JPS6023221B2 - 彎曲状馳締建築用板 - Google Patents

彎曲状馳締建築用板

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JPS6023221B2
JPS6023221B2 JP5378180A JP5378180A JPS6023221B2 JP S6023221 B2 JPS6023221 B2 JP S6023221B2 JP 5378180 A JP5378180 A JP 5378180A JP 5378180 A JP5378180 A JP 5378180A JP S6023221 B2 JPS6023221 B2 JP S6023221B2
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vertical
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友秀 寺坂
知義 細谷
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Sanko Metal Industrial Co Ltd
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Sanko Metal Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、断面略V字状で、その両側上端の一方の垂直
部、馳緒円弧状部を夫々形成した金属製の長尺の馳締建
築用板の長手方向を、適宜の曲率を極めて整然かつ確実
に轡曲成形できるとともに、その轡曲状部の曲げ強度を
著しく増加させ、轡曲状部の雨水等の流れを良好にした
轡曲状馳縦建築用板に関する。
〔従釆の技術及びその問題点等〕
最近、駅のホーム、工場、体育館等の屋根に、その軒先
端を轡曲ごせた建築用板が種々存在している。
その中で、底部の両側に煩斜部を形成し、この夫々の上
端に山状部を形成した断面略V字状の金属製の最尺な建
築用板(通称「折版」という)の長手方向を、側面から
みて適宜の曲率に蟹曲させる轡曲方法、轡曲成形装置、
その轡曲状建築用板等の研究、開発等が盛んに行なわれ
ている。これは、その建築用板の山状部の頂部が平坦状
で、この頂部を中立髄とし(この金属材料の伸張度を考
慮しない)、これより下側の煩斜部、鏡斜端緑及び底部
に適宜の突条を屈曲形成し、即ち、その建築用板の長手
方向の長さに、この断面の高さ(深さ)等に応じて縮み
量を与えるプレス技術によって、所望の曲率に轡曲成形
できたものである。ところが、断面略V字状で、その両
側上端の上方に垂直部、円弧状部、馳締円弧状部等を形
成した金属製の長尺の馳締建築用板は、この上部に比較
的4・ごなその円弧状部の馳部の所望形状を維持しなが
ら鰹曲させることが必須であることから(この弧状の馳
部に、例えばリブ等を設けて轡曲できたとしても、その
リブ等のため馳縦が不能となる)、冷間時における圧縮
、引張等の技術では、その馳縦建築用板の長手方向を所
望の曲率に轡曲成形することが極めて困難であった。こ
のため、この馳締建築用板によって屋根賛成し、その軒
先を下方に轡曲成形するには、別の馳縦建築用板を適宜
突き合せて、ビス止め、リベット止め、落着等によって
固着しなければならず、その軒先施工が極めて面倒であ
るし、また、例え、それを轡曲できたときても、その懐
斜部、底部に屈曲形成した突条は、轡曲成形させるため
のみのものであり、その突条形成で強度を増加させるよ
うなこともなかったし、また、長手方向に直交みや突条
では、雨水や積雪の流れが悪く、早期に腐蝕する欠点を
有している。また、従来存在した雨水の通り溝の成形で
は、実際に成形できなかったり、或は轡曲成形に支障が
生じるものであった。〔問題点を解決するための手段〕
そこで発明者は、前記問題点等を解決すべく鋭意、研究
を重ねた結果、本発明を、底部の.両側より外方側上方
に向かう煩斜部を形成し、この上端より外機より垂直部
を形成し、この垂直部の上端より外方に張出してから内
方に向かう円弧状部を形成し、垂直部の上端より内方に
張出してから外方に向かう馳締円弧状部を形成し、その
底部には、この幅方向側寄りを大突条とし、その幅の中
間部を長手方向に階段状となった毅部として屈曲形成し
、かつ大突条、段部、大突条を平面的にみてV字状、円
弧状またはジグザグ状に連続形成させ、その煩斜部には
