JPH0249716Y2 - - Google Patents

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JPH0249716Y2
JPH0249716Y2 JP2700388U JP2700388U JPH0249716Y2 JP H0249716 Y2 JPH0249716 Y2 JP H0249716Y2 JP 2700388 U JP2700388 U JP 2700388U JP 2700388 U JP2700388 U JP 2700388U JP H0249716 Y2 JPH0249716 Y2 JP H0249716Y2
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wafer
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【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野 本考案は半導体ウエーハ立替装置に関し、詳し
くは半導体装置の製造に使用され、複数の半導体
ウエーハをキヤリアとボート間で一括して移し替
える装置に関するものである。 従来の技術 半導体装置の製造は、多数の半導体素子を形成
した半導体ウエーハ〔以下単にウエーハと称す〕
を種々の処理工程にて加工処理することにより行
われる。この各種処理工程のうち、例えば不純物
拡散等の熱処理工程では、上記ウエーハの片面の
みを処理するため、第13図に示すように、複数
のウエーハ1,1……を二枚ずつその裏面同士を
密着させて植立させた状態でウエーハ専用保持治
具(後述のボート)上に定ピツチで整列保持する
Back to Back方式が採用されている。この
Back to Back方式を採用した熱処理工程とその
前後工程間では、2つのウエーハ専用保持治具、
即ち、複数のウエーハ1,1……を一枚ずつ定ピ
ツチでウエーハ収納溝2,2……に整列収納する
第14図に示すような枠状で、材質が例えばテフ
ロン製のキヤリア3と、複数のウエーハ1,1…
…を二枚ずつその裏面同士を密着させて植立させ
た状態でウエーハ保持溝4,4……に定ピツチで
整列保持する第15図に示すような、台状の石英
ガラス製のボート5との間で、上記ウエーハ1,
1……を一括して移し替える必要がある。 上記キヤリア3とボート5間でのBack to
Back方式によるウエーハ移し替えは、作業者が
ピンセツト等の専用治具を使用したり、キヤリア
3或いはボート5から取り出したウエーハ1,1
……をホルダ〔図示せず〕に一旦移し替え、その
ホルダにて上記ウエーハ1,1……を密着或いは
分離させた後、ボート5或いはキヤリア3に自動
的に移し替えることにより行われる。 考案が解決しようとする課題 ところで、前述したようにピンセツト等の専用
治具を使用してウエーハ1,1……を移し替える
と、上記専用治具によりウエーハ1,1……に傷
がついたりして破損する虞もあつて好ましい手段
ではなかつた。またキヤリア3或いはボート5か
ら移し替えられたウエーハ1,1……をホルダに
て自動的に密着あるいは分離させようとしても非
常に困難であり、特に密着したウエーハ1,1…
…を分離するのは容易なことではなかつた。 そこで本考案の目的は、上記問題点を適切な手
段で改善した半導体ウエーハ立替装置を提供する
ことにある。 課題を解決するための手段 本考案は前記問題点に鑑みて提案されたもの
で、複数の半導体ウエーハを一枚ずつ定ピツチで
整列収納するキヤリアと、上記半導体ウエーハを
二枚ずつその裏面同士を密着させて定ピツチで整
列保持するボートとの間に配設されたホルダに
て、半導体ウエーハをその整列状態を変更させて
キヤリア及びボート間で移し替える装置であつ
て、上記ホルダは、キヤリア或いはボートから移
送されて定位置に保持された各半導体ウエーハを
ガイド溝により誘導しながら密着或いは分離する
ウエーハ整列方向に沿う長尺な二対の上下回転ロ
ーラを有し、上記上回転ローラを半導体ウエーハ
