JPH0319122Y2 - - Google Patents

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JPH0319122Y2
JPH0319122Y2 JP1986128219U JP12821986U JPH0319122Y2 JP H0319122 Y2 JPH0319122 Y2 JP H0319122Y2 JP 1986128219 U JP1986128219 U JP 1986128219U JP 12821986 U JP12821986 U JP 12821986U JP H0319122 Y2 JPH0319122 Y2 JP H0319122Y2
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prism
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車輌灯具用レンズに係り、特に、車
輌用前照灯のレンズとして好適なプリズムレンズ
に関するものである。
〔従来技術〕
第7図は、車輌用前照灯が具備すべき性能を説
明するための配光パターンを示す図表である。本
図表は、左側通行用の前照灯によつて、前照灯前
方正面に設けた垂直なスクリーンを照射した場合
の等照度線を描いてある。
V−Vはスクリーン上の垂直線、H−Hは同じ
く水平線であつて、前照灯はその光軸を中心点0
に向けて配置されている。
V−V線よりも右方は対向車線であるから、対
向車に眩惑を与えないよう、水平方向よりも上向
きの光は投射しない。
本第7図において、破線は投射区域の輪郭を表
わしており、実線の閉曲線は中央付近の明るい部
分を表わしている。
図示の線0.5°Dは、水平よりも下方0.5°の線を示
しており、同じく2°Lは中央よりも左方2°の線を、
1°Rは右方1°の線をそれぞれ示している。
走行車線(本例において左側)の前方を明るく
照射するため、前記0.5°D線と2°L線との交点lに
ついては、最低照度が規定される。また、対向車
に眩惑を与えないよう、0.5°D線と 1°R線との交点rについては最大照度が規定され
る。
このような配光パターンの形成は、一般に、凹
面鏡の焦点付近に光源バルブを配置し、該光源バ
ルブから出射して凹面鏡で反射した光をほぼ平行
な光束とし、更にこの平行光束をプリズムレンズ
(凹面鏡の全面開口部を覆つて取付けられている)
によつて調光して行われる。
上記プリズムレンズの一部は、第7図に破線で
示したような輪郭を形成するように構成され、
又、該プリズムレンズの他の1部は、実線閉曲線
で示した中央の明るい部分を形成するように構成
される。
第8図は、上記中央の明るい部分を形成するた
めのプリズムレンズを示し、1個のプリズム素子
1を実線で描いてある。
仮想線で示したように、同様なプリズム素子
1′が左右方向に多数列設されている。
図示の寸法Pはプリズム素子の列設ピツチを示
し、即ち1個のプリズム素子の幅寸法に相当す
る。このプリズム素子は、中心線M上に中心を置
き、半径Rの凹柱面によつて形成されている。
プリズム素子1の平面部1a直角に入射した光
は、凹柱面部1bによつて左右に拡散されて第9
図に示すような配光パターンを形成する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第9図に示した配光パターンは、V−V線に関
して左右対称をなしている。このため、第7図に
示したようにV−V線よりも走行車線側(本例に
おいて左側)に偏つた総合配光パターンを構成す
る要素としては不向きである。
従来技術において第9図に示した配光パターン
を左(又は右)に偏らせようとすると、前記プリ
ズム素子の向きを偏向させなければならなかつた
が、プリズム素子の向きを偏向させようとすると
当該プリズムレンズを形成するための金型の構成
が難しく、多大の時間、労力、費用を要し、しか
も加工誤差が大きくなつて製品品質を低下させ
る。
本考案は、プリズム素子の向きを偏向させる必
要なく、しかも、総合配光パターンの構成要素で
ある高光度帯パターンを左右に偏らせ得る車輌灯
具用プリズムレンズを提供しようとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案のレンズ
は、互いに平行な境界線を有する複数個のプリズ
ム素子が列設されているプリズムを有する車両灯
具用レンズにおいて、 該車両灯具用レンズに設けられている多数のプ
リズム素子の内、少なくとも複数個のプリズム素
子はそれぞれ半径の異なる2つの凹形円柱面を有
しており、 それぞれのプリズム素子ごとに、その両側に位
置している隣接プリズム素子との境界線と平行
で、両側の境界線から不等距離にある基準平面を
想定し、 前記プリズム素子が有している半径の異なる2
つの凹形円柱面の中心線が、それぞれ前記仮想の
基準平面上に位置していることを特徴とする。
〔作用〕
上記の構成によれば、プリズム素子が左右不対
称となり、かつ、左、右の凹円柱面の曲率が異な
るので、高光度帯パターンが左、右に偏つて形成
される。
〔実施例〕
第1図は本考案の1実施例を示し、1個のプリ
ズム素子2を実線で描いてある。2′はこれに隣
接して列設された同様のプリズム素子である。2
cはプリズム素子同志の境界線で、平行に並んで
いる。
本例のプリズム素子2の凹柱面は、曲率半径
Raの大きい(曲率は小さい)凹形円柱面2aと、
曲率半径Rbの小さい(曲率は大きい)凹形円柱
面2bとを滑らかに連続させて構成してある。
図示の点aは半径Raの円弧の中心点であつて、
半径Raの凹形円柱面の中心線を表わしている。
同様に点bは半径Rbの凹形円柱面の中心線を
表わしている。
一方、直線mで表わされる基準面を想定する。
この仮想の基準面は1対の境界線2c,2cと平
