JPH02502156A - 内皮細胞のrgd指向粘着レセプターに対するモノクローナル抗体 - Google Patents

内皮細胞のrgd指向粘着レセプターに対するモノクローナル抗体

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JPH02502156A JP1500220A JP50022088A JPH02502156A JP H02502156 A JPH02502156 A JP H02502156A JP 1500220 A JP1500220 A JP 1500220A JP 50022088 A JP50022088 A JP 50022088A JP H02502156 A JPH02502156 A JP H02502156A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 内皮細胞のRGD指向粘着レセプターに対するモノクローナル抗体 (技術分野) 本発明は内皮細胞のRGD指向粘着レセプタ(ECr)と免疫反応し、それによ りRGD含有含有マトリクスタンパ上質ビトロネクチンィブリノーゲン及びフォ ノ・ビルブランド因子への内皮細胞の細胞を阻害するモノクローナル抗体に関す る。また、本発明は、本発明のモノクローナル抗体を、亜内皮マトリクスへの内 皮細胞の粘着を阻害し、それにより腫瘍生育を調節するのに用いる治療法に関す る。
(音量) 細胞粘着は、新しい腫瘍組織の形成及び導管化に役割を果しているので腫瘍成長 における重要な過程である。それゆえ、細胞粘着を阻害する試薬は腫瘍成長の阻 害を目的とした治療に使用し得る。
一般に細胞粘着には、細胞表面レセプターによる特異的粘着タンパク質の認識が 関係している。該細胞表面レセプターは、構造の一部としてトリペプチドアミノ 酸残基配列Arg−Gly−Asp(RGD)を有する部位を介してマトリクス タンパク質に特異的に結合する。F7&レセプターはこの分野でRGD指向粘着 レセプターとして知られている0個々のRGD指向粘着レセプターの結合特異性 は、RGD)リペプチドが存在する構造環境に依存する。
さらにRGD指向粘着レセプターは、非共有結合的に会合するα及びβサブユニ ットから成ることを特徴とする。すなわち、これらはへテロニ量体タンパク質複 合体である0代表的RGD指向粘着レセプターにはビトロネクチンレセプター、 フィブロネクチンレセプター及びcpnb−1aがあり、これら全てはサブユニ ット組成及び特異的に結合するタンパク賞に基づいて区別し得る。
本発明においては、チェレフシュ(Cheresh)等によって最初に発見され (ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J、 Biol、 Ch ew、) 262 :1434−37 (1987) )、ECrと命名された RGD指向粘着レセプターが特に興味深い、チェレフシュ(Cheresh)等 によるとM21細胞から単離したECrは、ラウリル硫酸ナトリウムポリアクリ ルアミドゲル電気泳動<5OS−PAGE)分析により、還元条件で各々約13 0キロダルトン(kDa)及び105kDaの分子量を有するα及びβサブユニ ットから成るヘテロニ量体である。
ECrと免疫反応し得る2つのモノクローナル抗体が本発明者、デビンド・チェ レフシュ博士により生産され、1986年12月、米国細胞生物学会部会で報告 された。LM609と命名された、これらのモノクローナル抗体のうちの1つが 、M21細胞によるフィブリノーゲン、ビトロネクチン及びフォノ・ビル、ブラ ンド因子へ結合を阻害し得ることがチェレフシュによって報告された。
このようにECrはアミノ酸残基配列の一部としてRGDを含むフィブリノーゲ ン、ビトロネクチン及びフォノ・ビルプラント因子へのM21の粘着を調節する ようである。
最近、ECrはヒトのヘソ静脈内皮(HU V E)細胞表面にも存在すること が報告された。この知見を指示する証拠には少なくとも2つの要素があり、この ことは1987年2月フィブロネクチン及び関連タンパク賞に関するゴートン( Gordon)会議でチェレフシュ(Chereib)により報告された。第1 に、モノクローナル抗体LM609は、M21細胞21から単離したECrとは 区別し得る分子量を有するα及びβサブユニットを含む、HUVE細胞表面のへ テロニ量体RGD指向レセプターと免疫反応する。第2に、モノクローナル抗体 LM609はHOVE細胞と免疫反応し、それによりフィブリノーゲン、ビトロ ネクチン及びフォノビルブランド因子へのその結合を阻害する。このことはLM 609により認識される、HUVEIi胞表面のRGD指向レセプターは、EC rと同じリガンド特異性(マトリクスタンパク賞結合性)を有する。
RGD指向粘着レセプターに対するモノクローナル抗体を用いた、フィブリノー ゲン、ビトロネクチン及びフォノ・ビルブランド因子に対するHUvE細胞粘着 の阻害能もシャ口(Charo)等(ジャーナル・オプ・バイオロジカル・ケミ ストリー(J、 Biol。
Chew、)、262:9935−38 (19B?))により報告された。シ ャ口(Charo)等によると、ヒト血小板上に存在するRGD指向粘着レセプ ター、cpn  Haに対して作成した7E3と命名するモノクローナル抗体は GpTia−111bのみならず各々約130kDa及び105kDaの分子量 を有するα及びβサブユニット、すなわちECrと同様の分子量を有するが、G pna−mbと区別し得る分子量を有するサブユニットからなるHOVE細胞上 のへテロニ量体RGD指向粘着レセプターにも免疫反応し得た。
したがって、ECr及びGpIIb−Haは、少な(とも1つの免疫的交叉反応 性のエピトープを共有しているらしい。
またモノクローナル抗体7E3がHDVB細胞と免疫反応し、かつそれらのフィ ブリノーゲン及びフォノビルブランド因子を含む基質への粘着を阻害し、並びに 、それらのビトロネクチンへの粘着及びビトロネクチン上での拡散を部分的に阻 害し得ることがシャ口(Charo)等により示された。このことは、HUVE 細胞上で7E3によりUl議されるレセプターがECrと同様のマトリクスタン パク質結合様式を有することを示している。
(本発明の概要) 本発明は、HUVEUV上に存在するECrと免疫反応し、それにより該細胞が ビトロネクチン、フィブリノーゲン、フォンビルブランド因子と粘着するのを阻 害する抗体分子を含むモノクロ−抗体はATCC名HB9537のバイプリドー マから生産される抗体であることが望ましい。
従って、本発明は、HUVEUV上に存在するECrと免疫反応し、それにより ビトロネクチン、フィブリノーゲン及びフォンビルブランド因子に対して該細胞 が粘着するのを阻害する抗体分子を産生ずるハイプリドーマに関する。
また、本発明は、検体中の腫瘍成長を阻害する方法に関する。
本方法は、医薬的に許容し得る賦形剤中にHU V Eti!i胞上に存在する ECrと免疫反応し、それにより、ビトロネクチン、フィブリノーゲン及びフォ ンビルブランド因子に対して該細胞が結合するのを阻害する抗体分子を含む、治 療効果量のモノクローナル抗体を投与することを含む。
さらに、本発明は、身体サンプル中のECrを検定する方法に関する0本方法は 、検定する身体サンプルと本発明のモノクローナル抗体を混合することにより免 疫反応混合物を生成することを含む、この混合物を、サンプル中に存在するEC rがモノクローナル抗体と免疫反応して、ECr−抗体免疫反応産物を生成する のに十分な時間保持する。こうして生成したECr−抗体免疫反応産物の検定は サンプル中のECrを検出する手段を提供する。
さらに、本発明は、検体中のECrをインビボで検定する方法に関する0本方法 は、インビボ指示手段に結合し、かつ生理学的に許容し得る賦形剤中に分散され た、診断に動量的な量の本発明のモノクローナル抗体を検体に静脈注射で投与す ることを含む、その後、検体を投与したモノクローナル抗体がインビボで検体中 に存在するECrと免疫反応し、免疫反応産物を生成するのに十分な所定の時間 維持する。こうして検体中に生成した免疫反応産物の存在、及び好ましくはその 位置を検定することは、インビボにおいてECrの存在を検出する手段を提供す る。
また、本発明は、本検定法に有用なキット型の診断システムに関する6本システ ムには、少なくとも1回の検定を行うのに十分な量の本発明のモノクローナル抗 体を含む容器が含まれている。
このように本発明にはいくつかの利点及び長所がある0本発明により提供される 1つの利点は、本モノクローナル抗体が身体サンプル並びにインビボ検体中のE Crタンパク質の存在を検出する手段を提供することである。さらに、本発明の モノクローナル抗体はECr含有細胞がビトロネクチン、フィブリノーゲン及び フォンビルブランド因子と粘着するのを阻害するため、本発明は腫瘍細胞増殖を 阻害する治療組成物を提供する。
本発明により提供される長所は、本発明のモノクローナル抗体がECrにはある が、VNr又はFNrにはない特異性を有することに由来する。従つて、身体サ ンプル並びにインビボにおけるECrの存在を検出する本方法は、ECrを、V Nr又はFNrなどその他のRGD指向粘着レセプターとうまく区別し得る。さ らに、本モノクローナル抗体の免疫反応特異性は、細胞粘着阻害効果を、ECr 保有細胞のみに制限する。
(図面の簡単な説明) 第1図は、ハイプリドーマLM142又はLM609により産生される抗体分子 を含むECr特異的モノクローナル抗体を用いて、のオートフルオログラムを示 している* ECrを含むM21細胞タンパク質は、5sS−メチオニンで10 分間、M21細胞培養物をパルスラベルし、ついで0時間、すなわち0時間細胞 (レーンA及びC)、又は8時間(レーンB及びD)、非ラベル化し一メチオニ ンをチェイスすることにより 2%S−メチオニンラベルした。
この免疫反応物を例4で説明するように7.5%ポリアクリル了ミドゲルを用い 還元状態で電気泳動した。
レーアAで示されるように、Mab  LM142は、先に、M21細胞ECr αサブユニットに対する生合成前駆体であることが示されている分子量約160 kDaのタンパク質と免疫反応する。チェレッシュ(Cheresh)等、ジャ ーナル・オプ・バイオロジカル・ケミストリー(J、 Biol、 Chew、 ) 、262 : 1434−37 (1987)参照、メチオニン追加8時間 後、レーンBは、ECrは、MabLM142と手段反応し、かつ各々130k Da及び105kDaのα及びβサブユニットを含むことを示している。レーン C及びDに示されている同様の結果が、Mab  LM609を用いて得られた 。
第2図は、5種のマトリクスタンパク質又はペプチドGIIGPSPC(粘着物 質)のうちの1つでコートしたマイクロプレートウェルへの、M21細胞の粘着 速度に関するMab  LM609の効果をグラフで示す6枚のパネルを含んで いる。まず、3H−ロイシンラベルしたM21細胞を各Jr0.05@/mAの Mab  LM609(0)又は非対応抗体Mab  W6/32 (0)と免 疫反応させた。
それから、この抗体処理した細胞(Mab−細胞免疫反応産物)をコーティング したウェル中にブレーティングし、ついで例5で説明しているように、指示した 時間これを維持して、細胞をウェルに粘着させる。その結果は、結合した細胞総 数が指示した時間後種々のマトリクスタンパク質に結合した分当りの計数(cp s X10−’)で表わされる細胞中のラベル量の関数となることから、結合細 胞数として表わされる。各点は5回の測定の平均値上標準偏差を示している。下 の三つのパネルは、Mab  LM609がM21と免疫反応し、かつ非対応M ab  W 6 / 32とは反対にMab  LM609について検出される Cp−値が低いことから証明されるように、左から右に、フォンビルブランド因 子、フィブリノーゲン及びペプチドGRGDSPCへの、M21細胞の粘着を有 意に阻害することを示している。