の中心を通る垂線を境界として両側位置に相互に
逆回転するように固定配置し、上記下回転ローラ
を上回転ローラの下方位置で上回転ローラに対し
て逆回転するように回動自在に配置したことによ
り前記したとおりのウエーハの分離あるいは密着
を達成した半導体ウエーハ立替装置である。 作 用 本考案によれば、上下回転ローラのウエーハに
対する配置関係により上記ウエーハが上下回転ロ
ーラのガイド溝に嵌まり込まない場合、ウエーハ
が上方へ逃げることが可能でウエーハの破損が防
止できる。また上記上下回転ローラの回転方向の
相関関係により上下回転ローラの回転時、上記ウ
エーハに作用する力が一方向に偏することなく、
均等に分散されてウエーハを定位置にて密着或い
は分離する整列状態の変更が容易となる。更に上
記下回転ローラを上回転ローラの下方で回動自在
に配置したから、上記下回転ローラの閉状態で下
回転ローラにてウエーハを支持することが可能と
なる。 実施例 本考案に係る半導体ウエーハ立替装置の一実施
例を第1図乃至第12図を参照しながら説明す
る。尚、第1図乃至第4図は上記半導体ウエーハ
立替装置の全体構成を、第5図乃至第9図は半導
体ウエーハ立替装置のホルダ部の構成を、第10
図乃至第12図は上記ホルダ部の上下回転ローラ
のガイド溝形状を説明するためのものである。 第1図乃至第4図に示す半導体ウエーハ立替装
置10は、複数のウエーハ1,1……を一枚ずつ
定ピツチでその表面を同一方向に向けてウエーハ
収納溝2,2……に整列収納する枠状のテフロン
製キヤリア3〔第14図参照〕が位置決め載置さ
れた、水平動自在なキヤリアベース11を有する
キヤリア部12と、複数のウエーハ1,1……を
二枚ずつその裏面同士を密着させて定ピツチでウ
エーハ保持溝4,4……に植立させて整列保持す
る石英ガラス製ボート5〔第15図参照〕が位置
決め載置された、水平動自在なボートベース13
を有し、上記キヤリア部12に並設されたボート
部14と、上記キヤリア部12とボート部14の
中間ポジシヨンP0上方に配置され、上記キヤリ
ア3或いはボート5から移し替えられたウエーハ
1,1……を一時的に収容保持し、二対の上下回
転ローラ15,16,17,18を使用して上記
ウエーハ1,1……を密着或いは分離させてその
整列状態を変更する上下動自在なホルダ19を有
するホルダ部20とでその主要部が構成される。
尚、上述したキヤリア部12、ボート部14及び
ホルダ部20の各部は制御部〔図示せず〕によつ
て後述の如く駆動制御される。 上記キヤリア部12及びボート部14には、キ
ヤリアベース11及びボートベース13を、初期
位置である待機ポジシヨンP1,P2と、キヤリア
部12とボート部14の中間ポジシヨンP0間で、
夫々移送するベース移送機構21,22がその直
下方に配設される。また、キヤリアベース11及
びボートベース13の下部には、中間ポジシヨン
P0に配置されたキヤリアベース11及びボート
ベース13上のキヤリア3及びボート5とホルダ
19との間でウエーハ1,1……を移し替える上
下動自在なプツシヤ〔図示せず〕を有するプツシ
ヤ機構23,24を一体的に装設する。図示しな
いが、上記プツシヤの上端部にはウエーハ1,1
……を整列保持するためのV字状のウエーハ受け
溝が設けられている。 尚、上記ボート部14のボートベース13は、
第4図に示すようにボート5上にウエーハ1,1
……を微小角度傾倒させて整列保持しているた
め、装置全体から見て上記ウエーハ1,1……が
略垂直保持されるように上記微小角度傾斜させて
配置される。 上記ホルダ部20には、ホルダ19を上下動さ
せるためのホルダ昇降機構25が設けられ、装置
本体にモータ26を駆動源とするボールネジ軸2
7を回転自在に立設し、このボールネジ軸27に
螺合すると共に、上記ボールネジ軸27の両側方
に立設されたガイド軸28,28に摺動自在に挿
通した昇降ブロツク29にホルダベース30を介
して前記ホルダ19が固着される。 本考案の特徴は上記ホルダ部20のホルダ19
にある。以下、上記ホルダ19の具体的構造につ
いて説明する。 第5図乃至第7図に示すホルダ19において、
