘリカルギヤを、内外周のいずれ
か他方にスプラインあるいは平歯車等の軸方向溝をそれ
ぞれ備えたヘリカルギヤを塑性加工により製造するヘリ
カルリングギヤの製造装置において、内周にヘリカルギ
ヤ成形歯あるいは軸方向溝成形歯を備えたダイスと外周
に軸方向溝形成歯あるいはヘリカルギヤ成形歯を備えか
つ前記のダイスの内側に軸方向移動可能かつ回転自在に
配設された円柱状のコアとからなる鍛造型と、この鍛造
型の前記ダイスとコアとの間に介装され、鍛造される環
状粗形材の圧入方向には前記コアと一体に移動し、圧入
方向とは逆方向となる前記鍛造された環状製品の押し出
し方向には単独で移動可能に配設された押し出しパンチ
と、この押し出しパンチを駆動して前記環状製品をコア
と一体にダイス内から押し出すとともにダイス内から押
し出された環状製品を更にコアの外周から押し出して脱
型する押し出し機構とを有することを特徴としている。
作   用 上記のように構成することにより、予め鍛造用に製作さ
れた環状粗形材を、コア外周側に環装した状態でヘリカ
ルギヤ成形歯および軸方向溝成形歯が設けられている鍛
造型のダイスの内周とコアの外周との間に、コアの外周
に環装した状態で、このコアと一体に圧入する。このと
き、ダイスの内周にヘリカルギヤ成形歯が設けられてい
る場合には、前記環状粗形材は軸線方向に対して傾斜し
ているヘリカルギヤ成形歯に案内されて回転しようとし
、圧入方向に移動する前記コアが環状粗形材と一体に回
転して環状粗形材の圧入に伴ってこの環状粗形材の外周
にヘリカルギヤが徐々に形成されるとともに、環状粗形
材の内周面は、環装したコアの外周に設けられている軸
方向溝成形歯に押し付けられて軸方向溝が形成される。
またダイスの内周に軸方向溝成形歯が設けられ、ヘリカ
ルギヤ成形歯が前記コアの外周に設けられている場合に
は、コアの外周に環装された前記環状粗形材はiIl線
方向に平行な軸方向溝成形歯に案内されて回転すること
なく圧入方向にコアと一体に移動し、この環状粗形材の
圧入に伴って環状粗形材の外周に軸方向溝が徐々に形成
されるとともに、環状粗形材の内周面は、環装したコア
の外周に設けられているヘリカルギヤ成形歯に押し付け
られてヘリカルギヤが形成される。
そして、前記ダイスとコアとの間に圧入された環状粗形
材は、更に軸方向から圧縮されることに肉厚を珊し、肉
厚の増加分を前記ヘリカルギヤ成形歯の凹部および軸方
向溝成形歯の凹部にそれぞれフィルアップされて、完全
な形状のヘリカルギヤおよび軸方向溝を内外周に備えた
環状製品に鍛造される。
一方、M潰された環状製品の脱型は、押し出し機構によ
り押し出しパンチを介して前記環状製品を押し出し方向
く圧入方向と逆の方向)に押動し、先ず環状製品をコア
と一体にダイス内から押し出した後、環状製品をコアの
外周から押し出すように2段階に分けて行なわれ、前記
ダイスの内周にヘリカルギヤ成形歯が設けられている場
合には、前記環状製品を押し出すとこの環状製品と一体
にコアが回転しながら先ずダイス内から押し出され、次
に、ダイス内から押し出されることにより鍛造された環
状製品がスプリングバックによって内径が拡大した後、
コアから押し出されて容易に脱型される。
また、ダイスの内周に軸方向溝成形歯が設けられかつコ
アの外周にヘリカルギヤ成形歯が設けられている場合に
は、前記環状製品を押し出すとこの環状製品とコアとは
回転することなく先ずダイス内から一体に押φ出され、
次に、ダイス内から押し出されることにより鍛造された
環状製品がスプリングバックによって内径が拡大した後
、押し出し力により前記コアあるいは環状製品のいずれ
か一方が回転するか、あるいはコアと環状製品とが相反
する方向に回転し、コアの外周から押し出されて容易に
脱型される。
実  施  例 以下、この発明のヘリカルリングギヤの製造装置を、内
周にヘリカルギヤを、外周にスプラインをそれぞれ有す
るヘリカルリングギヤを、焼結鍛造法により製作された
環状粗形材から冷間鍛造する製造装置に適用した一実施
例を第1図ないし第6図に基づいて説明する。
ヘリカルリングギヤの製造装置21は、軸線が垂直とな
るように配設された円筒状のダイス22と、このダイス
22の下面側に同軸状に配設され、ダイス22の内径よ
り大きな内径の円筒状スペーサ23と、この円筒状スペ
ーサ23のさらに下面側に同軸状に配設され、前記ダイ
ス22の内径より小さい内径の環状圧力板24とからな
る外型25と、この外型25の内側に前記ダイス22と
