JPH0248935Y2 - - Google Patents

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JPH0248935Y2
JPH0248935Y2 JP1984002175U JP217584U JPH0248935Y2 JP H0248935 Y2 JPH0248935 Y2 JP H0248935Y2 JP 1984002175 U JP1984002175 U JP 1984002175U JP 217584 U JP217584 U JP 217584U JP H0248935 Y2 JPH0248935 Y2 JP H0248935Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、紙幣計数機において、計数途中の紙
幣を二重に送つたかどうかを検出する紙幣計数機
の二重送り検出装置に関する。
「従来の技術」 紙幣計数機は、紙幣束ホルダに装填された紙幣
束中の各紙幣を、回転筒に配設された吸引軸によ
り、1枚づつ吸着してめくり取りながら計数する
ものであるが、この際、紙幣の二重送りが発生す
ると、計数値が不正確になるため、これを検出す
る二重送り検出装置が設けられる。二重送り検出
の原理は、めくり途中の紙幣に光を照射し、その
透過光量を受光素子によつて受光し、この受光素
子の出力信号に基づいて二重送りの判定を行うよ
うにしている。
ここで、第1図は従来の二重送り検出装置の構
成を示す正面図である。
図において、1,1,……は各々紙幣を吸引す
る吸引軸であり、各々自転しながら公転するよう
になつている。この吸引軸1を回転自在に支承し
た回転筒2の一側部には、その後端部が回動自在
に枢支された紙幣束ホルダ3及びこのホルダ3の
内面側略中央部に近接して紙幣束押えロツド4が
設けられている。また前記ホルダ3の自由端に近
接した上方には、円弧状の紙幣ストツパ5が垂設
されている。一方、回転筒2の側壁面に近接させ
て近接スイツチ(以下、回転筒位置センサとい
う)が設けられ、この回転筒2の側周壁面上に等
間隔毎に前記吸引軸1と同数個(この例では5
個)の磁性材片8が取付けられている。この場
合、回転筒位置センサ7の出力により、回転筒2
の位置を検出することができる。
また、前記紙幣ストツパ5の吸引軸側一端に近
接した上方には、二重送り検知の為の発光素子9
が配設され、更にこの発光素子9にはフード10
が取付けられている。そして、前記回転筒2を介
して前記発光素子9と対向する位置に受光素子1
1を設け、前記発光素子9により照射される紙幣
の透過光量を検出する。この場合、発光素子9及
び受光素子11は、検出しようとする紙幣12の
前後にある紙幣13,14によつて、検出光路が
遮断されぬような位置に設けられるとともに、検
出光路が紙幣の幅方向の略中心位置を通過するよ
うに設定されている。
なお、前記フード10は、紙幣ストツパ5に紙
幣束6を当接させずにわずかに〓間が生じている
状態で計数を開始した場合、検出しようとする紙
幣12を介さずに直接発光素子9より受光素子1
1に、光路15に示す如く光のもれ入力を阻止す
るために設けられている。
上述した構成においては、紙幣の幅方向の略中
心位置の透過係数を、受光素子11の出力信号に
基づいて検出し、この透過係数が所定値以上なら
正常な送り(一枚送り)と判断し、逆に所定値以
下なら二重送りと判断する。
また、上記装置と同種の装置として「紙幣計数
機の二重送り検出装置」(特開昭56−1306号公報)
が提案されている。該提案は、吸引軸によつてめ
くり途中の紙幣の幅方向の略中心位置に対し発光
素子から光を照射し、該紙幣の透過光量を受光素
子によつて検出するようにしたものである。
また、計数直前において受光部の出力信号のレ
ベルをチエツクすることにより、紙幣束装填部を
覆う保護カバーの閉状態及び受光部の良否を判断
し、異常が有る場合には計数動作を直ちに停止す
るようにした装置として「紙葉類計数機」(特開
昭58−191093号公報)が提案されている。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、上述した従来の二重送り検出装置に
おいては、紙幣上の光学検出点が1箇所のみであ
り、しかも、その絶対位置(装置側から見た検出
位置)が固定的であるた、めくられる紙幣がブレ
ると、紙幣側から見た検出位置がずれ、この結