31,32はホルダベース30の開口窓孔33の
前後周縁部上に立設されて対向配置した軸受フレ
ーム、34及び35は上記軸受フレーム31,3
2の左右両側部にホルダベース30の前後方向に
沿つて回転可能に橋架軸支された主駆動軸及び従
駆動軸、15,16は上記軸受フレーム31,3
2の左右両側部で上記主及び従駆動軸34,35
の内側に、主及び従駆動軸34,35と平行して
回転可能に橋架軸支された前後方向に沿う長尺な
一対のテフロン製上回転ローラ〔以下左右上回転
ローラと称す〕で、その全周面に亘つて後述の複
数のガイド溝が軸方向に沿つて定ピツチで刻設さ
れる。17,18は上記左右上回転ローラ15,
16の下方で若干内側に配置された前後方向に沿
う長尺な一対のテフロン製下回転ローラ〔以下左
右下回転ローラと称す〕で、上記左右上回転ロー
ラ15,16と同様、その全周面に亘つて後述の
複数のガイド溝が軸方向に沿つて定ピツチで刻設
される。 36,37,38,39は上記主及び従駆動軸
34,35と左右下回転ローラ17,18とを連
結したスイングアームで、その基端部は軸受フレ
ーム31,32の前後外側で主及び従駆動軸3
4,35の前後軸端部34a,34b,35a,
35bに回転可能に装着され、且つ、その遊端部
には上記左右下回転ローラ17,18の前後軸端
部17a,17b,18a,18bが回転可能に
軸支される。40は上記主駆動軸34を回転させ
る駆動源であるモータで、前記ホルダベース30
上に固着され、その出力軸40aがカツプリング
41を介して主駆動軸34の後方軸端部34bに
連結される。42,43は、主駆動軸34及び右
上回転ローラ15の前方軸端部34a及び15a
に、それぞれ同軸的に装着された歯車で、この歯
車42,43が噛合して上記主駆動軸34と右上
回転ローラ15とを連結する。44,45は主駆
動軸34及び右下回転ローラ17の後方軸端部3
4b,17bに同軸的に固着したプーリで、この
プーリ44,45間にテンシヨンローラ46〔第
8図及び第9図参照〕を介してタイミングベルト
47を纏掛けて、主駆動軸34と右下回転ローラ
17とを連結する。48,49は、主駆動軸34
及び左上回転ローラ16の前方軸端部34a,1
6aに同軸的に固着したプーリで、このプーリ4
8,49間にテンシヨンローラ50を介してタイ
ミングベルト51を纏掛けて主駆動軸34と左上
回転ローラ16とを連結する。52,53は、左
上回転ローラ16及び従駆動軸35の前方軸端部
16a,35aに、同軸的に装着した歯車で、こ
の歯車52,53が噛合して上記左上回転ローラ
16と従駆動軸35とを連結する。54,55
は、従駆動軸35及び左下回転ローラ18の後方
軸端部35b,18bに同軸的に固着したプーリ
で、このプーリ54,55間にテンシヨンローラ
〔図示せず〕を介してタイミングベルト56を纏
掛けて上記従駆動軸35と左下回転ローラ18と
を連結する。57は軸受フレーム32の後方に設
けた左右下回転ローラ開閉機構で、駆動源である
シリンダ58と連結された開閉用バー59をホル
ダベース30上に上下動自在に架設し、左右方向
に張り出した両腕部59a,59aの下面に、ス
イングアーム38,39に回転自在に装着された
カムフオロワ60,60を引張りバネ61,61
の弾性力により常時当接させる。62,62は左
右上回転ローラ15,16の下方位置で軸受フレ
ーム31,32の左右両側に突出退入自在に配置
した複数のウエーハチヤツク爪63,63……を
定ピツチで突設したチヤツクベースで、これはホ
ルダベース30上に固着されたシリンダ64,6
4のシリンダロツド先端に平行バー65,65を
連結し、この平行バー65,65と上記チヤツク
ベース62,62とをガイドロツド66,66,
66,66で連結し、引張りバネ67,67でチ
ヤツク爪63,63………をその突出方向に付勢
している。68,68は、ホルダベース30の下
方位置で、その左右両側に回転自在に前後方向に
沿つて架設された回転ガイドで、上記ホルダベー
ス30上に固設された駆動源であるモータ69,