、上方にゆくに従って次第に小さくなる突条を内面側ま
たは外面側に屈曲形成し、かつ突条の延びる方向は長手
方向に直交する方向とし、前記大突条端と突条基部とを
連続形成し、その大突条、毅部、突条を長手方向に連続
または適宜の間隔に設けて、その長手方向を適宜の曲率
に鯵曲したり、或いは前記構成においてその突条に変え
て額斜突条とし、煩斜突条の延びる方向は長手方向に直
交する方向に対して適宜の角度頚斜させること等により
、垂直部、円弧状部が上方に存在しても、その馳部の形
状を略維持しつつ、その長手方向を側面からみて所望の
曲率に極めて整然かつ確実に轡曲成形できるとともに、
その大突条、段部及び鏡斜突条の存在で琴曲状部の曲げ
強度を著しく増加させることができるし、その大突条、
毅部では雨水の流が良好で、腐蝕し‘こくい長期の使用
に耐え得るし、従来の通り溝とは異なり、轡曲成形等に
何等の支障も与えないようにでき前記の欠点を解消し、
さらに轡曲状部を強固にできることで、建築用板の板厚
を薄くでき、ひいては安価な轡曲状馳縦建築用板を提供
できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図乃至第22図に基づいて
説明する。
Aは長尺の金属製の馳締建築用板であって、鉄骨または
鉄筋コンクリート構造物の屋根板または壁板として使わ
れる。
1は馳締建築用板Aの底部で、断面は略平坦状に形成さ
れ、この底部1の両側より外側上方に向かい、かつ比較
的高さの高額斜部2,2が形成されている。
この頃斜部2の額斜角は約45o乃至約70oをなし(
図面では約60o)、高さも比較的高い範囲で適宜変え
ることもある。この煩斜部2,2の夫々上端より外側に
適宜の幅の上面部3,3が形成されている。この上面部
3,3は、水平状に形成したり(図面参照)、或は図示
しないが少しの傾斜度を設けて外方に上り勾配または下
り勾配に夫々形成することもある。その上面部3,3夫
々の外端より立上がる適宜の高さの垂直部4,5が一体
形成されている。その一方の垂直部4は(第6図及び第
12図において右側)、他方の垂直部5(第6図及び第
12図において左側)よりは、略板厚分だけ高くなるよ
うに形成されている。その垂直部4の上騰よりより外方
に張出してから内方に向かう円弧状部6が形成され、他
方の垂直部5の上端より内方に狼出してから外方に向か
う馳綿円弧状部7が形成されている。この馳綿円弧状部
7のみを単独で成形することもあるが(第19図参照)
、多くの場合、その馳締円弧状部7の外側下端より下が
ってから少し外方に向かう弧状端緑8が一体成形されて
いる(第1図、第2図、第6図、第8図、第12図、第
14図、第20図参照)。その底部1煩斜部2,2上面
部3,3垂直部4,5円弧状部6馳緒円弧状部7弧状端
緑8で形成された馳縦建築用板Aは(弧状端緑8を設け
ないこともある)、一枚の長尺の金属板が、多段の上下
部ロール成形機により一体的に成形されており、後述の
大突条9,9段部10突条11,11等が屈曲形成され
ていないものは長手方向に直線的に成形されている。ま
た、その馳締建築用板Aの夫々の隅角部は殆ど角形に形
成されいるが、場合によっては比較的小半径の円弧状に
形成することもある。その馳締建築用板Aの底部1には
、この幅方向両側寄りを大突条9,9とし、その幅の中
間部を長手方向に階段状となった段部10として屈曲形
成され、かつ大突条9段部10大突条9は平面的にみて
V字状(第1図、第2図、第8図、第16図参照)〜或
は円弧状(第14図参照)、ジグザグ状(第15図参照
)、に連続形成されている。その大突条9は、底部1の
上面側に屈曲され、その大突条9の断面は、連続すると
波形状に形成されたり、或はその断面を連続すると略鋸
刃状に形成されている(図面参照)。このように略鏡刃
状の断面形状にしたのは、後述する轡曲理論説明のため
であり、実際には、波形の弧状にすることが多い。また
、その段部10は底部1面が略段階状になるように屈曲
形成され、その段部10の断面は略角形に形成されたり
(図面参照)或は略S字の弧状に屈曲形成される。この
略角形の実施例にしたのも、大突条9の場合と同様轡曲
理論説明のためであり、実際には弧状に形成することが
多いものである。その大笑条9は、底部1の側部から段
部10箇所に近づくに従って山の高さが低くなり、最後
は段部10と同等になり、かつその大突条9の雛統建築
用板の縮み童はどこまでも同一塁になるように屈曲形成
されている。また、段部10成形による雛縦建築用板の
