JPH0248925B2 - - Google Patents

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JPH0248925B2
JPH0248925B2 JP56003018A JP301881A JPH0248925B2 JP H0248925 B2 JPH0248925 B2 JP H0248925B2 JP 56003018 A JP56003018 A JP 56003018A JP 301881 A JP301881 A JP 301881A JP H0248925 B2 JPH0248925 B2 JP H0248925B2
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current
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input
analog
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JP56003018A
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Jei Haazuru Piitaa
Jii Shatsufuaa Robaato
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Fischer and Porter Co
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Fischer and Porter Co
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Publication of JPH0248925B2 publication Critical patent/JPH0248925B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はサンプリング期間の間印加されるアナ
ログ電圧を関連する強さの出力電流に変換するよ
うにされたサンプリングシステム用のアナログ
(電圧)対電流変換器に一般的に関するもので、
特にサンプリング間隔を越えてその出力電流を維
持する手段を組込んだ、このタイプの変換器に関
するものである。
サンプリングシステムのよく知られた形式は、
デジタルマルチプレクサ、すなわち、いくつかの
入力または出力デジタル信号のグループ間で共通
の情報路を共有するのを可能とする装置である。
このような手段によつて、情報を、中央の処理装
置と、いくつかのデジタル入力または出力装置の
何れかとの間で転送することができる。
このように工業的プロセス制御作業においては
いろいろな地点、または現場局で得られるデータ
を遠隔の指示ターミナルまたは制御ターミナルに
送りそこでその情報をデジタル計算機で処理する
ことが必要となることがよくある。現場局から受
信ターミナルに伝達されるデータは、圧力、温
度、流速またはその他の作用可変量の変化であつ
てよい。そのようなデータは普通、検知された可
変量を、それに相当する電気的アナログ信号に変
換するアナログセンサの手段によつて得られる。
多重デジタルシステムにおいて、処理されるべき
アナログデータが先づ相当するデジタル信号に変
換されなければならない。
連続的データ即ちアナログデータからとられた
サンプルを1つのチヤンネルを経て遠隔のターミ
ナルに連続送信するよう動作する多重技術は知ら
れている。自動プロセス制御用の代表的な多入力
サンプルドデジタルマルチプレクサにおいて、そ
のシリーズになつている各アナログ入力は1度に
1つ得られ、それが処理され他の機能と結合され
る前に、デジタル形に変換される。出力は次にデ
ジタル計算機内で計算され、デジタル形で貯えら
れる。そのシステムはそれから1度に1つ他の入
力について順次に同様の動作を実行する。入力の
最後のものがこのように処理されて後に、そのマ
ルチプレクサはシリーズになつている最初のもの
に戻り連続サイクルを繰返しそれによつてデジタ
ル値の変更もしくは更新をする。結局シリーズに
なつている各デジタル的に貯えられた入力に関し
て新しい更新された出力が再び計算されるまであ
