JP2685250B2 - 断熱箱体 - Google Patents

断熱箱体

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孝 青木
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松下冷機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は塗装鋼板の折曲げにて形成された外箱と内箱
間に発泡断熱材を発泡充填した冷蔵庫等の断熱箱体に関
するものである。
従来の技術 従来この種の断熱箱体は例えば実開昭56−132584号公
報に示されているように第5図〜第7図のような構成に
なっていた。
1は断熱箱体2の外箱で、3はこの外箱1の前面開口
縁に形成された二重フランジで、この二重フランジ3は
外箱1の内側へ折曲げして形成された前面フランジ3a
と、この前面フランジ3aの裏側へ折返した裏面フランジ
3bと、さらにこの裏面フランジ3bと連続し後方にあって
裏面フランジ3bとの間に溝4を形成する後フランジ3cと
により形成されている。5は樹脂で成型された内箱で、
6はこの内箱の外縁部の内箱フランジ7に形成された嵌
合部であり、この嵌合部6が二重フランジ3の溝4に挿
入され内箱5が装着された後、外箱1と内箱5間に発泡
断熱材8が発泡充填される。この発泡断熱材8が発泡充
填されるときの発泡断熱材8が外部に洩れるのを嵌合部
6により防止している。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の構成では前面フランジ3aと裏面フ
ランジ3bとが密着曲げされているため、外箱1を塗装鋼
板にて形成する場合、この密着曲げ部の先端3dがロール
フォーマにて成型加工する時に塗膜に割れが発生するた
め第7図に示す如く前面フランジ3a′と裏面フランジ3
b′との間に所定の間隔を設け先端部3d′の曲げRを大
きくする必要があった。しかし、前面フランジ3a′と裏
面フランジ3b′との間に所定の間隔を設けて成型した二
重フランジ3′に内箱5′の嵌合部6′が挿入された場
合その挿入力により二重フランジ3′が前後に変形し内
箱5′が所定の位置に装着されなかったり、発泡断熱材
8′の発泡充填時に嵌合部6′から発泡断熱材8′が洩
れたり、さらには溝4′から嵌合部6′が外れたりする
といった課題があった。
本発明は上記課題に鑑み、外箱に塗装鋼板を使用する
に伴なって発生する課題、即ち内箱と外箱二重フランジ
の嵌合を強固にし、発泡断熱材の発泡充填時の洩れを防
止することを目的とする。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の断熱箱体は、予め
塗装された塗装鋼板を折曲げて形成された外箱と、樹脂
性の内箱と、前記外箱と内箱との間に発泡充填された発
泡断熱材と、前記外箱前面開口縁に内側へ折曲げて形成
された前面フランジと、この前面フランジと所定の間隔
を有し前記前面フランジの裏側に折返して形成された裏
面フランジと、この裏面フランジと連続し前記外箱の内
方向に折返して形成された後フランジと、前記裏面フラ
ンジと後フランジとの間に形成された溝と、前記内箱の
外周に形成された内箱フランジとを有し、この内箱フラ
ンジの前記溝に挿入し前記外箱と内箱とを結合した断熱
箱体において、前記前面フランジと裏面フランジとの折
返し部とは反対側の前記裏面フランジ端部を前記前面フ
ランジに略密着させて形成した裏面フランジ密着部と、
前記内箱フランジに突出して形成された嵌合部と、前記
内箱フランジの先端部に形成された押圧片とを備え、前
記内箱フランジの嵌合部が、前記溝内に挿入され嵌合し
て前記内箱を前記外箱に係止するとともに、前記内箱フ
ランジの押圧片が前記裏面フランジ密着部に押圧され、
かつ前記裏面フランジ密着部とこの部分以外の前記裏面
フランジとの段差部に前記内箱フランジの押圧片が係合
するものである。
作用 本発明は上記した構成によって、外箱の前面フランジ
に裏面フランジ密着部が密着するため内箱フランジ嵌合
部を溝に挿入しても二重フランジは変形することはなく
又内箱フランジの押圧片が裏面フランジ密着部に押圧さ
れるため強固な内箱の装着が得られると共に、発泡断熱
材の発泡充填時の洩れも防止出来るものである。
実 施 例 以下本発明の一実施例の断熱箱体について図面を参照
しながら説明する。
第1図〜第4図において、9は断熱箱体10の外箱で、
左側板11,右側板12及び天板13と更に前面開口縁に形成
された二重フランジ14を予め塗装された一枚の帯状塗装
鋼板の折曲げにて形成されている。9aはその塗装された
塗膜であり、9bは鋼板本体である。外箱9は左右側板1
1,12にて下端縁に内向きの略水平なフランジ15及び後端
縁と内向きの略垂直なフランジ16を折曲げ形成してお
り、また天板13の後端には下向きの略垂直なフランジ17
を折曲げ形成しており、図示していないがフランジ15,1
5にねじ等にて底板を固定し、またフランジ16,16,17に
わたって背面板をねじ等で固定することにより外箱9を
構成している。
二重フランジ14は左右側板11,12及び天板13を折曲し
て前面フランジ14a及びこの前面フランジ14aと連続して