69の出力軸と、上記回転ガイド68,68の後
方軸端部とにプーリ70,71を同軸的に固着
し、このプーリ70,71間にタイミングベルト
72を纏掛けて連結する。 上記構成からなる半導体ウエーハ立替装置10
におけるウエーハローデイング及びアンローデイ
ング時での移し替え動作を以下説明する。 まず、ウエーハローデイング時には、複数のウ
エーハ1,1……を一枚ずつその表面を同一方向
に向けて整列収納したキヤリア3を、キヤリア部
12のキヤリアベース11上に位置決め載置す
る。そして上記キヤリアベース11をベース移送
機構21により待機ポジシヨンP1から中間ポジ
シヨンP0まで水平移動させ、その間にホルダ部
20のホルダ19をホルダ昇降機構25により下
降させて中間ポジシヨンP0に配置されたキヤリ
アベース11のキヤリア3の上方近傍位置に位置
決め停止させる。その後、上記キヤリアベース1
1下方のプツシヤ機構23によりキヤリア3内の
ウエーハ1,1……を一括して突上げ、ホルダ1
9下方の回転ガイド68,68に沿つて開口窓孔
33を通過させて上記ホルダ19内の左右上回転
ローラ15,16間の定位置に配置する。この
時、ホルダ19では、シリンダ58の突出作動に
より開閉用バー59を下降させ、この開閉用バー
59に当接するカムフオロワ60,60を引張り
バネ61,61の弾性力に抗して押下げてスイン
グアーム36〜39を主及び従駆動軸34,35
を中心に外側へ揺動させて左右下回転ローラ1
7,18を開放しておく。 次に上記キヤリアベース11を待機ポジシヨン
P1に復帰させた後、複数のウエーハ1,1……
を前記キヤリア3の場合とはその表面を逆方向に
向けて整列収納した次のキヤリア3を、キヤリア
部12のキヤリアベース11上に前記キヤリア3
の場合よりも半ピツチずらして位置決め載置す
る。そして前記キヤリア3の場合と同様の手順に
て上記ウエーハ1,1……をホルダ19内の左右
上回転ローラ15,16間の定位置に配置する。
この時、このウエーハ1,1……は先行したウエ
ーハ1,1……間に挿入配置され、これらウエー
ハ1,1……は、二枚ずつその裏面同士を半ピツ
チで対向配置した状態となる。その後、シリンダ
58の退入作動により開閉用バー59を上昇さ
せ、引張りバネ61,61の弾性力によりスイン
グアーム36〜39を内側へ揺動させて左右下回
転ローラ17,18を閉じ、チヤツク爪63,6
3……を開放することによつて上記左右下回転ロ
ーラ17,18にて分離状態にある上記ウエーハ
1,1……を整列保持する。 次にウエーハアンローデイング時には、複数の
ウエーハ1,1……を二枚ずつその裏面同士を密
着させた状態で植立させて整列保持したボート5
を、ボート部14のボートベース13上に位置決
め載置する。そして上記ボートベース13をベー
ス移送機構22により待機ポジシヨンP2から中
間ポジシヨンP0まで水平移動させ、その間にホ
ルダ部20のホルダ19をホルダ昇降機構25に
より下降させて中間ポジシヨンP0に配置された
ボートベース13のボート5の上方近傍位置に位
置決め停止させる。その後、上記ボートベース1
3下方のプツシヤ機構24によりボート5上のウ
エーハ1,1……を一括して突上げ、ホルダ19
下方の回転ガイド68,68に沿つて開口窓孔3
3を通過させて、上記ホルダ19内の左右上回転
ローラ15,16間の定位置に配置する。この
時、前述したようにホルダ19の左右下回転ロー
ラ17,18は開放状態にあり、上記ウエーハ
1,1……の挿入配置後、前述した場合と同様に
上記左右下回転ローラ17,18を閉じてこの左
右下回転ローラ17,18で密着状態にあるウエ
ーハ1,1……を保持する。 上記ウエーハローデイング或いはアンローデイ
ング時に、ホルダ19の左右上回転ローラ15,
16間の定位置に配置された分離或いは密着状態
のウエーハ1,1……が左右下回転ローラ17,
18の閉動作によりその左右下回転ローラ17,
18のガイド溝(後述)に嵌まり込まない場合で
も、左右上回転ローラ15,16が上記ウエーハ
1,1……の水平中心線上の両側方位置に固定配