第3図は、例6で説明しているように、GPGDSPK−セファロースアフィニ ティーカラムで単離したHUVE細胞ECr(精製E Cr)の溶出プロフィー ルを共に示す、下方のグラフ及び上方のオートフルオログラムからなる合成図で ある。タンパク質を5SS−メチオニンで代謝的にラベルしたHUVE細胞のオ クチルクリコシド抽出物をGRGDSPK−セファロースアフィニティー7トリ クスに通し、その中に存在するRGD指向粘着レセプターをマトリクスに結合さ せる。その後まず、このマトリクスを1■/lslのペプチドGRGESPを含 む溶出バッファで洗浄し、溶出するフラクション1〜10を採取し、ついでペプ チドGRGDSPを含む溶出バッファを用いてフラクション11−20を採取す る。
このグラフは、液体シンチレーションカウンターを用いて、各フラクションの5 0μ!部分標本中に存在する放射能の分当りの計数(cps)を測定することに よって得た5SS−メチオニンラベル化タンパク質の溶出プロフィールを示して いる。矢印は、アフィニティーカラムに、指示したペプチドを含む溶出バッファ を流し始めたときのフラクションを示している。
オートフルオログラムは、還元条件下、7.5%ポリアクリルアミドゲル電気泳 動で分析したときのラベル化抽出物の泳動プロフィールを示している。オートラ ジオグラムは、数字と対応しているので、ゲルのレーンは、電気泳動用の50g 1部分標本が由来する溶出フラクシ曹ンの真上に示されている。各々α(上)及 びβ(下)サブユニットを表わす、フラクション14〜18中に存在する2つの タンパク質バンドの見かけの分子量はキロダルトンで表わされている。
第4図は、HUVE細胞由来のECrと免疫反応する、MabLM609(レー ンA) 、Mabl 42 (レーンB)及び非対応Mab9.2.27 (レ ーンC)の能力を分析するのに用いた7、5%ポリアクリルアミドゲルのオート フルオログラムを示している。
レーンA及びBで示されているように、LM609及びMab 142は各々E Crと免疫反応し、各々約135kDa及び115kDaの分子量を有するEC rα及びβサブユニットを含む免疫反応度物を生成する。レーンCにタンパク質 が検出されなかったことは、非対応Mab9. 2. 27 (ネガティブ・コ ントロール)がECrと免疫反応しなかったことを示している。
レーンA及びレーンBに示されているように、Mab  LM609及びMab   LM142の各々は、各々分子量約135kDa及び115kDaのα及び βサブユニットから成る内皮ECrヘテロニ量体複合体と免疫反応する。非対応 抗体9.2.27は、精製ECrと免疫反応しない。
第5図は、種のマトリクスタンパク質(粘着物質)に対するHUVE細胞の粘着 速度に関するMab  LM609の効果を説明するグラフを含む一連の8枚の パネルである。まず、3H−ロイシンラベルした内皮細胞を0.05■/■lの Mab  LM609(O)、非対応Mab  W6/32 (0)又は生育培 地のみ()と免疫反応させ、過剰の抗体を洗浄してから、マイクロプレートにブ レーティングした後指示した時間維持して、例8に説明しであるようにマイクロ プレートのウェル上にコーティングしたマトリクスタンパク質に粘着させた。使 用したマトリクスタンパク質はフィブリネクチン(A)、コラーゲンN (B)  、ラミニン(C)、ビトロネクチン(D)、GRC;DSPC(E) 、フォ ノ・ビルブランド因子(vWF)、プールI (F) 、vWF、ブールII  (G)及びフィブリノーゲン(H)である。
その結果は、第2図と同様の様式で表わされている。
パネルD−Hは、Mab  LM 6 G 9がHUVE細胞と免疫反応し、か つ、Mab  LM 142又は非対応MabW6/32(ネガティブ・コント ロール)とは対照的に、Mab  LM609での処理後の結合する細胞数の減 少から証明されるように、粘着物質ビトロネクチン、フォノビルブランド因子、 フィブリノーゲン及びペプチドGRGDSPCへのHUVE細胞の粘着を有意に 阻害することを示している。
第6図は、アミノ末端の最初の残基を残基1として始まり、左から右にアミノ末 端からカルボキシ末端の方向で、−文字コードを用いて表わされたM21細胞E Crタンパク賞のアミノ末端領域の部分的アミノ酸残基配列を示している。EC rの両α及びβサブユニットのアミノ酸残基配列は、例9で説明されているよう に決定した。また、ビトロネクチンレセプターαサブユニット〔ギンスバーグ( Ginsberg)等、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J 、 Biol、 Chew、) 、262 : 5437−40(1987)) 、ビトロネクチンレセプターβサブユニット〔タナ力(Tanaka)等、プロ シーディング・イン・ナシッナル・アカデミ−・オプ・サイエンス(Proc、  Natl、 Acad、 Sci、)USA 。
1土=3239−43 (1987))、血小板cpnbαサブユニット〔ポン ス(Poacz)等、ジャーナル・オプ・バイオロジカル・ケミストリー(J、  Rial、 Chew、) 、111: 8476−82(1987))及び 血小板GpHaβサブユニットの相同領域の配列も示した。2個の異なるアミノ 酸残基がECrのαサブユニットの残基位置6.7及び16番及びβサブユニッ トの5及び16番に発見された。その他の残基は、発見された位置の直ぐ上に示 した。このデータは、ECrがビトロネクチンレセプターと領てはいるが同じで はないことを示している。
第7図は、例10で説明されているようにEL I ZA検定法を用いて測定し た種々の型のIITIj細胞と、5個のMabの各々との免疫反応性を示す棒グ ラフである。使用したMabには、ECr指向のLM142及びLM609;血 小板GpUlaβサブユ=7ト指向のAP3:フィブロネクチンレセプターβサ ブユニツト指向のLM5°43;及びヒト組織適合性抗原指向のW6/32が含 まれる。”LM609”の下のパネルに示されているように、Mab609は、 次に示す細胞系列;M21、M16A、MlB、M14、A375MM、メラー (Melur)及びWM266と有意に免疫反応する(>0.1 0.D、49 g)、 ” LMI 42 ’の下では、Mab  LM 142が、次に示す 細胞系列;M21、M16A。
MlB、M14、A375P、A375MM、メラー(Melur)、WM26 6、WM239a、5K−N−AS%UCLA  P3、T291.バクレ(B acble) 、5CL−1185、:l o (Colo)357 FG及び U87  MGと有意に免疫反応することが示されている。
第8図は、Mab  LM 142 (パネルA) 、 Mab ’LM609 (パネルB)及びMab  AP3 (パネルC)により認識される決定基が複 合体依存であるか否かを決定するため、実験で生成した免疫反応物を分析するの に用いた7、5%ポリアクリルアミドゲルのオートフルオログラムを示している 。パルス−チェイスサンプリング時間は、パネルB及びCの上に分(′)で示さ れている。
サンプリング時間は、パネルBの真下に示されているパネルに対してもパネルA と同様の時間が対応している。
パネルAにおいて、Mab  LM142は、0時間から240分(240’) の範囲の時間間隔でiIi製したM21細胞パルス−チェイス溶解物と免疫反応 させた時、約160kDaのECrαサブユニット前駆体を含む免疫反応産物を 生成することが示されている。
約120分(120’)のチェイスの後、Mab  LM 142は、各々α及 びβサブユニットに対応する130kDa及び105kDaのタンパク質を含む 免疫反応産物を生成した。Mab  LM142はECrのαサブユニット指向 性であり、かつ複合体非依存性決定基と免疫反応する能力を有することを特徴と する。
パネルBにおいて、Mab  LM609は、パネルAと同様のM21細胞パル ス−チェイス溶解物を免疫反応させた時、αサブユニット前駆体を含む免疫反応 産物を生成することが示されている。まずこの前駆体は、0時間後約5分間のチ ェイスで出現し、以後240分のチェイス時間まで検出される。また120分チ ェイス後、Mab  LM609は、パネルAで示したMab  LM142を 用いた時に検出されたものと同じ130kDa及び105kDaのタンパク質を 含む免疫反応産物を生成した。 Mab  LM609は、ヘテロニ量体複合体 ECr指同性であり、かつ複合体依存性決定基と免疫反応する能力を有すること を特徴とする。
パネルCにおいて、MabAP3は、パネルAと同様のM21細胞パルス−チェ イス溶解物を免疫反応させた時、αサプユニフト前駆体及び105kDaβサブ ユニツトタンパク質の両方を含む免疫反応物を生成した。前駆体及び105 k Daのタンパク質の各々は約10分間(10’ )のチェイス後に出現し、12 0分(120’)のチェイス期間まで持続する。Mab  AP3は血小板糖タ ンパク買ma指向性であるがs ECrのβサブユニツト上に存在する決定基と も免疫反応することが示された。
(本発明の詳細な説明) A、定義 アミノ酸:ここで同定される全てのアミノ酸は、天然に存在するL型である。標 準的ポリペプチド命名法に従かい(ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミス トリー(J、Biol、Che銅、)243:3557−59 (1969)) 、アミノ酸残基の略号を、以下の対応表に示した。
対応表 記号               アミノ酸−文字    三文字 Y      Tyr      L−チロシンc      G17       グリシンF      Phe     L7フエニルアラニンM       Met      L−メチオニンA      Ala      L− アラニンS      Ser      L−セリンI      lie       L−イソロイシンL      Leu      L−ロイシンT       Th−r      L−スレオニンV     Val       L−バリンp       pro       L−プロリンK       Lys      L−リジン)i      1(is      L− ヒスチジンQ      Gin      L−グルタミンE      G lu      L−グルタミン酸W      T r p       L −トリプトファンRArg      L−アルギニン D      AlI3)      L−アスパラギン酸N      As n      L−アスパラギンCCys      L−システィン X             未同定残基全てのアミノ酸残基配列は、左から右 に、従来のアミノ末端からカルボキシ末端の方向で示した一般式で表わされるこ とに注意すべきである。さらに、アミノ酸残基配列の初め又は終りにあるダッシ ュは、ポリペプチド鎖総計約50残基までの範囲内で、1つ以上のアミノ酸残基 の配列に続く結合を示している。
ポリペプチド及びベブチド:ポリペプチド及びペプチドは、隣接するαアミノ基 及びカルボキシル基間のペプチド結合により互いに連結する、多くとも約50個 の鎖状アミノ酸残基を意味して、互いに同義的に用いられる語である。
