JPH0252061B2 - - Google Patents
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- JPH0252061B2 JPH0252061B2 JP2135081A JP2135081A JPH0252061B2 JP H0252061 B2 JPH0252061 B2 JP H0252061B2 JP 2135081 A JP2135081 A JP 2135081A JP 2135081 A JP2135081 A JP 2135081A JP H0252061 B2 JPH0252061 B2 JP H0252061B2
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- protrusion
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Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、底部と傾斜部との隅角箇所の突条に
生ずる縮みリブをなくし、極めて整然且つ優美に
彎曲成形することができる彎曲状建築用板に関す
る。
生ずる縮みリブをなくし、極めて整然且つ優美に
彎曲成形することができる彎曲状建築用板に関す
る。
近時、駅のホーム、工場、体育館等の軒先端を
彎曲させた建築用板が種々存在している。その中
の断面V字状部、即ち底部の両側に傾斜部とを有
する長尺の建築用板では、その長手方向の長さ
を、そこの断面の深さに比例して突条の高さを高
くし、縮み量を与えるプレス技術によつて、所望
の曲率に彎曲成形していた。ところが、その突条
を底部の上側、傾斜部の内側に形成すると、その
突条の頂部(突条の最大に高くなつた所)の断面
の大きさは、元の建築用板の底部、傾斜部の断面
の大きさに比較して縮小され、特に底部と傾斜部
との隅角箇所にその縮みリブa(第16図参照)
となつて生じ、そこに雨水が溜りやすく早期に腐
蝕したり、或いは外観も悪く製品価値が低下する
欠点があつた。そのリブaが大きく生ずるのは、
特に板厚が厚かつたり、または傾斜部の角度が比
較的急勾配等の場合である。
彎曲させた建築用板が種々存在している。その中
の断面V字状部、即ち底部の両側に傾斜部とを有
する長尺の建築用板では、その長手方向の長さ
を、そこの断面の深さに比例して突条の高さを高
くし、縮み量を与えるプレス技術によつて、所望
の曲率に彎曲成形していた。ところが、その突条
を底部の上側、傾斜部の内側に形成すると、その
突条の頂部(突条の最大に高くなつた所)の断面
の大きさは、元の建築用板の底部、傾斜部の断面
の大きさに比較して縮小され、特に底部と傾斜部
との隅角箇所にその縮みリブa(第16図参照)
となつて生じ、そこに雨水が溜りやすく早期に腐
蝕したり、或いは外観も悪く製品価値が低下する
欠点があつた。そのリブaが大きく生ずるのは、
特に板厚が厚かつたり、または傾斜部の角度が比
較的急勾配等の場合である。
そこで本発明は、底部の両側上方に傾斜部を有
する金属製の建築用板の底部には、上側に大突条
を長手方向に直交して屈曲形成し、その傾斜部
に、この下端より上方にゆくに従つて次第に小さ
くなる突条を内側に長手方向に直交して屈曲形成
し、前記大突条の両端と両突条の下端とを連続さ
せ、該連結箇所付近の大突条、突条の端を高さ方
向、或いは高さ方向及び長手方向に一段と大きく
なるように膨出形成し、その大突条、突条を長手
方向に連続または適宜の間隔に複数設けて、その
長手方向を適宜の曲率に彎曲したことにより、そ
の底部と傾斜部との隅角箇所の突条は、その縮み
リブが伸張されて、その縮みリブが殆ど消え、極
めて整然として隅角箇所の突条を成形でき、そこ
に雨水等が溜まることもなくなり、外観も優美で
製品価値を向上させることができ、前記の欠点等
を解消したものである。
する金属製の建築用板の底部には、上側に大突条
を長手方向に直交して屈曲形成し、その傾斜部
に、この下端より上方にゆくに従つて次第に小さ
くなる突条を内側に長手方向に直交して屈曲形成
し、前記大突条の両端と両突条の下端とを連続さ
せ、該連結箇所付近の大突条、突条の端を高さ方
向、或いは高さ方向及び長手方向に一段と大きく
なるように膨出形成し、その大突条、突条を長手