る測定可能な時間が経過することになる。
多くのプロセス制御の工業応用において、デジ
タル出力と同様アナログ出力は、各種の制御およ
び記録機能を遂行するのに必要となる。かくて、
そこでは最終の制御素子がアナログ信号の支配を
うける弁であり、その関連する記録器もアナログ
動作信号を必要とする可動チヤートパンレコーダ
であるような代表的プロセス制御ループにおいて
は、その制御ループからの検出された入力データ
の函数である計算機からのデジタル出力はアナロ
グ形態に変換されなければならない。米国におい
ては、プロセス制御および記録目的のための最も
一般的に受け入れられているアナログ出力は、4
乃至20mA(DC)範囲にある電流である。またし
かし、0乃至16mAおよび0乃至20mAのような
ゼロベースの電流出力は勿論のこと10乃至50mA
範囲も使用されている。
下記の2つのよく知られた変換技術の1つを用
いるには、デジタル電流出力からアナログ電流出
力に変換するに際し、今迄は一般的な慣例があつ
た。これらの技術の第1番目においては、貯えら
れたデジタル情報は、あるチヤンネルで標準のデ
ジタルアナログ変換器によつて電圧に変換され
る。多くのそのような電流出力が必要なとき、同
じラインで動作する同様の多くのチヤンネルが単
に並列に配列されてもよい。このような構成はし
たがつて、チヤンネルと同数のデジタルアナログ
変換器を必要とする。
経済的観点から、この目的のためデジタルアナ
ログ変換器を1つだけ使用し、その変換器の出力
が一群のアナログサンプルホールド回路に結合さ
れ、その回路の各々は、その直列になつているサ
ンプル信号のそれぞれ1つを保持するようにすれ
ばより安価なものとなる。この第2番目の既知の
技術においては、単一のデジタルアナログ変換器
がそれぞれのデジタル入力に切替えられ、それが
正しいアナログ出力電圧に達すると、適当なサン
プルホールド回路が動作状態にされ次のサンプリ
ング間隔に達するまでの期間中、その出力電圧を
得てその出力レベルに保持する。
このように第2の既知の技術においては、サン
プルホールド回路の総てが連続的に動作させら
れ、その出力アナログ電圧は、希望範囲にある電
流出力に変換される。第2の技術はうまく動作す
るが、なお比較的複雑で高価につく。その理由
は、各処理される値に対し1つのサンプルホール
ド回路と1つのアナログ電圧電流変換器が必要と
なるからである。また、その技術はシステムの不
正確さに寄与する誤差項の影響を受けやすい。
デジタルマルチプレクサと関連して動作するサ
ンプルホールド回路とアナログ電圧電流変換器に
おいて作用するもう1つの要素は、所謂リンギン
グである。例えば、デジタル的にサンプルされる
システムが比較的抵速で、たとえば、与えられた
入力における計算時間に1秒かかるとき、この間
隔内の入力データは著しい変化をうけるかも知れ
ない。したがつてサイクルからサイクルにわたる
電流出力は急激にステツプアツプし、階段状形態
の電流出力を生ずる。そしてその各ステツプは可
成り傾斜が急である。そのような大きなステツプ
はひどいリンギングを起し、それはシステム性能
に致命的になりうることがある。さらに雑音のあ
るシステムでは、これらの急激なステツプは実際
の状態を表わさないかもしれぬ。
上述に鑑み、本発明の主要な目的は、サンプル
システムで使用するアナログ電圧電流変換器を提
供することで、そのシステム内の変換器はサンプ
ルホールド機能を組込んでおり、それにより変換
機能とサンプルホールド機能の両方が比較的簡単
で、低価格の装置で効率的かつ安定に遂行され
る。
なおとくに、代表的な階段状のアナログ出力電
流変化を滑らかにするよう動作する上述の型の変
換器を提供することも本発明の目的の1つであ
る。したがつて、入力電圧値が変化した場合1つ
の電流レベルからもう1つの電流レベルへの転移
は大きいステツプではなくて、小さいステツプの
連続である。
本発明の目的は、また、低速のデジタルにサン
プルされるシステムから平滑なアナログ電流出力
を誘うよう適応された上述の型の安価な変換器を
提供することである。
簡単に述べると、これらの目的は、サンプリン
グ期間中、印加アナログ電圧をそれに関連した強
さをもつ出力電流に変換し、そのサンプリング以
外の期間はこの電流を保持するようにした本発明
