JPS6035029Y2 - 断熱箱体 - Google Patents
断熱箱体Info
- Publication number
- JPS6035029Y2 JPS6035029Y2 JP1977057726U JP5772677U JPS6035029Y2 JP S6035029 Y2 JPS6035029 Y2 JP S6035029Y2 JP 1977057726 U JP1977057726 U JP 1977057726U JP 5772677 U JP5772677 U JP 5772677U JP S6035029 Y2 JPS6035029 Y2 JP S6035029Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- outer shell
- inner box
- inward
- outward flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Refrigerator Housings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は冷蔵庫、冷凍庫等に使用する外殻と内箱、およ
び外殻と内箱の間に充填される断熱材等よりなる断熱箱
体に関し、特に外殻と内箱両者間の結合に係る。
び外殻と内箱の間に充填される断熱材等よりなる断熱箱
体に関し、特に外殻と内箱両者間の結合に係る。
従来、第8図に示すように外箱aに内側にのびる内向フ
ランジbを折曲形威し、さらに内向フランジbの裏面よ
り後方にのびる係止フランジCを形成するとともに、外
箱aの後面開口部(図示せず)より内箱dを挿入しその
外向フランジeを係止フランジCに当接したのち、係止
フランジCの一部に適数個設けた係止爪片fを外向フラ
ンジeの上面に折りまげて、外箱aと内箱dを固定する
ものが知られている。
ランジbを折曲形威し、さらに内向フランジbの裏面よ
り後方にのびる係止フランジCを形成するとともに、外
箱aの後面開口部(図示せず)より内箱dを挿入しその
外向フランジeを係止フランジCに当接したのち、係止
フランジCの一部に適数個設けた係止爪片fを外向フラ
ンジeの上面に折りまげて、外箱aと内箱dを固定する
ものが知られている。
しかし、このように係止爪片fを内向フランジbと平行
な折曲線gにて折曲した場合は、係止爪片fのスプリン
グバックにより爪片fと外向フランジeとの間に隙間が
生じ、また組立品の移送時等の外力によってその隙間が
大きくなりやすいもので、シーラーあるいは発泡断熱材
の漏洩に対して良好なものとはいえなかった。
な折曲線gにて折曲した場合は、係止爪片fのスプリン
グバックにより爪片fと外向フランジeとの間に隙間が
生じ、また組立品の移送時等の外力によってその隙間が
大きくなりやすいもので、シーラーあるいは発泡断熱材
の漏洩に対して良好なものとはいえなかった。
本考案は上記従来の欠点を解消するもので、その目的は
、自動組立がしやすく、製造コストを低減することにあ
る。
、自動組立がしやすく、製造コストを低減することにあ
る。
さらに、組立作業中の運搬時に生じる外力に対して外殻
と内箱の結合部のはずれ、変形を防止することにある。
と内箱の結合部のはずれ、変形を防止することにある。
さらにまた、結合部の接触力を向上して、シーラー、接
着材、あるいは発泡断熱材等の漏洩を減少することにあ
る。
着材、あるいは発泡断熱材等の漏洩を減少することにあ
る。
また、内箱成形時のフランジの板厚変動、あるいはバラ
ツキに係りなく接触力を均一にすることにある。
ツキに係りなく接触力を均一にすることにある。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
第1図〜第7図において、1は冷蔵庫本体で、鉄板で形
成した外殻2と、合成樹脂板を真空成形により形成した
内箱3と、外殻2と内箱3との間に発泡充填したウレタ
ン等の断熱材4とよりなる。
成した外殻2と、合成樹脂板を真空成形により形成した
内箱3と、外殻2と内箱3との間に発泡充填したウレタ
ン等の断熱材4とよりなる。
5は冷却器である。外殻2は、上板6、側板7,7′、
底板8を−連に折曲して形成してあり、別体の後板9を
取付けて外箱を構成する。
底板8を−連に折曲して形成してあり、別体の後板9を
取付けて外箱を構成する。
10は本体1の前面開口部11の内側にのびる内向フラ
ンジで、折返し部10′を形成し、さらに後方にのびる
立上り片12をロールホーマー等により形成しである。
ンジで、折返し部10′を形成し、さらに後方にのびる
立上り片12をロールホーマー等により形成しである。
13は立上り片12に適当な間隔を介して例えば一辺に
対して2〜3ケ所形威した係止爪である。
対して2〜3ケ所形威した係止爪である。
この係止爪13は、内向フランジ9、折り返し部10′
立上り片12を形成する前に、立上り片12相当部分に
、略り字状の切欠を形成しておくことにより形成する。
立上り片12を形成する前に、立上り片12相当部分に
、略り字状の切欠を形成しておくことにより形成する。
係止爪13の後方辺13′は立上り片12より突出して
おり、この係止爪13を折曲する治具のつかみ代を保証
している。
おり、この係止爪13を折曲する治具のつかみ代を保証
している。
また内箱3の前端周縁部に設けた外向フランジ14へ当
接する当接辺13″は内方後方に傾斜している。