方向に連続または適宜の間隔に複数設けて、その
長手方向を適宜の曲率に彎曲したことにより、そ
の底部と傾斜部との隅角箇所の突条は、その縮み
リブが伸張されて、その縮みリブが殆ど消え、極
めて整然として隅角箇所の突条を成形でき、そこ
に雨水等が溜まることもなくなり、外観も優美で
製品価値を向上させることができ、前記の欠点等
を解消したものである。
まず、第1発明について説明する。
Aは長尺な金属製の建築用板であつて、鉄骨ま
たは鉄筋コンクリート等の構造物の屋根板または
壁板として使われる。1はその建築用板Aの底部
で、断面は略水平状に形成され、該底部1の両側
より外側上方に向かい、且つ比較的高さの高い傾
斜部2,2が形成されている。この傾斜部2の傾
斜角度は約45゜乃至70゜をなし(図面では約60゜)、
高さも比較的高い範囲で適宜変えることもある。
その傾斜部2,2の夫々上端より外側に結合部
3,4が形成されている。その結合部3,4の実
施例は複数存在する。その第1実施例のものは、
略平坦状の頂部3a,4aの外端より外側下方に
向かう傾斜端縁3b,4bが連設されている(第
1図、第2図、第6図、第10図、第11図参
照)。第2実施例では、傾斜部2,2の一側(第
13図において右側)の上端より外方に上面部3
cが形成され、この外端より垂直部3dが形成さ
れ、この上端より外方に張出してから内方に向か
う円弧状部3eが形成されている(第13図参
照)。また、その傾斜部2,2の他側(第13図
において左側)の上端より外方に上面部4cが形
成され、この外端より垂直部4dが連設され、こ
の上端より前記円弧状部3eに馳締する馳締円弧
状部4eが設けられている(第13図参照)。次
いで、第3実施例は、その傾斜部2,2の一側
(第14図において右側)の上端より外方に上面
部3fが形成され、この外端より逆L字形の屈曲
部3gが形成され(第14図参照)、その他側の
傾斜部2の上端より外方に上面部4fが形成さ
れ、この上端より前記屈曲部3gに馳締する断面
略門形状の屈曲部4gが設けられている(第14
図参照)。また、結合部3,4の第4実施例は、
その傾斜部2,2の一側(第15図において右
側)の上端より外方に上面部3hが形成され、こ
の外端より逆V字形部3iが形成され(第15図
参照)、その他側の傾斜部2の上端より外方に上
面部4hが形成され、この外端より前記逆V字形
部3iに係合する逆V字状部4iが形成されてい
る(第15図参照)。その底部1傾斜部2,2結
合部3,4とで構成された建築用板Aは、一枚の
長尺の金属板が、多段のロール成形機により一体
的に成形されており、後述する大突条5突条6等
が屈曲形成されていないものは長手方向に直線的
に成形されている。その建築用板Aは底部1に
は、上側に突出する一定高さのリブ状の大突条5
が、その長手方向に直交する(略直交する場合も
含む)方向に屈曲形成されている。該大突条5の
断面は、波形円弧状に形成されたり(図面参照)、
或いはその断面を連続すると鋸刃状に形成される
こともある。6は突条であつて、その傾斜部2,
2の内側に、その長手方向に直交する(略直交す
る場合も含む)方向に屈曲形成されている。その
突条6は、上方にゆくに従つて次第に小さくなる
(縮み量が小さくなる)ように構成されている。
この条件を備えていれば、その傾斜部2の面に対
して直角方向からみて、その幅が上方にゆくに従
つて次第に広がるように形成されることもある。
その突条6の断面も、波形円弧状に形成したり
(図面参照)、或いは断面を連続すると鋸刃状に形
成することもある。その突条6を傾斜部2にどの
ように設けるかは、その建築用板Aの断面の中立
軸がどの位置にあるか、材質、板厚等の諸条件で
実験的に求められている。一般には傾斜部2の高
さの全長に亘つて設けられている(第1図、第2
図、第6図、第10図、第11図、第13図乃至
第15図参照)。或いは傾斜部2の高さの全長及
び上面部3c,4cの途中まで設けることもある
(第12図参照)。また、図示しないが、傾斜部2
の下端より傾斜部2の中間位置までのみに突条6
を設けることもある。何れの場合も傾斜部2の下
端位置の突条6端は、底部1の大突条5端に連結
(連続状態を呈している)するように形成されて
いる。該連結箇所付近(イ)の大突条5突条6の端部
(端部付近も含む)の断面が高さ方向に一段と大
