JPH0250561B2 - - Google Patents
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- JPH0250561B2 JPH0250561B2 JP57090057A JP9005782A JPH0250561B2 JP H0250561 B2 JPH0250561 B2 JP H0250561B2 JP 57090057 A JP57090057 A JP 57090057A JP 9005782 A JP9005782 A JP 9005782A JP H0250561 B2 JPH0250561 B2 JP H0250561B2
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- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な車輌用前照灯のレンズに関し、
詳しくはレンズの上方部又は下方部が後方へ傾斜
した車輌用前照灯におけるレンズを改良して、そ
の配光特性を著しく改善し視認性を向上せしめた
優れた車輌用前照灯を得ることのできる新規なレ
ンズを提供しようとするものである。
詳しくはレンズの上方部又は下方部が後方へ傾斜
した車輌用前照灯におけるレンズを改良して、そ
の配光特性を著しく改善し視認性を向上せしめた
優れた車輌用前照灯を得ることのできる新規なレ
ンズを提供しようとするものである。
ヘツドランプやフオグランプ等の車輌用前照灯
においては、通常、車体の水平方向と平行な光軸
をもつ反射鏡とその反射鏡前面を覆い該光軸と略
垂直に交わる前面レンズを有し、この前面レンズ
に矩形に細かく区分されたレンズステツプが形成
され、このレンズステツプに適宜な屈折作用や拡
散作用等を持たせることによつて、光を制御し、
所望の配光を得るようにされている。つまり、通
常の前面レンズは灯具の光照射方向と正対して設
けられているわけである。ところが、例えば第1
図に示す如く、自動車の車体前面の形状がその上
方部が後方へ傾斜したいわゆるスラント状のもの
である場合、この車体前面に装着するヘツドラン
プやフオグランプ等の前照灯具aは、空気抵抗や
デザイン上の関係から、少なくともその前面レン
ズを該車体前面の傾斜に沿つて上方部が後方へ傾
斜した形状としなければならない。第2図及び第
3図は、このような傾斜タイプのレンズの従来の
ものを示す。第2図においてレンズbは垂直方向
に対してθ角度後方へ傾斜しており、多数の拡散
性レンズステツプc,c,…を形成され光源dか
ら光軸X−Xと平行に進んだ光をこのレンズステ
ツプc,c,…によつて適宜屈折、拡散して車体
前方へ光を照射するわけであるが、このようなレ
ンズステツプc,c,…から成るレンズbによる
とその照射された光による配光は第4図にeで示
すように両側部が手前側へ湾曲されたパターンと
なる。尚、第4図においてV−Vは走路中心を通
る垂直線、H−Hは走路無限遠方を通る水平線、
f,fは路肩、gは走路の中央線である。以下、
配光を示す場合はこの第4図における場合と同様
の表わし方を用いる。このような配光eにおいて
は手前へ湾曲した両側の部分が走路の路肩の手前
部分を照射することとなつて、走路直前方の左右
からの急な飛び出し等の視認には好都合である
が、反面走路遠方における路肩部h,hの照射が
不十分となる。
においては、通常、車体の水平方向と平行な光軸
をもつ反射鏡とその反射鏡前面を覆い該光軸と略
垂直に交わる前面レンズを有し、この前面レンズ
に矩形に細かく区分されたレンズステツプが形成
され、このレンズステツプに適宜な屈折作用や拡
散作用等を持たせることによつて、光を制御し、
所望の配光を得るようにされている。つまり、通
常の前面レンズは灯具の光照射方向と正対して設
けられているわけである。ところが、例えば第1
図に示す如く、自動車の車体前面の形状がその上
方部が後方へ傾斜したいわゆるスラント状のもの
である場合、この車体前面に装着するヘツドラン
プやフオグランプ等の前照灯具aは、空気抵抗や
デザイン上の関係から、少なくともその前面レン
ズを該車体前面の傾斜に沿つて上方部が後方へ傾
斜した形状としなければならない。第2図及び第
3図は、このような傾斜タイプのレンズの従来の
ものを示す。第2図においてレンズbは垂直方向
に対してθ角度後方へ傾斜しており、多数の拡散
性レンズステツプc,c,…を形成され光源dか
ら光軸X−Xと平行に進んだ光をこのレンズステ
