JPH0252062B2 - - Google Patents

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JPH0252062B2
JPH0252062B2 JP2135181A JP2135181A JPH0252062B2 JP H0252062 B2 JPH0252062 B2 JP H0252062B2 JP 2135181 A JP2135181 A JP 2135181A JP 2135181 A JP2135181 A JP 2135181A JP H0252062 B2 JPH0252062 B2 JP H0252062B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protrusion
longitudinal direction
protrusions
board
large protrusion
Prior art date
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Expired
Application number
JP2135181A
Other languages
English (en)
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JPS57137553A (en
Inventor
Tomohide Terasaka
Tomoyoshi Hosoya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanko Metal Industrial Co Ltd
Original Assignee
Sanko Metal Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanko Metal Industrial Co Ltd filed Critical Sanko Metal Industrial Co Ltd
Priority to JP2135181A priority Critical patent/JPS57137553A/ja
Publication of JPS57137553A publication Critical patent/JPS57137553A/ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、底部と傾斜部との隅角箇所の突条に
生ずることが多い亀裂等をなくし、極めて整然且
つ優美に彎曲成形することができる彎曲状建築用
板に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
近時、駅のホーム、工場、体育館等の軒先端を
彎曲させた建築用板が種々存在している。その中
の断面V字状部、即ち底部の両側に傾斜部とを有
する長尺の建築用板では、その長手方向の長さ
を、そこの断面の深さに比例して突条の高さを高
くし、縮み量を与えるプレス技術によつて、所望
の曲率に彎曲成形していた。ところが、その突条
を底部の上側、傾斜部の内側に形成すると、その
突条の頂部(突条の最大に高くなつた所)の断面
の大きさは、元の建築用板の底部、傾斜部の断面
の大きさに比較して伸張拡大され、特に底部と傾
斜部との隅角箇所に最も大きな伸張拡大部分が生
じ、該部分に亀裂が生じて不良品となつたり、或
いは第15図に示すようにそこの板厚が極端に薄
材となり早期に破損する等の欠点があつた。この
欠点が生ずるのは、材料が展延性に富まなかつた
り、または傾斜部の角度が比較的急勾配等の場合
である。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明は、底部の両側上方に傾斜部を有
する金属製の建築用板の底部には、下側に大突条
を長手方向に直交して屈曲形成し、その傾斜部
に、この下端より上方にゆくに従つて次第に小さ
くなる突条を外側に長手方向に直交して屈曲形成
し、前記大突条の両端とを連結させ、該連結箇所
付近の大突条、突条の端を高さ方向、或いは高さ
方向及び長手方向に一段と小さくなるように膨出
形成し、その大突条、突条を長手方向に連続また
は適宜の間隔に複数設けて、その長手方向を適宜
の曲率に彎曲したことにより、その底部と傾斜部
との隅角箇所の突条は、その伸張拡大部分が、圧
縮するようになつて伸張力を取り除き、亀裂等が
生ぜず、極めて整然とした突条を成形できるし、
その隅角部箇所の突条の肉厚も比較的厚材にで
き、強固にでき前記の欠点を解消したものであ
る。
〔実施例〕
まず、第1発明について説明する。
Aは長尺な金属製の建築用板であつて、鉄骨ま
たは鉄筋コンクリート等の構造物の屋根板または
壁板として使われる。1はその建築用板Aの底部
で、断面は略水平状に形成され、該底部1の両側
より外側上方に向かい、且つ比較的高さの高い傾
斜部2,2が形成されている。この傾斜部2の傾
斜角度は約45゜乃至70゜をなし(図面では約60゜)、
高さも比較的高い範囲で適宜変えることもある。
その傾斜部2,2の夫々上端より外側に結合部
3,4が形成されている。その結合部3,4の実
施例は複数存在する。その第1実施例のものは、