による変換器によつて達成される。
この変換器は入力端子、出力端子および増幅器
のトランスコンダクタンスを変化させるバイアス
端子をもつ増幅器を有する。この増幅器のトラン
スコンダクタンスはバイアス電流に比例し、つま
りバイアス端子にサンプリングパルスを印加する
とその増幅器はサンプリング期間中動作状態とな
り、そうでなければその増幅器は非動作の状態の
ままである。
入力端子にアナログ電圧が印加された演算増幅
器は、サンプリング期間中出力電圧に応じて電流
制御手段の出力トランジスタを駆動する。そのト
ランジスタは直流電源に対して負荷と直列に接続
され、このトランジスタと共通電位との間にツエ
ナーダイオード及び抵抗が直列に接続される。ト
ランジスタが駆動されるとき、その抵抗を流れる
電流は饋還電圧を発生し、その電圧はその増幅器
の入力側に負帰還され、上記の印加アナログ電圧
に関連する強さをとる電流を発生させる。この増
幅器の出力に接続される保持回路はサンプリング
期期以外の期間駆動電圧を維持するよう動作し、
それにより出力電流を保持する。
第1図はサンプリングシステムと共に使用す
る、本発明によるアナログ電圧電流変換器(V/
C)の第1の実施例を示す。この変換器は、その
中にサンプルホールド機能を組込んでおり、一般
に数字10で示される。実際には、一連のアナロ
グ電圧値の各々を処理するため、別の変換器が設
けられよう。第1図にはこの目的のため、同様の
変換器10,10A,10B等10nに至るもの
のグループを示すが、変換器10の回路詳細のみ
が示してある。
V/C変換器10はデジタル計算機11と共に
動作するよう示してある。この計算機は多重シス
テム内に含まれており、一連のデジタル出力値を
発生し、その出力値の各々は入力データのそれぞ
れの値の関数である。この多重システムの詳細は
本発明の一部を形成するものでなく、それはどん
なサンプリングシステムにも応用できる。
計算機11は、その出力デジタル値を標準設計
のデジタルアナログ変換器12に連続的にかつ周
期的に供給するため動作する。この変換器の出力
は一群のV/C変換器への共通のリンクを与える
バス13に印加される。このV/C変換器の各々
には、共通のバス13に接続されるアナログ電圧
信号入力端子14とサンプリングパルス入力端子
15とがあり、いくつかの変換器の各サンプリン
グ入力端子は、別のラインを経て計算機にリング
されている。
V/C変換器10の主構成部品は自らのトラン
スコンダクタンスを変化させるバイアス端子を持
つた増幅器であつて、固体の集積回路の形が望ま
しい。
演算増幅器というものは差動入力をもつ1つの
直結型高利得増幅器であつて、その総合応答特性
を制御するため饋還がかけられている。システム
設計では、集積演算増幅器は、融通のきく、予測
できる低価格ビルデングブロツクとして広く受け
入れられており小型、信頼性、および温度追尾の
ようなモノリシツク集積回路の多くの利点を提供
する。
演算増幅器16はトランスコンダクタンス増幅
器として機能するようつくられる。よく知られて
いるように、理想的なトランスコンダクタンス増
幅器は、入力源の抵抗の大きさと、負荷の抵抗の
大きさに関係なく、印加される信号電圧に比例す
る出力電流を供給する。その理想的増幅器は無限
大の入力抵抗と無限大の出力抵抗を持つている。
本発明の現実の実施例においては、モデル
CA3080と、RCAの固体部門により市販された、
直線型のICオペレイシヨナル・トランスコンダ
クタンス増幅器(OTA)が用いられる。この
OTA装置は、差動入力を持ち、その非反転端子
(+)はRCAによりピン3として同定され、その
反転端子(−)はピン2として同定される。この
RCA装置のピン7は動作電源端子(V+)であ
り、ピン4は(V−)であり、ピン5は増幅器の
バイアス入力端子である。この増幅器は、シング
ルエンドのプツシユプルA級出力(ピン6)をも
つ。RCAのOTA装置は、それがオンの状態にあ
るときのみ電力を消費するという点で、多重動作
には特に適当である。
この増幅器は、高出力インピーダンスと、その
トランスコンダクタンス(gn)が増幅器のバイ
アス電流に直接比例しているという事実とにその
特徴がある。それゆえ、ピン5における増幅器の
バイアス入力はオン−オフのゲート制御に用いら