果、検出光量が変化して誤判断が発生するという
欠点があつた。例えば、検出点位置は、一般に紙
幣の図柄のない部分に設定されるが、紙幣に位置
ブレがあると、検出点が図柄のある部分へずれて
しまい、この結果、検出光量が低下し、二重送り
であると誤判断してしまう。なお、紙幣がブレる
原因としては、振動や、二重送り防止のために紙
幣端面から吹き込む風(紙幣分離用の風)の影響
等がある。
本考案は、上述した事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするころは、紙幣に位置ブレがあ
つた場合でも、正確に二重送りを検出することが
できる紙幣計数機の二重送り検出装置を提供する
ところにある。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、紙幣束ホルダに装填された紙幣束中
の各紙幣を回転筒に配設された吸引軸により1枚
づつ順次吸着してめくり取りながら計数すると共
にめくり途中の紙幣に光を照射し、該照射による
紙幣の透過光量に基づきめくり途中の紙幣の二重
送りの有無を検出するように構成した紙幣計数機
の二重送り検出装置において、めくり途中の紙幣
の図柄のない部分を含む領域に光を照射する投光
部と、ライン状に配列された複数の受光素子から
構成され前記投光部から紙幣に照射した光の透過
光をライン状に順次検出して受光する受光素子群
と、前記各受光素子の中から受光光量が最大の受
光素子を選択する受光素子選択手段と、前記受光
素子選択手段によつて選択された受光素子の出力
信号に基づきめくり途中の紙幣が二重送りである
か否かを判定する二重送り判定手段とを具備する
ことを特徴とする。
「作用」 本考案によれば、吸引軸による紙幣のめくり取
り計数時において、めくり途中の紙幣に対し投光
部から照射された光の透過光が、受光素子群によ
りライン状に検出される。受光素子選択手段が受
光光量が最大の受光素子を選択すると、二重送り
判定手段は該受光素子の出力信号に基づき、めく
り途中の紙幣が二重送りのものか否かを判定す
る。これにより、めくり途中の紙幣がブレた場合
でも受光光量が最大の受光素子を選択するため、
検出点の位置を常に紙幣の図柄の無い部分ないし
は図柄の薄い部分に設定でき、この結果、従来の
ように紙幣のブレに起因した紙幣二重送りの検出
誤りを防止することができる。
「実施例」 以下、図面を参照して本考案の実施例について
説明する。
第2図、第3図は各々本考案の一実施例の機械
的構成を示す正面図であり、第1図の各部と対応
する部分には同一の符号を付し、その説明を省略
する。なお、これらの図において、回転筒位置セ
ンサと磁性材片8(第1図)は説明の簡単のため
に、図示省略する。
第2図において、符号20はセパレータであ
り、バツチソレノイド21が励磁されると、支点
22を中心に時計方向に回動して、計数終了紙幣
と計数前紙幣とを分離する。バツチソレノイド2
1が励磁されるタイミングは、装置に何らかの異
常があつた時、および、後述する二重送り検出時
である。次に、25,26は各々投光ユニツトお
よび受光ユニツトであり、各々第3図に示す構成
になつている。この図に示す25aは光源であ
り、その照射光はミラー25bで反射された後、
窓部25cを透過して、めくり途中にある紙幣1
2の幅方向の中央部に至つている。そして、紙幣
12を透過した透過光は、レンズ26aを通過し
た後、ミラー26bによつて反射されて、イメー
ジラインセンサ(以下ILSと略称す)26cの受
光面に至つている。このILS26cは、周知のよ
うに多数の受光素子がライン状に配列されたもの
で、各受光素子を順次スキヤンすることにより、
各々の出力信号が取り出されるようになつてい
る。
第4図は本実施例の電気的構成を示すブロツク
図である。
この図において、30は装置各部を制御する
CPU(中央処理装置)、31はCPU30で用いら
れるプログラムが記憶されたメモリであり、32
は各種データや演算結果が一時記憶されるRAM
である。この場合、CPU30は出力側I/Oポ
ート33を介して、外部機器へ制御信号を供給
し、また、入力側I/Oポート34を介して外部
機器からの指令信号やデータが供給されるように
なつている。出力側I/Oポート33に接続され
る外部機器には、ホルダ3を開閉するホルダモー
タ35、回転筒2を回転させる計数モータ36、
吸引軸1に連通している真空ポンプを駆動するポ