縮み量は、その大突条9の縮み量と同等になるように形
成されている。11は突条であって、その鏡斜部2の内
面側(図面参照)または外面側に屈曲形成され、かつそ
の突条11の延びる方向は馳縦建築用板に直交するよう
に形成されている。
馳縦建築用板に直交する方向は、轡曲形成した後では、
その曲率円状の中心より放射状方向をさす。その突条1
1,11煩斜部2,2に上方にゆくに従って次第に小さ
くなるように形成され、その突条11の断面も連続する
と波形状に形成されたり、或は連続すると略錠刃状に形
成されている(図面参照)。実際の屈曲断面は波形弧状
にする場合が多い。また、突条11を形成した傾斜部2
の面に対し直角方向からみて、その幅は上方にゆくに従
って次第に細くなるように形成されているが(第1図、
第2図、第8図参照)その突条11を形成したことで煩
斜部2の馳締建築用板の長さの縮み量が上方にゆくに従
って次第に小さくなる要件を備えていれば、その幅が上
方にゆくに従って次第に広がるように形成されることも
ある。その突条11を設ける実施例は複数存在し、その
ように設けるかは、その馳綿建築用板Aの中立髄の位置
、材質等によって実験的に求められている。即ち、円弧
状の馳部の高さに対し、煩斜部2の高さが極めて高い場
合には、その中立軸は比較的下がった位置になるし、ま
たはその煩斜部2の高さが比較的低い場合には、中立軸
が上がった位置となるし、これらを考慮し、さらに垂直
部4,5の高さや円弧状部6の馳締円弧状部7の大きさ
、板厚等によって総合的判断がなされる。その突条11
を設ける第1実施例は、煩斜部2の下端よりその上端近
くまで設けられている(第14図点線参照)。また、第
2実施例は傾斜部2の下端から上端までの全長に亘つて
設けられている(第8図、第13図参照)その第3実施
例は、鏡斜部2の下端より上面部3の中間位置に亘って
突条11が設けられている(第16図点線参照)。何れ
の場合の突条11の基部(煩斜部2下端位置)は底部1
の大突条9端に連続して形成されている。12は煩斜突
条であつて、煩斜部2,2の内面側または外面側に設け
られ、かつ懐斜突条12の延びる方向は雛縦建築用板A
の長手方向に直交する方向(基準線)に対して適宜の角
度0(例えば約20o乃至50o)頚斜して形成されて
いる(第2図参照)。
この後斜突条12は、長手方向に直交する突条11の角
度を変えたものであり、その断面形状や、どのくらいの
・高さまで屈曲形成するか等の実施例は突条11の場合
と同様に形成されている(第1図、第2図、第7図、第
14図乃至第16図参照)。その大笑条9,9段部10
突条11,11または大突条9,9段部10煩斜突条1
2,12は長手方向に直線状の馳縦建築用板Aを成形後
に、プレス加工にて成形され、それらが屈曲形成されて
初めてその長手方向を所望の曲率に轡曲させることがで
きる。その大突条9,9段部10突条11,11または
大突条9,9段部10額斜突条12,12は、その馳縦
建築用板Aの長手方向に連続して形成されたり、或は適
宜の間隔に形成されている。連続して形成されるときで
も、その直線状の麹縦建築用板Aの端部箇所(例えば軒
先部)に適宜の曲率の轡曲状部を設けたり(第1図参照
)、また、適宜の間隔に設けるときでも、その馳締建築
用板Aの長手方向全体に設けて、大きな曲率のアーチ状
にすることもある。ここで、平面的にみてV字状、円弧
状またはジグザグ状に大突条9,9段部10を連続成形
させ得る理論を説明する。その馳締建築用板Aを延展性
の僅かな金属材料とする。まず、鏡斜突条12を結合さ
せたものについて述べると(第7図参照)、その後斜突
条12の上端を種々の実験から0点とし、この0点を中
心に轡曲させるものとする。そして、それを中心に△8
角度回転させるようにすると、榎斜突条12として形成
される下端箇所のND点はN″点となり、N′SDなる
山状となり、これが煩斜突条12の下端部として形成さ
れ、同時に大突条9の側部となって形成される。一方△
0角度の回転で「底部1の中間のM点はM′点となり、
その水平部PはPM′なる段部1 0として形成される
(MP=PM′)。また、Q点からS点までが大突条9
が形成され、そのQ点からS点に近づくに従って大突条
9の山の高さが高くなるように形成され、Q点からP点
までの箇所が段部10として形成される。次いで、突条
11と結合させたものについて述べると(第13図参照
)、第7図の場合と略同様となり、突条11の下端のN
