JPH0249601Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0249601Y2 JPH0249601Y2 JP13785186U JP13785186U JPH0249601Y2 JP H0249601 Y2 JPH0249601 Y2 JP H0249601Y2 JP 13785186 U JP13785186 U JP 13785186U JP 13785186 U JP13785186 U JP 13785186U JP H0249601 Y2 JPH0249601 Y2 JP H0249601Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prism
- lens
- headlamp
- cylindrical
- cylindrical surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、例えば自動車等の車輛に装着される
前照灯用のプリズムレンズに関するものである。
前照灯用のプリズムレンズに関するものである。
自動車用前照灯は一般に、凹面鏡の焦点付近に
光源バルブを設置すると共に、該凹面鏡の前面開
口部を覆つてプリズムレンズを装着した構造が用
いられる。光源バルブから出射した光は凹面鏡で
反射されてほぼ平行な光束となり、プリズムレン
ズで拡散されて所望の配光パターンを形成する。
光源バルブを設置すると共に、該凹面鏡の前面開
口部を覆つてプリズムレンズを装着した構造が用
いられる。光源バルブから出射した光は凹面鏡で
反射されてほぼ平行な光束となり、プリズムレン
ズで拡散されて所望の配光パターンを形成する。
第２図は、平面図においてスラント角θを有す
る前照灯の説明図である。説明の便宜上、模式化
して描いてあるので、形状、寸法比は写真的でな
い。
る前照灯の説明図である。説明の便宜上、模式化
して描いてあるので、形状、寸法比は写真的でな
い。
１は車体前部、矢印ｚはその進行方向を示す。
２は前照灯、Ｚはその光軸を示す。
２ａは凹面鏡、２ｂは光源バルブ、２ｃはプリ
ズムレンズである。上記プリズムレンズ２ｃは光
軸Ｚに対し、平面図において斜交し、スラント角
θをなしている。
ズムレンズである。上記プリズムレンズ２ｃは光
軸Ｚに対し、平面図において斜交し、スラント角
θをなしている。
上記従来例のプリズムレンズ２ｃの拡大断面を
第３図に示す。
第３図に示す。
本従来例のプリズムレンズ２ｃは、半径r0の円
柱面２c-1よりなるプリズム素子を列設してある
が、スラント角θを有しているため、隣接するプ
リズム素子間に平面状の段差面２c-2が形成され
ている。
柱面２c-1よりなるプリズム素子を列設してある
が、スラント角θを有しているため、隣接するプ
リズム素子間に平面状の段差面２c-2が形成され
ている。
矢印ａ〜ｃの如く、円柱面２c-1に入射するＡ
区域内の光束は、該円柱面２c-1によつて左右に
拡散され、矢印a′〜c′間に広がる。
区域内の光束は、該円柱面２c-1によつて左右に
拡散され、矢印a′〜c′間に広がる。
前照灯前方にスクリーンを設けて照射すると、
前記矢印a′〜c′区間の光束は、第４図に示す如く
a″〜c″の照射ゾーンを形成する。
前記矢印a′〜c′区間の光束は、第４図に示す如く
a″〜c″の照射ゾーンを形成する。
ところが第３図に示した矢印ｂ〜ｃの如く、段
差面２c-2に入射するＢ区域の光束は、拡散を受
けずに矢印ｄの如く屈折して通過し、第４図に示
すd″に照射ゾーンを形成して配光ムラを生じる。
この照射ゾーンd″の光束は有効に利用されないの
で、前照灯全体として、光束の有効利用率を低下
させ、しかも配光パターンを乱して有害である。
差面２c-2に入射するＢ区域の光束は、拡散を受
けずに矢印ｄの如く屈折して通過し、第４図に示
すd″に照射ゾーンを形成して配光ムラを生じる。
この照射ゾーンd″の光束は有効に利用されないの
で、前照灯全体として、光束の有効利用率を低下
させ、しかも配光パターンを乱して有害である。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、
平面図においてスラント角を有する前照灯の構成
部材として用いた場合に、配光ムラを生じること
なく、光束の有効利用率を高め得る、前照灯用の
プリズムレンズを提供しようとするものである。
平面図においてスラント角を有する前照灯の構成
部材として用いた場合に、配光ムラを生じること
なく、光束の有効利用率を高め得る、前照灯用の
プリズムレンズを提供しようとするものである。
上記の目的を構成するために創作した本考案の
レンズは、焦点付近に光源バルブを設けた凹面鏡
の前面開口部を覆つて取り付けられる円柱面状プ
リズム素子を備えたプリズムレンズであつて、該
プリズムレンズの水平断面が光軸に対して斜交し
た前照灯用レンズに適用され、前記円柱面状プリ
ズム素子は半径を異にする２種の円柱面を連続的
に接せしめたものであり、かつ、隣接するプリズ
ム素子間に平面状の段差を設けないものとする。
レンズは、焦点付近に光源バルブを設けた凹面鏡
の前面開口部を覆つて取り付けられる円柱面状プ
リズム素子を備えたプリズムレンズであつて、該
プリズムレンズの水平断面が光軸に対して斜交し
た前照灯用レンズに適用され、前記円柱面状プリ
ズム素子は半径を異にする２種の円柱面を連続的
に接せしめたものであり、かつ、隣接するプリズ
ム素子間に平面状の段差を設けないものとする。
上記のように構成したレンズは、半径を異にし
た２種類の円柱面を連続的に接せしめてプリズム
素子を構成してあるので、平面図においてスラン
トを有する前照灯を構成しても、隣接するプリズ
ム素子間平面状の段差を設けなくても良くなる。