きくなるような膨大部7aが形成されている(第
1図、第2図、第10図、第12図乃至第15図
参照)。該膨大部7aの断面は、大突条5の断面
や突条6の下端の断面の底辺の幅は同等で、上方
に、大突条5や突条6よりも大きく膨出形成され
ている。この膨出形成が第1発明の特徴である。
たは鉄筋コンクリート等の構造物の屋根板または
壁板として使われる。1はその建築用板Aの底部
で、断面は略水平状に形成され、該底部1の両側
より外側上方に向かい、且つ比較的高さの高い傾
斜部2,2が形成されている。この傾斜部2の傾
斜角度は約45゜乃至70゜をなし(図面では約60゜)、
高さも比較的高い範囲で適宜変えることもある。
その傾斜部2,2の夫々上端より外側に結合部
3,4が形成されている。その結合部3,4の実
施例は複数存在する。その第1実施例のものは、
略平坦状の頂部3a,4aの外端より外側下方に
向かう傾斜端縁3b,4bが連設されている(第
1図、第2図、第6図、第10図、第11図参
照)。第2実施例では、傾斜部2,2の一側(第
13図において右側)の上端より外方に上面部3
cが形成され、この外端より垂直部3dが形成さ
れ、この上端より外方に張出してから内方に向か
う円弧状部3eが形成されている(第13図参
照)。また、その傾斜部2,2の他側(第13図
において左側)の上端より外方に上面部4cが形
成され、この外端より垂直部4dが連設され、こ
の上端より前記円弧状部3eに馳締する馳締円弧
状部4eが設けられている(第13図参照)。次
いで、第3実施例は、その傾斜部2,2の一側
(第14図において右側)の上端より外方に上面
部3fが形成され、この外端より逆L字形の屈曲
部3gが形成され(第14図参照)、その他側の
傾斜部2の上端より外方に上面部4fが形成さ
れ、この上端より前記屈曲部3gに馳締する断面
略門形状の屈曲部4gが設けられている(第14
図参照)。また、結合部3,4の第4実施例は、
その傾斜部2,2の一側(第15図において右
側)の上端より外方に上面部3hが形成され、こ
の外端より逆V字形部3iが形成され(第15図
参照)、その他側の傾斜部2の上端より外方に上
面部4hが形成され、この外端より前記逆V字形
部3iに係合する逆V字状部4iが形成されてい
る(第15図参照)。その底部1傾斜部2,2結
合部3,4とで構成された建築用板Aは、一枚の
長尺の金属板が、多段のロール成形機により一体
的に成形されており、後述する大突条5突条6等
が屈曲形成されていないものは長手方向に直線的
に成形されている。その建築用板Aは底部1に
は、上側に突出する一定高さのリブ状の大突条5
が、その長手方向に直交する(略直交する場合も
含む)方向に屈曲形成されている。該大突条5の
断面は、波形円弧状に形成されたり(図面参照)、
或いはその断面を連続すると鋸刃状に形成される
こともある。6は突条であつて、その傾斜部2,
2の内側に、その長手方向に直交する(略直交す
る場合も含む)方向に屈曲形成されている。その
突条6は、上方にゆくに従つて次第に小さくなる
(縮み量が小さくなる)ように構成されている。
この条件を備えていれば、その傾斜部2の面に対
して直角方向からみて、その幅が上方にゆくに従
つて次第に広がるように形成されることもある。
その突条6の断面も、波形円弧状に形成したり
(図面参照)、或いは断面を連続すると鋸刃状に形
成することもある。その突条6を傾斜部2にどの
ように設けるかは、その建築用板Aの断面の中立
軸がどの位置にあるか、材質、板厚等の諸条件で
実験的に求められている。一般には傾斜部2の高
さの全長に亘つて設けられている(第1図、第2
図、第6図、第10図、第11図、第13図乃至
第15図参照)。或いは傾斜部2の高さの全長及
び上面部3c,4cの途中まで設けることもある
(第12図参照)。また、図示しないが、傾斜部2
の下端より傾斜部2の中間位置までのみに突条6
を設けることもある。何れの場合も傾斜部2の下
端位置の突条6端は、底部1の大突条5端に連結
(連続状態を呈している)するように形成されて
いる。該連結箇所付近(イ)の大突条5突条6の端部
(端部付近も含む)の断面が高さ方向に一段と大
きくなるような膨大部7aが形成されている(第
1図、第2図、第10図、第12図乃至第15図
参照)。該膨大部7aの断面は、大突条5の断面