ツプc,c,…によつて適宜屈折、拡散して車体
前方へ光を照射するわけであるが、このようなレ
ンズステツプc,c,…から成るレンズbによる
とその照射された光による配光は第4図にeで示
すように両側部が手前側へ湾曲されたパターンと
なる。尚、第4図においてV−Vは走路中心を通
る垂直線、H−Hは走路無限遠方を通る水平線、
f,fは路肩、gは走路の中央線である。以下、
配光を示す場合はこの第4図における場合と同様
の表わし方を用いる。このような配光eにおいて
は手前へ湾曲した両側の部分が走路の路肩の手前
部分を照射することとなつて、走路直前方の左右
からの急な飛び出し等の視認には好都合である
が、反面走路遠方における路肩部h,hの照射が
不十分となる。
そこで第3図に示すようなレンズiを用いるこ
とが試みられている。このレンズiは、各拡散性
レンズステツプj,j,…の肉厚を、下方から上
方へ向かうにつれて次第に厚くなるように(T>
t)形成したものであるが、このようなレンズス
テツプj,j,…から成るレンズiによると光源
kから光軸X−Xと平行に進んだ光は第4図にl
で示すような配光となる。すなわち、第2図に示
したレンズbによる配光eつまり両側部が手前側
へ湾曲したパターンがそのまま水平線H−H上方
へ持ち上げられた如き配光となる。このような配
光lにおいては、走路遠方における路肩部h,h
の照射が十分となつて前述した配光eにおける欠
点は解消するが、逆に、走路手前の中央部mと路
肩n,nにおける照射が全く行なわれず、しかも
上向きビームとなるため対向車への眩惑が著しい
という欠点を有する。
とが試みられている。このレンズiは、各拡散性
レンズステツプj,j,…の肉厚を、下方から上
方へ向かうにつれて次第に厚くなるように(T>
t)形成したものであるが、このようなレンズス
テツプj,j,…から成るレンズiによると光源
kから光軸X−Xと平行に進んだ光は第4図にl
で示すような配光となる。すなわち、第2図に示
したレンズbによる配光eつまり両側部が手前側
へ湾曲したパターンがそのまま水平線H−H上方
へ持ち上げられた如き配光となる。このような配
光lにおいては、走路遠方における路肩部h,h
の照射が十分となつて前述した配光eにおける欠
点は解消するが、逆に、走路手前の中央部mと路
肩n,nにおける照射が全く行なわれず、しかも
上向きビームとなるため対向車への眩惑が著しい
という欠点を有する。
そこで本発明は、走路前方における中央部と路
肩部および走路手前における中央部と路肩部を全
て平均的に照射することができる車輌用前照灯を
得ることのできる新規な車輌用前照灯のレンズを
提供しようとするもので、上方部又は下方部が背
面側へ傾斜している車輌用前照灯のレンズにおい
て、横断面が略半凹球形状にされ、かつ、その肉
厚が水平方向における両側部においては背面側へ
寄つている部分で厚く背面側から離れるに従つて
次第に薄くなるように変化せしめられていると共
に水平方向における中心部においては上下が同じ
肉厚にされているレンズステツプを多数形成する
と共に、上記レンズステツプが形成されていない
領域には通常の拡散性レンズステツプを多数形成
したことを特徴とする。
肩部および走路手前における中央部と路肩部を全
て平均的に照射することができる車輌用前照灯を
得ることのできる新規な車輌用前照灯のレンズを
提供しようとするもので、上方部又は下方部が背
面側へ傾斜している車輌用前照灯のレンズにおい
て、横断面が略半凹球形状にされ、かつ、その肉
厚が水平方向における両側部においては背面側へ
寄つている部分で厚く背面側から離れるに従つて
次第に薄くなるように変化せしめられていると共
に水平方向における中心部においては上下が同じ
肉厚にされているレンズステツプを多数形成する
と共に、上記レンズステツプが形成されていない
領域には通常の拡散性レンズステツプを多数形成
したことを特徴とする。
以下に、本発明車輌用前照灯のレンズの詳細を
添付図面に示す実施例に従つて説明する。
添付図面に示す実施例に従つて説明する。
第5図は本発明に係るレンズステツプを具備し
たレンズを反射鏡に取着した実施の一例を示すも
のである。
たレンズを反射鏡に取着した実施の一例を示すも
のである。
1はガラスや透明合成樹脂等の透明な材料から
成るレンズを示し、このレンズ1の前面は上方部
が光源2側へ近づくようにレンズの背面側へ任意
のθ角傾斜されている。3は回転放物面の周辺部
を横長に切り取つたような形状の反射鏡で、金
属、ガラスあるいは耐熱性樹脂材料から成る鏡体