れ、サンプリング期間中のみ増幅器を動作状態に
する。
D/A変換器12からのアナログ出力電圧はバ
ス13と端子14を経て、所謂共通ラインを基準
とする増幅器16の非反転入力(+)ピン3に印
加される。よつて第1図の記号Eは、増幅器16
への入力アナログ電圧を表わす。増幅器の出力ピ
ン6は、電界効果トランジスタ(FET)18の
ゲートGに接続される。FETは2種類あり、1
つは接合形で、他の1つは金属酸化物半導体
(MOS)形である。FETの入力インピーダンス
は、入力回路の逆バイアスダイオードのため高
い。接合形FETにくらべると、MOS形トランジ
スタはより高い入力インピーダンスをもつてい
る。
DC電源が、その増幅器に電力を供給し、その
電源の正端はピン7に接続され、負端はピン4に
接続され、共通ラインにゆく。電流制御手段は増
幅器16に結合され、FET18、ツエナーダイ
オード20、および固定抵抗21を経て電源の
正、負端に直列に接続された負荷により構成され
る。
ツエナーダイオード20は電圧基準として動作
し、この動作は、そのpn接合のアバランシエ特
性に基いている。反転(−)入力ピン2はこの回
路網のツエナーダイオード20と抵抗21とに接
続される。サンプリング入力端子15は、抵抗2
2を経て増幅器16のバイアスピン5に接続され
る。蓄電器24と直列の抵抗23により構成され
るサンプルホールド回路は出力ピン6と共通ライ
ン間に接続される。
動作中、計算機11はその出力デジタル値を
D/A変換器12に連続的に供給し、変換器12
は一連のアナログ値を発生し、そのすべてはバス
13を経て、V/C変換器群に、それらの信号入
力端子14を経て印加される。
同時に、計算機11は、同じ順序でV/C変換
器に正のサンプリングパルスを印加するよう動作
する。それゆえ、D/A変換器12がそのシリー
ズの第1のアナログ電圧を適当なレベルで発生さ
せるとき、V/C変換器10はゲートオンの状態
となり、D/A変換器12がそのシリーズの第2
のアナログ電圧を発生させると、V/C変換器1
0Aがゲートオンの状態となり、この連続動作
は、そのシリーズのすべてのアナログ電圧が、
V/A変換器10乃至10nより変換されるまで
継続する。どれか1つのV/C変換器が、計算機
によりオンにさせられると、すべての他の変換器
は非動作状態、即ちバイアスオフの状態にされ
る。
そのサンプルホールド回路の動作を考察する前
に、そのV/C変換器の動作を、簡単なアナログ
電圧電流段階の観点から分析しよう。固定の正の
DC電圧が抵抗22(サンプリング入力)を経て
増幅器16のバイアスピン5に印加されると、増
幅器16はオン状態となり、丁度正規の演算増幅
器のように動作する。
したがつて、共通線を基準とする入力電圧Eが
増幅器16の非反転入力ピン3に印加されると、
電流制御手段のツエナーダイオード20および抵
抗21に直列になつているFET18を経て負荷
19に流れこむ電流が、抵抗21から導かれ反転
入力ピン2に供給される電圧と、非反転入力ピン
3における電圧と等しくするような電流値となる
よう増幅器16のピン6における出力はFET1
8のゲートに印加される駆動電圧を調整する。こ
のことは、発生される饋還電圧が電圧Eに等しい
とき発生する。その結果、抵抗21を流れる電流
は、オームの法則により電圧Eを抵抗21の抵抗
値で除したものに等しい値をとる。
この電流はFET18のゲートGにおけるゲー
ト電流と負荷19における電流との和である。
FETのゲート電流は非常に低く無視できるから、
抵抗21を通る電流は負荷19を通る電流に等し
い。実際にはFET18はそのシステムの電力要
件如何により接合形であつても、電力形MOS装
置であつてもよい。
RCA、CA3080の場合、演算増幅器のピン6に
おける出力電圧は、その内部構造の制限から共通
線に対し約2V以内になるにすぎないので、その
増幅器が決して制御機能を失わぬようにFET1
8における電圧を上昇させる手段が必要となる。
ツエナーダイオード20の端子間の電圧降下がこ
の機能を果たす。保持回路中の抵抗23と蓄電器
24とは、この電圧電流変換モードでは必要でな
いが、それらはこのモードで、その変換器を安定
化するよう動作する。
上述の議論において、そのアナログ電圧電流モ