接する当接辺13″は内方後方に傾斜している。
15は凝縮器16とキャピラリーチューブ17との間の
高圧冷媒配管で、立上り片12の外側の間隙18内に収
納し、本体1の開口部11周辺の霜付防止用加熱体とし
て利用される。
高圧冷媒配管で、立上り片12の外側の間隙18内に収
納し、本体1の開口部11周辺の霜付防止用加熱体とし
て利用される。
19は圧縮機である。
また、20は高圧冷媒配管15の固定並び内箱3の外向
フランジ14と外殻2の内向フランジ10をシールする
熱溶融性接着材である。
フランジ14と外殻2の内向フランジ10をシールする
熱溶融性接着材である。
21は外殻2の後方フランジで、後板9の周縁を載置す
る。
る。
22は治具、23は外殻2の後方開口部である。
上記構成において、次にその組立要領を説明する。
外殻2と内箱3の間隙を規制した治具22上に、外殻2
を配置し、高圧冷媒配管15を外殻2の後方開口部23
より立上り片12の外側にくるように納める。
を配置し、高圧冷媒配管15を外殻2の後方開口部23
より立上り片12の外側にくるように納める。
その後、後方開口部23より、内箱3を挿入する。
このとき係止爪13は立上り片12と同一平面内にのび
ているため、内箱3の挿入に支障はない。
ているため、内箱3の挿入に支障はない。
そして治具22により外殻2と内箱3は所定の間隙に保
たれる。
たれる。
次に外殻2の後方フランジ21と内箱3の隙間より治具
を挿入して係止爪13を挾持し、第4図の矢印Mで示す
方向に折曲して、外殻2と内箱3を固定する。
を挿入して係止爪13を挾持し、第4図の矢印Mで示す
方向に折曲して、外殻2と内箱3を固定する。
このとき、係止爪13の折曲線L(第4図および第5図
)が内向フランジ10と直交していることに注意された
い。
)が内向フランジ10と直交していることに注意された
い。
しかるのち、熱溶融性接着材20を流し、後板9にて外
殻2の後方開口部23をふさぎ、発泡断熱材4を充填し
て組立を完了する。
殻2の後方開口部23をふさぎ、発泡断熱材4を充填し
て組立を完了する。
かかる構成により、係止爪13はその折曲線りが内向フ
ランジ10と直交しているため、従来のものに比べて、
スプリングバックによる係止爪13のもどりに対して何
ら影響がなく、また通常は係止爪13の当接片13″が
外向フランジ14に多少くい込むためもどりはほとんど
生じない。
ランジ10と直交しているため、従来のものに比べて、
スプリングバックによる係止爪13のもどりに対して何
ら影響がなく、また通常は係止爪13の当接片13″が
外向フランジ14に多少くい込むためもどりはほとんど
生じない。
また従来に比較して内向フランジ10と外向フランジ1
4を離す方向の力が加わっても強固である。
4を離す方向の力が加わっても強固である。
更に、当接片13″は内方から後方に向うに従って内向
フランジ10側に傾斜しているので、第4図の折曲角度
αによる折曲時における当接辺13″と外向フランジ1
4の接触点から折り返し部10′までの寸法は、折曲角
度αが小さい程大きく、折曲角度αが90°のとき最小
となる。
フランジ10側に傾斜しているので、第4図の折曲角度
αによる折曲時における当接辺13″と外向フランジ1
4の接触点から折り返し部10′までの寸法は、折曲角
度αが小さい程大きく、折曲角度αが90°のとき最小
となる。
従って、外向フランジ14の板厚のバラツキは折曲角度
αを変化させることにより調節可能で、実際には、折曲
角度αが90°のときの最小寸法を板厚のバラツキの最
小値よりもわずかに小さくなるように当接片13″の傾
斜度合を設定するとよい。
αを変化させることにより調節可能で、実際には、折曲
角度αが90°のときの最小寸法を板厚のバラツキの最
小値よりもわずかに小さくなるように当接片13″の傾
斜度合を設定するとよい。
第6図は他の実施例であり、立上り片12に形成した係
止爪13の当接辺13″はのこ歯状の小突起13 ”’
が形成してあり、内箱3の外向フランジ14へのくい付
きを良好にしている。
止爪13の当接辺13″はのこ歯状の小突起13 ”’
が形成してあり、内箱3の外向フランジ14へのくい付
きを良好にしている。
従って、外向フランジ14と内向フランジ10の密着度
を向上でき熱溶融性接着材20の漏洩を防止できる。
を向上でき熱溶融性接着材20の漏洩を防止できる。
また、内向フランジ10と外向フランジ14とのラップ
代を充分にとれば、直接ウレタンを発泡充填することも
可能である。
代を充分にとれば、直接ウレタンを発泡充填することも
可能である。
以上のように本考案の断熱箱体は内側にのびる内向フラ
ンジおよびこのフランジに設け、このフランジの裏側で
後方へのびた立上り片とを有した外殻と、この外殻に内
装し、かつ前記内向フランジの裏面に当接する外向フラ
ンジを有する内箱と、前記立上り片に一体に設け、かつ
前記外殻内に前記内箱を挿入した状態で前記内向フラン
ジと略直交する方向の折曲線を介して折曲せしめて外向
フランジに当接する係止爪と、前記内箱と外殻との間に
充填した断熱材とを備えたものであり、従来の係止爪片
のようにスプリングバックにより内向フランジと外向フ
ランジの接触が悪くなるということがなく、また両者を
引きはなすような外力に対して強固である。
ンジおよびこのフランジに設け、このフランジの裏側で
後方へのびた立上り片とを有した外殻と、この外殻に内
装し、かつ前記内向フランジの裏面に当接する外向フラ
ンジを有する内箱と、前記立上り片に一体に設け、かつ