′SDなる山状として形成され、底部1の中間にPM′
なる段部10が形成される(PM三PM′)。このよう
な理論にて大突条9,9段部10が屈曲成形される。ま
た、その底部1が幅広の場合には、その中間に1乃至複
数(第16図において1山)の断面台形山状の膨出部1
3が形成されている。この膨出部13の両側の蟻斜面は
、前記の額斜部2と同等高さ、同等の額斜角を有し、そ
の倭斜面にも、傾斜部2に形成した突条11または鏡斜
突条12が設けられている。また、図示しないが、発泡
合成樹脂等の断熱材が、その馳縦建築用板Aの裏面に貼
着されることもある。なお、その誉曲状馳縦建築用板に
よる屋根または壁等の施工は、その垂直部4に、隣接の
轡曲状馳締建築用板の垂直部5を当接しつつ、その前位
の円弧状部6に隣接の馳締円弧状部7端を上から被隊し
、この馳稀円弧状部7機を内方に折曲げて、これを円弧
状部6端裏面に庄着して馳締結合する(第20図点線参
照)。
さらに弧状端縁8が存在するときは、この弧状端緑8端
を、垂直部4と円弧状部6との隅角箇所に当綾ごせ、そ
の弧状端縁8と円弧状部6との闇に空隙部を形成して施
工する(第20図実線参照)。また、長手方向に直線状
の馳綿建築用板Aも前記同様に施工する。〔発明の効果
〕特許請求の範囲第1項記載の発明においては、底部1
の両側より外側上方に向かう額斜部2,2を形成し、こ
の上端より外方に頂面3,3を形成し、この外端より垂
直部4,5を形成し、この垂直部4の上端より外方に張
出してから内方に向かう円弧状部6を形成し、垂直部5
の上端より内方に張出してから外方に向かう馳縦円弧状
部7を形成しtその底部1には、この幅方向両側寄りを
大突条9,9とし、その幅の中間部を長手方向に階段状
となった段部10として屈曲形成し、かつ大突条9段部
10大突条9を平面的にみてV字状、円弧状またはジグ
ザグ状に連続形成させ、その煩斜部2,2には、上方に
ゆくに従って次第に小さくなる突条11,11を内面側
または外面側に屈曲形成し、かつ突条11の延びる方向
は長手方向に直交する方向とし、前記大突条9端と突条
1 1基部とを連続形成し、その大突条9,9段部10
突条11,11を長手方向に連続または適宜の間隔に設
けて、その長手方向を適宜の曲率に轡曲したことにより
、第1に円弧状部6馳縦円弧状部7を有し馳締建築用板
Aを極めて整然と轡曲成形できるし、第2に雨水、積雪
の流れを良好にできるし、第3に段部10や煩斜突条1
0の存在にて、鯵曲できるようにするとともに長手方向
に対して断面係数を増加させて強固にできるし、第3に
安価に製作できる等の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、まず、轡曲すると、
圧縮曲げ応力が大きく生じる底部1頭斜部2,2には、
大突条9,9段部10突条11,11を形成したことで
その長手方向に適宜の長さの縮み量を高さに応じて積極
的に与えることができ、底部1額斜部2,2には圧縮応
力等を何等生じさせないようにでき、これによる歪等も
発生せず、その断面の中立軸付近及びこの下側の額斜部
2,2底部1を整然と轡曲成形できる。
同時に、その中立軸付近またはこれより上側に位置する
箇所(上面部3,3垂直部4,5円弧状部6馳締円弧状
部7)には、さらにその箇所のみの中立軸が存在し、こ
の中立軸の上側に引張曲げ応力が、下側に圧縮曲げ応力
が夫々に発生し、垂直部4,5上面部3,3等には、圧
縮曲げ応力にて場合によって極めて小さな鱗状の変形歪
が生じることもあり、そ円弧状部6馳締円弧状部7に引
張曲げ応力を受けても、何れも半区形または円形に近い
形状のため、′第17図乃至第19図において点線から
実線のように僅かに下がり、その最大引張曲げ応力を減
少させるよにでき、その馳部(円弧状部6馳締円弧状部
7)の元の形状を略維持しつつ、整然と轡曲成形でき、
これによって、馳締建築用板Aの長手方向を、側面から
みて所望の曲率に整然かつ確実に湾曲成形することがで
きる。従って、本発明では、特殊形状の馳部を有してい
ても、底部1煩斜部2,2に対して、その長手方向を適
宜の長さ縮ることで、整然と轡曲成形できる。また、本
発明では、大突条9段部10大突条9を平面的にみてV
字状、円弧状またはジグザグ状に連続させたことにより
、まず、これを形成した轡曲状部に極めて強固にできる
。この効果について詳述する。第22図の平板aに、x
方向に延びるリブbをy方向に複数併設すると、x方向
の断面が連続して大きくなり(断面係数が大きくなる)