内面に、例えばアルミニウムを真空蒸着により被
着せしめて反射面4を形成してある。X−Xは該
反射鏡3の光軸である。5,5は該反射鏡3に連
接する灯室の壁であり、上記レンズ1はこの灯室
の前方開口に上述のとおりθ角傾斜した状態で光
軸X−Xと斜交して適宜に取着されている。2は
上記した光源で、光軸X−X上にある反射鏡3の
略焦点位置にフイラメントが位置するように配置
されている。
成るレンズを示し、このレンズ1の前面は上方部
が光源2側へ近づくようにレンズの背面側へ任意
のθ角傾斜されている。3は回転放物面の周辺部
を横長に切り取つたような形状の反射鏡で、金
属、ガラスあるいは耐熱性樹脂材料から成る鏡体
内面に、例えばアルミニウムを真空蒸着により被
着せしめて反射面4を形成してある。X−Xは該
反射鏡3の光軸である。5,5は該反射鏡3に連
接する灯室の壁であり、上記レンズ1はこの灯室
の前方開口に上述のとおりθ角傾斜した状態で光
軸X−Xと斜交して適宜に取着されている。2は
上記した光源で、光軸X−X上にある反射鏡3の
略焦点位置にフイラメントが位置するように配置
されている。
上記レンズ1は、比較的大型のレンズであり、
このレンズ1の内面は大きく分けて上下に3つの
領域6,7及び8に区分されており、各領域6,
7及び8にはそれぞれ小さな矩形をなすレンズス
テツプ9,9,…,10,10,…及び11,1
1,…が多数形成され、それぞれに屈折、拡散あ
るいは集光等の作用を為すようにされている。と
ころで、この実施例においては、後で詳しく述べ
る特殊なレンズステツプ10,10,…は上記領
域6,7及び8のうちの中央の領域7に形成され
ており、他の領域6,8には従来の通常の拡散性
レンズステツプが形成されている。
このレンズ1の内面は大きく分けて上下に3つの
領域6,7及び8に区分されており、各領域6,
7及び8にはそれぞれ小さな矩形をなすレンズス
テツプ9,9,…,10,10,…及び11,1
1,…が多数形成され、それぞれに屈折、拡散あ
るいは集光等の作用を為すようにされている。と
ころで、この実施例においては、後で詳しく述べ
る特殊なレンズステツプ10,10,…は上記領
域6,7及び8のうちの中央の領域7に形成され
ており、他の領域6,8には従来の通常の拡散性
レンズステツプが形成されている。
そこで、先ず、特殊なレンズステツプ10,1
0,…の一つを第6図に拡大図示して詳細に説明
する。このレンズステツプ10は、横断面が、レ
ンズ1の外面に当る平面部12と、略半凹球形状
をなす半凹球面部13とによつて略平凹レンズ状
とされており、光源2からの平行光束を左右に拡
散する拡散性を有している。そして、このレンズ
ステツプ10の肉厚は、下端面14から上端面1
5にかけてその水平方向における両側部のみが次
第に厚くなるように形成してある。すなわち半凹
球面部13の中央の母線16つまり半凹球面部1
3の頂点を通る母線とその左右付近におけるレン
ズステツプの肉厚s,sは、下端面14と上端面
15とで同じであるが、該中央の母線16付近よ
り水平方向における両側部に至る部分において
は、下端面14の肉厚tより上端面15の肉厚T
が厚く形成されている。言い換えれば、このレン
ズステツプの上端面15に、下端面14と同じ肉
厚形状の横断面を図中仮想線17で表わした場
合、該上端面における肉厚はその仮想上端面17
の内面に斜線18を施した分だけ付加した如く形
成されている。従つて、半凹球面13の曲率は下
端面14の曲面Rの曲率に対して上端面15の曲
面rの曲率の方が大きくされるか、或いは上端面
15の曲面rは数種の曲率を組み合わせて形成さ
れることになる。勿論、この曲率の変化は、単に
下端面14と上端面15の曲面R及びrの曲率差
のみではなく、下端から上端にかけて半凹球面部
13にいわば無数の異なる曲率の曲面が連続して
ゆくわけである。なお、このようなレンズステツ
プの両側部のみにおける下端から上端にかけて肉
厚を厚くする形状は、半凹球面13の曲率を下端
から上端にかけて一定としておき平面部12側に
おいてその両側部のみを下端から上端にかけて肉
厚を厚くすることによつても同様に形成される
が、レンズ1の外面に突起箇所が出たり、配光設
計が複雑になつたり、あるいはレンズ面の意匠的
構成が特異なものになるので、望ましくは上述し
た第6図に示すような形状とする方が都合がよ
い。
0,…の一つを第6図に拡大図示して詳細に説明
する。このレンズステツプ10は、横断面が、レ