や突条6の下端の断面の底辺の幅は同等で、上方
に、大突条5や突条6よりも大きく膨出形成され
ている。この膨出形成が第1発明の特徴である。
前記大突条5突条6,6膨大部7aまたは7b
は、直線状の建築用板A成形後にプレス加工にて
形成され、その大突条5突条6,6膨大部7aま
たは7bを屈曲形成後に、初めてその建築用板A
の長手方向が所望の曲率に彎曲成形され、彎曲状
建築用板が成形される。その大突条5突条6膨大
部7aまたは7bは、その建築用板Aの長手方向
に連続的に形成されたり、或いは適宜の間隔に設
けられている。連続的や適宜の間隔に設けるとき
でも、その建築用板Aの長手方向の一部または全
長に形成される。また、底部1が広幅の場合に
は、その中間に1乃至複数(第11図においては
1山)の断面略台形山状の膨出部8が形成されて
いる。該膨出部8の両側の傾斜面は、前記の傾斜
部2と同等の高さ、同等の傾斜角を有し、その傾
斜面にも前記突条6と同形状の突条6aが形成さ
れている(第11図参照)。また、該突条6aと
大突条5の連結箇所付近(ロ)にも前記膨大部7aま
たは7bと同等の膨大部a1または7b1が形成され
ている(第11図参照)。また、その建築用板A
の裏面には、発泡合成樹脂等の断熱材が貼着され
ることもある。
は、直線状の建築用板A成形後にプレス加工にて
形成され、その大突条5突条6,6膨大部7aま
たは7bを屈曲形成後に、初めてその建築用板A
の長手方向が所望の曲率に彎曲成形され、彎曲状
建築用板が成形される。その大突条5突条6膨大
部7aまたは7bは、その建築用板Aの長手方向
に連続的に形成されたり、或いは適宜の間隔に設
けられている。連続的や適宜の間隔に設けるとき
でも、その建築用板Aの長手方向の一部または全
長に形成される。また、底部1が広幅の場合に
は、その中間に1乃至複数(第11図においては
1山)の断面略台形山状の膨出部8が形成されて
いる。該膨出部8の両側の傾斜面は、前記の傾斜
部2と同等の高さ、同等の傾斜角を有し、その傾
斜面にも前記突条6と同形状の突条6aが形成さ
れている(第11図参照)。また、該突条6aと
大突条5の連結箇所付近(ロ)にも前記膨大部7aま
たは7bと同等の膨大部a1または7b1が形成され
ている(第11図参照)。また、その建築用板A
の裏面には、発泡合成樹脂等の断熱材が貼着され
ることもある。
なお、その彎曲状建築用板の葺成施工は、第1
図、第2図、第6図、第10図、第11図のもの
は、結合部3,4を上下に重合して結合する。第
12図乃至第14図のものは、結合部3に結合部
4を被嵌して、その結合部4端を馳折して馳締結
合する。第15図に示したものは、結合部3に結
合部4を被嵌し、係合固着する。
図、第2図、第6図、第10図、第11図のもの
は、結合部3,4を上下に重合して結合する。第
12図乃至第14図のものは、結合部3に結合部
4を被嵌して、その結合部4端を馳折して馳締結
合する。第15図に示したものは、結合部3に結
合部4を被嵌し、係合固着する。
次に、第2発明について説明すると、その連結
箇所付近(イ)の大突条5突条6の端部の断面を、高
さ方向及びその建築用板Aの長手方向に一段と大
きくなるような膨大部7bを形成する(第6図参
照)。この場合は、その断面の底辺の幅が、大突
条5や突条6の下端の断面の底辺の幅よりも大き
く形成され、且つ上方にも大きく膨出形成されて
いる。これが第2発明の特徴である。第2発明の
他の構成は第1発明と同一であり、同符号を付け
説明を省略する。
箇所付近(イ)の大突条5突条6の端部の断面を、高
さ方向及びその建築用板Aの長手方向に一段と大
きくなるような膨大部7bを形成する(第6図参
照)。この場合は、その断面の底辺の幅が、大突
条5や突条6の下端の断面の底辺の幅よりも大き
く形成され、且つ上方にも大きく膨出形成されて
いる。これが第2発明の特徴である。第2発明の
他の構成は第1発明と同一であり、同符号を付け
説明を省略する。
まず、特許請求の範囲第1項記載の発明(第1
発明)においては、底部1の両側上方に傾斜部
2,2を有する金属製の建築用板Aの底部1に
は、上側に大突条5を長手方向に直交して屈曲形
成し、その傾斜部2,2に、この下端より上方に
ゆくに従つて次第に小さくなる突条5,5を内側
に長手方向に直交して屈曲形成し、前記大突条5