同心状に配設されるとともに、軸方向移動可能かつ回転
自在に垂直に配設された円柱状のコア26とを有してい
る。前記外型25は、円筒状の前記ダイス22の内周に
スプライン成形!22aを備えるとともにその内周の上
部に上方が拡径するテーパー而22bが、前記スプライ
ン成形歯22aが設けられている部分の上方に連続する
ように形成されており、最下部の前記環状圧力板24に
よってプレス機の水平なベツド27上に固定されている
。一方、円柱状の前記コア26は、ダイス22の内径よ
り小径に形成されてその上部外周にはヘリカルギヤ成形
歯26aが、前記ダイス22のスプライン成形歯22a
が設けられている内周面との間に、冷間鍛造するヘリカ
ルリングギヤの肉厚に応じた間隙が存するように形成さ
れいる。またこのコア26°の下部側は、このコア26
の全長のほぼ中央に軸線と直角な鍔部26bを残して前
記ヘリカルギヤ成形歯26aが設けられている上部より
小径に形成され、その下端側は前記環状圧力板24の中
央を0昇降可能かつ回転自在に貫通するととうに、環状
圧力板24の下面側に延出した下端に形成されたフラン
ジ状の抜は止めストッパ26Cにより上方への抜脱を防
止されている。さらにこのコア26は、下部外周に巻装
されかつ前記声部26bの下面と環状圧力板24の上面
側間に縮設されたコイルスプリング26dの弾性力によ
り常時上方に付勢され、前記コア26の下端の抜は止め
ストッパ26Cが環状圧力板24の下面に当接するこの
コ′ア26の上昇限において、外周にヘリカルギヤ成形
歯26aを設けた上部が、前記ダイス22の内周のスプ
ライン成形m22aが形成されている部分より上方に位
置し、また前記鍔部26bの下面が環状圧力板24の上
面に当接するこのコア26の下降限においては、コア2
6の土部に設【すられたヘリカルギヤ成形歯26aが、
前記ダイス22のスプライン成形歯22aが形成されて
いる部分と同じ高さで対峙するようになっている。
また、前記ダイス22の内周とコア26の上部との間の
間隙内には、円筒状の下パンチ28が上下方向へ摺動自
在かつ前記コア26の昇降および回転を阻害しないよう
に配設され、またこの下パン1チ28は、下端の内周方
向に突出するストッパリプ28aを、前記コア26の鍔
部26bの上面と接離可能に係合して、この下パンチ2
8の下降時に前記コア26を、コイルスプリング26d
の弾性力に抗して一体に下降させるとともに、上昇時に
は前記コア26の上昇限までは、下パンチ28の上昇に
伴って前記コア26がコイルスプリング26Clの弾性
力により上昇するが、コア26の上昇限よりも上方へは
単独で上押可能に配設されている。
さらに、前記円筒状の下パンチ28の下方には複数のノ
ックアウトピン29が、前記環状圧力板24を垂直方向
に貫通して、それぞれ垂直方向摺動自在に配設されてお
り、これら複数のノックアウトピン29の配設された部
分の環状圧力板24の下面のベット27には、これら複
数のノックアウトピン29を一体に突き上げる円柱状の
ノックアウト俸30の昇降する垂直ビット27aが設け
られており、前記各ノックアウトピン29は常態におい
て自重により下降し、大径の上端29aにより抜は止め
され、それぞれの下端側を環状圧力@24の下面側から
延出して前記垂直ピット27a内に配設している。
そして、前記下パンチ28の上方には、円筒状の上パン
チ31がプレス機の上下動するラム32の下面に取付け
られており、ラム32によって上バンチ31を上下動さ
せて、前記下パンチ28との間で1遍を行なうようにな
っている。
次に、上記のように構成されるこの実施例の作用を第2
図ないし第6図を参照して説明する。
鍛造用の環状粗形材Cは、焼結鍛造用に混合調製された
金属粉末を成形し、所定の雰囲気中で決められた温度で
一定時間焼成して焼結させ、高温のうちに鍛造して所定
形状に整形して得られ、焼萄、ショツトブラストおよび
ボンデ処理等の冷間鍛造のための前処理が予め施される
このようにして、予めボンデ処理等の前処理が施された
鍛造用の環状粗形材Cを、先ず、へりカルリングギヤの
製造装置21のヘリカルギヤ成形歯26aが設けられた
コア26の外周にセットする。このとき、前記環状粗形
材Cの肉厚はダイス22の内周とコア26の外周間の間
隙寸法より大きいが、前記ダイス22の内周の上部にテ
ーパ面22t)が形成されているため、環状粗形材Cは
前記コア26の外周に環装され、この環状粗形材Cの下