ンズ1の外面に当る平面部12と、略半凹球形状
をなす半凹球面部13とによつて略平凹レンズ状
とされており、光源2からの平行光束を左右に拡
散する拡散性を有している。そして、このレンズ
ステツプ10の肉厚は、下端面14から上端面1
5にかけてその水平方向における両側部のみが次
第に厚くなるように形成してある。すなわち半凹
球面部13の中央の母線16つまり半凹球面部1
3の頂点を通る母線とその左右付近におけるレン
ズステツプの肉厚s,sは、下端面14と上端面
15とで同じであるが、該中央の母線16付近よ
り水平方向における両側部に至る部分において
は、下端面14の肉厚tより上端面15の肉厚T
が厚く形成されている。言い換えれば、このレン
ズステツプの上端面15に、下端面14と同じ肉
厚形状の横断面を図中仮想線17で表わした場
合、該上端面における肉厚はその仮想上端面17
の内面に斜線18を施した分だけ付加した如く形
成されている。従つて、半凹球面13の曲率は下
端面14の曲面Rの曲率に対して上端面15の曲
面rの曲率の方が大きくされるか、或いは上端面
15の曲面rは数種の曲率を組み合わせて形成さ
れることになる。勿論、この曲率の変化は、単に
下端面14と上端面15の曲面R及びrの曲率差
のみではなく、下端から上端にかけて半凹球面部
13にいわば無数の異なる曲率の曲面が連続して
ゆくわけである。なお、このようなレンズステツ
プの両側部のみにおける下端から上端にかけて肉
厚を厚くする形状は、半凹球面13の曲率を下端
から上端にかけて一定としておき平面部12側に
おいてその両側部のみを下端から上端にかけて肉
厚を厚くすることによつても同様に形成される
が、レンズ1の外面に突起箇所が出たり、配光設
計が複雑になつたり、あるいはレンズ面の意匠的
構成が特異なものになるので、望ましくは上述し
た第6図に示すような形状とする方が都合がよ
い。
第7図は、第6図に示したようなレンズステツ
プ10を前述したレンズ1の上下方向における中
央領域7の水平方向における中央領域を除いた部
分に多数連続して形成したものを示すものであ
る。しかして、このようなレンズステツプ10,
10,…に、光源2からの光を反射鏡3を介して
光軸X−Xと平行な光束として投射すると、前述
したように、レンズステツプ10の肉厚はその水
平方向における両側部のみが下端面から上端面に
かけて次第に厚くなるように形成してあるので、
上記光を上向きに屈折する作用はレンズステツプ
10の両側部において最も大きく中心部に向かう
につれ次第に小さくなる。そのため、前方のV−
V線とH−H線で構成されるスクリーン面に第7
図に20で示すような配光が形成される。尚、図
中19,19は、レンズ1の中央領域7の水平方
向における中央領域に形成されている通常の拡散
性レンズステツプである。
プ10を前述したレンズ1の上下方向における中
央領域7の水平方向における中央領域を除いた部
分に多数連続して形成したものを示すものであ
る。しかして、このようなレンズステツプ10,
10,…に、光源2からの光を反射鏡3を介して
光軸X−Xと平行な光束として投射すると、前述
したように、レンズステツプ10の肉厚はその水
平方向における両側部のみが下端面から上端面に
かけて次第に厚くなるように形成してあるので、
上記光を上向きに屈折する作用はレンズステツプ
10の両側部において最も大きく中心部に向かう
につれ次第に小さくなる。そのため、前方のV−
V線とH−H線で構成されるスクリーン面に第7
図に20で示すような配光が形成される。尚、図
中19,19は、レンズ1の中央領域7の水平方
向における中央領域に形成されている通常の拡散
性レンズステツプである。
第8図は、上述のレンズステツプ10,10,
…によつて形成された配光20を実際の走路に投
影した配光パターンを示すもので、この配光は、
水平線H−H線と接し、水平方向に略真直ぐ拡が
る良好な配光となる。
…によつて形成された配光20を実際の走路に投
影した配光パターンを示すもので、この配光は、
水平線H−H線と接し、水平方向に略真直ぐ拡が
る良好な配光となる。
なお、第8図における他の配光21は、上述の
レンズステツプ10,10,…以外のレンズステ
ツプつまり、レンズ1の領域6及び8に形成した
通常の拡散性レンズステツプ、例えば第2図に示
す如きレンズステツプ9,9,…やレンズステツ
プ11,11,…、そして、更にレンズ1の中央
領域7の水平方向における中央領域に形成した通
常の拡散性レンズステツプ19,19などによる