前記外殻内に前記内箱を挿入した状態で前記内向フラン
ジと略直交する方向の折曲線を介して折曲せしめて外向
フランジに当接する係止爪と、前記内箱と外殻との間に
充填した断熱材とを備えたものであり、従来の係止爪片
のようにスプリングバックにより内向フランジと外向フ
ランジの接触が悪くなるということがなく、また両者を
引きはなすような外力に対して強固である。
さらに前記係止爪の前記外向フランジへの当接部分を内
方から後方に向って傾斜することにより、内箱の外向フ
ランジに多少の板厚のバラツキがあっても、これを吸収
できさらに当接部分に多数の小突起を形成することによ
り、より一層係止爪と外向フランジとの当接を強固にで
き、内向・外向フランジの密着力を向上してシーラー、
断熱材の漏洩を防止できるものである。
方から後方に向って傾斜することにより、内箱の外向フ
ランジに多少の板厚のバラツキがあっても、これを吸収
できさらに当接部分に多数の小突起を形成することによ
り、より一層係止爪と外向フランジとの当接を強固にで
き、内向・外向フランジの密着力を向上してシーラー、
断熱材の漏洩を防止できるものである。
第1図は本考案の一実施例における冷蔵庫の扉を省略し
た状態の斜視図、第2図は第1図■−■′線における断
面図、第3図は第2図に示した部分の組立状態を示す図
、第4図は第3図IV−■′線における断面図、第5図
はその斜視図、第6図は他の実施例を示す図、第7図は
本体の分解斜視図、第8図は従来のこの種装置の断面図
である。 2・・・・・・外殻、3・・・・・・内箱、10・・・
・・・内向フランジ、12・・・・・・立上り片、13
・・・・・・係止爪、13″・・・・・・当接片、14
・・・・・・外向フランジ。
た状態の斜視図、第2図は第1図■−■′線における断
面図、第3図は第2図に示した部分の組立状態を示す図
、第4図は第3図IV−■′線における断面図、第5図
はその斜視図、第6図は他の実施例を示す図、第7図は
本体の分解斜視図、第8図は従来のこの種装置の断面図
である。 2・・・・・・外殻、3・・・・・・内箱、10・・・
・・・内向フランジ、12・・・・・・立上り片、13
・・・・・・係止爪、13″・・・・・・当接片、14
・・・・・・外向フランジ。
Claims (3)
- (1)内側に伸びる内向フランジおよびこのフランジに
設け、このフランジの裏側で後方へのびた立上り片とを
有する外殻と、この外殻に内装し、かつ前記内向フラン
ジの裏面に当接する外向フランジを有する内箱と、前記
立上り片に一体に設け、かつ前記外殻内に前記内箱を挿
入した状態で前記内向フランジと略直交する方向の折曲
線を介して折曲せしめて外向フランジに当接する係止爪
と、前記内箱と外殻との間に充填した断熱材とを備えた
断熱箱体。 - (2)係止爪の外向フランジとの当接部分が、内方から
後方に向うに従って内向フランジ側に傾斜した実用新案
登録請求の範囲第1項記載の断熱箱体。 - (3)係止爪の外向フランジとの当接部分が、連続した
小突起を有する実用新案登録請求の範囲第1項記載の断
熱箱体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977057726U JPS6035029Y2 (ja) | 1977-05-07 | 1977-05-07 | 断熱箱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977057726U JPS6035029Y2 (ja) | 1977-05-07 | 1977-05-07 | 断熱箱体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53152256U JPS53152256U (ja) | 1978-11-30 |
JPS6035029Y2 true JPS6035029Y2 (ja) | 1985-10-18 |
Family
ID=28955876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977057726U Expired JPS6035029Y2 (ja) | 1977-05-07 | 1977-05-07 | 断熱箱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6035029Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5176660A (ja) * | 1974-12-27 | 1976-07-02 | Hitachi Ltd | Reizokoyosotohakonoseisakuhoho |
-
1977
- 1977-05-07 JP JP1977057726U patent/JPS6035029Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5176660A (ja) * | 1974-12-27 | 1976-07-02 | Hitachi Ltd | Reizokoyosotohakonoseisakuhoho |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53152256U (ja) | 1978-11-30 |
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