ンプモータ37、前述したバツチソレノイド2
1、計数枚数等を表示する表示部38およびILS
26cを駆動する駆動回路39がある。
また、ILS26cの出力信号(受光光量に対応
するアナログ信号)は、アンプ40によつて増幅
された後、A/Dコンバータ41に供給される。
そして、入力側I/Oポートに接続される機器に
は、上述したD/Dコンバータ41、二重送り判
定の判定レベルを選択するレベルスイツチ42、
計数開始を指示するスタート釦43、ホルダ3が
左に回動しきつた(開状態となること:第1図二
点鎖線参照)ことを検出するホルダ開検出スイツ
チ44、ホルダ3が閉じた(第2図、第3図に示
す状態)ことを検出するホルダ閉検出スイツチ4
5、前述した回転筒位置センサ7、および吸引軸
1の内部の圧力が所定圧力以下になつた時にオン
となるバキユームスイツチ46がある。
次に、上述した構成による本実施例の動作を、
第5図に示すタイミングチヤートおよび第6図に
示すフローチヤートを参照して説明する。
まず、第5図に示す時刻T1において、スター
ト釦43が押されると、スタート信号STがCPU
30に供給され、この結果、CPU30はホルダ
閉信号CLSをホルダモータ35に供給する(第5
図イ,ロ)。そして、時刻T2において、ホルダ閉
検出スイツチ45がホルダ3の閉状態を検知する
と、CLS30はホルダ閉信号CLSを停止するとと
もに、ポンプ駆動信号PMPと計数モータ駆動信
号CMDとを各々ポンプモータ37と計数モータ
36へ供給する(第5図ハ,ニ)。この結果、吸
引軸1内の圧力が降下してゆくとともに、回転筒
2が回転する。回転筒2が回転してゆくと、それ
まで“H”レベルにあつた回転筒位置センサ7の
出力信号SNSは、磁性材片8が検出されなくな
るため、寺刻T3において“L”レベルになり、
この結果、CPU30は計数モータ駆動信号CMD
を一旦停止する(第5図ニ,ホ)。
このように、計数モータ駆動信号CMDを一旦
停止させるのは、計数開始直前における回転筒2
の位置を、正確に合わせるためである。
そして、時刻T4において、吸引軸1内の圧力
が所定値以下になると、バキユームスイツチ46
がオンとなつて、信号VSWが出力される(第5
図ヘ)。信号VSWが出力されると、CPU30が
再び計数モータ駆動信号CMDを出力し、この結
果、回転筒2が再び回転を開始する。そして、回
転筒2が回転し、回転筒位置センサ7が磁性材片
8を検出すると、信号SNSが再び立上り(時刻
T5)、その直後において1枚目の紙幣が吸引軸1
によつて吸着される。そして、信号SNSが立上
つた時刻T5から所定時間(この時間はプログラ
ムもしくはタイマ等によつて設定される)経過し
た時刻T6において、CPU30は第5図トに示す
トリガパルスTRGを、駆動回路32へ出力する。
第3図はトリガパルスTRGが出力された瞬間
の、紙幣12が光学経路との関係を示しており、
この図に示す状態が二重送り判別の基準位置とな
る。
そして、トリガパルスTRGが出力されると、
駆動回路29はILS26cを駆動し、この結果、
ILS26cの各受光素子の出力が、順次アンプ4
0によつて増幅された後、A/Dコンバータ41
に供給される。そして、CPU30は、A/Dコ
ンバータ41を介して供給されるILS26cの各
受光素子の出力信号に基づいて二重送り否かの判
定を行う。
ここで、CPU30における二重送りのチエツ
ク動作を説明する。第6図は、二重送りチエツク
ルーチンを示すフローチヤートであり、この図に
示すステツプSP2では、トリガパルスの有無が判
定される。この判定が「NO」の場合は、ループ
l1を循環し、トリガ信号の発生を待つ。そして、
ステツプSP2での判定が「YES」となると、ステ
ツプSP3へ移り、RAM32内に設定されている
エリアAとエリアMAXとをクリアする。この場
合、エリアAはA/Dコンバータ41の最新の出
力データが格納されるエリアであり、また、エリ
アMAXはA/Dコンバータ41の出力データの
うち最大のデータ、すなわち、受光量が最も多い
ILS26c内の受光素子の出力信号に対応するデ
ータが格納されるエリアである。
そして、ステツプSP4においては、ILS26c
内のすべての受光素子が信号を出力し終えたかど
うかが判定され、「NO」の場合は、ステツプSP5
へ移つて、A/Dコンバータ41の現時点の出力
データをエリアAに代入する。そして、ステツプ