ードV/C変換器の動作のみを考察したが、次に
簡単なサンプルアンドホールドモードにおける動
作を説明する。
演算増幅器16はトランスコンダクタンス増幅
器として働くので、そのトランスコンダクタンス
(gn)は下記の式に依存する。
gn=Δiput/Δeio (1) gn=K×i(pin5) (2) (1)式にiput=eio/Rputを代入すると gn=1/Rput (3) Rput=1/gn (4) 式(2)からi(pin5)が0ならば、トランスコン
ダクタンスgmは0となることは明らかであろう。
また式(4)からgnが0のとき Rput=無限大 ここに、 iput=出力電流 eio=入力電圧 eput=出力電圧 Rput=出力抵抗 i(pin5)=IABC=ピン5への電流 入力電圧Eが信号入力端子14に印加され又正
の電圧がサンプリング入力端子15に印加された
と仮定しよう。それによりある電流を、この端子
を増巾器バイアスピン5に接続する抵抗22に流
し、その増巾器をオンにし、出力ピン6に出力電
圧を、また前述したように抵抗21を通る電流を
つくる。
その上記保持回路中の蓄電器24は抵抗23を
経て出力ピン6に接続されるので、ピン6に接続
されるFET18のゲート上の電圧までその蓄電
器は充電される。もし今、端子15に印加された
サンプリング電圧が取除かれるか、または共通線
に接続されるかすると、増巾器はオフとなり、こ
れが保持状態である。この状態で、増巾器バイア
スピン5に入りこむ電流は0となり、その増巾器
のトランスコンダクタンスを0に低下させ、増巾
器の出力インピーダンスを無限大にさせる。
FET18のゲート抵抗はまた非常に高いので、
蓄電器24は実質的に放電路を持つていない。そ
れゆえその荷電を維持し、それにより、入力電圧
Eにどんなことが起ろうとかかわりなく抵抗21
中の出力電流を維持するためFET18のゲート
G上の駆動電圧を保持する。
実際には、ある変化速度が、蓄電器24上の電
荷におこる。それは内部および外部漏洩路のため
である。さらに、繰返すサンプリング経過では、
各新しいサンプリングサイクルの場合、蓄電器上
の保持電圧はアナログ電圧の更新値を表わすこと
が必要となる。
かくて、V/C変換器10は、ただアナログ電
圧を関連する電流値に変換する働きをするばかり
でなく、この電流をサンプリング以外の期間保持
するようにも動作する。
第2図に示すV/C変換器回路は、負荷19の
接続する箇所の違いの点を除いては第1図と根本
的には同一である。第2図の実施例においては、
ツエナーダイオード20はDC電源の正端の装置
内の電圧Aラインとの間に接続され、その装置内
に抵抗23に直列の蓄電器24により形成される
保持回路はラインAと出力ピン6との間に接続さ
れる。一方抵抗21と直列のFET18により形
成される電流制御手段は、ラインAと共通線につ
ながる負荷19′との間に接続される。この装置
において、入力電圧信号Eは非反転入力ピン3と
ラインAとの間に印加される。
第2図の装置のツエナーダイオード20は第1
図の装置のものと同じ機能をする。しかしそれが
電力線(+)とラインAとの間に位置するので、
同様の変換器の一群に共通にすることができ、ま
た第4図に示すようにそれによつて共用すること
ができる。第2図の装置の動作の基礎となる理論
は第1図のそれと根本的には同じである。
第2図において、FET18は、出力電流の流
れを制御するので、電力FETでなければならぬ。
このタイプのFETは比較的高価であるので、
V/C変換器の価格を減少させるためには、第3
図に示す実施例において、電流制御手段のFET
18は出力トランジスタ25に置き換えられる。
このトランジスタは増巾器のピン6に接続される
駆動トランジスタ26により導電される。かく
て、出力ピン6に発生される電圧は、駆動トラン
ジスタ26を働かせ、それは出力トランジスタ2
5をオンにする。この変換器の動作は、すべての
他の点において、第2図に示すものと同一であ
る。
第4図において、一群のアナログ電圧電流変換
器10,10A、および10Bのそれぞれは第3
図に示すタイプのもので示される。実際には、そ
のシリーズになつている処理すべきサンプルされ
たアナログ電圧と同数の変換器がその群中に用意
される。
ツエナーダイオード20はV/C変換器のすべ
