JPH02501556A - 例えば取っ手のような一体の外方突起物を備えた中空のポリエチレンテレフタレート製吹込み成形品を作る方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 例えば取っ手のような一体の外方突起物を備えた中空のポリエチレンテレフタレ ート製吹込み成形品を作る方本発明は、中空製品と一体突起物の双方がポリエチ レンテレフタレート（ＰＥＴ）から作られている、一体の取っ手を備えた瓶のよ うな、一体の突起物が壁から突出している中空製品を作る方法を指向する。

比較的安価で、使い易く、一般的に破損しにくいため、瓶、バケツ、水さし、シ リンダ、漏斗等のＰＥＴ製品に対して継続的に需要がある。サイズの大きい製品 はそれを使い易くするため取っ手を有することが望まれることが多い。米国特許 第４．７１３．２０７号は一体の取っ手部材を備えたプラスチック容器を作る方 法を開示している。前記の開示された方法は、型の区画部分の間に熱り塑性パリ アンを押し出し、次に容器を吹込み成形する工程を含む。しかしながら、一般的 にＰＥＴは押出し、吹込み成形するのに十分な高温溶融強度を有しないことが判 っているので、取っ手を容器と一体に付けている吹込み成形容器を作ることは高 密度ポリエチレンとポリ塩ビニルのようなその他の熱可塑材を用いる必要がある 。

ＰＥＴが使用され、かつ取っ手が所望されている場合には、吹込み成形のＰＥＴ 製品を吹込み成形型で形成し、かつそこから取り出した後、例えば超音波融接の ような別の作業においてＰＥＴ製品に取っ手を取り付けるのが通例であった。別 の方法は容器の吹込み成形とは別の作業において熱可塑性材の取っ手を射出成形 し、別に成形した取っ手を吹込み成形した瓶の首部ら仕上り部分に嵌めることで あった。さらに別の方法によれば、別に成形した取っ手を吹込み成形型に挿入し 、瓶を取っ手の上あるいはその中へ吹込む。しかしながら、前記の方法の全て、 製作工程に別の工程を加えたり、超音波融接設備を要したり、かつ不当に時間を 要したり、かつ畠価であるため全く満足のいくものでなかった。

ｌ１且１１ 本発明はポリエチレンテレフレート−（ＰＥＴ）ＩＮの製品を作る方法、特に、 例えば壁から延びる取っ手あるいは脚のように一体のＰＥＴ突起物を備えた瓶の ような吹込み成形のＰＥＴ製品を作る方法を対象とする。瓶と取っ手または脚は ＰＥＴから作られているため、双方共この材料の慢秀性を保ち、かつ再利用もし やすい。

基本的に本発明の方法においては、ＰＥＴ予備成形物が吹込み成形と射出成形の 組合せ型へ挿入され、その吹込み成形型の空洞が吹込み成形すべき製品を画成し 、射出成形型が前記製品からの突起物を画成する。射出成形型の空洞と吹込み成 形型の空洞とは、少なくとも１個所で相互に連通し、取っ手あるいは脚が容器か ら延びるべき領域を画成する。「予備成形物」とは、共押出し、共射出あるいは 直ｗＡ躬出成形あるいは作ったＰＥＴの予備成形物でよい。組合せ型へ挿入され た後、予備成形物はガスノズルからの吹込みガスを噴射させて予備成形物を吹込 み成形型の形に合わせることにより中空吹込み成形製品を形成する。予備成形物 を吹込み成形型の空洞内で吹込む前に、予備成形物の温度をその延伸配向温度に 設定する。この温度はＰＥ「に対しては１９５下から２４０下の範囲であること が周知である。予備成形物は別の機械で先に作っておいたものでよく、吹込み成 形型へ挿入される前に別の加熱作業により延伸配向温度範囲まで加熱されるか、 あるいは（例えば単段式Ｐ　Ｅ　Ｔ　ＩＩで）予め射出成形したＰＥＴ予備成形 物で、吹込み成形型へ挿入する直前に適当な延伸配向温度まで冷却したものでよ い。吹込みガスの圧力が予備成形物を吹込み成形型の空洞の形に合わせて保持し ている問、かつ吹込みガスの排出の前に、溶融したＰＥＴが加圧されて射出成形 型の空洞へ射出されて一体の突起物即ち取っ手を形成し、それを、射出成形型の 空洞が吹込み成形型の空洞と連通ずる点において吹込み成形された予備成形物か らの製品に接着される。次に組合せ型を開放し、仕上った製品を取り出す。取っ 手と容器とは共にＰＥ「であり、かつ射出されたＰＥＴは射出成形型の空洞へ割 出されたときは溶融しておるため、射出成形された突起部ら取っ手は超音波融接 、接着剤、嵌込み装置等を必要とすることなく中空の吹込み製品に溶融する。