タンパク質:タンパク質はポリペプチドと同様、互いに連結する50残基以上の 鎖状アミノ酸を意味して用いられる語である。
B、モノクローナル抗体組成物 種々の文法型の“抗体”という語は、免疫グロブリン分子及び、又は免疫グロブ リン分子の免疫学的活性領域群、すなわち、抗体結合部位又はバラトープを含む 分子群を意味する集合名詞として用いられる。
°抗体結合部位”は、特異的に抗原を結合する重鎮及び軽鎖の可変及び超可変領 域を含む抗体分子の構造領域である。
種々の文法型の“抗体分子”という語句は、本来の免疫グロブリン分子及び免疫 グロブリン分子の免疫学的活性領域の両方に関する。
代表的抗体分子には、本来の(Intact)免疫グロブリン分子、実質的に本 来の免疫グロブリン分子及び当分野でF abs F ab ’、F(ab’) z及びF (v)として知られている領域を含む、パラトープを含有する免疫グ ロブリン分子の領域がある。
抗体のFeb及びF(ab’)xsI域は、従来法により、実質的に本来ノ抗体 の、各々パパイン及びペプシンによるタンパク質分解反応で調製する0例えば、 セオフィロポラス(Theofilopolous)及びディクソン(Dixo n)の米国特許第4.342.566号参照、また、Fab’抗体領域もよく知 られており、これはメルカプトエタノールなどにより、2本の重鎮を結合するジ スルフィド結合を還元し、ついでヨードアセトアミドなどの試薬で生成したタン パク質メルカプタンをアルキル化することにより、F(ab’)gtd域から生 成する0本来の抗体分子を含む抗体が好ましいので、ここでは例としてこれを用 いる。
種々の文法型の°モノクローナル抗体°という語句は、決定された(既知の)抗 原特異性ををする一種の抗体分子群を意味する。
モノクローナル抗体には、特定の抗原と免疫反応し得る1種の抗体結合部位のみ が含まれ、従って一般的にその抗原に対して単一の結合アフィニティーを示す、 それゆえ、モノクローナル抗体は、異なる抗原に各々免疫特異性をもつ2つの抗 体結合部位を有する二特異的抗体分子も含まれる。
本発明のモノクローナル抗体(Mab)は、検出範囲内でここでECrと呼ばれ ているRGD指向粘着レセプターと免疫学的に結合(免疫反応)し得る、唯一種 の抗体結合部位を含むことを特徴とする。従って、一般的に本発明のモノクロー ナル抗体中に存在する抗体分子は、たとえECr以外のタンパク質を結合し得る 抗体結合部位を含んでいたとしてもECrに対して単一の結合アフィニティーを 示す。
本発明のモノクローナル抗体は、さらに、以下に説明するビトロネクチンレセプ ター(VNr)又はフィブロネクチンレセプター (FNr)と免疫反応する抗 体分子を実質的に含まないことを特徴とすることが望ましい、すなわち、本発明 のモノクローナル抗体は、免疫学的検定操作の限度内で、単離型で又はこれらレ セプターのいずれか1.又は両方を発現する細胞の溶解物中に存在するVNr又 はFNrと免疫反応しない0両VNr及びFNrは当分野でよく知られているも のであり、また、ATCCCRL1427という名称で、アメリカンタイプカル チャーコレクシラン(MD州、ロックビル)から入手し得るヒトオステオザルコ ーマ(osteosarco+*a)細胞系列から従来法で単離し得る0例えば 、ビテラ(Pytela)等、セル(Cell) 、工0:191−8 (19 85)及びビテラ(Pytela)等、プロシーディング・イン・ナシヨナル・ アカデミ−・オプ・サイエンス(Proc、 Natl、 Acad、Sci、 >USA。
工2:5766−70 (1985)参照。
さらに、本発明のモノクローナル抗体中に存在する抗ECr抗体分子は、HUV E細胞、ウシ大動脈内皮(B A E)細胞、ヒヨコ胎児内皮(CEE)細胞な どの内皮細胞と免疫反応し、かつそれによりビトロネクチン、フィブリノーゲン 、フォンビルブランド因子又はアミノ酸残基配列CPCDSPを有するヘキサペ プチドを特徴とすることがさらに好ましい、すなわち、本発明のモノクローナル 抗体は、ECrが内皮細胞表面に存在するとき、ECrと免疫反応しビトロネク チン、フィブリノーゲン、フォンビルブランド因子又はヘキサペプチドGRGD SPに結合しない細胞−抗体複合体を形成する。
さらに、本発明のモノクローナル抗体中に存在する抗ECr抗体分子は、ECr 上に存在する複合体依存決定基とは免疫反応する能力ををするが、α及びβサブ ユニットがECrヘテロニ量体として会合していない場合、これらいずれかのサ ブユニントには免疫反応し得ないことを特徴とすることが好ましい。
°抗原決定基”又は“決定基”とは、抗体結合部位が結合する抗原の構造部分で ある。決定基は、それが非共有結合的に会合するα及びβサブユニットから成る ECrヘテロニ量体複合体上に存在するとき1複合体依存性”であり、一方サブ ユニットがへテロ二量体に会合していないときのα又はβサブユニツト上に存在 する場合は、複合体依存性ではない。
本発明の好ましいモノクローナル抗体には、ハイブリドーマLM609 (AT CCHB9537)から産生され得る抗体、すなわちモノクローナル抗体LM6 09 (Mab  LM609)が含まれる。したがって、本発明のモノクロー ナル抗体を産生ずる好ましい方法には、ハイブリドーマLM609の使用が含ま れるが、他方本発明のモノクローナル抗体はその他の従来法によっても産生し得 ることが理解されよう、これらの方法には、ハイブリドーマLM609により産 生されるものと機能的に等価な抗ECr抗体分子を産生ずる、細胞融合により生 成したハイブリドーマ又はその他の細胞、好ましくは、ハイブリドーマLM60 9により産生される抗体ECrパラトープと免疫学的に交叉反応するパラトープ を有する抗ECr抗体を産生ずるハイブリドーマの使用が含まれる。また、これ らの方法には、ハイブリドーマLM609に存在する抗ECr抗体重又は軽鎖可 変領域コード化DNA配列と相同的な免疫グロブリン重又は軽鎖可変頭載コード 化DNA配列を含む細胞の使用が含まれる。従って、本発明は、ハイブリドーマ LM609の使用を通して産生される本発明のモノクローナル抗体と機能的に等 しいモノクローナル抗体に関する。
本発明のモノクローナル抗体は、先に説明した免疫特異性を有する抗体分子を分 泌する、ハイブリドーマLM609などの本発明のハイブリドーマを含む栄養培 地のモノクローナルハイブリドーマ培養を始めることにより生産し得る。
この培養を、バイプリドーマが培地中に抗体分子を分泌するのに十分な条件下か つ十分な時間維持する。その後、抗体分子含有培地を採集する。さらに、この抗 体分子は従来技術を用いて単離し得る。
これら組成物の調製に有用な培地は当分野ではよく知られており、かつ市販され ており、また、これには合成培養培地、近文系マウスなどが含まれる。代表的合 成培地には、4.5 g / 1グルコース、20mグルタミン及び20%ウシ 胎児血清を補ったダルベツコ最小基礎培地(DMEM:ダルベ−) ニア (D ulbecco)等、ピロロジー(Virol、> 8 : 396 (195 9) )がある。代表的近文系マウス株はBa1b/cである。
上記方法で生産したモノクローナル抗体は、例えばECr含有免疫反応産物の生 成を目的とする診断及び治療に用い得る。
C,ハイブリドーマ 本発明のハイブリドーマはECrと免疫反応し得るモノクローナル抗体(Mab )を産生ずることを特徴とする。好ましいハイブリドーマは実質的にVNr又は FNrと免疫反応しない抗体を含まないMabを産生ずる。本発明のハイブリド ーマはHUVE細胞、BAB細胞、CEE細胞などと免疫反応するMabを産生 じ、それによりビトロネクチン、フィブリノーゲン、フォンビルブランド因子又 はアミノ酸残基配列GRGDSPを有するヘキサペプチドに対するこれらの細胞 の粘着を阻害し得ることを特徴とすることがより好ましい。さらに、ハイブリド ーマはECr上に存在する複合体依存性決定基と免疫反応し得ることを特徴とす ることがより好ましい。
望ましい免疫特異性を有する、すなわち特定のタンパク買上の同定し得るエピト ープと免疫反応し得る抗体分子を分泌するハイブリドーマを産生ずる方法は、当 分野でよく知られている。特に、参考としてここで引用する、ガルフレ(Gal pre)等(メソッド・イアーエンザイモロジ−(Meth、 Enzywol 、) 、73 : 3−46(1981))のハイプリドーマ技術を使用し得る 。PJ単に言うと、本発明のモノクローナル抗体を産生じ得るバイプリドーマを 作成するため、ミエローマ又は、他の自己増殖細胞系列を免疫効果量のECrで 高度免疫化したホ乳類の′n臓から得たリンパ球と融合する。
ミエローマ細胞系列は、リンパ球と同種由来であることが好ましい、一般的に、 マウス129GIX−が好ましいホ乳類である。
本発明で使用するのに通したマウスメラノーマには、各々CRL1580及びC RF1581という名称でMD州コロツクビルアメリカンタイプカルチャーコレ クシランから入手し得るヒボキサンチン−アミノプテリン−チミジン惑受性(H AT)細胞系列P 3 x 63−Ag8.653及びSp210−Ag14が 含まれる。
一般的に牌細胞はポリエチレングリコール(PEG) 2000を用いてミエロ ーマと融合する。融合したハイブリドーマはIIA丁に対する感受性で選択する 0本発明のモノクローナル抗体を産生じ得るハイブリドーマは、例2で説明され ているスクリーニング法で同定される。まず、HATで選択したハイブリドーマ 由来の培養上清をM21細胞と免疫反応し得る抗体分子の存在に関してEL I  ZA法でスクリーニングする0M21細胞と免疫学的に結合し得る能力を有す る抗体分子を産生ずるハイブリドーマを確保し、さらにこれらを例5の粘着検定 法を用いて、ECr含有細胞のブトロネクチンへの粘着を阻害し得る抗体分子を 産生ずる能力についてスクリーニングする。この検定で粘着阻害抗体分子を産生 ずるハイブリドーマを本発明のハイブリドーマとして確保する。
さらに、本発明の好ましいハイブリドーマを、例12で説明する方法を用いて、 ECrヘテロニ量体複合体上に存在する複合体依I4.へ決”、、i’、ill ’、” M 2HM:、 !’J: 5i 、1P1K ・l”””S 能力j :二=3に、’* ’)::f:X ニア II 〜= :/’/”!、2〉、 。
好、1.1.、、、、いハ・1“7すV−?lは198 ”lに勺−y1目1.  !1B、°、′1“り゛°ベス11#、、’iil:’ I:’、’、’、  、Jlk ””’、’、3 ’I)へ・1\′:h:” (Ill (“、;) 、ニザ・;禾士鼾■P目ル9 J *じ?ぐζ1 ノ”すV71.、、1114bO9”QJ5′;、1、11、i’;li tk  :’l)、)l (:、T’治療$(1 115:物本R jJ)1 (!3  ’C: 、、、I ・7 u 〜.J片・抗体はイ゛/ビボCEcr,Fビト (]ネクア゛/1、ノ,「ノ1)ノーゲ./及、σ’”、:” 、iン1”ル″ lランド因イ,l:の結C相互1乍用を41. ’;Qj・l−るのに使ill  I,、、、、・優る,1例、゛(は、本発明のb−ノタトナル抗体には、内皮 細胞表面1こ存在ゆるl・″’.Cr+j:免疫反2応j,抗体分Y−Efl: r複合体を形成し58、イーの結縛;47、−〇却1胞−゛バじトU才、クツ° ソ、フィブリノーゲン又はフォンヒ゛ルブンンドし〜子J−結合しなくなるよう な抗体分子を含む。従って本発明の千5.ツタ+:>−J小分子は、効果的な量 を静脈注射で投与した時、腫瘍細胞及び血管形成内皮細胞表面上に存在するEC r分子が、内皮下7トリクスの一部として存在するビトロネクチン、フィブリノ ーゲ=/及びフォンビルブランド因子と結合する能力を阻害しつる医薬的に許容 し得る組成物に使用し得る。この阻害は、露出するビトロネクチン、フィブリノ ーゲン及び7オンビルブランド因子を含む、体内組織に対する、ECrを含む細 胞の付着を減少させる結果であると考えられている。従って、本発明のモノクロ ーナル抗体組成物のインビボ投与は、腫瘍の増殖が細胞付着に依存する腫瘍増殖 の阻害に使用し得る。