、x方向の曲げ強度を著しく大きくできる。反面、y方
向の曲げ強度はそのリブbの存在によって殆ど変化しな
いものとなっている。これに対し、第21図に示すよう
にx軸に対して適宜の角度0′なる方向に延びるリブb
′をy方向に複数併設すると、x,y方向の断面はとも
に連続して大きくなり、x方向の曲げ強度のみならずy
方向の曲げ強度をかなり大きくできる。そこで、本発明
は、かかる理論を応用して、大突条9,9段部10を平
面的にみてV字状またはジグザグ状に連続させ、その馳
綿建築用板Aの長手方向にも、その大突条9,9段部1
0の断面を略連続して大きくなるようにでき、即ち断面
係数が大きくなるようにできる。これによって成形した
底部1の轡曲状部の曲げ強度を著しく強固にできる。従
って、その大突条9,9段部10は、蟹曲させるために
長手方向の縮み童を与える条件と、長手方向の断面係数
を大きくできる条件とを兼ね備えたもので、所望の曲率
に馨曲できるとともに、轡曲により強度を増加させ縛る
理想的な屈曲成形ができる。
このように湾曲状部を強固にできることにより、その馳
縦建築用板Aの板厚を少し薄材にしても曲げ強度を十分
に得られ、材料費の節約ができ、ひいては安価な轡曲状
馳緒建築用板を提供できる。大突条9段部10大突条9
存在の別の効果として雨水、積雪の流れを良好にできる
これを詳述すると、−その底部1には、この幅方向両側
寄りを大突条9,9とし、その幅の中間部を長手方向に
階段状となった段部10として屈曲形成し、かつ大突条
9段部10大突条9を平面的にみてV字状、円弧状また
はジグザグ状に連続形成させるため、その大突条9は平
面的にみて長手方向に直交せず、適宜の角度に煩斜して
おり、雨水や積雪はその煩斜に沿って流れるし、その中
間の段部10には流れの何等の障害とならず、極めてス
ムーズに流下し、その大突条9,9及び段部10には雨
水、積雪等が溜らず、スガモレ現象の防止ができるし、
著しく耐久性の優れたものにできる。このように大突条
9,9段部10の屈曲形成は、第13図に示す屈曲理論
により材料に延展性が少ない場合であっても、長手方向
に確実な縮み量を与えることができるものである。とこ
ろで、第23図、第24図示す折版の底部cの少なくと
も1ケ所に平坦状の溝部dを形成したものは公知である
。その折版を所望の曲率に整然と轡曲させるためには底
部cの全幅に対して適宜の縮み量を与えなければならず
、実際には、このような溝部dを成形し、かつ所望の曲
率に轡曲させることは不可能である。また、第25図に
示すように底部cに形成した突条の中間に凹状の溝部d
を形成することも公知である。この溝部dと突条との中
間箇所は何等長手方向に縮み量を与えない箇所となるが
、轡曲させると、そこに与えられるべき縮み量ぎ鱗状の
歪となって発生し、外観が悪いのみならず、雨水により
早期に腐蝕するものなっている。さらに、第26図に示
すように底部cに突条形成後に、その適所を押濃dを形
成することもあるが、これでは鱗状歪が大きく、第25
図の場合よりも大きな欠点が生じることとなる。このよ
うに従釆等の雨水が流れる綾部dでは、轡曲させる要性
の双方を満足させることがでなかったが、大突条9,9
段部10では長手方向に所望の縮み量を与えつつ「前記
の溝部dに相当するともいえる段部10の成形で歪等を
生じさせずにでき、両要件を具備してものとして初めて
できたものである。以上のように馳綿建築用板Aを所望
の曲率に轡曲形成できたことで、軒先部等に別のものを
適宜突き合わせて固着しなければならない不都合を解消
し「簡易かつ迅速な軒先施工ができる。次に特許請求の
範囲第2項記載の発明においては、前記第1項発明にお
いて、その突条11を変えて煩斜突条12とし「頃斜突
状】2の延びる方向は長手方向に直交する方向に対して
適宜の角度煩斜させ、大突条9,9段部10等の形成は
第1項と同様にしたことで、前述の第21図、第20図
による理論により、その長手方向にも、その煩斜突条1
2の断面を略連続して大きくでき、その長手方向の断面
係数を増加させることができる。
つて、その頚斜部2,2に額斜突条12,12を設けた
ことで、轡曲させることができるとともにく轡曲ごせた
頃斜部2,2を曲げに対して著しく強固にできる。この
ように額斜突条12による強度と、前記の大突条9段部
10‘こよる強度とが相乗的に結合され、曲げ強度をよ
り強固にできる。また、本発明の他の構成は第1項発明