てに共通であり共用され、それによりもつと経済
性を発揮することが第4図で判るであろう。ま
た、すべての信号入力端子は、バス13に接続さ
れ、D/A変換器12により発生される一連のア
ナログ電圧を受ける。その一群のV/C変換器
は、デジタル計算機またはそのサンプリングシス
テムに係わる任意の他の装置によつて各変換器の
サンプリング入力15に印加されるサンプリング
パルスによつて順次にオンにされる。
第5図を参照すると、本発明によるアナログ電
圧電流変換器10の代表的電流出力が図形的に示
され、その電流出力は、時間尺度(0〜6)の時
間に対しプロツトされている。その時間尺度にお
いて隣接する数の間の期間は計算間の時間間隔を
表わす。例として、それが1秒の計算周期である
としよう。1と2との間の電流ステツプは1つの
アナログサンプルの電流レベルを表わし、2と3
との間のステツプはその次のアナログサンプルの
電流レベルを表わし、以下同様である。かくて、
合成電流出力の形は階段状となる。
各連続するステツプは、検出される可変量の更
新された値を表わし、いくつかのステツプは非常
に傾斜が急であり、他のものは比較的短い。この
形の出力は多くの目的に対し受け入れられている
が、ある応用面では大きなステツプがひどいリン
ギング、すなわちシステム性能に致命的な現象を
招くことがある。さらに、雑音のあるシステムで
は、電流レベルで遭遇する著しい変化は現実の変
化するデータ状態を表わさないで雑音のサージを
表わすかもしれない。それゆえ、本発明による変
換器において、電流変化の速度を制限することに
よつて、電流出力変化を幾分滑かにすることが望
ましい。
前述の増幅器の動作の説明において述べたトラ
ンスコンダクタンスの式(1)は、RCAのモデル
CA3080のようなオペレイシヨナル・トランスコ
ンダクタンス増幅器の出力電流を、その増幅器の
トランスコンダクタンスを変えることにより、入
力信号Eのある一固定値に対しセツトできること
を示している。このことは式(2)から明らかなよう
にピン5に流入するバイアス電流を変化すること
により実施できる。そしてこのバイアス電流の変
化はサンプリングパルス入力端子15とピン5と
の間に設けられた抵抗22の値を変化することに
より行われる。
ある予めきめた抵抗値をもつ抵抗22に対しサ
ンプリング時間が固定されていればそのサンプリ
ング時間内に出力ピン6に接続された保持回路の
蓄電器24に充放電される最大電荷量は、ある一
定量に定まるであろう。このことによつてサンプ
ル当りの最大電流ステツプが制限される。
第5図と共に与えられた例におけるシステムは
1秒につき1回だけデータを計算するにすぎない
が、そのシステムはその計算されたデータをもつ
と大きな頻度でサンプルすることができる。かく
て、第6図は、ある装置に対する電流出力曲線を
示し、その装置内ではデータは第5図におけるよ
うに1秒に1回計算されるが、1秒に4回サンプ
ルされ、その最大勾配は抵抗22によつて制限さ
れる。
第7図は同じシステムを示すが、異つた最大勾
配をもつている。このことは、抵抗22に対し異
る値を選択することにより達成される。計算間隔
内で十分大きい頻度でサンプリングを行うことに
よつて、階段状のステツプの大きさを著しく減少
でき、比較的平滑な電流出力曲線をうることがで
きる。それにより出力電流の大きなかつ不意の変
化を避けることができる。
異る最大勾配を選ぶのが望ましいシステムで
は、2つのデジタル技術が利用できる。そのサン
プルホールドがオンに保たれている時間の長さを
変えることができる。その時間が長ければ長い
程、電流ステツプは大きい。あるいは同じ結果を
達成するのに便利ならば、1秒毎のサンプルの数
を変化することもできる。
第1図乃至第4図の実施例においては、アナロ
グ入力電圧信号は演算増幅器16の非反転入力ピ
ン3に与えられる場合について示されているが、
この入力電圧信号を反転入力ピン2に与えるよう
にしてもよい。その場合の第1図に示したV/C
変換器10に対応する例を第8図に示す。アナロ
グ入力電圧信号は端子14から抵抗27を介して
演算増幅器16の反転入力ピン2に与えられ非反
転入力ピン3は一定電位に保たれ、例えば接地さ
れる。又ツエナーダイオード20と抵抗21との
接続点の電圧は反転入力ピン2へ負帰還される。