図面の簡単な説明 第１図は、（一部鎖線で示す）予備成形物をその中に挿入させている、吹込み成 形と射出成形の組合せ型の断面図、 第２図は吹込みガスにより膨張し吹込み成形型の空洞の形に合いつつある予備成 形物を示す図、第３図は、圧力により製品を吹込み成形型の壁に対して保持して いる間に一体の取っ手を射出成形している状態を示す図、 第４図は、一体の射出成形した取っ手を備えた仕上った吹込み成形瓶を示す図で ある。

発明の詳細説明 第１図は、吹込み成形と射出成形の組合せ型１２の吹込み成形型の空洞１４に挿 入されつつある（一部鎖線で示す）予備成形物１０を示す。組合せ型１２は、中 空の製品の本体３１（第４図に示す）の希望形状に対応する形状を有する吹込み 成形型空洞１４と、突起物即ち取っ手３２の希望形状に対応する射出成形型空洞 １６とから構成されている。射出成形型空洞１６は上端１６ａおよび下端１６ｂ において、突起物が中空の製品の壁から延びる個所で吹込み成形型の空洞１４の 内部と連通する。

ＰＥＴ予備成形物１ｏは、例えば米国特許第４．１５１゜２５０号、同第４，１ ５３．６６７号および同第３，７ａ１．３９５号に開示の多数の周知の技術の１ つにより形成すればよい。予備成形物は、吹込み成形技術において周知の従来の 技術を用いて、型へ挿入する前に約１９５下から２４０下の間の適当な延伸配向 温度まで加熱されるか、あるいは一段式Ｐ　Ｅ　’Ｔ機で射出成形された後冷却 することにより適当な延伸配向温度に到達すればよい。

予備成形物１０は第１図に示ず形である必要はないことが判る。

一旦予備成形物１ｏが吹込み成形型空洞１４へ挿入され、いずれかの適当な手段 によりその周りで組合せ型１２が関しられると、吹込みガス噴射手段（第２図に おいて全体的に２０で示す）が挿入され、吹込みガスを予備成形物１０に噴射す ることにより予備成形物１０は（第２図においても示す）吹込み成形型の空洞の 形に一致する。吹込みガスは約１００ｐｓｉから約７５０ｐｓｉの範囲の圧力と 、約４０下から約１２０’Ｆの間の温度において噴射される。この点において、 製品３１の外壁は点３１ａと３１ｂとにおいて射出成形型の空８Ａ１６の端部１ ６ａ、１６ｂと連通する。

第３図においては、矢印の方向に流れている溶融ＰＥＴを運ぶＰＥＴの射出用溶 融流れ２２を示す。４８５下以上の温度にある溶融ＰＥＴが（全体的に２４で示 す）噴射ノズルを介して射出成形型空ｆ１１６中へ射出され、一方吹込み成形さ れた予備成形物１８は吹込みガスにより吹込み成形型空洞１４の形と一致する。

このように、射出成形された取っ手２６は、射出成形型空洞の端１６ａ、１６ｂ （７）近傍の点３１　ａ、　３　ｌ　ｂニオイｒ吹込み成形されたＰＥＴ１１品 １８に直接融接即ら接着される。

Ｐ’Ｅ　Ｔ予備成形物を作る上で当該技術分野で周知の標準的な射出成形￥ｉＭ と方法とが本発明の射出成形過程において用いられる。

第４図は、一体の射出成形された取っ手３０を備えた吹込み成形の仕上り瓶を示 す。認められるように、取っ手即ち突起物は射出成形されるので、芯入りを含め いずれか適当な断面とするか、いずれかの適当なサイズとしうる。さらに希望に 応じて、射出成形型空洞１６に名前や印を含めることにより３２で示すように名 前や識別記号を射出成形した取っ手に成形することができる。さらに、取っ手は 射出成形されるので、再生、あるいは再研磨ＰＥＴから作ることができる。最後 に、取っ手は透明、着色、あるいは結晶化してよい。

