JPH0249270Y2 - - Google Patents

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JPH0249270Y2
JPH0249270Y2 JP5659887U JP5659887U JPH0249270Y2 JP H0249270 Y2 JPH0249270 Y2 JP H0249270Y2 JP 5659887 U JP5659887 U JP 5659887U JP 5659887 U JP5659887 U JP 5659887U JP H0249270 Y2 JPH0249270 Y2 JP H0249270Y2
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flange
rope
car
plate
flanges
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエレベータのかご枠に関し、特に上梁
の部品点数を減らし、軽量化することによりエレ
ベータ据付現場での作業性を向上させたものであ
る。
〔従来の技術〕 ロープで吊り下げたかご室を上下させて人や荷
物を運搬するエレベータは第3図に示すように運
搬物を置くかご室15を床16の上に載置し、該
床16を固定する下梁17の両側には上記かご室
15を支持する竪枠13を延設し、該竪枠13上
部を上梁9により連結してかご枠18を形成し、
さらに上梁9中央部にロープ取付板11を介して
ロープシヤツクル19を係止し、該ロープシヤツ
クル19を介してロープ20にてかご枠18を吊
り下げて該かご枠18上方の巻上機21により、
上梁9と上梁17の左右両端に取り付けたガイド
シュー22を上下に対設したレール23内を走行
させてかご室15を上下に移動させるものであ
る。
上記エレベータを構成する部材のうち上梁を含
むかご枠はかご室及び積載物等の全昇降物重量が
加わる部材であるため注意深く製作されており、
さらに一般にかご枠はエレベータの据付現場、従
つて足場状態の悪い昇降路内で組み立てられるた
め据付作業性が良好で、かつ構造の簡単なことが
必要である。
このようなかご枠の中で特に上梁は従来第4図
に示すように対設する竪枠13をそれぞれの両側
面にすみ板24を介して、溝形鋼25で挟持し、
該溝形鋼25の両端部、すみ板24及び竪枠13
とを貫通して三者をボルト・ナツトで螺合し、溝
形鋼25上端面の中央部にはロープシヤツクル1
9を係止するロープヒツチ穴12を穿設したロー
プ取付板11を取り付け、さらに溝形鋼上端面の
両端部にはガイドシユー取付用の補助板26を取
り付けた構成であり、部品点数が多く、各部材の
製作,管理に手数を要し、またこれに伴ない重量
も増加し高価となるばかりか現場での据付組立作
業に熟練を要し、かつ時間もかかるという欠点を
有していた。
これを解消するため従来より種々の提案がなさ
れている。即ちその一つは実公昭58−44150に明
らかにされており、第5図に示すように対設した
竪枠13の上部を2本の梁材7′で形成した上梁
で挟持し、該梁材7′は所定の折曲線を境に該梁
材7′の両端部にそれぞれ梁材中央部より下方へ
長い締結部27を一体成形すると共に梁材中央部
と該梁材中央部の上下にそれぞれ連設される上フ
ランジ部28及び下フランジ部29に区分させ、
これを前記所定の折曲線からそれぞれ折曲して横
断面溝形を形成しており、上記締結部27にて竪
枠13上部と締着しているものであり、上記梁材
7′の下端面中央部にはロープヒツチ穴を穿設し
た取付板11を取り付け、梁材7′の両端部には
ガイドシユー取付用の補助板26を取り付けたも
のである。
また第6図に示すように鋼板が屈折されて横断
面溝形をなし長手中間部には上記溝形の側壁30
が外側へ屈折されたリブ31が形成され、かつ両
端部にはそれぞれ上記側壁30が上記リブよりも
下方へ延長されてなる上梁9′の締結部27で互
いに離れて配置された竪枠13を抱持して固定
し、上梁9′の上端面32の両端にはガイドシユ
ー取付用の取付穴10を穿設し、さらに上端面3
2の中央部にはロープヒツチ穴12を穿設した構
成が実公昭56−21727に提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の第5図に示す2本の梁材で上梁を形成す
る方法では従来の第4図に示す上梁と比較して、
部品点数は減少するが重量的には差はなく、梁材
の加工に手数がかかる。また第6図に示すような
一体で上梁を形成する方法では上梁9の締結部2
7の上下方向の長さは一般に300〜400mmあり、折
曲加工する場合通常のセツト治具は使用できない
等の問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこれに鑑み種々検討の結果、部品点数
を減らし、軽量でかつ加工も容易な上梁を有する
エレベータのかご枠を提供するもので、かご室両
側に該かご室を支持する1組の竪枠を立て、該竪
枠の上部を上梁により連結したかご枠において、
上記上梁は鋼板の下部を外側に屈折して横方向に
下部フランジと、該フランジの先端部を下部フラ
ンジと同一方向に屈折して下部リブとを設け、上
記鋼板の上部の横方向中間部を内側に屈折して上
部フランジと、該フランジの先端部を上部フラン
ジと同一方向に屈折して上部リブとを設けて鋼板
の上部フランジと下部フランジの間に側板を形成
し、さらに上部フランジの横方向両端部を内側に
屈折して側部フランジを形成させた2本の梁材を
互いに側板が対向するように上部リブ同士を固定
してそれぞれの上部フランジを同一面に形成して
おり上記上梁の上部フランジの両端部にかご枠を
案内するガイドシユーを取り付け、上部フランジ
中央部にロープ取付板を固定し、該取付板及び上
部フランジを貫通してロープヒツチ穴を設け上梁
の対向する側板の横方向両端部と側部フランジと