投与される千ツクローナル抗体組成物は、溶液又はシロップの形体をとり、かつ 、0.1〜95%、好ましくは25〜70%の活性成分を含む。
活性成分として抗体分子を含む治療組成物の調合は当分野でよく知られている。
一般的に、このような組成物は、溶液又はサスく”/ジョンのようなnH射i. J.l’ Mllなもの4ムlで調合されるが6、注射前)、溶液ヌ1沫ザ、ス くンζ’=+:〆のような液体2創るのII適し,プ,・固体も調,A, l− 7得る、ま六1、の諒1合物を一一υ1・う1ン化し,得る、1(、はしは、活 栢治療成分≦・:医薬的(、゛許容1得、が“′)活plH成1分(、゛適合し ;−賦形剤と混合基る。適当な賦W・剤1:″は、例所、は水、食塩dく、デ1 “。
ストロース、グリヤリ、)、Jタノール及びこれら複−組合ef′.:ものがあ る。さら1こ望ましい場合には、組成7物は&1潤剤、c− =冒膣′.;ヨン 化剤又は活性成.分の効宋・(、高めろ11 II錫衝剤なとの?IIi肋物質 を少量含み得る。
モノクローナル洗体は、医薬的に許容”し得る中和塩として、治療組成物を調合 し,得る。医薬的に許容し得る塩には、例えば塩酸又はリン酸のような無機酸又 は酢酸、シュウ酸、酒石酸、?ンデル酸などの有機酸により形成される酸イ」加 塩(抗体分子の遊離アミノ基との間で形成する)が含まれる。また遊離カルボン 酸と形成される塩も、例えばナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム 又は鉄の水酸化物等の無機塩基又はイソプロピルアミン、トリメチルアミン、2 −エチルアミノエタノール、ヒスチジン、プロ力イン等の有機塩基から誘導し得 る。
治療用抗体分子含有組成物は、例えば単位投与量の注射などによる静脈注射で簡 便に投与される。
本発明の治療組成物に対して用いられる“単位投与量”という語句は、必要とさ れる希釈剤、すなわちキャリヤー、又はビヒクルと合せて所定量の活性物質を含 む、−回の投与に適した物理的に分離した単位を意味する。
本組成物は、調合物に適した様式で、かつ治療に効果的な量が投与される。投与 量は治療検体、有害な副作用が起こらない範囲の、検体システムの活性成分使用 容量及びECr及び適当なマトリクスタンパク質問に望まれる相互作用の阻害度 に依存する。投与する活性成分の精密な量は、医師の判断に依存し、かつ各個人 に特定のものである。しかし、適当な投与範囲は、日当り、ヒトの体重キログラ ム当り活性成分0.1〜10ミリグラムのオーダーであり、好ましくは1〜5ミ リグラムである.又、初期投与及び二次投与の適切な処方も様々であるが、初期 投与後1時間以上の間隔をおいて、注射又は他の投与法で再び投与するのが典型 的である.別に、血中濃度をIθナノモル濃度から10マイクロモル濃度に維持 する継続的静脈注入する方法も考えられる。
E1診断システム 本発明のキット型の診断システムは、少なくとも1回の検定に十分な量の本発明 のモノクローナル抗体が分包試薬として含まれる.モノクローナル抗体中に存在 する抗ECr抗体分子はハイブリドーマLM.609により産生されたものであ ることが好ましい。
一般に、パッケージした試薬の使用説明書も含まれている。
所定の診断法において使用される抗体量の適正化法は当分野ではよく知られてい る.一般にインビトロ法は、約1マイクログラムから数ミリグラムの範囲の抗体 タンパク賞を必要とする。また、インビボ法は、−aに被栓者体重キログラム当 り約1ミリグラムから数百ミリグラムの範囲の抗体タンパク質を必要とする。
一般に“使用説明書”には試薬濃度又は試薬量及び投与を受けるサンプル量、試 薬/サンプル混合物の維持時間、温度、バッファ条件等の、少なくとも1回の検 定におけるパラメーターを記述した物を含む。
好ましい態様において、本発明の診断システムは、さらに本発明のモノクローナ ル抗体とECrの免疫反応により生成する複合体の生成に知らモ得るラベル又は 指示手段を含む.従って、好ましい診断システムにおいては、本発明のモノクロ ーナル抗体分子中に存在する抗ECr抗体分子が指示手段と結合している。
ここで用いられている1複合体2という語は、抗体−抗原又はレセプター−リガ ンド反応等の特異的結合反応の生成物を意味する。
ここで用いられているように、種々の文法型の“ラベル°又は“指示手段”とい う語句は複合体の存在を示すための検出し得るシグナルの生成に直接的又は間接 的に関与する単−原子及び分子を意味する.“インビボ゛ラベル又は指示手段は 、被検者体内で有用なものであり、かつこれらにはI I l 1n,雫”TC % ”Gas  ”’Re及び1ilBが含まれる.ラベル又は指示手段は、本 発明のモノクローナル抗体組成物の一部である抗体分子と結合又は組込まれ得る し、又は別々に使用し得る.またこれらの原子又は分子は単独で、又は他の試薬 と共に使用し得る。これらのラベルは、臨床診断化学の分野においてはよく知ら れており、それらが本発明のタンパク賞、方法及び、又はシステムと共に用いら れる限りにおいて、本発明の一部を構成する。
ラベル手段は、抗体又は抗原を変性することなしにそれらと化学的に結合し、有 用な免疫螢光トレーサーとなる螢光色素を生成する螢光ラベル剤であり得る。適 当な螢光ラベル剤には、フルオレセインイソシアネート(F I C) 、フル オレセインイソチオシアネート(FITC)、5−ジメチルアミン−1−ナフタ レンスルホニルクロライド(DANSC) 、テトラメチルローダミンイソチオ シアネート(TRITC)、リザミン、ローダミン8200スルホニルクロライ ド(RB200SC)等の螢光色素がある。
免疫螢光分析技術の説明は、参考として引用した、デル力(DeLuca)の“ 免疫螢光分析”「道具としての抗体」マーカロニス(Marchalonis) 等線、ジッンウィリー・アンドサンズ版、189−231頁(1982)に見ら れる。
好ましい態様において、指示グループはホースラディツシュパーオキシダーゼ( HRP)、グルコースオキシダーゼなどの酵素である。HRP又はグルコースオ キシダーゼのような酵素が基本的な指示グループの場合、バラトープ分子−抗原 複合体の形成を可視化する別の試薬を必要とする。HRPに対するこれらの付加 試薬には過酸化水素及びジアミノベンジジンなどの酸化色素前駆体が含まれる。
グルコースオキシダーゼに有用な付加試薬は2゜2′−アジノービス−(3−エ チルーベンスチアソーリンースルホン酸)(ABTS)である。
また放射性元素も有用なラベル化剤であり、かつここで例示的に用いている1代 表的放射性ラベル化剤は、ガンマ線を発する放射性元素である 1141% I !J、1ull、+izI及び”Crナトそれ自体ガンマ線を発生する元素は、 一群のガンマ線発生放射性元素指示グループを成している。特にI!Jが好まし い、!用なラベル化手段の別のグループには、”C% ”F% ”O及び12N 等それ自身陽電子を放出する元素がある0発生した陽電子は、動物体内に存在す る電子と衝突してガンマ線を生成する。また、1インジウム又は3Hのようなβ 線発生源も有用である。
タンパク質へのラベルの結合は、当分野ではよく知られている。
例えば、ハイブリドーマから生成した抗体は、培養培地中の成分として提供され た放射性同位元素含有アミノ酸の代謝的取込みによってラベル化し得る0例えば 、ガルフレ(Galfrs)等、メソフズ・イン・エンザイモロジ−(Meth 、 EnzyIlol、) 、73 : 3−46(1981)参照、活性化し た官能基を介してのタンパク質結合技術は特に使用し得る9例えば、オーラメア ス(Aura■eas)等、スカンジナビアンジャーナル・オブ・イムノロジー (Scand、 J。
Iwmunol、) % 8 :補7:7−23 (1978)、ロアドウエル (Rood well)バイオテクノロジー(Biotech、) 、3 =  889−894(1984>及び米国特許第4.493.795号参照。
診断システムは、好ましくは分包として、特異的結合試剤も含み得る。“特異的 結合試薬′は、本発明の試薬又はこれを含む複合体と選択的に結合し得るが、本 発明の抗体分子組成物そのものではない分子である0代表的な特異的結合試薬に は第2の抗体分子、補体タンパク質又はその断片、S、オーレウス(aureu s)タンパク質Aなどがある。特異的結合試薬は結合する分子が複合体の一部と して存在するときに結合することが好ましい。
好ましい態様において、特異的結合試薬はラベル化されている。
しかし、診断システムがラベル化されていない特異的結合試薬を含むとき、この 試薬は一般に増巾手段又は増巾試薬として用いられる。これらの!S様において 、ラベル化された特異的結合試薬は増巾試薬が結合する試薬を含有する複合体に 結合するとき、特異的にその増巾試薬に結合し得る。
本発明の診断キットは“ELIS”様式で使用し、血清、血漿又は尿などの体液 サンプル中のECrの存在又は量を検出し得る。
“EL I SA″とは、固相に結合した抗体又は抗原及び酵素−抗原又は酵素 −抗体結合体を用い、サンプル中の抗原又は抗体の検出及び定量に用いる酵素結 合免疫吸着検定法である。ELISAスアラモスのレンジメディカル社版、D、 P、サイン(Sites)等による°基礎及び臨床免疫学゛第4編第22章、及 び米国特許第3.654.090号、第3.850.752号及び第4.016 ,043号に見られる。
従って、好ましい態様において、本発明のモノクローナル抗体は固体マトリクス に固定化され、本診断システム中、1つのパッケージを有する固体サポートを形 成し得る。
試薬は、当分野でよく知られている他の固定化法も使用し得るが、一般に水性媒 体から吸着により固体マトリクスに固定化し得る。
また有用な固体マトリクスも当分野でよく知られている。このようなマトリクス は非水溶性であり、それには、ファルマシアファインケミカルズ社(NJ州ビス カタウェイ)から5EPHADEXの商標で市販されている架橋デキストラン; アガロースニアボットラポラ) IJ−ズ社(IL州北シカゴ)から市販されて いる直径約1ミクロンから約5ミリメートルの′ホリスチレンビーズンポリ塩化 ビニル、ポリスチレン、架橋ポリアクリルアミド、ニトロセルロース又はナイロ ン製の、シート、板又はヘラ状の織物;又はポリスチレン又はポリ塩化ビニルな どで作られたマイクロプレートのウェルなどがある。
ここで説明する診断システムの特異的結合試薬又は増巾試薬をラベルしたモノク ローナル抗体は液体分散物などの溶液、又は、凍結乾燥形などの実質的に乾燥し た粉末として提供し得る。指示手段が酵素の場合、その酵素の基質もシステム中 分包された形で提供し得る。先に説明したマイクロプレートなどの固体サポート 及び1つ以上のバッファも本診断検定システム中、分包された要素として含まれ 得る。
診断システムに関してここで議論されているパッケージは一般に診断システムで 使用されているものである。このようなパッケージにはガラス及びプラスチック 製(例えばポリエチレン、ポリプロピレン及びポリカーボネート製)のビン、バ イアル、プラスチック及びプラスチックホイルでラミネートしたエンベロープな どが含まれる。