行であつて、片方の境界線からの距離がAであ
り、他方の境界線から距離はBであつて、A>B
に構成してある。
上記仮想の基準面は紙面に対して垂直であり、
この基準面と紙面との交線が前記の直線mであ
る。
前記の半径Raの凹形円柱面の中心線(点aで
表わされている)、及び、半径Rbの凹形円柱面の
中心線(点bで表わされている)は、共に前記の
基準面(直線mで表わされている)上に位置して
いる。
このように構成されたプリズムは、一つのプリ
ズム素子について、前記の基準面(直線mで表わ
されている)を境界としてその両側部分の曲率半
径が異なつており、従つて光学的特性も左右非対
称になつている。
第2図は、上記プリズム素子(第1図)によつ
て拡散された光束のパターンを示し、これにより
高光度帯が形成されて全体的な配光パターンは第
3図の如くになる。本例の総合配光パターン(第
3図)を従来例(第7図)に比べると、高光度帯
(実線閉曲線)が走行車線側に偏つていることが
解る。
第4図は前記と異なる実施例のプリズム素子を
示す。
前記実施例(第1図)において {A+B=P、A>B、Ra>Rb であつたのに比し、本例(第4図)においては {C+D=P、C>D、Rc>Rd に構成してある。
第5図は本例のプリズム素子(第4図)によつ
て拡散された光の配光パターンを示し、第6図は
上記プリズム素子(第4図)を用いた場合の総合
配光パターンである。
本例によつても前例と同様の効果を奏すること
が解る。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案を適用すると、プ
リズム素子の向きを偏向させることなく、しかも
総合配光パターンを形成している高光度帯を左方
又は右方に任意に偏らせることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例におけるプリズム素
子の説明図、第2図は上記プリズム素子によつて
拡散された光の配光パターンを示す図表、第3図
は上記実施例のプリズム素子を用いた場合の総合
配光パターンを示す図表である。 第4図は記と異なる実施例におけるプリズム素
子の説明図、第5図は第4図の実施例のプリズム
素子によつて拡散された光の配光パターンを示す
図表、第6図は上記実施例のプリズム素子を用い
た場合の総合配光パターンを示す図表である。第
7図は車輌用前照灯に具備すべき性能を説明する
ための配光パターンを示す図表、第8図は従来例
のプリズム素子の説明図、第9図は上記従来例の
プリズム素子によつて拡散された光束の配光パタ
ーンを示す図表である。 1,1′……プリズム素子、1b……凹円柱面、
2,2′……プリズム素子、2a……小曲率の凹
形円柱面、2b……大曲率の凹形円柱面、2c…
…プリズム素子同志の境界線、Ra,Rb,Rc,
Rd……曲率半径。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 互いに平行な境界線を有する複数個のプリズム
    素子が列設されているプリズムを有する車両灯具
    用レンズにおいて、 複数個のプリズム素子はそれぞれ半径の異なる
    2つの凹形円柱面を有しており、 それぞれのプリズム素子ごとに、その両側に位
    置している隣接プリズム素子との境界線と平行
    で、両側の境界線から不等距離にある基準平面を
    想定し、 前記プリズム素子が有している半径の異なる2
    つの凹形円柱面の中心線が、それぞれ前記仮想の
    基準平面上に位置していることを特徴とする車両
    灯具用レンズ。
JP1986128219U 1986-08-25 1986-08-25 Expired JPH0319122Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986128219U JPH0319122Y2 (ja) 1986-08-25 1986-08-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986128219U JPH0319122Y2 (ja) 1986-08-25 1986-08-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6335201U JPS6335201U (ja) 1988-03-07
JPH0319122Y2 true JPH0319122Y2 (ja) 1991-04-23

Family

ID=31023692

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JP1986128219U Expired JPH0319122Y2 (ja) 1986-08-25 1986-08-25

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JP (1) JPH0319122Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5835085A (ja) * 1981-08-25 1983-03-01 Kobe Steel Ltd 溶接装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5835085A (ja) * 1981-08-25 1983-03-01 Kobe Steel Ltd 溶接装置

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Publication number Publication date
JPS6335201U (ja) 1988-03-07

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