JPH0248792Y2 - - Google Patents

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JPH0248792Y2
JPH0248792Y2 JP11142084U JP11142084U JPH0248792Y2 JP H0248792 Y2 JPH0248792 Y2 JP H0248792Y2 JP 11142084 U JP11142084 U JP 11142084U JP 11142084 U JP11142084 U JP 11142084U JP H0248792 Y2 JPH0248792 Y2 JP H0248792Y2
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JP
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inner box
plate
freezer
bending
side plates
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JP11142084U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案はチエストタイプの冷凍庫に係わり、
特に冷却パイプを固着した内箱の構成に関するも
のである。
[従来の技術] 第1図はたとえば実開昭55−143481号公報に示
す従来装置を示すもので、図において2は1枚の
側板7を4ケ所を直角に曲げて4側面を形成し、
底板を接合した金属製内箱で、側板の外面に横方
向に蛇行して固着した冷却パイプ13で構成して
いる。
このように構成された冷凍庫では、側板7に平
板の状態で冷却パイプ13を接着、ロウ付などの
方法で固着させた後、側板を4ケ所折曲げてから
底板を接合して内箱を形成するが、一般にチエス
トタイプの冷凍庫はかなり容積が大きいため、内
箱も大きくなる。
このように一体の側板で内箱を形成するには冷
却パイプの固着ならびに側板の折曲げに相当大が
かりな設備を必要とし、小ロツト生産の場合は特
にコスト高となるという問題があつた。
また、内箱を箱状に形成した後、冷却パイプを
取付ける方法では、蛇行状に形成した大きな冷却
パイプを不安定な状態で内箱に取付けるため作業
性が悪く、熱伝達性のよい確実な取付けは困難で
あつた。
[考案の概要] この考案は以上のような欠点を除去し、冷却効
率のよい冷凍庫を設備費用を余りかけないで、安
価に製作できるようにしたものである。
[考案の実施例] 以下、この考案の一実施例を図によつて詳細に
説明する。
図において、1は上面開口した例えば塗装アル
ミニウム板などを使用した金属製の内箱2と鋼板
製の外箱3と、これらの両箱間の上端間隙を塞
ぐ、プラスチツク製の枠体4と、これらによつて
密閉された空間に充填される硬質ポリウレタン等
の発泡性断熱材5等により構成した冷凍庫本体
で、上面開口には開閉自在な扉6を備えている。
上記内箱2の側板7は第3図、第4図に示すよ
うに隣接する2側壁を一体に折曲げ形成した2枚
の側板7a,7bからなり、それぞれ対角にある
一端を外側に直角に折曲げ、曲げ返してV字状の
係合溝8a,8bを形成し、他端は平板のまま係
合端9a,9bとし、第5図に示すように互に係
合溝8a,8bに相手の係合端9a,9bを挿入
し、かしめ加工によつて接合して形成する。
10は平板状の底板で、その周縁を側板7a,
7bの下端に形成した係合溝11a,11bに挿
入し、かしめることにより組立てる。
このかしめ加工は軽い力でできるので、小ロツ
ト生産の場合は手工具でもできる簡単な作業であ
る。また接合部には耐水性のテープ12を貼り、
内箱内の除霜水が断熱材5中に侵入することを防
ぐようにしている。
冷却パイプ13は圧縮機14、放熱パイプ1
5、毛細管16、吸入パイプ17等で構成される
冷凍装置の一部で、側壁部分では横方向に蛇行
し、上記側板7a,7bのそれぞれに隣接する2
面にまたがつて配設し、粘着剤付のアルミニウム
箔のような粘着フイルム18によつて貼付けられ
ている。
また、この粘着フイルム18にはスリツト18
aが切つてあり、平行する冷却パイプ間の部分で
もよく密着するようにしてある。
側面の冷却パイプ13a,13bの90゜曲げ部
分14はその前後で外側に少し曲げて、側板の角
部と離すようにし、冷却パイプ13の直線部で側
板7との密着をよくしている。また底面の冷却パ
イプ13cは平面内に蛇行し、粘着フイルムで側
面と同様に貼付けられている。
このように固定された側面の冷却パイプ13a
の上端を毛細管16と接続し、下端部を他の側面
の冷却パイプ13bの上端に接続している。そし
て他の側面の冷却パイプ13bの下端を底板10
と冷却パイプ13cに接続するとともに、底板下
面の冷却パイプの出口はヘツダー19と接続し、
さらに圧縮機14に導く吸入パイプ17へと接続
している。
このように冷却パイプ13の上段部を入口に近
く配列し、庫内の上部が比較的温度が高くなる傾
向を軽減している。
また冷却パイプを底面にも配設して底面から冷