略平坦状の頂部3a,4aの外端より外側下方に
向かう傾斜端縁3b,4bが連設されている(第
1図、第2図、第6図、第10図、第11図参
照)。第2実施例では、傾斜部2,2の一側(第
12図において右側)の上端より外方に上面部3
cが形成され、この外端より垂直部3dが形成さ
れ、この上端より外方に張出してから内方に向か
う円弧状部3eが形成されている(第12図参
照)。また、その傾斜部2,2の他側(第12図
において左側)の上端より外方に上面部4cが形
成され、この外端より垂直部4dが連設され、こ
の上端より前記円弧状部3eに馳締する馳締円弧
状部4eが設けられている(第12図参照)。次
いで、第3実施例は、その傾斜部2,2の一側
(第13図において右側)の上端より外方に上面
部3fが形成され、この外端より逆L字形の屈曲
部3gが形成され(第13図参照)、その他側の
傾斜部2の上端より外方に上面部4fが形成さ
れ、この外端より前記屈曲部3gに馳締する断面
略門形状の屈曲部4gが設けられている(第13
図参照)。また、結合部3,4の第4実施例は、
その傾斜部2,2の一側(第14図において右
側)の上端より外方に上面部3hが形成され、こ
の外端より逆V字状部3iが形成され(第14図
参照)、その他側の傾斜部2の上端より外方に上
面部4hが形成され、この外端より前記逆V字状
部3iに係合する逆V字状部4iが形成されてい
る(第14図参照)。その底部1傾斜部2,2結
合部3,4とで構成された建築用板Aは、一枚の
長尺の金属板が、多段のロール成形機により一体
的に成形されており、後述する大突条5突条6等
が屈曲形成されていないものは長手方向に直線的
に成形されている。その建築用板Aは底部1に
は、下側に突出する一定高さのリブ状の大突条5
が、その長手方向に直交する(略直交する場合も
含む)方向に屈曲形成されている。該大突条5の
断面は、波形円弧状に形成されたり(図面参照)、
或いはその断面を連続すると鋸刃状に形成される
こともある。6は突条であつて、その傾斜部2,
2の外側に、その長手方向に直交する(略直交す
る場合も含む)方向に屈曲形成されている。その
突条6は、上方にゆくに従つて次第に小さくなる
(縮み量が小さくなる)ように構成されている。
この条件を備えていれば、その傾斜部2の面に対
して直角方向からみて、その幅が上方にゆくに従
つて次第に広がるように形成されることもある。
その突条6の断面も、波形円弧状に形成したり
(図面参照)、或いは断面を連続すると鋸刃状に形
成することもある。その突条6を傾斜部2にどの
ように設けるかは、その建築用板Aの断面の中立
軸がどの位置にあるか、材質、板厚等の諸条件で
実験的に求められている。一般には傾斜部2の高
さの全長に亘つて設けられている(第1図、第2
図、第6図、第10図乃至第14図参照)。或い
は図示しないが、傾斜部2,2の下端より上面部
の途中まで設けることもある(第12図参照)。
また、図示しないが、傾斜部2の下端より傾斜部
2の中間位置までのみに突条6を設けることもあ
る。何れの場合も傾斜部2の下端位置の突条6端
は、底部1の大突条5端に連結(連続状態を呈し
ている)するように形成されている。該連結箇所
付近(イ)の大突条5突条6の端部(端部付近も含
む)の断面が高さ方向に一段と小さくなるような
縮小部7aが形成されている(第1図、第2図、
第10図、第12図乃至第14図参照)。該縮小
部7aの断面は、大突条5の断面や突条6の下端
の断面の底辺の幅は同等で、上方に、大突条5や
突条6よりも小さく膨出形成されている。これ
が、第1発明の特徴である。
前記の大突条5突条6,6縮小部7aまたは7
bは、直線状の建築用板A成形後にプレス加工に
て形成され、その大突条5突条6,6縮小部7a
または7bを屈曲形成後に、初めてその建築用板
Aの長手方向が所望の曲率に彎曲成形され、彎曲
状建築用板が成形される。その大突条5突条6縮
小部7aまたは7bは、その建築用板Aの長手方
向に連続的に形成されたり、或いは適宜の間隔に
設けられている。連続的や適宜の間隔に設けると
きでも、その建築用板Aの長手方向の一部または
全長に形成される。また、底部1が広幅の場合に
は、その中間に1乃至複数(第11図においては
1山)の断面略台形山状の膨出部8が形成されて
いる。該膨出部8の両側の傾斜面は、前記の傾斜
部2と同等の高さ、同等の傾斜角を有し、その傾
斜面にも前記突条6と同形状の突条6aが形成さ
れている(第11図参照)。また、該突条6aと
大突条5の連結箇所付近(ロ)にも前記縮小部7aま
たは7bと同等の縮小部a1または7b1が形成され
ている(第11図参照)。また、その建築用板A
の裏面には、発泡合成樹脂等の断熱材が貼着され
ることもある。
次に、第2発明について説明すると、その連結
箇所付近(イ)の大突条5突条6の端部の断面を、高
さ方向及びその建築用板Aの長手方向に一段と小
さくなるような縮小部7bを形成する(第6図参
照)。この場合は、その断面の底辺の幅が、大突
条5や突条6の下端の断面の底辺の幅よりも小さ
く形成され、且つ上方にも低く膨出形成されてい
る。第2発明の他の構成は第1発明と同一であ
り、同符号を付け説明を省略する。
なお、その彎曲状建築用板の葺成施工は、第1
図、第2図、第6図、第10図、第11図のもの