の両端と両突条6,6の下端とを連結させ、該連
結箇所付近の大突条6,6端を高さ方向に一段と
大きくなるように膨出形成したので、建築用板A
を所望の曲率に彎曲するのに、底部1の上側に大
突条5を傾斜部2,2の内側に突条6,6を形成
すると、その大突条5と突条6,6との連結箇所
付近(隅角部箇所)には、縮みリブa(第16図
参照)が生じようとするがその膨出形成、即ち膨
大部7aの存在で、その縮みリブaが材料の展延
性の範囲内で伸張加圧され、その縮みリブaを消
すことができ、極めて整然とした大突条5突条
6,6を屈曲加圧成形できる。このような簡易の
構成の膨出形成、即ち膨大部7aにて、従来より
材質、厚材等によつては、殆んど生じていた縮み
リブaをなくし、そこに雨水が溜つて早期に腐蝕
することも防止し、長期の使用に耐え得るし、大
突条5突条6,6の外観も優美であるし、製品価
値を著しく高めることができる。また、第1発明
では、その膨出形成、即ち膨出部7aの底辺の幅
は、大突条5の底辺または突条6の下端の底辺の
幅と同等であり、第1図、第12図等に示すよう
に、その大突条5を連続的に形成でき、彎曲半径
を小さくできる。
発明)においては、底部1の両側上方に傾斜部
2,2を有する金属製の建築用板Aの底部1に
は、上側に大突条5を長手方向に直交して屈曲形
成し、その傾斜部2,2に、この下端より上方に
ゆくに従つて次第に小さくなる突条5,5を内側
に長手方向に直交して屈曲形成し、前記大突条5
の両端と両突条6,6の下端とを連結させ、該連
結箇所付近の大突条6,6端を高さ方向に一段と
大きくなるように膨出形成したので、建築用板A
を所望の曲率に彎曲するのに、底部1の上側に大
突条5を傾斜部2,2の内側に突条6,6を形成
すると、その大突条5と突条6,6との連結箇所
付近(隅角部箇所)には、縮みリブa(第16図
参照)が生じようとするがその膨出形成、即ち膨
大部7aの存在で、その縮みリブaが材料の展延
性の範囲内で伸張加圧され、その縮みリブaを消
すことができ、極めて整然とした大突条5突条
6,6を屈曲加圧成形できる。このような簡易の
構成の膨出形成、即ち膨大部7aにて、従来より
材質、厚材等によつては、殆んど生じていた縮み
リブaをなくし、そこに雨水が溜つて早期に腐蝕
することも防止し、長期の使用に耐え得るし、大
突条5突条6,6の外観も優美であるし、製品価
値を著しく高めることができる。また、第1発明
では、その膨出形成、即ち膨出部7aの底辺の幅
は、大突条5の底辺または突条6の下端の底辺の
幅と同等であり、第1図、第12図等に示すよう
に、その大突条5を連続的に形成でき、彎曲半径
を小さくできる。
次に特許請求範囲第2項記載の発明(第2発
明)においては、第1発明の構成に加えて、その
膨出形成箇所を長手方向にも一段と大きくなるよ
うな膨大部7b(第6図、第8図参照)としたの
で、その金属材の材料が、比較的展延性に富まな
いものであつても、その大突条5突条6付近の底
部1傾斜部2を曲面状に伸張加圧し、材料に亀裂
等が生ずることなくその縮みリブaの発生を確実
に防止することができる。この外は、第1発明の
構成と同様であり、該発明と同等の作用効果を奏
する。
明)においては、第1発明の構成に加えて、その
膨出形成箇所を長手方向にも一段と大きくなるよ
うな膨大部7b(第6図、第8図参照)としたの
で、その金属材の材料が、比較的展延性に富まな
いものであつても、その大突条5突条6付近の底
部1傾斜部2を曲面状に伸張加圧し、材料に亀裂
等が生ずることなくその縮みリブaの発生を確実
に防止することができる。この外は、第1発明の
構成と同様であり、該発明と同等の作用効果を奏
する。
第1図は第1発明の斜視図、第2図は第1図の
一部拡大斜視図、第3図は第2図−矢視の端
面図、第4図は第2図−矢視の端面図、第5
図は第2図−矢視の端面図、第6図は第2発
明の一部拡大斜視図、第7図は第6図−矢視
の端面図、第8図は第6図−矢視の端面図、
第9図は第6図−矢視の端面図、第10図は
突条群を1つとした第1発明の正面図、第11図
は第1発明の別の実施例の斜視図、第12図は建
築用板を馳締用にした第1発明の斜視図、第13
図は第12図の突条群を1つにした正面図、第1
4図、第15図はさらに別の建築用板にした第1
発明の突条群を1つとした正面図、第16図は従