F、検定法 本発明は、本発明のモノクローナル抗体を用いて免疫反応産物を生成することに よりECrを検出する方法に関する。使用する抗ECr抗体分子はハイブリドー マLM609により産生されるものが好ましい。当業者にはこれらの産物を生成 するのに使用し得る、多くの臨床化学的な従来法が存在することが理解できよう 。従って、代表的検定法をここに説明するが、これが本発明を制限するものでは ない。
1、 インビボにおけるECrの検出 本発明は、被検者体内に含有されるECrの存在を検出する方法に関する。存在 する抗ECr抗体分子がインビボ指示手段に結合している場合、診断に有効な量 の本発明のモノクローナル抗体を被検者に静脈注射する。好ましい態様において 、ラベル化した抗体は、ハイブリドーマLM609から分泌されるものである。
一般に診断に有効な量のモノクローナル抗体とは、受容者体重キログラム当り、 医薬的に許容し得る賦形剤中結合抗体約5〜約1000ミリグラム(■)、好ま しくは約10〜約20■/kgの範囲にある。使用するモノクローナル抗体量は 、とりわけ、被検者の状態及び抗体に結合する指示手段のタイプに依存する。
その後、ラベル化抗体が存在するECrと免疫反応し、かつ免疫反応産物を生成 するのに十分な所定の時間、及び好ましくは未反応の抗体分子が体内から一掃さ れるのに十分な付加的時間、被検者を維持する。それから被検者は、生成したラ ベル化産物の存在及び好ましくはその位置に関して検定を受ける。
2、 身体サンプルにおけるECrの検出血液などの体液サンプル中又はMi織 断片などの細胞調製物中のECrの存在及び好ましくはその位置の検出を目的と した、競合的、又は非競合的な、種々の不拘−及び均一検定法が使用し得る0例 えば組織生検は、固定及びグルコースオキシダーゼでラベル化した抗ECr抗体 分子を含む本発明のモノクローナル抗体との混合による免疫螢光分析用に調製さ れる。こうして生成した免疫反応混合物を、生物学的検定条件下、サンプル中に 存在するECrがラベル化した抗体分子と免疫反応し、ラベル化免疫反応産物を 生成するのに十分な時間維持する。それからこのラベル化免疫反応産物を、一般 的には、サンプル中に存在する免疫反応した抗体を有意に除去することなく、全 ての未反応ラベル化抗体分子を洗い流すのに十分な程度、固定化サンプルを洗浄 することにより未反応のラベル化抗体分子から分離する。その後、生成したラベ ル化免疫反応産物の量を測定する。
生物学的検定条件とは、本発明の抗体分子及び検定するECrの生物学的活性が 維持される条件である。これらの条件には、約4℃から約37℃の温度範囲、約 5から約7のpl+範囲、及び蒸留水から約1モル濃度塩化ナトリウムのイオン 強度範囲、好ましくはおよそ生理食塩水のイオン強度が含まれる。このような条 件を最適化する方法は当分野でよく知られている。
(例) 以下の例は本発明を説明するためのものであって、その制限を意図するものでは ない。
例1.M21メラノーマ細胞からのECrの単離M21ヒトメラノーマ細胞は好 意によりり、L、モートン(Morton)博士(Ca州、ロサンジェルス、カ リフォルニア大学)から提供された。ECrO単離は、チェレソシェ(Cher esh)等により報告されている方法で行った(ジャーナル・オブ・バイオロジ カル・ケミストリー(J、 Biol、 Chew、) 、2’62 : 4  1434−1437 (1987))、簡単に説明すると、M21細胞を、10 パ一セントウシ胎児血清(F CS)を含む生育培地(2JL−グlレタミン及 び50マイクログラム/ミリリットル(■/−l)の硫酸ゲンタマイシンを含む RPM11640;全て、NY州ダグランドアイランドギブコ社製〕中、37℃ で、7.5%CO,−空気雰囲気で悲濁培養する。
ミリリフドル当り約3.5X10’個M21細胞を含む無メチオニン生育培地( キブコ社製)に1〜2ミリキユーリー(sC4)/醜iとなるように1SS−メ チオニン(Ca州、アービン、ICNバイオケミカルズ社;比活性114oキユ 一リー/ミリモル(Cj /mmo j! e) )を添加した。この混合物を 、37℃、4時間維持し;その後ここに含まれる細胞を400Xgの遠心で収穫 し細胞ペレットとする。ペレット5園lに5 willの抽出バッファ〔1■門 CaCfg、1mM  MgCfzll 00+Mオクチルβ−D−グルコピラ ノシド(オクチルグルコシド:ベーゾング・ダイアグノスティクス社(CA州ラ うッラ))、3mMフェニルメチルスルホニルクロライド(PMSF)を含むリ ン酸緩衝液(PBS))を混合した。
この抽出混合物を15分間4℃に維持し、その後25.Oooxgで30分間遠 心して上滑を回収し313ラベル化M21細胞抽出物とする。
臭化シアン活性化セファロース(ファルマシア社、NJ3+i、ビスカタウェイ )を用い業者の説明書に従って、充填ビーズ1 wh1当り20■のペプチドを 含むGRGDSPK−セファロースを生成し、セファロースビーズに共存結合し た合成ペプチドGly−Arg−Gly−Asp−3er−Pro−Lys ( GRGDSPK)を含むアフィニティーカラムを作製した。ペプチドGuy − Arg −G’1y−Asp−3er−Pro (GRC;DSP)及びGly −Arg−C;Iy−Glu−3er−Pro (GRGESP)に加え、ここ で使用されるペプチドGRGDSPKは、ベニンスララボラトリーズ(Peni nsulaLaboratoris) (CA州、サンカルロス)で合成された ものを、M、D、 ピアスバンカー(Pierschbacher) (クジ4 ラキヤンサーリサーチフアンデーシツン(La Joll、a Cancer  Re5earchFour+dation) 、CA州、ラジョラ)博士により 提供された。
5 allの3S3ラベル化M21細胞抽出物に5−1の充填ビーズを混合し、 ついでこの混合物を12〜18時間4℃に維持してM21ECrをGRGDSP K−セファロースに結合させる。その後、GRGDSPK−セファロースを焼結 カラスサポートを含むカラムに移し、50−jオクチルグルコシドを含む抽出バ ッファ25@1で洗浄した。キらに、50mMtクチルグルコシド及び1■/m A’ペプチドGRGDSPKを含む抽出バッファをカラムに流し、溶出してくる 各1..25+1のフラクションを回収して溶出フラクションとした。
それから、各溶出フラクションの50マイクロリツトル(μりを、レムリ (L aes*Ii)の方法(ネイチ中−(Nature) 、227 :680−6 85 (1970))に従カイ、3%sDs及び5%2−メルカブトエタノール を含む7.5%アクリルアミドゲルを用いたラウリル硫酸ナトリウム(SDS) ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PA、GE)によって分析した。こ のように分析した溶出フラクション中に含まれるタンパク質は、5Ds−PAG Eゲル上、オートラジオグラフィーにより可視化された。
可視化タンパク質の見かけ上の分子量(Mr)は、ミオシン、200;β−ガラ クトシダーゼ、116;ホスホリラーゼB、94.ウシ血清アルブミン、67: オバルブミン、43;及びカーポニフクアンハイドラーゼ、30 (分子量は全 て、キロダルトン単位である)を含むタンパク質分子量マーカーを同ゲルで分析 した結果と比較して測定した。
約130及び105キロダルトン(kDa)の分子量を示す溶出タンパク質を含 むフラクシヨンを採集し、単離ECr含有溶液とした。
例2. メラノーマ細胞から単離したECrを用いたハイブリドーマの調製 a、免疫原の調製 例1で説明している操作において、未うベル化M21細胞を用いて調製した単離 ECr含有溶液2−1をl mllのレンズ豆レクチンーセファロース(ファル マシア社)と混合して、2時間室温に維持する。その後、この混合物を焼結ガラ スサポートを含むカラムに移し、保持されるセファロースビーズを約2o■lの 抽出バッファで洗浄して、ECr結合セファロースビーズを生成する。
b、ハイブリドーマの作成 ECrと免疫反応する抗体分子を分泌するハイブリドーマを例2aで調製された ECr結合セファロースビーズによる免疫化により調製した。50μJ  PB S及び50μJ  ECr結合セファロースビーズを含むサスペンジョン100 マイクロリツトル(μl)をBa l b/cマウスに、1週間毎6週間腹腔内 注射(ip) L、た、最後の注射から3Si、これらマウスの肺細胞を切り出 し、この肺細胞のサスペンションを作り、その後、この肺細胞を細胞融合促進剤 (ポリエチレングリコール2000.ベーリンガーマンハイムバイオケミカルズ 、IN、インディアナポリス)の存在下、非分泌性マウスミエローマ細胞系列5 p210サブクローンM5と、ガルフレ(Galfre)等の標準ハイブリドー マ技術(メソッド・イン・エンザイモロジ−(Meth、 Enzymol、)  73.3−46 (1981))を用いて融合し、ハイブリドーマを作成した 。このハイブリドーマを未融合ミエローマ細胞増殖を許さず、かつヒボキサンチ ン、アミノプテリン及びチミジン(HAT)を含む培養培地中での増殖により選 択し、その後限界希釈及び分離容器中での培養を用いてサブクローンした。それ から、各容器中の培養上清を、例2Cで説明するEL I SA検定法を用い、 本来のM21細胞上に存在するECrと免疫反応(結合)する抗体分子の存在に ついて評価した。
c、M21細胞EL I SAによるハイブリドーマのスクリーニング 例1で説明しているように培養したM21細胞を生理食塩水で2度洗浄し、つい で10%FC3を含む生育培地50pl中、ウェル当り5X10’細胞の濃度で 平底ポリビニルマイクロプレート(ダイナチク(Dynatech) 、VA州 、チャンティリー)にブレーティングした。その後このプレートを約12〜18 時間、37℃に維持して、プレートを乾燥させた。
乾燥プレートを洗浄バッファ(10mM  PBS、 p!+7.4.0.1% トゥイーン20 (ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレー1−)0.02 %チメローザル(エチルマーキュリチオサリシル酸ナトリウム)の添加、その後 このプレートの2分間室温維持及び最終的なプレート反転による液体の除去を含 む2度の洗浄により再水和させた。
例2bで調製し、さらに例3で説明されているようにタンパク質Aセファロース を用いて単離されたハイブリドーマ上清中に含まれる抗体分子を希釈バンクy  (1: 10 (v/v)0.1%BSA(ウシ血清アルブミン)含有洗浄バッ ファ)で希釈し、その50μlを再水和プレートの各ウェルに加えて免疫反応混 合物を作成した。このプレートをジャイロシェーカー上、4℃で1時間維持し、 ついで反転して振ることにより液体内容物を除去した後、上述のように2回洗浄 して固相結合免疫反応産物を単離した。それから1 : 1000 (v/v) で希釈したパーオキシダーゼ結合ヤギ抗マウスIg(タボ社、CA州、バーリン ガム)を含む溶液50μlをプレートの各ウェルに添加し、4℃に1時間維持し てラベル化免疫反応産物を生成させる。再びプレートを反転し、振ることによっ てウェルを空にし、上述のように2度洗浄してから、新しく調製した色素基質溶 液(400μg/wxlo−フェニレンジアミン(シグマ社、MO州、セントル イス)、8o■Hクエン酸−リン酸ハ、ファ、p)15.0.0.012%(v /v)HtOz(イーストマンコダック社、NY州、ロチニスター))50μl を各ウェルに加えた。その後、このプレートを、暗所に30分間維持してから、 15μlの4N HffiSO,を各ウェルに添加した。それから、各ウェル中 の溶液の492ナノメートルにおける吸光度(A−*z)をマルチスキャンEL ISAプレートリーダー(フローラボラトリーズ(Plow Laborato ries)、VA州、マクレーン)を用いて測定した。このように検定ささる、 ハイブリドーマ培養により生産される抗体分子は、492ナノメートルにおける 光学密度(0,D、4wt)が0.1を越える場合陽性と考えた。