配光で、両側部が手前側へ湾曲したものである。
レンズステツプ10,10,…以外のレンズステ
ツプつまり、レンズ1の領域6及び8に形成した
通常の拡散性レンズステツプ、例えば第2図に示
す如きレンズステツプ9,9,…やレンズステツ
プ11,11,…、そして、更にレンズ1の中央
領域7の水平方向における中央領域に形成した通
常の拡散性レンズステツプ19,19などによる
配光で、両側部が手前側へ湾曲したものである。
そして、上述した2つの配光20と21が合成
されるようにレンズ1のレンズステツプを形成し
ているので、走路の遠方だけでなく走路手前側の
両側路肩部への照明も行なわれ、一層優れた配光
が得られる。すなわち、走路遠方の中央部と両側
の路肩及び走路手前の中央部と両側の路肩が全体
的に十分照射でき、視認性の優れた配光が得られ
る。
されるようにレンズ1のレンズステツプを形成し
ているので、走路の遠方だけでなく走路手前側の
両側路肩部への照明も行なわれ、一層優れた配光
が得られる。すなわち、走路遠方の中央部と両側
の路肩及び走路手前の中央部と両側の路肩が全体
的に十分照射でき、視認性の優れた配光が得られ
る。
以上に記載したように、本発明車輌用前照灯の
レンズにおいては、上方部又は下方部が背面側へ
傾斜している車輌用前照灯のレンズにおいて、横
断面が略半凹球形状にされ、かつ、その肉厚が水
平方向における両側部においては背面側へ寄つて
いる部分で厚く背面側から離れるに従つて次第に
薄くなるように変化せしめられていると共に水平
方向における中心部においては上下が同じ肉厚に
されているレンズステツプを多数形成すると共
に、上記レンズステツプが形成されていない領域
には通常の拡散性レンズステツプを多数形成した
ため、かかるレンズを傾斜させて用いる場合に生
ずる配光の両側部が湾曲する部分を補正すること
が可能になり、良好な配光が得られ、視認性が向
上し、交通の安全に寄与することができる。
レンズにおいては、上方部又は下方部が背面側へ
傾斜している車輌用前照灯のレンズにおいて、横
断面が略半凹球形状にされ、かつ、その肉厚が水
平方向における両側部においては背面側へ寄つて
いる部分で厚く背面側から離れるに従つて次第に
薄くなるように変化せしめられていると共に水平
方向における中心部においては上下が同じ肉厚に
されているレンズステツプを多数形成すると共
に、上記レンズステツプが形成されていない領域
には通常の拡散性レンズステツプを多数形成した
ため、かかるレンズを傾斜させて用いる場合に生
ずる配光の両側部が湾曲する部分を補正すること
が可能になり、良好な配光が得られ、視認性が向
上し、交通の安全に寄与することができる。
尚、上記実施例においては、レンズの上方部が
背面側へ傾斜したものを示したが、本発明は、こ
のようなものだけでなく、更に、レンズの下方部
が背面側へ傾斜しているものであつて、そのため
に配光の両側部が走路の遠方側へ湾曲するのを補
正するためにも適用することができるものであ
る。
背面側へ傾斜したものを示したが、本発明は、こ
のようなものだけでなく、更に、レンズの下方部
が背面側へ傾斜しているものであつて、そのため
に配光の両側部が走路の遠方側へ湾曲するのを補
正するためにも適用することができるものであ
る。
第1図は自動車の一例を示す概略側面図、第2
図は従来の車輌用前照灯のレンズの一例を示す要
部拡大斜視図、第3図は第2図のレンズを変形し
たものを示す要部拡大斜視図、第4図は第2図お
よび第3図に示すレンズを用いた場合の配光図、
第5図乃至第8図は本発明に係る車輌用前照灯の
レンズの一例を示し、第5図は該レンズを反射鏡
に取着した状態の一例を示し、Aは正面図、Bは
A図のB−B線に沿う横断平面図、CはA図のC
−C線に沿う縦断側面図、第6図はレンズステツ
プの一を拡大して示す要部拡大斜視図、第7図は
第6図に示したレンズステツプを多数連続形成し
たものを配光特性と関係させて示す斜視図、第8
図は本発明に係る車輌用前照灯のレンズを用いた
場合の配光図である。 符号の説明、1……レンズ、9……レンズステ
ツプ、10……レンズステツプ、11……レンズ
ステツプ、13……(10の)半凹球面部、19
……レンズステツプ。
図は従来の車輌用前照灯のレンズの一例を示す要
部拡大斜視図、第3図は第2図のレンズを変形し
たものを示す要部拡大斜視図、第4図は第2図お
よび第3図に示すレンズを用いた場合の配光図、
第5図乃至第8図は本発明に係る車輌用前照灯の
レンズの一例を示し、第5図は該レンズを反射鏡