SP6へ移り、エリアA内の検出データがエリア
MAX内のMAXデータより大かどうかが判定さ
れる。この場合、エリアMAXがクリアされてい
るから、判定は「YES」となり、ステツプSP7
移つて、エリアA内のデータをエリアMAXに代
入し、その後にステツプSP4へ移る。
以下、同様にしてステツプSP4→SP5→SP6
SP4なるループか、ステツプSP4→SP5→SP6
SP7→SP4なるループを循環し、この結果、エリ
アMAX内には検出データのうち最大のものが代
入される。
そして、ILS26cの各受光素子が信号を出力
し終えると、ステツプSP4での判定が「YES」と
なり、ステツプSP8へ移る。ステツプSP8ではバ
キユームスイツチ46がオフかどうかが判定され
る。この場合、計数動作中であれば、吸引軸1内
の圧力は所定値以下にあるから、バキユームスイ
ツチ46はオン状態にあり、この結果、ステツプ
SP8での判定は「NO」となる。そして、ステツ
プSP9へ移り、判別タイミング信号JDTが出力さ
れたかどうかが判定される。この判定タイミング
信号JDTは、第5図チに示すように、信号SNS
の2回目以降の立上り時に出力されるパルス状の
信号であり、計数信号CNTを兼ねている。この
判別タイミング信号JDTが出力されるタイミン
グは、時刻T5以降においてめくられた1枚目の
紙幣が完全にめくり取られ、つ、2枚目の紙幣が
めくられる直前のタイミングである。そして、装
置は、判別タイミング信号JDTが出力された時
点で、計数値をインクリメントする。
今、時刻T7以前においては、判別タイミング
信号JDTは出力されていないので、ステツプSP9
の判定は「NO」となり、以後は判別タイミング
信号JDTが出力されるまで、ループl2を循環す
る。
そして、時刻T7において、判別タイミング信
号JDTが出力されると、ステツプSP9での判定が
「YES」となり、ステツプSP10へ移つて、レベル
スイツチ42によつて設定した二重判定レベル
が、エリアMAXのデータより大かどうかが判定
される。この判定が「YES」の場合は、ILS26
c内の各受光素子のうち最大の受光量のもので
も、二重判定レベルを越えない場合であり、すな
わち、紙幣が二重送りされて、透過光量が極端に
低下した場合である。そして、ステツプSP10
おいて「YES」となつた場合は、ステツプSP11
へ移り、バツチソレノイド21を励磁する。
この結果、セパレータ20(第2図)が時計方
向に回動し、めくられる前の紙幣とめくられた紙
幣とを分離する。この場合、二重送りされた紙幣
は、すでにめくられているので、めくられた後の
紙幣束のうち最前のもの(セパレータ20側の紙
幣)が、二重送りされた紙幣である。
そして、セパレータ20によつてめくられる前
の紙幣が押えられると、吸引軸1は新たな紙幣を
吸引することができず、この結果、吸引軸1内の
圧力が上昇して、バキユームスイツチVSWがオ
フする。したがつて、ステツプSP8での判定が
「YES」となり、二重送りチエツクルーチンおよ
び計数動作が終了する(ステツプSP12)。
一方、ステツプSP10での判定が「YES」の場
合(二重送りでない場合)は、再び、ループl1
移り、次のトリガパルスTRGの待機状態となる。
そして、以後は上述した動作をくり返す。
第5図に示すタイミングチヤートは、二重送り
が発生しなかつた場合のタイミングチヤートであ
り、時刻T8以後は時刻T6〜T7の動作がくり返さ
れる。そして、すべての紙幣の計数が終了する
と、吸引軸1に紙幣が吸引されなくなるため、吸
引軸1内の圧力が上昇し、この結果、例えば時刻
Tn+4(mは整数)において、バキユームスイツチ
46がオフする。そして、バキユームスイツチ4
6がオフすると、CPU30はポンプ駆動信号
PMPと計数モータ駆動信号CMDとを停止する。
次に、時刻To(nは整数)において、ホルダモー
タ開信号OPNが出力されると、ホルダ3が反時
計方向に回動し、このホルダ3の開状態が、開検
出スイツチ44によつて検出されると(時刻
To+1)、CPU30は、計数モータ駆動信号CMD
を、信号SNSが立上る時刻To+2まで出力し、回
転筒2の位置を初期状態に復帰させる。
上述した実施例においては、めくり途中にある
紙幣がブレたとしても、最も受光光量の多い受光
素子を選択することができるので、例えば、検出
点の位置を常に紙幣の図柄のない部分ないしは図
柄の薄い部分に設定(追従)することができ、こ