その他の構成は第1図と同じであり、基本的動作
原理も第1図のV/C変換器と同じであるので説
明は省略する。
本発明によるサンプルされるシステム用のアナ
ログ電圧電流変換器の好ましい実施例を示しかつ
説明してきたが、多くの変化と変更とが、その根
本的精神から離れることなく、その中でつくるこ
とができるが察知されよう。
以上述べたように、この発明のアナログ電圧電
流変換器によれば、演算増幅器のバイアス端子に
サンプリングパルスを与えてサンプリングする期
間、演算増幅器を動作状態にし、入力端子に印加
されるアナログ電圧を、その電圧に比例した電流
に変換することができ、しかも演算増幅器のバイ
アス端子に流入するバイアス電流の制御によりト
ランスコンダクタンスを制御できる。従つて演算
増幅器の出力をバイアス電流を用いて制御でき
る。また演算増幅器の出力側に設けた保持回路に
よりサンプリング期間以外においても、電流制御
手段を動作状態に駆動して負荷に流れる電流を保
持することができる等の特徴を備えたアナログ電
圧電流変換器である。
本発明のアナログ電圧電流変換器はこのような
特徴を備えたものであるため、例えば第6図に示
されるように入力されるアナログ電圧に対して、
その計算間隔内で十分大きい頻度、つまりサンプ
リングパルスの周期を短かくし、かつバイアス電
流を小さく設定することにより階段状の出力電流
のステツプの大きさを著しく減少でき、比較的平
滑な電流出力が得られるため、出力電流の大き
な、かつ不意の変化を避けることができる効果が
得られる。またこのような変換機能と保持回路の
両方が比較的簡単に構成でき、従つて低価格に製
造できる効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、1つのデジタル計算とともに動作す
る本発明によるアナログ電圧電流変換器の1つの
好ましい実施例を概略的に示し、第2図は、その
変換器の第2の実施例の回路を示し、第3図は、
その変換器の第3の実施例の回路を示し、第4図
は、共通のツエナーダイオードを共用する一群の
変換器を示し、第5図は、その変換器の代表的な
階段状電流出力を示し、第6図は、本発明による
平滑化された階段状電流出力の1つの形を示し、
第7図は、本発明による平滑化された階段状電流
出力の今1つの形を示し、第8図は本発明による
アナログ電圧電流変換器の他の実施例を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電流に変換する入力電圧が印加される入力端
    子と、サンプリングパルスが印加されるバイアス
    端子と、出力端子とを有し、トランスコンダクタ
    ンスが上記バイアス端子に印加されるサンプリン
    グパルスに依存する演算増幅器と、 この演算増幅器の出力端子に得られる出力信号
    に応じて負荷に流れる電流を制御する電流制御手
    段と、 直流電源に対して前記負荷と直列に接続された
    ツエナーダイオード及び抵抗と、前記抵抗に発生
    する電圧を前記演算増幅器の入力側に負帰還する
    手段と、 前記演算増幅器の出力端子と共通電位間に接続
    された抵抗とコンデンサとの直列回路からなる保
    持回路と、 からなり、前記演算増幅器は前記バイアス端子に
    サンプリングパルスが印加されている期間、入力
    電圧を増幅する動作を行い、前記保持回路のコン
    デンサはサンプリング期間中発生する電流によつ
    て充電され、この充電電圧によりサンプリング期
    間以外の期間前記電流制御手段が駆動され、それ
    により前記負荷に流れる電流を引続いて保持する
    ことを特徴とするアナログ電圧電流変換器。
JP301881A 1980-01-16 1981-01-12 Analog voltage current converter Granted JPS56116129A (en)

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JPH07148032A (ja) * 1993-12-01 1995-06-13 Oomu Denki:Kk ラック
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