端は、コイルスプリング26dの弾性力により押し上げ
られて上昇限に位置し、がっコア26の鍔部26t)に
下端のストッパリプ28aを係合して自重による下降を
規制された下パンチ28の上端面に当接した状態となる
(第2図参照)。
次に、プレス機を駆動してラム32を上下動させて上パ
ンチ31により前記環状粗形材Cの上端を衝打させると
、衝打された環状粗形材Cが下パンチ28を押し下げる
ことによりストッパリプ28aが鍔部26bに係合して
いる前記コア26を、コイルスプリング26dの弾性力
に抗して一体に下降させて、ダイ不22のスプライン成
形歯22aが形成されている部分に徐々に圧入される。
したがって、前記環状粗形材Cの外周面には前記ダイス
22のスプライン成形歯22aによりスプラインが成形
されると同時に、この環状粗形材Cの内周面は前記ヘリ
カルギヤ成形歯26aが設けられているコア26の外周
面に押圧されてヘリカルギヤの形状が賦形される(第3
図参照)。
さらに、前記ラム32の下降時に上バンチ31により衝
打されて環状粗形材Cがさらに圧入されて下降し、前艷
下パンチ28と共に環状粗形材Cと一体に下降する前記
コア26が、その鍔部260の下面が環状圧力板24の
上面に当接する下降限に到達し、前記下パンチ28も下
降が規制されることから、前記環状粗形材Cは、スプラ
イン成形歯22aが設けられたダイス22の内周とヘリ
カルギヤ成形歯26aが設けられたコア26の外周とに
挟まれた状態で、下パンチ28と上バンチ31とにより
上下方向から圧縮されるため、この環状粗形材Cは厚み
を増す方向に膨出し、増加した肉厚計が前記スプライン
成形歯22aの凹部およびヘリカルギヤ成形歯26aの
凹部にそれぞれ充填されて、外周に完全なスプライン形
状が、内周に完全なヘリカルギヤ形状がそれぞれ形成さ
れて、環状製品C′に鍛造される(第4図参照)。
そして、鍛造型内に環状製品C′が形成された後に脱型
が行なわれる。
脱型は、前記下パンチ28の下方に配設された複数のノ
ックアウトピン29で前記環状製品C′を突き上げるこ
とにより行ない。ノックアウト棒30を上昇させること
により複数のノックアウトごン29を一体に押し上げる
と、各ノックアウトピン29の上端が前記下パンチ28
の下端面をそれぞれ突き上げる。突き上げられた下パン
チ28はダイス22とコア26とに挟まれた状態の前記
環状製品C−を押し上げる。このとき、環状製品C−を
押し上げて下パンチ28が上昇するのに伴って、下パン
チ28のストッパリブ26bにより上昇を規制されてい
たコア26がコイルスプリング26dの弾性力により前
記環状製品C−と一体に上昇するため、このコア26が
上昇限に達するまで前記環状製品C−は、コア26の外
周に環装された状態でダイス22内から押し出される(
第5図参照)。
そして、コア26が上昇限に達して前記環状製・品C′
がダイス22内から押し出されると、さらに上昇する前
記各ノックアウトピン29により下バンチ28のみが突
き上げられて上昇する。このとき、前記環状製品C−は
、環装されたコア26の外周に設けられたヘリカルギヤ
成形m26aに、内周に形成されたヘリカルギヤを噛合
しているため、前記下パンチ28による押し上げ力が回
転力となり、また、ダイス22内から押し出されること
により鍛造された環状製品C′がスプリングバックによ
って内径が拡大することから、前記押し上げ力により前
記コア26あるいは環状製品C”のいずれか一方が回転
するか、あるいはコア26と環状製品C′とがそれぞれ
相反する方向に回転し、コア26の外周から押し出され
て容易に脱型され、完成されたヘリカルリングギヤが得
られる(第6図参照)。
なお、本実施例に6いては、環状粗形材として鍛造用焼
結金属を使用したので、材料の歩留りが良く、コストダ
ウンを図ることができる。また、本実施例では、前記鍛
造用焼結金属以外の材料の環状粗形材を使用してヘリカ
ルリングギヤを製造することうできる。
また、本実施例のヘリカルリングギヤの製造装置2′l
の場合のように、環状粗形材Cの外周にスプラインを、
内周にヘリカルギヤをそれぞれ形成する装置の場合には
、コア26を回転自在とぜずに、単に軸方向移動可能な
状態でダイス22の内側に配設してもよい。
さらに、本実施例の場合とは逆に、環状粗形材Cの外周
にヘリカルギヤを、内周にスプラインあるいは平歯車等
の軸方向溝を形成するヘリカルリングギヤの#M造装置
とする場合には、円筒状のダイスの内周面にヘリカルギ