上述のハイブリドーマ産生及び単離操作で、各々抗ECr抗体分子を分泌する2 つのモノクローナルハイブリドーマ細胞系列ができた。
さらに、ハイブリドーマLM142及びLM609を、例5で説明する粘着検定 法を用いて、ビトロネクチンへのM21メラノーマ細胞の粘着を阻害し得る抗体 分子を分泌する能力に関してスクリーニングした0本発明の゛ハイブリドーマは 、非対応モノクローナル抗体存在下で付着するM21細胞量(ネガティブコント ロール)と比較したとき50%以上減少し得る抗ECr抗体分子を分泌するもの である。
例3. モノクローナル抗体の産生 本発明のモノクローナル抗体は、ハイブリドーマ細胞由来の上滑を分離し、無細 胞抗体分子含有溶液を生成することによりハイブリドーマ培養上清から調製する 。別に、モノクローナル抗体は倒2で調製したハイブリドーマを、注射などによ りマウス等のホ乳動物の腹腔内に導入し、後に従来法によりマウスから生成した 腹腔滲出液(I!!水腫瘍液)を収穫することにより、腹水から生成し得る。
その後、回収した抗血清、腹水液又はハイブリドーマ培養上滑中に存在する抗E Cr抗体分子は、さらにタンパク質入−セファロース(バイオラドラボラトリー ズ社、CA州リすチモンド)を用いたアフィニティークロマトグラフィーにより 、溶出バッファのpHを5.0に調整すること以外、業者の推薦する方法に従っ て単離し得る。
一般に、このタンパク質A−セファロース車離した抗体を含有する溶液のタンパ ク質濃度は、業者の説明書に従いバイオ−ラドプロティン検定キット(バイオラ ド社、CA州、リッチセント)を用いて測定する。
例4.M21メラノーマ細胞由来のECrの免疫沈殿分析免疫沈殿で分析するE Crは、383ラベル化M21細胞から以下のように調製する。
例1で説明されているM21メラノーマ細胞を、10%FC3を含む無メチオニ ン生育培地中、3.5X10’細胞/ailの濃度で37℃、15分間維持した 。つづいて、3sS−メチオニンを0.5〜1 mci/mJの濃度となるよう に細胞と混合した。この細胞を10分間維持した後、5X10’個の細胞を取り 出して0時間細胞と命名した。残りの細胞を400Xgで遠心して、それらを遊 離の2%S−メチオニンと分離した後、生成したベレットを4mMの非ラベル化 し一メチオニンを含む生育培地中で4回洗浄した。
最後の洗浄後、5X10”個のラベル化細胞を10%FC3を含む生育培地に約 3.5X10’細胞1whlとなるよう再懸濁し、ついで8時間37℃に維持し た。その後、ss3メチオニンラベル化細胞を400Xgで遠心し、生じたベレ ットを、先に述べたように洗浄し、再び遠心して、ラベル化M21細胞ベレット を生成する。
それから、ラベル化M21細胞ベレットをRIPAt8解バ7ファ中(0,1M )リス−HCj!  ()リス(ヒドロキシメチル)アミノメタンハイドロクロ ライド)pH7,2,0,15M NaC1,1%(−/V)デオキシクロレー ト、1%(w/V)ノニデントP−40(シグマ社、フェノール当り平均9モル のエチレンオキシドを含むオクチルフェノールエチレンオキシド縮合体)、0. 1%(w/v)SDS。
10%(w/v)アプロチニン(シグマ、製品番号A6279) 、2mM   PMSF) 、10’細胞/−lの濃度に再懸濁することにより溶解物を調製し た。この溶解物を15分間0℃に維持して、最大の細胞溶解を確保し、その後、 ベックマンTj50ローター(ベンクマン社、CA州バロアルト)を用いた35 000rp−の超遠心を行って、細胞破壊物を除いて、3sS−ラベル化細胞溶 解物を作る。
例3で説明したタンパクtA−セファロースを用いて単離した抗体10■をl  calの臭化シアン活性化セファロースに、業者の説明者に従って共有結合させ 免疫吸着ビーズを作る。100μlのRIPA溶解バッファ中、10μlの充填 免疫吸着ビーズを含むサスペンションを1 mlの清澄ラベル化溶解物と混合し 免疫反応混合物を作った。その後この混合物を一晩4℃に維持して免疫反応産物 を含むM21ECr免疫吸着ビーズ複合体を形成させた。
このビーズを20℃で約10秒間、12000Xgで遠心後、生成したベレット を回収し、0.1%オバルブミン及び0.5%トウイーン20を含む1mβのリ ン酸緩衝液(pH7,2>で5回洗浄した。
この免疫反応産物を100μlのサンプルバッファ(30+++M  トリス− HC11%pH6,8,10%グリセリン及びブロモフェノールブルー)中、3 分間煮沸1.て溶解j−てから、レム’J (Laemili)の方法(ネイチ ャー (Nature)、227 : 680−685(1970))に従かい 還元条件下7.5%ゲルを用いた5DS−PAGEで分析した。ラベル化タンパ ク質のバンドをS D S −P A G Eゲル上、オートラジオグラフィ・ −で可視化した。可視化したタンパク質の見かけの分子量(財)は、例1で説明 したように測定した。第1図に示したように、ハイブリドーマLM142及びL M609により産生される抗体分子は各々約130及び105キロダルトンのα 及びβ号ブユニットを含む、M21細胞の353−ラベル化ECrと免疫反応し た。
例5.M2]細胞粘着検定法 M21細胞を、10%ウシ胎児血清(FC3)を含むRPM11640生育培地 中、37℃、7.5%CO2/92.5%雰囲気丁で懸濁培養した。これらの細 胞は、37℃、72時間、50マイクロギューリ−(μci) / mR’1( −nイシン(ICN、CA州アービン)を含む無ロイシン生育培地中で代謝的に ラベル化した。
その後、ラベル化細胞を1%FC3を含む生育培地を用いた遠心により洗浄して 、組込まれなかった放射性ラベル化物を除いて、”H−ロイシンラベル化M21 細胞を生成した。
およそ5X10’  ゝH−ロイシンラベル化M21細胞をタンパク買A−セフ ァ0−ス精製したMab  LM609 (例3)をO05■/miの濃度で含 む100μlの生育培地に再懸濁して免疫反応混合物を作った。コントロールと して、ラベル化細胞を生育培地に懸濁及び維持するか、又は非対応抗体を用いた 。その後、この混合物を1時間、4℃に維持してMab  LM609−M21 細胞を形成させた。さらにこの細胞を400Xgでの低速遠心及び1%FC3含 有生育培地へのベレット再懸濁により2回洗浄17た。
その後、細胞を生育培地に再懸濁1.て抗体処理M2m細胞、: i、、、、た 。
ポリスチレン製マイクロプレートのウェル(9G穴、フローラボラトリーズ社、 VA州ママクレーンを5−2ong/1allの粘着物質を含むPBS (pH 7,2)溶液を加えることによりマトリクスタンパク質(粘着物質)でコーティ ングした。このウェル41晩25℃に維持してタンパク質をウェルに吸着させた 。使用するマトリクスタンパク質には、E、フロー (Plow)博士(リサー チインスチチュート・オブスクリブスクリ、”−ツク(ResearchIns titute of 5eripps C11nic、、CA州、ラジョラ、以 後RISC)より提供されたフィブリノーゲン;フォンビルブランド因子及びサ イズ分別化フォンビルブランド因子(ブール1は5 X 1. O3kDa以上 の多量体を含み、またブール■は2=5 X 10 ’krlaの多量体を含む 。全てZ、ルゲリ (Rugge目)博士及び1゛。ジンマーマン(Zimme r+++an) (RI S C)より徒供さtまた):、:1ラーゲンI型及 び■型(コラボラティブ・リサーチ社、MA州ベッドフォー1゛):及びM、ビ アスベーカ−(Piers chbacher)博士(ラジョラキャンサーリサ ーチファンデーション(La Jolla Cancer Re5earchF our+dat、 1on) 、CA州うジョラ、以後LCRF)により提供さ れたヒトフィブリノーゲン、ビトロネクチン及びラミニンが含まれる。
使用した粘着物質が合成ペプチドの場合、このペプチドをプレート上に別の方法 でコーティングする。96穴のポリスチレン製マイクロプレート(フローラボラ トリーズ社)のウェルにヒトT−、グロブリンフラクションIN(20μg/c a1.;シグマ社、MO州セントルイス)を含む約100μlのPBS溶液を加 えた後、このプレートを4時間室温に維持する。その後、プレートを反転させて ウェルを空にし、100μlのPBSで3回洗浄してから再び空とした後、5P DP [:3− (2−ピリジルジチオ)プロピオン酸N−ヒドロキシ−スクシ ンイミドエステル]を含む(1ong/ml  PBS)溶液50μlを満して 30分間室温に維持して5PDP活性化プレートを作った。その後、5PDP活 性プレートのウェルを前述のように2度洗浄してから、ll+1当り15μgの ペプチドGRGDSPC(ピアスベー力−(Piersch bacher)博 士、LCRF)を含むPBS溶液50μlを満たし、室温に2時間維持した。
それからこのプレートを反転して、ウェルからペプチド含有溶液を除去した。残 存する未コー ト部位をは、各ウェルに1%BSAを含むPBS溶液を加え、つ いでウェルを1時間室温に維持することによりブロックしてペプチド(粘着物質 )コート化ウェルを作った。
5×10″個の抗体処理M21細胞を含む、50μlの生育培地を粘着物質コー ト化ウェルに加え、粘着反応混合物を作った。
この混合物を加湿インキコベター中37℃に、第2図に示した時間維持し、各時 点でプレートを反転して生育培地及び非粘着細胞を除去した。その後、全てのウ ェルを150+j!のPBS(pH7,2):r2度洗浄し、非粘着細胞の除去 を確実なものにし、た。残存する付着細胞を、各ウェルに100μlのトリプシ ン/El)TA(IX:ギブコラボラトリーズ社、NY州ダグランドアイランド を添加し、その細胞を37℃で30分間インキュベートした後、取り出して、ス カトロン自動細胞収穫機を業者の説明書に従って使用することによりグラスファ イバーフィルター−Fに収穫した。。
フィイバーフィルターディスクを液体シンチレーションカクテル5 ranを入 れたバイアル中に入れ、存在する放射性ラベル量を液体シンチレーションカウン ター中、分割のカウント数として測定した。結果は、指示時間における総細胞中 (分当りのカウント数)として表わした。
第2図に示されているように、Mab  LM609はM21細胞と免疫反応し 、かつフォンビルブランド因子、フィブリノーゲン及びペプチドG R,G D  S P Cへの細胞粘着を有意に阻害したが1、フィブロネクチン及びコラー ゲンI型及び■型への付着には全く、又はほとんど効果がなかった。
例6. ヒト内皮細胞ECrの単離 代表的にラベル化したヒトのヘソ静脈内皮(HOVE)細胞由来のECrは、ま ず新鮮なヒトのヘソ静脈からHOVE細胞を単離してから、この単離細胞を参考 として引用しているジャフエ(Jaffe)等の方法に従かい(ジャーナル・オ ブ・クリニカル・インベスチゲーション(J、Cl1n、Invest、)52  二2745−2756(1973))増殖することにより調製した。その後、 HUVE細胞を、20111の生育培地(10%FC3を含むRPM11640 )中、半集密的細胞を含むT−150組織培養フラスコ(コーニング製、NY州 コーニンク)に2マイクロキユーリーの5sS−メチオニン(1295C4/ミ リモル、ニューイングランドニュークリヤー)を添加することによりラベル化し た。それからこの培養液を72時間37℃に維持し、5s3−ラベル化HUVE 細胞を生成した。