と同様な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の斜視図、第2図は第1図の一部拡大斜
視図、第3図は第2図1−1矢視の端面図、第4図は第
2図0−ロ矢視の端面図、第5図は第2図m−町矢視の
端面図、第6図は突条群を1つとした第1実施例の正面
図、第7図は第6図の縦断側面図、第8図は本発明の第
2実施例の一部拡大斜視図、第9図は第8図W−W矢視
の端面図、第10図は第8図V−V矢視の端面図、第1
1図は第8図のW−の矢視の端面図、第12図は突条群
を1つとした第2実施例の正面図、第13図は第12図
の縦断側面図、第14図乃至第16図は本発明の別の実
施例の斜視図、第17図乃至第13図は本発明の誉曲加
工状態を示す要部縦断面図、第20図は本発明相互を馳
締結合した一部縦断面図、第21図、第22図はリブ成
形した平板の斜視図、第23図乃至第26図は従来公知
または容易に屈曲できる溝部を有する折版の部斜視図で
ある。 1……底部、2…・・・煩斜部、3…・・・上面部、4
,5・・・・・・垂直部、6・・・・・・円弧状部、7
・・・…馳縦円弧状部、9・…・・大突条、10・・・
・・・段部、11・・・・・・突条、12・・・・・・
煩斜突条。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図 第13図 第14図 第15図 第16図 第17図 第18図 第19図 第20図 第21図 第22図 第23図 第24図 第25図 第26図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 底部1の両側より外側上方に向かう傾斜部2,2を
    形成し、この上端より外方に頂面3,3を形成し、この
    外端より垂直部4,5を形成し、この垂直部4の上端よ
    り外方に張出してから内方に向かう円弧状部6を形成し
    、垂直部5の上端より内方に張出してから外方に向かう
    馳締円弧状部7を形成し、その底部1には、この幅方向
    両側寄りを大突条9.9とし、その幅の中間部を長手方
    向に階段状となつた段部10として屈曲形成し、かつ大
    突条9段部10大突条9を平面的にみてV字状、円弧状
    またはジグザグ状に連続形成させ、その傾斜部2,2に
    は、上方にゆくに従つて次第に小さくなる突条11,1
    1を内面側または外面側に屈曲形成し、かつ突条11の
    延びる方向は長手方向に直交する方向とし、前記大突条
    9端と突条11基部とを連続形成し、その大突条9,9
    段部10、突条11,11を長手方向に連続または適宜
    の間隔に設けて、その長手方向を適宜の曲率に彎曲した
    ことを特徴とした彎曲状馳締建築用板。 2 底部1の両側より外側上方に向かう傾斜部2,2を
    形成し、この上端より外方に上面部3,3を設け、この
    外端より垂直部4,5を形成し、この垂直部4の上端よ
    り外方に張出してから内方に向かう円弧状部6を形成し
    、垂直部5の上端より内方に張出してから外方に向かう
    馳締円弧状部7を形成し、その底部1には、この幅方向
    両側寄りを大突条9,9とし、その幅の中間部を長手方
    向に階段状となつた段部10として屈曲形成し、かつ大
    突条9段部10大突条9を平面的にみてV字状、円弧状
    またはジグザグ状に連続形成させ、その傾斜部2,2に
    は、上方にゆくに従つて次第に小さくなる傾斜部突条1
    2,12を外面側または内面側に屈曲形成し、かつ傾斜
    突条12の延びる方向は長手方向に直交する方向に対し
    て適宜の角度傾斜させ、前記大突条9端と傾斜突条12
    基部とを連続形成し、その大突条9,9段部10傾斜突
    条12,12を長手方向に連続または適宜の間隔に設け
    て、その長手方向を適宜の曲率に彎曲したことを特徴と
    した彎曲状馳締建築用板。
JP5378180A 1980-04-23 1980-04-23 彎曲状馳締建築用板 Expired JPS6023221B2 (ja)

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JPS593924U (ja) * 1982-06-30 1984-01-11 株式会社淀川製鋼所 湾曲建築板

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