そして、上記平面状の段差を無くすると該平面状
段差部を通過して拡散されずに投射される光束が
無くなる。このため配光ムラが無くなる上に、前
照灯全体として光束の有効利用率が高くなる。
た２種類の円柱面を連続的に接せしめてプリズム
素子を構成してあるので、平面図においてスラン
トを有する前照灯を構成しても、隣接するプリズ
ム素子間平面状の段差を設けなくても良くなる。
そして、上記平面状の段差を無くすると該平面状
段差部を通過して拡散されずに投射される光束が
無くなる。このため配光ムラが無くなる上に、前
照灯全体として光束の有効利用率が高くなる。
第１図は本考案の前照灯用レンズの１実施例を
示す水平断面図である。
示す水平断面図である。
本実施例は、第３図に示した従来例に本考案を
適用して改良した１例である。
適用して改良した１例である。
本例のプリズムレンズ３ｃは、プリズム素子を
ピツチ寸法Ｐで列設して構成してある。T′は基
本肉厚寸法である。
ピツチ寸法Ｐで列設して構成してある。T′は基
本肉厚寸法である。
本例のプリズム素子は、半径r1の円柱面３c-1
と、半径r2の円柱面３c-2とを、分割線Ｇ−Ｇ上
で連続的に接続せしめて構成してある。
と、半径r2の円柱面３c-2とを、分割線Ｇ−Ｇ上
で連続的に接続せしめて構成してある。
矢印ｅ〜ｇの如く円柱面３c-1に入射するＥ区
間の光束は該円柱面３c-1によつて右寄りに均一
に拡散される。また、矢印ｆ〜ｇの如く円柱面３
ｃ−２に入射するＦ区間の光束は該円柱面３c-2によ
つて左寄りに均一に拡散される。このようにして
Ｅ区間、及びＦ区間の光束の総てが有効に利用さ
れ、かつ均一に拡散されて配光ムラを生じない。
間の光束は該円柱面３c-1によつて右寄りに均一
に拡散される。また、矢印ｆ〜ｇの如く円柱面３
ｃ−２に入射するＦ区間の光束は該円柱面３c-2によ
つて左寄りに均一に拡散される。このようにして
Ｅ区間、及びＦ区間の光束の総てが有効に利用さ
れ、かつ均一に拡散されて配光ムラを生じない。
以上詳述したように、平面図においてスラント
角を有する前照灯に本考案を適用すると、配光ム
ラを生じることなく、しかも光束の有効利用率が
高いという優れた実用的効果を奏する。
角を有する前照灯に本考案を適用すると、配光ム
ラを生じることなく、しかも光束の有効利用率が
高いという優れた実用的効果を奏する。
第１図は本考案に係る前照灯用レンズの１実施
例の水平断面図である。第２図は平面図において
スラント角θを有する前照灯の１例の説明図であ
る。第３図は従来例の前照灯用レンズの１例を示
す水平断面図、第４図は上記従来例における配光
パターンを示す図表である。 １……車体前部、２……前照灯、２ａ……凹面
鏡、２ｂ……光源バルブ、２ｃ……プリズムレン
ズ、２c-1……円柱面、２c-2……平面状の段差面、
３ｃ……プリズムレンズ、３c-1，３c-2……円柱
面、Ｖ−Ｖ……スクリーン上の垂直軸、Ｈ−Ｈ…
…スクリーン上の水平軸。
例の水平断面図である。第２図は平面図において
スラント角θを有する前照灯の１例の説明図であ
る。第３図は従来例の前照灯用レンズの１例を示
す水平断面図、第４図は上記従来例における配光
パターンを示す図表である。 １……車体前部、２……前照灯、２ａ……凹面
鏡、２ｂ……光源バルブ、２ｃ……プリズムレン
ズ、２c-1……円柱面、２c-2……平面状の段差面、
３ｃ……プリズムレンズ、３c-1，３c-2……円柱
面、Ｖ−Ｖ……スクリーン上の垂直軸、Ｈ−Ｈ…
…スクリーン上の水平軸。
Claims (1)
- 焦点付近に光源バルブを設けた凹面鏡の前面開
口部を覆つて取り付けられる円柱面状プリズム素
子を備えたプリズムレンズであつて、該プリズム
レンズの水平断面が光軸に対して斜交した前照灯
用レンズにおいて、前記円柱面状プリズム素子は
半径を異にする２種の円柱面を連続的に接せしめ
たものであり、かつ、隣接するプリズム素子間に
平面状の段差を設けないことを特徴とする前照灯
用レンズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13785186U JPH0249601Y2 (ja) | 1986-09-10 | 1986-09-10 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13785186U JPH0249601Y2 (ja) | 1986-09-10 | 1986-09-10 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6344303U JPS6344303U (ja) | 1988-03-25 |
| JPH0249601Y2 true JPH0249601Y2 (ja) | 1990-12-27 |
Family
ID=31042290
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13785186U Expired JPH0249601Y2 (ja) | 1986-09-10 | 1986-09-10 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0249601Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-09-10 JP JP13785186U patent/JPH0249601Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6344303U (ja) | 1988-03-25 |
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