その後、ラベル化HUVE細胞を、ラベル化細胞単層をカバーするのに十分なバ ーセン(PBS中10a+Mエチレンジアミン四酢酸(EDTA))を加え、3 7℃で約1o分間もしくは単層細胞が培養フラスコから離脱するまで維持し、及 びその離脱細胞を収集することにより収穫した。それから離脱細胞を臨床遠心機 を用い1500rpmで約5分間遠心することによりラベル化HUVE細胞ペレ ットを作った。
ついでこのラベル化HUVE細胞ベレットを例1で調製した等容量のGRGDS PK−セファロースビーズと混合した。抽出物中に含まれるECrを単離し、例 1で説明したように5DS−PAGEで分析した。およそ135 kDa及び1 15kDaの相対分子量を有する溶出タンパク質を含むフラクションを精製EC rとして各々保存した。
第3図は、ラベル化HUVE細胞抽出物のGRGDSPK−セファロースカラム 溶出曲線を示す。非特異的ペプチドGPGESPを溶出バッファ中に使用したと き、適当なSSSラベル化ECrタンパク質は溶出しなかった。しかし、溶出バ ッファにペプチドGPGDSPを添加したとき、フラクション14−18から成 る、135kDa及び115kDa ECrサブユニットタンパク質を含む単一 ピークが溶出した。
ξ 例7. ヒト内皮細胞ECrの免疫沈殿化例6で精製したECrのフラクシ ョン14−16を合せ、そのプールの50μlを等容量の2XRIPA溶解バツ フア(0,1Mトリx−HCISpH7,2,0,15M  NaCj!、 1 %(v/v)デオキシコラート、1%(w/v)/ニデントP−40,0.1% (w/v)SDS。
1%(W/V)アプロチニン、2mM  PMSF)と混合した。それからこの 混合物についてMab  LM 609又はMab  LM142と免疫反応す る能力を例4で説明した免疫沈殿分析により測定した。
第4図に示されているこれらの分析結果は、Mab609及びLM142の両方 が、各々約!35kDa及び115kDaのα及びβサブユニットから成る精製 内皮ECrヘテロニ量体複合体と免疫反応することを示している。
同様に、ウシ大動脈内皮(BAE)細胞を免疫沈殿分析のためのウシECr源と して用いた。BAEA胞は参考としてここで引用しているボイス(Booyse )等の方法(トロンボ・シアセス・ヘモ(Throo+b、Diathes、H aemorrh)、34:825 (1975))によりウシの大動脈から単離 した。単離したBAEA胞をレビン(Lev in)等が報告した方法に従かい (トロンビン リサーチ(Thron+b、  リサーチ)、上5:869 ( 1979))10バーセン)FC3を補った修正イーグル培地中で培養した。
培養したBAEA胞を例6で説明したように3Ss−メチオニンでラベル化した 後収穫してラベル化BAE細胞ベレットを作った。
その後、例4で説明したように、溶解物調製及び免疫沈殿分析を行った。約13 5kDa、すなわち、HUVE細胞中に検出されるECrの各々α及びβサブユ ニットに相当する分子量を有するタンパク質が、免疫反応産物中に存在すること により示されるように、Mab  LM 609から調製された免疫吸着物はB AEA解物中に存在するECrと免疫反応した。
例8. ヒト内皮細胞粘着検定法 ヒトのヘソ静脈内皮(HUVE)細胞を例6で説明したように単層培養で生育さ せた。この単層HUVE細胞を、501Jci/5J3H−ロイシンを含む生育 培地中37℃で72時間維持することにより代謝的にラベル化した。このラベル 化細胞を、よく知られているようにトリプシン/EDTA溶液を用いて、単層培 養フラスコから翻脱させた後、1%FCSを含む生育培地を用いた低速遠心によ り洗浄して、3H−ロンシンラベル化HUVE細胞を作った。
この3H−ロンシンラベル化HUVE細胞を、例5のl(−。
ンシンラベル化M21細胞の分析と同様の方法により粘着検定法で分析した。粘 着物質コート化ウェルに粘着する細胞を収穫した後、そこに含まれる放射能を例 5で説明されたように測定した。
第5図に示されているように、Mab  LM609は、非対応Mab  W6 /32とは対照的に、I(UVE細胞と免疫反応し、かつフィブリノーゲン、ビ トロネクチン、フォンビルブランド因子及びペプチドGRGDSPCに対するそ れらの細胞の粘着を有意に阻害したが、フィブリネクチン、コラーゲン■型又は ラミニンに対する粘着には全くあるいはほとんど効果を示さなかった。
例9.M21メラノーマ細胞のECrの部分的アミノ酸配列例1で説明したよう にM21メラノーマ細胞がらECrを単離した。生成した単@ECr含有溶液を 、HPLC級純水中0.05%のSDS溶液を用い、業者の説明書に従かいセン トリコン3oマイクロコンセントレータ−(アミコン社製、MA州デンバース、 製品番号4209)によりおよそ22倍に濃縮した。この濃縮したECr含有溶 液を業者の方法に従がい、業者により提供された物質を用いて、シーケンシング プログラム03RPTHを使用した、オンラインPTH解析装置を搭載したアブ ライドバイオシステムダモデル4フ0シークエネーターによりアミノ酸配列分析 した(アプライドバイオシステムズ社、CA州ラフオスターシティ)。
濃縮ECr含有溶液中のα及びβサブユニットの存在により、所定の位置に2種 のアミノ酸が分析された。ECrのαサブユニットの配列はVNr及びGPI[ b−I[[aの既知のβサブユニットの配列に対応する残基を、その各位置に存 在するアミノ酸残基から“差し引く”ことにより得られた。
ECrの部分的アミノ酸配列を第6図に示す。また、ビトロネクチンレセプター 又はGpIrb−I[1aの各サブユニットに対するECrのα及びβサブユニ ットの部分アミノ酸配列の比較も′M6図に示した。このアミノ末端の初めのか つ部分的アミノ酸配列は、ECrがVNr又はGpIIb−Illaと似てはい るが同一ではないことを示している。
例101種々の腫瘍細胞表面上のECrの検出例2cで説明したEL I SA A定法を用い、多種の腫瘍細胞について、細胞表面上のECr及び抗原的に関連 するレセプターを分析した。
本分析で使用するモノクローナル抗体には、例2で調製したLM142及びLM 609、血小板糖タンパク質IIIa指向性[GpI[Ia:ニュー7ン(Ne wman)等、ブラッド(Blood)、65:227−232 (1985) )の、ビーターニューマン博士(Or。
Peter Newa+an)  (サウザンウィスコン血液センター、Wl州 ミルウォーキー)より提供されたAr1:ヒトクラスI組織適合性抗原上の下部 決定基と反応する、ピータ−バーハム博士(叶、 PeterPart+am)   (スタンフォード大学、CA州パロアルト)より提供されたW6/32、及 びFNrβサブユニット指向性の、チェレッシ二博士(叶、 Chere−sh ) (S CRF )より提供されたLM534が含まれる。
以下に示す細胞系列をEL i SA法による抗体反応性の細胞表面ECrの分 析に使用した。細胞系列名の後のカッコ内にその由来を示した。メラノーマ:M 21、Ml4、Ml 6A及びMl8(モートン博士(OR,Morton)  、ロサンゼルスカリホルニア大学、以後UCLA);A375PはA375 ( ATCCCRLl 619)のサブクローンであり、フィドラー博士(Dr、F idler)(テキサス大学ヘルスサイエンスセンター、TX州ヒユーストン) より入手した; A375MM(J、フィドラー博士(Dr、J、Fidler ) ;WM266及びWM239a(M、ヒアリン()Ijerlyn)博士、 ウィスター研究所、PA州フィデルフィア)、メラー(U、コドウスキ=(Ko dovsky)博士、西ドイツ、ドユッセルドルフ) ;神経芽細胞II: 5 K−N−AS (ヘルソン博士(Dr、 He1son) 、メモリアルスロー ン・ケフタリングキャンサーセンター(MemorialSloan−Kett ering Cancer Center、 N Y州);5M5−KCNR。
5M5−KCN、NMB−7及びIMR−6(P、 レイノルズ博士(叶、 P 、 Reyr+o1.ds)、UCLA);LAN−1(シーガー博士(Dr、  Seeger) 、UCLA)  ;小細胞肺がんIII:5HP77(I( 、K、オー博士(叶、Hlに、 0ie)、国立がん研究所、MD州ベセスダ) ;H69c (ATCCHTB119);H82及びH41,7(マイナ(Mi nna)及びギヤザー(Gadzar)博士、NIH。
MD州ベセスダ);肺アデノカルシノーマ:UCLA−P3 (マーチン博士( fir、 Martin) 、UCLA、)  ; T291  (サンディエ ゴ、カリホルニア大学) ;ウロコ状細胞肺:バクレ(Bachl、e)及びウ ロコ状細胞皮膚: 5CL−1185(i  ミンチエル(旧tche11)博 士、南カリホルニア大学、バ号デナ):膵臓がんII:  Co1o 357  FG及びComa 357 S G (カジジ博士(Dr。
Kajiji) 、スクリブスクリニック、CA州、ラジョラ);テストロサイ トーマ/グリオ細胞111:U373’MG(ATCC)ITB17)  ;U 138MG  (ATCCRT816)  :U87MG(ATCCHTB14 ):T細胞リンパit: HPB−ALL ;モルト−4(ATCCCRL15 82):H3B−2(R,フォックス博士(Dr、 R,Fax) %スクリブ スクリニック・アンド・リサーチファンデーシラン、CA州ラうョラ)、B細胞 リンパ芽球細胞118214及び2G2(ガチ博士(Dr、 Gati) 、U CLA)  ;3160、:3107.1857及び3098 (NIGMSヒ ューマンジェネテインクミュータントセルレボジトリー、NIH1MD州ベセス ダ);単球:U937(ATCCCRL1593)。
第7図は、LM609と免疫反応するECr又はその抗原的関連タンパク賞が試 験した全んどのメラノーマ細胞表面及び少量であるがいくつかのその他の腫瘍細 胞上に存在していることを示している。Mab  LM609と有意に免疫反応 する全ての型の細胞はその表面にECrを含み、従って本発明の治療及び診断法 の代表的標的となると考えられている。
例11.  モノクローナル抗体LM609のインビボ投与による腫瘍増殖の阻 害 例1で説明したようにM21メラノーマ細胞を培養した。およそ5X10”個の 細胞を400Xg、5分間の遠心により収穫し、細胞ベレットとした。このベレ ットを100μeのPBSに再懸濁し、Ba 1 b/cヌードマウス(スクリ ブスクリニフクビバリうム、CA州ラうぢう)の耳たぶに皮下注射し7、そのマ ウスを8日間培養して腫瘍を形成させた。80目及びその後2日間隔で、コント ロールとして100μlのPBS、又は、例2で説明したようにlil製したM ab  LM609又はMab  LM142 100μgを含むPBS 10 0μiをIII瘍を有するマウスに腹腔内汀射した。
その後、各々の場合につい”で5通常腫瘍を継続的に維持したときに伴う大きさ の増加をモニターして、腫瘍の増殖に関するインビボ投与の影響を測定した。
Mab i、p、投与の結果は、PBSのみ又はLM142を受けたマウスのI II瘍は互いに区別し得すかつ、各々8日目以後その大きさの急速な対数増殖及 び増加を示した。しかし、Mab LM 609を受けたマウスの腫瘍は、同期 間にわたり、非常にゅっとりと増殖した。代表的抗体Mab  LM 609及 びMah  LM142を用いた上述の結果から、例8の方法で示されたように 、インビトロでECr含有細胞の粘着を阻害する能力を有するMabは、インビ ボでの腫瘍の増殖も阻害し得ることが分る。
例12.ECr上に存在する複合体依存決定基と免疫反応するモノクローナル抗 体の構出法。