やすようにしたから、多量の食品貯蔵の場合でも
十分な冷却効果を有することができる。
一方、外箱3は第2図に示すように鋼板を略コ
字状に折曲げて本体の前面、両側面を形成する側
板20と後板21と底板22により構成されてい
る。
また第6図に示すように後板21の裏側には放
熱パイプ15が横方向に蛇行し、粘着剤付アルミ
ニウム箔のような粘着フイルム23で貼付けてあ
る。
後板21は上記のように放熱パイプ15を配設
した後、上記側板20、底板22の端縁を内側に
折曲げたフランジ部20a,22aとねじ24に
よつて締結固定している。
このように組立てられた外箱3の中に上記内箱
2を組入れ枠体4を嵌めた後、発泡性断熱材5を
注入して本体が完成する。放熱パイプ15の入
口、出口は機械室25を形成する切欠き21aか
ら導出され、他の配管に接続される。
このように放熱パイプを分割式外箱の後板面の
みに配設し、あらかじめ後板裏面に粘着フイルム
で貼付けておき、その後、後板を取付けるように
したので、従来のように箱状に形成した後、外箱
の各内面に放熱パイプを取付ける作業に比べ、生
産性にすぐれている。
[考案の効果] 以上述べたように、この考案は内箱の側板を隣
接する2側壁を一体に折曲げ形成した2つの側板
に分けて対向配設し、これら接合の一端に係合溝
を形成しこの係合溝に他方の係合端にそれぞれ挿
入、固定するとともに冷却パイプをそれぞれの側
板に対応して分割して固着して形成するようにし
たから、チエストタイプの大形の冷却パイプ付内
箱を大形の専用設備なしで製作することができ、
小ロツト生産でもコスト高とならない経済性を有
する。
また側板、冷却パイプも部品の段階ではL字状
なので重ね置きができ、保管場所が少なくて済む
など多大の実用的効果を有するものである。
なお、上記実施例では冷凍庫について述べた
が、冷蔵庫にも適用できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の冷凍庫の内箱を示す斜視図、第
2図はこの考案による冷凍庫を一部切欠いて示す
背面斜視図、第3図はこの考案による冷凍庫の内
箱の斜視図、第4図は第3図に示す内箱の分解斜
視図、第5図は第3図の−線の断面図で、か
しめ加工の説明図、第6図はこの考案による後板
の斜視図である。 なお図中同一符号は同一、または相当部分を示
し、2は内箱、3は外箱、7は側板、8a,8b
は係合溝、9a,9bは係合端、13は冷却パイ
プである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上面開口した金属製内箱、外箱、これら両箱間
    で形成される空間に充填される発泡性断熱材等か
    らなる冷凍庫において、 隣接する2側壁を一体に折曲げて形成し、それ
    ら側壁外面にまたがるように冷却パイプを横方向
    に蛇行させて固着した側板、これら2枚の側板を
    4角状に対向配設するとともに底面に底板を設
    け、これら側板と側板、又は側板と底板のそれぞ
    れの接合部の一端を折曲げて係合溝を形成し、こ
    の係合溝に接合部の他端縁をそれぞれ係合固着し
    て形成した内箱を備えたことを特徴とする冷凍
    庫。
JP11142084U 1984-07-23 1984-07-23 冷凍庫 Granted JPS6127089U (ja)

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JP11142084U JPS6127089U (ja) 1984-07-23 1984-07-23 冷凍庫

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JP11142084U JPS6127089U (ja) 1984-07-23 1984-07-23 冷凍庫

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Publication Number Publication Date
JPS6127089U JPS6127089U (ja) 1986-02-18
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JP11142084U Granted JPS6127089U (ja) 1984-07-23 1984-07-23 冷凍庫

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2644804B2 (ja) * 1988-02-17 1997-08-25 松下冷機株式会社 貯蔵庫
JP5049468B2 (ja) * 2005-03-29 2012-10-17 国立大学法人東北大学 断熱容器及びその製造方法

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JPS6127089U (ja) 1986-02-18

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