当該技術分野の専門家には、本発明による方法は、−例として、第１図から第４ 図までに示すように、２点で瓶に接続された一体の取っ手を備えた吹込み成形瓶 のような、一体のＰＥＴ製突起物を備えた広範囲のＰＥＴ製品を作るよう適合し うることが認められる。限定的ではないがその他の製品としては謔斗、バケツ、 水さし、シリンダ等を含む。前述の製品のいずれも（図に示すように）２個所で 取り付けた取っ手を有するか、あるいは１点で取り付けられることによりフック として作用するか、あるいは基部構造覆るいは脚を射出成形しうる。射出成形し た脚を有する吹込み成形の容器の一例を第５図に示し、基部構造を射出成形した 吹込み成形の容器の一例を第６図に示す。突起物は、例えば底、側部あるいは上 端のように広範囲の位置において製品に取り付けることができる。例えば、瓶の 底において取っ手を設け、排出あるいはその他の目的で瓶を上下逆さまにして吊 しやすくできる。さらに、本発明による方法を用いて吹込み成形した製品の下端 に多数の脚を成形して安定した基部即ちサポートを提供することができる。

本明細書で開示の方法は、先に吹込み成形した中空製品に一体の外側突起物を射 出成形するよう適合可能である。本方法によれば、製品の外壁を型に対して保持 するためにガス圧が加えられ、先に開示した方法で取っ手１６が射出成形され、 容器に接着される。

本発明による方法と装置との好適実施例を、吹込み成形された容器がまだ型内に あり、吹込みガス圧が加えられている間に吹込み成形された容器の外壁上に、か つ／またはそれに対して取っ手を射出成形することによりＰＥＴ製の取っ手を吹 込み成形されたＰＥＴ容器の外壁に融接することについて説明してきた。また、 先に吹込み成形され、かつ吹込み成形型の空洞から外した吹込み成形済のＰＥＴ 容器の外側にＰＥ丁の取っ手を接看しうることも考えられる。特に、先に吹込み 成形したＰＥＴ容器を、取っ手を取り付けるべきＰＥＴ容器の壁の部分をアンビ ルあるいはマンドレルで内部的に支持している固定具上に位置させることができ る。容器をこのように支持し、かつ取っ手の端部３１ａ、３１ｂを、アンビルま たはマンドレルがその後ろに位置している容器の外面に隣接して位置させるよう に射出成形型空洞を位置させて、溶融したＰＥ丁材料を射出成形型空洞へ噴射さ せて容器の支持された壁部分に接看させる。この方法によれば吹込み成形された 容器を、射出成形された取っ手が前記容器の外壁に接着される際吹込み成形型空 洞に位置させ、かつ／または、内部のガス圧を加える必要がない。

さらに、射出成形された取っ手が容器の外壁に接看される際吹込み成形された容 器は室温、即ち「冷たい」状態にあってもよい。

本発明をその好適実施例に関して詳細に説明してきたが、当該技術分野の専門家 には本発明の精神や範囲から逸１ｉ８２することなく本発明において多数の変更 が可能なことが理解される。