a、コントロール抗血清の作製 ウサギ抗ECr抗血清は、例6で説明したようにml製した100マイクログラ ム(μg)の精製ECrタンパク質及び完全フロイントアジェバントを含む組成 物による免疫化で調製した。ECrの二次免疫注射は、多くの内皮個所に(一般 に4ケ所につき100μgを分配する)、さらに3力月間−週間スケジュールに 従って不完全フロインドアジュバントを用いて投与した。それから、抗血清を、 従来法により収穫した。
b、複合体依存モノクローナル抗体を検出する免疫沈殿化分析例1で説明したよ うにM21メラノーマ細胞を入手し、かつ培養した。その後、このM21細胞を 3.5X10’細胞/walの濃度でlO%FC3を含む無メチオニン生育培地 (ギブコ製)中、37℃に15分間維持した。つづいて、0.5〜l act/  mlの濃度となるように353−メチオニンを細胞と混合し、さらにこの培養 物を2分間37℃に維持してラベル化M21細胞を作製【7た。
その後、ラベル化M21細胞の培養物の一部を確保し、ラベル化培地を除いてか ら残存する細胞を0時間ラベル化M2]細胞と命名した。同様に2分間ラベル化 した他の培養物i12 ×g s O−4℃で2分間遠心し、0−4℃に予冷し たハング等張塩溶液(HBSS;M、A、バイオプロダクツ社、MD州ウつ−カ ・・ズビル)に再懸濁した後、上述した遠心を再び行って細胞を洗浄1゜た。こ の洗浄操作を2度繰り返し、た後、5X10’個の洗浄済細胞を10%FCSを 含む生育培地に約3.5X10’細胞/にIl、=なるように再懸濁することに より培養物を調製した。その後1、:の洗浄細胞を37℃に、2.5.10.3 0.60.120及び240分のチェイス時間維持してパルス−チェイスラベル 化細胞を調製した。その後、このラベル化細胞を上述のように洗浄し過剰のラベ ルを除去した後、再び遠心してラベル化M21細胞ペレットを作った。
それから溶解物を調製シフ、ついで例12a由来の抗ECrコントロール抗血清 及び別に問題のモノクローナル抗体を用い、例4で説明したように免疫沈殿化分 析を行う。もし、コントロール抗血清を用いたときの検出時間と比較しで、問題 にし、ているM、 a bを用いたとき、約160キロダルトン(kDa)のE Crαサブユニット前駆体の検出時間に約5分間の遅延がある場合、そのMab は複合体依存Mab、すなわち、複合体依存決定基と免疫反応するMabと呼ば れる。
例として、複合体依存Mabの分析結果を第8図に示す。上述のようにパルス− チェイスラベルしたM21細胞の溶解物を、MabLM142(パネルA) 、 Mab  LM609 (パネルB)又はMab  AP3 (パネルC)を用 いた免疫沈殿法により分析した。
Mab  LM 142を用いた免疫沈殿分析により、M21細胞パルス−チェ イス溶解物中、約160kDaのECrαサブユニット前駆体が検出された。α サブユニット前駆体は0時間にも検出し得、さらに120分までのチェイス時間 を通して継続的に検出し得た。
これと比較して、約5分後及び残りのチェイス時間を通して、Mab  LM  609は同様のM21細胞溶解物中のαサブユニット前駆体を検出するが、0時 間には検出しない。この検出の5分間の遅れは、該サブユニットが0時間及び5 分間のチェイス時間の間にプロセシングされヘテロ二量体複合体となるまでMa bはαサブユニット前駆体と免疫反応し得ないことを示している。免疫反応分析 により検出された上述の5分間の遅れに基づき、MabLM142は、αサブユ ニット前駆体上に存在する複合体非依存性決定基を免疫反応し得ることを特徴と する一方、MahLM609は、複合体依存決定基と免疫反応する。
Mab  AP3を用いた免疫沈殿化分析により、M21細胞パルス−チェイス 溶解物中のαサブユニット前駆体及び105kDaβサブユニツトタンパク質の 両方が検出される。両タンパク買は約10分間のチェイス時間以後出現し、かつ M21細胞において少なくとも120分間保持される。それゆえ、βサブユニッ トは、10分間のチェイス時間抜存在し、かつ、MabAP3などの、ECrの βサブユニットと免疫反応するMabを用いた時、10分間のチェイス時間後E Cr含有細胞中に検出し得る。
しかし、複合体依存Mab、例えばLM609を用いたとき、又はαサブユニッ ト特異的Mabs例えばLM142を用いたとき、βサブユニットは同様のM2 1細胞溶解物において、120分間のチェイス時間以前には検出し得ない。それ ゆえ、複合体依存Mabは、第8図パネルBで示されるように、約120分間の チェイス時間以前にはECrのβサブユニットを検出し得ないことを特徴とする 。
例えばパネルBにおいて、5〜60分のチェイス時間に示されているように、検 出可能な105 kDaのβサブユニットの非存在下、ヘテロ二量体複合体生成 に関する上記の記述は、ヘテロ二量体複合体形成に使用し得るαサブユニットタ ンパク質プールへのラベル取込みと比較した時の、βサブユニツトタンパク質の 細胞内プールへのラベル取込みとの差により説明し得る。βサブユニットは10 分のチェイス時間以内にラベルを取込み(パネルB。
10’)、かつそれによりβサブユニット特異的MabAP3を用いて検出し得 る。しかし、ラベル化βサブユニットは、ヘテロ二量体複合体がαサブユニット 特異的Mab  LMI 42 (パネルA)又は複合体依存Mab  LM6 09 (パネルB)と免疫反応する約120分の時点まで、αサブユニットと会 合してヘテロ二量体複合体を形成することはない。
120分間のチェイス時間以前、使用可能なプール中にすでに存在する非ラベル 化βサブユニットはラベル化αサブユニットと複合体を形成する。したがって、 チェイス時間120分以前に調製した溶解物から生成する免疫反応産物は、βサ ブユニットが非ラベル種として産物中に存在することから、αサブユニット前駆 体のみを含むようである。
Mabが複合体依存決定基と免疫反応するという測定は、上述のようにして行な い得るし、又は同様に他の試薬を用いて行ない得る。例えば、ECrを含む細胞 系列はパルス−チェイスラベル化ECr含有溶解物源として使用し得る。このE Cr含有細胞の代表例には、BAE細胞、HUVE細胞、M21メラノーマ細胞 及びA375メラノーマ細胞(ATCCCRL1619)が含まれる0例12a で産生されるもの等のコントロール抗血清は、複合体依存抗体分子源として使用 し得る。上述のM21細胞溶解物の免疫沈殿化分析で使用するとき、コントロー ル抗血清は、複合体非依存性抗体分子に特徴的な0時間で始まるαサブユニー/  )前駆体との免疫反応の時間パターンを示す。
特別のlll3i様及び例を含む先に示した明細は、本発明を説明するものであ り、これを制限するものではない、多くの変化及び修正が本発明の真の精神及び 範囲を逸脱することなしに行ない得る。
(M、×10°3) FIGURE  1 FIGURE  2 FIGURE  3 FIGURE  4 FIGURE  5 RGD指向粘着レセプターのアミノ酸配α」5        :LO1520 VNRFNLDVXSPAEYS Gp工より   L N L D  P V Q  L T  F Y A G   P N G  S  Q F  G  F  S゛ββサブユニ ツトRGPN  工 CTTSGVSSCQGpエエエa  G  P N   工 CTTRGVSSCQFIGURE  6 FIGLIRE  7 1MげIO’31 FIGURE  8 国際調査報告 1m#dlJ°A″″″″′″WTIn<RR/6411g

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)HUVE細胞と免疫反応し、それにより該細胞がビトロネクチン、フィプ リノーゲン、フォンビルプランド因子又はペプチドGRGDSPと粘着するのを 阻害する抗体結合部位を有する抗体分子を含むモノクローナル抗体であって、該 抗体結合部位がハイプリドーマHB9537により産生されるモノクローナル抗 体。
  2. (2)前記抗体分子が本来の免疫グロブリン分子である請求項(1)記載のモノ クローナル抗体。
  3. (3)HUVE細胞と免疫反応し、それにより前記細胞がビトロネクチン、フィ プリノーゲン、フォンビルブランド因子又はヘキサペプチドGRGDSPと粘着 するのを阻害する抗体分子を産生するハイプリドーマであって、該抗体分子の抗 体結合部位がハイプリドーマHB9537により産生されるハイプリドーマ。
  4. (4)治療に効果的な量のモノクローナル抗体を投与する、検体中の腫瘍の増殖 を阻害する方法であって、前記モノクローナル抗体が、HUVE細胞と免疫反応 し、それにより該細胞がビトロネクチン、フィプリノーゲン、フォンビルブラン ド因子又はペプチドGRGDSPと粘着するのを阻害する抗体結合部位を有し、 該抗体結合部位がハイプリドーマHB9537により産生され、前記モノクロー ナル抗体が医薬的に許容し得る賦形剤中に分散されている方法。
  5. (5)前記抗体分子が本来の免疫グロブリン分子である請求項(4)記載の方法 。
  6. (6)身体サンプル中のECrの存在を検定する方法であって、以下の工程: a)該身体サンプルを、HUVE細胞中に存在するECrと免疫反応し、それに より該細胞がビトロネクチン、フィプリノーゲン、フォンピルブランド因子、又 はペプチドGRODSPと粘着するのを阻害する抗体結合部位を有する抗体分子 を含むモノクローナル抗体であって、該抗体結合部位がハイプリドーマHB95 37により産生されるモノクローナル抗体と混合し;b)該抗体分子が該サンプ ル中に存在するECrと免疫反応して、免疫反応産物を生放するのに十分な時間 、該混合物を維持し;そして c)工程b)で生成した免疫反応産物の存在を検出する;ことを含む方法。
  7. (7)前記抗体分子が本来の免疫グロブリン分子である請項(6)記載の方法。
  8. (8)検体中にECrの存在をインビボで検定する方法であって、以下の工程: a)診断に効果的な量のモノクローナル抗体を該検体に静脈投与する工程であっ て、該モノクローナル抗体が、HUVE細胞上に存在するECrと免疫反応し、 それにより該細胞がビトロネクチン、フィプリノーゲン、フォンビルブランド因 子又はペプチドCRODSPと粘着するのを阻害する抗体結合部位を有する抗体 分子を含み、該抗体結合部位がハイプリドーマHB9537により産生され、該 抗体分子がインビボ指示手段に結合しかつ生理的に許容し得る賦形剤中に分散さ れている工程;b)該抗体分子が該検体中に存在するECrと免疫反応して、免 疫反応産物を生成するのに十分な時間、投与検体を維持すろ工程; c)工程b)で生成した免疫反応産物の存在を検出する工程;を含む方法。
  9. (9)前記抗体分子が木来の免疫グロブリン分子である請求項(8)記載の方法 。
  10. (10)身体サンプル中のECrの存在を検定するキット型の診断システムであ って、該システムが少なくとも1つの容器中に効果的な量の以下の成分:(a) HUVE細胞上に存在するECrと免疫反応し、それにより該細胞がビトロネク チン、フィプリノーゲン、フォンビルブランド因子又はペプチドCRGDSPと 粘着するのを阻害する抗体結合部位を有するモノクローナル抗体であって、該抗 体結合部位がハイプリドーマHB9537により産生されモノクローナル抗体及 び(b)該抗体と該ECrとの免疫反応を知らせる指示手段を含むシステム。
  11. (11)前記抗体分子が本来の免疫グロブリン分子である請求項(10)記載の 診断システム。
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