置されているので、上記ウエーハ1,1……を上
方へ逃がすことも可能となつてウエーハ1,1…
…の破損が発生する虞はない。 次に上記ウエーハローデイング或いはアンロー
デイング時に、ホルダ19内で左右上下回転ロー
ラ15〜18により保持された分離或いは密着状
態のウエーハ1,1……を上記左右上下回転ロー
ラ15〜18の回転によりその整列状態を変更し
て密着或いは分離する。上記左右上下回転ローラ
15〜18の回転は次のようにして行われる。即
ち、モータ40の作動により主駆動軸34を第5
図A矢印方向に回転させ、歯車42,43を介し
て右上回転ローラ15を上記主駆動軸34とは反
対の第5図B矢印方向に回転させる。そして、上
記主駆動軸34の回転をプーリ48,49及びタ
イミングベルト51を介して左上回転ローラ16
に伝達し、この左上回転ローラ16を主駆動軸3
4と同一の第5図A矢印方向に回転させる。一
方、上記主駆動軸34の回転プーリ44,45及
びタイミングベルト47を介して右下回転ローラ
17に伝達し、この右下回転ローラ17を主駆動
軸34と同一の第5図A矢印方向に回転させる。
また、前述した左上回転ローラ16の回転を歯車
52,53を介して従駆動軸35に伝達し、更に
この従駆動軸35の回転をプーリ54,55及び
タイミングベルト56を介して左下回転ローラ1
8に伝達してこの左下回転ローラ18を主駆動軸
34とは反対の第5図B矢印方向に回転させる。 このように上記左右上下回転ローラ15〜18
を第5図A,B矢印で示すように相互に逆回転さ
せることにより左右上下回転ローラ15〜18の
ガイド溝〔後述〕に沿つてその整列状態が変更さ
れて密着或いは分離するウエーハ1,1……に作
用する力は、一方向に集中することなく、均等に
分散されて上記ウエーハ1,1……を定位置にて
確実に密着或いは分離することが容易となる。 上記左右上下回転ローラ15〜18には複数の
ガイド溝m……n……が、その軸方向に沿つて定
ピツチで周方向に形成され、その1つのガイド溝
m,nについて説明すると、左右上回転ローラ1
5,16のガイド溝mの形状は、第10図及び第
11図と下表に示す通りである。但し、ウエーハ
1,1……の厚みは、例えば0.5mmとする。
【表】 上記ガイド溝mにおいて、ウエーハローデイン
グ時、ウエーハ1が侵入する中間ポイントは180゜
位置で、またウエーハアンローデイング時、ウエ
ーハ1が侵入する中心ポイントは0゜(360゜)位置
である。上記中心ポイント近傍ではウエーハ1の
侵入を確実にするため、180゜位置の前後30゜位置
で0.3mm、0゜(360゜)位置の前後30゜位置で0.5mmとな
るように溝幅を拡げる。 次に左右下回転ローラ17,18のガイド溝n
の形状は、第10図及び第12図と下表に示す通
りである。但し、左右下回転ローラ17,18は
左右上回転ローラ15,16に対して逆回転する
ため、以下に示す角度は第10図のカツコ内に示
すものである。
【表】 上記ガイド溝nにおいて、ウエーハローデイン
グ時、ウエーハ1が侵入する中心ポイントは180゜
位置で、またウエーハアンローデイング時、ウエ
ーハ1が侵入する中心ポイントは0゜(360゜)位置
である。尚、この左右下回転ローラ17,18で
は、左右上回転ローラ15,16よりもウエーハ
1,1……下部に近く、そのウエーハ1,1……
下部がウエーハローデイング或いはアンローデイ
ング時にプツシヤのウエーハ受け溝で定ピツチに
位置決めされているので、ガイド溝nに確実に侵
入し易く、上記中心ポイント前後で溝幅を拡げる
必要はない。これに対して、左右上回転ローラ1
5,16は、上記ウエーハ1,1……下部から離
隔しており、ウエーハローデイング或いはアンロ
ーデイング時にプツシヤで保持したウエーハ1,
1……が若干傾倒するため、前述したように中心
ポイント前後で溝幅を拡げる必要がある。 上記ウエーハローデイング時、左右上下回転ロ
ーラ15〜18のガイド溝m……n……の18゜位
置にウエーハ1,1……が侵入し、上記左右上下
回転ローラ15〜18を同期して回転させること
により、ガイド溝m……n……に沿つて上記ウエ