は、結合部3,4を上下に重合して結合する。第
12図、第13図のものは、結合部3と結合部4
を被嵌して、その結合部4端を馳折して馳締結合
する。第14図に示したものは、結合部3に結合
部4を被嵌し、係合固着する。
〔発明の効果〕
まず、特許請求の範囲第1項記載の発明(第1
発明)においては、底部1の両側上方に傾斜部
2,2を有する金属製の建築用板Aの底部1に
は、上側に大突条5を長手方向に直交して屈曲形
成し、その傾斜部2,2に、この下端より上方に
ゆくに従つて次第に小さくなる突条5,5を外側
に長手方向に直交して屈曲形成し、前記大突条5
の両端と両突条6,6の下端とを連結させ、該連
結箇所付近の大突条5突条6,6端を高さ方向に
一段と小さくなるように膨出形成したので、建築
用板Aを所望の曲率に彎曲するのに、底部1の上
側に大突条5を傾斜部2,2の内側に突条6,6
を形成すると、その大突条5と突条6,6との連
結箇所付近(隅角部箇所)の材料は、伸張拡大
し、亀裂等を発生させる作用が働こうとするが、
その膨出形成、即ち縮小部7aの存在で、その伸
張拡大する部分の材料には大きな引張応力を作用
させないようにできる。これは、その伸張拡大す
べき部分に圧縮作用を与え、引張応力を減少させ
ることとなる。これによつて、その亀裂等が発生
しないものにでき、極めて整然とした大突条5突
条6,6を屈曲加圧成形できる。同時に従来の隅
角箇所の突条のような薄材に形成されることなく
(第15図参照)、そこの肉厚も比較的厚材にで
き、強固にもできる。このような簡易な構成の膨
出形成、即ち縮小部7aの形成で、亀裂等をなく
し、製品の不良率を極めて低くでき、生産性も良
好となるし、その大突条5突条6,6の外観も優
美であるし、製品価値を著しく高めることができ
る。
また、第1発明では、その膨出形成、即ち縮小
部7aの底辺の幅は、大突条5の底辺または突条
6の下端の底辺の幅と同等であり、第1図に示す
ように、その大突条5を連続的に形成でき、彎曲
半径を小さくできるものである。
次に特許請求範囲第2項記載の発明(第2発
明)においては、第1発明の構成に加えて、その
膨出形成箇所を長手方向にも一段と小さくなるよ
うな縮小部7b(第6図、第8図参照)としたの
で、その金属材の材料が、比較的展延性に富まな
いものであつても、そこに、より引張応力等を与
えないようにし、亀裂等の発生を確実に防止する
ことができる。この外は、第1発明の構成と同様
であり、該第1発明と同等の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1発明の斜視図、第2図は第1図の
一部拡大斜視図、第3図は第2図−矢視の端
面図、第4図は第2図−矢視の端面図、第5
図は第2図−矢視の端面図、第6図は第2発
明の一部拡大斜視図、第7図は第6図−矢視
の端面図、第8図は、第6図−矢視の端面
図、第9図は第6図−矢視の端面図、第10
図は突条群を1つとした第1発明の正面図、第1
1図は第1発明の別の実施例の斜視図、第12
図、第13図は建築用板を馳締用にした第1発明
の正面図、第14図はさらに別の建築用板にした
第1発明の突条群を1つとした正面図、第15図
は従来存在した彎曲状建築用板の一部斜視図であ
る。 A……建築用板、1……底部、2……傾斜部、
5……大突条、6……突条、7a,7b……縮小
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 底部の両側上方に傾斜部を有する金属製の建
    築用板の底部には、下側に大突条を長手方向に直
    交して屈曲形成し、その傾斜部に、この下端より
    上方にゆくに従つて次第に小さくなる突条を外側
    に長手方向に直交して屈曲形成し、前記大突条の
    両端と両突条の下端とを連結させ、該連結箇所付
    近の大突条、突条の端を高さ方向に一段と小さく
    なるように膨出形成し、その大突条、突条を長手
    方向に連続または適宜の間隔に複数設けて、その
    長手方向を適宜の曲率に彎曲したことを特徴とし
    た彎曲状建築用板。 2 底部の両側上方に傾斜部を有する金属製の建
    築用板の底部には、下側に大突条を長手方向に直
    交して屈曲形成し、その傾斜部に、この下端より
    上方にゆくに従つて次第に小さくなる突条を外側
    に長手方向に直交して屈曲形成し、前記大突条の
    両端と両突条の下端とを連結させ、該連結箇所付
    近の大突条、突条の端を高さ方向及び長手方向に
    一段と小さくなるように膨出形成し、その大突
    条、突条を長手方向に連続または適宜の間隔に複
    数設けて、その長手方向を適宜の曲率に彎曲した
    ことを特徴とした彎曲状建築用板。
JP2135181A 1981-02-18 1981-02-18 Curved building panel Granted JPS57137553A (en)

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JPS57137553A JPS57137553A (en) 1982-08-25
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