前面フランジ14aの裏側へ若干の間隔を存して折返した
裏面フランジ14bが形成されており先端部14cはロールフ
ォーマにて二重フランジ14が成型加工する時に塗膜9aに
割れが生じない様円弧を大きくしてある。14dは裏面フ
ランジ14bの外箱9の外方向側に前面フランジ14aの裏面
と略密着した裏面フランジ密着部であり、14eは裏面フ
ランジ14bとの間に溝18を形成する後フランジである。
次に19は樹脂で成型された内箱であり、19aは内箱19
の外周に形成された内箱フランジで、19bはこの内箱フ
ランジ19aに形成された突条を成す嵌合部であり、この
嵌合部19bの外側には押圧片19cが成型されている。ここ
で嵌合部19bが外箱9の二重フランジ14に形成された溝1
8に挿入嵌合され又押圧片19cはその弾性力により裏面フ
ランジ密着部14dに押圧される。かかる構成により内箱1
9と外箱9が組合わされた空間内にい発泡断熱材20が発
泡充填される。
以上のように本実施例によれば、前面フランジ14aと
裏面フランジ14bとを若干の間隔を存して折返していて
先端部14cのRを大きくしているのでロールフォーマ成
型にて二重フランジ14を加工する時に塗装鋼板表面の塗
膜9aの割れを防止出来、又裏面フランジ14bに前面フラ
ンジ14aと略密着する裏面フランジ密着部14dを形成して
いるため内箱19の嵌合部19bを溝18に挿入する際の挿入
力に対して二重フランジ14が変形するのを防止してい
る。さらに押圧片19cがその弾性力により裏面フランジ
密着部14dに押圧されているため発泡断熱材20の発泡充
填時の洩れを防止出来又裏面フランジ14bと裏面フラン
ジ密着部14dとの段差により押圧片19cが溝18から外れる
のを防止していることにより外箱9と内箱19の組立時や
発泡断熱材20の発泡充填時の圧力より嵌合部19bが二重
フランジ14から外れるといった不具合も無くすことが出
来るものである。
発明の効果 以上の様に、本発明は塗装鋼板にて形成された外箱の
前面開口縁に内側へ折げして前面フランジを形成し、こ
の前面フランジと所定の間隔を有し前面フランジの裏側
に折返して裏面フランジを形成し、この裏面フランジの
外箱外方向側に前面フランジと略密着した裏面フランジ
密着部を設け、又裏面フランジより連続して裏面フラン
ジとの間に溝を形成した後フランジとで構成された二重
フランジを形成し、その溝内に内箱の外縁部の内箱フラ
ンジに成型された突条の嵌合部を挿入嵌合し、さらに嵌
合部の外側に裏面フランジ密着部に押圧される押圧片を
形成したものであるから、外箱に塗装鋼板を使用しても
塗膜の割れは無く又二重フランジ溝に内箱嵌合部を挿入
しても裏面フランジ密着部により二重フランジが変形す
ることも無い。さらに押圧片がその弾性力により裏面フ
ランジ密着部に押圧されているため発泡断熱材の洩れを
確実に防止出来又組立作業時に内箱フランジが外箱の二
重フランジから外れるといった不具合も防止出来るもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断熱箱体の要部拡大断
面図、第2図はその正面斜視図、第3図はその外箱の斜
視図、第4図はその内箱の斜視図、第5図は従来の断熱
箱体の斜視図、第6図は第5図のII−II線の断面図、第
7図はその要部拡大断面図である。 9……外箱、10……断熱箱体、14……二重フランジ、14
a……前面フランジ、14b……裏面フランジ、14d……裏
面フランジ密着部、14e……後フランジ、18……溝、19
……内箱、19a……内箱フランジ、19b……嵌合部、19c
……押圧片、20……発泡断熱材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め塗装された塗装鋼板を折曲げて形成さ
    れた外箱と、樹脂性の内箱と、前記外箱と内箱との間に
    発泡充填された発泡断熱材と、前記外箱前面開口縁に内
    側へ折曲げて形成された前面フランジと、この前面フラ
    ンジと所定の間隔を有し前記前面フランジの裏側に折返
    して形成された裏面フランジと、この裏面フランジと連
    続し前記外箱の内方向に折返して形成された後フラン
    ジ、前記裏面フランジと後フランジとの間に形成された
    溝と、前記内箱の外周に形成された内箱フランジとを有
    し、この内箱フランジを前記溝に挿入し前記外箱と内箱
    とを結合した断熱箱体において、 前記前面フランジと裏面フランジとの折返し部とは反対
    側の前記裏面フランジ端部を前記前面フランジに略密着
    させて形成した裏面フランジ密着部と、前記内箱フラン
    ジに突出して形成された嵌合部と、前記内箱フランジの
    先端部に形成された押圧片とを備え、 前記内箱フランジの嵌合部が、前記溝内に挿入され嵌合
    して前記内箱を前記外箱に係止するとともに、前記内箱
    フランジの押圧片が前記裏面フランジ密着部に押圧さ
    れ、かつ前記裏面フランジ密着部とこの部分以外の前記
    裏面フランジとの断差部に前記内箱フランジの押圧片が
    係合する断熱箱体。
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