ーハ1,1……が接近して315゜位置にて密着す
る。またウエーハアンローデイング時、左右上下
回転ローラ15〜18のガイド溝m……n……の
0゜(360゜)位置にウエーハ1,1……が侵入し、
左右上下回転ローラ15〜18の同期回転によ
り、60゜〜75゜位置でしぼり込まれたウエーハ1,
1……が、120゜位置にかかると、この位置でのエ
ツジ部e,eでウエーハ1,1……の分離が開始
し、この開始直後に、75゜位置ではガイド溝m…
…n……が1.1mmから3.38mmへと一挙に拡がるた
め、上記ウエーハ1,1……の分離が確実且つ速
やかに行われる。このエツジ部e,e……の角度
は、本出願人の実験結果によれば、60゜程度が消
耗度が少なく、且つウエーハ分離が確実となつて
最適であつた。 上述のようにしてホルダ19にてウエーハ1,
1……の密着或いは分離が完了すれば、ボート部
14のボートベース13或いはキヤリア部12の
キヤリアベース11をベース移送機構22,21
により中間ポジシヨンP0に移送し、この間にホ
ルダ部20のホルダ19をホルダ昇降機構25に
より下降させて空のボート5或いはキヤリア3の
上方近傍位置に配置する。この後各プツシヤ機構
24,23のプツシヤを上昇させた上で、ホルダ
19の左右下回転ローラ17,18を開放し、ウ
エーハ1,1……をボート5或いはキヤリア3上
に移し替え、この後ボートベース13或いはキヤ
リアベース11を待機ポジシヨンP2,P1に復帰
させて、ウエーハ移し替え動作を完了する。 考案の効果 本考案によれば、キヤリアとボート間での
Back to Back方式によるウエーハ移し替えが、
ウエーハに傷をつけたり、ウエーハを破損するこ
となく、確実且つ迅速に行えて、特に、ウエーハ
の分離が容易に行えるので信頼性の高い実用的価
値大なる半導体ウエーハ立替装置を提供できると
共に製品歩留まりも大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る半導体ウエーハ立替装置
の一実施例を示す正面図、第2図は第1図の平面
図、第3図は第1図の側面図、第4図はボート部
を示す側面図、第5図はホルダ部のホルダを示す
拡大正面図、第6図は第5図の平面図、第7図は
第5図の側面図、第8図はホルダのスイングアー
ムを示す拡大正面図、第9図は第8図の断面図、
第10図は左右上下回転ローラを示す正面図、第
11図は左右下回転ローラのガイド溝を示す展開
図、第12図は左右下回転ローラのガイド溝を示
す展開図である。第13図はボート上でのBack
to Back方式によるウエーハを示す側面図、第1
4図はウエーハを整列収納したキヤリアを示す斜
視図、第15図はウエーハを整列保持したボート
を示す斜視図である。 1……半導体ウエーハ、3……キヤリア、5…
…ボート、15〜18……上下回転ローラ、19
……ホルダ、m,n……ガイド溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数の半導体ウエーハを一枚ずつ定ピツチで整
    列収納するキヤリアと、上記半導体ウエーハを二
    枚ずつその裏面同士を密着させて定ピツチで整列
    保持するボートとの間に配設されたホルダにて、
    半導体ウエーハをその整列状態を変更させてキヤ
    リア及びボート間で移し替える装置であつて、 上記ホルダは、キヤリア或いはボートから移送
    されて定位置に保持された各半導体ウエーハをガ
    イド溝により誘導しながら密着或いは分離するウ
    エーハ整列方向に沿う長尺な二対の上下回転ロー
    ラを有し、上記上回転ローラを半導体ウエーハの
    中心を通る垂線を境界として両側位置に相互に逆
    回転するように固定配置し、上記下回転ローラを
    上回転ローラの下方位置で上回転ローラに対して
    逆回転するように回動自在に配置したことを特徴
    とする半導体ウエーハ立替装置。
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