来存在した彎曲状建築用板の一部斜視図である。 A……建築用板、1……底部、2……傾斜部、
5……大突条、6……突条、7a,7b……膨大
部。
一部拡大斜視図、第3図は第2図−矢視の端
面図、第4図は第2図−矢視の端面図、第5
図は第2図−矢視の端面図、第6図は第2発
明の一部拡大斜視図、第7図は第6図−矢視
の端面図、第8図は第6図−矢視の端面図、
第9図は第6図−矢視の端面図、第10図は
突条群を1つとした第1発明の正面図、第11図
は第1発明の別の実施例の斜視図、第12図は建
築用板を馳締用にした第1発明の斜視図、第13
図は第12図の突条群を1つにした正面図、第1
4図、第15図はさらに別の建築用板にした第1
発明の突条群を1つとした正面図、第16図は従
来存在した彎曲状建築用板の一部斜視図である。 A……建築用板、1……底部、2……傾斜部、
5……大突条、6……突条、7a,7b……膨大
部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 底部の両側上方に傾斜部を有する金属製の建
築用板の底部には、上側に大突条を長手方向に直
交して屈曲形成し、その傾斜部に、この下端より
上方にゆくに従つて次第に小さくなる突条を内側
に長手方向に直交して屈曲形成し、前記大突条の
両端と両突条の下端とを連結させ、該連結箇所付
近の大突条、突条の端を高さ方向に一段と大きく
なるように膨出形成し、その大突条、突条を長手
方向に連続または適宜の間隔に複数設けて、その
長手方向を適宜の曲率に彎曲したことを特徴とし
た彎曲状建築用板。 2 底部の両側上方に傾斜部を有する金属製の建
築用板の底部には、上側に大突条を長手方向に直
交して屈曲形成し、その傾斜部に、この下端より
上方にゆくに従つて次第に小さくなる突条を内側
に長手方向に直交して屈曲形成し、前記大突条の
両端と両突条の下端とを連結させ、該連結箇所付
近の大突条、突条の端を高さ方向及び長手方向に
一段と大きくなるように膨出形成し、その大突
条、突条を長手方向に適宜の間隔に複数設けて、
その長手方向を適宜の曲率に彎曲したことを特徴
とした彎曲状建築用板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2135081A JPS57137552A (en) | 1981-02-18 | 1981-02-18 | Curved building panel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2135081A JPS57137552A (en) | 1981-02-18 | 1981-02-18 | Curved building panel |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57137552A JPS57137552A (en) | 1982-08-25 |
JPH0252061B2 true JPH0252061B2 (ja) | 1990-11-09 |
Family
ID=12052639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2135081A Granted JPS57137552A (en) | 1981-02-18 | 1981-02-18 | Curved building panel |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57137552A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2870546B2 (ja) * | 1989-07-31 | 1999-03-17 | 大同鋼板 株式会社 | 軒先断熱パネル及び軒先部の構造 |
-
1981
- 1981-02-18 JP JP2135081A patent/JPS57137552A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57137552A (en) | 1982-08-25 |
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