に取着した状態の一例を示し、Aは正面図、Bは
A図のB−B線に沿う横断平面図、CはA図のC
−C線に沿う縦断側面図、第6図はレンズステツ
プの一を拡大して示す要部拡大斜視図、第7図は
第6図に示したレンズステツプを多数連続形成し
たものを配光特性と関係させて示す斜視図、第8
図は本発明に係る車輌用前照灯のレンズを用いた
場合の配光図である。 符号の説明、1……レンズ、9……レンズステ
ツプ、10……レンズステツプ、11……レンズ
ステツプ、13……(10の)半凹球面部、19
……レンズステツプ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 上方部又は下方部が背面側へ傾斜している車
輌用前照灯のレンズにおいて、 横断面が略半凹球形状にされ、かつ、その肉厚
が水平方向における両側部においては背面側へ寄
つている部分で厚く背面側から離れるに従つて次
第に薄くなるように変化せしめられていると共に
水平方向における中心部においては上下が同じ肉
厚にされているレンズステツプを多数形成すると
共に、 上記レンズステツプが形成されていない領域に
は通常の拡散性レンズステツプを多数形成した ことを特徴とする車輌用前照灯のレンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57090057A JPS58206001A (ja) | 1982-05-27 | 1982-05-27 | 車輌用前照灯のレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57090057A JPS58206001A (ja) | 1982-05-27 | 1982-05-27 | 車輌用前照灯のレンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58206001A JPS58206001A (ja) | 1983-12-01 |
JPH0250561B2 true JPH0250561B2 (ja) | 1990-11-02 |
Family
ID=13987946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57090057A Granted JPS58206001A (ja) | 1982-05-27 | 1982-05-27 | 車輌用前照灯のレンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58206001A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4987223B2 (ja) * | 2004-07-30 | 2012-07-25 | 日本特殊光学樹脂株式会社 | 多角柱プリズム、フレネルレンズ及びプロジェクタ |
JP5880250B2 (ja) * | 2012-04-20 | 2016-03-08 | 市光工業株式会社 | 車両用前照灯 |
JP5982986B2 (ja) * | 2012-04-20 | 2016-08-31 | 市光工業株式会社 | 車両用前照灯 |
WO2016171279A1 (ja) * | 2015-04-24 | 2016-10-27 | 株式会社モデュレックス | スプレッドレンズ及び照明器具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4843276U (ja) * | 1971-09-21 | 1973-06-04 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6037761Y2 (ja) * | 1980-02-25 | 1985-11-11 | 株式会社小糸製作所 | 車輛用前照灯のレンズ |
-
1982
- 1982-05-27 JP JP57090057A patent/JPS58206001A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4843276U (ja) * | 1971-09-21 | 1973-06-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58206001A (ja) | 1983-12-01 |
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