ＦＩＧ、　Ｉ　ＦＩＧ、　２ 補正書の翻訳文提出書　（特許娃］８４船７＃！１組

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．（ａ）ポリエチレンテレフタレートの予備成形物を、吹込み成形型空洞が中 空製品を画成し、射出成形型空洞が容器の壁から延びる突起物を画成し、吹込み 成形型と射出成形型空洞が突起物の位置において相互に連通している吹込み成形 と射出成形の組合せ型の吹込み成形型空洞へ挿入し、 （ｂ）前記予備成形物がＰＥＴの延伸配向範囲の温度にある間に前記予備成形物 の内部へ吹込みガスを噴射して前記予備成形物を吹込み成形型空洞の形に合せ、 （ｃ）吹込みガスが予備成形物を吹込み成形型空洞の形に合わせている間に溶融 したポリエチレンテレフタレートを射出成形型空洞中へ射出することによって、 射出成形型空洞が前記吹込み成形型空洞と連通する個所において中空の吹込み成 形された製品の壁に一体の射出成形された突足助を形成し、および （ｄ）一体の射出成形された突起を備えた中空の吹込み成形製品を組合せ型から 外す段階を含む、一体の射出成形した突起物が壁から延びているポリエチレンテ レフタレートの中空の吹込み成形製品を作る方法。
2. ２．請求の範囲第１項に記載の方法において前記射出成形型空洞が一点において 前記吹込み成形型空洞と連通している、中空の吹込み成形製品を作る方法。
3. ３．請求の範囲第１項に記載の方法において、前記射出成形型空洞が２個所で前 記吹込み成形型空洞と連通している、中空の吹込み成形製品を作る方法。
4. ４．請求の範囲第１項に記載の方法において、前記射出成形型空洞が前記の一体 の射出成形された突起に印を成形する手段を含む、中空の吹込み成形製品を作る 方法。
5. ５．請求の範囲第１項に記載の方法において、前記射出成形型空洞が基部構造の 形をしており、そのため一体の射出成形された突起物が基部構造である、中空の 吹込み成形製品を作る方法。
6. ６．請求の範囲第１項に記載の方法において、前記射出成形型空洞が少なくとも １個の脚の形をしており、そのため前記の一体の射出成形された突起物が前記の 中空の製品上で少なくとも１個の脚を構成する、中空の吹込み成形製品を作る方 法。
7. ７．（ａ）先に形成されたポリエチレンテレフタレートの中空の吹込み成形製品 を、吹込み成形型空洞が中空製品を画成し、射出成形型空洞が壁から延びている 突起物を画成し、吹込み成形型と射出成形型の空洞が前記突起物の位置において 相互に連通している吹込み成形と射出成形の組合せ型の吹込み成形型空洞中へ挿 入し、（ｂ）吹込みカスを前記の先に形成した中空製品の内部へ噴射して前記中 空製品を吹込み成形型空洞中で保持し、 （ｃ）吹込みガスが中空製品を吹込み型空洞中で保持している間に溶融したポリ エチレンテレフタレートを射出することにより、射出成形型空洞が前記吹込み型 空洞と連通する個所において中空の吹込み成形品の壁に一体の射出成形した突起 物を形成し、および（ｄ）一体の射出成形した突起物を備えた中空の吹込み成形 製品を組合せ型から外す段階を含む、壁から延びる一体の射出成形した突起物を 有するポリエチレンテレフタレートの中空の吹込み成形製品を作る方法。
8. ８．ＰＥＴの予備成形物が射出成形され、その温度がＰＥＴに対する延伸配向温 度範囲を通して、かつその範囲内で均一となるように調整され、吹込み成形型に おいて予備成形物が吹込み成形され、吹込み成形された製品が吹込み成形型から 取り出される、ポリエチレンテレフタレートの中空の吹込み成形製品を作る単一 段階の方法において、その改良点が、 （ａ）温度調整したポリエチレンテレフタレートの予備成形物を、吹込み成形型 空洞が中空の製品を画成し、射出成形型空洞が中空製品の壁から延びる突起物を 画成し、吹込み成形型と射出成形型の空洞が、前記突起物が製品の壁から延びる 個所において相互に連通する吹込み成形と射出成形の組合せ型の吹込み成形型空 洞へ挿入し、（ｂ）前記の温度調整した予備成形物の内部へ吹込みガスを噴射し て前記予備成形物を吹込み成形型の空洞の形に合わせ、 （ｃ）吹込みガスが前記予備成形物を吹込み成形型の空洞の形に合わせている間 に溶融したポリエチレンテレフタレートを射出することにより中空の吹込み成形 製品の壁に一体の射出成形した突起物を形成し、（ｄ）一体の射出成形した突建 物を備えた中空の吹込み成形製品を組合せ型から外すことを含む、中空の吹込み 成形製品を作る方法。
9. ９．（ａ）ポリエチレンテレフクレートの先に形成された中空の吹込み成形製品 を、射出成形された突起物を取り付けるべき前記製品の壁の部分を少なくとも内 側で支持する固定具上に位置させ、 （ｂ）内部で支持された中空の吹込み成形製品を、前記吹込み成形製品に取り付 けるべき一体の突起物を画成する射出成形型と連通関係にし、 （ｃ）前記固定具が前記吹込み成形製品を前記射出成形型との連通関係で内部で 支持している間に溶融したポリエチレンテレフタレートを前記射出成形型へ噴射 することによって、射出成形型が前記製品と連通する位置において中空の吹込み 成形製品の壁に一体の射出成形した製品を形成し、 （ｄ）一体の射出成形した突起物を備えた中空の吹込み成形製品を固定具から外 す段階を含む、壁から延びる一体の射出成形した突起物を有するポリエチレンテ レフレートの中空の吹込み成形製出を作る方法。