ヤ成形歯を設け、外周に軸方向溝成形歯を設けたコアを
、前記ダイスの内側に軸方向移動可能かつ回転可能に配
設、した構成とすれば、環状粗形材Cの圧入時と、鍛造
後の環状製品C−の脱型時に、環状製品C−をコアと一
体にダイス内から押し出す際にそれぞれコアと、環状粗
形材あるいは環状製品とが一体に回転し、外周にヘリカ
ルギヤが、内周に軸方向溝がそれぞれ形成されたヘリカ
ルリングギヤを製造することができる。
発明の詳細 な説明したようにこの発明のヘリカルリングギヤの製造
装置は、内周にへり刀ルギャ成形歯あるいは軸方向溝成
形歯を備えたダイスと外周に軸方向溝成形歯あるいはヘ
リカルギヤ成形歯を備えかつ前記のダイスの内側に軸方
向移動可能かつ回転自在に配設された円柱状のコアとか
らなる鍛造型と、この鍛造型の前記ダイスとコアとの間
に介装され、1gI造される環状粗形材の圧入方向には
前記コアと一体に移動し、圧入方向とは逆方向となる鍛
造された環状製品の押し出し方向には単独で移動可能に
配設された押し出しパンチと、鍛造された環状製品の押
し出し方向には単独で移動可能に配設された押し出しパ
ンチと、この押し出しパンチを駆動して前記環状製品を
コアと一体にダイス内から押し出すとともにダイス内か
ら押し出さ社た環状製品を更にコアの外周から押し出し
て脱型する押し出し機構とを有する構成としたので、内
外周のいずれか一方にヘリカルギヤを、内外周のいずれ
か他方にスプラインあるいは平歯車等の軸方向溝をそれ
ぞれ備えたヘリカルリングギヤを塑性加工のみにより容
易に形成できるとともに容易に脱型でき、ヘリカルリン
グギヤのコストダウンおよび生産性を大幅に向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図はこの発明の一実施例を示すもので
、第1図は製造装置の構造を示す縦断面図、第2図ない
し第6図はヘリカルリングギヤの各製造工程を示し、第
2図は環状粗形材を装置にセットした状態を示す説明図
、第3図は鍛造開始直後の状態を・示す説明図、第4図
は鍛造を完了した状態を示す説明図、第5図はコアの上
昇限まで脱型した状態を示す説明図、第6図は脱型を完
了した状態を示す説明図、第7図および第8図は従来例
を示すもので、第7図は従来の製造装置によるヘリカル
リングギヤの製造時の状態を示す説明図、第8図は同じ
く脱型時の状態を示す説明図である。 21・・・ヘリカルリングギヤの製造装置、 22・・
・ダイス、 22a・・・スプライン成形歯、 26・
・・=7、26a・・・ヘリカルギヤ成形歯、 260
・・・鍔部、 26c・・・抜は止めストッパ、 26
d・・・コイルスプリング、  27・・・ベツド、2
8・・・下パンチ、 28a・・・ストッパリブ、 2
9・・・ノックアウトビン、 30・・・ノックアウト
棒、31・・・上パンチ、 32・・・ラム、 C・・
・環状粗形材、 C−・・・環状製品くベリカルリング
ギヤ)。 出願人  トヨタ自動車株式会社 代理人  弁理士 登 1)武 久 (ほか1名) 第1図 へ 除                j未 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 内外周のいずれか一方にヘリカルギヤを、内外周のいず
    れか他方にスプラインあるいは平歯車等の軸方向溝をそ
    れぞれ備えたヘリカルリングギヤを塑性加工により製造
    するヘリカルリングギヤの製造装置において、内周にヘ
    リカルギヤ成形歯あるいは軸方向溝成形歯を備えたダイ
    スと外周に軸方向溝成形歯あるいはヘリカルギヤ成形歯
    を備えかつ前記のダイスの内側に軸方向移動可能かつ回
    転自在に配設された円柱状のコアとからなる鍛造型と、
    この鍛造型の前記ダイスとコアとの間に介装され、鍛造
    される環状粗形材の圧入方向には前記コアと一体に移動
    し、圧入方向とは逆方向となる鍛造された環状製品の押
    し出し方向には単独で移動可能に配設された押し出しパ
    ンチと、この押し出しパンチを駆動して前記環状製品を
    コアと一体にダイス内から押し出すとともにダイス内か
    ら押し出された環状製品を更にコアの外周から押し出し
    て脱型する押し出し機構とを有することを特徴とするヘ
    リカルリングギヤの製造装置。
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