で上記竪枠を抱持して連結することを特徴とする
ものである。
〔作用〕
梁材側板の下部を横方向のすべてに亘つて下部
フランジと下部リブとを形成し、さらに上部フラ
ンジと上部リブとを形成させるのはロープにより
吊られた時の梁材への曲げモーメントに対して大
きな抵抗力となり、高い剛性が得られることによ
り、梁材の板厚を薄くすることが可能となるから
である。また同一面に形成した上部フランジの両
端部に直接ガイドシユーを取り付けることによ
り、ガイドシユー用の補助板が不用になり部品点
数を減らすことができる。
さらに上部フランジの中央部にロープ取付板を
固定し、該取付板及び上部フランジを貫通してロ
ープヒツチ穴を設けるのは、ロープの引張り荷重
を受ける部材を梁材及び取付板で形成される二重
板とすることにより、取付板厚を薄くでき、即ち
軽量化できるからである。
また対向する側板の横方向両端部と側部フラン
ジとで竪枠を抱持して連結するのはこのような構
成で上梁と竪枠とを固定することにより従来の溝
形鋼を使用する場合のような連結用のすみ板その
ものを使用しなくとも強度的に十分だからであ
る。
〔実施例〕
本考案の一実施例を図面により説明する。
本考案によるかご枠の上梁は第1図及び第2図
に示すように、略矩形の鋼板を上下方向の中間部
の横方向に側板1を形成し、鋼板の下部には下部
フランジ2と下部リブ3を形成するように外側に
屈折し、鋼板の上部には上部フランジ4と上部リ
ブ5を形成するように内側に屈折し、さらに上部
フランジ4横方向の両端部は内側に屈折させて側
部フランジ6を形成した2本の梁材7を側板1を
対向させて上部リブ5に穿設したボルト穴8を用
いて互いに固定して形成する。
さらに上梁9の上部フランジ4の両端部にガイ
ドシユーを取り付ける取付穴10を穿設し、上部
フランジ4の中央部にロープ取付板11を取り付
け、上部フランジ4及びロープ取付板11を貫通
してロープヒツチ穴12を穿設する。
このような上梁9は横方向の両端部でかご枠の
竪枠13を抱持し、竪枠13の側面と上梁9の側
板1両端部及び竪枠13の対向面と上梁9の側部
フランジ6とをボルト・ナツト14で締結するこ
とにより竪枠13の上部と連結してかご枠を形成
している。なお第2図に示す鎖線は屈折個所であ
る。
このように上梁9は竪枠13との連結部、ガイ
ドシユーの取付部、リブ3,5を備えた部分とが
プレス加工により一体に成形され、部品点数が少
ないためかご枠を容易に組み立てることができ
る。
さらに第2図中のA寸法即ち側板1の高さ及び
B寸法即ち上部リブ5の高さを変えることにより
梁材7の耐荷重は任意に変えることができ、種々
の大きさのエレベータに対応できる。また、従来
上梁に周辺機器を組み込む際に各種治工具を使用
していたが、鋼板で一体化したことにより新たに
治工具を製作しなくとも十分にその機能を満足で
きる費用低減に役立つ。
〔考案の効果〕
このように本考案によれば部材の軽量化が実現
し、加えて部品点数の低減により作業性が向上
し、さらに1種類の部材で上梁が構成されている
ため材料の管理の簡便化が図れ、より高い生産性
をもち、かつ品質の安定性も良好である等工業上
顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は第1図の展開図、第3図イ,ロはエレベータ
の構造を示すものでイは正面図、ロは側面図、第
4図、第5図及び第6図は従来例を示す斜視図で
ある。 1……側板、2……下部フランジ、3……下部
リブ、4……上部フランジ、5……上部リブ、6
……側部フランジ、7,7′……梁材、8……ボ
ルト穴、9,9′……上梁、10……取付穴、1
1……ロープ取付板、12……ロープヒツチ穴、
13……竪枠、14……ボルト・ナツト、15…
…かご室、16……床、17……下梁、18……
かご枠、19……ロープシヤツクル、20……ロ
ープ、21……巻上機、22……ガイドシユー、
23……レール、24……すみ板、25……溝形
鋼、26……補助板、27……締結部、28……
上フランジ部、29……下フランジ部、30……
側壁、31……リブ、32……上端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. かご室両側に該かご室を支持する1組の竪枠を
    立て、該竪枠の上部を上梁により連結したかご枠
    において、上記上梁は鋼板の下部を外側に屈折し
    て横方向に下部フランジと、該フランジの先端部
    を下部フランジと同一方向に屈折して下部リブと
    を設け、上記鋼板の上部の横方向中間部を内側に
    屈折して上部フランジと、該フランジの先端部を
    上部フランジと同一方向に屈折して上部リブとを
    設けて鋼板の上部フランジと下部フランジの間に
    側板を形成し、さらに上部フランジの横方向両端
    部を内側に屈折して側部フランジを形成させた2
    本の梁材を互いに側板が対向するように上部リブ
    同士を固定してそれぞれの上部フランジを同一面
    に形成しており上記上梁の上部フランジの両端部
    にかご枠を案内するガイドシユーを取り付け、上
    部フランジ中央部にロープ取付板を固定し、該取
    付板及び上部フランジを貫通してロープヒツチ穴
    を設け上梁の対向する側板の横方向両端部と側部
    フランジとで上記竪枠を抱持して連結することを
    特徴とするエレベータのかご枠。
JP5659887U 1987-04-14 1987-04-14 Expired JPH0249270Y2 (ja)

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JP5599415B2 (ja) * 2011-02-22 2014-10-01 三菱電機株式会社 エレベータのかご枠

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