れにより、紙幣ブレによる検出誤りを防止するこ
とができる。
なお、上述した実施例におけるILS26cに代
えて、例えば、ホトダイオードアレイやその他の
受光素子群を用いてもよい。また、この実施例の
ように、ライン状の受光素子群を用いると、市販
のイメージラインセンサやホトダイオードアレイ
をそのまま使用することができ、好都合である。
また、トリガ信号TRGは、信号SNSを得る場
合と同様にして、磁性材片と近接センサとの組合
せによつて得るようにしてもよい。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、紙幣束ホ
ルダに装填された紙幣束中の各紙幣を回転筒に配
設された吸引軸により1枚づつ順次吸着してめく
り取りながら計数すると共にめくり途中の紙幣に
光を照射し、該照射による紙幣の透過光量に基づ
きめくり途中の紙幣の二重送りの有無を検出する
ように構成した紙幣計数機の二重送り検出装置に
おいて、めくり途中の紙幣の図柄のない部分を含
む領域に光を照射する投光部と、ライン状に配列
された複数の受光素子から構成された前記投光部
から紙幣に照射した光の透過光をライン状に順次
検出して受光する受光素子群と、前記各受光素子
の中から受光光量が最大の受光素子を選択する受
光素子選択手段と、前記受光素子選択手段によつ
て選択された受光素子の出力信号に基づきめくり
途中の紙幣が二重送りであるか否かを判定する二
重送り判定手段とを具備する構成としたので、以
下の効果を奏することができる。
めくり途中にある紙幣がブレるという不具合
が生じた場合においても、受光光量が最大の受
光素子を選択して該受光素子の出力信号に基づ
き二重送りの有無を検出することができるた
め、紙幣における検出点の位置を常に紙幣の図
柄の無い部分ないしは図柄の薄い部分に設定す
ることが可能となる。
上記により、従来のように紙幣のブレに起
因する紙幣二重送り誤検出を防止することがで
きるため、紙幣二重送りを正確に検出すること
ができる。この結果、装置の信頼性を大幅に向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の二重送り検出装置の構成を示す
正面図、第2図、第3図は各々本考案の一実施例
の機械的構成を示す正面図、第4図は同実施例の
電気的構成を示すブロツク図、第5図、第6図は
各々同実施例の動作を説明するためのタイミング
チヤートおよびフローチヤートである。 25……投光ユニツト(投光部)、26c……
イメージラインセンサ(受光素子群)、30……
CPU、31……ROM、32……RAM(以上30
〜32は受光素子選択手段および二重送り判定手
段)、42……レベルスイツチ(二重送り判定手
段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 紙幣束ホルダに装填された紙幣束中の各紙幣を
    回転筒に配設された吸引軸により1枚づつ順次吸
    着してめくり取りながら計数すると共にめくり途
    中の紙幣に光を照射し、該照射による紙幣の透過
    光量に基づきめくり途中の紙幣の二重送りの有無
    を検出するように構成した紙幣計数機の二重送り
    検出装置において、 めくり途中の紙幣の図柄のない部分を含む領域
    に光を照射する投光部と、ライン状に配列された
    複数の受光素子から構成され前記投光部から紙幣
    に照射した光の透過光をライン状に順次検出して
    受光する受光素子群と、前記各受光素子の中から
    受光光量が最大の受光素子を選択する受光素子選
    択手段と、前記受光素子選択手段によつて選択さ
    れた受光素子の出力信号に基づきめくり途中の紙
    幣が二重送りであるか否かを判定する二重送り判
    定手段とを具備することを特徴とする紙幣計数機
    の二重送り検出装置。
JP217584U 1984-01-11 1984-01-11 紙幣計数機の二重送り検出装置 Granted JPS60116581U (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58191093A (ja) * 1982-04-30 1983-11-08 Laurel Bank Mach Co Ltd 紙葉類計数機

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